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カテゴリー「音楽」の記事

2020年7月 4日 (土)

RIOT INISHMORE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ライオットの97年作、「イニッシュモア」、入荷しました。

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前作「THE BRETHREN OF THE LONG HOUSE」に引き続きコンセプト・アルバムとなった、RIOTの97年の通算10作目となった1枚です。

 

マネージメントとのトラブル、レコード会社移籍を経て心機一転となった快作で、ジャケットのイメージもこれまでとは異質の雰囲気を漂わせています。

 

タイトルのイニッシュモアとはアイルランドのアラン諸島に属する島の名前だそうで、アルバムのモチーフとなっているのは19世紀のアイルランド大飢饉。

 

厳しい時代を生き抜く少年の淡い悲恋物語、というのが筋書となっているそうです。

 

アイルランド民謡、ケルト・ミュージックの影響がオープニングとエンディングで効果的に現れていて、前作ではゲイリー・ムーアの「OUT IN THE FIELDS」が取り上げられていましたが、本作ではゲイリーもカヴァーしたトラディショナル・ソング、「DANNY BOY」が美しいインストとなって収録されています。(日本盤のみ収録)

 

アルバム全体は一時脱退状態だったドラマー、ボビー・ジャーゾンベクの完全復帰によりパワフルかつタイトなRIOT流パワー・メタルが炸裂、徐々に安定感を増してきたマイク・ディメオの中低域の哀愁感溢れるヴォーカルが叙情性を演出しています。

 

先行シングルとなった「ANGEL EYES」を始め、随所に名盤「THUNDERSTEEL」を彷彿させるリフが出現しますが、サウンド・プロダクションはあくまで柔らかめで、硬質感よりもメロディアスな側面が強調されています。

 

スピード・ナンバーのメロディ構成も見事で、各曲の完成度はかなり高いのですがRIOT作品としては地味目に映るのが不思議です。

 

ジャケットを含め、とっつきにくいコンセプトが邪魔したせいなのかもしれませんが、高評価されていた前作と比べてもメロディの充実度は見劣りないものと思われます。

 

RIOTの古典的哀愁節が炸裂する「KINGS ARE FALLING」、THIN LIZZYを彷彿させる「WATCHING THE SIGNS」、スピメロチックな「GYPSY」等、かなりオススメ曲が多い好盤です。

 

2020年7月 3日 (金)

TYGERS OF PAN TANG MONEY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

録音状況はかなり劣悪、1980年6月10日、ロンドンの伝説的ライヴ・ハウス、マーキー・クラブで収録されたタイガース・オブ・パンタンのライヴ音源、「マネー」、入荷しました。

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おそらく日本で制作、流通されたものと思われるのですが(日本のブートレッグ・レーベル、REAL THINGより)、かなり雑な作りが目立ち、バンドの知識がまるでないままプレスしたようです。

 

まずジャケットに映るメンバーの中にジョン・サイクス(裏面はこの人のドアップです)、ジョン・デヴァリルの両美形陣が揃っていますが、この布陣は81年以降の黄金期ラインナップとなるため、本ライヴとは関係の無い写真となります。

 

ヴォーカルはジェス・コックス、またジョン・サイクスは同年8月のレディング・フェスティバルで初お披露目ライヴとなったとされているので、本CD表記の6月10日という情報が正しければ、まだバンドに加入していなかったと思われます。

 

4人編成でデビューした彼等、ファースト・アルバムの「WILD CAT」がリリースされたのが80年8月のはずですから、これはデビュー直前のライヴであったと考えられます。

 

またCDレーベル面には、バンドの曲ですらない無関係な曲名が13曲プリントされていますが、完全に間違いとなっています。

 

更に裏面ジャケには全11曲として曲名が並んでいますが、こちらも誤表記となります。

 

正しいセットリストは以下の通りとなります。

 

①EUTHANASIA ②ROCK'N ROLL MAN ③INSANITY ④BADGER BADGER ⑤FIRECLOWN ⑥WILD CATS ⑦SUZIE SMILED ⑧STRAIGHT AS A DIE ⑨MONEY ⑩DON'T TOUCH ME THERE ⑪SLAVE TO FREEDOM ⑫TUSH

 

尚、曲間に途切れがない未編集のままのCD化となっているので、データ上は13曲と読み込まれますが、1曲目のEUTHANASIAが2分割されて収録されています。

 

内容的にはかなりレア、NWOBHM創成期の中でも最もパンキッシュだったと言える初期のタイガースの荒々しさが生々しく聴けるのだけは嬉しいところです。

 

 

 

2020年7月 2日 (木)

VOW WOW REVIVE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ヴァウワウの1987年作のミニ・アルバム、「リヴァイブ」、入荷しました。

 

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VOW WOWのオリジナル・スタジオ・アルバムとしては4作目となった「V」は、まさに世界レベルで通用するメロディアス・ハード、超ド級の80年代型メタルとして完成されていました。

 

BOW WOW時代からのオリジナル・メンバー、佐野賢二が脱退、なんと迎えられたのは元WHITESNAKEのニール・マーレイというニュースがメタル・ファンを狂喜させたと思います。

 

ジョン・ウェットンが提供したナンバー、「DON'T LEAVE ME NOW」は、まさにASIAをメタリックにした好ナンバーとなり、ジャパメタが世界へと昇華した思いをさせてくれたのでした。

 

本作はその歴史的傑作と言える「V」から4曲がリミックスされたEPとなり、なかなか興味深い内容となっています。

 

ゲイリー・ムーアやチープ・トリック等との仕事で有名なエンジニア、イアン・テイラーがミックスを担当し、オリジナルよりクリアかつゴージャスな感触が強調されたサウンドとなっています。

 

80’sメタルらしく厚見玲衣のキーボードを前面に出したミックスは、最早国籍が気にならない分厚さと輝きが圧倒的な説得力で迫ってくる気がします。

 

人見元基という類稀なるヴォーカリストの存在がこの時期のVOW WOWの個性を決定付けていましたが、ここでは楽曲の完成度がいよいよ極まった事がわかりやすいナンバーばかり集められているため、初めて耳にする人にとっては日本のバンドとは信じ難い位のレベルの高さに聴こえると思います。

 

 

2020年7月 1日 (水)

TOP MUSICIANS PLAY WHITESNAKE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

2009年リリース作、「トップ・ミュージシャンズ・プレイ・ホワイトスネイク」、入荷しました。

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イギリスでリリースされている「TOP MUSICIANS PLAY」シリーズ、多くのビッグ・バンドのトリビュート盤のタイトルとして使用されていますが、本作はホワイトスネイクを取り上げています。

 

プロデュースは80年代後半にFASTWAYのギター兼ヴォーカリストとして活躍した事で知られるリー・ハート、ソロとしても活動を続けていたようですがプロデュース業でも名前を良く聞く人かもしれません。

 

トリビュート盤の醍醐味である参加陣の豪華さという意味では、本作は割と大物揃いながら地味目の人達が多いかもしれません。

 

そんな中で興味深いのは、ミッキー・ムーディー、バーニー・マースデン、ニール・マーレイの参加でしょう。

 

初期ホワイトスネイクの支えてきたメンバーが3人も揃っているのは、トリビュート企画としては珍しいかと思われます。

 

また89年のホワイトスネイクのアルバム、「SLIP OF THE TONGUE」にレコーディングのみ参加したドン・エイリーの名前も見られます。

 

その他にもヴォーカルにはURIA HEEPのバーニー・ショウ、RAINBOW、インギ―、マイケル・シェンカー等に器用されたドゥギー・ホワイト、SAMSONのニッキー・ムーア。

 

WHITESNAKE路線へサウンド転換した英国産ハード・ポップ・バンド、FMからアンディ・バーネット、ピート・ジャップ、スティーヴ・オーヴァーランド。

 

フォリナー、バッド・カンパニーで活躍したベーシスト、リック・ウィルス、WISHBONE ASHのボブ・スキート、変わったところではニナ・ハーゲン・バンドのメンバーの名前も見られます。

 

選曲は80年代以降、アルバムで言うと「SLIDE IT IN」のナンバーがほとんどですが、初期のレパートリーの重要曲、「AIN'T NO LOVE IN THE HEART OF THE CITY」が採用されているのが心憎いところです。

 

アレンジはほぼ原曲通り、トリビュートあるあると言えるヴォーカルのそっくり具合もキッチリ押さえられています。

 

ホワイトスネイク80年代ベスト盤的な楽しみ方もできるでしょうが、特に初期からのファンにおすすめしたい参加メンバーのレア度が売りと言える1枚でしょう。

 

2020年6月30日 (火)

STRYPER REBORN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

今年急逝したケヴィン・エアーズの72年作、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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ストライパーの復活作となったアルバムで、オリジナル・アルバムとしては「AGAINST THE LAW 無法の掟」以来15年ぶりとなった通算6作目となった1枚です。

 

2000年に入ってツアーのみの再結成、そしてベスト盤、ライヴ・アルバムとリリースが続きましたが、ファンにとっては待望の新作となったわけです。

 

残念ながらレコーディング直前にベーシストのティム・ゲインズが脱退し、代わりにマイケルのソロ・プロジェクト要員だったトレイシー・フェリエが参加しています。

 

余談ですが、このトレイシーはSTRYPERのアルバム2枚に参加していますが、その後マイケルと入れ替わる様にして2012年からBOSTONのツアー・メンバーとして活動しています。

 

オープニングから前作から地続きのオルタナ、グランジ以降のヘヴィ・サウンドで幕を開けますが、けっしてダークな質感一辺倒で終わっているわけではありません。

 

クリスチャン・メタルとしての精神性が強く現れた歌詞に見合う美しいメロディ、アンセム型のキャッチーなコーラスが復活しています。

 

曲が進むにつれ、その傾向が強くなっていくため、体が徐々に反応してしまうファンの方も多かったのではないでしょうか。

 

かつてのハード・ポップ・センスがヘヴィネスで包まれたかの様な「MAKE YOU MINE」や「IF I DIE」、メロディ・メイカーとしてのセンスが健在である「PASSION」、「WAIT FOR YOU」等は、クリスチャンならずとも80'sのキラキラした彼等を思い出すはずです。

 

そして極めつけは「I.G.W.T.」の再演でしょう。

 

「IN GOD WE TRUST」が90年代以降のヘヴィ・ロック・スタイルで甦ったわけですが、流麗なコーラス・ワークはこのバンドならでは、と思わせてくれます。

 

意味のある復活、そして期待を抱かせる内容であったと十分に思えた1枚だと思います。

 

 

2020年6月29日 (月)

KANSAS THE PRELUDE IMPLICIT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

約20年ぶりにオリジナル・メンバーによる再結集が果たされた前作から6年、カンサスがまたも再編成を経てリリースした通算15作目のオリジナル・アルバム、「ザ・インパクト・インプリシット 暗黙の序曲」、入荷しました。

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中心メンバーでバンドの顔であったスティーヴ・ウオルシュが二度目の脱退を発表、バンドの継続も難しいと思われましたが、新たに3名のメンバーが参加、見事カンサス・ブランドを復活させる事に成功しています。

 

オリジナル・メンバーは、ギターのリチャード・ウィリアムス、ドラムのフィル・イハートのみになってしまいましたが、80年代からバンドを支えるビリー・グリアーを含めたこの3人が伝統的カンサス・サウンドを遵守する一方、新メンバーの活躍ぶりがかなり目立ちます。

 

特にギターのザック・リビのプログレッシブかつメタリックなプレイと優れたソング・ライティング、ロニー・プラットによる歴代ヴォーカリストのイメージを崩さない声は、古くからのファンの期待を裏切らないものとなっています。

 

かつての叙情性も随所にみられ、バンドの新たなバイオリニストとして安定した個性を確立したデヴィッド・ラグスデールの存在感も重要な役割を果たしています。

 

3曲目の「THE UNSUNG HEROES 謳われることなき英雄たち」に、「DUST IN THE WIND すべては風の中に」の面影を見る人もきっと少なくないと思われます。

 

日本では79年作の「モノリスの謎」以来となる邦題が冠せられ、「永遠の序曲」や「暗黒への曳航」等、70年代の名邦題を彷彿させる「暗黙の序曲」というタイトルが付けられています。

 

収録曲にも邦題が存在し、ここへ来てカンサスへの期待が高まっているのが伝わってきます。

 

昨今のプログレッシブ・メタルへの影響力もあったカンサスですが、そうした自覚はあるのかないのか不明ですが、我が道を堂々と貫く姿は最早神々しいまでの威光を放っている感すらあります。

 

 

 

2020年6月28日 (日)

MAMA'S BOYS POWER AND PASSION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは85年作、NWOBHMシーンの中でもユニークな存在であったママズ・ボーイズのメジャー第二弾にして、最高傑作とされるアルバム、「パワー・アンド・パッション」、入荷しました。

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マクマナス3兄弟によるトリオ編成、ヴァイオリンもフィーチャーするという個性が目立っていましたが、当初はどこか垢抜けない田舎臭さを逆に売りにしていたイメージがありました。

 

本作では一気に洗練され、ジャケット・デザインまで80年代メタルに目覚めた様で、良質のナンバーが揃った快作になっています。

 

アイルランド出身、トラッド感を巧みに取り入れ、ブリティッシュ特有の哀愁感も持ち合わせる上、プロデュースがTHIN LIZZY作品を手掛けてきたクリス・タンガリーディスという事もあり、シン・リジィと比較される事もあった気もしますが、若さと陽性のポップ・センスはママズ・ボーイズの個性であったと思います。

 

疾走するキャッチーなリフ、分厚いコーラスは、当時何故大ブレイクしなかったのか不思議な程完成度は高いです。

 

「NEEDLE IN THE GROOVE」ではメロウなセンス、「RUN」ではアメリカンなライトな感覚、「LET'S GET HIGH」では初期デフ・レパードの様な高揚感も見せる等、器用なソング・ライティングが目立ちます。

 

ハード・ポップ、メロディアス・ハードとしての魅力もあるのですが、やはり三兄弟によるトリオ編成だけにバンド・サウンドのまとまりは見逃せません。

 

残念ながら末っ子であり、本作でもタイト、パワフルなドラムが印象的なトミーが本作リリース後数年して夭折。

 

バンドは一時期4人組編成で活動していましたが、そのまま自然消滅してしまうわけですが、80年代のN.W.O.B.H.M.の奥深さを思い知らされる名バンドとして実に忘れ難いものがあります。

 

 

2020年6月27日 (土)

SAGA GENERATION 13

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

95年作、カナダが誇る大ベテラン、サーガの通算11作目のアルバム、「ジェネレーション13」、入荷しました。

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彼等を良く知る人にとっては意外に思えるかもしれませんが、初のコンセプト・アルバムとなっています。

 

シンセ・ポップ風のバンド・サウンドのイメージも強いと思われますが、これも初となるオーケストレーションの導入により、これまで以上にドラマティックな作風が目立っています。

 

ベーシストのジム・クリフトンが主導、プロデュースも兼ね、「13th Gen: Abort, Retry, Ignore, Fail?」なる本からヒントを得たコンセプトがテーマとなっているようです。

 

この本の著者、ウィリアム・ストラウスとニール・ハウは歴史、経済学者として著名で、第13世代と呼ばれるジェネレーションXについての著書が多いようです。

 

本アルバムの主題も60年代から80年代にかけて生まれたアメリカ人についてだと思われるのですが、詳細よりも個々のナンバーの完成度が高いのがまず魅力的です。

 

全25曲、70分超というボリュームも冗長にはけっしてならず、1分や2分の小曲を所々に挟む構成の妙が緩急をつける事に成功しています。

 

RUSHやPOLICEをおも思わせるアレンジや、昨今のプログレッシブ・メタルと同レベルで語られていいヘヴィさも見事、バラエティに富んだ作風は聴く者を飽きさせないと思われます。

 

元々思想性や哲学を売りにしたバンドではないと思いますが、カラフルなサウンドとインテリジェンスが加わった本作はSAGAの新たな魅力を生んだ傑作だったと言えるでしょう。

 

2020年6月26日 (金)

VAN HALEN WOMEN AND CHILDREN FIRST

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは80年作、ヴァン・ヘイレンのサード・アルバムとなった「ウィメン・アンド・チルドレン・ファースト 暗黒の掟」、入荷しました。

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全曲オリジナル曲、ヘヴィでストイックな面が強調された作風は、次作の「FAIER WARNING 戒厳令」、そして2012年にデイヴが復帰した最新作、「ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース」の基礎ともなったと思われます。

 

陽気なパーティー・ロックの代表格といった側面に対して、エディのギターを前面に押し出したアメリカン・ハードの真骨頂、という個性もここで披露されています。

 

このシリアス路線の反動が、80年代メタル・シーンを牽引する事となる「ダイヴァー・ダウン」の誕生、そして以降の陽性のハード・ロック路線に繋がったんだとすれば、やはり彼等にとって必要な重要作だったと思います。

 

彼等のキャリアの中ではあまり評価されていない気もしますが、実際はバラエティ豊かなナンバーが並ぶ事により、バンドの懐の深さを見せつけられた1枚だと思います。

 

 唯一シングル・カットされスマッシュ・ヒットとなった「AND THE CRADLE WILL ROCK... ロックンロール・ベイビー」は、彼等にしてはかなり地味目にも聴こえるダーク調のナンバーですが、間奏ではエディのキーボードがメロディアスな響きが新機軸ともなっています。

 

本作中最もスピーディーと思われる「ROMEO DELIGHT」では豪快な疾走感を見せてくれ、彼等の土臭い部分が強調された「TAKE YOUR WHISKEY HOME ウイスキー・ロック」、「COULD THIS BE MAGIC? 戦慄の悪夢」では、エディのアコギ、スライド・ギターが披露されています。

 

アルバム・ラストの「IN A SIMPLE RHYME」は、最もヴァン・ヘイレンらしいと言える派手なナンバーで、キャッチーなコーラスとメロウなセンスは、確実に「1984」に引き継がれていると思われます。

 

 

 

2020年6月25日 (木)

URIAH HEEP OUTSIDER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ユーライア・ヒープの2014年の通産23作目、メロディアス・ハード専門レーベルとして今や世界基準となったFRONTIERS移籍第2弾となったアルバム、「アウトサイダー 異端審問」、入荷しました。

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70年代からバンドを支えてきたベーシスト、トレヴァー・ボルダーが2013年に他界、本作は彼に捧げられる形でリリースされました。

 

近作をずっと手掛けているマイク・パックスマンのプロデュース、ASIAやSTATUS QUO等との仕事で知られるこの人の手堅いサウンド・プロダクションにより、ヒープの伝統的なメロディとモダンなハード・ロック色が見事に融合しています。

 

すでに歴代ヴォーカリストの中では最長のバンド在籍率を誇るバーニー・ショウの安定したヴォーカル、ミック・ボックスとフィル・ランゾンによる熟練のソング・ライティング、加えてバンド・サウンドも無理をしない大ベテランの余裕と貫禄が漂っています。

 

メロディには懐かしさだけでなく、現在進行形のバンドのキャッチーな部分が透けて見えるのですが、約50年に渡るキャリア、ブランド・パワーにより、まぎれもないヒープ・サウンドとして鳴っているのがさすがです。

 

独特のコーラス・ワーク、印象的なキーボードのリフも健在、更に日本では82年の「魔界再来」以来の邦題が復活。

 

「異端審問」と冠せられ、各曲にも70年代的センスの邦題が与えられました。

 

ジャケットはモダン・アート界で注目されているポーランドのイゴール・モルスキー。

 

こちらも実に印象的なデザインで、かつてロジャー・ディーンがバンドのイメージを膨らませたのと同レベルの完成度と思われます。

 

DREAM THEATERが起用しそうな予想もされ、今後ロック界でも注目されていくイラストレーターではないでしょうか。

 

 

 

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