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2021年1月の27件の記事

2021年1月31日 (日)

THE BLACK CROWES amorica.

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ブラック・クロウズの94年作、「アモリカ」、入荷しました。

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扇情的なジャケットのインパクトが、おそらく今後ロック史の中で語られ続けるであろうブラック・クロウズのサード・アルバムです。

 

70年代のハスラー誌の表紙を使用したらしいのですが、修正版のジャケットも存在するのも仕方ない事だと思います。

 

かなりの自信がなければ、こんなジャケット・アートを採択しないと思うのですが、当時の彼等はレトロ・ロック回帰の急先鋒として位置付けられていた事に多少の反発もあったのではないでしょうか。

 

全米No.1となった前作を含む過去2作を手掛けたプロデューサー、ジョージ・ドラクリアスと袂を分かち、バンドは初のセルフ・プロデュースを試みます。

 

興味深いのは、共同プロデューサーとして後にストーンズのエンジニアとして活躍するジャック・ジョセフ・プイグを起用している点です。

 

この人はJELLYFISH、HOLE、WEEZER等の仕事をしてきた人で、言わばモダンな音創りを得意としてきた人です。

 

ブラック・クロウズがストーンズやフェイセズのフォロワーと言われ続けてきたのは、よくよく考えてみればナンセンスな話で、彼等はブリティッシュのベテラン達が鳴らしてきた南部っぽい音を真似てきたのではなく、まさにアトランタ出身の血がそうさせてきただけだったのだと思います。

 

本作でも脈々と流れるその南部のDNAは、けっしてレトロ趣味ではなく、自然体としての骨格が露わになっています。

 

ロックが持つパワフルな高揚感、そしてそれに対する甘くせつない情緒を必要最低限の音で、これだけ力強く聴かせてくれるバンドだからこそ、このジャケットでなければいけない必然性があったという事なのだと思います。

 

英国のタメや湿り気、南部への憧れから生まれるロック愛、そういった素敵な要素を持ったイギリスの偉大なバンドが過去にも多く存在しますが、本作のタイトルが南部訛りのAMERICA、であるというのは実に象徴的な意味を持っているのではないでしょうか。

 

2021年1月30日 (土)

REO SPEEDWAGON YOU CAN TUNE A PIANO, BUT YOU CAN'T TUNA FISH

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは78年作、REOスピードワゴンの通産8作目となったアルバム、「ツナ・フィッシュ」、入荷しました。

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地道なライヴ活動を続けるアーシーなハード・ロック・バンドとしてすでに一定の評価のあった頃ですが、本作がヒットした事により彼等の名も有名になります。

 

親しみやすいメロディとハードなギター、ケヴィン・クローニンの独特の声が完全な個性として確立されています。

 

80年代の大躍進に繋がるポップなアメリカン・ロックの原型とも言えるサウンドは、後に産業ロックの代表格揶揄もされますが、ここでは良質のバンド・サウンドが聴き応え十分となっています。

 

おおらかなメロディと、意外にもハードなバックがなかなかのダイナミズムを感じさせてくれる1枚です。

 

 

2021年1月29日 (金)

ZZ TOP ELIMINATOR

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは83年作、ZZトップが全米の国民的支持を受ける事となった大ヒット作で、彼等の通産8作目のアルバム、「イリミネイター」、入荷しました。

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80'sポップを象徴する当時の最先端エレクトロの大胆な導入が、彼等独自のノリと見事融合し、時代に乗っかっただけでなく、80年代メタルを牽引する事にもなった意欲作です。

 

それまで汗と埃とビールの匂い、エンジンの大爆音にこそピッタリな彼等のサウンドは、ここで一気にターボ化したわけです。

 

基本はブギとブルースを強引にポップ・チューンにした様な豪快なハード・ロックなのですが、そこにシンセサイザーが乗っかるというけっして目新しい手法ではないのですが、これが実に気持ちがいいわけです。

 

アメリカ人大好き、というのも良く理解できるのですが、このシンプルなロックのダイナミズムは世界共通の快感でもあったと思います。

 

オープニングの「ギミ・オール・ユア・ラヴィン」でのアメリカン・ハードの王道節、ヒット・シングルとなったモダンなミドル・ポップ・チューン、「レッグス」のカッコ良さは今聴いてもウキウキしてしまいます。

 

 

 

2021年1月28日 (木)

STEFFANIE HIDEAWAY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

今オリジナルは85年作、ステファニーの「ハイダウェイ」、入荷しました。

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それまで日系ハーフ・タレントとしてアイドル活動をしていたステファニーが突如メタル・クイーンとして覚醒、本格的なHR/HM路線第1弾となったアルバムです。

 

後に寺田恵子姐さん脱退後のSHOW-YAにSteffanie Borgesの名で一時的参加をした事でも有名ですが、ここでの英語詞によるライト・メタル・サウンドは当時としては画期的だったと思われます。

 

チャーミングなルックスには似合わないパワフルでハスキーなヴォーカルは、キャッチ―な80年代メタル路線にはピッタリと思われ、作曲陣もそれを見越した適切なメロディ作りを施しているのが見てとれます。

 

ギターには北島健二、XYZやKING KOBRA、ポール・ショーティーノとの活動で知られるジェフ・ノースラップ(作曲にも参加)が担当、メタリックなエッジも強いものになっています。

 

また日本人アーティストへの楽曲提供の多いジョーイ・カーボーン、CHEAP TRICKやTHE CULTのプロデューサーとして有名なリッチー・ズィトーも作曲に加わり、かなり洋楽指向が高いサウンドが充実しています。

 

強力なプッシュにより売り出そうとされていたと思われタイアップ曲も豊富で、国民的人気を誇ったアニメ、「うる星やつら」のオープニング曲として「Born to be free」、「Rock the planet」(両曲共にゴダイゴのタケカワユキヒデ氏が作曲)、とんねるず主演によるドラマ、「トライアングル・ブルー」では「Hideaway」が起用されています。

 

パット・ベネターよりメタリック、浜田麻里よりワイルドといった感のポップ・メタルは、今聴いてもなかなかそそられます。

 

2021年1月27日 (水)

TERRA NOVA COME ALIVE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

テラ・ノヴァの2010年作、「カム・アライヴ」、入荷しました。

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オランダ発のメロディアス・ハード・バンドとして、ここ日本でもマニアックながら確実な支持を得ていると思われるテラ・ノヴァ、前作から実に5年ぶり、通算5作目となったアルバムです。

 

自国では完全なサポート体制に恵まれず、解散、改名を強いられましたが、中人メンバーのフレッド・ヘンドリックスの尽きないメロディの泉を名門メロハー・レーベル、フロンティアーズが放っておくわけがないと見られ、こうして地道な活動を続けてくれているのはメロディ至上主義のファンにとっては嬉しい限りです。

 

前作ではオリジナル・メンバーによる3人体制でしたが、本作ではドラマーが復帰、ベーシストのみサポート・メンバーという形でのレコーディングとなっています。

 

オープニングからキラキラしたキーボード主体の爽やかハード・ポップ、哀愁ポップ・メタルが炸裂、呆れる程のメロディ・センスが堪能できます。

 

このバンドの大きな個性であるフレッドの低音かつハスキーなヴォーカルの魅力も変わらず健在で、彼の存在により多くの同類バンドとは一線を画した魅力を放っています。

 

スティーヴ・ペリー、ルー・グラムといった偉大すぎる先陣によるプロトタイプが80年代以降乱用、過剰生産されてきたと思いますが、テラ・ノヴァが特異なのはエモーショナルになりがちがハスキー・ヴォイスを実にカラッとした陽性のサウンドで収めてします点でしょう。

 

ブルージーにも成らず、妙に湿っぽい情緒にも頼らず、それでいて大袈裟すぎる程の甘目のメロディをクールに聴かせてしまうのは、やはり稀有な存在なのだろうという気がします。

 

いずれにしても曲の完成度は文句の付けようが無く、言葉で説明するのは陳腐な程キラキラ輝いています。

 

2021年1月26日 (火)

VANILLA FUDGE VANILLA FUDGE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

67年作、アメリカン・ハードの始祖として今も伝説的に語られるヴァニラ・ファッジの衝撃的デビュー・アルバム、「キープ・ミー・ハンギング・オン」、入荷しました。

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カーマイン・アピス、ティム・ボガード、マーク・スタイン、ヴィンス・マーテルからなる4人組、ほぼ同時期にデビュー作をリリースしたヴェルヴェット・アンダーグラウンドと同じニューヨーク出身という事もあり、サイケ、ガレージ、アート・ロックの一派とされましたが、今改めて聴いても本作の音は革新的であったと思われます。

 

ビートルズの「涙の乗車券」、「エリナ・リグビー」、カーティス・メイフィールドの「People Get Ready」、ソニー&シェールの「Bang Bang」、ゾンビーズの「She's Not There」等のカヴァー曲で占められていますが、オルガンのシンフォニックな響きとヘヴィ極まりないリズム隊が絡む一大ハード・ロック大会となっています。

 

サイケデリックなムードを確実に纏いながら、当初はハーフ・スピード・ヘヴィ・ロックと形容された通り、極端に原曲をスローにアレンジし重量級戦車が突き進む様な地響きと共にメロディを聴かせてくれます。

 

その典型となったのがシュープリームスの名曲のカヴァー、「You Keep Me Hanging On」であったのは有名であると思われます。

 

アルバム・ヴァージョンは元々7分近い大作として収録されており、イントロの妖しげなムードから重く静かに盛り上がっていくこの曲は、原曲の良さを生かしながらも完全なるオリジナル・ヘヴィ・ナンバーとして成立してしまっています。

 

彼等のこの手法はイギリス勢にも大きな影響を与え、YESやDEEP PURPLE、URIAH HEEPへと受け継がれたと言われています。

 

またジェフ・ベックはリズム隊である、アピスとボガードを引き抜いたというのも有名な話でしょう。

ブルースからハード・ロックへの架け橋となったツェッペリンが巨大な存在であったのに対し、このヴァニラ・ファッジのデビュー作はその後のメタル史にまた違った道を示したのは明白であると思われます。

 

2021年1月25日 (月)

EUROPE PRISONERS IN PARADISE

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ヨーロッパの通算5作目となったアルバムで、彼等の全盛期の最終作となった、「プリズナーズ・イン・パラダイス」、入荷しました。

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前作ではロン・ネヴィソンのプロデュースにより、洗練されたメロディアス・ハードとしての完成度がバンドの個性をスポイルしてしまったという論調も見られましたが、本作では更に80年代回帰をしている様なサウンド・プロダクションが目立ちます。

 

当初はボブ・ロックを制作陣に迎える予定だったらしいのですが、結局RATTやWINGERで分厚いLAメタル・サウンドを作ってきたボー・ヒルがプロデューサーとなっています。

 

結果的にはこの人選が本作のサウンドを決定付けたとも思われ、プロデューサーによりイメージを変えてきたヨーロッパらしい、とも言える内容です。

 

キー・マルセロがソング・ライティングを多く手掛ける様になりましたが、外部ソング・ライターを大幅導入する方法論を選択し、バラエティに富んだ良曲が揃う形となりました。

 

エリック・マーティン、ジム・バランス、フィオナ、ブライアン・マクドナルド等の名が並ぶメロディは艶やかでキャッチーなものが多く、グランジ、オルタナ旋風なんのそのという心意気が強く感じられます。

 

ボー・ヒルも作曲に関わった「Got Your Mind In The Gutter」等は、さすがにWINGERっぽく聴こえてしまうのですが、ビッグなコーラスとドラム、派手なアレンジに負けないジョーイ・テンペストの艶っぽい声がアルバムをグイグイを引っ張っています。

 

ミドル・ポップ・バラード、「I'll Cry For You」、「The Final Countdown」時代を思わせる「Talk To Me」、シリアスで重厚なメロディが秀逸な「Girl From Lebanon」等、実に良く出来たナンバーが多く、けっして侮れないアルバムだと思います。

 

ジャケットの弱さだけは、このバンドの唯一変わっていないところなのでしょうか。

 

 

 

2021年1月24日 (日)

YNGWIE J. MALMSTEEN TRILOGY

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インギーの初期トリロジー(三部作)の最終章となった86年作のアルバム、「トリロジー」、入荷しました。

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その壮大なギャグとも思われかねないジャケットが印象的な1枚です。

 

ヴォーカルがジェフ・スコット・ソートからマーク・ボールズに変わり、よりドラマチックなヴォーカル・ナンバー
が増え、曲調もかなりキャッチーになった事により、ネオクラシカル・メタルの拡散にも貢献した1枚です。

 

優れたヴォーカリストとポップなセンスの導入、というリッチー・ブラックモアが後期レインボーで導入した方法論をここでも踏襲したわけですが、イングヴェイの場合は自己主張とメタルとしての総合完成度のバランスを本作により調和させたと思います。

 

有無を言わせぬ圧倒的技量とイングヴェイのキャラクター、サウンドの大衆性が最も優れていたと思われる時期で、ビギナーにもオススメの1枚です。

 

 

2021年1月23日 (土)

PRAYING MANTIS A CRY FOR THE NEW WORLD

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プレイング・マンティスの93年作、「ア・クライ・フォー・ザ・ニュー・ワールド」、入荷しました。

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デビュー作、「戦慄のマンティス Time Tells No Lies」1枚でNWOBHMの伝説と化していたプレイング・マンティス。

 

その後日本では根強いファンに支持され、いかにB級扱いされようと彼等の哀愁旋律をこよなく愛してきたと思われます。

 

10年ぶりに奇跡的な復活を遂げリリースされた「PREADATOR IN DISGUISE」に続くサード・アルバムが本作で、バンドはいよいよ選任ヴォーカリストを迎えての5人態勢となります。

 

ツアー・メンバーとして参加していたドゥギー・ホワイト(後にRAINBOW、イングヴェイ、マイケル・シェンカーに見初められ大活躍する事になります)が脱退、後任に迎えられたのはコリン・ピール。

 

彼もまた本作限りで脱退してしまいますが、憂いを帯びた伸びのあるヴォーカルがマンティス・ワールドをよりドラマティックに演出する事となり、本作の完成度はそれこそ神がかったものとなっています。

 

ヴォーカルの弱さが唯一の弱点と指摘され続けてきましたが、以降バンドはヴォーカリストの不安定さが付いて回る事になります。

 

それでも前作で完成されていた、これでもかという哀愁メロディの波、ツイン・リードとコーラス・ワークによる美しくも激しい様式美は、いよいよ本作により職人技の域に達していると思われます。

 

新機軸となったSF的ストーリーをコンセプトにした「JOURNEYMAN」のスケールの大きさも、以降のバンドの魅力に繋がっていきます。

 

また「ONE CHANCE」では、知る人ぞ知る名バンドであり、アイアン・メイデンとマンティスの合体でもあったSTRATUSのヴォーカリストだった現URIAH HEEPのバーニー・ショウがゲスト参加しています。

 

 

 

2021年1月22日 (金)

MANOWAR LOUDER THAN HELL

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マノウォーの96年作、通算8作目となったアルバムで、エピックメタル的な勇壮なスタイルからストレートなメタル・バンドとしてのサウンドへ移行した意欲作、「ラウダー・ザン・ヘル」、入荷しました。

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つい先頃解散宣言をしたマノウォー、30年以上のキャリアは漢の中の漢としてメタル界でも特筆すべき立ち位置を誇ってきたわけですが、社会情勢や風潮といったものがこの骨っぽいバンドでさえ迷わせてしまったとも考えられるわけで、寂しい気持ちにならずにはいられません。

 

大手ゲフィン移籍第1弾、そして2代目ドラマー、スコット・コロンバスの復帰(残念ながら2011年に他界しています)、更に3代目ギタリストとしてカール・ローガンが初参加した初のアルバムとなりました。

 

現在に至るまでのマノウォーの骨格ともなった体制ができあがり、改めてメタル道に邁進するかの様なリセットがされている様でもあり、マノウォー作品の中でも聴きやすいものとなっている感があります。

 

他のメンバーと比べると、一回り若い世代のローガンが持ち込んだ新鮮な血がバンドの刺激となった様で、彼が作曲に関わったナンバーではスピード感、キャッチーさが明らかに変化しています。

 

特にギター・インストとして収められた「MY SPIRIT LIVES ON」は、若き天才ギタリスト(当時まだ20代と思われます)の速弾きをフューチャーしたもので、バンドの彼に対する期待感が伝わってきます。

 

マノウォーの基本理念でもあるファンへの強い信頼感はここでも貫かれていて、一大アンセムとなった「BROTHERS OF METAL PT.1」では真のメタルの為に共に戦おうとファンとの絆を強調しています。

 

「THE GODS MADE HEAVY METAL」では力強いリフと、やはりアンセム型となった歌メロが握り拳に力を漲らせてくれます。

 

彼等にしてはかなりポップで美しいバラード、「COURAGE」も基本は仲間に対する応援歌的なメッセージが込められ、常にファンと共にいる事を宣言したものとなっています。

 

大仰かつドラマティックなマノウォー・サウンドが好きな方にはかなりシンプルなメタルに聴こえてしまうのでしょうが、アクセル全開となる疾走感と爽快感はキャリア中NO.1と思われます。

 

2021年1月21日 (木)

THIN LIZZY BAD REPUTATION

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オリジナルは77年作、シン・リジィの通産8作目となったアルバム、「バッド・レピュテーション 悪名」、入荷しました。

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ジャケットには3人しか映っていませんが、ブライアン・ロバートソンが怪我で数曲のみの参加となり、結局本作を最後に脱退、結果ゲイリー・ムーアが正式参加となるわけです。

 

そんな状態でも優れたナンバーが揃い、メロディの充実度はかなりのものです。

 

脱退したブライアンがあのジミー・ベインと結成したワイルド・ホーシズのアルバムがこの頃のリジィに似ていたのが印象的です。

 

特に「ダンシング・イン・ザ・ムーンライト」や「サウス・バウンド」等の洗練されたポップ・センスがあったからこそ、同時代のハード・ロック・バンドと比べると抜きん出た存在であったのだと思います。

 

また同時に現在もリスペクトされている理由にもなっているのではないでしょうか。

 

 

2021年1月20日 (水)

FORCEFIELD FORCEFIELD

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コージー・パウエルと元イアン・ギラン・バンドのレイ・フェンウィック中心のプロジェクト、フォースフィールドの第一弾となったアルバム、「スモーク・オン・ザ・ウォーター/コージー・パウエル (フォースフィールド)」、入荷しました。

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企画色の強いプロジェクト・バンドではありましたが、なかなか侮れない内容であるのは良く知られているところでしょう。

 

日本では当初コージーのソロ・プロジェクト的な紹介がされましたが、実際はフェンウィックのメロディ・センスを中心としたオリジナル曲と、クラシック・ロックのカヴァーをアダルトに展開するユニットであったと思います。

 

以降多くの著名ミュージシャンが参加し、継続的にアルバムがリリースされましたが、本作では無名のヴォーカリストのピーター・プレスコットを中心に、ニール・マーレイ、モ・フォスター等がクレジットされています。

 

ちょうどコージーはこの頃Emerson, Lake & Powellでの活動を終え、レイ・ギラン、トニー・フランクリンと共にジョン・サイクスのBLUE MURDERの初期メンバーとして活動していましたが、その最中にレコーディングされたのでしょうか、やっつけ仕事には思えない変わらぬパワフルなドラムを聴かせてくれます。

 

CREAM、DEEP PURPLE、LED ZEPPELIN、KINKSのお馴染みの曲のカヴァーを中心に、オリジナル・ナンバーが数曲挟まれた変則的構成なのですが、なかなか楽しませてくれます。

 

中には元WINGSでポール・マッカートニーの右腕として活躍したデニー・レインが共作者として名を連ねているのも興味深いところです。

 

フェンウィックのソング・ライターとしてのセンスがもっと評価されるべきで、ブリティッシュ・ポップのエッセンスからハード・ポップまで、幅広い音楽性を感じさせます。

 

コージー・ファンにとっては最もポップ色の強いプロジェクトになるかとは思いますが、ハード・ロック好きな方にも十分アピール力を持った1枚ではないでしょうか。

 

 

2021年1月19日 (火)

WIG WAM WALL STREET

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今ウィグ・ワムの2012年作、結果的には最終作となってしまった「ウォール・ストリート」、入荷しました。

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正統派パワー・メタル・バンド、ARTCH、そしてノルウェーのWHITESNAKEとでも言うべきバンド、DREAM POLICEのメンバーにより結成されたこのWIG WAM、日本でも初期BON JOVI真っ青なポップ・メタルを天才的な手腕で作り出すセンスが注目されていました。

 

 

ノルウェーと言えば今やブラックメタルの産出国というイメージが強いわけですが、片や北欧メロディック・メタルを代表するTNTもいたわけで、ウィグ・ワムはその北欧的メロディ至上主義の最右翼であったはずです。

 

彼等のベタなキャラ作り、パーティー・ロック然とした曲作りは一過性のお遊びバンドというイメージが強かったのも事実で、実際残念な事に2014年に正式に解散をしてしまったようです。

 

本作は彼等の最終作となった通算4作目のアルバムで、内容を聴く限りもっともっと活動して欲しかったと思えるメロディ集となっています。

 

80年代ポップ・メタルの旨味をギュッと詰め込んで、更にそこに砂糖をまぶした様なアルバムをこれまでリリースしてきましたが、本作は少しシリアスな面も見せながらアダルトな味付けが施されているのが目立ちます。

 

そうは言っても持ち前の80'sマインドが失われたわけでななく、前述のボン・ジョヴィ風味はもちろん、DOKKEN、KISSのエッセンスは健在、むしろメロディアス・ハード色が強くなっているかもしれません。

 

パーティー・ロックの喧騒後、スーツを身にまとった彼等が見せてくれるダンディでセクシーなサウンドは、BON JOVIにいつまでも「SLIPPERY WHEN WET」や「NEW JERSEY」を求めてしまう80年代フリークにとっては地味に聴こえるかもしれません。

 

そもそもがコスチュームも含めメタルをマンガ的に演出する事が得意だった彼等も、いよいよ限界を感じていたのかもしれません。

 

ほん本作での地に足のついたメロディアス・ロックへのシフトは必然だったのか、あるいは解散前提で最後に等身大のバンドの魅力を打ち出したのか不明ですが、いずれにしても先天性のメロディ・メイカーぶりはやはりタダモノではなかった気がします。

 

本作では高揚感タップリのイケイケ路線だけではなく、引きの魅力がここではかなりアクセントになっていただけに解散が惜しまれます。

 

哀愁バラードの「TIDES WILL TURN」や、泣き節全開のインストとなった「THINGS MONEY CAN'T BUY」といったナンバーに、このバンドの新たな展開が垣間見れた気がしたのですが。

 

 

 

2021年1月18日 (月)

TERRA NOVA COME ALIVE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オランダ発のメロディアス・ハード・バンドとして、ここ日本でもマニアックながら確実な支持を得ていると思われるテラ・ノヴァ、前作から実に5年ぶり、通算5作目となったアルバム、「カム・アライヴ」、入荷しました。

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自国では完全なサポート体制に恵まれず、解散、改名を強いられましたが、中人メンバーのフレッド・ヘンドリックスの尽きないメロディの泉を名門メロハー・レーベル、フロンティアーズが放っておくわけがないと見られ、こうして地道な活動を続けてくれているのはメロディ至上主義のファンにとっては嬉しい限りです。

 

前作ではオリジナル・メンバーによる3人体制でしたが、本作ではドラマーが復帰、ベーシストのみサポート・メンバーという形でのレコーディングとなっています。

 

オープニングからキラキラしたキーボード主体の爽やかハード・ポップ、哀愁ポップ・メタルが炸裂、呆れる程のメロディ・センスが堪能できます。

 

このバンドの大きな個性であるフレッドの低音かつハスキーなヴォーカルの魅力も変わらず健在で、彼の存在により多くの同類バンドとは一線を画した魅力を放っています。

 

スティーヴ・ペリー、ルー・グラムといった偉大すぎる先陣によるプロトタイプが80年代以降乱用、過剰生産されてきたと思いますが、テラ・ノヴァが特異なのはエモーショナルになりがちがハスキー・ヴォイスを実にカラッとした陽性のサウンドで収めてします点でしょう。

 

ブルージーにも成らず、妙に湿っぽい情緒にも頼らず、それでいて大袈裟すぎる程の甘目のメロディをクールに聴かせてしまうのは、やはり稀有な存在なのだろうという気がします。

 

いずれにしても曲の完成度は文句の付けようが無く、言葉で説明するのは陳腐な程キラキラ輝いています。

 

 

2021年1月17日 (日)

EDDIE MONEY LIFE FOR THE TAKING

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは78年作、エディ・マネーのセカンド・アルバムとなった「ライフ・フォー・ザ・テイキング」、入荷しました。

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元警察官というキャリアが話題になった人ですが、そのワイルドな風貌と男っぽい声が独特の立ち位置を確立しました。

 

デビュー作ではR&B、モータウンの影響が強いソロ・シンガーというイメージが強かったのですが、本作ではガッツ溢れるロック・アルバムとなった感があります。

 

スマッシュ・ヒットしたシングル、「Maybe I'm A Fool」はホール&オーツ風のミディアム・ポップ・ソングとなっていますが、時代はAOR全盛期であった事もあり、こうしたナンバーが必要とされていたのだと思います。

 

甘いせつなさが渋い声とのギャップで良い味を出しているのですが、個人的にはこの人のロック・シンガーとしての魅力の方がたまりません。

 

ロッド・スチュワートほどコテコテではないため、すでに目前にした80年代のキラキラ感も演出されているため、ハード・ポップとも言えるスタイルが下地に見えています。

 

オープニングとなるアルバム・タイトル曲でのシリアスなアダルトさ、「Rock And Roll The Place」での軽快なフットワーク、ラスト・ナンバーの「Call On Me」でのミステリアスなセクシーさ等、曲調によって表情を変える歌唱も見事です。

 

同時代のポップ・シンガーとは一味も二味も違う、男の色気が堪能できる好盤です。

 

 

2021年1月16日 (土)

CINDERELLA HEARTBREAK STATION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

シンデレラのサード・アルバムとなった「ハートブレイク・ステーション」、入荷しました。

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ブルース指向をより深めた事により彼等が一連のヘア・メタル勢とは違った資質を持ったバンドであった事を証明するものとなりました。

 

元々トム・キーファーの独特の声質と歌い回しにより、ブルージーなハード・ロック・バンドとしての土臭さが個性ではあったと思いますが、LAメタル然としたキラキラ衣装の方が際立っていた感も拭えなかったと思います。

 

本作ではアメリカのソウル、R&Bの歴史を作ってきたレーベル、スタックスを支えてきたメンフィス・ホーンズを迎えたり、ストリングスや女性コーラスの大幅導入、変わったところではURIAH HEEPのケン・ヘンズレーのゲストもありながら、バンドのルーツの披露といった内容となっています。

 

日本人にとっては、文化としてなかなか相容れないブルーズではありますが、アメリカ人にとってはやはり演歌にも近いものなのでしょうか、90年というHR/HM勢には厳しい時代の中、全米トップ20にくい込むヒット作となったのも象徴的と思われます。

 

エアロスミスも真っ青の超ファンキーな「LOVE'S GOT ME DOIN' TIME」、ストーンズばりの「SICK FOR THE CURE」、初期ドゥービー・ブラザーズの様な王道アメリカン・ハードとなった「LOVE GONE BAD」等、ブルース一辺倒ではない幅広い音楽性が目立ちます。

 

多くの80年代組がグランジの波に飲まれるか乗るかで必死だった頃、こうした60年代、70年代回帰を本格的に進めたバンドはそういなかったと思います。

 

かつてのBON JOVIの「Wanted Dead Or Alive」、あるいは「NEW JERSEY」で見せたアメリカン・ルーツ・ロックへの接近とは違い、シンデレラの場合は元々の気質を素直に曝け出したとも思え、メロディのストレートさとこなれた感は風格さえ漂っています。

 

 

デビュー時にはジョン・ボン・ジョヴィによって発掘された事が話題となりましたが、見た目はモトリー・クルー、ラットを思わせ、サウンドはAC/DCやKISSのDNAを受け継いだバンドと思えましたが、こうしてみると音楽的ルーツは現在のBON JOVIに通じるものがあったと考えられるのも感慨深いと思われます。

 

結果的には本作がバンドのピークとなってしまいましたが、80年代の喧騒の中でハード・ロックの良心とも言える様なシンデレラがデビューできたのは奇蹟であったと思います。

 

 

2021年1月15日 (金)

TED NUGENT/LIVE AT HAMMERSMITH '79

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

97年に突如としてリリースされたテッド・ニュージェントのライヴ音源、「ライヴ・アット・ハマースミス '79」、入荷しました。

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ロック・ファンにはお馴染み、名門ラジオ番組「キング・ビスケット・フラワー・アワー」のアーカイヴから発掘されたものです。

 

ライヴ盤としては第三弾となり、最も有名な78年リリースの「DOUBLE LIVE GONZO ! 絶叫のライヴ・ゴンゾー!」、81年の「INTENSITIES IN 10 CITIES 狂宴の街」に続くもので、収録時期はちょうど前作の中間となります。

 

またこれまでバラバラの収録地の音源を編集していましたが、本作は一公演をそのまま収録、テッドのMCを含めた狂獣ぶりがそのままダイレクトに楽しめるものとなっています。

 

79年5月9日、ロンドン、ハマースミス・オデオンで行われたライヴであり、まさに絶頂期のテッドがN.W.O.B.H.M.勃発寸前の英国に乗り込んだ形となっています。

 

本国では5枚のアルバムを立て続けにヒットさせ、KISSやAEROSMITHを引っ張るようにアメリカン・ハードの王者として君臨していたわけですが、英国での人気ぶりも観客の熱い歓声によりわかろうというものです。
当時の新曲で「WEEKEND 、WARRIORS 週末の戦士」の収録曲、「NEED YOU BAD」の疾走感やワイルドなノリはもしかしたら以降のブリティッシュ・メタルにも影響を与えていたのかもしれません。

 

二代目ヴォーカリストとなったチャーリー・ハーンのクリアなスティーヴン・タイラーの様な歌い回しもライヴ映えがしていて、前任のデレク・セント・ホルムスとの比較も面白いかもしれません。

 

豪放、荒くれ、弾きまくりといったイメージはやはりライヴでこそ発揮されるテッドの魅力そのものであり、息をつく暇もなく繰り出されるワイルドかつシンプルなハード・ロックは痛快そのものです。

 

特に後半の大ハード・ロック・パーティーとなる「STRANGLEHOLD」、「MOTOR CITY MADHOUSE」、「GONZO」における流れは最高で、可能であれば大音量で是非聴いてほしいところです。

 

 

2021年1月14日 (木)

RIOT THUNDERSTEEL

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未だメタルの頂点として語られ続けるジューダス・プリーストの「ペインキラー」に先駆ける事2年、ライオットが放った大傑作アルバム、「サンダースティール」、入荷しました。

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4年間の休眠状態から突如として復活し、マーク・リアリはメンバーを一新、正統派パワー・メタル・サウンドを引っさげて再び名声を得る事に成功しました。

 

トニー・ムーアのハイトーン・ヴォーカルは、初代ヴォーカリスト、ガイ・スペランザを彷彿させながら、初期の哀愁メロディとストロング・スタイルを実に器用にこなしています。

 

「Warrior」に代表されるライオット節の伝統に、スピード、へヴィさが加わった事により、以降のメタル・シーンの一つの指針にもなったと思います。

 

LAメタル以降のシーンにおいては、本作がメタル入門編とでも言うべき1枚、と言っても過言ではないと思います。

 

オープニングとなるアルバム・タイトル曲の疾走するリフと、スピード・メタルのリズムに始まり、中盤では職人技と言える哀愁節が炸裂する「Flight Of The Wrrior」、ラストはドラマチックな大作で締めるという構成も実に見事です。

 

 

2021年1月13日 (水)

HELLOWEEN RABBIT DON'T COME EASY

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前作から3年ぶりとなった、ハロウィンの通算10作目のアルバム、「ラビット・ドント・カム・イージー」、入荷しました。

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問題作とされた「THE DARK RIDE」では、ロイ・Zをプロデューサーに迎え、時流に合わせたモダンなメタル作となった事により、その後ローランド・グラポウが脱退というバンドにとって大きな転機を迎えます。

 

ジャケットの雰囲気も一新、彼等のキャリアの中でも比較的明るめのイメージのある本作は、シングルとなったオープニング・ナンバー、「Just a Little Sign」からいきなりハロウィンの王道路線が展開され、まさにファンの求めるハロウィンらしさが溢れる1枚となりました。

 

本作から参加したサシャ・ゲルストナーがいきなり大活躍となり、作曲面でも大きな貢献をしています。

 

アンディとの共作となった「Open Your Life」、「Listen to the Flies」、そして「Liar」等は、マイケル・ヴァイカートの手による曲よりもかなり艶っぽい感があります。

 

特に「Liar」は、助っ人として参加したMOTORHEADのドラマー、ミッキー・ディーが大暴れしている疾走感が気持よく、途中挟まれるアンディの哀愁節もアクセントになっている好ナンバーとなっています。

 

その他にもサシャ単独作となったミステリアスな導入部から、一気に古典的なハロウィンの哀愁パワー・メタルへと雪崩れ込む「Sun 4 the World」、アンディ節炸裂の大バラード大会、「Don't Stop Being Crazy」等、佳曲が多く並びます。

 

前作のダーク路線はやっぱり性に合わなかったのか、本作では自分達らしさにこだわったのだと思いますが、原点回帰と言うよりは新体制での慣らし運転とでも表現できそうな雰囲気があるのではないでしょうか。

 

結果的にはオーソドックスなハロウィン・アルバムとなっているために、地味目な印象もあるのかもしれませんが、思い出した様に聴き直すとやっぱり良い曲が多い事が再認識できます。

 

尚、日本盤のボーナス・トラックとなったのは彼等の大先輩となるACCEPTのカヴァー、「FAST AS A SHARK」となっています。

 

 

2021年1月12日 (火)

YESTERDAY AND TODAY STRUCK DOWN

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オリジナルは78年作、イエスタデイ・アンド・トゥディ名義時代の最後のアルバムで、セカンドとなった「ストラック・ダウン」、入荷しました。

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前作に引き続きブリティッシュ・ロックの古参レーベルであり、かつてはキンクスやストーンズを輩出したロンドン・レコードからイのリリースとなっています。

 

サウンド・プロダクションの弱さこそ目立ったものの、すでにハード・ロック・バンドとして確かな個性を誇っていた彼等、本作では伝説的スタジオ、レコード・プラントでレコーディングを行っています。

 

そのせいかブリティッシュ・ハードの影響の強いゴリゴリのサウンドながら、カラッカラのアメリカン・ハードとしてのダイナミズムに溢れているのが特徴的です。

 

若きデイヴ・メニケッティ(当時20代前半と思われます)のガッツ溢れるギターと既に貫録溢れるヴォーカルが軸になりつつ、やはりレナード・ヘイズのパワフルなドラムがグイグイ引っ張るのが耳に残ります。

 

後のY&Tの超強力個性となる陰と陽のコントラストによる美学はまだ開花していませんが、アクセル全開のハード・ロッカーとしての先天性の資質は明らかに同時代のKISSやAEROSMITHとは異質のもので、スピード感やリフの構成等はむしろパープル、ジューダス・プリーストといった先人達に共通するものが多いのかもしれません。

 

本作以降N.W.O.B.H.M.ブームの中で、彼等がアメリカのバンドながら欧州で高い評価を得たのはそうした異端性があったからでしょう。

 

「Tried To Show You」では、当時ランナウェイズを脱退したばかりと思われるシェリー・カーリーがバック・コーラスでゲスト参加しています。

 

本作中最も陽性と思われるメロディを持つこのナンバー、デイヴのソウルフルな声に負けない程の存在感をシェリーは残してくれています。

 

ラスト・ナンバーの「Stagazer」は、今は亡きベーシスト、フィル・ケネモア単独作による曲で、リード・ヴォーカルも彼が担当しています。

 

サイケ・ポップとも思えるドリーミーなメロディと、ソフトな声が異彩を放つ本作中唯一のバラード・ナンバーで、後半ではデイヴの燃え上がる様なギター・ソロが聴きものとなっています。

 

 

2021年1月11日 (月)

BEAUTIFUL CREATURES DEUCE

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2001年、「1 A.M.」のギラギラしたインパクトで話題を集めたビューティフル・クリーチャーズが4年ぶりにリリースしたセカンド、「デュース」、入荷しました。

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元BANG TANGOのジョー・レステのリーダー・バンドという事もあり、21世紀型LAメタルの最も優れた方法論として騒がれた感もありますが、今となったはDJ・アシュバが在籍していたバンドとしての方が有名かもしれません。

 

アクセル・ローズ、ニッキー・シックスに愛されたこのグラマラスなギタリストは、現在Sixx :A.M.のメンバーとして活躍中ですが、本作ではジョー・レステ、アンソニー・フォックスを除来、メンバーが一新されています。

 

作曲面でも多大な貢献をしていたアシュバの失ってはいますが、その分バンドはストレートなサウンド指向を目立つ様になった気がします。

 

粘着質なワイルドさを持ったジョーのヴォーカルを生かすには、ミドル・テンポのハード&ヘヴィなナンバーがピッタリという事なのだと思いますが、ややBUCKCHERRYとかぶる部分もありながら、なかなか健闘してくれています。

 

独特の声質に好き嫌いが分かれるのかもしれませんが、低いトーンでのこうしたキンキン声は得難い個性とも思われ、ユニークな存在ではあったと思います。

 

メロディのインパクトが今一つなのは仕方ないとしても、バラードの割合も良く、80年代マインドを程良く残したキャッチーさも軽く平均点を越えて来ています。

 

けっして大絶賛する事はできませんが、けなす事も絶対できない魅力があり、困ったアルバムではあるのですが、大音量で聴くと余計な事を考えずに楽しめる好盤です。

 

 

2021年1月10日 (日)

ANTHEM GYPSY WAYS

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オリジナルは88年作、アンセムの通産4作目となったアルバム、「ジプシー・ウェイズ」、入荷しました。

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本作より脱退した坂本英三に代わり、彼とオーディションで争った経験がある森川之雄が参加しています。

 

和製グラハム・ボネットと言われた新ヴォーカリストのパワフルなヴォーカルを生かしたストロング・メタルが並び、ジャパメタの枠を超え、すでに世界レベルと言える完成度を誇っています。

 

後にそのグラハム・ボネット当人とのコラボという、夢の様な共演を果たしますが、本作のメロディを思えば納得もできます。

 

20年以上前の作品ながら、今聴いても拳を振り上げたくなる大名盤です。

 

2021年1月 9日 (土)

KORN THE PATH OF TOTALITY

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KORNの通算10作目となったアルバム、「ザ・パス・オブ・トータリティ」、入荷しました。

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全曲がDJによるリミックスとなったある種企画要素の強い1枚です。

 

SKRILLEXを始め、FEAT.という文字の後にDJの名が並ぶという、今時の音楽シーンを象徴した様な内容となっています。

 

元々EP用のリミックスを試みていたらしいのですが、余程デジタル・ミュージック化が気に入ったのか、ジョナサン・デイヴィスが初のエグゼクティブ・プロデューサーを担当、オリジナル・アルバムとしてまとめ上げています。

 

前作での原点回帰から一点、当代最先端のエレクトロニカを導入、かつての彼等のヒップホップ的アプローチが英国クラブ・シーンへとシフトしたのがかなり意外です。

 

ブレイクビーツ、ドラムンベースが、いつの間にかダブステップと呼ばれ、個人的には恐ろしく速いこの手のシーンの流れについていけないのですが、昨今完全なジャンルとして確立されたEDMで耳が慣れたせいか、本作では聴き馴染みのあるビート、質感を容易に見つける事ができました。

 

けっしてKORNがEDMとなったわけではなく、ヘヴィ・ロックとしてのダイナミズム、そして彼等特有の冷めた狂気、あるいはダークサイドのドラマとでも言うべき高揚感が維持され、歌メロのキャッチーさもこれまでになく目立っている気もします。

 

お遊び的な試みが強いとも思えますが、こうした積極的な主流への接近が素直にできるKORNの資質にまず感心させられます。

 

メタルの拡大生産の方法論の提示とまではいかないのでしょうが、単純にカッコいいのだから仕方ありません。

 

 

2021年1月 8日 (金)

CHEAP TRICK STANDING ON THE EDGE

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オリジナルは85年作、チープ・トリックの通算8作目となったアルバム、「スタンディング・オン・ジ・エッジ」、入荷しました。

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トム・ピーターソン脱退後、大物プロデューサーを迎え微妙なサウンドのシフト・チェンジを繰り返していたこの時期、その迷いが良い方向へ繋がったと言える好盤です。

 

デビュー作、そして武道館ライヴ盤とタッグを組んでいたジャック・ダグラスが久々にプロデュースという事もあり、70年代への原点回帰かと思われましたが、むしろいかにも80年代ど真ん中という煌びやかなサウンドが全編を覆っています。

 

外部ライター、そしてキーボーディストとして迎えられたマーク・ラディスの貢献度が高く、パワー・ポップからハード・ポップ、ポップ・メタル路線が強力に敷かれています。

 

このラディスなる人物、マイケル・ボルトン、アルド・ノヴァ、ジーン・シモン等々、多くの楽曲提供をしてきた人で、エアロスミスのツアー・メンバーとして活躍してきた人で、本作リリース後にチープ・トリックのツアーにも参加しています。

 

このキラキラしたキーボードとチープ・トリックの持前のポップ・センスとの相性は悪い筈が無く、「サレンダー」を更にハードにした様な80年代型ハード・ポップが最も強い作風が目立つ本作、シングルとなった「Tonight It's You」のスマッシュ・ヒットも生み出しています。

 

またビッグ・サウンドを強調した時流に乗ったドラム・サウンドも特徴的で、アルバム・タイトル曲に至ってはまさに80'sメタルの勢いも感じさせます。

 

リック・ニールセンがかつてU2が「With Or Without You」でパクったと豪語した「This Time Around」、多くの80年代組がハード・ロック・バンドとしてのチープ・トリックをリスペクトしていたのが良くわかるワイルドさを証明した「Wild Wild Women」、彼等のパワー・ポップ・センスが分厚く再生された「How About You」等の佳曲も充実し、中期の傑作として記憶に強く残る1枚です。

 

 

 

2021年1月 7日 (木)

PENGUIN CAFE ORCHESTRA BROADCASTING FROM HOME

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ペンギン・カフェ・オーケストラの「ブロードキャスティング・フロム・ホーム」、入荷しました。

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ブライアン・イーノ主催のオブスキュア・レーベルより、76年に発表したデビュー作、「ようこそペンギン・カフェへ」がマニアックなファンを中心に話題となり、イーノの名声も更に高くしてしまったサイモン・ジェフス率いるペンギン・カフェ・オーケストラ。

 

本作は84年作のサードとなりました。

 

日本ではニュー・ウェイヴ・シーンの中で語られ、YMOのメンバーにも注目されていた事もあり、スノッブ御用達バンドという側面もあった気がします。

 

ミニマル・ミュージック、ワールド・ミュージック等々、筆舌に尽くしがたい音楽性はEG RECORDSからのリリースによりプログレ扱いもされていたと思います。

 

サイモンが来日時に京都で手に入れたハーモニウムをモチーフにしたナンバーや、坂本龍一の名もクレジットされたセッション曲、「Heartwind」も含み、特に日本では大歓迎された1枚です。

 

管楽器、弦楽器を含む13人による音楽集団のイメージ豊かなプレイと、無国籍風の楽園音楽とでも言うべき快適感は万国共通、普遍的な癒しを伴っていると思います。

 

 

 

2021年1月 6日 (水)

DANGER DANGER DANGER DANGER

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80年代の終盤に突如として現れたデンジャー・デンジャーのデビュー・アルバム、「デンジャー・デンジャー」、入荷しました。

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見栄えの良い5人組、ポップ極まりないサウンドにより、日本では特にBON JOVIの再来とも思われた存在でした。

 

プロデュースはそのボン・ジョヴィの初期を手掛けたランス・クイン、そしてエンジニアには80年代ポップ・メタルの数々のヒット作に関わってきたマイク・ストーンと、強力なサウンド・プロダクションが彼等のメロディ・センスを最良の形で提示する事に成功しています。

 

メロディアス・ハード、と一言で括られてしまいがちなバンドですが、KISSやCHEAP TRICKといった古典的なアメリカン・ハードの楽しさを受け継いだウキウキ系のロック・バンドとしての個性が強いのも特徴的です。

 

後に技巧派ギタリストとしてソロ・キャリアを成功させるアンディ・ティモンズの的確なプレイ、ケーシー・スミスのキラキラしたキーボード、元PROPHETのドラマーであったテッド・ポーリーの表現力の豊かさ、そしてブルーノ・ラヴェルとスティーヴ・ウェストの優秀なソング・ライティング・チームと、本当に欠点の見当たらない優等生でもあったと思います。

 

あえて言えば少し違ったイメージを思わせるチープなジャケット・デザインが、彼等のクリーンでクリアな印象を邪魔していたかもしれません。

 

そのジャケットとは裏腹に、サウンドそのものには毒気や妖しさがほぼ皆無なため、一連のヘア・メタル勢とはすでに違った立ち位置を確立していたのも、彼等の個性の一つであったと思います。

 

パーティー・ロックからハード・ポップ系、そしてせつないパワー・バラードまで、全曲がシングル・カット可能な高性能メロディを持ち、新人のデビュー作としては完璧すぎる1枚です。

 

 

 

2021年1月 5日 (火)

TED NUGENT SPIRIT OF THE WILD

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テッド・ニュージェントのソロ名義としては11作目となったアルバム、「スピリット・オブ・ザ・ワイルド」、入荷しました。

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ダム・ヤンキーズでの活動を経て久々にテッドが大ハード・ロック大会を敢行した1枚です。

 

88年作の「青コーナーの誘惑 If You Can't Lick 'Em...Lick 'Em」では、トム・ワーマンをプロデューサーに迎え、ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラが作曲陣として加わったハード・ポップ寄りのサウンド、続くダム・ヤンキースでのメロディアス・ハード寄りの展開により、テッドの野獣性はけっしてスポイルされる事はありませんでした。

 

また70年代からテッドを支えてきたデレク・セント・ホルムズが、マイケル・シェンカー・グループでの活動を経て、13年ぶりに合流し、ヴォーカルだけでなくソング・ライティングでも貢献をしています。

 

印象的なのは、ジャケットに映る姿や豪快なリフにはかつてのワイルド、猥雑なテッドが甦っているのですが、メロディの節々に整合感が目立ち、おそらくジャック・ブレイズ、トミー・ショウという優れたメロディ・メイカーとの仕事が大きく影響を残しているであろうという点でしょう。

 

優等生になる事はもちろん、枯れる事や渋みを出す事には無縁の人だとは思いますが、ソング・ライティングでの成長、充実は確実にあったと思います。

 

こうしてメロディに対する純粋な探究心を持つ事で、更にカッコ良くなって帰ってきてくれたのではないでしょうか。

 

 

 

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