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2020年12月の28件の記事

2020年12月28日 (月)

BLACK LABEL SOCIETY 1919★ETERNAL

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ブラック・レーベル・ソサイアティのサードとなったアルバム、「1919★エターナル」、入荷しました。

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ザックが前年にオジーの元に復帰してリリースされた「Down To Earth」用に書かれたナンバーを軸に、超弩級のヘヴィ作となった1枚です。

 

前2作の泥臭さはここでは見られず、徹底したメタリックなリフが全編を貫き、彼の個性である南部臭漂うバラード・ナンバーもダークなものへと変質しています。

 

「Bleed for Me」、「Demise of Sanity」「Life, Birth, Blood, Doom」、「Bridge to Cross」は、元々オジーのために書かれたナンバーだった様で、オジーのヴォーカルがそのまま乗っかっていても全くおかしくないものとなっています。

 

ザックの声がますますオジー寄りになっていて、サバスへの愛情をストレートに表現したかの様なリフも特徴的です。

 

血生臭い歌詞世界もより際立っているのですが、9・11以降の影響を指摘せずにはいられない一貫した屈強な精神性で統一され、パワフルかつダークなリフがブレを見せないのはそうしたアメリカへの思いもあったからに違いないと思われます。

 

いずれにしてもこれまで非常にエモーショナルなミュージシャンと思われてきたザックのイメージが、更に強固なものとして定着したのは間違いないと思われ、彼自身もオジーの元ではスポイルされがちな野生をここで解放していていたのでしょう。

 

理屈抜き、妥協無しによる徹底したリフの構築は、ロック、メタルとしてのダイナミズムだけでなく、表現者の人間的資質まで露わにしてしまうという事に改めて気づかされます。

 

余談にはなりますが、強烈なタイトルが冠せられた「Genocide Junkies」が、レッチリによるスティーヴィー・ワンダーの「Higher Ground」に聴こえてしまうのはご愛嬌でしょうか。

 

 

2020年12月27日 (日)

STEVIE SALAS THE ELECTRIC POW WOW

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

スティーヴィー・サラスの「エレクトリック・パウワウ」、入荷しました。

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Pファンクの大物、ジョージ・クリントン、ブーツィー・コリンズに見出され、ハード・ロック、ミクスチャー・ロック界でも名を馳せたスティーヴィー・サラスが「STEVIE SALAS PRESENTS THE ELECTRIC POW WOW」として93年にリリースしたアルバムです。

 

スティーヴィー・サラス・カラーコード名義での活動も有名ですが、ここでは多くの有名ミュージシャンのゲストを迎えての大セッション大会となっています。

 

カヴァー曲9曲(スティーヴィー・ワンダー、リック・デリンジャー、デヴィッド・ボウイ等)、オリジナル曲5曲という構成、そして参加メンバーのそうそうたる名前が本作の大きな魅力でしょう。

 

ザック・ワイルド、リッチー・コッツェン、リッキー・ロケット(POISON)、マット・ソーラム(GUNS N' ROSES)、リック・ニールセン&トム・ピーターソン(CHEAP TRICK)、グレン・ヒューズ、厚見玲衣(VOW WOW)、フィル・スーザン、ブライアン・ティッシー等々。

 

ジミ・ヘンドリックスの再来として注目され、幅広い音楽センスが日本でも人気のあったギタリストですが、本作では単なるテクニック披露、あるいは安直なブルース回帰アルバムにはなっていません。

 

まずはカヴァー曲のチョイスのセンスが見事で、特にラスト2曲となるデヴィッド・ボウイのナンバーはおそらくこれまで誰も取り上げた事が無いと思われ、コアなボウイ・ファンも唸らせるものでしょう。
(「DODO」はオリジナル・アルバム未収録のボウイのレア曲です〉

 

リッチー・コッツェンがここで初めて披露したと思われる渋すぎるヴォーカルに聴き入ってしまえるドロシー・ムーアのカヴァー、「I DON'T WANT TO BE WITH NOBODY BUT YOU」ではメロウな雰囲気が展開され、ガンズ、チープ・トリックのリズム隊、そしてパワフルな女性シンガーを従えてのロビン・トロワ―のカヴァー、「TOO ROLLING STONED」ではサラスが縦横無尽に暴れまくっています。

 

オリジナル曲でのバラエティに富んだセンスもユニークで、ブルース、フュージョン、ミクスチャーと、メロディ・メイカーとしても秀逸な魅力を放っています。

 

特にリック・ニールセン、ザック、サラスとソロが繋がれていく「TOO MANY MOUNTAINS」は大きな聴きどころでしょう。

 

各プレイヤーの個性もしっかり生かされていて、それぞれの熱心なファンなら確実にプレイを聴き分ける事ができると思われます。

 

どういう経緯でこの様な豪華な人選がされたのか不明ですが、実に興味深い1枚だと思います。

 

 

2020年12月26日 (土)

THE HONEYDRIPPERS VOLUME ONE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは84年作、ザ・ハニードリッパーズの「ヴォリューム・ワン」、入荷しました。

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シングル・カットされた「シー・オブ・ラヴ」が大ヒットした事で、このプロジェクト・バンド的なハニードリッパーズを予備知識無しで記憶している方も多いのではないでしょうか。

 

今まで数々のアーティストによってカヴァーされてきたフィル・フィリップスのこの甘くせつないバラードは、ハニードリッパーズのヴァージョンによって更に輝きを増す事となりました。

 

ロバート・プラントのソロ・プロジェクの発展型として、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、そしてナイル・ロジャースというスーパー・ドリーム・バンドとして、本作のみで終わった忘れ難いミニ・アルバムです。

 

誰もがツェッペリンの復活を予想したわけですが、50年代、60年代のR&Bカヴァー集という実態も当時では大人のお遊びでは終わらない説得力と貫禄を持っていました。

 

ロカビリーやブギも重要なツェッペリンの要素であっただけに、ロバート・プラントに歌われると期待せざるを得なかったのが実情だと思います。

 

普遍的な魅力を持ったロック・アルバムとして大事にしたい1枚です。

 

2020年12月25日 (金)

JOHN LYDON PSYCHO'S PATH

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ソロ名義としては現在のところ唯一の作品となる、ジョン・ライドンの97年発表のアルバム、「サイコパス」、入荷しました。

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PILの活動を一区切りして、96年にはあのSEX PISTOLSの再結成ツアーを行った際にはジョニー・ロットンとして復活、本作はその合間に制作されていたようです。

 

ほぼ全ての楽器を担当するマルチ・プレイヤーぶりを発揮、シニカルな視点は変わらないまでも、テクノ、アンビエント等の音楽性を大胆に展開した異色作と言えるでしょう。

 

後期PILのポップ展開の延長と形容できるかもしれませんが、メロディ、アレンジ共に攻撃性やラジカルな側面はスポイルされている気がします。

 

ヴォーカル・スタイルも穏やかに聴こえる事もあり、この人が関わった作品群の中では最も聴きやすいでしょう。

 

中近東的アプローチ、YMOさえ彷彿させるテクノ・サウンド、ミステリアスなダーク・ポップ風アレンジ等、そのどれもがコアになりすぎず、当時の最先端ポップとして成立しているの見事としか思えません。

 

2020年12月24日 (木)

MAGELLAN IMPENDING ASCENSION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

マジェランの「インペンディング・アセンション 殉難の未来(あした)」、入荷しました。

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イングヴェイを発掘したマイク・ヴァーニーが設立したSHARPNEL RECORDSは、テクニカルなギタリストを次々にリリースした事で有名ですが、キーボード主体のハード・サウンド発掘を目的に、別レーベル、MAGNA CARTAを新たに立ち上げました。

 

その第一弾アーティストとなったマジェランのセカンド・アルバムが本作です。

 

RUSHを思わせるテクニカルなプレイと、英国の伝統的プログレ・バンドに影響されたヴォーカルと構成は、かなり聴き応えのあるものとなっています。

 

YES的なアプローチの中にも、いかにもアメリカのバンドらしいカラッとしたセンスは、メタル・ファンにもアピールするものがあると思います。

 

時代錯誤になりかねないサウンドですが、なかなか侮れない1枚です。

 

 

2020年12月23日 (水)

THE DONNAS BITCHIN'

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ザ・ドナスの通産7作目、「アイ♥ドナス!」、入荷しました。

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アルバム毎にゴージャス、ハードに成長してきた感がありますが、ここでの進化は目を見張り、耳を疑うものがあります。

 

この突き抜ける様なメロディの痛快さ、バンド・サウンドのメタリックな質感、まるで別バンドの様な充実ぶりに、これはもう笑ってしまう程の素晴らしさがあります。

 

キャッチーな展開と、クリアでラウドなサウンド・プロダクションは、80年代メタルのキラキラした時代を甦らせ、デニムとレザーの香りがプンプン漂ってくる程です。

 

彼女達のキュートなセンスも健在で、ポップでありながらパンキッシュ、しかもメタルのダイナミズムも持ち合わせているという、女性バンドである事を最大限に生かしながらも徹底したハードさを前面に出した手法が大成功していると思います。

 

ドラムのトリーが脱退し、新メンバーのエイミーが加入、現在バンドは新作に向けてのレコーディングが進められていると報じられていますが、次作での展開が予想できない程完成しきっています。

 

ますますセクシー、クールになったヴィジュアルと共に、今後も目が離せないバンドとなったのは間違いないと思います。

 

 

2020年12月22日 (火)

STRYPER TO HELL WITH THE DEVIL

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

今オリジナルは86年作、ストライパーの「ヘル・ウィズ・ザ・デビル」、入荷しました。

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LAメタルの最も華美な部分を代表しながら、クリスチャンという側面がキワモノ的な扱いをどうしても避けられなかったストライパーが、その圧倒的な楽曲の素晴らしさで大衆的支持を受けたサード・アルバムです。

 

華麗なルックスと衣装に劣らないコーラス・ハーモニーと、メタリックなエッジとキャッチーなメロディの融合が80年代メタルと機能しています。歌詞に見られる信仰心も違和感なく入ってきて、彼等がクリスチャン・メタルとして認められた瞬間だったと思います。

 

まぁとにかく曲の良さに感動する1枚で、クリスチャン・メタルという日本では伝わりにくい特性も、ここでは80’sメタルのキ圧倒的キラキラ度の前では薄れてしまっている感もあります。

 

クイーンを思わせるヴィジュアル、派手なコーラスに加え、メタリックなエッジも強いのが新鮮でした。

 

アイドル的人気が先行していたとは思いますが、「Calling You」、「Free」、「Honestly」のメロディ、アレンジを当時否定するのは、なかなか至難の業だったと思えます。

 

尚、本商品は廃盤となった通称「天使ジャケット」と呼ばれる国内旧規格盤となります。

 

 

2020年12月21日 (月)

FLATBACKER ESA

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

フラットバッカ―のセカンド・アルバムにして、E・Z・O改名前となる最終作となった「餌」、入荷しました。

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85年に「戦争 -アクシデント-」でデビュー、隈取りメイクとハードコア・パンク寄りのメタリックなサウンドは、当時のジャパメタ・シーンでは異彩を放っていました。

 

よりスラッシュ色を強め、更にコアなメタル・サウンドとなった本作は日本では比類すべき存在が他にいなかったとも思われます。

 

ほとんどの曲が3分台、ユニークな言葉のチョイスも目立つ歌詞も手伝い、日本のスラッシュ・メタルの夜明けさえ感じさせます。

 

E・Z・Oでの洗練された本格的メタルも魅力的でしたが、ここでの孤高のスラッシュ感も是非堪能すべきサウンドではないでしょうか。

 

 

2020年12月20日 (日)

UFO LIGHTS OUT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは77年作、UFOが初めてロン・ネヴィソンと手を組んだアルバム、「新たなる殺意」、入荷しました。

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恐らくマイケル・シェンカー在籍時の最高傑作であると思います。

 

特にマイケルのメロディのひらめきが素晴らしく、バンドのキャリア史上最高と思われるバラード「トライ・ミー」での燃え上がる様な美しさは未だ感動を覚えます。

 

ポップな歌メロと、鋭利な刃物の様なリフが絡むUFO節もいよいよ完成されたと思います。

 

次作では更なるポップ展開を果しますが、本作での見事なソング・ライティングの方が勝る気がします。

 

2020年12月19日 (土)

SHOW-YA HARD WAY TOUR 1991

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

寺田恵子脱退寸前のSHOW-YAのライヴ盤、「ハード・ウェイ・ツアー 1991」、入荷しました。

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収録は当時の大阪年金会館、そして名古屋公会堂となっています。

 

MCで自ら宣言している通り、すでに寺田姐さんの脱退がアナウンスされていたと思うのですが、バンドの状態は完璧とも言えるもので、極上のHR/HMライヴという印象が強い1枚です。

 

すでに声に大分負担が掛かっている様にも思えますが、綺麗な高音よりもセクシーな枯れ具合も新たな魅力となっている様にも思え、スタジオ盤よりもグッと渋くなっている歌唱法もチラホラと覗えます。

 

特に「BLUE ROSE BLUES」はかなりブルージーなアレンジに施され、当時のハスキーな声がより生かされたものとなっています。

 

この曲を含め、全盛期最期の作品となった「HARD WAY」は、洋楽レベルとして遜色が無い完成度を誇っとアルバムだったと思いますが、プロデューサーのボー・ヒルの貢献度もかなり大きかったと思います。

 

ライヴで再現されているリズム隊のタフさ、キラキラしたキーボード、そしてフラッシーかつメタリックなエッジが絶好調なギターと、バンドとしての技量の高さに改めて驚かされます。

 

最高傑作として挙げる人も少なくないと思われる「OUTERLIMITS」からも3曲、そして懐かしいところではサード・アルバムの「WAYS」収録の「FAIRY」がギンギンのメタル・ナンバーに生まれ変わってプレイされています。

 

2020年12月18日 (金)

DENNIS DeYOUNG BOOMCHILD

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは88年作、STYXのリーダーであったデニス・デ・ヤングの3枚目のソロ・アルバム、「ブームチャイルド」、入荷しました。

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スティクスではほとんどの曲のリード・ヴォーカルを担当していただけに、この人が歌うとあの栄光の80年代サウンドが思い出されます。

 

基本的にバラード・シンガーとして特に優れていると思いますが、メロディ・メイカーとしての資質も相変わらず見事です。

 

メロディアスなスロー・ナンバーはもちろん、いかにも80年代的なポップ・ソングがずらりと並んでいます。

 

アメリカン・プログレ・ハードを牽引し続け、産業ロックという大きなシーンのど真ん中にいた人ですから、当然のごとく間違いのない1枚です。

 

スティクスという巨大なバンドをこの人が一体何故脱退しなければならなかったのか、なかなか凡人には理解し難いところですが、優れた才能の前ではバンド・マジックという言葉もあまり意味を持たない好例ではないかとも思われます。

 

 

 

2020年12月17日 (木)

W.A.S.P. THE BEST OF THE BEST 1984-2000

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

元々は2000年にリリースされているW.A.S.P.のベスト盤で、タイトルはベスト・オブ・ベストとはなっていますが、少し偏った編集が見られる1枚、「ザ・べスト・オブ・ザ・ベスト 1984-2000」、入荷しました。

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大手レーベルを離れ、幾度となくレコード会社の移籍をした彼等ですが、その結果権利関係のせいでしょうか、大人の事情と思われますが選曲はオールタイム・ベストとなっているわけではありません。
(オリジナル・アルバムの内、「Still Not Black Enough」、「Kill Fuck Die」は全く無視されている編集となっています)

 

但し結果的には、一番派手な時期のW.A.S.P.ナンバーが揃ったと言えるかもしれません。

 

LAメタル黎明期に過激な歌詞とファッションで、一気にシーンの代名詞とまでなったセンセーショナルなデビュー・シングル、「Animal(Fuck Like A Beast)」が収録されているだけでも拾い物と言えるでしょう。

 

時代の徒花から、正統派メタルとしての様式美の追求というバンドの変遷は、同時期のバンドの中ではあまり見られない存在だっただけに、W.A.S.P.のイメージを中途半端なものとなったのは否めませんが、こうしてまとめて聴き直してみると実に良曲が多かった事に気づかされます。

 

基本KISSをお手本にしたようなキャッチーなハード・ロックとしての構成力が持ち味で、そして意外にもメロディアスなセンスもかなり達者であったと思います。

 

また本作のためと思われる新録ナンバー、「Saturday Night's Alright For Fighting」はご存知、エルトン・ジョンのカヴァー。

 

映画「ロケットマン」でも印象的だった、邦題「土曜の夜は僕の生きがい」でも知られる有名曲です。

 

「Unreal」もオリジナル・アルバム未収録曲と思われ、典型的なLAメタル節が聴ける佳曲となっています。

 

 

2020年12月16日 (水)

UTOPIA DEFACE THE MUSIC

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは80年作、トッド・ラングレン率いるユートピアの通算6作目となったアルバム、「ディフェイス・ザ・ミュージック 邦題 ミート・ザ・ユートピア」、入荷しました。

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ポップ・マニアにとっては隠れ名盤、珍盤として知られる1枚です。

 

元々トッドのプログレ志向欲を満たすための別プロジェクトだったユートピア、やはり先天性のパワー・ポッパーとしての血は抑えきれなかったのか、徐々に優良ポップ・バンド化していきましたが、このアルバムはそのトッドのポップ欲の究極と言っていいかもしれません。

 

全編ビートルズ・オマージュ、当時はパロディとして伝えられていたのはその邦題のセンスによるものが大きかったと思いますが、もろに元ネタが誰にでもわかってしまうだけにお遊びとして捉えられたのも仕方なかったのかもしれません。

 

何しろ旧邦題は「ミート・ザ・ユートピア」、各曲のタイトルも全て日本独自のものが与えられていました。

 

「抱きしめたいぜ」、「キャント・バイ・ミー・クリスタル・ボール」、「 泣きたいダンス」、「アクト・シリィリィ」、「ホワイル・マイ・ロンリネス・ジェントリー・ウィープ」、 「エイト・デイズ・ア・ウィーク・イズ・ノット・ライト」、 「ドライヴ・マイ・カー・トゥ・ホーム」、「ユア・マザー・シュッド・ノウ・ザ・ホイ・ポリィ」、「エリナー・リグビーはどこへ」、 「フィクシング・ア・ホール・イズ・ゲティング・ベター」 「マックスウェルズ・シルバー-・ハンマー・イズ・オールウェイズ・レイト」、 「ミッシェルの微笑み」、「エヴリバディ・フィールズ・フォーエヴァー」、とほぼ3分足らずの全13曲。

 

タイトルだけ読めばネタバレするという丁寧な工夫とも取れますが、アレンジやメロディの一部はまさにビートルズ、歌詞は原曲とは一切関係ないものとなっています。

 

ただそこはやっぱりポップ・マエストロのトッドの仕事だけに、ビートルズ愛はもちろんオリジナルのパワー・ポップ・ソングとして成立してしまう完成度が見事です。

 

2005年にはベースのカシム・サルトンを引き連れ、THE CARSに合流、ほぼ乗っ取る形でTHE NEW CARSとして活動していたトッド、好きなものには正面から取り組む姿はこの頃から育まれたいたのでしょう。

 

ビートルズ・ファンというより、パワー・ポップ・ファンには是非聴いてほしい好盤です。

 

 

 

2020年12月15日 (火)

VAN HALEN A DIFFERENT KIND OF TRUTH

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

世界中のロック・ファンを沸かせた、ヴァン・ヘイレンの通産12作目の最終アルバム、「ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース」、入荷しました。

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R.I.P. エディ

 

前作からは14年ぶり、そしてデイヴ・リー・ロスが28年ぶりに正式復帰、ベースにはエディの息子、ウルフギャングが加入して、久々にロックが熱く感じられた大きなニュースになりました。

 

リード・シングルの「タトゥー」のこれ見よがしのデイヴ流ポップ節、ロックとして時代を特定させないキャッチーなセンスには、アルバムへの期待が高まった方も多いと思います。

 

70年代のヴァン・ヘイレンを思わせるサウンドは、「1984」の延長とはけっして言えないのかもしれませんが、ロックがギラついて妖しかった頃の空気がプンプン漂っています。

 

エディの体調が心配されましたが、延期された来日公演も久々に敢行され、今後の活動を期待せずにはいられません。

 

アメリカン・ハードの醍醐味を味わうには、この1枚を大音量で流せば間違いありません。

 

2020年12月14日 (月)

CHEAP TRICK THE LATEST

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

チープ・トリックの通算16作目のオリジナル・スタジオ・アルバム、「ザ・レイテスト」、入荷しました。

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前作の年齢を感じさせないパワー・ポップの快作、「ROCKFORD」から3年、本作では一気に音楽性の深みを突き詰めた様な力作となりました。

 

元々永遠の甘酸っぱさとロックンロール・サーカスが代名詞とも言えた彼等ですが、本作ではオープニングからいきなりQUEEN風のドリーミーな小曲で幕を開けドキッとさせられます。

 

続くSLADEのカヴァー、「WHEN THE LIGHTS ARE OUT」は、典型的なオリジナルのチープ・トリック・ソングにしか聴こえませんだ、それもそのはず、アレンジはかつての「ELO KIDDIES」ソックリに仕上げています。

 

前身バンドの名前を冠した「SICK MAN OF EUROPE」では、70年代に戻ったかの様なパンキッシュなエッジを見せ、「CALIFORNIA MAN」の続編のような「CALIFORNIA GIRL」ではレトロなハード・ロックと、相変わらずの達者なロック・バンド然とした姿に安心させられます。

 

ただ本作での大きな変化は、「EVERYDAY YOU MAKE ME CRAZY」や「TIMES OF OUR LIVES」、「SMILE」といったナンバーであからさまに見られるジョン・レノン愛でしょう。

 

もちろんチープ・トリックと言えばビートルズのDNAをストレートに受け継いだバンドとして有名なわけですが、これまでポール・マッカートニー、あるいはジョージ・ハリスン直系のポップ・センスの方が目立っていた様にも思えます。

 

ジョン・レノンのシンプルで力強いメッセージを受け継いだ様な歌詞と、ポップに弾けるバラードではなく、シリアスで抑制されたメロディに徹しているのは、陽性パワー・ポッパーの権化、チープ・トリックにしては意外な展開と思えました。

 

ただやっぱり老成や熟練といった言葉には無縁のバンドで、基本はウキウキ、ドリーミーなパワー・ポップ・バンドである事が再確認できるナンバーも多いのも事実で、基本はいつものチープ・トリックなのかもしれません。

 

ROCKとは常に変化、進化をしなければいけないものとしてきた偉大なアーティストも数多い中、変えてはいけないものを頑固として、そしてクールに維持してきたのがこの人達だったと思います。

 

2020年12月13日 (日)

KISS HOT IN THE SHADE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは89年作、キッスの80年代最後のアルバム、「ホット・イン・ザ・シェイド」、入荷しました。

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二代目ドラマーとして骨太なリズムを叩き出していた故エリック・カー在籍時の最後の作品となってしまいました。

 

彼の初のリード・ヴォーカル曲となる、「リトル・シーザー」が遺作となってしまいました。

 

マンネリを防ぐ為にキッスは常にハード・ロックの楽しさを追及してきたわけですが、前作で強調されたメロディアスかつキャッチーなキラキラ・サウンドは抑えられ、本作ではメタリックな質感が目立ちます。

 

全15曲というヴォリュームもCD時代を意識した彼等らしいサービス精神だと思いますが、バラエティに富んだ作風が逆に本作を曖昧なものにしてしまったのかもしれません。

 

ただ各曲の出来は素晴らしく、シングル・ヒットした「ハイド・ユア・ハート」、「フォーエヴァー」等、忘れ難い魅力に溢れています。

 

 

2020年12月12日 (土)

LOVERBOY LOVIN' EVERY MINUTE OF IT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ラヴァーボーイの通算4作目となったアルバムで、彼等の人気のピークを飾った1枚、「ラビング・エブリ・ミニット」、入荷しました。

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ロバート・ジョン・マット・ランジ作のアルバム・タイトル曲、ジャーニーのジョナサン・ケインとの共作となった「This Could Be The Night」、ブライアン・アダムス作の「Dangerous」等のシングル・ヒットを生み、彼等の代表作ともなったアルバムですが、本作は当時HR/HMシーンの変遷を読み解く上では、なかなかユニークな立ち位置にあった作品であったと考えられます。

 

前作の「KEEP IT UP」はブルース・フェアバーンのプロデュースの元、キラキラしたシンセと躍動感溢れるハード・ポップ・センスが融合した見事なポップ・メタルのプロトタイプとなっていたと思います。

 

このアルバムがリリースされた83年は、JUDAS PRIESTやSCORPIONS、DEF LEPPARD等の欧州勢が、完全にアメリカン・マーケットを制覇していた時代で、メタルがキャッチー化する事でまさにお茶の間に浸透していく過渡期でもあったと思います。

 

そしてラヴァーボーイは本作において、「復讐の叫び」、「背徳の掟」を手掛けたトム・アロムとタッグを組み、ジューダスのエッセンス、ロバート・ジョン・ランジの曲を取り上げる事でAC/DC、デフ・レパードのダイナミズムを取り入れようとしていたのかもしれません。

 

一方86年にBON JOVIはブルース・フェアバーンと組み、ご存知の様に「SLIPPERY WHEN WET」によってポップ・メタルの黄金期の開祖となったわけです。

 

ボン・ジョヴィがラヴァーボーイとの仕事で、フェアバーンに注目していたという話は、有名だと思いますが、結果的にはハード、メタリック路線を歩もうとしていたラヴァーボーイは87年に再びフェアバーンと合流し、「WILDSIDE」をリリースしますが、時すでに遅しといった感は拭えませんでした。

 

皮肉にも思える話ですが、カナダが飛び出したバンドが、アメリカを中心とした80年代HR/HMの大きな流れを作ったとも言える貢献度は、あまり評価されていない気がします。

 

本作の理想的とも言える中道路線、すなわちハード・ポップとメタルの間を繋ぐ方法論は、まさに時代が要求していたパッケージであり、必然的に発生したスタイルであったのだと思います。

 

メロディ・センス、アレンジ能力、そしてそれを最適な形で体現するメンバーそれぞれの技量が伴っていたのは大きいと思いますが、LAメタル等の顕著なグラマラスさに欠けていた事と、あまりの優等生ぶりが逆に災いしてしまったのが残念です。

 

いずれにしても、80年代ハード・ロックを語る上では、個人的には外せない1枚だと思います。

 

 

2020年12月11日 (金)

SHY EXCESS ALL AREAS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは87年作、当時のイギリスのシーンではずば抜けたメロディアス指向が目立っていたシャイのセカンド・アルバム、「イクセス・オール・エリアズ」、入荷しました。

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N.W.O.B.H.M.以降に突如として現れ、欧州的翳りとアメリカン・マーケットで十分に活躍できるであろうキャッチーさが期待され、その決定打となるべく発表された本作は、大きな成功を得る事はありませんでしたが、彼等の最高傑作であり、メロディアス・ハード・ファンの間では伝説的に語られている筈の1枚です。

 

BON JOVIの「SLIPPERY WHEN WET」のモンスター・ヒットにより、膨れ上がったポップ・メタル市場へ、英国からの完全無敵の回答として期待されながらも、RCAは無情にも本作のセールス結果から彼等の契約解除をしてしまうわけですが、SHYの不運がここから始まったとも言えるのかもしれません。

 

DOKKENを手掛けたニール・カーノンのプロデュース、ドン・ドッケン、マイケル・ボルトン等の外部ライターを招きながら、全曲シングル・カット可能な完成度を誇っているのは間違いないと思います。

 

ジャケットに映るトニー・ミルズの奇抜なヘア・スタイルも話題になりましたが、恐るべきはそのサウンドでした。

 

キラキラしたキーボードと、メタリックな質感を残すギター、そしてメロディアス・ハードにこれ以上の適格性を持ったヴォーカリストが存在するのかと思わせる程のハイトーン・ヴォイスは確実な個性となり、アメリカのバンドにはなかなか出せない哀愁感を交えながらも、実はかなり幅広いタイプの曲をこなす器用なバンドでもあったと思います。

 

かつてはライオットもカヴァーしたクリフ・リチャードのヒット曲、「DEVIL WOMAN」も、アメリカン・マーケット向けに用意されたのでしょうが、このキャッチーなポップ・ナンバーもここでは蛇足とも思える位、他のナンバーのメロディが光っています。

 

前作では「REFLECTIONS」という完璧なバラードを残していますが、ここでも「WHEN THE LOVE IS OVER」というとんでもない美メロを生み出しています。

 

また日本でリイシューされた際、3曲のEP収録曲がボーナス・トラックが追加されたのですが、これがまたどれもハズレのない名曲で、特に「DON'T WANNA LOSE YOUR LOVE」は必聴と思われる哀愁ハード・ポップとなっており、一体何故この曲をシングルとしてアメリカで勝負しなかったのか、実に不思議にも思えてしまいます。

 

前述のボン・ジョヴィの世界的成功は、こうした優れたバンドの活躍の場を拡大したにも関わらず、実際には埋もれたままにしてきたという皮肉な結果を生み、80年代メタルの功罪の合間で苦しんだ一番の被害者だったのがこのSHYであった気もします。

 

 

 

2020年12月10日 (木)

TREAT THE PLEASURE PRINCIPLE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは86年作、トリートのセカンド・アルバムとなった、「ザ・プレジャー・プリンシプル」、入荷しました。

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ほぼ同時期に発売され、世界的大ブレイクを果たしたEUROPEの「THE FINAL COUNTDOWN」の影に隠れてしまいましたが、当時の北欧メタルに求められていた哀愁メロディアス・ハードの天才的なセンスは今聴いても胸ときめくものがあります。

 

但し彼等の場合は早くからアメリカン指向をあからさまにしていて、オープニングの「REV IT UP」からパーティー・ロック風の陽性のハード・ロックを展開しています。

 

実際この曲はアメリカのバンド、Newcity Rockersがカヴァーしているのですが、トリートが一概に北欧らしさを前面に押し出していたわけではない事の象徴にもなっている気がします。

 

この傾向は「LOVE STROKE」や「STRIKE WITHOUT A WARNING」といった曲にも顕著に現れていて、上記3曲だけを聴けばアメリカの80年代ポップ・メタル・バンドと聴き間違えてもおかしくないものとなっています。

 

この辺がEUROPEと大きな違いにはなっていたのですが、残るナンバーでは極上の北欧の哀愁感が炸裂しています。

 

前作より更に洗練されたアレンジ、特にキラキラしたキーボードの充実が目立つ事により、メジャー感がグッと増しているのですが、どうも前述の陽性の高揚感とのマッチングが上手くいかなかったのか、大きな成功にまでは至りませんでした。

 

彼等はすでにEUROPEよりも、「SLIPPERY WHEN WET」でやはり世界的大ブレイクを果たそうとしていたBON JOVIをも意識していたのでしょうか。

 

事実「FALLEN ANGEL」等は、ボン・ジョヴィのファースト、あるいはセカンドに収録されていても全くおかしくない曲に聴こえます。

 

EUROPEの成功がスウェーデンという地を更にロック界において重要なキーワードとした中、TREATが脚光を集めるのは必然と思えたのですが、このバンドの悲劇性はその優秀すぎるセンスがもたらしたのだと思えてなりません。

 

カラッとしたアメリカンのダイナミズムと、欧州的翳りを使い分ける巧さはまさに天才的、ただそれが仇になったとも思え、あまりにも優等生的な完成度が80年代の過剰な喧騒の中では埋もれてしまったのかもしれません。

 

毒気の一欠片も見当たらない清涼感漂うバラード、「TAKE MY HAND」等は、その美麗なメロディ故に儚さも感じられる程で、個人的には奇跡的な名曲だと思うのですが、やはり「ファイナル・カウントダウン」のイントロが残した爪痕をかき消すにはピュア過ぎたのかもしれません。

 

 

2020年12月 9日 (水)

浜田麻里 LUNATIC DOLL 暗殺警告

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オリジナルは83年作、ジャパメタ黎明期の中で華麗にデビューを果たした記念すべきデビュー作、「暗殺警告 ルナティック・ドール」、入荷しました。

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当時の日本のHR/HMファンはとうとうこの時が来たと言わんばかりの歓喜の声を上げた瞬間でもありました。

 

すでに高崎晃氏のプロデュースにより、本城未沙子がヘヴィ・メタル・クイーンとしてデビューを果たしていましたが、「麻里ちゃんはヘビーメタル」という糸井重里のキャッチコピーと、メディアへの露出度の高さにによりこの人の方が目立っていた気がします。

 

実際その歌唱力の高さ、そして故、樋口宗孝氏の全面バックアップによる曲のレベルの高さは、アイドル然としたルックスが邪魔になる位のインパクトを持っていたと思います。

 

オープニングの「NOAH」からして、ここまで本格的にメタルに徹していてくれていたのは今改めて聴いても感激ものです。

 

LOUDNESSで果たせなかったポップ指向が、高崎、樋口両氏共に、フィメール・シンガーへとその欲求を託したという見方もできますが、恐らく彼等の予想以上のハマり具合だったに違いありません。

 

その後HR/HMの枠を超えて大ブレイクしていく事を、この時点で一体どれ程の人が予想していたのか不明ですが、ここからな新しい時代が始まったという根拠のない確信を持った人はかなり多かったのではないでしょうか。

 

「Runaway From Yesterday」や「All Night Party」といったナンバーには、少なくとそうした甘いながらも鉄の硬さを持った期待感を抱かせるには十分な威力があったんだと思います。

 

 

2020年12月 8日 (火)

QUEEN + PAUL RODGERS THE COSMOS ROCKS

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クイーン + ポール・ロジャース名義の「ザ・コスモス・ロックス」、入荷しました。

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本作をクイーンの純粋な最新作と受けとめるか、それとも偉大なるロック・アイコンの合体によるお祭り騒ぎと捉えるか、確かに意見が分かれるところだとは思います。

 

ただロック・ファンとしては聴かずにいられない一大事であったのは確かだと思います。

 

ポール・ロジャース色が前面に出ているのは仕方ないと思います。
ロック界きっての名ヴォーカリストの個性は誰にも消せないからです。

 

フレディ、そしてジョン・ディーコンのいないサウンドは、4人の個性の集合体であったクイーンと比較する必要もないのも当然と思います。

 

でもそれでもゾクゾクしてしまうのは、スーパー・グループとも言えるメンバーだけではない、懐かしさ溢れるロックの名盤だからではないでしょうか。

 

超ベテランによる、ロック大会は力みすぎてるわけでも、手抜きになってるわけでもなく、この人達だからこそ出てくる必然の音であった、と言うのが一番最適な表現かもしれません。

 

 

2020年12月 7日 (月)

DAVID LEE ROTH EAT 'EM AND SMILE

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前年のミニ・アルバム、「クレイジー・フロム・ザ・ヒート」から一転、完全にパーティ・ロックの王者として復活したダイヤモンド・デイヴのソロ名義でのフル・アルバム第一弾、「イート・エム・アンド・スマイル」、入荷しました。

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正式にヴァン・ヘイレン脱退がアナウンスされ、両者の動向がかなり注目されていた中、デイ
ヴは極彩色のメイクとド派手なナンバーで、80年代を再び席捲する事となります。

 

アルバム・タイトルはヴァン・ヘイレンへの揶揄とされていますが、アルバム全体に溢れる陽性のパワーは確かにデイヴに分があったとも思われます。

 

そして本作の重要な意味として今も語られるのは、やはりスティーヴ・ヴァイとビリー・シーンの発掘であったと思います。

 

テクニック主義だけでは終わらないのは、もちろんデイヴの個性が前面に出ているためですが、革新的なギター・サウンドを中心としたバンド・サウンドも何度聴いても飽きがきません。

 

 

 

2020年12月 6日 (日)

DEEP PURPLE NOW WHAT?!

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前作から8年ぶりとなったディープ・パープルの「ナウ・ホワット?!」、入荷しました。

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これが思った以上の力作で失礼ながらも驚かされる1枚です。

 

シンプルなジャケット・デザインの裏面には、2012年に他界したジョン・ロードへの追悼の意として、本作収録の「Above And Beyond」の歌詞の一節にもなっている「Souls, having touched, are forever entwined. (触れ合った魂は、永遠に絡み合ったまま)」と記されています。

 

イアン・ギランが彼の葬式で読み上げた言葉らしく、それに応えるかの様に本作ではドン・エイリーがかなり頑張っているのが良くわかります。

 

プロデュースはこれが初顔合わせとなる巨匠、ボブ・エズリン。

 

アリス・クーパー、KISS、PINK FLOYDと共に数々の名盤を残してきたこの偉大なプロデューサーらしく、現在のパープルの等身大のバンド・サウンドを無理なくドラマティックに仕上げています。

 

最早お馴染みになったスティーヴ・モーズの硬質なリフを中心に、ギランの安定したロートルぶりがしっかりとハード・ロックしているのに加え、ファンキーな要素やジャジーなミドル・ナンバー等、バラエティに富んだ内容も飽きさせません。

 

7分に及ぶ「Uncommon Man」では、プログレ的構成から一気にダイナミズムを増していくエズリン節とでも言える大曲となり、ラスト・ナンバーの「Vincent Price」ではジョン・ロードのオルガンを思わせるドン・エイリーのプレイがリードし、オジーも真っ青の大仰メタル・ソングへと昇華していき、ギラン唱法も最後に拝めるありがたいものとなっています。

 

唯一のバラード・ソングと言える「ALL THE TIME IN THE WORLD」では、情緒過多にならない程度のキャッチーなメロディと、レゲエ・タッチのサウンドが心地良く、ベテランらしい余裕を見せてくれます。

 

モーズ加入後のパープル作品としてはかなりアダルトになっているのは致し方ないとしても、メロディの充実ぶりは過去最高作にあたると思われ、まだまだその現役感見せつけてくれている気がします。

 

2020年12月 5日 (土)

OZZY OSBOURNE SPEAK OF THE DEVIL

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オリジナルは82年リリース作、オジーのソロ名義では初のライヴ盤となったアルバム、「スピーク・オブ・ザ・デビル 悪魔の囁き」、入荷しました。

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当初は2枚組として発表され、原題は「Speak Of The Devil 悪魔の囁き」、現在では「Talk Of The Devil」と改題され統一されている様です。

 

ランディ・ローズの悲劇後、彼をフィーチャーしたライヴ盤リリースが予定されていたところ、音質の悪さ、そしてオジー本人のランディの名前を商売に利用したくないという思いから、わざわざライヴ・レコーディングをし直したという作品です。

 

迎えられたギタリストはナイト・レンジャーで大ブレイク寸前のブラッド・ギルス。

 

印象的なギター・プレイはやはり印象的なものとして聴けますが、ここでのセットリストは全てサバス時代のものとなっています。

 

キーボードのドン・エイリーがその時点では脱退していて、オジー、ブラッド、ルディ・サーゾ、トミー・アルドリッジという強力布陣ながら、このメンバーで再現できたのはサバス・ナンバーのみだった様です。

 

ランディへの追悼盤という形にはなりましたが、多少奇妙なライヴ・アルバムという性格は確かに否定できません。

 

ただやはりこの幻とも言えるメンバー構成、オジーのキャリア上最も過酷であったと言えるランディの死、そして栄光のサバスの再現と、ここでしか聴けないライブは貴重と言えるでしょう。

 

悲壮感こそ漂っていませんが、常にヨレヨレのイメージがあったオジーの声に張りと艶っぽさを感じてしまえるのですが、気のせいでしょうか。

 

 

2020年12月 4日 (金)

VAN HALEN DIVER DOWN

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オリジナルは82年作、ヴァン・ヘイレンの通算5作目となったアルバム、「ダイヴァー・ダウン」、入荷しました。

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すでにアメリカン・ハードの新たな覇者としての地位を確立していた彼等ですが、本作により揺るぎないトップの座を確保、HR/HMをお茶の間へと見事持ち込む事に成功したのでした。

 

日本ではまだまだギター・キッズのヒーローという印象が強かったと思いますが、全米ではMTVを中心に「(OH) PRETTY WOMAN」が大ヒット、国民的バンドと大きく飛躍したわけです。

 

かなり急ピッチで制作された様で、カヴァー曲が5曲、インストが2曲と、変則的とも言えるアルバムですが、このバンドの魅力が損なわれる事なくキャッチーにまとめられているのが見事です。

 

前作の「FAIR WARNING 戒厳令」は、これまでになくシリアスかつメタリックな作風が目立ちましたが、彼等の持ち味であるパーティー・ロック感覚が復活、陽性の高揚感が新たな路線となり、次作の「1984」への布石とも考えられる底抜けに明るいハード・ロック・センスが爆発しています。

 

アメリカン・ハードの基本中の基本とも言える土臭いセンスも持ち合わせていましたが、本作では排除しているのも興味深いところです。

 

KINKSのカヴァー第2弾となった「WHERE HAVE ALL THE GOOD TIMES GONE!」、ミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイの共演でも取り上げられた「DANCING IN THE STREET」等、元曲の良さに助けられた部分も確かに大きいのですが、オリジナル曲の素晴らしさも見逃せません。

 

いかにもVAN HALEN節といったスピード・ナンバー、「HANG 'EM HIGH」、メロウなセンスが新鮮だった「SECRETS」、完全なる「1984」のプロトタイプと言えるライトなポップ・センスが心地良い「LITTLE GUITARS」等、確実にバンドが次なる段階へ進もうとしているのがわかります。

 

カヴァー曲導入とメロディの強化、そしてキラキラしたパーティー感覚が、いよいよ80年代メタルの隆盛期を呼び込む事となり、本作はまさにその先陣を切った傑作であったのだと思います。

 

 

2020年12月 3日 (木)

BLACK 'N BLUE NASTY NASTY

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オリジナルは86年作、ブラック・アンド・ブルーの「ナスティ・ナスティ」、入荷しました。

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LAメタル・シーンから登場し、大手ゲフィンからのデビューでかなり期待されていたバンドだと思いますが、思う様なビッグ・セールスを果たせなかったブラック・アンド・ブルーのサード・アルバムです。

 

前作もブルース・フェアバーンによるプロデュースでボン・ジョヴィ顔負けの好盤ながら、あまり話題になりませんでしたが、本作ではKISSのジーン・シモンズを迎え、バンド全体のてこ入れを試みた様です。

 

結果勢いのあるキャッチーなハード・ロック路線が定着し、本作もかなり味わい深いものとなっています。

 

1曲のみジャーニーのジョナサン・ケインが作曲、プロデュースをし、ハード・ポップ的側面も優れています。

 

後に本家KISSに参加するトミー・セイヤーが在籍していた事、ヴォーカリストがディー・スナイダーにソックリな事で有名なバンドですが、本来は歌心のあるアメリカン・ハードの好バンドであり、派手なルックスのLAメタル勢とくくるにはあまりにも惜しい人達でした。

 

 

2020年12月 2日 (水)

GENESIS SELLING ENGLAND BY THE POUND

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オリジナルは73年作、ジェネシスの通算5作目となったアルバム、「セリング・イングランド・バイ・ザ・ポンド 月影の騎士」、入荷しました。

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ファンタジックなストーリー性と、英国的などんよりとしたメロディ、そしてピーター・ガブリエルのシアトリカルなパフォーマンスが個性となったライヴにより、同時代のプログレ勢とは違った魅力を確立した彼等が、バンド・サウンドをより充実させた事で一つ突き抜けた感がある作品です。

 

歌詞面のコンセプトよりも、美しいメロディとアレンジを主体とした雰囲気作りがかなり重要視されてきている感があり、特にトニー・バンクスのキーボードが本作の独特のほんわかした空気を決定づけています。

 

そんな新たなと魅力にポップなコーラスが加わった「I KNOW WHAT I LIKE」は、ガブリエル時代のジェネシスとしては唯一のシングル・ヒット曲となっています。

 

約10分に渡る牧歌的メロディが心地良い「FIRTH OF FIFTH」はバンクスが大活躍する佳曲となり、フィル・コリンズが静かに歌い上げる「MORE FOOL ME」を挟み、アルバム後半はいよいよクライマックスへと向かって盛り上がりを見せていきます。

 

各メンバーのテクニックの競い合いがプログレのスリリングな側面の特徴でしたが、ジェネシスの場合はスター・プレイヤー集団というよりは、バンド全体のアンサンブルをメロディによって紡ぎ上げていたのだと思います。

 

確実でしっとりとしたドラマ性を表現するには、ジェネシスのそういった方法論こそベストだったと思われ、本作も最後まで席を立つ事を許さない感動を持続させたまま終わっていきます。

 

隙のない構成と、練り上げられたメロディの構築は、次作によって更に研ぎ澄まされていくわけですが、ここでの完成度も見逃す事はできません。

 

実にイギリス的美しさを湛えたアルバムだと思います。

 

 

 

2020年12月 1日 (火)

STEELER STEELER

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オリジナルは83年作、イングヴェイのプロ・デビュー作として有名なスティーラーの唯一のアルバム、「スティーラー」、入荷しました。

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後にKEELを結成するロン・キール、LIONを結成するマーク・エドワーズ、SINや多くのセッションで有名なリック・フォックスを擁し、シュラプネル・レコーズのマイク・ヴァーニーによって見出されたイングヴェイが渡米し合流、LAメタル夜明け前の真っ只中、衝撃的なデビューを果たしました。

 

作曲のほとんどがロンを中心としたアメリカ勢が担当したため、典型的な初期LAメタル節が炸裂し、キャッチーな疾走感が全編を覆っています。

 

ただやはり当時二十歳そこそこのイングヴェイのプレイが群を抜いています。

 

彼が作曲に関わった「No Way Out」では、すでにクラシカルなスタイルが確立されていて、アコースティックからいきなり燃え上がる様な超絶プレイへと移行し、ミディアム・バラード風のメロディアス・チューンとなっています。

 

またやはりイングヴェイ作のドラマティックなインスト、「Abdauction」は特に聴きもので、続く「On The Rox」へ壮大なオープニングとなり、スピーディーなリフが襲ってくる頃には誰もが震えを感じるに違いないと思われます。

 

そしてやはり極めつけは弾きまくるイングヴェイの恐ろしい程の才能が印象的な「Hot On Your Heels」でしょう。

 

スパニッシュ・ギターから現在の彼のスタイルへと繋がる速弾きは、3分を超える独壇場となり、やがていかにも80'sメタルとでも言うべきスピード・チューンへとなだれ込む様は圧巻です。

 

ラスト・ナンバーとなる「Serenade」は、「天国への階段」をも思わせながら、哀愁型絶叫バラードの名曲になっています。

 

ロンの特徴的な声とキャッチーな歌メロも印象的で、イングヴェイ信者にはもちろん、LAメタル隆盛期をこよなく愛する方にとっても必聴盤となる1枚だと思います。

 

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