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2020年11月の32件の記事

2020年11月30日 (月)

AC/DC DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは76年作、世界的にはセカンド・アルバムとして知られAC/DCの初期の大名盤、「悪事と地獄」、入荷しました。

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ヒプノシスによるシュールなジャケットがバンド・イメージを大きく変えてしまっていますが、ボン・スコット時代の最高傑作とも言える充実した内容となっています。

 

今もライヴの定番曲となるアルバム・タイトル・トラックはマルコム・ヤングのダミ声コーラスがキャッチーな必殺ナンバーで、AC/DCでは珍しい泣きのブルース・ソング、「ライド・オン」が異色の輝きを放っています。

 

その他にも変態チックな「ビッグ・ボールズ」、直情型の典型的AC/DC節が炸裂する「プロブレム・チャイルド」等、聴き所満載の必聴盤です。

 

 

2020年11月29日 (日)

44MAGNUM STREET ROCK'N ROLLER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは84年作、44マグナムのセカンド・アルバムとなった「ストリート・ロックン・ローラー」、入荷しました。

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時代はRATTが猛威を奮い、MOTLEY CRUEがまだまだコアなHR/HMファンから期待を寄せられていた真っ只中、ここ日本で果敢にバッド・ボーイズ系、直線的なリフを主体としたメタルを鳴らしていた彼等は、確かに異端であったと思います。

 

ラウドネスやアースシェイカーが、大きく分類してしまえばこれまでのメタルのセオリーであった様式美を保持していたのに対し、44マグナムの快楽追求型スタイルは日本の風土に根付かないと思えるのですが、彼等の突出したキャラ、自身の魅力を知り尽くした上での最適な表現力により見事人気を獲得したのは、以降のV系だけではなく、日本のロック・シーンにおいては今だ稀有な存在と言えるのではないでしょうか。

 

全英語歌詞による「IT'S TOO BAD」、「TOO LATE TO HIDE」でのあからさまな洋楽指向もここまで様になるバンドは同時代にはもちろん存在せず、時代と最もリンクしていたのも彼等だったと思います。

 

もちろん今となっては時代の徒花的な印象は強く残りますが、普遍性よりも今を疾走する姿に当時多くのメタル少年少女を夢中にさせたわけです。

 

「I JUST CAN'T TAKE ANYMORE」のキャッチーなポップ・メタル・センスや、「YOU ARE EVERYTHING TO ME」でのメロウなバラード・メイカーとしての魅力は新機軸となり、次への期待感もしっかり残しています。

 

ヴィジュアル先行型だっただけに、楽曲の正当評価があまりされてこなかったのは致し方無いとしても、かなり器用なバンドであったのは間違いないと思います。

 

80年代メタルの隆盛期の中、日本でこうしたバンドが存在したというのは実に貴重であった筈で、そうした意味でももっと再評価がされるべき1枚です。

 

2020年11月28日 (土)

NEAL SCHON LATE NITE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ご存知ジャーニーのギタリスト、二ール・ショーンの89年作、初のソロ・アルバムでとなった1枚、「レイト・ナイト」、入荷しました。

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当時ジャーニーはすでに解散状態、ジョン・ウェイト等と結成したバッド・イングリッシュがシーンを賑わせた年でもありました。

 

ハード・ロッカーとしての側面をバッド・イングリッシュで体現していたとしたら、本作は当時のニールのメロウな部分が全開したサウンドと言えるでしょう。

 

フュージョン、AORともリンクするギター・インストがほとんどを占める内容の中に、これまでには見られなかったルーツ・ミュージック的なナンバーや、ダンサンブルなポップ展開も興味深いものとなっています。

 

ニールはその渋めの歌声も披露、シェリル・クロウをバック・ヴォーカルに迎える等、シンガーとしてもなかなか聴かせてくれます。

 

プロデュースのボブ・マーレットは、アリス・クーパー、アンヴィル、ブラック・サバス、ロブ・ハルフォード等と仕事をしてきた名手で、ここではキーボード参加、ソング・ライティングでも活躍しています。

 

ジャーニー・ファンにとっては嬉しい事に、ジョナサン・ケイン、ディーン・カストロノヴォ、スティーヴ・スミス、ランディ・ジャクソンの面々が参加しています。

 

更にジャズ界の大物ドラマー、オマー・ハキムの名前も並んでいます。

 

クリアで伸びのあるハイトーン・ギター、滑らかで燃え上がる様なニールのギターがここまでフィーチャーされたのはサンタナ、あるいはジャーニー初期以来だと思われますが、元々持ち合わせていたプログレッシヴなセンスが爆発しているのも見逃せません。

 

10分近くに及ぶドラマティックな大作、「THE THEME」でその美麗プレイが爆発、おそらくジャーニーで表現しきれなかったストレスを思いっきり発散したのではと思える超絶ギターが展開されています。

 

2020年11月27日 (金)

AC/DC HIGH VOLTAGE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは76年作、AC/DCの記念すべき世界デビュー盤となったアルバム、「ハイ・ヴォルテージ」、入荷しました。

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元々はオーストラリア盤となったセカンド・アルバム、「TNT」からの収録曲に、オーストラリア盤としてのデビュー作「ハイ・ヴォルテージ」から2曲をプラスした内容となっています。

 

現在では本作が彼等のファーストとして良く知られています。

 

バグ・パイプの響きやパンキッシュな香りもユニークなのですが、すでにAC/DC独自のグルーヴは完成されていて、強靭なリフが織り成すハード・ブギ色が強い時期の作風もやはり風化されない魅力を持っています。

 

 

2020年11月26日 (木)

NIGHT RANGER BIG LIFE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ナイト・レンジャーの通産4作目となったアルバム、「ビッグ・ライフ」、入荷しました。

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シングル・ヒット・チャート常連組のイメージが強かった彼等がハード・ロック回帰を試みた1枚です。

 

「シスター・クリスチャン」、「センチメンタル・ストリート」等のヒットにより、パワー・バラード・バンドとしての側面を求めるレコード会社と、元々個性的なツイン・リードとキーボードを主体にしたハード・ドライヴィング・サウンドを得意としてきたバンドの折衷案は、プロデュースにジャーニーやヨーロッパとの仕事で大物プロデューサーとなったケヴィン・エルソンとの合体でした。

 

サントラ提供曲として用意されたポップ・ナンバー、「シークレット・オブ・マイ・サクセス」を除けば、全体的にはかなりメロディアス・ハードとして完成されたナンバーが揃った内容となっています。

 

これまでの3枚のヒット・アルバムと比較しても、全く見劣りがしないどころか、むしろ80年代HR/HMのお手本的レベルを誇っているにも関わらず、ビッグ・セールスには至らなかったのが不思議です。

 

思えば彼等のデビュー時には、まだRATTやMOTLEY CRUE、BON JOVIも存在していない時期で、ひたすらキャッチーでメロディアスな新しいハード・ロック・スタイルを先導していたのは紛れもない彼等自身だったわけです。

 

多くの後続組が彼等の敷いたレールを超高速で駆け抜けていった結果、居場所が無くなってしまった感は否めません。

 

ダブル・ヴォーカル、違う個性を持つ二人のテクニシャンによるツイン・リード、キラキラしたキーボードと、魅力は尽きないバンドながら、あまりにも正攻法過ぎたせいなのか、毒気よりも生真面目さが目立ったのか、あるいは時代を先走りしすぎたのか。

 

今となっては多くの80年代組の衰退同様、シーンの激変により停滞を余儀なくされたと言うしかないのかもしれません。

 

個人的には彼等の全盛期を象徴するアルバムとして、セカンド、サードと並ぶ名盤だと確信しています。

 

 

2020年11月25日 (水)

METHODS OF MAYHEM METHODS OF MAYHEM

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ご存知MOTLEY CRUEのドラマー、トミー・リーのプロジェクト第1弾となったアルバム、「メソッズ・オブ・メイヘム」、入荷しました。

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モトリーの低迷期の中では本作もずっと一連のラップ・メタル・アルバムとして位置付けられてきた1枚です。

 

モトリーの熱心なファンが、トミー脱退後、本作でのラップへの大幅接近にどれ程注目していたかは今となっては計り知れませんが、すでに新しいとは言えない方法論でもあっただけに、「トミー、お前もか」と思った人も少なくなかったのではないでしょうか。

 

モトリー時代から旧知の仲と言えるスコット・ハンフリーとの共同プロデュースにより、ヒップホップ界のスーパー・スターを集合させたのはかなり話題にはなりました。

 

スヌープ・ドッグ、キッド・ロック、リル・キム、ジョージ・クリントン、ビースティ・ボーイズのミックス・マスター・マイク、ウータン・クランのU-ゴッド等、この手の音に弱い人でも一度は聞いた事のある名が並んでいると思います。

 

その他にもLIMP BIZKITのフレッド・ダースト、BON JOVIのサポート・ギタリスト、フィル・X、ランディ・ジャクソン、そしてもちろんトミーはドラムのみならずヴォーカル、ギターと大活躍しています。

 

ワルガキがメタルとラップを区別無く愛してしまう感覚というのは、わかりやすくもあり、わかりにくい部分でもあるのだと思います。

 

強烈なビートと猥雑な言葉の連呼が、メタルに代わる快楽追求型の音なのだとすれば、すでにモトリーでもその兆候があっただけに、この人がここへ辿り着くのも時間の問題だったのでしょう。

 

リンプ・ビズキットで慣らされた人も多いと思いますが、ワルを気取るなら体で聴く音として素直に許容すべき1枚ではないでしょうか。

 

 

2020年11月24日 (火)

WHITESNAKE COME AN' GET IT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは81年作、ホワイトスネイクのオリジナル・フル・スタジオ・アルバムとしては第四弾となった「カム・アンド・ゲット・イット」、入荷しました。

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エロいジャケットとして有名にもなったアルバムで、白蛇が大きく開けた口が注目される事となりました。

 

そうした邪推はけっして的外れだったわけでなく、よりアダルトで男臭くなったサウンドにピッタリなデザインではと個人的には思えます。

 

前年の「Ready an' Willing」からシングル・ヒットした「フール・フォー・ユア・ラヴィング」は、ポップでソウルフルというホワイトスネイクのイメージを決定付け、N.W.O.B.H.M.ブームに上手く乗っかる事に成功した彼等、ここでは時代に流されない頑固さを感じさせてくれます。

 

DEEP PURPLEのメンバーが3人揃っているという意味でも彼等はOLD WAVEという解釈もありましたが、同時代のHR/HMシーンの中でセクシーかつキャッチーなハード・ロックという独自のスタンスを確立したのは大きかったと思います。

 

英国ではもちろん、ここ日本でもRAINBOWやMSGと並んで大きな支持を得ていた中、彼等の勢いがそのままパッケージされたのが本作でした。

 

ファンキーなハード・ロック路線はそのまま貫かれていますが、「Don't Break My Heart Again」に代表される、デヴィッド・カヴァーデールのクールな面がより強調された渋さが新たな魅力に繋がったと思われます。

 

前作と比べるとやや派手さに欠ける部分もあるのですが、逆に味わい深いナンバーが増え、より軽めのR&R色が強くなる次作の事も踏まえて考えると、本作でのセクシー路線は彼等のキャリアの中でも重要視されるべきだと思います。

 

また注目すべきは、ツェッペリンの方法論がすでにここで導入されていると思われる点で、特に「Hit An'Run」では後の「Still Of The Night」を予感させたり、「Till The Day I Die」でのアコースティック指向等、70年代ハード・ロックが色濃く残っているという点でも、本作が一応の初期ホワイトスネイクの終着点であったとも考えらます。

 

2020年11月23日 (月)

THE POLICE SYNCHRONICITY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは83年作、ポリスの通産5作目にしてラスト作となったアルバム、「シンクロニシティ―」、入荷しました。

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ポリスに全く興味が無かったとしても、その年の年間チャートNo.1となった「見つめていたい」を知らない人はいないでしょう。

 

歴史に残るストーカー・ソングにして永遠の名曲となったこの1曲を含んでいる事ももちろん重要ですが、本作の凄さはそれだけに留まりません。

 

僅か5年の間に5枚のアルバムを残し潔く散っていった伝説的バンドの集大成であり、英国パンクからニュー・ウェイヴへと昇華したシーンの頂点であり、以降多くの模倣スタイルを生みながら未だ凌がれる事の無いメロディ集。

 

語るべき点は実い多いアルバムだとは思いますが、飽和状態であった80年代NEW WAVEのキラキラした時代は確かに本作リリース後に解散したポリスと共に終わったのだと思います。

 

良く言われるように、良くも悪くもイメージ付けられた知能犯的バンドとしての戦略の結晶でもあったのかもしれませんが、パンク、レゲエ以上の古典的な美しさが本作にはある様な気がしてなりません。

 

トリオという最小単位のバンド内ですでに起きていた不和が如実に見てとれるアルバム前半の個性のバラツキと、後半のこの世のものとは思えない程の美しさとの対比。

 

アヴァンギャルドであり、ポップでもあり、そして甘美でもあった構成は必然だったのかわかりませんが、ビートルズやクイーンの様にポリスが引き合いに出されるのは間違いなくメロディのパワーの奇跡的高さがあったからだと思います。

 

 

 

2020年11月22日 (日)

DEF LEPPARD HIGH 'N' DRY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは81年作、デフ・レパードのセカンド・アルバムとなった「ハイ&ドライ」、入荷しました。

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平均年齢19歳という若さで鮮烈なデビューを果たし、一躍N.W.O.B.H.M.のヒーローとして名を上げた彼等が僅か1年で格段の進化を見せた事で驚かせました。

 

AC/DCの「地獄のハイウェイ」、「バック・イン・ブラック」を手掛けた事でトップ・プロデューサーとなったロバート・ジョン・マット・ランジと手を組む事を選択し、ジャケット・アートはピンク・フロイド、ツェッペリン、UFOとの仕事で世界的に有名なヒプノシスに依頼します。

 

ロック少年の憧れ丸出しとも思えるこのセンスは、サウンドにも如実に現われています。

 

すでにN.W.O.B.H.M.勢とは一線を画したメロディの幅の広さ、スピードだけではないメロディの良さは、当時はアメリカ指向として本国では批判的に向きもあった様ですが、次作の「炎のターゲット」に繋がる下地はここで完成されています。

 

フォリナーの「4」の制作が完了したばかりのマット・ランジの色合いも、彼等のメタリックかつキャッチーなサウンドへの移行にも影響した様で、この両者のタッグが時代を切り開こうとする勢いが全編に溢れています。

 

脱退したピート・ウィリスの後任として、フィル・コリンが参加し、いよいよ彼等の黄金期が始まるわけですが、本作では84年にそのフィルを迎えてのリミックス・ヴァージョン、「ブリンギン・オン・ザ・ハートブレイク」、「ミー・アンド・マイ・ワイン」が収録されています。

 

 

2020年11月21日 (土)

LOVERBOY LOVIN' EVERY MINUTE OF IT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ラヴァーボーイの通算4作目となったアルバムで、彼等の人気のピークを飾った1枚でもある、「ラビング・エブリ・ミニット」、入荷しました。

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ロバート・ジョン・マット・ランジ作のアルバム・タイトル曲、ジャーニーのジョナサン・ケインとの共作となった「This Could Be The Night」、ブライアン・アダムス作の「Dangerous」等のシングル・ヒットを生み、彼等の代表作ともなったアルバムですが、本作は当時HR/HMシーンの変遷を読み解く上では、なかなかユニークな立ち位置にあった作品であったと考えられます。

 

前作の「KEEP IT UP」はブルース・フェアバーンのプロデュースの元、キラキラしたシンセと躍動感溢れるハード・ポップ・センスが融合した見事なポップ・メタルのプロトタイプとなっていたと思います。

 

このアルバムがリリースされた83年は、JUDAS PRIESTやSCORPIONS、DEF LEPPARD等の欧州勢が、完全にアメリカン・マーケットを制覇していた時代で、メタルがキャッチー化する事でまさにお茶の間に浸透していく過渡期でもあったと思います。

 

そしてラヴァーボーイは本作において、「復讐の叫び」、「背徳の掟」を手掛けたトム・アロムとタッグを組み、ジューダスのエッセンス、ロバート・ジョン・ランジの曲を取り上げる事でAC/DC、デフ・レパードのダイナミズムを取り入れようとしていたのかもしれません。

 

一方86年にBON JOVIはブルース・フェアバーンと組み、ご存知の様に「SLIPPERY WHEN WET」によってポップ・メタルの黄金期の開祖となったわけです。

 

ボン・ジョヴィがラヴァーボーイとの仕事で、フェアバーンに注目していたという話は、有名だと思いますが、結果的にはハード、メタリック路線を歩もうとしていたラヴァーボーイは87年に再びフェアバーンと合流し、「WILDSIDE」をリリースしますが、時すでに遅しといった感は拭えませんでした。

 

皮肉にも思える話ですが、カナダが飛び出したバンドが、アメリカを中心とした80年代HR/HMの大きな流れを作ったとも言える貢献度は、あまり評価されていない気がします。

 

本作の理想的とも言える中道路線、すなわちハード・ポップとメタルの間を繋ぐ方法論は、まさに時代が要求していたパッケージであり、必然的に発生したスタイルであったのだと思います。

 

メロディ・センス、アレンジ能力、そしてそれを最適な形で体現するメンバーそれぞれの技量が伴っていたのは大きいと思いますが、LAメタル等の顕著なグラマラスさに欠けていた事と、あまりの優等生ぶりが逆に災いしてしまったのが残念です。

 

いずれにしても、80年代ハード・ロックを語る上では、個人的には外せない1枚だと思います。

 

 

 

2020年11月20日 (金)

EXTREME PORNOGRAFFITTI

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オリジナルは90年作、エクストリームのセカンド・アルバムにして、彼等が大化けしたヒット作、「ポルノグラフィティ~エクストリームⅡ」、入荷しました。

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前作から僅か2年足らず、ファンク・メタルと自ら表現していた様ですが、VAN HALEN、AEROSMITHの流れを汲むパーティー・ロック・バンドのイメージが強い遅れてきた80'sメタルでは終わりませんでした。

 

ヌーノ・ベッテンコートの流麗なギター・テクニックは、その幅広い音楽性に支えられていたものだという事が良くわかるバラエティに富んだ内容となっています。

 

90年代を代表するヒット・ナンバー、「モア・ザン・ワーズ」は、MR. BIGと共に新しい世代をハード・ロック、メタルへと引きずり込む事に貢献し、グランジの波が押し寄せようとしていた時代、ミクスチャー・ロックとしてシーンの拡大の橋渡しにも影響を与えた1枚だと思います。

 

確かにファンク、ラップ、典型的なアメリカン・ハード、更にはジャジーなバラードまで、その洗練された本作の器用さが80年代メタルの終焉を告げていたと思われる大傑作です。

 

 

2020年11月19日 (木)

SAGA MARATHON

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

カナダの名門プログレ・ハード・バンド、サーガの通算15作目となったオリジナル・アルバム、「マラソン」、入荷しました。

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デビューから25年、本作がある意味一つの区切りとなった感があります。

 

オリジナル・メンバーであったドラマー、スティーヴ・ニーガスが2度目の脱退をし、本作が最後の参加作となっています。

 

また長年手掛けてきたCHAPTERシリーズがここで完結、各アルバムに収録されてきたコンセプトが2四半世紀をかけて二部構成、全16曲という大河ドラマが終了した事になります。

 

若きアルバート・アインシュタインをテーマにしたとされるこのドラマは、後に「THE CHAPTERS LIVE」として完全ライヴ再現がされCD化もされています。

 

本作では第12章、第14章、第16章とサブタイトルが冠せられ含まれてますが、その内ラスト・ナンバーとなっているのは「WORLDS APART」。

 

彼等の熱心なファンなら知ってであろう81年作のヒット・アルバム、「WORLDS APART パラレル・ワールド」と同名曲となっています。

 

サウンドも確かに80年代の彼等を思わせるキラキラ・シンセとプログレ・ハード特有の高揚感を持つものが多く、やはりどこかで集大成的な意識があったのだろうと思われます。

 

プロデュースはこれまで通りベースのジム・クリットンが担当、アルバム全体のイメージもSAGAブランドをキープ、質の高いNEW WAVE風プログレ・ハードといった個性は変わらぬ魅力があります。

 

日本では知名度も低く、注目もあまりされていないバンドですが、欧州では根強い人気に支えられているのは、カナダ産ながら湿り気タップリのメロディとシンセとギターによるSFチックな世界観が一貫して続けられているからなのでしょうか。

 

極めてポップな旋律から、マニア心をくすぐるプログレ的展開まで、職人的気質による媚びない感覚も見せながら、現在に至るまで地道な活動を続ける姿勢には頭が下がります。

 

 

2020年11月18日 (水)

UNITED RELOAD

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

日本のスラッシュ・シーンを代表、牽引するUNITEDのメジャー第2弾、通算4作目となったアルバム、「リロード」、入荷しました。

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彼等は95年に大手メジャーの洋楽部門からデビュー、SLAYERの前座、MACHINE HEADとのジョイント・ツアーを経て、LAで行われている「FOUNDATIONS FORUM」にMOTORHEAD、TESTAMENT等と共に出演。

 

更に名高いMETAL BLADEと契約、北米デビューを果たす等の大躍進中でしたが、二代目ヴォーカリストの古井義明が脱退するという危機が訪れます。

 

急遽迎えたほぼ無名のヴォーカリスト、稲津信一を迎え初の海外レコーディングとなるLAで本作は制作されています。

 

KREATOR、VICIOUS RUMORS、LAAZ ROCKIT、MACHINE HEAD等との仕事で知られるヴィンセント・ヴォイノがエンジニアを務め、90年代ヘヴィ・ロックの質感十分のまさに洋楽レベルのサウンドがまず目立ちます。

 

バンドは当時KORNやTOOLといった、いわゆる当時のモダン・ヘヴィネス系に傾倒していたようですが、ストレートなスラッシュ感覚とヘヴィなグルーヴが巧く融合されている感があります。

 

特に新ヴォーカリストのハードコア、あるいはエクストリーム系の個性が生かされる事によって、UNITEDの持ち味であるキレッキレのスラッシュに同時代のニューメタルの潮流が加わったようにも思えます。

 

唯一のスロー系のナンバー、「MOURNING」での実験性がこの時期の彼等の貪欲さを象徴していると同時に、メタル激動期であった90年代後半の混沌を感じさせる点もユニークです。

 

 

2020年11月17日 (火)

ROBIN ZANDER ROBIN ZANDER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

CHEAP TRICKの看板ヴォーカリスト、ロビン・ザンダーの初ソロ作となったアルバム、「ロビン・ザンダー」、入荷しました。

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日本では今も元祖王子様的な熱狂的なファンを持つ人だと思いますが、アメリカではHR/HM界でもリスペクトされ続けている声の持ち主です。

 

七色の声を使い分けるとまで評されたくらい、これまでロバート・プラントやミック・ジャガー、ニール・ヤングを彷彿させる歌い回しをチープ・トリック作品で披露してきました。

 

BEATLESやTHE WHOといったブリティッシュの影響が色濃いリック・ニールセン主導のチープ・トリックでは、これまでなかなか出せなかった自分のルーツを思いっきり楽しんでるといった内容となった本作、なかなか豪華なゲスト陣と制作陣を迎え、素朴な味わいながらゴージャスなポップ・ロック作品となりました。

 

プロデュースはロビンとジミー・アイオヴィンとなり、ルーツとなる王道アメリカン・ロック、カントリーのテイストをベースにしながら、バラエティに富んだナンバーを揃えています。

 

ニルソン、ニール・ヤング、マリア・マッキーのカヴァーに加え、J.D.サウザー、マイク・キャンベル、デイヴ・スチュワート、そしてリック・ニールセンとの共作曲が占め、ハード・ロックからは完全に離れたポップ・ワールドが展開されます。

 

ゲストにはスティーヴィー・ニックス、ミック・フリートウッド、ドン・フェルダー、カルロス・ヴェガ、ドクター・ジョン、グレッグ・ビソネット、クリスティーナ・アンフレット(ディヴァイナルズ)、スコット・ハンフリー(後にMOTLEY CRUEとの仕事で大活躍)、そして同僚のトム・ピータソン等、ロック・ファンを喜ばせる面子が揃っています。

 

スマッシュ・ヒットとなったシングル、「I'VE ALWAYS GOT YOU」は、ちょっと前のテイラー・スウィフトあたりが歌っていてもおかしくないカントリー・ポップの名曲となり、ロビンのナチュラルで甘い声に癒やされます。

 

他にも完全なELO風、ニュー・ウェイヴ調、パープルやフリーやYES、そしてPILまでもサンプリングする遊び心、ドリーミーなバラードまで、CHEAP TRICKとはかなり違うポップ・センスが生かされています。

 

本作でのソフト路線に満足しきったのか、本家のチープ・トリックは以降よりハードなアルバムへと回帰していくのですが、その後ロビンはカントリー・アルバムを制作するも2011年にインディーズからリリースされたのみで、どうも現在では入手困難な様です。

 

そして最近では本作の遺伝子を引き継ぐサウンドを持つ、ROBIN ZANDER BANDを立ち上げてライヴ活動をしているのも興味深いところです。

 

 

2020年11月16日 (月)

VINNIE VINCENT INVASION ALL SYSTEMS GO

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ヴィニー・ヴィンセント・インヴェイジョンの88年作、「オール・システムズ・ゴー」、入荷しました。

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KISSの二代目ギタリストでありながら、正式メンバーとしては1枚のアルバムのみでクビになり、自己顕示欲の強い性格ばかりが評判となってしまったヴィニー・ヴィンセントは、ミュージシャンとして正当評価があまりされてこなかったと思います。

 

彼はエースの代役として「暗黒の神話 Creatures of the Night」に参加し、素顔を晒したキッスの「地獄の回想 Lick It Up」ではソング・ライティング面でも大いに貢献し、フラッシーなプレイと共にキッスのLAメタル・シーンでの存在感を復活させました。

 

実は超絶テクの持ち主であり、メロディ・メイカーとしても優れていたヴィニーが、初めてリーダー・バンドを率いたのがVINNIE VINCENT INVASIONでした。

 

本作はセカンド・アルバムにしてラスト作となった1枚で、前作ではジャーニーにも一時在籍した事があるロバート・フライシュマンがヴォーカリストでしたが、本作ではマーク・スローターが加入しています。

 

ご存知の様にマークとダナ・ストラムは、本作をきっかけにスローターを結成していくわけですが、どうもヴィニーの人間性についていけなかった様です。

 

マークのメタリックかつ伸びのある声を活かしたメロディアス・ハード系のナンバーが増え、パワー・バラードの充実ぶりも目立ち、前作以上に80年代メタルの隠れた大名盤として今も語られていると思います。

 

各メンバーの力量と、それに見合ったキャッチーなナンバーが揃いながら、バンドとヴィニーがシーンから消えてしまったのが実に残念ですが、ここでの基本コンセプトがそのままスローターへと引き継がれていった気もします。

 

 

2020年11月15日 (日)

BLACK 'N BLUE HELL YEAH!

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80年代に活躍したBLACK 'N BLUEが再結成、なんと23年ぶりにリリースした通算5作目のアルバム、「ヘル・イェー!」、入荷しました。

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彼等は84年にGEFFENからデビュー、4枚のアルバムを残していますが、大ブレイクする事なく消滅してしまいました。

 

若くルックスの整った5人組として、グラム・メタル一派と見られていましたが、そのサウンドは言ってみればオールマイティーなHR/HMバンドとして一括りのできないバラエティに富んだものでした。

 

ディーター・ダークス、ジーン・シモンズ、ブルース・フェアバーンと大物プロデューサーを迎え残したサウンドは、欧州的メロディアス・ハード、ハード・ポップ、正統派アメリカン・ハード等々、80年代メタルを総括した様な器用さがありました。

 

その器用こそがバンドのイメージを曖昧にしてしまったのか、あるいはWHITESNAKEやガンズに力を入れるあまり、ゲフィンがしっかりしたサポートを怠ったのか、彼等がビッグ・サクセスを手に入れられなかったのが不思議でなりません。

 

そんな彼等が果たせなかった夢をここで今再び、という事でもないのでしょうが、本作では開き直ったかの様な陽性パーティー・ロッカーぶりが実に爽快なものとなっています。

 

現在トミー・セイヤーが一番の出世頭としてKISSに正式参加しているのは有名だと思いますが、彼を除くオリジナル・メンバーが4人再集結、新たにギタリストを加え、80年代当時よりも若々しいポップ・メタルを聴かせてくれます。

 

ヴォーカルのジェイミー・セント・ジェイムスは一時期WARRANTにも参加していましたが、艶っぽさこそ目立たなくなりましたが、独特の性質は健在でバンドの個性を演出しています。

 

強力なフックよりも80'sの空気感を大事にした様なサウンド・プロダクション、ヘヴィさやダークさとは無縁のカラッカラの好天気を思わせるキャッチーさはやはり見事で、85年作のセカンド・アルバム、「WITHOUT LOVE」に一番近い印象があります。

 

こうした80年代組のわかりやすい復活は、今やもう新鮮度は無いのかもしれませんが、メタルの持つ脳天気で豪快で気持ち良い的な側面を楽しむには、ちょうどいい存在であると思われ、是非このまま頑張ってほしいと強く願います。

 

 

2020年11月14日 (土)

BLACK 'N BLUE BLACK 'N BLUE

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オリジナルは84年作、LAメタル一派として華々しくGEFFENからデビューしたブラック・アンド・ブルーのファースト・アルバム、「ブラック・アンド・ブルー」、入荷しました。

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若くルックスも揃った5人組、そしてキャッチーなセンスも十分だったため、日本ではアイドル然とした紹介のされ方が多かった気がしますが、同期と言えるBON JOVIよりもメタリックなサウンドは多くのHR/HM少年の心を捕らえたと思います。

 

現在ではKISSのギタリストとして活躍しているトミー・セイヤーが在籍していたバンド、という知名度の方が高いと思われますが、80年代メタルを象徴するバンドの一つとして忘れ難い1枚です。

 

デフ・レパードよりも早くSWEETの「ACTION」のカヴァーをしているセンスにも驚かされますが、当時のLAメタル勢と大きく違っていたのは派手なルックスとは裏腹に、ストイックなメタル・ソング作りに徹していた事だと思います。

 

プロデューサーにスコーピオンズとの仕事で有名なディーター・ダークスを迎えている事からも、アメリカのバンドとしては当時は珍しかったと思います。

 

けっしてゴリゴリになるわけでなく、メロディ・センスはしっかりキャッチーな部分を核にしています。

 

軽めのポップ・メタルで終わっていないのは、欧州的な哀愁感を大事にしていたからでしょう。

 

メロディアス・ハードという言葉もなかった時代だとは思いますが、いわゆるヘア・メタルとして終わるには本格的すぎるソング・ライティングをしすぎていた嫌いはあったかもしれません。

 

いかにも80’sメタルといったシングル、「HOLD ON TO 18」こ、永遠のティーンのアンセムとなるべきポップさを兼ね備えてはいますが、デビュー作としてはかなり完成度の高い全体像が目立ちます。

 

パワー・バラードに安易に走らない姿勢にも、好感が持ててしまいます。

 

彼等は以降、ブルース・フェアバーンと手を組みポップ展開、更にジーン・シモンズによる王道メタル路線をしていく事になりますが、本作の硬派な路線をもう少し我慢して続けて欲しかった気もします。

 

 

2020年11月13日 (金)

DEMOLITION 23. DEMOLITION 23.

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94年作、マイケル・モンロー率いるデモリション23.の「デモリション23.」、入荷しました。

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80年代のハノイ・ロックス解散後、その動向が特に注目されていたマイケル・モンローが、ソロ活動を経てスティーヴ・スティーヴンスがエルサレム・スリムを結成したのは日本でも話題になりましたが、結局はレコーディングのみで消滅してしまいます。

 

あの憎きヴィンス・ニールの元へスティーヴンスが走ったという衝撃的な事実が、多くのハノイ・ファンを憤激させたのは言うまでもありません。

 

マイケルはその後すぐに新バンドを結成し、短命に終わったこのデモリション23.名義でのアルバムをリリースします。

 

現在でも活動を共にするハノイの盟友であり、強い絆で結ばれたサム・ヤッファ、更にジェイ・ヘニング、ジミー・クラークというあまり馴染みの無いメンバーが含まれた4人組です。

 

元々はマイケルの敬愛するギタリスト、リトル・スティーヴンとのプロジェクトを考えていた様ですが、結局は本作のプロデューサーとしてスティーヴンが活躍しています。

 

ジョニー・サンダース、デッド・ボーイズ、UKサブスのカヴァーと、これまでのマイケル作品としてのセンスは変わらず、他のオリジナル曲もかなりパンキッシュな香りが強いものとなっています。

 

おそらくエルサレム・スリムでのゴタゴタに嫌気がさしていたのでしょうか、これまでになくストレートなパンク色が目立つ気がします。

 

その中でも特に注目したいのがまず、「You Crucified Me」でしょう。

 

HANOI ROCKSの持っていた甘酸っぱさが散りばめられ、「君は僕を十字架にかけた」と歌われる哀愁パワー・ポップ・ナンバーとなっています。

 

ラスト曲の「Deadtime Stories」は、「Don't You Ever Leave Me」を彷彿させるセツナ系バラードで、アコースティック調に展開される前半が特に新鮮に響きます。

 

尚、本作ではマイケルの元奥方であり、すでに故人となってしまったジュディ・ワイルダーがソングライターとして、オリジナル全曲でマイケルと共作をしています。

 

 

2020年11月12日 (木)

SCORPIONS LOVEDRIVE

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オリジナルは79年作、スコーピオンズの6作目となったスタジオ・アルバム、「ラヴドライヴ」、入荷しました。

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脱退したウルリッヒ・ロートの後任にマティアス・ヤプスが迎えられています。

 

本作を機に、ウリの哀愁節よりも、アメリカナイズされたキャッチーなリフ主体のメタル・ソングが目立つようになります。

 

更に本作にはマイケル・シェンカーが3曲、ゲスト参加しています。

 

ルドルフの弟思いの気持ちから実現した様で、UFOで疲労していたマイケルのリハビリ作にもなったのではないでしょうか。

 

マイケルの強烈なソロが絡む「Another Piece Of Meat」や、アルバム・タイトル曲では、80年代スコーピオンズの独特の鋭利なリフで埋められたスタイルが確立されています。

 

本作以前の哀愁感漂う演歌的ハード・ロックの持ち味は薄まってきていますが、メタリックに突き進む彼等の新たなサウンドは、当時としては確実に新しかったと思われます。

 

またお馴染みとなったヒプノシスのジャケットも相変わらず秀逸で、エロシュールとでも言うべき完成度を誇っています。

 

 

 

2020年11月11日 (水)

QUEEN A NIGHT AT THE OPERA

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オリジナルは75年作、説明不要のクイーンの4作目にして最高傑作として挙げられる1枚、「オペラ座の夜」、入荷しました。

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クイーンがハード・ロックをも含めた新たなロックの可能性、そしてパンク勃発前の華麗なロックの美しさを示した大名盤としてジャンルを超えて語られるべきだと思います。

 

それまで批評家達からはソッポを向かれていた彼等が、ビートルズに並ぶ国民的バンドとして認知された瞬間、と言ってもいいかもしれません。

 

日本ではアイドル的人気はピークを迎えようとしていた中だったので、その熱のギャップに驚くばかりですが、彼等の音楽性の進化に必死についていこうとしていた人達も当時はいたのではないでしょうか。

 

革新的な部分はむしろ録音技術にあったと思いますが、バラエティに富んだナンバーの全てが、それまでのブリティッシュ・ロックの総決算といった感があります。

 

ハード・ロックからジャズ、ヴォードヴィル、フォークに至るまで、クイーン流美学とポップ・センスで彩られ、まさしくビートルズ同様、時代を超えて愛されるロック・アルバムだと思います。

 

 

2020年11月10日 (火)

NIGHT RANGER FEEDING OFF THE MOJO

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NIGHT RANGERの通算6作目のアルバムで、メンバー自らムーン・レンジャーとして位置付ける無視されがちな1枚、「フィーディング・オフ・ザ・モジョ」、入荷しました。

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7年ぶりの復活作となりましたが、ブラッド・ギルス、ケリー・ケイギーの二人にゲイリー・ムーンをベース、ヴォーカリストに迎えたトリオ編成となり、華々しい再結成とは決して言えない状態でしたが、改めて聴き直すとこれはこれでかなりいい線イッてる感じがします。

 

60年代から活躍する名門バンド、スリー・ドッグ・ナイトに一時的に参加したり、80年代にはマット・ソーラム、元AUTOGRAPHのメンバー等とTHE PACKなるバンドで活動していたゲイリー・ムーンは、ワイルドな声質とソング・ライターとしての非凡なセンスの持ち主でした。

 

ケリー・ケイギーがヴォーカルを担当するナンバーでは、さすがに全盛期のナイト・レンジャーを感じさせますが、むしろこのアルバムの魅力はムーンが持ち込んだ哀愁メロディアス・ハードとしてのセンスでした。

 

MR. BIGを始め多くの楽曲提供をしてきた職業ライター、ジェフ・パリスとムーンのペンによる「Last Chance」、80年代に彼がTHE PACK時代に作っていた「MUSIC BOX」等は、これまでNIGHT RANGERにはないアダルトな色気に溢れていると思います。

 

ピーター・フランプトンの大ヒット曲、「Do You Feel I Do」、そして数有るビートルズ・ナンバーの中からよくぞ選んでくれた「Tomorrow Never Knows」のカヴァーによるメドレーも、このメンバーならではの新機軸でしょう。

 

枯れや渋み、あるいはこの時代顕著だったオルタナへのすり寄りとは無縁です。

 

ブラッド・ギルスはアーミングよりもパワフルに曲を演出する事に徹したプレイが目立ち、トリオながら分厚いサウンドも80年代的マインドに近いと思います。

 

派手なツイン・リードやキラキラ・シンセは無くなったものの、粒揃いとなった本作、メロディの充実度は本家ナイト・レンジャーにけっして劣るものではありません。

 

確かに別バンドとして考えた方がいいのかもしれませんが、隠れ名盤の一つとしてもっと再評価がされていい1枚だと思われます。

 

 

 

2020年11月 9日 (月)

DAVE MENIKETTI ON THE BLUE SIDE

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Y&Tのフロントマンにして熱きギタリスト、デイヴ・メニケッティの初ソロ作となった98年のアルバム、「オン・ザ・ブルー・サイド」、入荷しました。

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再結成を果たし、2枚のアルバムをリリースしたY&Tはかつての泣く事を許してくれる男臭いHR/HMから、よりピュアなハード・ロック・スタイルへと変化したためか、地味な印象しか残っていませんでしたが、本作は熱さの塊と言えるデイヴの真骨頂を発揮してくれています。

 

ブルーズ・アルバムという事になるのですが、良く比較されるゲイリー・ムーアとは質感が少し違うようにも思えます。

 

確かにこの人のルーツはR&Bにあった事は今までも明らかだったと思いますが、よりハード・ロック野郎としての気質が強いのではと思います。

 

加えて体内から滲み出る様な哀愁節を常に抱えている人でもあり、それこそがエモーショナルという言葉で評される点なのでしょうが、要は人間臭さと音楽に対する情熱をギターとヴォーカルに同比率で乗せてきたミュージシャンなのでしょう。

 

彼自身がライナーにおいて全曲を解説しているのですが、コメントから非常に感受性豊かな人柄が覗えます。

 

80年代メタルがファッションとポップなメロディに物を言わせていた中、Y&Tが一時頑なに熱さに拘っていた所以は、そうしたデイヴの人間性から自然発生的に生まれたものだった気がします。

 

ゲイリーよりも滑らかではと思えるプレイと、かつてロ二ー・ジェイムズ・ディオが絶賛したという熱すぎるヴォーカルも、ブルースという形態で表現しなくても十分内面がブルージーであるのではないでしょうか。

 

そのため「TAKE IT LIKE A MAN」や「BAD FEELING」、あるいは「LOAN ME A DIME」といった哀愁バラードもブルースというよりは明らかにハード・ロック・バンドのパワー・バラードとして聴こえてしまうのですが、デイヴ自身にとってはもちろんどちらでも構わない事なのだと思います。

 

ジェイムス・ブラウン、カクタスのカヴァーも含まれているのですが、本作中最もR&B色が強く感じられるのも印象的です。

 

インスト曲の出来も非常に素晴らしいのですが、やはりヴォーカリストとしての先天的な資質に感動させられる1枚です。

 

 

2020年11月 8日 (日)

POISON SWALLOW THIS LIVE

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ポイズンの初のライヴ盤となったアルバムで、当初2枚組としてリリースされていた、「スワロウ・ディス・ライヴ!!」、入荷しました。

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彼等のサード・アルバム、「Flesh & Blood」に伴う全米ツアーから収録がされ、スタジオ・ヴァージョンの未発表曲4曲が含まれています。

 

LAメタル、グラム・メタルの旗手として、忘れ難い存在感と名曲を残しながら、化粧バンド、演奏が下手等、悪い意味で槍玉に挙げられる事が多かったのですが、ここではライヴ・バンドとしての実力、楽しさそ強調するべく、音の修正がほとんどされず、MCやギター、ドラムのソロがそのまま収録されているのが驚異的です。

 

とにかくメロディの良さ、ヴィジュアルの派手さが個性であった人達だけに、おそらくその場でライヴを楽しんだ人達の興奮度は計り知れないものであろう事が本作からも想像できます。

 

おそらくKISSにも近いエンターテインメント性が音に溢れていて、この臨場感を味わうには大音量で聴く事をおすすめします。

 

見かけだけのバンド、と揶揄するのは簡単だと思います。

 

ただこれ程キャッチーなメロディを持つバンドで、ロックが楽しいものである事を教えてくれるライヴは、昨今そうそういないと思われます。

 

DISC TWOの8曲目から11曲目は、ボーナス・スタジオ・トラックスとして、当時の新曲となっています。

 

 

2020年11月 7日 (土)

MOTORHEAD ACE OF SPADES

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オリジナルは80年作、モーターヘッドの中期を代表するアルバム、「エース・オブ・スペーズ」、入荷しました。

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レミー、エディ・ファスト・クラーク、フィル・アニマル・テイラーの黄金トリオ時代の傑作で、ジャケットに映る三人のカッコ良さは、それまでの象徴的なイラスト・デザインよりもインパクトがあったと思います。

 

NWOBHMブームの中で彼等の評価もますます上がり、メタル、パンクの両ファンから支持されるという、独自の立ち位置を確立したのも本作が大きなきっかけとなっています。

 

スピード、爆音、そして意外にもキャッチーな歌メロが今聴いてもワクワクします。

 

もしこのアルバムがダメだと感じた場合、ロックが体質に合わないとさえ思わせる圧倒的な説得力は30年以上経った今も変わっていません。

 

尚、ボーナス・トラックには、80年にGIRLSCHOOLとのコラボとしてリリースしたシングルが収録されています。

 

MOTORGIRLとされたこのコラボ、パンキッシュでキャッチーな「PLEASE DON'T TOUCH」という名曲を残しています。

 

 

 

2020年11月 6日 (金)

TREAT DREAMHUNTER

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オリジナルは87年リリース作、トリートのサード・アルバムとなった、「ドリームハンター 邦題 サバイバー」、入荷しました。

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次作の「ORGANIZED CRIME」が最高傑作とされる事も多い様ですが、キラキラ度、メロディの洗練度は本作がピークとなっており、EUROPE、TNTよりも胸キュン度が高いと思われるメロディアス・ハードとして今も伝説的に名高いアルバムです。

 

ドラマーが度々メンバー・チェンジを繰り返し、けっしてバンドの状態は安定していなかったと思われますが、アルバムの完成度は極めて高いと思われます。

 

キーボードとギターのクリアなサウンド・プロダクション、情緒過多にならない透明感を残すヴォーカル、そしてついつい口ずさんでしまいそうになるメロディと、80年代メタルの売れる条件を全て満たしている筈なのですが、北欧メタルという括りを破るまでには至らなかったのが本当に不思議です。

 

現在も職業ライターとして活躍するアンダース・ヴィクストロムの書くスウェディッシュ・ポップ然とした高揚感溢れる旋律、そして彼のツボを押さえたギターが全体を牽引しているのですが、ヴォーカリストのロバート・アーンルンドのバラード・シンガーとしての魅力もこのバンドの個性となっています。

 

同郷の後輩と言えるイン・フレイムスがカヴァーした事でも有名な「World Of Promises」や、まるで80’sポップの如き輝きを誇るキーボードが印象的な「Best Of Me」、「One Way To Glory」、ハードなエッジを残しながらも極めてアンセム的要素が強い大合唱ソング、「Soul Suevivor」、「Outlaw」等々、捨て曲一切無し、全曲がシングルとして有効性を持つ高性能アルバムです。

 

今聴き直しても、同時代のBON JOVIすら霞んでしまいそうなこの清涼感、せつなさこそ、北欧メタル(北欧ハード・ポップと言った方がいいかもしれません)の醍醐味だと思います。

 

一体何処から、どうやってこんなウキウキ・メロディを生み出しているのか、もっと詳しく掘り下げていくとABBAを輩出した音楽大国スウェーデンだからこそ、と言えると思うのですが、TREATに関してはそれだけでは納得できそうもない奇跡的なセンスを持ったバンドであったのではないでしょうか。

 

 

2020年11月 5日 (木)

OZZY OSBOURNE SPEAK OF THE DEVIL

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オリジナルは82年リリース作、オジーのソロ名義では初のライヴ盤となったアルバム、「スピーク・オブ・ザ・デビル 悪魔の囁き」、入荷しました。

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当初は2枚組として発表され、原題は「Speak Of The Devil 悪魔の囁き」、現在では「Talk Of The Devil」と改題され統一されている様です。

 

ランディ・ローズの悲劇後、彼をフィーチャーしたライヴ盤リリースが予定されていたところ、音質の悪さ、そしてオジー本人のランディの名前を商売に利用したくないという思いから、わざわざライヴ・レコーディングをし直したという作品です。

 

迎えられたギタリストはナイト・レンジャーで大ブレイク寸前のブラッド・ギルス。

 

印象的なギター・プレイはやはり印象的なものとして聴けますが、ここでのセットリストは全てサバス時代のものとなっています。

 

キーボードのドン・エイリーがその時点では脱退していて、オジー、ブラッド、ルディ・サーゾ、トミー・アルドリッジという強力布陣ながら、このメンバーで再現できたのはサバス・ナンバーのみだった様です。

 

ランディへの追悼盤という形にはなりましたが、多少奇妙なライヴ・アルバムという性格は確かに否定できません。

 

ただやはりこの幻とも言えるメンバー構成、オジーのキャリア上最も過酷であったと言えるランディの死、そして栄光のサバスの再現と、ここでしか聴けないライブは貴重と言えるでしょう。

 

悲壮感こそ漂っていませんが、常にヨレヨレのイメージがあったオジーの声に張りと艶っぽさを感じてしまえるのですが、気のせいでしょうか。

 

 

OZZY OSBOURNE SPEAK OF THE DEVIL

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オリジナルは82年リリース作、オジーのソロ名義では初のライヴ盤となったアルバム、「スピーク・オブ・ザ・デビル 悪魔の囁き」、入荷しました。

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当初は2枚組として発表され、原題は「Speak Of The Devil 悪魔の囁き」、現在では「Talk Of The Devil」と改題され統一されている様です。

 

ランディ・ローズの悲劇後、彼をフィーチャーしたライヴ盤リリースが予定されていたところ、音質の悪さ、そしてオジー本人のランディの名前を商売に利用したくないという思いから、わざわざライヴ・レコーディングをし直したという作品です。

 

迎えられたギタリストはナイト・レンジャーで大ブレイク寸前のブラッド・ギルス。

 

印象的なギター・プレイはやはり印象的なものとして聴けますが、ここでのセットリストは全てサバス時代のものとなっています。

 

キーボードのドン・エイリーがその時点では脱退していて、オジー、ブラッド、ルディ・サーゾ、トミー・アルドリッジという強力布陣ながら、このメンバーで再現できたのはサバス・ナンバーのみだった様です。

 

ランディへの追悼盤という形にはなりましたが、多少奇妙なライヴ・アルバムという性格は確かに否定できません。

 

ただやはりこの幻とも言えるメンバー構成、オジーのキャリア上最も過酷であったと言えるランディの死、そして栄光のサバスの再現と、ここでしか聴けないライブは貴重と言えるでしょう。

 

悲壮感こそ漂っていませんが、常にヨレヨレのイメージがあったオジーの声に張りと艶っぽさを感じてしまえるのですが、気のせいでしょうか。

 

 

KING KOBRA HOLLYWOOD TRASH

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キング・コブラの2001年作、「ハリウッド・トラッシュ」、入荷しました。

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「Ready To Strike」、「Thrill of a Lifetime」を含む3枚の優れた80年代メタル・アルバムを残したキング・コブラが、メジャー契約を失いながらも地道な活動をしていた事はあまり知られていないかもしれません。

 

カーマイン・アピスのお遊びにも思えたポップ・メタル、メロディアス・ハードを貫徹したこのバンドは、結局彼のライフワークともなった様です。

 

88年作のサード、「King Kobra Ⅲ」を最後に、カーマインはその後BLUE MURDER、MOTHERS ARMY、GUITAR ZEUS、そして日本のバンド、PEARL、更にはVANILLA FUDGEの再結成と精力的な活動に専念していきます。

 

そして2001年、13年を経て突如としてバンドを復活させリリースされたのが、4作目となるこの「Hollywood Trash」でした。

 

カーマインがここで従えたのはオリジナル・メンバーのミック・スウェダ、ほぼ無名のギタリスト、スティーヴ・フィスター、そしてヴォーカリストには元BATON ROUGE、そしてMSGへの参加で名を上げたケリー・キーリングでした。

 

前作のアダルトなハード・ロック路線を引き継ぎながら、えっ!WHITESNAKE?、CHEAP TRICK?とバラエティに富んだナンバーが並んでいます。

 

タイトル・トラックに至っては、AEROSMITHがあの「Jumpin' Jack Flash」をカヴァーしたかの様なワイルドなものとなっています。

 

彼等のデビュー作のアルバム・タイトル曲であり代表曲ともなった「レディ・トゥ・ストライク」のセルフ・リメイクも披露、しっかり80年代マインドも忘れていません。

 

また前作収録曲のリメイクとなった「Take It Off」、そして本作最終曲である「Here Comes The Night」では、オリジナル・メンバーのジョニー・ロッド、マーク・フリー、デヴィッド・マイケル・フィリップス、更にゲストとしてアール・スリックが参加しているのも特筆すべき点でしょう。

 

さすがにかなり優等生的サウンドが目立ち、ややもすれば時代遅れ的なバンドとも見られがちですが、キャッチーかつメロディアス、そしてきっちりとしたパワフルさも兼ね備えたバンドが好きな方にはたまらない魅力を持っていると思われます。

 

 

2020年11月 4日 (水)

GIRLSCHOOL GUILTY AS SIN

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現役最長女性HR/HMバンド、ガールスクールの通算13枚目となったアルバム、「ギルティ・アズ・シン」、入荷しました。

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2011年には81年リリースのセカンド・アルバム、「HIT AND RUN」のリ・レコーディング・アルバムをリリースしていますが、オリジナル・アルバムとしては2008年の「LEGACY」以来となります。

 

若返ったかの様なパワフルなメタル・サウンドが炸裂、初期のパンキッシュな疾走感を残しつつ、リフはかなりストロングなものが目立っています。

 

アルバム・タイトル・トラックに代表されるグラム・メタルっぽいキャッチーさも健在、言ってみればこの人達も持ち味が惜しみなく披露されたアルバムだと思います。

 

プロデュースはこれが初顔合わせとなる名手、クリス・タンガリーディス、ライヴ感溢れるメタル・アルバムをこれまで数え切れない程生み続けてきた手腕を発揮してくれています。

 

ユニークなのはビージーズの「ステイン・アライヴ」のカヴァー、原曲を知る人なら誰でも驚かされるゴリゴリのハード・ロック・ヴァージョンとなっており、AC/DCミーツ70’sディスコとでも言うべき衝撃度があります。

 

「EVERYBODYLOVES (SATURDAY NIGHT)」は、ナイジェリアで1950年代から存在する国民的愛唱歌だそうで、この曲でもサタデー・ナイトがカブるの面白いところですが、ガールスクール・ヴァージョンによるこのカヴァーは、まるでSLADEを思わせるグラム、バブルガム・ポップ調として改変されています。

 

2曲のカヴァー曲により多少ポップな側面も見せていますが、やわなバラードはもちろん皆無、いつも通りパワフルなノリで一気に駆け抜けていくアルバムとなっています。

 

熟女パワーと評していいのかわかりませんが、少なくともこの手の音を30年以上やり続けるバンドは確かに少なくなっているだけに、お姉さま方に慕いたくもなるというものです。

 

ちなみボーナス・トラック扱いとなっている「COMING YOUR WAY」は、2002年のアルバム「21st Anniversary: Not That Innocent」からのセルフ・リメイクで、作曲者のクレジットには生前最後のレコーディング参加となったケリー・ジョンソンの名が並ぶナンバーです。

 

「TONIGHT」は、81年リリースのシングル、「Hit and Run」のB面曲で、元々かなりカッコいいリフが印象的なナンバーでしたが、ここでは更にメタリックになって生まれ変わっています。

 

 

2020年11月 3日 (火)

BLACKJACK WORLDS APART

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ブラックジャックの80年作、「ワールズ・アパート」、入荷しました。

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ソロ・シンガーとして大成功し、今やAOR界の大御所となったマイケル・ボルトン、そしてKISSの4代目ギタリストとして有名なブルース・キューリックが在籍していた事で有名なブラック・ジャック。

 

けっして大成したバンドではありませんでしたが、アメリカン・ハード・ファンにとってはなかなか捨て難い存在だったと思います。

 

彼等は2枚のアルバムを発表しますが、僅か活動期間2年という短命で解散してしまいます。

 

同時代のJOURNEYやFOREIGNERにも近い親しみやすさと、ボルトンの渋いヴォーカルをメインにしたガッツのあるハード・ロックは、後のポップ・メタル隆盛期を予感させるものでもありましたが、当時としては中途半端なイメージだったのかもしれません。

 

80年作、2ndアルバムしてラスト作となった本作は、なんとYESやEL&Pの名作を手掛けた名プロデューサー、エディ・オフォードが担当。

 

もちろんプログレ・バンドであったわけではなく、シュープリームスのカヴァー、「MY WORLD IS EMPTY WITHOUT YOU」を始め、ポップなアメリカン・ハード色が強い1枚となっています。

 

すでに味わい深いヴォーカリストとしてしみじみと聴かせてくれる名バラード「STAY」や、プログレ・ハード色の強い「SOONER OR LATER」等、80年代初頭を感じさせる優れたメロディ集となっています。

 

メロディ・メイカーとしても天才的なセンスを開花させているボルトンとブルースのコンビは最強と思われ、メタリックなギターとソウルフルなヴォーカルの絡みはなかなかユニークな個性だったと思います。

 

2020年11月 2日 (月)

WHITESNAKE READY AN' WILLING

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オリジナルは80年作、ホワイトスネイクが80年代のビッグ・バンドへと昇華した大躍進作、「フール・フォー・ユア・ラヴィング」、入荷しました。

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デヴィッド・カヴァーデイル、ジョン・ロード、イアン・ペイスと、パープル組が三人揃った事により70年代バンドとしての側面を強めましたが、このバンドの個性は更にここで固まりま
す。

 

NWOBHMブーム勃発の中、オールド・ウェイヴで終らなかったのは「Fool For Your Loving」のシングル・ヒットがあったからだと思います。

 

スピーディーでキャッチーなリフが世間を圧倒する中、ポップでファンキーなハード・ロックでの生き残り、そして歌心溢れるヴォーカルのセクシーさが唯一無比の存在感を放っていました。

 

名曲も多く揃い、彼等の魅力を知るには必聴の1枚です。

 

特にアルバム・タイトルとなった「Ready An' Willing」での匂い立つ様な男らしさ、ゾクゾクするスリリングなバンド・サウンドは必聴です。

 

尚、本番はフランスのレーベル、AXE KILLER企画のリミテッド・エディションとなっており、独自デザインのハードケース入り、4曲を追加収録したシリアルナンバー入りとなっています。

 

ボーナス・トラックについては、全てが過去作で既発表となったナンバーで、おそらくオリジナル・テイクをそのまま流用していると思われます。

 

 

2020年11月 1日 (日)

CHEAP TRICK WE'RE ALL ALRIGHT!

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結成40周年を迎えたチープ・トリックが、前作からなんと僅か1年でリリースした最新作、「ウィア・オール・オーライト! デラックス・エディション」、入荷しました。

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通算18作目、アルバム・タイトルはファンなら誰もが知る「サレンダー」の後半で大合唱となるコーラスの一節で、一瞬原点回帰かとも思えてしまいますが、オープニングからバリバリの現役ぶりが爆発、彼等は元来進化とは無縁の生粋のロック・バンドであった事を思い出させてくれます。

 

2016年はロックの殿堂入り、7年ぶりのアルバム、「BANG ZOOM CRAZY...HELLO」のリリース、そして来日と、ちょっとしたチープ・トリック祭りと言える年でしたが、2017年には本作に続いてクリスマス・アルバムもリリースするという逞しい精力ぶりに驚かされた人も多いでしょう。

 

ますますサウンドが若返っていくのは奇跡的とも言え、一時期アダルトな路線に落ち着くと思えた「THE LATEST」の様なアルバムと比較すると本作の方が古い音とも思えてしまうのがユニークです。

 

また同時代を生き抜いてきたバンド、エアロスミス、ヴァン・ヘイレン、ハート等の現在を考えると、コンスタントにアルバムをリリース(と言ってもブランクの長い時期もあったのですが)、枯れないポップネスを誇るチープ・トリックの存在そのものが奇跡とも言えるでしょう。

 

長い間パワー・ポップの代名詞とされてきましたが、元々彼等は個性的なハード・ロックを出自とするバンドである事が再確認できるのも本作の特徴かもしれません。

 

70年代ビートルズとも評されていましたが、THE WHOやKINKSの影響も隠そうとしてこなかったし、AC/DCばりのハード・なナンバーもこれまで幾つも残してきています。

 

更に七色の声を持つヴォーカリストと言われたロビン・ザンダーは、ロバート・プラントを意識したシャウトをやはり幾つも披露してきたわけです。

 

甘くせつないパワー・ポッパー、鼻歌で歌えるキャッチ―なメロディ・メイカーというイメージはまさに40年も定着している事になりますが、骨太で古典的ハード・ロック・バンドというのが彼等の本性なのだと思います。

 

本作の大半を占めるストレートなハード・ロック・ソングに交じるビートル・ライクな「Floating Down」、そして最もチープ・トリックの一般的イメージに近いと言える王道ミドル・ポップ、「The Rest Of My Life」で泣かせる手腕はさすがに見事で、ファンを裏切らない安定の信頼度も最早このバンドの個性であると思われます。

 

元気一杯、ドリーミーなパワー・ポップ等々、そうした形容はそろそろやめて、パワフルなハード・ロック・バンドと呼んであげても罰は当たらないのではないでしょうか。

 

 

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