フォト

ショップはこちらです

無料ブログはココログ
2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

PR


« 2020年9月 | トップページ | 2020年11月 »

2020年10月の31件の記事

2020年10月31日 (土)

HAREM SCAREM MOOD SWINGS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは93年作、ハーレム・スキャーレムのセカンド・アルバムにして、彼等の代名詞的作品となった傑作、「ムード・スウィングズ」、入荷しました。

1_000000003317

ショップはこちら

 

特に日本では本作がデビュー盤として紹介され、90年代ヘヴィ・ロック・シーンの中で、枯渇していたメロディアス・ハードが突然湧いて出た様なインパクトをもたらしました。

 

以降の新世代メロディ主義バンドの代表格となったハーレム・スキャーレム自身が、本作の完成度を越える事が最大の課題となっていったのも事実だと思います。

 

カナダのバンドらしく、コーラス・ワークや叙情的な部分も目立つのですが、ハイトーンではないパワフルなヴォーカル、欧州的翳りを分厚く聴かせる構成力等、これまでのカナディアン・ハードとは違う個性も珍しかったと思います。

 

AOR的なライトなパワー・バラードではなく、あくまでもHR/HMとしてのダイナミズムを大事にしたアレンジ能力が優れていたのも、彼等の強みであったと思います。

 

これまでジャーニーやフォリナーといったバンド名を引き合いに出して語られてきたメロディアス・ハードが、彼等の登場によりハーレム・スキャーレム的な、というボキャブラリーが増えたのも大きかったと思います。

 

確かにデフ・レパードと比較されてもおかしくないサウンド・プロダクションではありますが、彼等の方がより80年代的なメロディ・センスを骨格としながら、グランジ以降のアグレッシヴな体質も自然と吸収しているのが何より新鮮だったのだと思います。

 

それが結果的に彼等の特徴的な燃え上がるような高揚感、そして感動的なコーラスとなっているのでしょう。

 

本作リリースから20年後、「MOOD SWINGS Ⅱ」としてバンドはアルバムを再録していますが、それだけ彼等自身にとっても大切な作品だったと考えられます。

 

セカンドにして最高傑作を生み出してしまった悲劇、という側面も否定できませんが、2000年代の復活後の彼等は、本作をベースにした良質のメロディアス・ハードを作り続けている事も追記しておきます。

 

2020年10月30日 (金)

MORNING WOOD MORNING WOOD

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

TNT崩壊後、トニー・ハーネルのソロ・プロジェクトとして発表されたモーニング・ウッド名義の唯一のアルバム、「モーニング・ウッド トニー・ハーネル・プロジェクト」、入荷しました。

1_000000006532

ショップはこちら

 

アメリカ人ながら北欧ポップ・メタル、メロディアス・ハードの代表的ヴォーカリストとして名を残した彼が選択したサウンドは、バック・トゥ・ルーツと思えるウエストコースト・サウンドのカヴァーを含むメロディを大事にしたヴォーカル・アルバムとなりました。

 

ギタリストには、ASIA、アリス・クーパー、サヴァタージ、メガデス等を渡り歩いた名手、アル・ピトレリ。

 

彼の繊細なアコースティック・ギターをバックに、ナザレス、イーグルス、マーヴィン・ゲイ、スーパートランプ、CSN&Yとアメリカン・ロックを中心としたカヴァー、そして4曲のオリジナル曲が収録されています。

 

全体的にはAORとして聴けてしまいますが、TNTファンにとっても素直に楽しめるカヴァー選曲のセンスの良さに心打たれるのではと思います。

 

TNTのあの名曲、「TONIGHT I'M FALLING」の素晴らしいアコースティック・ヴァージョンを聴けるのも嬉しいところでしょう。

 

このセルフ・カヴァーでは、中盤でハートの「CRAZY ON YOU」へとなだれ込む仕掛けが施されており、必聴の1曲にもなっています。

 

オリジナルの曲もこれまた見事なメロディとなっていて、アレンジこそソフトですが、TNTよりもTNTらしいものだと思われます。

 

華やかさの中にも、渋みを増した様なトニーの美声に酔いしれる事のできる上、目覚めの朝、一息入れたい時、元気をもらいたい時に大活躍必至と言える極上の1枚です。

 

 

2020年10月29日 (木)

KING CRIMSON BEAT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは82年作、キング・クリムゾン復活後第二弾となった「ビート」、入荷しました。

1_000000006533

ショップはこちら

 

80年代クリムゾンは、なんとメンバー・チェンジをしないまま3枚の作品を残す事となりましたが、ロバート・フリップの目的がほぼ理想的に具現化されていたからだと思われます。

 

すでにプログレに期待されていたのは、70年代へのノスタルジーだけと思われていた中、キング・クリムゾンはニュー・ウェイヴへの接近を積極的に試みていたと思います。

 

イエスやジェネシスのポップ化、更にエイジア等の台頭は、そもそもがロバート・フリップの音に対する考え方が他のプログレ勢とは違っていた事をより如実なものとしたと思います。

 

ポップな質感を多用しているものの、ポリリズムによるビートの強調に、以降のクリムゾンの有り方を模索している経過も見られ、常にイノベイターであろうとする姿を物語っています。

 

2020年10月28日 (水)

BLACK SABBATH SABBATH BLOODY SABBATH

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは73年作、ブラック・サバスの通産5作目となった「血まみれの安息日」、入荷しました。

4_000000006534

ショップはこちら

 

原題と邦題、そしてジャケットから醸し出されるオカルト色は、確かにオープニング・ナンバーのアルバム・タイトル曲から伺えますが、全体の印象は実験性と意外とも思えるメロディアスな感触です。

 

サバスならではと言えるヘヴィなリフが2曲続くと、最早彼等のお得意芸とも言える美しいメロディが映えるインスト・ナンバー、「Fluff」へと続きます。

 

ここではピアノ、ハープシコードが導入され、ドゥームでは終わらない彼等の進化を感じさせます。

 

更に驚くべきは、当時イエスのメンバーだったリック・ウェイクマンをゲストに迎えてのシンセの導入、「おまえは誰だ!!」ではメンバー自身がシンセ、メロトロンを導入。

 

またフルート、バグパイプも多用され、バンドのセルフ・プロデュースにより同時代のブリティッシュ・ハード勢の影響を受けながらも独自の路線を歩みだしたのが明確になっています。

 

思えば本作こそがオジー時代のバンドのピークとも思え、彼等はやりたい事をここで全て試してしまった様な感すらあります。

 

オーケストラを大幅導入したラスト・ナンバーの壮大な展開は、脱退後のオジーのソロ活動にも繋がるサウンドだったと思います。

 

皮肉な事に当時シンプルはハード・ロック路線を提唱していたオジーが、バンドと溝を深めていった
理由となったのは、サバスの幅広い音楽性と、トニー・アイオミのアイデア豊富なサウンド作りだったのでした。

 

70年代サバスの作品としては、最もキャッチーでメロディアスなアルバムだと思います。

 

 

 

2020年10月27日 (火)

GREAT WHITE SHOT IN THE DARK

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは86年作、グレイト・ホワイトのセカンド・アルバムとなった「ショット・イン・ザ・ダーク」、入荷しました。

1_000000001782

ショップはこちら

 

LAメタル一派として認知されていた彼等ですが、ご存知の様に彼等の魅力はもっと別の所にあり、ジャック・ラッセルの歌心溢れるヴォーカルを中心としたアダルトなハード・ロック・バンドであったわけです。

 

本作は大ブレイク寸前という事もあり、ジャケットのイメージから、派手目のリフといい、同時代のポップ・メタル勢とそう変わらないサウンドをまだ守っています。

 

それでも上手すぎるヴォーカルと渋いソング・ライティング・センスの評判は当時からあった様で、すでにLED ZEPPELINやAC/DCとも比較される事も少なくなかった様です。

 

オーストラリアのバンド、エンジェルスのヒット曲、「Face The Day」、若きスティーヴ・ウィンウッドが書いたスペンサー・デイヴィス・グループのロック・クラシック、「Gimme Some Lovin'」といったカヴァーのセンスも、他とは違うセンスの良さを見せつけています。

 

アルバム後半に行くにつれ、キーボードを多用したメロディアス・ハード系のナンバーが目立ち、このままこの路線を進んで行っても面白かったのではないでしょうか。

 

彼等が得意としたブルーズ色はここではほとんど感じられないので、まるでWINGERやDOKKENの様に聴こえてしまうナンバーもあるのですが、やはり絶品のヴォーカリストの存在がこのバンドの立ち位置をすでに決めていたと思います。

 

今聴いても震えが来るパワー・パラード、「Waiting For Love」は特に必聴と思われ、現在では望めないグレイト・ホワイトの若くキラキラした部分を堪能できるのではないでしょうか。

 

 

 

2020年10月26日 (月)

RATT OUT OF THE CELLAR

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは84年作、ラットのメジャー・デビュー・アルバムとなった「情欲の炎」、入荷しました。

4_000000004584

ショップはこちら

 

本作こそLAメタルの最もキラキラした部分を体現していたアルバム、と言っても過言ではないと思います。

 

彼等のグラマラスなルックスとファッションをきっかけに、メタル、ハード・ロックに踏み込んだ女性ファンも多かったのではないでしょうか。

 

そのキャッチーなメロディと、フラッシーなギターは当時の少年達をも虜にした感があります。

 

モトリー・クルーと共に時代の寵児になりながら、彼等自身が提唱したラットン・ロールは、確かに独自の響きを持った新しいアメリカン・ハードの形でもあったと思われます。

 

サウンド的には正当評価がずっとされてこなかったと思いますが、「ラウンド・アンド・ラウンド」のインパクトこそが、明快なハード・ロックの楽しさと妖しさをわかりやすく教えてくれていました。

 

 

2020年10月25日 (日)

SHADOW KING SHADOW KING

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

フォリナーのルー・グラムがなんとヴィヴィアン・キャンベルと合体し、91年にシャドウ・キング名義でリリースした唯一のアルバム、「シャドウ・キング」、入荷しました。

1_000000002492

ショップはこちら

 

89年作のルーのセカンド・ソロ作、「Long Hard Look」にヴィヴィアンがゲスト参加した経緯こそありましたが、この二人の組み合わせは意外だったと思います。

 

ベースにはBLACK SHEEP以来ルーと活動を共にし、後にFOREIGNERにも参加するブルース・ターゴン、ドラムにはKISSの「サイコ・サーカス」、「リヴェンジ」に1曲ずつ参加し、本作以降は一時的にシンデレラにも参加していたケヴィン・ヴァレンタインが迎えられています。

 

ほとんどの曲がルーとブルースのタッグにより書かれていて、基本はフォリナー路線、そしてルーのソロ・キャリアの延長線上にあるメロディアス・ハード路線が敷かれています。

 

フォリナーを離れた理由とされているハード・ロック指向が強調され、ルーの声にもメタリックな質感が目立つのもこのバンドの魅力かもしれません。

 

唯一ヴィヴィアンが作曲に関わった「RUSSIA」は、ミステリアスな雰囲気が漂う静かなバラードとなっており、ギタリストとしてもDIOやRIVERDOGSの様な弾きまくっているイメージはありません。

 

ただ曲調に合わせて堅実なプレイに徹する姿勢はプロフェッショナルなギターを聴かせてくれ、デフ・レパードでの立ち位置をここで覚えたのでは、とも思えてしまいます。

 

特に「Once Upon A Time」でのソロは、もっと弾いて!と思わせる程のヴィヴィアン節が飛び出し、おそらく本人もちょっとはストレスが溜まっていたのではないでしょうか。

 

キース・オルセンの手堅いプロデュース、そしてキーボード、サウンド・メイカーとしてミック・ジョーンズばりのセンスを見せるブルース・ターゴンの貢献も大きく、かなり高性能なアルバムに仕上がっています。

 

アダルトな側面と、フォリナーよりもハードなバンド・サウンドが一体化し、メロディアス・ハード・ファンならまず納得させられる貫禄の1枚です。

 

 

 

2020年10月24日 (土)

X.Y.Z.→A ASIAN TYPHOON ~ENGLISH VERSION~

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

X.Y.Z.→Aの「エイジアン・タイフーン」、入荷しました。

5_000000006535

ショップはこちら

 

99年に「今世紀最強最後のハードロックバンド」の叩き文句でデビューしたX.Y.Z.→A。

 

本作はその翌年に一部リアレンジ、全曲英語詞でのリテイクとなったENGLISH VERSIONとなります。

 

海外では「ASIAN TYPHOON」がそのままバンド名として使用された様ですが、日本では」LOUDNESS、SLYとジャパメタ界のトップ・ヴォーカリストとして活躍してきた二井原実が筋肉少女帯、爆風スランプのメンバーと合体したスーパー・グループ、X.Y.Z.→Aとしてすでに知れ渡っていたと思います。

ファンキー末吉、和佐田達彦、橘高文彦と、それぞれ個性の異なるソング・ライターにより、メロディ・センスが実に豊富、LOUDNESS譲りのヘヴィなナンバーから、80年代マインドを持つメロディアスな作風まで、さすがに貫禄十分なデビュー作となっています。

 

二井原氏はここでは作詞のみに専念、久々にキャッチーな歌メロを器用に披露してくれています。

 

ブルージーなパワー・バラードとなった「Don't cry so hard...my baby」のみ外部ライターが作曲、MAKE-UP、GRAND-PRIXのキーボーディストとして有名な河野陽吾が参加しています。

 

また先行シングルとなっていた「Don't let the sun go down」のカップリング曲であった「Lonely nights」が初めてここでアルバム収録となっています。

 

 

2020年10月23日 (金)

THE STOOGES FUN HOUSE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

衝撃的なデビューから僅か1年、ストゥージズのセカンドとなったアルバム、「ファン・ハウス」、入荷しました。

5_000000006164

ショップはこちら

 

前作は二日間でレコーディングを済ませたという荒業をジョン・ケイルがまとめたものでしたが、本作はLAでの録音、新たにサックス奏者を加える事により目に見えて進化した内容となりました。

 

プロデュースは63年の大ヒット曲、「ルイ・ルイ」で印象的なオルガンを弾いていたドン・ガルッチ。

 

彼の手腕なのか、ライヴ一発録りと思われる生々しさ、音圧の凄みがそのままパッケージされた様なレコーディングが今聴いても圧倒的なものを感じさせます。

 

凶暴かつフリーキーなイギ―・ポップの魅力がより鮮明になった感があり、音楽性もパンク、ガレージに留まらない幅の広さが目立ちます。

 

冒頭の邪悪なリフですでにKO状態、続くハード・ロック・ナンバー2曲でダメ押し、途中「DIRT」で仮想ドラッグ体験をさせられる様な緩急の構成も完璧。

 

ダムドが「I FEEL ALRIGHT」のタイトルでカヴァーした「1970」では再びフル・スロットルされれば、聴いてるこちらも息絶え絶えとなってしまうわけです。

 

そして後半2曲で見られるサックスを交えてのカオス状態は、すでにメタル、パンク、プログレ勃発前におけるロックの初期衝動を全てごった煮にした様にも思えますが、それでいてバンドがギリギリの状態でフォーマットを保っていたのは驚異的すらあります。

 

「L.A. BLUES」と冠せられた最終ナンバーのカオティックな暴走は、フリー・ジャズとメタルを縫うようにして突っ走っていく約5分間の脳内トリップを強いられる事必至です。

 

本作を以て彼等は一時崩壊してしまうわけですが、それもそのはずで、本作でまさに命を削っていた事が手に取る様に伝わってくるヒリヒリした1枚です。

 

 

2020年10月22日 (木)

JOY DIVISION CLOSER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ジョイ・ディヴィジョン の「クローサー」、入荷しました。

5_000000006166

ショップはこちら

 

1980年5月18日月曜日、それは後にNEW ORDERが英米で大ヒットさせた「BLUE MONDAY」へと発展するイアン・カーティスの自殺した日でした。

 

ポスト・パンク、あるいはNEW WAVEの急先鋒であったジョイ・ディヴィジョンのカリスマ的ヴォーカリスト、イアンの死は、停滞していたパンク・シーンにとどめを刺したと同時に、やがて国民的バンドとなるニュー・オーダーの誕生でもありました。

 

彼の死後間もなくしてリリースされたセカンドにして最終作となった本作は、暗い、重いとこれまで語りつくされてきた通りだと思います。

 

自殺の原因はうつ病や離婚ともされていますが、いずれにしてもバンドが絶頂期にあった事、その過激なパフォーマンスとエキセントリックな歌詞センスが評価されていただけに、突然の死は当時のロック・シーンではかなり衝撃的でした。

 

我々ロック・ファンは90年代にカート・コバーンの死も体験するわけですが、双方重なる部分も多い事も含め、散っていこうとする人間の作った音楽の影響力がいかに大きかったか噛みしめなければなりません。

 

徹底して内向きに突き進んでいく歌詞と抑揚の無いヴォーカル、加えて無機質なビートは、今聴いても張り詰めた空気と如何ともし難い精神的苦痛を漂わせています。

 

すでに死を覚悟していたのか不明ですが、「自分がこんな人間である事が恥ずかしい」、「保っていた心のバランスが崩れていく」と吐露される心情は、その後多くのUKロック・バンドへと受け継がれていくマインドだったのかもしれません。

 

音楽的にはNEW ORDERの下地となるシンセ・ビートや、青白い炎の様な儚さ、美しさを感じさせ、暗い事前情報無しに聴いても十分染みるサウンドではあると思います。

 

 

2020年10月21日 (水)

BELLADONNA BELLADONNA

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

92年にアンスラックスを解雇されたジョーイ・ベラドナが結成したリーダー・バンド、ベラドナのファーストとなったアルバム、「ベラドナ」、入荷しました。

1_000000006168

ショップはこちら

 

アンスラックスがジョン・ブッシュを得てアグレッシヴかつミクスチャー路線を突き進んだのに対し、ジョーイの個性はやはり別のところにあったのがはっきりとした様な気がします。

 

元々他のスラッシュ勢とは違い、初期アンスラックスはパワフルでブルータルなヴォーカルによるものではなく、メロディ・ラインをしっかりと聴かせながら疾走感を伴うジョーイの歌の上手さが特徴でもあったと思います。

 

むしろN.W.O.B.H.M.勢にも多く見られたジョーイの歌唱法は、スラッシュをちゃんと聴かせるという意味では最適なヴォーカリストでもあったのではないでしょうか。

 

その音楽性がメロディよりもグルーヴ、速さよりも重さに変質していく中では、そのジョーイの個性は裏目に出たのかもしれません。

 

もちろん当人が一番良くわかっているはずで、自分の声を生かす最適のナンバーをここで具現化したわけです。

 

まさに80年代スラッシュの王道を行くバンド・サウンドの中を、しなやかに駆け抜けていくジョーイの姿は、「狂気のスラッシュ感染」を彷彿させます。

 

現在はアンスラックスに復帰していますが、当時の厳しい状況の中、自分の持ち味を最も正しい方法で届けようとしていたジョーイに好感が持てて仕方がない1枚です。

 

 

2020年10月20日 (火)

KIP WINGER FROM THE MOON TO THE SUN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

キップ・ウィンガーのソロ第4弾、オリジナル作としては3作目となったアルバム、「フロム・ザ・ムーン・トゥ・ザ・サン」、入荷しました。

3_000000006169_20201016065201

ショップはこちら

 

8年ぶりのソロ名義となりますが、ご存知の様にその間WINGERが復活、2006年に13年ぶりの新作となった「Ⅳ」をリリースしています。

 

新生WINGERのキーボーディストとして参加したセンク・エログルが、本作でキップと完全タッグによる共同プロデュース、アルバムの約半数の曲を共作をしています。

 

彼の貢献はかなり大きく、トルコ人らしい中近東音楽を感じさせる壮大なスケールのアレンジ、サンプリング、ループを多用したモダンなテイストを導入しています。

 

前述の「Ⅳ」でも顕著だったアダルトなプログレ・ハード・サウンドとでも表現すべき昨今のキップのスタイルが、このセンクのエキゾチックなセンスと相まって独特のメロディアス・ワールドを構築しているのにまず驚かされます。

 

キップ単独作によるインスト、「GHOSTS」はピアノと弦楽四重奏による非常にクラシカルなナンバーで、彼の新たな魅力を感じさせてくれます。

 

キップがHR/HMの世界からますます離れていったかというとけっしてそうではなく、むしろメロディ・メイカーとしてのセンスはソロ・キャリアの中では最高傑作と言えるはずで、アダルトなアプローチこそ強いものの、アレンジさえ変われば初期WINGERのアルバムに収録されていてもおかしくないナンバーも目立ちます。

 

特にアルバム後半では畳みかけるようにコンテンポラリーな流麗なアレンジ、メロディが満載で、うっとりするような美しさに感動させられます。

 

バックを支えるのはキップ作品では常連と言えるメンバーばかりで、WINGERのロッド・モーゲンスタイン、元DANGER DANGERのアンディ・ティモンズ、アラン・パスカ、元インペリテリ、ハウス・オブ・ローズのケン・メアリー等々。

 

尚、ボーナス・トラックは、ファースト・ソロ作に収録されていた「MONSTER」がセンクの手によりリミックスされたヴァージョンが収録されています。

 

元々ミステリアスなナンバーでしたが、ここではまるでSTINGがプログレ・ハード化した様なアレンジがユニークです。

 

 

 

2020年10月19日 (月)

SAIGON KICK SAIGON KICK

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

フロリダ出身のサイゴン・キックの91年作、デビュー・アルバムとなった「サイゴン・キック」、入荷しました。

5_000000006153

ショップはこちら

 

同年にオジー・オズボーンのオープニング・アクトとして来日も果たし、日本デビューが武道館ライヴという事も話題になった大型新人として紹介されていました。

 

ユニークなバンド名さながら、多彩な音楽性と達者なバンド・サウンドが目立ち、90年代メタル・シーンの幕開けに相応しいセンスを持っていました。

 

グルーヴ・メタル、ミクスチャー、クロスオーヴァー・メタルと形容句がいくらでも並びそうですが、彼等の個性は当時時代を席巻していたオルタナ、グランジのダークな質感を引きずっていなかった事だと思います。

 

多くのバンドがヘヴィ&ダークを合言葉にしていた様な時代ですが、典型的なアメリカン・ハードのパーティー・ロック感覚をベースにしながら、ファンク、スラッシュ、パンクと目まぐるしくカラフルなナンバーが飛び出してきます。

 

プロデューサーのマイケル・ワグナーが見出したという事もあり、同時代のEXTREMEとも通じるものがあるかもしれませんが、サイゴン・キックの方がより突き抜けたお祭り気分が強い様な気がします。

 

「My Life」の伝統的ブリティッシュ・ポップ・センスが満載された、ビートルズ、ELOを思わせるナンバーを聴いていると、このバンドの良い意味での節操の無さが強烈な個性になっているのが良くわかります。

 

この曲には、職人的ヴォーカリスト、ジェフ・スコット・ソートもゲスト参加している事もあり、本作の聴きものの一つになっています。

 

とにかく1曲として似たタイプの曲が無いバラエティ豊かなソング・ライティングは見事で、まるでオムニバス・アルバムを聴いている様な錯覚に陥る方もいるのではないでしょうか。

 

そのあまりに突出した才能が、以降のバンドのイメージをぼやけたものにしてしまったのかもしれませんが、これはこれでなかなかの力作だと思います。

 

 

2020年10月18日 (日)

VAN HALEN BALANCE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ヴァン・ヘイレンの通産10作目となったアルバム、「バランス」、入荷しました。

1_000000001386

ショップはこちら

 

サミー・ヘイガー在籍時のヴァン・ヘイガー作品としては最後の1枚となったものです。

 

86年作の「5150」以来、彼等のアルバムは全て全米No.1という事実は、改めて安定した人気ぶりに驚かされます。

 

本作ももちろんチャートのトップとなり、ビッグ・バンドとしての貫禄を見せつけてくれました。

 

初顔合わせとなったブルース・フェアバーンとの相性も良く、彼等のポップ・サイドが更に洗練されています。

 

シングル・ヒットした「キャント・ストップ・ラヴィン・ユー」は、ヴァン・ヘイレンのハード・ポップ路線としては最終型の完成度を誇り、実際80年代から続いたポップ指向はここで完結しています。

 

ジャケットに映るのは幼い時代のウルフギャングで、日本ではジャケットが差換えられているのも有名だと思います。

 

ドラマティックな名バラード、「ノット・イナフ」ではエディの盟友、スティーヴ・ルカサーがバック・コーラスのみでゲスト参加しているというのも珍しいと思われます。

 

肉食系の圧倒的なパワー、カラフルなギターと重厚なリズム隊、せつないメロディもこなすスーパー・バンドの全ての魅力をフェアバーン・ブランドによって凝縮した、と言える大傑作です。

 

 

2020年10月17日 (土)

VAN HALEN 1984

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

R.I.P. Mr. Eddie Van Halen

 

ビッグV、ヴァン・ヘイレンの通産6作目となったアルバム、「1984」、入荷しました。

1_009003000040

ショップはこちら

 

彼等がほぼ全世界で国民的支持を得たのでは、と思える大ヒット作です。

 

彼等がHR/HMというジャンルを越えて愛されたのは、こうした商業路線が嫌味なくハマってしまう資質(特にデイヴによるところが大きいと思いますが)を持っていたからだと思います。

 

前作「ダイヴァー・ダウン」でのシングル曲向きのポップな構成を更に強化、そしてエディのシンセの多用を中心に、80年代ハード・ロックのお手本的内容となりました。

 

ド派手でキャッチー、MTVで映えるエンターテイメント性の強いキャラ、全てがそれまでのKISSやエアロスミスとはまた違った方法論により確立され、それまでのスーパー・ギタリストを擁するパーティー・バンド、というイメージを完全に覆しています。

 

LAメタルやヘア・メタルと呼ばれた80'sハード・ロックの攻勢も、本作無しではきっと簡単ではなかった気もします。

 

これまでの土臭いアメリカン・ハード、あるいはR&Bからの影響をここでは一気に封印したかの様な洗練度は、ポップ・メタル全盛期の煽りを彼等が冷静に受けとめた結果だとは思います。

 

当時のVAN HALENにしかできなかったと思われる「JUMP」、「PANAMA」、「HOT FOR TEACHER」等は、彼等以降に現れたRATTやMOTLEY CRUE等のLATCHメタル勢への確かな牽制になっていたのではないでしょうか。

 

その一方、ジャーニーやフォリナー路線とも言える「I'LL WAIT」の中途半端な完成度が本作では浮いている様にも思えますが、ご愛嬌といったところだったのでしょうか。

 

このナンバーの延長線上が、やがてサミー・ヘイガー加入後の基本路線となっていく事を考えると、やはり重要な意味を持っていたんだと思います。

 

いずれにしても、全ロック・ファン必聴の1枚である事には違いないでしょう。

 

 

2020年10月16日 (金)

VAN HALEN DIVER DOWN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

R.I.P. Mr. Eddie Van Halen

 

オリジナルは82年作、ヴァン・ヘイレンの通算5作目となった「ダイヴァー・ダウン」、入荷しました。

1_009003000011

ショップはこちら

 

すでにアメリカン・ハードの新たな覇者としての地位を確立していた彼等ですが、本作により揺るぎないトップの座を確保、HR/HMをお茶の間へと見事持ち込む事に成功したのでした。

 

日本ではまだまだギター・キッズのヒーローという印象が強かったと思いますが、全米ではMTVを中心に「(OH) PRETTY WOMAN」が大ヒット、国民的バンドと大きく飛躍したわけです。

 

かなり急ピッチで制作された様で、カヴァー曲が5曲、インストが2曲と、変則的とも言えるアルバムですが、このバンドの魅力が損なわれる事なくキャッチーにまとめられているのが見事です。

 

前作の「FAIR WARNING 戒厳令」は、これまでになくシリアスかつメタリックな作風が目立ちましたが、彼等の持ち味であるパーティー・ロック感覚が復活、陽性の高揚感が新たな路線となり、次作の「1984」への布石とも考えられる底抜けに明るいハード・ロック・センスが爆発しています。

 

アメリカン・ハードの基本中の基本とも言える土臭いセンスも持ち合わせていましたが、本作では排除しているのも興味深いところです。

 

KINKSのカヴァー第2弾となった「WHERE HAVE ALL THE GOOD TIMES GONE!」、ミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイの共演でも取り上げられた「DANCING IN THE STREET」等、元曲の良さに助けられた部分も確かに大きいのですが、オリジナル曲の素晴らしさも見逃せません。

 

いかにもVAN HALEN節といったスピード・ナンバー、「HANG 'EM HIGH」、メロウなセンスが新鮮だった「SECRETS」、完全なる「1984」のプロトタイプと言えるライトなポップ・センスが心地良い「LITTLE GUITARS」等、確実にバンドが次なる段階へ進もうとしているのがわかります。

 

カヴァー曲導入とメロディの強化、そしてキラキラしたパーティー感覚が、いよいよ80年代メタルの隆盛期を呼び込む事となり、本作はまさにその先陣を切った傑作であったのだと思います。

 

 

 

2020年10月15日 (木)

VAN HALEN OU812

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

R.I.P. Mr. Eddie Van Halen

 

オリジナルは88年作、ヴァン・ヘイレンの通産8作目となった「OU812」、入荷しました。

1_000000005637

ショップはこちら

 

サミー・ヘイガー加入後第2弾となり、アルバム・タイトルは「Oh, you ate one, too」をもじったものとなり、デイヴ・リー・ロスの「Eat 'Em and Smile」に対しての回答、もしくは皮肉になっていたのでしょうか。

 

いずれにしても新生ヴァン・ヘイレンのスタイルはここで完全に確立されました。

 

リード・シングルとなった「Black And Blue」では今まで見られなかったミドル・テンポでの渋さが光り、大ヒット・シングルとなった「When It's Love」ではますますエディのシンセが洗練され、ポップなヴァン・ヘイレンの側面を強化しました。

 

いずれもサミーが持ち込んだブルースとハード・ポップのセンスが生かされたナンバーで、以降の彼等の新たな個性となっていったわけです。

 

リトル・フィートのカヴァーとなった「A Apolitical Blues」、ハイ・スピード・ナンバーの「Source Of Infection」、アルバム中最もポップと思われる、まるでジャーニーの様な「Feels So Good」等、聴き所満載となっていて、ヴァラエティに富んだ80年代ハード・ロック・アルバムとしてお手本的内容を誇っています。

 

 

2020年10月14日 (水)

VAN HALEN FAIR WARNING

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

R.I.P. Mr. Eddie Van Halen

 

オリジナルは81年作、ヴァン・ヘイレンの通産4作目となった、「戒厳令」、入荷しました。

1_009003000012

ショップはこちら

 

英国の歴史的な精神病院、王立べスレム病院の患者作の絵画をモチーフにしたジャケットや、シングル向けの曲が少ないハードに徹したサウンドは、彼等のキャリアの中でもかなり地味な作品と思われていますが、聴きこむ度に味が出てくるナンバー揃いの傑作です。

 

エディのプレイにも進化が見られ、チョッパー奏法、タッピングを極めています。

 

ここでのテクニック指向のピークは、以降の「ダイヴァー・ダウン」、「1984」での陽性ポップ展開へと目を向けさせるきっかけになったのではないでしょうか。

 

デビュー作に先祖返りした様な圧倒的な乾いたサウンド、欧州的な湿ったメロディ、そしてとことんメタリックな質感にこだわった作風は、現在の彼等の姿にも似ている感があります。

 

 

2020年10月13日 (火)

VAN HALEN VAN HALEN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

R.I.P. Mr. Eddie Van Halen

 

オリジナルは78年作、記念すべきヴァン・ヘイレンのデビュー・アルバム、「炎の導火線」、入荷しました。

1_000000001295

ショップはこちら

 

本作の持つ意味はかなり大きく、様々な要素によりその後のハード・ロックの歴史を塗り替えてしまったと思います。

 

ライト・ハンド奏法によるギターの可能性を広げた事は言うまでもないと思います。

 

そしてそれまでキッス、エアロスミスが繋げてきたアメリカン・ハードの新しいヒーローとして迎え入れ
られたのでした。

 

徹底的にカラカラッと乾いた音と、適度にキャッチーなメロディは80年代ハード・ロックを予見していたものでした。

 

ムンムンとむせかえる様なデイヴのヴォーカルもエディのギターに負けない位大きな衝撃があったと思います。

 

 

 

2020年10月12日 (月)

VAN HALEN 5150

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

R.I.P. Mr. Eddie Van Halen

 

オリジナルは86年作、ヴァン・ヘイレンの通産7作目、「5150」、入荷しました。

1_009003000094

ショップはこちら

 

前作から3年ぶり、そしてデイヴの脱退という危機的状況も乗り越えと、当然の様に全米No.1を記録したアルバムです。

 

80年代メタル・シーンが大きく様変わりしていく中、デイヴ・リー・ロス脱退という大きな痛手を負いながら、バンドはなんとサミー・ヘイガーと合体。

 

この衝撃的なニュースに、当時のロック・ファンは狂喜していたと思います。

 

後にヴァン・ヘイガーとも呼ばれたこの二大巨頭の融合は、見事アメリカン・ハード・ロック全体を更に盛り上げる事となったのでした。

 

サミーの元々持っていたハード・ポップ・センスが、エディのメロディ・メイカーとしての資質を刺激したかの様な化学反応が生まれ、別バンドとしてメロディアス・ハード的な魅力が開花されます。

 

またフォリナーのミック・ジョーンズが共同プロデュースを担当した事もあり、その路線は完全にバンドの持ち味として固定化されました。

 

もちろん従来のパーティー・バンドとしての側面も残っていただけに、本作を普遍的に優れたロック・アルバムとしています。

 

「Why Can't This Be Love」、「Dreams」、「Love Walks In等、5曲がシングル・カットされています。

 

 

2020年10月11日 (日)

VAN HALEN WOMEN AND CHILDREN FIRST

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

R.I.P. Mr. Eddie Van Halen

 

オリジナルは80年作、ヴァン・ヘイレンのサード・アルバムとなった、「暗黒の掟」、入荷しました。

1_009003000039_20201009185001

ショップはこちら

 

全曲オリジナル曲、ヘヴィでストイックな面が強調された作風は、次作の「FAIER WARNING 戒厳令」、そして2012年にデイヴが復帰した最新作、「ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース」の基礎ともなったと思われます。

 

陽気なパーティー・ロックの代表格といった側面に対して、エディのギターを前面に押し出したアメリカン・ハードの真骨頂、という個性もここで披露されています。

 

このシリアス路線の反動が、80年代メタル・シーンを牽引する事となる「ダイヴァー・ダウン」の誕生、そして以降の陽性のハード・ロック路線に繋がったんだとすれば、やはり彼等にとって必要な重要作だったと思います。

 

彼等のキャリアの中ではあまり評価されていない気もしますが、実際はバラエティ豊かなナンバーが並ぶ事により、バンドの懐の深さを見せつけられた1枚だと思います。

 

 唯一シングル・カットされスマッシュ・ヒットとなった「AND THE CRADLE WILL ROCK... ロックンロール・ベイビー」は、彼等にしてはかなり地味目にも聴こえるダーク調のナンバーですが、間奏ではエディのキーボードがメロディアスな響きが新機軸ともなっています。

 

本作中最もスピーディーと思われる「ROMEO DELIGHT」では豪快な疾走感を見せてくれ、彼等の土臭い部分が強調された「TAKE YOUR WHISKEY HOME ウイスキー・ロック」、「COULD THIS BE MAGIC? 戦慄の悪夢」では、エディのアコギ、スライド・ギターが披露されています。

 

アルバム・ラストの「IN A SIMPLE RHYME」は、最もヴァン・ヘイレンらしいと言える派手なナンバーで、キャッチーなコーラスとメロウなセンスは、確実に「1984」に引き継がれていると思われます。

 

 

2020年10月10日 (土)

VAN HALEN LIVE: RIGHT HERE, RIGHT NOW

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

R.I.P.  Mr. Eddie Van Halen
オリジナルは93年リリース、ヴァン・ヘイレンの初にして、現在のところ唯一のライヴ・アルバムとなった2枚組、「ライヴ:ライト・ヒア、ライト・ナウ」、入荷しました。

1_000000006511

ショップはこちら

 

サミー・ヘイガー加入以来、「5150」、「OU812」、「For Unlawful Carnal Knowledge」と、立て続けに全米No.1アルバムを叩き出し、全米を代表するモンスター・バンドとなった彼等が、デビュー15年目に満を持して発表したライヴ盤だっただけに、かなり注目度も大きかった作品です。

 

尚、本作の帯のキャッチ・コピーには「10年目にして待望初の」という表記がありますが、これはおそらく10作目にして、の間違いではないかと思われます。
(ちなみに、「In ’N’ Out」を、「イン・インド・アウト」と表記する茶目っ気も持つ帯だったりします)

 

収録は92年5月、カリフォルニアでの2日間に渡るライヴからで、ヴァン・ヘイガーとしてのキャリアのベスト・ヒット集とはなっていますが、「叶わぬ賭け」、「パナマ」、「ジャンプ」、「ユー・リアリー・ガット・ミー」と、デイヴ・リー・ロス時代の代表曲もさすがに含まれています。

 

またエディが現メンバーでもあるウルフギャングの生誕日をタイトルにしたインスト・ナンバー、「316」で「ミーン・ストリート」、「大聖堂」、「暗闇の爆撃」のフレーズも織り交ぜ、彼がタッピング奏法のイノベーターであった事を改めて思い知らされます。

 

サミーのヴォーカリストとしての力量もこのバンドを大きく変えた事もよりはっきりし、ソロ作からのナンバーも披露されているのが印象的です。

 

この両者の合体がアメリカン・ハード界の大事件であった事、優れた演奏技術とエンターテインメント性の両立、良いメロディとハード・ロックとしてのドライヴ感とダイナミズムの高バランス、この時期のヴァン・ヘイレンがそういった他のバンドでは望めない資質をライヴでも証明していたのは、改めて聴き直してみると感動的ですらあります。

 

 

 

2020年10月 9日 (金)

BULLET FOR MY VALENTINE FEVER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

英国のみならず、世界的にメタル・ファンの拡大に大きく貢献しているブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインのサード・アルバムとなった1枚、「フィーヴァー」、入荷しました。

1_000000001511

ショップはこちら

 

喉の不調も心配されていたヴォーカリスト、マシュー・タックの声は更に艶っぽく、表現の幅が広がっています。

 

それに伴い、メロディの質がよりメタルからポップ・サイドへと振られている感もありますが、バンド・サウンドはあくまでも正統派メタルのエッジを伴う事により、彼等が新たなメタルの方向性を本作でも提示しているのが伝わってきます。

 

この辺はリンキン・パークをモンスター・バンドに伸し上げたプロデューサーのドン・ギルモアの力量も大きいのでしょうが、時代が一つのジャンルにこだわる事を必要としなくなってきた象徴でもあるのかもしれません。

 

彼等の登場がもたらした大きな変化の一つとして、ファンの間でのジェネレーションの格差を縮めた事が挙げられると思います。

 

ジューダス・プリースト以降の古いメタル・ファンと、メロディック・パンク、あるいはデス・メタル世代が共に拳を振り上げる事ができるバンドは、そうそういないと思います。

 

アイドル的人気と、コアなロック・マニアを満足させる高揚感のバランス感覚見事なのも、彼等の強みかもしれません。

 

こういうバンドがイギリスから出てきたという事も、かなり喜ばしい事ではないでしょうか。

 

 

2020年10月 8日 (木)

TESLA FIVE MAN ACOUSTICAL JAM

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

80年代組としてはかなり埃っぽく、男臭さを売りにしていたテスラの初のライヴ盤となった1枚、「ファイヴ・マン・アコースティカル・ジャム」、入荷しました。

1_000000001518

ショップはこちら

 

前編アコースティック・セットによるショーとなり、このバンドのルーツと持ち味が凝縮された内容となっています。

 

本作からシングル・カットされた「Signs」が意外な大ヒットを記録し、同時代のヘア・メタル出身組とは明らかに違うDNAを見せつけたのでした。

 

この曲はカナダのバンド、Five Man Electrical Bandの71年のヒット曲のカヴァーですが、他にもクラシック・ロックの数々を取り上げてくれています。

 

Grateful Deadの「Truckin'」、ビートルズの「恋を抱きしめよう (We Can Work It Out)」、Creedence Clearwater Revivalの「Lodi」、ストーンズの「Mother's Little Helper」、更にはポール・マッカートニーの「恋することのもどかしさ (ハートのささやき)(Maybe I'm Amazed)」の歌いだしを一部披露してくれています。

 

ロック・バンドとしては、かなり正統派だと思えるセンス、嗜好が、アメリカ人のロック好きの国民性とピッタリ合ったライヴとなったのだと思います。

 

選曲の良さに加え、ヴォーカリストのジェフ・キースのクセのある声がまた良くライヴ映えするので、何度でも聴きたくなる1枚となっています。

 

 

2020年10月 7日 (水)

TNT FIREFLY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

TNTの通産6作目のオリジナル・アルバム、「ファイアフライ」、入荷しました。

1_000000001519

ショップはこちら

 

前作を最後に解散をしていた彼等が約5年ぶりに復活を遂げた第1弾です。

 

TNTよ、お前もか、と言いたくなるヘヴィ&ダーク路線に肩を落としたファンも多かったのかもしれません。

 

ただ個人的には、92年作の「Realized Fantasies」で見せていた、北欧メタルの固定観念から脱却した幅広いポップ・センスもここで継承し、バンドがナチュラルな姿勢で時代に向き合おうとする姿には好感が持てます。

 

トニー・ハーネルの美声はここでは抑えられ、低音での魅力が新鮮で、ロニー・ル・テクロのギターもフラッシーなプレイからアグレッシヴな響きを増しています。

 

果たして80年代メタルはもう過去の産物として埋葬されてしまうのか、そういった疑問を持つ間もなくシーンは激変していた中、TNTの本作での路線変更はそう意外なものではなかったと思われます。

 

ただどうしても消す事のできないメロディ指向の血は、やはり脈々と流れ続けていたのも事実で、「Tripping」や「Month Of Sundays」といったナンバーではメロディ・メイカーとしての資質が爆発しています。

 

SEを多用したプログレシッヴな実験性もユニークで、彼等が過去にこだわらない再結成を目指している事も伺えますが、本作を聴き込む中で時折飛び出すトニーのハイトーン・ヴォーカルと高揚感のあるメロディに身を乗り出してしまうとしたら、生粋の80'sメタル・ファンだと言えるのではないでしょうか。

 

2020年10月 6日 (火)

DEEP PURPLE NOBODY'S PERFECT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ディープ・パープルのライヴ盤、「ノーバディーズ・パーフェクト」、入荷しました。

1_000000001523

ショップはこちら

 

かなり中途半端なイメージのある1枚ですが、イアン・ギランの衰えっぷりが妙に当時のバンドの状態を生々しいものにしていて、面白く聴けてしまうのも事実です。

 

87年リリースの「ハウス・オブ・ブルー・ライト」に伴うツアーからの収録ですが、やはり選曲は70年代のクラシックが中心となっています。

 

バンドのプレイにもまったり感が出てしまっているのですが、「Perfect Strangers」や「Knocking At Your Back Door」では、さすがに生き生きとしたダイナミズムが感じられます。

 

避ける事の出来ないマンネリを、ギランのアルコール依存症とリッチーのストレスが更に増幅してしまった感もあり、バンドの状態はけっして良くなかったにも関わらず、オーディエンスに反応だけは盛り上がっているのが皮肉にも思えます。

 

結成20周年としてなのか、スタジオ新録となった「Hush」がなかなか聴きもので、この1曲のためだけでも本作は必聴と言えるのかもしれません。

 

ヒプノシス担当のジャケット・ワークは秀逸で、本作の魅力を増すのに貢献している気がします。

 

 

 

2020年10月 5日 (月)

MOLLY HATCHET DOUBLE TROUBLE‐LIVE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

サザン・ロックの老舗バンドとして、本国アメリカでは人気のあったモリー・ハチェットの85年リリース作のライヴ・アルバム、「ダブル・トラブル・ライヴ」、入荷しました。

1_009003000074

ショップはこちら

 

80年代に入り多くのバンドが転換期を迎えましたが、このバンドも豪快さを残したまま適度なポップ路線へとシフト・チェンジしています。

 

サザン・ロックの埃臭さよりも、ハード・ロック寄りのカラッとしたドライヴィング・センスがたまりません。

 

ZZ TOPをよりキャッチーに、38スペシャルをメタル寄りにしたといった感じでしょうか。

 

いかにもアメリカ人が好みそうなアクセル全開系のハード・ロック・ライヴで、バンド・サウンドも豪快で、実に好感の持てる1枚です。

 

2020年10月 4日 (日)

JETHRO TULL TOO OLD TO ROCK 'N' ROLL: TOO YOUNG TO DIE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは76年作、ジェスロ・タルの通産9作目となったアルバム、「ロックン・ロールにゃ老(とし)だけど死ぬにはチョイト若すぎる」、入荷しました。

1_010006000039

ショップはこちら

 

邦題のセンスには賛否両論があるでしょうが、口にしてみるとリズム感が良く、思わず何度も呟いてみたくなります。

 

このバンドがユニークな音楽性だけでは語れないという事を、改めて証明したコンセプト・アルバムとなっています。

 

イアン・アンダーソンのストーリー・テラーとしての語り口はレイ・ディヴィスにも似た文学性があり、年老いたロックン・ローラーをテーマにアルバムは進みます。

 

いかにも英国らしい皮肉と哀愁感の中、物語は進むのでしょうが、味わい深いバンド・サウンドを聴いているだけでもドップリ彼等の世界観にはまれます。

 

ジェスロ・タルのアルバムにしてはストレートなロック調のメロディが多く、それこそキンクスやフーの名作とも並べられておかしくないと思います。

 

ただやはり饒舌すぎるのか、マニアックすぎるのか、大衆性を得るにはあまりにもコアなのかもしれません。

 

 

2020年10月 3日 (土)

JEFF BECK TRUTH

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ジェフ・ベックの名が更にロック界に轟く事となった記念碑的なアルバムで、ジェフ・ベック・グループとしてのデビュー作ともなった1枚、「トゥルース」、入荷しました。

1_010009000004

ショップはこちら

 

ロッド・スチュワート、ロン・ウッド等を従え、ヤードバーズのカヴァーから始まる本作は、明らかにヤードバーズで成し得なかったジェフの理想の音の追求に成功しています。

 

特にロッドとの絡みは震えが走る程カッコ良く、その後のレッド・ツェッペリンの基本スタイルへと受け継がれていきました。

 

本作よりも後にデビューしたツェッペリンがやはり取り上げる事となった「You Shook Me」を聴くと明らかですが、ギターとヴォーカルの掛け合い、ブルーズをヘヴィにアレンジという重要な要素は、すでにジェフ・ベックが生み出していたものであったのが良くわかります。

 

革新的なギター・プレイよりも、そうしたブリティッシュ・ハードの元祖としてのカッコ良さばかりが目立ってしまうのですが、中にはかつての「恋は水色」を思わせるカヴァー、「GREENSLEEVES」の様な茶目っ気が本作をユニークなものにしている部分もあります。

 

アルバムの整合感は次作でいよいよピークを迎え、ハード・ロックとしてのダイナミズムも完結するわけですが、本作ではまだその実験段階とでも言える荒々しさが新鮮で、ベックの最もわかりやすいカッコ良さが詰め込まれた1枚と言える気がします。

 

 

 

2020年10月 2日 (金)

BUCKCHERRY BLACK BUTTERFLY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

前作「15」が全米では大ヒットと言える盛り上がり方をしたバックチェリーが、3年ぶりにリリースした通産4作目のアルバム、「ブラック・バタフライ」、入荷しました。

1_009005000026

ショップはこちら

 

デビュー時から時流にはけっして乗っからないハード・ロックをやっていただけに、本作でも我が道を行く姿に惚れ惚れしてしまいます。

 

懐かしさをプンプン振りまきながら、パンキッシュな個性とリフ・メイカーとしてのセンスは相変わらずなのですが、耳に馴染みやすいメロディ作りが更に上手くなっている感があります。

 

特にアメリカ人が大好きそうなバンド、といったイメージが強かったのですが、本作では日本人好みの、どこか歌謡チックなメロディも飛び出し、今後益々目が離せなくなった1枚です。

 

 

 

2020年10月 1日 (木)

QUEENSRYCHE Q2K

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

クイーンズライクの通算7作目となったアルバム、「Q2K」、入荷しました。

1_000000003907

ショップはこちら

 

オリジナル・メンバーであり、バンドの中心人物でもあったギタリスト、クリス・デガーモ脱退後初、そしてATLANTIC移籍第1弾となった1枚です。

 

結局は本作限りの参加となってしまったバンドの旧友、ケリー・グレイ(DOKKENの「SHADOWLIFE」のプロデューサーとしても知られています)を急遽迎え入れ、初のバンド単独によるセルフ・プロデュース作となりました。

 

前作「Hear in the Now Frontier」で持ち込まれた90年代グランジに対する彼等なりのアプローチは、元々はクリスが主導権を握っていたものだそうですが、本作は明らかにその延長線上にあるサウンドだと思われます。

 

但しより音の整合感が目立ち、地味ながらも静かな高揚感を持つメロディが増え、元々ドラマティックなメタルを早くから追求していたクイーンズライクらしい部分が見え隠れしている様な気がします。

 

RUSHのアルバムを手掛けた事で有名なピーター・コリンズの手を離れていますが、むしろ更にRUSH寄りとなった感もあります。

 

リズムへのこだわり、緻密なアレンジとクリーンなサウンド・プロダクションにより、ジェフ・テイトの声が無ければ80年代後半、90年代のラッシュのアルバムに入っていてもおかしくないと思われるナンバーも見られます。

 

本作リリース前にジェフ・テイトはニール・ショーン、ジョナサン・ケインとセッションをしていたとニュースが流れ、一時はスティーヴ・ペリーの後任としてJOURNEY加入かとの噂もありましたが、どうやらソロ作の準備だったらしいと後に伝えられています。

 

そのせいもあるのか、彼等の代名詞ともなったプログレッシヴ・メタルというよりは、アダルトなプログレ・ハード色が強くなっている気もします。

 

完全なグランジ化として当時はソッポを向かれたアルバムでしたが、改めて聴くとジワジワ盛り上げてくれるメロディアスなナンバーが多い事に気づかされます。

 

歌詞世界も相変わらず冴えていて、統一されたコンセプトこそ見られませんが、知的かつ様々なヴィジュアル感覚を伴うドラマ性のあるものとなっています。

 

 

 

 

 

« 2020年9月 | トップページ | 2020年11月 »