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2020年7月の31件の記事

2020年7月31日 (金)

STEELHEART STEELHEART

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

スティールハートのデビュー作、「スティールハート」、入荷しました。

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優れたロック・バンドには、必ずバラードの名曲が存在してきました。

 

特にメタルは80年代からパワー・バラードが重要な意味を持ち、シングル・ヒット曲の代表として美麗なメロディを作れるバンドは一定の成功を約束されたも同然という現状があったと思います。

 

その状況を作り上げたのは、職業ライターの存在が大きな要因ともなり、似たようなバラード・ナンバーが大量生産されたという側面も見逃せません。

 

バラードには元々機能的な要素も強いため、音楽的なインパクトや実験性は不要とされ、約束された安心感のみが求められていたとも言えるのではないでしょうか。

 

そんな中、このスティールハートの「シーズ・ゴーン」のみ、パワー・バラードの最重要曲として語り草になっている気がします。

 

90年にデビューしたこの大型新人5人組は、この1曲だけでメタル界に名を残したと言っても過言ではないと思います。

 

80年代的パーティー・ロック然としたアメリカン・ハードが前提のバンドで、遅すぎたとも思えるその登場はこの名バラードがなければ無視されていたかもしれません。

 

ヴォーカリスト、マイク・マティアヴィッチの燃え上がる様な叙情性、静かなピアノから始まり哀愁感溢れるギターが続き、恋愛の終わりを歌い上げた6分半の情念は、まさに演歌型メタルとも言えますが、MTVが散々流してきたヘア・メタルのバラードの最終モデルとして実に見事な完成度を誇っています。

 

激情とは、やはり表現力がそこに伴う事でより他者に伝わりやすいと思うのですが、圧倒的なテクニックとメロディ・センスがこの大仰な一大バラードを荘厳な響きさえ持たせているのが奇跡的です。

 

全体的にはかなりレベルの高い80’sメタルの総決算となっているのですが、どうしてもこの「She's Gone」のインパクトが目立ってしまったのは、このバンドの悲劇でもあったのが皮肉的です。

 

 

2020年7月30日 (木)

TALL STORIES SKYSCRAPER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

約18年ぶりの復活となったトール・ストーリーズ、91年の隠れ名盤的味わいのある傑作であったデビュー・アルバムに続くセカンド、「スカイスクレイパー」、入荷しました。

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解散状態であった間、ヴォーカリストのスティーヴ・オウジェリーはTYKETTOに参加、その後良く知られているようにJOURNEYに迎えられましたが、喉の不調のため脱退していました。

 

古巣へ戻ったという意味もあるのでしょうか、あるいは喉が完調に戻ったのでしょうか、スティーヴ・ペリー、そしてジャーニーの影を吹っ切っているかのような伸び伸びとしたヴォーカルがまず目立ちます。

 

元々ジャーニーよりもハードなエッジを持っていたバンドの個性もよりピュア・ロック寄りのものとなり、前作では80年代マインドを残していたものの、本作では驚く程70年代回帰とも言えるクラシックなハード・ロック・サウンドとなっています。

 

スティーヴの声も時折ロバート・プラントを彷彿させる面もあり、ツェッペリン的なアプロ―チが随所に見られます。

 

けっしてブルージーなアダルト路線となっているわけでなく、フロンティアーズ・レコードに移籍した事もあり、あくまでもメロディアスな側面は残しているのは間違いありません。

 

バラード・ナンバーにおいてもジャーニーの元ヴォーカリストという形容はすでに不要、ソフトでありながらパワフルであるスティーヴの本来の強みも発揮されていると思われます。

 

最早メロディアス・ハードというよりは、王道ハード・ロック・バンドとしての大らかさ、ダイナミズムが際立っていると考えた方がいいかもしれませんが、時折大音量で聴きたくなる人懐っこさは十分にある1枚です。

 

 

2020年7月29日 (水)

TREVOR RABIN WOLF

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは81年作、80年代以降のイエスに参加寸前のトレヴァー・ラビンのソロ名義第3弾となったアルバム、「ウルフ」、入荷しました。

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南アフリカ出身、アイドル的人気を誇っていたラビットのリーダー的存在として活躍していましたが、イギリスへと活動の場を移してからその才能が一気に知れ渡った人です。

 

ギタリストとしてももちろん素晴らしいのですが、マルチプレイヤー、メロディ・メイカー、そしてヴォーカリストとしての非凡な才能により、本作では80年代らしいハード・ロック大会を繰り広げてくれています。

 

レコーディングはKINKS所有のロンドンのコンク・スタジオ、そのせいかアソシエイト・プロデューサーとして今ではナイトの称号を持つサー・レイ・デイヴィスの名がクレジットされています。

 

トレヴァーがほとんどの楽器を自ら担当していますが、ゲスト陣の豪華さにまず驚かされます。

 

当時同時期にMSGの「神」に参加していたモ・フォスター、現TOTO、その他数えきれないセッションのキャリアを持つサイモン・フィリップス、今は亡き伝説的大物、ジャック・ブルース、その他にもマンフレッド・マン、元FREEのラビット等々。

 

YESの「90125 ロンリー・ハート」でのギター、メロディを予感させる部分もありますが、全体的にはハード・ポップ色の濃い優良ハード・ロッカーとしての資質が全開となっています。

 

CHEAP TRICKの「SURRENDER」と「DREAM POLICE」を足したような「DO YA DO YA WANT ME」、前述のレイ・デイヴィス節を思わせるKINKS風のミドル・バラードの「PAIN」、FOREIGNERを彷彿させる「HEARD YOU CRY WOLF」、その他にもWHITESNAKEやBAD COMPANYに通じるブリティッシュ・ハード色もあり、バラエティに富んだ名曲揃いの隠れ名盤となっていると思われます。

 

 

2020年7月28日 (火)

STEVE JONES FIRE AND GASOLINE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

元SEX PISTOLSのギタリスト、スティーブ・ジョーンズの89年のアルバム、「ファイアー&ガソリン」、入荷しました。

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ソロ名義としては2作目、元々ハード・ロッカーとしてのセンスをピストルズ時代から感じていた人も多いと思いますが、前作ではその先天性の資質を全開、更に本作では解き放たれたようにメタル寄りの痛快サウンドを展開してくれています。

 

プロデュースにTHE CULTのイアン・アストベリーを迎え、カルトが「ELECTRIC」や「SONIC TEMPLE」で見せたわかりやすいHR/HMアルバムとも繋がる作風となっています。

 

ジャケットのイメージもまさにそのまま、聴かずともわかろうというメタリックな雰囲気は期待を裏切りません。

 

ゲストにはそのカルトからイアン、ビリー・ダフィー、また「WE'RE NOT SAINTS」では作詞クレジットにMOTLEY CRUEのニッキー・シックスの名前が見られます。

 

更にピストルズのカヴァーとなった「I DID U NO WRONG」では、アクセル・ローズが参加という豪華さ。

 

当然多くのミュージシャンからリスペクトされる人だと思いますが、過去のイメージを惜しげもなく脱ぎ捨て、長髪姿でキャッチーなハード・ロックを弾きまくる様はまさに豪快、豪放、ピストルズの核はやはりこの人であった事を逆に思い知らされる部分もあります。

 

かつては機材をスティーブに盗まれていたとされるデヴィッド・ボウイのカヴァー、「SUFFRAGETTE CITY」もこれ程毒気を持って聴こえた事もなかったと思われます。

 

まぁとにかく全曲がシングル・カットされていい勢いのインパクト、生粋のワル、ハード・ロッカーの本領発揮といった好盤です。

 

2020年7月27日 (月)

HEARTLAND MIND YOUR HEAD

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ハートランドの「マインド・ユア・ヘッド」、入荷しました。

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91年のデビュー以来、その変わらぬ姿勢で英国産メロディアス・ハードの砦を死守し続けてきたハートランド。

 

本作は通算10作目となった2007年作で、言ってみれば大きな区切りともなったアルバムです。

 

これまでメンバー・チェンジを繰り返してきましたが、スティーヴ・モリスとクリス・ウィーズィーの2人よるパーマネント・プロジェクトであるのは本作でも変わりません。

 

両名ともサイド・プロジェクト、ソロ活動、ゲスト参加等、実に幅広いキャリアを持っていますが、やはりこのバンドがホームであるのが良くわかる安定感を見せてくれています。

 

基本はエリック・マーティンに通じるソウルフル、哀愁感溢れるクリスのヴォーカルと、手堅い曲作りと適材適所のギター・プレイの名手、スティーヴによる良曲の追求であると思われます。

 

前作ではスウェーデンの優良メロディアス・ハード・バンド、GRAND ILLUSIONのメンバーが参加していましたが、今回はインギーやTREAT、AT VANCE等のヴォーカリストとして活躍してきたマッツ・レヴィンとDOGFACEなるバンドを組んでいたスウェーデンのギタリスト、マーティン・クロンルンドをエンジニアを迎えています。

 

更に彼の紹介で、やはりスウェーデン人のドラマー、フレドリック・オスカーソンがドラマーとして迎えられています。

 

ミキシングもスウェーデンとなったそうですが、サウンドはあくまで英国の香りを残しています。

 

翳りのある歌メロと70年代ハード・ロックのエッジを感じさせるギターによる、大メロディック大会とでも言えそうなサウンドは、まさにハートランドがこれまでブレずに作り続けてきた音そのものでしょう。

 

大きく弾けるよりも、静かに盛り上がる地味目のメロディアス・ハード。

 

彼等が大成しないのはそんな控え目な印象が強いのかもしれませんが、味わい深さはこれまで通り、実に愛すべきバンドだと思います。

 

 

2020年7月26日 (日)

MAKE-UP HOWLING WILL

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

84年、ジャパメタ黎明期にデビューを果たしたメイクアップのファースト、「ハウリング・ウィル」、入荷しました。

 

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ソウルフル、パワフルなヴォーカルを誇る山田信夫、洗練されたアメリカン・スタイルのキーボーディスト、河野陽吾、楽曲のほとんどを手掛けるメロディ・メイカーでありギタリストの松澤浩明を中心に結成されています。

 

LOUDNESSの樋口宗孝のプロデュースという事もあり話題になりましたが、その唯一無比とも言える音楽性は異彩を放っていました。

 

樋口宗孝の高校の後輩であり、高崎晃とは同級生となる松澤氏は、残念ながら樋口宗孝の他界後に後を追うようにして急逝しています。
(バンド名はLOUDNESSから譲り受けたとの話もあるようです)

 

圧倒的な説得力を持つ男臭いヴォーカルと、メロディアス・ハード、ハード・ポップ感を重視したインターナショナルなメロディ・センスの組合せは当時の日本のシーンでは皆無であったはずです。

 

アメリカナイズというよりは欧州的な翳りのあるメロディが特徴的で、日本語とも相性の良い曲作りが巧みであったと思われます。

 

今聴いても海外のHR/HMシーンでも見劣りはしなかったのではと思える程、その完成度は高かったのではないでしょうか。

 

個人的にはアメリカ勢のポップ・メタルというよりは、NWOBHM以降のUFOやSCORPIONSのサウンドと同系の匂いがすると思えます。

 

この傑作こそがこのバンドのピークとなってしまったのも、ある意味仕方のない事なのかもしれません。

 

 

 

2020年7月25日 (土)

ENUFF Z'NUFF CLOWNS LOUNGE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ジェイク・E・リーがゲスト参加した2009年のアルバム、「DISSONANCE」以来すでに解散状態と思われていたイナフ・ズナフが2016年に突如としてリリースしたアルバム、「クラウンズ・ラウンジ」、入荷しました。

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7年ぶりの新作かと思われましたが、80年代後半のアウトテイク曲を中心としたコンピレーションです。

 

熱心なファンはすでにヴォーカリストのドニー・ヴィ―の脱退を知っているわけで、チップ・ズナフとの黄金コンピ、言わばレノン&マッカートニー的なメロディ・メイカー・タッグの解消はこのバンドにとって大きな損失である事をずっと根に持っていると思われます。

 

皮肉な事に89年作の大名盤であるデビュー作リリース前に作られていた曲の寄せ集めとなった本作を目の前にすると、ドニーの不在によりイナフ・ズナフがもうあのキラキラして甘酸っぱいバンドに戻れない事を痛感せざるを得ないのです。
(それだけ彼等は根強くマニアックな人気を誇るバンドであるという事の現れです)

 

唯一の新曲の「DOG ON A BONE」は確かにBEATLES、CHEAP TRICKの流れを持つ好ハード・ロック・ナンバーとなっていますが、ドニーが風邪気味の様に聴こえてしまうチップのヴォーカルに違和感を持つ人も少なくないでしょう。

 

「THE DEVIL OF SHAKESPEARE」はドニー不在の2000年代にレコ―ディングされたらしいナンバーで、ヴォーカルにはWARRANTの故、ジェイニー・レイン、ギターにはSTYXのジェイムズ・ヤングが参加しています。

 

やはり特筆すべきは未発表曲のレベルの高さで、これらの曲が一体何故アウトテイクとなったのか不思議でなりません。

 

彼等はこれまで「1985」、「PEACH FUZZ」と、同種の未発表曲集をリリースしていますが、常に良質な在庫を抱え続けてきた職人的な仕事ぶりに驚かされてきました。

 

本作でもシングルとしても十分通用しそうなナンバーを幾つも見つけられ、デビュー時の衝撃的なメロディのウキウキ度が満載となっています。

 

以前から漂わせていたエルヴィス・コステロ臭がプンプンする「RADIO」、80年代メタル的アプローチとカラフルなポップ・センスが合体した「RUNAWAY」、「BACKSTREET KIDZ」等、これまでのファンにとっては必聴ものとなっています。

 

現在彼等はチップを中心に活動中ですが、チップ&ドニーの復活を願わずにはいられない充実度を持っているアルバムです。

 

 

2020年7月24日 (金)

FOREIGNER CAN'T SLOW DOWN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

フォリナーの通算9作目のアルバムで、現在のところ最新オリジナル作となっている「キャント・スロー・ダウン」、入荷しました。

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オリジナル・メンバーは最早ミック・ジョーンズのみ、2005年に加入した元HURRICANEのケリー・ハンセン、元DOKKENのジェフ・ピルソンが新たな魅力をバンドに持ち込んで以来、ようやく新作がリリースされ多くのファンを狂喜させたと思います。

 

先行シングルとなった「TOO LATE」のみ、ドラムはジェイソン・ボーナムが担当しています。

 

その他のメンバーは、エアロスミスでのセッションで有名なトーマス・ギンベル、WHITESNAKEでも活躍したドラマーのブライアン・ティシーが参加しています。

 

ミック・ジョーンズと共同プロデュース、そしてほとんどの曲を共作を担当したのは、超売れっ子ライターでもあるマーティ・フレデリクセン。

 

ケリー・ハンセンのルー・グラムの面影を大きく残すヴォーカルを中心に、メロディック・ロックのモンスターとしての貫禄十分な内容となっています。

 

ロック・ナンバーとバラード・ナンバーが約半分ずつという構成は、80年代の彼等でもなかった思い切りの良さが伺えますが、年齢相応のメロディ指向がそうさせているのでしょうか。

 

同時代のジャーニーが新ヴォーカリストを迎えながら、若返る様にしてヘヴィなロック・アルバムをリリースしているのとは対照的にも思えます。

 

ルー・グラム時代と比べても遜色のない艶っぽさを見せるケリーは、ヴォイス・オブ・フォリナーとして徹しているのが印象的です。

 

彼の声と共に、「TOO LATE」ではかつての「蒼い朝 Blue Morning, Blue Day」を彷彿させる王道フォリナー節を聴かせてくれ、ファーストに収められていた「お前に夢中 Fool for You Anyway」のセルフ・リメイクも収録しています。

 

フォリナーだからこそできる70年代回帰は、結果的には過去のナンバーが普遍的なメロディも持ち得ていた事の証明になっている気もします。

 

更に「IN PIECES」や「WHEN IT COMES TO LOVE」等では、マイルドになった新しいフォリナーの一面も覗かせ、今後のバンドの方向性に期待を持たせてくれます。

 

本作は新編成のバンドの顔見せ的な側面が強いと思われ、もっとハードでワイルドなフォリナーの側面を好む方にはポップでメロウすぎるかもしれません。

 

ただその一方で、まだまだ新鮮味のあるキャッチーなロックを聴かせてくれると信じられるだけの魅力は十分秘めていると思います。

 

尚、本盤は過去テイクのリミックス・ヴァージョンを収録したベスト盤(ルー・グラム在籍時)、当時の最新ライヴ映像を収録したDVDを加えた豪華3枚組としてリリースされたものです。

 

2020年7月23日 (木)

MICHAEL MONROE PEACE OF MIND

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ソロ名義としては3作目となった、マイケル・モンローの96年作のアルバム、「ピース・オブ・マインド」、入荷しました。

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80年代のHANOI ROCKS解散以降、ソロ活動は「NOT FAKIN' IT」で一気にピークに達しますが、以降JERUSALEM SLIM、DEMOLITION 23.とバンド結成するもけっして大成する事がなかったマイケル、やっぱりソロが最高だぜと言わんばかりの内容となっています。

 

自身によるプロデュース、ドラム意外の楽器を全て担当するというマルチ・プレイヤーぶりも発揮、もちろん彼のサックスもフィーチャーされています。

 

彼のキャリアとしてはかなり異色曲と言えるアルバム・タイトル曲に至っては、完全に一人による自宅録音がされています。
(歌詞内容が当時のマイケルの本音とも思われるので、ファンにとっては必聴曲です)

 

THE DAMNED、MC5、DEAD BOYSのカヴァーを含む全10曲、30数分で疾走していくパンキッシュでワイルドなバッド・ボーイズ・ロックが展開されていきます。

 

DEAD BOYSのスティーヴ・べイターが90年に事故死しているため、「NOT ANYMORE」は彼に捧げたカヴァーとなっています。

 

オリジナル・ナンバーでは、ほぼ全曲を公私共に名パートナーであった、ジュード・ワイルダーと共作しています。(彼女はコーラスでも参加しているようです)

 

HANOI時代から続いている哀愁感溢れる歌メロも健在、またピストルズをよりハード・ロック化したような爆発力もこの人ならでは。

 

小難しい事は一切抜き、元々持ち合わせているロッカーとしての資質はシンプル・アンド・ワイルドなのでしょう。

 

この人が歌い出せば全てがロックになってしまうという先天性のカッコ良さに、これまでアクセル・ローズもセバスチャンバックも憧れていたのかもしれません。

 

 

 

2020年7月22日 (水)

STYX EQUINOX/CRYSTAL BALL

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

スティクスの「イークィノックス(分岐点)/クリスタル・ボール」、入荷しました。

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数々の名バンドのオリジナル・アルバムを、2作カップリングでリイシューしてくれる英国のありがたいレーベル、BGOレコード(BEAT GOES ON RECORDS)が、STYXの70年代の名盤2枚を手掛けてくれました。

 

75年作の通算5作目、「Equinox 分岐点」、そして76年作の6作目、「Crystal Ball クリスタル・ボ―ル」がリマスター化の上、1枚に全曲収録されています。

 

当時はKANSAS、BOSTON、JOURNEY等と共に、アメリカン・プログレ・ハードと呼ばれた一連の新しいハード・ロック勢と認識されていた彼等、その音楽性も幻想的、壮大なドラマ性を伴ったものでした。

 

「Equinox」は初のバンドによるセルフ・プロデュース作で、それまでの個性であったプログレ的香りも残しつつ、ポップなメロディと華麗なコーラス・ハーモニーが加わり、以降の彼等のスタイルが確立されています。

 

「Crystal Ball」はトミー・ショウが初参加した作品で、新たなポップ・センスが持ち込まれる事になりました。

 

両作品共、以降のポップ・フィールドで大成するスティクスとは全く違う空気感を持っています。

 

ファンタジックな資質をハードなエッジで描写していく様は、まさにプログレ・ハードと呼ぶに相応しいサウンドとなっています。

 

ブリティブリティシュ・ハード、英国プログレからの影響も残しつつ、ダイナミックでメロディアスな側面が実に妖しい時期のスティクスが堪能できる2枚です。

 

 

 

2020年7月21日 (火)

TERRA NOVA REINVENT YOURSELF

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オランダ発のメロディアス・ハード・バンド、テラ・ノヴァのまたもや前作から5年ぶりとなった通算6作目のアルバム、「リーインヴェント・ユアセルフ」、入荷しました。

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どうやらメロハー専門レーベルの名門、フロンティアーズを離れたようで、本作はオーストラリアのMelodicRock Recordsからリリースされています。

 

ベースを除くオリジナル・メンバーによる4人体制、リーダーのフレッド・ヘンドリックスによるプロデュースというレコーディングは変わらず、そして楽曲の充実度もブランクを全く感じさせないものとなっています。

 

良質のメロディの追求のみに徹する姿は最早神がかり、そのピュアな姿勢にメロハー・ファンはひれ伏すばかりと思われます。

 

ハード・ポップ系、ゴージャスなバラード、フォリナーを思わせるオーソドックスな哀愁ハード・ロック系と、自在にシフトするサウンドの見事さも相変わらずです。

 

新しさや変化は毛頭考えていないのでしょう、80年代に留まる事にも全く臆病にもなっていないのでしょう。

 

アルバム・タイトルは皮肉にも「自己変革」を意味しますが、メロディだけはますます磨きがかかっています。

 

そうしたスタイルのバンドがどれ程求められるのか、昨今のシーンでは想像に難くないはずですが、美メロ安定供給バンドと言える彼等の存在は80’sファンにとっては実にありがたいところです。

 

唯一の変化と思われるのは、ジャケット・アートの雰囲気でしょうか。

 

イタリアのイラストレーター、Nello Dell'omoなる人物によるもので、どこかで見た事ある感じだなと思ったら、これまでHARDLINEやSUNSTORM、ジミ・ジェイミソン、W.E.T.、スタン・ブッシュ等々、テラ・ノヴァ同様メロディ至上主義を貫くバンド、ヴォーカリストを多く手掛けている有名な方でした。

 

本作全体の印象に戻ると、弾ける陽性のハード・ポップ・ナンバーがほとんどとなり、バラード・ナンバーは「JENNA」のみ。

 

これがまたキャリア中ベストと言える良曲で、70年代のAOR風の人懐っこさが漂っています。

 

 

 

2020年7月20日 (月)

TALKING HEADS REMAIN IN LIGHT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは80年作、トーキング・ヘッズの通算4作目となったアルバム、「リメイン・イン・ライト」、入荷しました。

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好き嫌いを問わず、80年代ニュー・ウェイヴの幕開けはここから始まったと言える大傑作です。

 

前作から始まったアフリカン・ビートの導入と、ブライアン・イーノとの絶妙なコンビネーションは、ここへ来て一つの極みを見せています。

 

説明が難解な肉体的ビートと、徹底的に解体されたそれまでのロック・セオリーは、当時のスノッブが飛びついた、という意地悪な言い方もできますが、ダンス・ミュージックでもパンクでもないクールさが歓迎されたのは至極当然であったと思います。

 

改めて聴き直してみると、白人による侵略的音楽ではない事、つまり単純なアフリカン・ミュージックのパクリではなかった事に改めて気づかされます。

 

イーノの貢献によるものでしょうが、ループされるリズム・パターンはテクノにも通じるものであったし、ワールド・ミュージックの観点で言えばラテンやファンクの要素の方が目立っている感もあります。

 

アルバム前半は、比較的弾ける様な陽性のポップさが目立ちますが、本作の凄みは後半部分にあったと思えます。

 

「Seen And Not Seen」は、リズム・トラックありきのシンセが絡むアンビエンス的テクノ、「Listening Wind」では更にダークな雰囲気が増し、欧州的翳りさえ見せています。

 

更にラスト・ナンバーではプログレ的な静寂と抑揚の無いメロディが異様な不安感を煽ります。

 

アフリカン・ビートとロックの融合、という側面はインパクトがあり、むしろわかりやすい解釈なのかもしれませんが、本作の底知れない不気味さは聴けば聴く程増してくる気がしてなりません。

 

 

 

2020年7月19日 (日)

POISON OPEN UP AND SAY...AHH!

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

88年作、ポイズンのセカンド・アルバムとなった「初めての***AHH」、入荷しました。

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LAメタル、グラム・メタル、ヘア・メタルと当時のポップな80'sメタルの象徴となった大名盤です。

 

派手なだけのお化粧バンド、ライヴでの実力不足等、彼等を揶揄する言葉は確かに多かったと思いますが、このポップな魅力を否定するのはかなり難しいと思われます。

 

甘さベッタリのキャッチーさと同時に、ハード・ロック、メタルの楽しさを存分に含んだサウンドでデビューした彼等は、KISSやCHEAP TRICK譲り、キラキラしたヴィジュアルはAEROSMITH、MOTLEY CRUEのDNAを引き継ぐという、いそうでいなかった存在感により当時のシーンでは頭一つ抜き出ていました。

 

本作ではその持ち前のポップ・センスを更にわかりやすく徹底し、No.1ヒットとなったバラード、「Every Rose Has Its Thorn」を生んでいます。

 

プロデューサーは前述のチープ・トリック、モトリー・クルーをも手掛けたトム・ワーマンで、この人の明快なハード・ポップ感覚が生かされています。

 

74年のヒット曲、ロギンス&メッシーナの「Your Mama Don't Dance (ママはダンスを踊らない)」のチョイスも抜群で、自分達の個性を良く知り尽くしていると思います。

 

500万枚以上のセールスは伊達ではない楽しさに溢れたアルバムで、当時アルバム・チャートの2位をしばらく独占していた様です。

 

彼等のトップの座を阻んだのは、ボン・ジョヴィの「New Jersey」、ガンズのファースト、そしてデフ・レパードの「Hysteria」という凄まじい時代だったわけです。

 

その中で妖しく咲いた毒々しくもスウィートな香りのする花として、今聴いても胸ときめく1枚です。

 

尚、2006年にリマスター化された際に追加収録されたボーナス・トラック2曲の内、「WORLD PREMIRE INTERVIEW」は約10分に及ぶインタビュー音源が特別編集されたものとなっています。

 

 

2020年7月18日 (土)

VON GROOVE VON GROOVE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

カナダのトロントから93年にデビューを果たしたメロディアス・ハード・バンド、ヴォン・グルーヴのファースト、「ヴォン・グルーヴ」、入荷しました。

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本作リリース後に元BRIGHTON ROCKのドラマーが加入、レコーディング時にはトリオ編成でしたが以降4人編成で活動をしています。

 

メンバーはクロアチア出身、イギリス出身、そしてカナダ出身と国際色豊かですが、カナダらしい爽快感溢れる極上のメロディを持ち味としています。

 

同郷の先輩格、HAREM SCAREMが95年の初来日公演に帯同、日本でも注目がされていました。

 

各メンバーはそれぞれ下積みが長いようで、主にスタジオ・ミュージシャンとしてのキャリアが豊富、リー・アーロン、TRIUMPH、HEART等との仕事をしてきたそうです。

 

プロデュースの一部をCHEAP TRICK、THE CULT等を手掛けた事で有名なリッチー・ズィトーが担当、ゲスト参加でJOURNEY、REVOLUTION SAINTSのディーン・カストロノヴォの名前が見られますが、とにかく曲の良さが光る点に注目させられます。

 

前述のHAREM SCAREMよりもワイルド、ハードなエッジを持ち、疾走する哀愁メロディは何度も聴きたくなるインパクトを残してくれます。

 

適度にハスキーなヴォーカルもこの手のサウンドにピッタリ、メタリックなギターを前面に押し出したアンサンブルも心地良い、実に人にすすめたくなる隠れ名盤の香りがプンプンするものとなっています。

 

バラード・メイカーとしてのセンスも確かで、爽やか系のメロハー作品をお求めの方にはうってつけのバンドだと思います。

 

 

2020年7月17日 (金)

FORTUNE LORD OF FLIES

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

93年に「MAKING GOLD」でデビューしたスウェーデンのバンド、フォーチューンのサード・アルバム、「ロード・オヴ・フライズ」、入荷しました。

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北欧系に誰もが望む哀愁メタルのメロディの美しさゆえ、スウェーデンからの新たな美旋律バンドとして期待されましたが、セカンドの「CALLING SPILITS」では大きく路線変更します。

 

STONE FURY、UNRULY CHILDのブルース・ゴウディをプロデューサーに迎えたセカンドは、ヘヴィなピュア・メタル作品となり、デビュー作程のインパクトは薄れてしまいました。

 

新たにギタリストを加えツイン・リード体制となった5人編成となり、バンド自らのプロデュースによる本作は、よりオーソドックスなハード・ロックへと回帰、マイケル・シェンカーやスコーピオンズ等を彷彿させるメロディアスなナンバーが目立つようになりました。

 

かつては初期EUROPE直系の北欧サウンドが彼等の売りとも思われましたが、バンドの本領は欧州メタルの翳りと湿り気にあったのかもしれません。

 

70年代ハード・ロックの香りもさせながら、どの曲も印象的なリフと歌メロで溢れています。

 

最早北欧という形容を捨て去ったせいなのか、本作以降バンドの詳細は不明、解散をしたと思われます。

 

ヴォーカリストのベニー・ズドベルグは、EUROPEのジョン・レヴィンとイアン・ホーグランドを迎えてソロ・プロジェクトのCLOCKWISEでアルバムをリリース、ギタリストのヘンリック・ベルグクィストはPOODLESに参加しています。

 

手堅い美メロ系王道ハード・ロックを欲している方には、なかなか楽しめる1枚だと思います。

 

2020年7月16日 (木)

SIAM PRAYER

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サイアムの96年作、「プレイヤー」、入荷しました。

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2019年に残念ながら他界してしまったトニー・ミルズ、英国が誇るメロディアス・ハード界の名ヴォーカリストであり、SHYやTNTの作品で未だに彼の声を愛するファンも多いでしょう。

 

91年にSHYを脱退、元RECKLESS DAUGHTERのメンバー等と結成したのが、このSIAM(サイアム)でした。

 

2枚のアルバムを残し解散しましたが、彼のキャリアの中でも異色と言える音楽性であったと思われます。

 

前作とはギタリストが一人交代していますが、ツイン・リード体制の5人組は変わらず、正統派メタルと言うべきストロングなサウンド・スタイルもそのまま踏襲されています。

 

以前から指摘もされていましたが、トニーの高音ヴォーカルとJUDAS PRIEST直系のメタル愛がQUEENSRYCHEと激似状態となり、ドラマティックな曲構成も手伝い、トニーの根強いファンですらジェフ・テイトが歌っているのではと聴き間違えてしまうかもしれません。

 

本作をもってSIAMは解散、トニーはRUSHのトリビュート・バンド、YYZで活動する事になりますが、ここでのプログレッシブな方向性によりそうした意識が芽生えたのかもしれません。

 

ただその後より美麗ハード・ポップ化が進んだSHYに復帰、「UNFINISHED BUSINESS」、「SUNSET AND VINE」という見事な2枚のアルバムを残していますので、先天性のメロディアス・ハード・ヴォーカリストであった事も間違いないと思われます。

 

SIAMでのトニーの果敢なピュアなメタルを追求する姿は他のプロジェクトではなかなか見られなかったために、このバンドで残した2枚のアルバムはファンにとっても興味深いものとなったに違いないと思われます。

 

尚、裏ジャケのきょく曲数、曲名一部誤表記が見られます。

 

正しくはボーナス・トラック1曲を含む全12曲収録となっています。

 

 

 

2020年7月15日 (水)

STRYPER AGAINST THE LAW

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オリジナルは90年作、LAメタル最後の大物と思われたストライパーの5作目となったアルバム、「無法の掟」、入荷しました。

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本作リリース後、彼等のレーベルであったENIGMAが倒産した事もあり、メタル・シーンの大変化の波の中、一時的にバンドは活動を休止する事となりました。

 

彼等にとっても転換期となった作風ですが、現在に至るヘヴィ路線の布石にもなったアルバムとも言えるかもしれません。

 

プロデュースにチープ・トリック、モトリー・クルーとの仕事で有名なトム・ワーマンを迎えているのですが、けっしてポップ展開を強めたわけではありません。

 

ストライプの衣装を脱ぎ捨て、ルックスもかなりワイルドになり、サウンドもモトリーに近いハード化が進められています。

 

以前の彼等らしい、メロディ、ハーモニーも当然残されていますが、時代を意識したヘヴィな変化はバンドの良さを多少スポイルしてしまったかもしれません。

 

それでもカッコいい1枚には変わりないと思われ、イメージ・チェンジは成功していたのではないでしょうか。

 

特筆すべきは彼等のキャリア史上最も美しいと言っても過言ではないバラード、「LADY」の存在でしょう。

 

キラキラしたパワー・バラードから一転、アダルトな味わいが染みる名曲です。

 

 

2020年7月14日 (火)

RAVEN THE PACK IS BACK

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オリジナルは86年作、レイヴンの通産5作目となったアルバム、「ザ・パック・イズ・バック」、入荷しました。

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N.W.O.B.H.M.シーンの中でデビュー、ジョンとマークのギャラガー兄弟、そしてドラムのロブ "ワッコ" ハンターからなるパワー・トリオ。

 

当時からスピーディーでアグレッシブなサウンドは、後のスラッシュ・メタルへ大きな影響を与えた事で知られています。

 

前作の「STAY HARD」で見せたポップ展開がアメリカでも好評を得たせいか、本作では更なるポップ化を推進、賛否両論となった問題作となりました。

 

プロデュースは巨匠、エディ・クレイマー。

 

ジミ・ヘンドリックス、ツェッペリン、KISSを手掛けた事で有名ですが、80年代にはFASTWAY、TRIUMPH、ALCATRAZZ、ICON、そしてLOUDNESSと、次から次へと名盤に関わった人物だけに、硬派、凶暴なレイヴンのイメージ・チェンジにはうってつけであったと思われます。

 

ホーン・セクション、シンセの大幅導入、リヴァーブ仕掛けのビッグ・ドラムにより、いかにも80'sメタルらしい味付けが施されていますが、彼等特有の攻撃性とスピードは健在、それに反してキャッチー歌メロが乗っかるなかなかユニークなアルバムとなっています。

 

スペンサー・デイヴィス・グループの「GIMME SOME LOVIN' 愛しておくれ」のカヴァーはやややりすぎ感も見られ、彼等への期待がいかに大きかったかが推測されます。

 

ほぼ同時期にアメリカではGREAT WHITEが同曲を取り上げていますが、両者を比較してみると面白いのですがRAVENヴァージョンの方が逆にLAメタル・チックに聴こえる気もします。

 

全体的にもアメリカンなノリを満載、当時のイギリス勢の中ではかなり思い切った展開を見せたポップ・メタル作といったところでしょう。

 

かなりの意欲作だったのですが、残念ながらセールス的には大成ならず、彼等は原点回帰を以降していく事になります。

 

現在も変わらぬ疾走ぶりを続けている彼等、80年代に迷走した結果とも言えなくもないですが、この時代だからこそ生まれた隠れ名盤とも思える良曲揃いの1枚です。

 

 

2020年7月13日 (月)

ROCK'N RHYTHM KISS-THE MEDLEY~A DANCE ORGASM~

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ロックン・リズム名義、「キッス・ザ・メドレー~ア・ダンス・オルガズム」、入荷しました。

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エイベックスからリリースされた実に厄介な1枚で、企画モノとしては最も安易と言えるメドレー・ミックスなのですが、これがなかなか聴かせてくれるので困ってしまいます。

 

ROCK'N RHYTHMなるカナダのプロジェクト・チームが、HR/HM系のメジャー・バンドのナンバーを今で言うEDMとしてオリジナルを解体、再構築してくれています。

 

打ち込み系のビートに乗っかるのは、なんとポールとジーンのヴォーカル。

 

どうやらKISS側の承諾を得て、オリジナル音源をサンプリングしている様です。

 

つまりKISS後任のリミックス集という事になり、これがファンを困らせる事にもなっています。

 

ギターとヴォーカルのトラックを生かしている様で、矢継ぎ早に繰り出されるダンス・ビートの中でも、コーラス部分が前面に押し出されているために、キッスの歌メロの良さとコーラス・ワークの細部が再確認できるという、ファンにしたら怪我の巧妙的な効果を得られる事となります。

 

ほぼ全曲が2分以内でメドレーとして流れていくのですが、選曲の妙もなかなかで、「Coming Home」、「Then She Kissed Me」、「Watchin' You」、「Tomorrow」といったナンバーは、オールド・ファンならニヤリとしてしまうところだと思います。

 

シークレット・トラックとして収められた「ラヴィン・ユー・ベイビー」のみ7分を超える長尺となり、これは今まであるようでなかったハウス・ヴァージョンとなっています。

 

原曲をグチャグチャにしてしまっているイメージも強いのですが、原曲のキャッチーさが程良くEDMとして機能したという意味では、この企画は大成功だったのではないでしょうか。

 

 

2020年7月12日 (日)

TOTO JAPAN 82

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TOTOの「JAPAN 1982」、入荷しました。

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TOTOの1982年の来日公演の模様を収録した音源が突如として流通、ファンとしては聴かずにおけない内容ではあると思われます。

 

当時FMラジオのオンエア用素材であったと思われるものを使用、そのため音質は全く問題ないのですが、昨今良く見かけるブートレグと言われても仕方ない種類のものでしょう。

 

まず不親切なジャケットに憤る方もいるでしょう。

 

映っているメンバーは、今は亡き二代目ヴォーカリスト、ファーギー・フレデリクセン在籍時のラインナップ。

 

当時はボビー・キンボールが来日していたわけですから、いい加減な作りがされてしまっています。
(裏ジャケではちゃんとボビーが映っているのですが)

 

ラジオ用のサウンドボード録音特有の音の処理の仕方がスタジオ・ライヴ的にも聴こえ、武道館の歓声がほとんど響いてこないのが無機質な印象を強くしています。

 

またバンドのアンサンブルのダイナミズムが伝わってこない部分と、当時のヴォーカル陣の調子があまり良くなかったのか、けっしてベストのライヴとは言えない事も挙げられるでしょう。

 

特にボビー・キンボールは声が出ていないばかりか、音程を外す場面が多いのですが、これもライヴの醍醐味として楽しむしかないのかもしれません。

 

それでもこの時期のTOTOのライヴ音源はオフィシャルでは存在していないため(80年来日時のラジオ音源もお蔵入りとなっています)、レア度はかなりあると思われます。

 

大ヒット作となった「TOTO Ⅳ 聖なる剣」リリース直後の来日、元々日本では人気の高さを誇っていた彼等ですが、世界的にも大ブレイクしようという大きな転換期のライヴだったわけです。

 

「ロザーナ」や「アフリカ」のアレンジはこの時代ならではのものと思われ、一聴の価値はあると思われます。

 

また最もプログレ・ハード、ハード・ロック色が強かったと言える初期TOTOの生々しい魅力も今となっては新鮮だと思います。

 

 

 

2020年7月11日 (土)

BOSTON LIVE AGORA CLEVELAND 1976

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ボストンの「ライヴ・アゴラ・クリーブランド 1976」、入荷しました。

 

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2013年に突如としてリリースされたボストンのライヴ音源、アンオフィシャルながら実に貴重なCD化となっています。

 

元々ラジオ用のオンエア音源だったようで、音質はかなりクリア、このまま公式ライヴCDとされても違和感の無いものとなっています。

 

76年、デビュー直後と思われるライヴで、オハイオのクリーブランド・アゴラで収録されています。

 

味も素っ気もないジャケットは、いかにもあや怪しげな雰囲気、ブートレグとされるべきCDだとは思いますが、ファンにとっては聴かずにはいられない内容だと思います。

 

販売元のPLASTIC SOHOなるレーベルは、イギリス、アイルランドで大物アーティストのライヴ音源をシリーズ化しているようです。

 

ラフでハードなトム・ショルツのギター、そしてかなりシャウトしまくるハード・ロッカーぶりがうかがえるブラッド・デルプのヴォーカル、荒っぽいコーラスワーク等はライヴならでは。

 

当時プログレ・ハードと一括りにされてはいましたが、ボストンが元々アメリカン・ハード直系のライヴ・バンドであった事を改めて思い知らされます。

 

後に「DON'T LOOK BACK 新惑星着陸」に収録される「A MAN I'LL NEVER BE」、「DON'T BE AFRAID」もすでにここでプレイされているのも興味深いところです。

 

またオリジナル・アルバム未収録曲も披露されていて、「HELP ME」(一部「SHATTERED IMAGES」と紹介されている事もあるようです)、「TELEVISION POLITICIAN」の2曲でオーソドックスなハード・ロック・スタイルが見てとれます。

 

圧巻はやはり9分近くに及ぶ「MORE THAN A FEELING 宇宙の彼方へ」で、原曲よりもプログレシッブなアレンジが加えられたドラマティックなライヴ・バージョンのダイナミズムでしょう。

 

このテイクを聴くためだけでも、本作の価値は上がると思われます。

 

現在までオフィシャルのライヴ盤がリリースされていないBOSTONだけに、実に悩ましい1枚であると言えるでしょう。

 

 

2020年7月10日 (金)

BABYMETAL BABYMETAL

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BABYMETALの「BABYMETAL 来日記念限定盤 CD+DVD」、入荷しました。

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国内では大論争を巻き起こしたと言えるBABYMETALの存在は、一方で世界的に大絶賛される図式の中で、ある種の哲学的思考クイズそのものでもあったと思います。

 

アイドルなのか、メタルなのかという問題はさておいて、大人達が戦略的に作り上げた音楽が果たしてMETAL、あるいはROCKが根源的に持つ自由、反抗、自己肯定といったスピリットを持ち得るのかという問いにどう答えるのかという難問を突き付けられたわけです。

 

アイドル・ファンは諸手を挙げて大歓迎したと思いますが、メタル・ファンが彼女達を否定するのはそうした問題を眼前にして戸惑っていたというのが本当のところじゃないでしょうか。

 

海外のファンは日本のアイドル文化、あるいはかなり狭く押し込められた日本のメタル・シーンとは無縁なだけに、何を歌っているかもわからずに、黒髪の美少女3人がホラー・メイクの神バンドをバックに踊りまくる姿にただただひれ伏しただけだったのかもしれません。

 

メタルか否かの大論争が起きた日本、そして海外でのメタル信者を巻き込んだセンセーション、この対比こそが日本の音楽シーンとファンとの間に存在するギャップの様なものを露呈してしまった気もします。

 

作り手のメタルの未来を信じるクリエイティビティ、そして信念や団結といった強い意識を大事にしてきたメタル・ファンの思いはなかなか重なる事はないのかもしれません。

 

それでも高い音楽性とパフォーマンス、そして圧倒的な可愛さによる正義を支持する人が多い事こそメタルの未来に繋がっていく事を、当店は信じて止みません。

 

そんな小市民の思惑などまるで意味もないわけで、彼女達は2016年にあのウェンブリー・アリーナでワンマン・ライヴを決行、更に3度目となるワールド・ツアーを果たし、凱旋ライヴとしてドーム公演を行っています。

 

本番はその記念となったファーストの紙ジャケ化、特別に編集された世界公演でのライヴ映像を含めた「ギミチョコ‼」を収録したDVDが嬉しい限定盤となっています。

 

 

2020年7月 9日 (木)

TRIXTER TRIXTER

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トリクスターの90年作、「トリクスター」、入荷しました。

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90年代のポップ・メタル勢の一角としてWARRENTやSLAUGHTER、FIREHOUSEに続く存在として知られていたトリクスターのデビュー・アルバムです。

 

当時DREAM THEATERを擁したMCA傘下の新進レーベル、MECHANIC RECORDSとの契約を得た
彼等は、同社がプッシュするスラッシュ、デス・メタル、プログレッシヴ・メタルとは無縁のバリバリの80年代メタルでした。

 

平均年齢20歳そこそこ、ルックスにも恵まれた4人組、まさにヘア・メタルの申し子とでも言うべきバンドのイメージそのまま、元気いっぱいのポップ・メタルを展開してくれています。

 

ニュージャージー出身という事もあり、BON JOVIとも比較されましたが、デビュー・アルバムとしてはこのトリクスターの方が完成度は高かったと思われます。

 

ライヴ映えのする典型的なアンセム・ソングからパワー・バラードまで、その若さに似合わずアメリカン・ハードの伝統的な土臭さも適度に保ちながらメロディアス・ハードとしての側面ももちろん余裕で及第点をクリア、優等生的な80年代メタル集といったところでしょうか。

 

 

プロデュースは、LOVERBOYやエース・フレーリー等に楽曲提供してきたコンポーザー、ビル・レイが務め、本作でもメンバーとほとんどの曲を共作しています。

 

バラエティに富んだ曲調を生む事に貢献、80年代で活躍してきたプロの仕事でバンドを盛り立てています。

 

時代はグランジ旋風が吹き荒れていたど真ん中、本作の様な底抜けの明るさとキラキラしたサウンドは時代錯誤とも思えましたが、結果的には全米30位にくい込むヒットを記録し、見事トリプル・プラチナムを獲得しています。

 

新人バンドとしてはかなりの偉業であったと思いますが、メロディの良さ、ルックスの良さはまだまだ大衆を魅了するという証明にもなったと思われます。

 

いずれにしても否定し難い気持ち良さはお墨付きで、実際全米ではパッケージにリッチ―・サンボラ、フィル・コリン、デイヴ・スネイク・セイボといった面々の推薦コメントが掲載されていたそうです。

 

まさにボン・ジョヴィ、デフ・レパード、スキッド・ロウ等のDNAは確実に受け継いだバンドであったのだと思います。

 

2020年7月 8日 (水)

XYZ LETTER TO GOD

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80年代後半、ドン・ドッケンのプロデュースにより鳴り物入りでデビューしたXYZが復活、12年ぶりにリリースしたアルバム、「レター・トゥ・ゴッド」、入荷しました。

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ソウルフルなDOKKENとでも表現できそうな完成度で注目されていましたが、2枚のスタジオ・アルバムを残して解散状態だった彼等。

 

ヴォーカルのテリー・イルス、ドラムのポール・モンローのオリジナル・メンバー二人に加え、本作では元KING KOBRAのジェフ・ノースラップ(JK NORTHRUP)、QUIET RIOT,HOUSE OF LOADS、GREAT WHITEでの活動で知られるショーン・マクナブを加えています。

 

欧州ではMTM MUSICからリリースされていますが、本盤はUSA盤となり自主制作リリース、ジャケット変更に加え3曲の追加収録がされています。

 

後にグレイト・ホワイトに参加する事になるテリー・イルスのヴォーカルはドン・ドッケンと比較された事もありましたが、ポール・ショーティーノよりの渋みが強くなっています。

 

そのポール・ショーティーノの名前がエンジニアとしてクレジットされていたり、アレンジャーに元OZZY OSBOURNEのフィル・スーザンの名も見られ、豪華とも言える裏方が揃っているのも注目に値するかもしれません。

 

80年代マインドを残しながら、アダルトなバラードが頻度的に目立つメロディアスなサウンドに好感がまず持てます。

 

アコースティック調のスロー・メロディアス・ハードと言える「DENY」や、ヴォーカルの上手さが光る「WELL」での哀愁感は一聴の価値があると思われます。

 

またデビュー・アルバム収録の「INSIDE OUT」、WHITESNAKEの「IS THIS LOVE」を完全に思い出させる「WHAT KEEP ME LOVING YOU」がセルフ・リメイクされています。

 

思わぬ拾い物的な良曲揃いの好盤なのですが、インディーズの甘さでしょうか、裏ジャケの曲順表記に一部ミスが見られます。(11曲目から14曲目が間違っています)

 

正しい曲順は以下の通りとなります。

 

⑪INSIDE OUT 2003 ⑫WHAT KEEP ME LOVING YOU 2003 ⑬NEVER TOO LATE ⑭BURN IT UP

 

 

2020年7月 7日 (火)

MSG SCHENKER-BARDEN/IN THE MIDST OF BEAUTY

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MSG名義となった08年作で、マイケルとゲイリー・バーデンの完全タッグが復活した驚くべき1枚、「イン・ザ・ミッドスト・オブ・ビューティー」、入荷しました。

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バックを固めるのは二ール・マーレイ、ドン・エイリー、そしてサイモン・フィリップスという大物ばかり。

 

NWOBHM以降の80年代のハード・ロック、メタルが好きな人にとっては、まさに神の様な布陣となっています。

 

ゲイリーの声には否定的な意見も多い様ですが、アダルトな雰囲気が目立つようになり、かなり落ち着きと安定感がある様に思えます。

 

そして何よりこの人の歌メロ作りの巧さが光っています。

 

かつてのMSGの様なメロディの輝きが復活し、明と暗、陰と陽のコントラストが美しいマイケルらしさが久々に聴ける内容となっています。

 

賛否両論あるのでしょうが、やはりゲイリー・バーデンという優れたメロディ・メイカーの存在は、初期MSGの要であったのだと思います。

 

古くからの神の信者にとっても、かなり聴き応えのあるアルバムです。

 

特に80年代初期のMSG作品が好きな方には、おすすめです。

 

 

2020年7月 6日 (月)

ELECTRIC BOYS GROOVUS MAXIMUS

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スウェーデンのバンドとしてはかなりレアなサウンドを持つエレクトリック・ボーイズ、前作から3年ぶりとなった92年作のセカンド・アルバム、「グルーヴァス・マキシマス」、入荷しました。

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ファンク・メタル、グルーヴ・メタルとも表現できそうなデビュー・アルバムは、まさに80年代から90年代へと移りゆくシーンを象徴するかの様なユニークな作風でした。

 

60年代サイケの香りとビートルズ直系のポップ・センスも持ち合わせているため、本作も前作同様バラエティに富んだ内容となっています。

 

前作ではあのボブ・ロックがプロデュース、大型新人デビュー的な話題にもなりましたが、本作はバンドのセルフ・プロデュースとなり、より個性を前面に押し出したとも言えるかもしれません。

 

更に今回はなんと一部ロンドン、アビー・ロード・スタジオでレコーディングをしているそうで、そのせいもあるのかシングル・カットされた「MARY IN THE MYSTERY WORLD」はビートルチックなパワー・ポップ・バラードとなっています。
(本国スウェーデンではスマッシュ・ヒットを記録しています)

 

全体的にはアメリカンな陽性のハード・ロック・センスを持ったバンドだと思うのですが、こうしたブリティッシュ・ポップのエッセンスも大事にしてるのは北欧系のバンドでは珍しい気もします。

 

やはりシングルとなったバラード、「DYING TO BE LOVED」でもその傾向は顕著で、非凡なメロディ・メイカーとしてのセンスを感じさせてくれます。

 

印象的なジャケットを担当しているのはヒュー・サイム、RUSHやエアロスミス、BON JOVI等々、挙げればきりがない程名盤を手掛けている、ロック・ファンなら誰もが知るデザイナーです。

 

ヴォーカル、ギター、そして全ての作曲を担当するコニー・ブルーム、ベースのアンディ・クリステルが2004年から後期HANOI ROCKSに参加した事で再注目されましたが、現在この二人はバンドを再結成、今も活動を続けている様です。

 

90年代には多く出現したタイプのサウンドではあったと思いますが、随所に個性的なメロディが息づいているのは明らかで、時々引っ張り出して流したくなるゴキゲン・ロック系の快作です。

 

 

 

2020年7月 5日 (日)

BLACKMORE'S NIGHT SHADOW OF THE MOON

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ブラックモアズ・ナイトの「シャドウ・オブ・ザ・ムーン」、入荷しました。

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レインボー以降のリッチー・ブラックモアの活動に、多くのファンが戸惑い、最初は不満を持った事だとは思いますが、今ではすっかりリッチーのキャリアを代表するユニットとなったブラックモアズ・ナイトのデビュー作です。

 

一目惚れした女性を口説き落とし、「孤高のストレンジャー」に作詞家、コーラスとして参加させてしまうリッチーに、ファンは新たなカリスマ像を見出したのではないでしょうか。

 

奥方となるキャンディス・ナイトの美声と美貌が、リッチーが求め続けていた理想の音の具現化を助けたという事なのだと思います。

 

中世音楽家、ティルマン・スザート、ピエール・アテニャン、更にはチャイコフスキーの「白鳥の湖」をモチーフにし、サウンドはもちろん、トータル・コンセプトとしてのルネッサンス音楽の世界を作り上げています。

 

英国プログレの老舗バンド、Renaissanceや、スウェーデンのバンド、Rednexのカヴァーや、ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンをゲストに迎えながら、多彩な音楽性が混在している様に見えながら、不思議な統一感でまとめられているのは、キャンディスの魅力的な声が大きな要因となっていると思います。

 

リッチーはフォーク・ロック然としたプレイに徹していますが、時折聴かせてくれる独特のリッチー節にレインボーの影を見てしまう人も多かったと思います。

 

ここでのしっかりとした世界観は、お遊び的なプロジェクトではなく、以降のブラックモアズ・ナイトの骨格となったばかりでなく、メタル・ファンは改めて天才的ギタリストの虜になっていった感があります。

 

 

2020年7月 4日 (土)

RIOT INISHMORE

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ライオットの97年作、「イニッシュモア」、入荷しました。

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前作「THE BRETHREN OF THE LONG HOUSE」に引き続きコンセプト・アルバムとなった、RIOTの97年の通算10作目となった1枚です。

 

マネージメントとのトラブル、レコード会社移籍を経て心機一転となった快作で、ジャケットのイメージもこれまでとは異質の雰囲気を漂わせています。

 

タイトルのイニッシュモアとはアイルランドのアラン諸島に属する島の名前だそうで、アルバムのモチーフとなっているのは19世紀のアイルランド大飢饉。

 

厳しい時代を生き抜く少年の淡い悲恋物語、というのが筋書となっているそうです。

 

アイルランド民謡、ケルト・ミュージックの影響がオープニングとエンディングで効果的に現れていて、前作ではゲイリー・ムーアの「OUT IN THE FIELDS」が取り上げられていましたが、本作ではゲイリーもカヴァーしたトラディショナル・ソング、「DANNY BOY」が美しいインストとなって収録されています。(日本盤のみ収録)

 

アルバム全体は一時脱退状態だったドラマー、ボビー・ジャーゾンベクの完全復帰によりパワフルかつタイトなRIOT流パワー・メタルが炸裂、徐々に安定感を増してきたマイク・ディメオの中低域の哀愁感溢れるヴォーカルが叙情性を演出しています。

 

先行シングルとなった「ANGEL EYES」を始め、随所に名盤「THUNDERSTEEL」を彷彿させるリフが出現しますが、サウンド・プロダクションはあくまで柔らかめで、硬質感よりもメロディアスな側面が強調されています。

 

スピード・ナンバーのメロディ構成も見事で、各曲の完成度はかなり高いのですがRIOT作品としては地味目に映るのが不思議です。

 

ジャケットを含め、とっつきにくいコンセプトが邪魔したせいなのかもしれませんが、高評価されていた前作と比べてもメロディの充実度は見劣りないものと思われます。

 

RIOTの古典的哀愁節が炸裂する「KINGS ARE FALLING」、THIN LIZZYを彷彿させる「WATCHING THE SIGNS」、スピメロチックな「GYPSY」等、かなりオススメ曲が多い好盤です。

 

2020年7月 3日 (金)

TYGERS OF PAN TANG MONEY

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録音状況はかなり劣悪、1980年6月10日、ロンドンの伝説的ライヴ・ハウス、マーキー・クラブで収録されたタイガース・オブ・パンタンのライヴ音源、「マネー」、入荷しました。

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おそらく日本で制作、流通されたものと思われるのですが(日本のブートレッグ・レーベル、REAL THINGより)、かなり雑な作りが目立ち、バンドの知識がまるでないままプレスしたようです。

 

まずジャケットに映るメンバーの中にジョン・サイクス(裏面はこの人のドアップです)、ジョン・デヴァリルの両美形陣が揃っていますが、この布陣は81年以降の黄金期ラインナップとなるため、本ライヴとは関係の無い写真となります。

 

ヴォーカルはジェス・コックス、またジョン・サイクスは同年8月のレディング・フェスティバルで初お披露目ライヴとなったとされているので、本CD表記の6月10日という情報が正しければ、まだバンドに加入していなかったと思われます。

 

4人編成でデビューした彼等、ファースト・アルバムの「WILD CAT」がリリースされたのが80年8月のはずですから、これはデビュー直前のライヴであったと考えられます。

 

またCDレーベル面には、バンドの曲ですらない無関係な曲名が13曲プリントされていますが、完全に間違いとなっています。

 

更に裏面ジャケには全11曲として曲名が並んでいますが、こちらも誤表記となります。

 

正しいセットリストは以下の通りとなります。

 

①EUTHANASIA ②ROCK'N ROLL MAN ③INSANITY ④BADGER BADGER ⑤FIRECLOWN ⑥WILD CATS ⑦SUZIE SMILED ⑧STRAIGHT AS A DIE ⑨MONEY ⑩DON'T TOUCH ME THERE ⑪SLAVE TO FREEDOM ⑫TUSH

 

尚、曲間に途切れがない未編集のままのCD化となっているので、データ上は13曲と読み込まれますが、1曲目のEUTHANASIAが2分割されて収録されています。

 

内容的にはかなりレア、NWOBHM創成期の中でも最もパンキッシュだったと言える初期のタイガースの荒々しさが生々しく聴けるのだけは嬉しいところです。

 

 

 

2020年7月 2日 (木)

VOW WOW REVIVE

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ヴァウワウの1987年作のミニ・アルバム、「リヴァイブ」、入荷しました。

 

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VOW WOWのオリジナル・スタジオ・アルバムとしては4作目となった「V」は、まさに世界レベルで通用するメロディアス・ハード、超ド級の80年代型メタルとして完成されていました。

 

BOW WOW時代からのオリジナル・メンバー、佐野賢二が脱退、なんと迎えられたのは元WHITESNAKEのニール・マーレイというニュースがメタル・ファンを狂喜させたと思います。

 

ジョン・ウェットンが提供したナンバー、「DON'T LEAVE ME NOW」は、まさにASIAをメタリックにした好ナンバーとなり、ジャパメタが世界へと昇華した思いをさせてくれたのでした。

 

本作はその歴史的傑作と言える「V」から4曲がリミックスされたEPとなり、なかなか興味深い内容となっています。

 

ゲイリー・ムーアやチープ・トリック等との仕事で有名なエンジニア、イアン・テイラーがミックスを担当し、オリジナルよりクリアかつゴージャスな感触が強調されたサウンドとなっています。

 

80’sメタルらしく厚見玲衣のキーボードを前面に出したミックスは、最早国籍が気にならない分厚さと輝きが圧倒的な説得力で迫ってくる気がします。

 

人見元基という類稀なるヴォーカリストの存在がこの時期のVOW WOWの個性を決定付けていましたが、ここでは楽曲の完成度がいよいよ極まった事がわかりやすいナンバーばかり集められているため、初めて耳にする人にとっては日本のバンドとは信じ難い位のレベルの高さに聴こえると思います。

 

 

2020年7月 1日 (水)

TOP MUSICIANS PLAY WHITESNAKE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

2009年リリース作、「トップ・ミュージシャンズ・プレイ・ホワイトスネイク」、入荷しました。

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イギリスでリリースされている「TOP MUSICIANS PLAY」シリーズ、多くのビッグ・バンドのトリビュート盤のタイトルとして使用されていますが、本作はホワイトスネイクを取り上げています。

 

プロデュースは80年代後半にFASTWAYのギター兼ヴォーカリストとして活躍した事で知られるリー・ハート、ソロとしても活動を続けていたようですがプロデュース業でも名前を良く聞く人かもしれません。

 

トリビュート盤の醍醐味である参加陣の豪華さという意味では、本作は割と大物揃いながら地味目の人達が多いかもしれません。

 

そんな中で興味深いのは、ミッキー・ムーディー、バーニー・マースデン、ニール・マーレイの参加でしょう。

 

初期ホワイトスネイクの支えてきたメンバーが3人も揃っているのは、トリビュート企画としては珍しいかと思われます。

 

また89年のホワイトスネイクのアルバム、「SLIP OF THE TONGUE」にレコーディングのみ参加したドン・エイリーの名前も見られます。

 

その他にもヴォーカルにはURIA HEEPのバーニー・ショウ、RAINBOW、インギ―、マイケル・シェンカー等に器用されたドゥギー・ホワイト、SAMSONのニッキー・ムーア。

 

WHITESNAKE路線へサウンド転換した英国産ハード・ポップ・バンド、FMからアンディ・バーネット、ピート・ジャップ、スティーヴ・オーヴァーランド。

 

フォリナー、バッド・カンパニーで活躍したベーシスト、リック・ウィルス、WISHBONE ASHのボブ・スキート、変わったところではニナ・ハーゲン・バンドのメンバーの名前も見られます。

 

選曲は80年代以降、アルバムで言うと「SLIDE IT IN」のナンバーがほとんどですが、初期のレパートリーの重要曲、「AIN'T NO LOVE IN THE HEART OF THE CITY」が採用されているのが心憎いところです。

 

アレンジはほぼ原曲通り、トリビュートあるあると言えるヴォーカルのそっくり具合もキッチリ押さえられています。

 

ホワイトスネイク80年代ベスト盤的な楽しみ方もできるでしょうが、特に初期からのファンにおすすめしたい参加メンバーのレア度が売りと言える1枚でしょう。

 

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