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2020年6月の29件の記事

2020年6月30日 (火)

STRYPER REBORN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

今年急逝したケヴィン・エアーズの72年作、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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ストライパーの復活作となったアルバムで、オリジナル・アルバムとしては「AGAINST THE LAW 無法の掟」以来15年ぶりとなった通算6作目となった1枚です。

 

2000年に入ってツアーのみの再結成、そしてベスト盤、ライヴ・アルバムとリリースが続きましたが、ファンにとっては待望の新作となったわけです。

 

残念ながらレコーディング直前にベーシストのティム・ゲインズが脱退し、代わりにマイケルのソロ・プロジェクト要員だったトレイシー・フェリエが参加しています。

 

余談ですが、このトレイシーはSTRYPERのアルバム2枚に参加していますが、その後マイケルと入れ替わる様にして2012年からBOSTONのツアー・メンバーとして活動しています。

 

オープニングから前作から地続きのオルタナ、グランジ以降のヘヴィ・サウンドで幕を開けますが、けっしてダークな質感一辺倒で終わっているわけではありません。

 

クリスチャン・メタルとしての精神性が強く現れた歌詞に見合う美しいメロディ、アンセム型のキャッチーなコーラスが復活しています。

 

曲が進むにつれ、その傾向が強くなっていくため、体が徐々に反応してしまうファンの方も多かったのではないでしょうか。

 

かつてのハード・ポップ・センスがヘヴィネスで包まれたかの様な「MAKE YOU MINE」や「IF I DIE」、メロディ・メイカーとしてのセンスが健在である「PASSION」、「WAIT FOR YOU」等は、クリスチャンならずとも80'sのキラキラした彼等を思い出すはずです。

 

そして極めつけは「I.G.W.T.」の再演でしょう。

 

「IN GOD WE TRUST」が90年代以降のヘヴィ・ロック・スタイルで甦ったわけですが、流麗なコーラス・ワークはこのバンドならでは、と思わせてくれます。

 

意味のある復活、そして期待を抱かせる内容であったと十分に思えた1枚だと思います。

 

 

2020年6月29日 (月)

KANSAS THE PRELUDE IMPLICIT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

約20年ぶりにオリジナル・メンバーによる再結集が果たされた前作から6年、カンサスがまたも再編成を経てリリースした通算15作目のオリジナル・アルバム、「ザ・インパクト・インプリシット 暗黙の序曲」、入荷しました。

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中心メンバーでバンドの顔であったスティーヴ・ウオルシュが二度目の脱退を発表、バンドの継続も難しいと思われましたが、新たに3名のメンバーが参加、見事カンサス・ブランドを復活させる事に成功しています。

 

オリジナル・メンバーは、ギターのリチャード・ウィリアムス、ドラムのフィル・イハートのみになってしまいましたが、80年代からバンドを支えるビリー・グリアーを含めたこの3人が伝統的カンサス・サウンドを遵守する一方、新メンバーの活躍ぶりがかなり目立ちます。

 

特にギターのザック・リビのプログレッシブかつメタリックなプレイと優れたソング・ライティング、ロニー・プラットによる歴代ヴォーカリストのイメージを崩さない声は、古くからのファンの期待を裏切らないものとなっています。

 

かつての叙情性も随所にみられ、バンドの新たなバイオリニストとして安定した個性を確立したデヴィッド・ラグスデールの存在感も重要な役割を果たしています。

 

3曲目の「THE UNSUNG HEROES 謳われることなき英雄たち」に、「DUST IN THE WIND すべては風の中に」の面影を見る人もきっと少なくないと思われます。

 

日本では79年作の「モノリスの謎」以来となる邦題が冠せられ、「永遠の序曲」や「暗黒への曳航」等、70年代の名邦題を彷彿させる「暗黙の序曲」というタイトルが付けられています。

 

収録曲にも邦題が存在し、ここへ来てカンサスへの期待が高まっているのが伝わってきます。

 

昨今のプログレッシブ・メタルへの影響力もあったカンサスですが、そうした自覚はあるのかないのか不明ですが、我が道を堂々と貫く姿は最早神々しいまでの威光を放っている感すらあります。

 

 

 

2020年6月28日 (日)

MAMA'S BOYS POWER AND PASSION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは85年作、NWOBHMシーンの中でもユニークな存在であったママズ・ボーイズのメジャー第二弾にして、最高傑作とされるアルバム、「パワー・アンド・パッション」、入荷しました。

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マクマナス3兄弟によるトリオ編成、ヴァイオリンもフィーチャーするという個性が目立っていましたが、当初はどこか垢抜けない田舎臭さを逆に売りにしていたイメージがありました。

 

本作では一気に洗練され、ジャケット・デザインまで80年代メタルに目覚めた様で、良質のナンバーが揃った快作になっています。

 

アイルランド出身、トラッド感を巧みに取り入れ、ブリティッシュ特有の哀愁感も持ち合わせる上、プロデュースがTHIN LIZZY作品を手掛けてきたクリス・タンガリーディスという事もあり、シン・リジィと比較される事もあった気もしますが、若さと陽性のポップ・センスはママズ・ボーイズの個性であったと思います。

 

疾走するキャッチーなリフ、分厚いコーラスは、当時何故大ブレイクしなかったのか不思議な程完成度は高いです。

 

「NEEDLE IN THE GROOVE」ではメロウなセンス、「RUN」ではアメリカンなライトな感覚、「LET'S GET HIGH」では初期デフ・レパードの様な高揚感も見せる等、器用なソング・ライティングが目立ちます。

 

ハード・ポップ、メロディアス・ハードとしての魅力もあるのですが、やはり三兄弟によるトリオ編成だけにバンド・サウンドのまとまりは見逃せません。

 

残念ながら末っ子であり、本作でもタイト、パワフルなドラムが印象的なトミーが本作リリース後数年して夭折。

 

バンドは一時期4人組編成で活動していましたが、そのまま自然消滅してしまうわけですが、80年代のN.W.O.B.H.M.の奥深さを思い知らされる名バンドとして実に忘れ難いものがあります。

 

 

2020年6月27日 (土)

SAGA GENERATION 13

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

95年作、カナダが誇る大ベテラン、サーガの通算11作目のアルバム、「ジェネレーション13」、入荷しました。

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彼等を良く知る人にとっては意外に思えるかもしれませんが、初のコンセプト・アルバムとなっています。

 

シンセ・ポップ風のバンド・サウンドのイメージも強いと思われますが、これも初となるオーケストレーションの導入により、これまで以上にドラマティックな作風が目立っています。

 

ベーシストのジム・クリフトンが主導、プロデュースも兼ね、「13th Gen: Abort, Retry, Ignore, Fail?」なる本からヒントを得たコンセプトがテーマとなっているようです。

 

この本の著者、ウィリアム・ストラウスとニール・ハウは歴史、経済学者として著名で、第13世代と呼ばれるジェネレーションXについての著書が多いようです。

 

本アルバムの主題も60年代から80年代にかけて生まれたアメリカ人についてだと思われるのですが、詳細よりも個々のナンバーの完成度が高いのがまず魅力的です。

 

全25曲、70分超というボリュームも冗長にはけっしてならず、1分や2分の小曲を所々に挟む構成の妙が緩急をつける事に成功しています。

 

RUSHやPOLICEをおも思わせるアレンジや、昨今のプログレッシブ・メタルと同レベルで語られていいヘヴィさも見事、バラエティに富んだ作風は聴く者を飽きさせないと思われます。

 

元々思想性や哲学を売りにしたバンドではないと思いますが、カラフルなサウンドとインテリジェンスが加わった本作はSAGAの新たな魅力を生んだ傑作だったと言えるでしょう。

 

2020年6月26日 (金)

VAN HALEN WOMEN AND CHILDREN FIRST

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは80年作、ヴァン・ヘイレンのサード・アルバムとなった「ウィメン・アンド・チルドレン・ファースト 暗黒の掟」、入荷しました。

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全曲オリジナル曲、ヘヴィでストイックな面が強調された作風は、次作の「FAIER WARNING 戒厳令」、そして2012年にデイヴが復帰した最新作、「ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース」の基礎ともなったと思われます。

 

陽気なパーティー・ロックの代表格といった側面に対して、エディのギターを前面に押し出したアメリカン・ハードの真骨頂、という個性もここで披露されています。

 

このシリアス路線の反動が、80年代メタル・シーンを牽引する事となる「ダイヴァー・ダウン」の誕生、そして以降の陽性のハード・ロック路線に繋がったんだとすれば、やはり彼等にとって必要な重要作だったと思います。

 

彼等のキャリアの中ではあまり評価されていない気もしますが、実際はバラエティ豊かなナンバーが並ぶ事により、バンドの懐の深さを見せつけられた1枚だと思います。

 

 唯一シングル・カットされスマッシュ・ヒットとなった「AND THE CRADLE WILL ROCK... ロックンロール・ベイビー」は、彼等にしてはかなり地味目にも聴こえるダーク調のナンバーですが、間奏ではエディのキーボードがメロディアスな響きが新機軸ともなっています。

 

本作中最もスピーディーと思われる「ROMEO DELIGHT」では豪快な疾走感を見せてくれ、彼等の土臭い部分が強調された「TAKE YOUR WHISKEY HOME ウイスキー・ロック」、「COULD THIS BE MAGIC? 戦慄の悪夢」では、エディのアコギ、スライド・ギターが披露されています。

 

アルバム・ラストの「IN A SIMPLE RHYME」は、最もヴァン・ヘイレンらしいと言える派手なナンバーで、キャッチーなコーラスとメロウなセンスは、確実に「1984」に引き継がれていると思われます。

 

 

 

2020年6月25日 (木)

URIAH HEEP OUTSIDER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ユーライア・ヒープの2014年の通産23作目、メロディアス・ハード専門レーベルとして今や世界基準となったFRONTIERS移籍第2弾となったアルバム、「アウトサイダー 異端審問」、入荷しました。

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70年代からバンドを支えてきたベーシスト、トレヴァー・ボルダーが2013年に他界、本作は彼に捧げられる形でリリースされました。

 

近作をずっと手掛けているマイク・パックスマンのプロデュース、ASIAやSTATUS QUO等との仕事で知られるこの人の手堅いサウンド・プロダクションにより、ヒープの伝統的なメロディとモダンなハード・ロック色が見事に融合しています。

 

すでに歴代ヴォーカリストの中では最長のバンド在籍率を誇るバーニー・ショウの安定したヴォーカル、ミック・ボックスとフィル・ランゾンによる熟練のソング・ライティング、加えてバンド・サウンドも無理をしない大ベテランの余裕と貫禄が漂っています。

 

メロディには懐かしさだけでなく、現在進行形のバンドのキャッチーな部分が透けて見えるのですが、約50年に渡るキャリア、ブランド・パワーにより、まぎれもないヒープ・サウンドとして鳴っているのがさすがです。

 

独特のコーラス・ワーク、印象的なキーボードのリフも健在、更に日本では82年の「魔界再来」以来の邦題が復活。

 

「異端審問」と冠せられ、各曲にも70年代的センスの邦題が与えられました。

 

ジャケットはモダン・アート界で注目されているポーランドのイゴール・モルスキー。

 

こちらも実に印象的なデザインで、かつてロジャー・ディーンがバンドのイメージを膨らませたのと同レベルの完成度と思われます。

 

DREAM THEATERが起用しそうな予想もされ、今後ロック界でも注目されていくイラストレーターではないでしょうか。

 

 

 

2020年6月24日 (水)

WARRANT LOUDER HARDER FASTER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ウォレントの「ラウダ―・ハーダー・ファスター」、入荷しました。

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前作から6年ぶり、まだまだ枯れていない証明となったウォレントの2017年作、現時点では最新作となるアルバムです。

 

オリジナル・メンバー4人に、3代目ヴォーカリストとなるロバート・メイソンというラインナップは引き続き続行、プロデュースにはFOREIGNERを始め様々なプロジェクトで大活躍している元DOKKENのジェフ・ピルソン。

 

2011年に急逝したジェイニー・レインのワンマン・バンドのイメージが強かったウォレントですが、ここへ来て完全に再生復活が完了したようで、まず曲の良さに感激すら覚えます。

 

もちろん80年代マインドたっぷり、加えてヴォーカルの上手さがグイグイと惹きつけてくれます。

 

ロバート・メイソンなる方、最近ではドン・ドッケンを除いたDOKKENのオリジナル・メンバー3人が集結したTHE END MACHINEに迎えられたり、EDGUYのトビアス・サメットによる一大ロック・オペラ、AVANTASIAに参加したり、かつてはRATTからも声が掛かったという人気ぶり。

 

強力な個性というよりも、どんなタイプの曲でも器用に歌いこなす天然ハード・ロッカーとしての資質に恵まれた人と思われ、その点ではジェイニー・レインと同タイプと言えるかもしれません。

 

1曲のみカントリー・シンガーのマール・ハガードのカヴァーを含みますが、パーティー・ロックから混じり気ゼロのアメリカン・ハード、チープ・トリック風のハード・ポップからパワー・バラードまで、この時代では完全に古臭くなってしまう恐れなどまるで持ってないかの如く堂々と鳴らしてくれています。

 

初期のキラキラしたポップ・メタルからワイルドでパワフルな男臭いバンドに転身したWARRANT、これからも目が離せない勢いです。

 

 

2020年6月23日 (火)

NIGHT RANGER HOLE IN THE SUN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ナイト・レンジャーの「ホール・イン・ザ・サン」、入荷しました。

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前作の「SEVEN」から実に9年ぶり、以降のナイト・レンジャーのコンスタントなアルバム・リリースのきっかけを作ったと言える2007年作のアルバムです。

 

長いブランクの間にも、ジャック・ブレイズはトミー・ショウとのユニットであるショウ・ブレイズ、そしてケリー・ケイギーはソロ名義でそれぞれセカンドにあたるアルバムをリリース、またナイト・レンジャー名義でもセルフ・カヴァー集を発表、そのどれもがさすがと言える出来だっただけにバンドでの新作も待たれていたと思います。

 

そんな本作ではオリジナル・メンバーのアラン・フィッツジェラルドが脱退、代わりにライヴのサポート・メンバーであったGREAT WHITEのマイケル・ローディーが正式に迎えられての新生ナイト・レンジャーとなっています。

 

一聴して思い知らされるのは、かなり若々しく瑞々しいサウンドである事で、これまでメロディアス・ハードという形容がピッタリであったのに対し、正統派アメリカン・ハードとでも言うべき陽性の高揚感に溢れたメロディが目立ちます。

 

更にそれぞれのソロ活動による核メンバーの個性がより明確化された感があり、曲調がバラエティに富んでいるのも特徴的です。

 

最早業界の名職業ライターとなった感のあるジャック・ブレイズ単独作のナンバーは、やはりキャッチ―であり従来のナイト・レンジャー節の最も強いものとなっています。

 

特にポップ・パンク風にも聴こえる「Whatever Happened」は、彼等の新たな魅力となっていると思われます。

 

ブラッド・ギルス単独作はメタリックなエッジを担当、ジェフ・ワトソン単独作はフラッシーなギターを軸にしたスピード・チューン、そしてケリー・ケイギーの関わるナンバーはメロディアスなミドル・ナンバーと、実にバランスの取れた個性派集団と言えるでしょう。

 

新メンバーのローディーは、「Fool In Me」で、ブレイズとケイギーと共作をしています。

 

これがまた実に爽やかでせつないメロディを持ったソフト・バラードとなっていて、違和感なくナイト・レンジャーに貢献してくれています。

 

80年代の彼等の強力なフックこそ薄れていますが、味わい深さ、技の数は明らかに増えていると思われ、まだまだリバイバル・バンドではない事を証明してくれた力作であったと確信します。

 

 

 

2020年6月21日 (日)

BUDGIE SQUAK

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

バッジーの「スクォーク」、入荷しました。

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71年作、ツェッペリン、サバス、パープルとは別枠で、ブリティッシュ・ハードの甘美な魅力を教えてくれたバッジーのセカンド・アルバムです。

 

デビュー当時からブルースの影響を感じさせない独特のリフとメロディをすでに確率、後のN.W.O.B.H.M.へと受け継がれるヘヴィなサウンドを個性としていたバンドです。

 

前作同様プロデューサーはブラック・サバスの初期作品やジューダス・プリーストの「ロッカ・ローラ」を手掛けてきたロジャー・ベイン、そして印象的なジャケットのデザインは巨匠、ロジャー・ディーン。

 

70年代ブリティッシュ・ハード・シーンを代表する重鎮達のサポートを得るまでもなく、バンドの音楽性は当時としては革新的なものであったため、インコがキャラとしてジャケットに収まる事が多かった彼等の以降の重要作品と比べても見劣りする事がありません。

 

ブラック・サバスも真っ青といった感のヘヴィなリフと構成、時折挟まれる牧歌的なメロディを持つフォーク調、プログレ風のバラード、どれもがトリオによるタイトなサウンド、スリリングな絡みという強みにより曲の良さが最大限に生かされています。

 

 

サウンド・プロダクションの古臭さもあるのでしょうが、音圧や厚みによるハードさはさほど感じられません。

 

むしろアレンジやメロディ展開によるハードネスを構築する事に意識的だったのかもしれません。

 

金属的になりすぎない優しめの高音ヴォーカルや、メロトロンを多用したプログレ的ドラマ性も同時代のバンドと比べるとかなりユニークです。

 

アルバム・タイトルはアヒルの鳴き声を意味するらしく、日本語で言えば「ガーガー」。

 

バンド名はセキセイインコ。

 

繊細なイメージもするキーワードが並びますが、バッジ―は後にアイアン・メイデン、ヴァン・ヘイレン、メタリカ、サウンドガーデン等、錚々たる強者がこぞってカヴァーする影響を与えています。

 

それも納得の内容で、本作が例え90年代、あるいは今現在リリースされたとしても相当のインパクトを残しているはずと確信します。

 

2020年6月20日 (土)

MISAKO HONJOH VISUALIZE Ⅱ

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本城未沙子の90年作、「ヴィジュアライズ Ⅱ」、入荷しました。

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元祖メタル・クイーンとして知られる本城未沙子の「VISUALIZE」シリーズの第2弾となったアルバムです。

 

ジャパメタ隆盛期に同時代を駆け抜けていった44マグナムが、80年代後半からダンス・ミュージックとしての大衆性を強調していったのと同じ進化を遂げているのが興味深いところです。

 

実際松本孝弘をゲストに迎え、B'zやTMNを思わせるポップ展開が全編を覆うアルバムとなっています。

 

メタリックなギターとエレ・ポップ・サウンドをバックに、この人の個性的な声が軽やかに舞う様は、80年代的ポップ・ミュージックとはまた違った不思議な魅力を生んでいる気がします。

 

すでにかつてのメタル・クイーンから完全に脱却していながら、どこかロック的なアプローチを残しているのは意識的なものかわかりませんが、おそらく元々持ちあわせている資質がそのまま滲み出てきるのかもしれません。

 

いずれにしても良くできたポップ・アルバムとして、すんなり聴けてしまうだけの充実したメロディ集には間違い無いと思います。

 

 

 

2020年6月19日 (金)

FREAK OF NATURE GATHERING OF FREAKS

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フリーク・オブ・ネイチャーの94年作、「ギャザリング・オブ・フリークス」、入荷しました。

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80年代メタルの立役者として名高いWHITE LIONのヴォーカリスト、マイク・トランプが結成したバンド、フリーク・オブ・ネイチャーのセカンド・アルバムにしてオリジナル作としてはラストとなった1枚です。

 

元LIONのベーシスト、ジェリー・ベストをパートナーとし、ほぼ無名のメンバーを交えた5人組で、前作はWHITE LIONで培ったメロディの良さを残しながらも、完全にグランジ、オルタナ以降のモダンなHR/HM路線を敷いたものとなりました。

 

本作でも基本路線は同様ですが、よりピュアなハード・ロック色が強められています。

 

70年代回帰とオルタナ志向の区別が曖昧になったのが90年代の特色でもあったと思いますが、このアルバムでも単なるクラシックなハード・ロックへのオマージュでは終わらない90年代的なグランジーな触感が全曲に備わっています。

 

マイクの独特な声は欧州的な翳りを自然と演出、更にグルーヴ・メタル的なバンド・サウンドとギター音の処理により、まさに90年代中期のメインストリームとなる音だったはずです。

 

残念ながら多くの80年代組のサバイバルは大成する事がなかなか難しい時代でしたから、マイクはやがてメロディ回帰を経てソロ活動に専念する事になりますが、本作はなかなか聴き捨て去るにはもったいないと思われます。

 

適度にヘヴィ、適度にダーク、そして適度なメロディのフック感、当時のシーンを顧みれば十分及第点クリアの完成度は誇っています。

 

 

2020年6月18日 (木)

SWEET EMOTION SONGS OF AEROSMITH BLUES ON FIRE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

「スウィート・エモーション ソングズ・オブ・エアロスミス ブルース・オン・ファイア」、入荷しました。

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ブルース・アレンジによるトリビュート企画盤で、エアロスミスの名曲を13曲収録したユニークなアルバムです。

 

どうもブルース・トリビュートとしてシリーズ化されている様で、これまでストーンズ、ジャニス、クラプトン、ディラン、ツェッペリンが取り上げられています。

 

この種の企画ならエアロスミスが最も適している気もするのですが、結果としてセレクトされたのは70年代の代表曲を中心にしたベスト・ヒット集と言えるものばかりとなっています。

 

オーティス・クレイ、キム・マクファーランド、ジョー・ルイス・ウォーカー等、HR/HMファンには馴染みの薄い名前が並ぶ参加陣ですが、中でも「BACK IN THE SADDLE」では我等がVOICE OF FOREIGNERのルー・グラムの名前に驚かされます。

 

制作されたのは2001年のようですが、ここでのルーの声はかなり声量抑え気味で渋め、大分声質が変わったようにも聴こえます。

 

あえて歌唱法を変えたのか、あるいは衰えなのか気にはなりますが、楽しそうに歌っているのが何よりです。

 

この曲ではブルース・ハープ奏者のSUGAR BLUEも参加、かつてストーンズの「MISS YOU」の客演で有名な人ですが、本作では「BIG TEN INCH RECORD」でも好プレイを聴かせてくれます。

 

その他にもゴスペル調で盛り上がる「DREAM ON」の素晴らしいアレンジ、よりファンキーにされた「LAST CHILD」等、女性ヴォーカリストにより聴き応えのあるエアロ・ナンバーが楽しめます。

 

トリビュート盤の醍醐味は参加メンバーの豪華さがまず挙げられると思いますが、本シリーズに限っては原曲の壊され方、そしてブルースの旨味を楽しむ事が売りであると考えられます。

 

エアロ・ファンはもちろん、原曲を知らない方でも楽しめる味わい深い1枚です。

 

 

2020年6月17日 (水)

HOUSE OF LORDS DEMONS DOWN

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ハウス・オブ・ローズの「デーモンズ・ダウン」、入荷しました。

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すでにメロディアス・ハード界では風格と品位すら漂うハウス・オブ・ローズ、本作は彼等が92年にリリースしたサード・アルバムです。

 

バンド創設者であるグレッグ・ジェフリアが本作を最後に脱退してしまいますが、個人的には彼等の最高傑作だと思います。

 

リズム隊にオジーやホワイトスネイクとの活動で有名なトミー・アルドリッジ、そしてクワイエット・ライオット、グレイト・ホワイトに参加していたショーン・マクナブが加わっています。

 

この二人の参加により、バンド・サウンドがかなり骨太になり、一気に格調高い美麗ハード・ロック色を増しています。

 

トミー、ショーン共に、キャリア、在籍していたバンドを考えると、グレッグ・ジェフリアのドラマティックなキーボード主体のメロディアス指向と一見合わない気もしますが、逆にそれがスケールの大きいメロディアス・ハードとして機能したのだと思います。

 

グレッグ・ジェフリアのドラマティックなキーボード主体のメロディアス指向と一見合わない気もしますが、逆にそれがスケールの大きいハード・ロックを生んでいると思います。

 

とにかくドラムのパワフルさが見事と言うしかなく、これ程激しく力強い哀愁ハード・ロック・アルバムはなかなか見つからないと思います。

 

トミー抜きではあり得なかった「DOWN, DOWN, DOWN」の燃え上がるような盛り上がりや、「METALIC BLUE」の爽快な疾走感は、バンドのキャリアの中でも特筆すべき充実度を誇っています。

 

アーシーなアメリカン・ハード調、WHITESNAKEやFOREIGNERの様なセクシーナンバーも含み、持ち味が更に広がっているのも特徴的です。

 

けなす部分がどこも見当たらない、稀に見る完璧な1枚と言えるでしょう。

 

 

2020年6月16日 (火)

TORME DEMOLITION BALL

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

トーメの1993年作、「デモリッション・ボール」、入荷しました。

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2019年、訃報が伝えられたバーニー・トーメ、享年66歳、HR/HMファンには地味ながらも忘れ難い人として惜しまれたと思われます。

 

N.W.O.B.H.M.期にGILLAN、そしてランディ・ローズ亡き後にオジー・オズボーン・バンドに一時期在籍していたり、TWISTED SISTERのディー・スナイダー、元IRON MAIDENのクライヴ・バーと共にDESPERADOで活動していた事で名を馳せたクールなギタリストでした。

 

晩年も勢力的に活動、ソロ名義でアルバムも定期的にリリースしていましたが、数種類のリーダー・バンドの一つとして知られるのがTORMEです。

 

Bernie Tormé Band、Bernie Tormé And The Electric Gypsies名義でアルバムをリリース後、GIRL解散後動向が注目されていたフィリップ・ルイスと合流、86年に「BACK TO BABYLON」でデビューを果たします。

 

当時はスーパー・バンドとしてそれなりに注目されましたが大成はならず、アルバム2枚を残し、フィリップはご存知の様に渡米しL.A. GUNSで衝撃的な復活を遂げる事になります。

 

そして93年、バーニーは突如としてTORMEを再開、彼以外はメンバーを一新していますが、パンキッシュでワイルドなスタイルは個性として残されています。

 

ヴォーカルにはSAMSONのアルバムで1曲のみ参加していた、ゲイリー・オーウェンを迎えています。

 

この人の声がフィリップ・ルイス型の吐き捨てヴォーカルのため、まさにLAメタルを彷彿させるのですが、バーニーのギターはどちらかと言うと翳りのある色気が特徴的なのでサウンドは英米どちらともつかない不思議な触感があると思われます。

 

ルーズなバッド・ボーイズ系と直線的なリフが目立つN.W.O.B.H.M.系のナンバーが混在している点もユニークで、バーニーのクールなヴィジュアル通りのHR/HMアルバムと言えるでしょう。

 

唯一のスロー・ナンバーとなる「MAN O'MEANS」は最もイギリス的と言える名曲で、DOGS D'AMOUR的な味わいを持つパワー・バラードです。

 

2020年6月15日 (月)

DREAM THEATER TRAIN OF THOUGHT

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ドリーム・シアターの2003年作、「2003トレイン・オブ・ソート」、入荷しました。

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大プログレ路線が続いていたドリーム・シアターが、ヘヴィ・メタル大会を突如として始めたかの様なアグレッシヴなアルバムです。

 

前作のラスト・ナンバーのフェイド・アウトを受け、そのままオープニングでフェイド・インへと繋げるというお約束は踏襲されているものの、まるでメタリカを思わせるリフの応酬が期待を高めます。

 

他にも彼等が敬愛するアイアン・メイデンやオジー等の王道メタル魂が随所に見受けられ、彼等にメタリックなエッジを求めていたファンを魅了したと思います。

 

モノクロのジャケット・アートに象徴される様に、ミステリアスかつダークな雰囲気で統一はされていますが、彼等のドラマ性に満ちたメロディ・センスはアルバム後半で全開となっています。

 

ミステリアスなチェロを大胆に導入したナンバー、「Vacant」の物悲しい旋律から本作は一気にクライマックスへドラマチックに向かって行きます。

 

10分を超えるプログレ・ハード・インスト、「Stream Of Consciousness」の言いようの無い高揚感、そしてラスト・ナンバーとなる「In The Name Of God」の美しく燃え上がる様なメロディに、このバンドの本領をまざまざと思い知らされる事となります。

 

前半のメタリック指向、そして後半のメロディ至上主義という構成も見事で、彼等のテクニカルな側面をより一層際立たせている気がします。

 

 

2020年6月14日 (日)

STEEL PANTHER LOWER THE BAR

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スティール・パンサーの2017年作、通算4枚目となったアルバム「ロウアー・ザ・バー~鋼鉄酒場!」、入荷しました。

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アルバム・タイトルには「基準を下げる」、「妥協する」の意味があると思われますが、これまでのポップ度、キャッチー度がスポイルされている事を言っているのでしょうか、ややトーン・ダウン気味のメロディ作りを感じる人もいるかもしれません。

 

これまで徹底して80'sメタル・オマージュを体現してきた基本路線は少しも衰えを見せていませんが、この中だるみ状態も戦略的に行っているのではとうがった見方をしてしまいがちなのも、このバンドの憎めない個性なのかもしれません。

 

そうは言ってもWARRANTやFIREHOUSE、VAN HALENやMOTLEY CRUEを彷彿させるリフ、メロディ満載、歌詞にもニッキー・シックス、ドッケン、チャーリー・シーンまで登場するお祭り騒ぎは相変わらずです。

 

CHEAP TRICKのカヴァー、「SHE'S TIGHT」も予想以上にハマっているのですが、この曲が最もポップに聴こえるのは致し方ないところでしょう。

 

当然の如く、お下劣さも全く遠慮なし、男性器の愛称をこれ程連呼するバンドは最早地球上に彼等だけなのかもしれません。

 

エアロスミス風のリフの導入や、シリアスなピアノ・バラード等、新機軸も交えながら、ヘア・メタルの刹那的な狂騒を的確にパーティー・メタルに仕上げる手腕に翳りはないと思えますが、派手さよりも噛めば噛むほど味が出る路線を目指したのかもしれません。

 

いずれにしても細かい事は無用、能天気に楽しむ事が許されたアルバムである事は間違いないでしょう。
 

 

2020年6月13日 (土)

HALFORD MADE OF METAL

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ハルフォードの2010年作、「メイド・オブ・メタル」、入荷しました。

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JUDAS PRIEST復帰後もサイド・プロジェクトとして活動を続けていたメタル・ゴッド、ロブ・ハルフォードのリーダー・バンド、ハルフォードの通算4作目となったアルバムです。

 

前作はなんとクリスマス・アルバムという企画色の強いものでしたが、それから僅か1年、正統派メタル・アルバムと言える強力な内容となっています。

 

これまで通りプロデューサーを務めてきたロイ・Zが、前作同様正式ギタリストとしてクレジットされ、マイク・メタル・クラシアック、マイク・デイヴィス、ボビー・ジャーゾンベック(RIOT、セバスチャン・バック)も引き続き参加しています。

 

HALFORD作品としては最もJUDAS寄りのサウンドとなっていて、これまでにFightや2wo(裏ジャケにはこの2バンドの名前がちゃんと車体にペイントされています)、あるいはHALFORDのセカンド・アルバムで見せていたモダン・ヘヴィネス、モダン・メタルへの接近はほぼ皆無と言えるかもしれません。

 

かなりキャッチーも印象的で、昨今のJUDAS PRIESTでのアグレッシヴかつインテリジェンスな作風から距離を置いているのが実に興味深いところです。

 

歌メロにも「復讐の叫び」や「背徳の掟」時代を彷彿させる要素も見られ、オールド・ファンは思わず拳を握り締めてしまうかもしれません。

 

ロブの超高音ヴォーカルを望む事はできませんが、こうしたシンプルでキャッチーなリフで固められたアルバムはもう本家ジューダスでも聴けない事を考えると本作の有難みも高まると考えられます。

 

異色ナンバーと言える低音の渋みでブルージーな香りを漂わせる「Till The Day I Die」、80年代プリースト臭プンプンの「Heartless」、「Thunder And Lightning」、「I Know We Stand A Chance」、久々に様式美溢れる大バラードとなった「Twenty-Five Years」、そして本作中唯一ペインキラー時代のハイトーン・シャウトに溢れた「The Mower」等々、聴きどころ満載となった快作です。

 

 

 

2020年6月12日 (金)

STARSHIP KNEE DEEP IN THE HOOPLA

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スターシップの85年85のヒット作、「フープラ」、入荷しました。

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ジェファーソン・スターシップから、オリジナル・メンバーのポール・カントナーが脱退し、改名を余儀なくされた結果、スターシップと名乗った第1弾アルバムです。

 

グレース・スリックとミッキー・トーマスのダブル・ヴォーカリストが主導権を握り、いよいよポップ路線を強化した本作は、80年代を象徴する1枚ともなりました。

 

バーニー・トーピン、マーティン・ペイジ、マイケル・ボルトン等の外部ソング・ライターを招き、シンセを強調したエレ・ポップの印象が確かに強いのですが、それは大ヒット・シングル、「シスコはロック・シティ」や「セーラ」があったからだと思われます。

 

良く聴き込むと、彼等がすでにジェファーソン時代から進めていたプログレ・ハード路線、つまりジャーニーやフォリナーの様なアプローチは健在で、80'sメロディアス・ロックとしての趣も強いと思われます。

 

まさに産業ロックという形容がピッタリなのでしょうが、キラキラしたアレンジとキャッチーなメロディで再生、生き残りを図る方法論は結果的には大正解だったわけです。

 

ポップ・ロックと片付けてしまうのは、実に簡単な事だと思います。

 

ただ抵抗し難い魅力があるのは確かで、メロディアス・ハードをこよなく愛する人にとっては、今聴いても懐かしさを覚えるだけでなく、素直に体が反応してしまう甘さと美しさを持っている1枚だと思います。

 

 

2020年6月11日 (木)

KROKUS STAMPEDE/TO ROCK OR NOT TO BE

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スイスの超ベテラン・バンド、クロークスのオリジナル・アルバム2枚をセットにしたコンピレーション、「スタンピード/トゥ・ロック・オア・ノット・トゥ・ビー」、入荷しました。

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つい最近フェアウェル・ツアーが行われ、解散がアナウンスされてしまいましたが、AC/DCと共に永遠に子気味良いリフを聴いていたくなるバンドであったと思います。

 

90年作の通算11作目の「STAMPEDE」、95年作の12作目である「TO ROCK OR NOT TO BE」の2枚となります。

 

「STAMPEDE」はクロークス名義ではありますが、ギタリストのフェルナンド・フォン・アーブを除き、メンバーが全員一新されています。

 

前作の「Heart Attack」を最後に解散状態にあったバンドの存続を望むフォン・アーブが一人奔走、看板ヴォーカリストであったマーク・ストラーチェでさえ不参加となりました。

 

本作のみの参加となったピーター・タナーのヴォーカルは、低音の金属的ヴォイスの持ち主で、サウンドもそれに伴いますますメタリックなものになっています。

 

クロークスが一時期見せていたJUDAS PRIEST寄りのドラマティックなメタル路線、そして80年代メタルとしてのポップ展開を封印し、ここでは元々持ちあわせていたAC/DCマインドを貫いています。

 

ブライアン・ジョンソンの歌い回しを彷彿させる事もあり、スピーディーなAC/DCといった感が強くなり、なかなか楽しませてくれます。

 

そして「TO ROCK OR NOT TO BE」ではバンドは80年代のラインナップで再編成、よりAC/DCタイプのサウンドへと回帰する事となります。

 

当時GOTTHARDのプロデューサーとして活躍していたオリジナル・メンバーであるベーシスト、クリス・ファン・ローアのみ不参加となっていますが、クロークス本来のキャッチーでストロングなハード・ロック色全開の作風が目立ちます。

 

ジャケット・デザインもどことなくAC/DCの「FLY ON THE WALL」を意識している感もあり、ヴォーカルもますますブライアン・ジョンソンに似てきている点にもニヤリとさせられてしまいます。

 

彼等の代表曲であるパワー・バラード、「SCREAMING IN THE NIGHT」を彷彿させるメロディアスなナンバー、「IN THE DEAD OF THE NIGHT」が程よいアクセントになっています。

 

尚、両ディスク共にボーナス・トラックが1曲追加収録されているのですが、BACHMAN TURNER OVERDRIVEの74年のヒット曲、「YOU AIN'T SEEN NOTHIN' YET 恋のめまい」のヴァージョン違いがそれぞれ用意されたという不思議な編集がされています。

 

2020年6月10日 (水)

THE BABYS ANTHOLOGY

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70年代後半に甘くポップなハード・ロック・バンドとして活躍したザ・ベイビーズのベスト盤、「アンソロジー」、入荷しました。

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ジョン・ウェイト、ジョナサン・ケイン、リッキー・フィリップス等を輩出し、解散後に再評価が高まった感もあるバンドです。

 

ご存知の様にジャーニー、バッド・イングリッシュはこのバンド抜きには存在しなかったはずです。

 

超B級感覚が漂うのは、今一つ洗練されきっていないポップ・センスが邪魔していたからでしょうか。

 

この中途半端さがいかにも70年代、あるいは80年代初期のハード・ポップの美味しい要素とも言えるので、ハード・ポップ系バンドが好きな方にはたまらないと思います。

 

チープ・トリック程突き抜けた明るさはなく、ジャーニー程大仰ではないシンプルなエッジが特徴で、ジョン・ウェイトの陰りを帯びた声が独特の魅力を持っていたと思います。

 

尚、85年にどうた同タイトル、同デザインのベスト盤がリリースされていますが、2000年のリイシューにおいて、7曲追加収録、全曲リマスター化がされています。

 

 

2020年6月 9日 (火)

BRITNY FOX EXTENDED VERSIONS

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ブリトニー・フォックスの「エクステンデッド・ヴァージョンズ」、入荷しました。

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BMGグループが数々の大物バンドのライヴ音源を再編集、廉価盤としてシリーズ化した「EXTENDED VERSIONS」、本作ではLAメタルの仇花的バンドと言えるブリトニー・フォックスをまとめてくれています。

 

オフィシャル・ライヴ盤をコンパクト化した内容が多いシリーズなのですが、今回は2001年にファン・クラブ・オンリーでウェブサイト上で販売された「Live At Froggy's」を流用してくれています。

 

そういう意味では、レアなバンドのレアな音源を楽しめる好盤と言えるでしょう。

 

本編では19曲入りアルバムとなっていましたが、本作ではその内11曲を採用しています。

 

彼等のセカンド・アルバム、「BOYS IN HEAT」に収録されたNAZARETHのカヴァー、「HAIR OF THE DOG 人食い犬」や、KISSのカヴァーの「SHOUT IT OUT LOUD 狂気の叫び」が含まれています。

その他にもデビュー・アルバムからスマッシュ・ヒットした「LONG WAY TO LOVE」、「GIRLSCHOOL」等も含まれています。

 

 

ヴィジュアルもサウンドも当時CINDERELLAと比較されていましたが、基本は子気味良いパーティー・ロックを得意とするバンドであり、ライヴではよりその魅力が端的に現れている気がします。

 

80年代後半の廃れていくヘア・メタルの殉教者的なイメージと、短命で散っていった刹那感が漂うバンドではりますが、キャッチ―なハード・ロック・ナンバーを実に多く持っていたのは間違いないと思います。

 

 

2020年6月 8日 (月)

FIREHOUSE CATEGORY 5

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ファイアーハウスの「カテゴリー 5」、入荷しました。

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時流に乗らず、あくまでもメロディにこだわり続ける80年代マインドを貫き続けてくれるバンド、ファイアーハウスの通産5作目となったアルバムです。

 

彼等に求められているのは、陽性のキャッチーなハード・ロック、という事をここでもかなり正確に自覚しているのだと思います。

 

ただその期待に応えられるだけのメロディ・センスがどれだけバンドが維持できるか、それだけが問題になってくると思うのですが、このバンドの先天的とも言えるキャッチーな血は、未だ脈々と流れ続けている事を証明してくれています。

 

進化や実験性、そういったものがロック・シーンにおいて重要視される事が少なくありませんが、これだけの完成度を誇る本作を目の前にすると、シンプルで一途な姿勢に、好感を覚える程です。

 

アメリカン・ハードの楽しさを、的確に教えてくれる1枚です。

 

 

2020年6月 7日 (日)

MARTIN NEWELL THE OFF WHITE ALBUM

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伝統的ブリティッシュ・ポップの正統後継者として名高いマーティン・ニューウェルの、95年作のアルバム、「ザ・オフホワイト・アルバム」、入荷しました。

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前作はXTCのアンディ・パートリッジのプロデュース、めくるめく甘いポップ・ワールドに参ったロック・マニアの方は少なくないはずです。

 

ソロ名義としては2作目となる本作は、かつて日本でも渋谷系の間でもてはやされたエル・レーベルの立役者にしてフランスのポップ職人、ルイ・フィリップのプロデュース、XTCのギタリストであるデイヴ・グレゴリーをゲストに迎えています。

 

前作から変わらない甘美なメロディは、BEATLES、BEACH BOYS、エルトン・ジョン等々に負けずとも劣らない完成度。

 

今回はザ・スミスの「Some Girls Are Bigger Than Others」のカヴァーを収録していますが、かなり地味目の選曲がまたマニア心をくすぐってくれます。

 

まさに天国のメロディ集と言える珠玉の1枚です。

 

 

 

2020年6月 6日 (土)

CRUE FEST★COMPILATION

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2008年リリース、「クルー・フェス★コンピレーション」、入荷しました。

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モトリー・クルーが約11年ぶりのオリジナル・メンバーで復活となった2008年リリースの「Saints Of Los Angels」。

 

お祭り騒ぎとなったモトリーの新作に伴い、「CRUE FEST」の開催もアナウンスされました。

 

2008年7月より約2ヶ月間、アメリカ、カナダで行われたこのフェスは、もちろんモトリーがメイン、SIXX:A.M.、BUCKCHERRY、PAPA ROACH、TRAPTを帯同する豪華なラインとなりました。

 

翌年には「CRUE FEST 2」が開催され、モトリーを筆頭に、GODSMACK、THEORY OF A DEADMAN、DROWNING POOL、CHARM CITY DEVILSが参加しています。

 

ほとんどのバンドが当時ニッキー・シックスが社長も兼ねたELEVEN SEVEN MUSICに所属、身内で固めた感も強いのですが、それでも21世紀型ラウド・ロックの大型フェスには間違いなかったと思われます。

 

出演バンド、レーベル所属バンドの既発表曲を集めた本コンピレーションは、言ってみればCRUE FESTとELEVEN SEVENの宣伝に他ならないのですが、実に爽快感溢れるナンバーばかりになっています。

 

Crue Fest VersVersionとされている「Saints Of Los Angels」は映像も公開されましたが、Gang Vocal Versionと同テイクと思われます。

 

コーラスにバックチェリーのジョシュ・トッド、SIXX:A.M.のジェイムズ・マイケル、パパ・ローチのジャコビー・シャディックス、トラプトのクリス・テイラー・ブラウンが参加しています。

 

ボーナス・トラックの「WILD SIDE」のライヴ・ヴァージョンは、おそらく2006年の「CARNIVAL OF SINS LIVE」からの流用かと思われます。

 

その他にもクルー・フェスには参加していないTHE EXIES(SIXX:A.M.風)、MARION RAVEN(女性ヴォーカルによるオルタナ・ポップ)、CHOSEN SON(AC/DC風)といったバンドが収録されていますが、そのどれもがモトリー・ファンでも十分楽しめるナンバーとなっています。

 

 

2020年6月 5日 (金)

QUEENSRYCHE TAKE COVER

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クイーンズライクの2007年作、「テイク・カヴァー」、入荷しました。

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2006年にはあの大名作の第2幕となった「Operation: Mindcrime Ⅱ」をリリースしたクイーンズライクが、その翌年に発表したカヴァー・ソング集です。

 

ジェフ・テイトとバンドの間に確執が伝えられ、けっして状況は良くなかったはずなのですが、クイーンズライクという特異なバンドのルーツや個性を的確に収録したアルバムとしてファンには実に興味深い内容となっています。

 

ソウル、オペラ、ミュージカル・ソング、フォーク・ロックと幅広いセンスを見せながら、いかにもといった選曲が並んでいます。

 

アレンジは独自解釈といかないまでも、当時の彼等のプログレッシブ・メタル路線、ダークなグルーヴ・メタル・サウンドをベースにした原曲を大きく壊さないものとなっています。

 

またジェフ・テイトのやや低音が目立つようになっていたヴォーカルに合わせている部分もあると思われますが、基本はバンドが楽しんでプレイできるかという点に重きが置かれた感もあります。

 

PINK FLOYDの「Welcome To The Machine」、BLACK SABBATHの「Neon Knights」はお手の物といったこなれ具合、POLICEの「Synchronicity Ⅱ」やPeter Gabrielの「Red Rain」には意外性に驚かされながらも聴き入ってしまう原曲の良さに惹かれます。

 

CSN&Y、Buffalpo Springfield、更にはオージェイズといったメタルからはおよそかけ離れた選曲には首をひねる部分もありますが、QUEENの「INNUENDO」を選ぶあたりはニヤリとさせられてしまいます。

 

U2の「Bullet The Blue Sky」のみはライヴ・テイクとなり、10分を超える熱演を聴かせてくれます。

 

 

2020年6月 4日 (木)

BOW WOW LOCUS 1976-1982 BOW WOW BEST SELECTION

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バウワウの「ローカス 1976-1983 BOW WOW ベスト・セレクション」、入荷しました。

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BOW WOWの初のオフィシャル・ベスト盤となった1枚で、アルバム・タイトル通り、デビューからVOW WOWへの進化前までのキャリアをまとめたものです。

 

正確に言うならば、このバンドの特殊性でもあるアイドル路線時代は無視されていて、完全なるHR/HM時代のベストとなっています。

 

従って78年作のサード、「CHARGE」から始まり、「GUARANTEE」、「GLORIOUS ROAD」、「TELEPHONE」、そして「組曲Xボンバー」からの収録曲は含まれていません。

 

70年代の先駆者としてのインパクトに溢れた初期2枚、(「吼えろBOWWOW」、「SIGNAL FIRE」)、そしてジャパメタ黎明期の重要な作品となった81年のメタル復帰作、「HARD DOG」以降から始まる彼等の後期3枚のアルバムからのセレクトとなっています。

 

特に最高傑作と言えるであろう、82年の80年代BOW WOWの最終作、「WARNING FROM STARDUST」からのナンバーが5曲含まれていて、彼等の充実した後期を知るには最適の編集となっている感があります。

 

LOUDNESSもEARTHSHAKERも不在だった頃から、洋楽指向と本格的バンド・サウンドが当時としてはかなり新鮮であったのと同時に、ジャパメタ・シーンを牽引してきた後の貫禄ぶりはかなり説得力があると思います。

 

弱点とされていたヴォーカルも、実はかなり味わい深いものもあって、VOW WOW時代しか知らない人にとってもかなりインパクトのあるベスト盤と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

2020年6月 3日 (水)

PRAYING MANTIS THE JOURNEY GOES ON

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プレイング・マンティスの2003年作、通産7作目となったアルバム、「ザ・ジャーニー・ゴーズ・オン」、入荷しました。

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N.W.O.B.H.M.が湛えていた叙情性、あるいは現代風に言うならばクサメロ的なエッセンスの終焉を感じさせるものとなっています。

 

実際ポニーキャニオン(Canyon International)からの最後のリリース、そして長らくクリス兄弟とバンドを支えてきたデニス・ストラットンが参加した最後のアルバムとなっています。

 

日本市場が主戦場であった彼等は本作リリース後しばらく活動を停止しますが、やがてFRONTIERS RECORDSと契約、日本ではKING RECORDSから新作を発表する事になります。

 

本作以降のアルバムが陽性のメロディとよりポップな展開をするようになったのは、そうした経緯もあったからだと思いますが、80年代から続いた欧州的叙情性は「旅は終わらない」と冠せられていながら、皮肉にもここで完結してしまった感があります。

 

誰もが望むマンティス節は健在、安定と信頼の泣きメロ・ブランドとしての完成度は保証されています。

 

専任ヴォーカリストがまたもや脱退、今回はRAINBOWやイングヴェイの作品に参加していたドゥギー・ホワイト、元LONE STAR、元URIAH HEEPのジョン・スローマンがゲストとして迎えられています。

 

また一部クリス・トロイのリード・ヴォーカル曲もあり、ファーストにして永遠の名盤、「TIME TELLS NO LIES 戦慄のマンティス」を思い出させる一場面も楽しめます。

 

 

2020年6月 2日 (火)

STRYPER IN GOD WE TRUST

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88年作、ストライパーのフル・アルバムとしては3作目にあたり、彼等の全盛期を象徴する1枚、「イン・ゴッド・ウィ・トラスト 永遠の誓い」、入荷しました。

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クリスチャン・メタル・バンドである事と、流麗なハーモニーとキャッチーなメロディを奏でる事の両立が完全に融合された名盤です。

 

LAメタルという括りにおいても、ゴージャスでグラマラスなルックスと、ポップ・メタル然とした80年代的アプローチがこれ程嫌味に映らなかったバンドもいないと思います。

 

とにかく曲の良さが素晴らしく、本作が今もメロディアス・ハードの伝説的名盤として語られるのも納得できます。

 

彼等の精神性よりも、キラキラした要素が凝縮されたバンドとして今も認識されているのは、そうしたメロディの輝きに要因があるのはある意味彼等にとっては弱みにもなってしまったのかもしれません。

 

QUEEN顔負けのコーラスから印象的なギター・リフと共に疾走していくアルバム・タイトル曲、続く「ALWAYS THERE FOR YOU」の大合唱したくなるようなキャッチーさ、「KEEP THE FIRE BURNING」でもポップ・メイカーとしてのセンスは続き、「I BELIEVE IN YOU」ではマイケル・スウィート節が炸裂した一大バラードへと繋がれていく冒頭の流れは、今聴いても震えが走ります。

 

純粋なメタル・ソングとしてのエッジと、バラードにおける美しさ、この両極端の振れ幅に加え、ハード・ポップ、メロディアス・ハードとしての完成度を備えた事により、80年代メタルのピークを確立してしまった気がします。

 

加速化していくグランジ、オルタナの波にやがて飲み込まれていくわけですが、ここで残したインパクトがあったからこそ、現在の彼等の安定した人気も約束されていたのでしょう。

 

 

2020年6月 1日 (月)

BLACK 'N BLUE ONE NIGHT ONLY-LIVE

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97年ハロウィン・ナイトに一夜限りで行われた、ブラック・アンド・ブルーのライヴを収録したアルバム、「ワン・ナイト・オンリー ライヴ」、入荷しました。

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彼等の地元オレゴン、ポートランドでオリジナル・メンバー5人が結集、89年に解散しているので8年ぶりの復活となっています。

 

どういう経緯で再結成が果たされたのか不明ですが、トミー・セイヤー、そして彼の兄弟であるジョン・セイヤ―が立ち上げたレーベル、EON RECORDSからの独占リリースとなっている事もあり、どうもこのライヴの企画もセイヤ―兄弟によるものであったかと考えられます。

 

すでにトミーはKISSと深く関わっていた時代だと思いますが、彼自身もBLACK 'N BLUEへの思いは強くあったのではないでしょうか。

 

セットリストはファーストからサードまでの最もキャッチ―と言えるナンバーばかり、地元とあって観客の盛り上がりぶりも絶好調と言える好ライヴとなっています。

 

後にWARRANTに一時参加する事になるジェイミー・セント・ジェイムズのヴォーカルも現役感バリバリ、トミー・セイヤ―を中心としたフラッシーなバンド・サウンドも80年代のままのキラキラ感満載です。

 

デビュー・アルバムからカットされた名曲、「HOLD ON TO 18」、JOURNEYのジョナサン・ケイン作の「I'LL BE THERE FOR YOU」、ブルース・フェアバーンのプロデュース、ジム・ヴァランスとの共作となった「MISS MYSTERY」等のキャッチーなポップ・メタルが連発される中、「VIOLENT KID」のみはオリジナル・アルバム未収録曲となります。

 

後に「THE DEMOS REMASTERED: ANTHOLOGY 1」なるコンピレーション盤に収録される事になりますが、彼等のもう一つの魅力であるドライヴ感溢れるアメリカン・メタル・ナンバーとなっています。

 

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