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2020年2月 5日 (水)

WINGER PULL

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ウインガーのサード・アルバムにして、彼等の全盛期の終焉となった「プル」、入荷しました。

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本作を彼等の最高傑作と推す人は、そう少なくないのではないでしょうか。

 

80年代メタルの喧騒と、90年代のグランジ、オルタナ旋風の狭間で取り残されたままのHR/HMファンにこそ、その支持者は多い気がしてなりません。

 

前作から3年ぶり、キーボードのポール・テイラーが脱退後、3人体制となりながらも、93年という厳しい時代の中で独自の路線を極める事に成功したと確信できます。

 

多くの80年代組があからさまな路線変更を強いられ、見事に廃れていく様子を、ウィンガーはクールな視線で見守りながら、自分達の進むべき道を真剣に考え抜いたに違いありません。

 

それまで組んでいたボー・ヒルと決別、新たにプロデューサーとして迎えたのは、WHITESNAKEやDEF LEPPARDとの仕事で有名なマイク・シップリーでした。

 

圧倒的な音圧をスタジオ技術によって紡ぎ上げているボー・ヒルのスタイルから、プレイヤー本来のエモーションと各楽器のダイナミズムを強調したサウンド・プロダクションが目立つ本作での方法論は、繊細であり骨太という新たなバンドの魅力を引き出しています。

 

オープニングの「BLIND REVOLUTION MAD」では、まさにその新機軸が顕著に現れ、グランジとメロディアス・ハードの理想的な融合とも言えるサウンドとなっている気がします。

 

ダークな質感、フラッシーなプレイよりもアグレッシヴなサウンド、といった具合に時代へのすり寄りは見られるものの、むしろこれまでのWINGERは無理やり80年代的アプローチに徹してきたとも思える程、バンドのカラーにしっくり来ています。

 

アコースティックのさり気ない導入や、ミドル・テンポの強化とボトムのしっかりしたアレンジは、彼等の重厚なバンド・サウンドのイメージをしっかりと固持しながら、かつてのキラキラ感よりもシルバー・メタリックの様な輝きが増したメロディがうねる様は、今聴いてもジワジワ胸を熱くさせてくれます。

 

「IN FOR THE KILL」や「NO MAN’S LAND」といったナンバーには、90年代型メロディアス・ハードとしての雛形とも言えそうな完成度を誇っているのですが、残念ながら過去2作程のセールスは上げられませんでした。

 

まるで静かに燃え上がる炎を思わせるここでのスタイルは、あえてメロディアス・ヘヴィとでもついつい言ってしまいたくなります。

 

現在の彼等が、ここでの方法論を維持している気がしてならないのですが、それ程自信作であったのだと思います。

 

 

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