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2020年2月の28件の記事

2020年2月29日 (土)

LOUDNESS BREAKING THE TABOO

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ラウドネスの通算20作目、25周年記念となったアルバム、「ブレイキング・タブー」、入荷しました。

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僅か1ヶ月程で制作されたらしいのですが、その完成度はさすがに恐るべきものが感じられます。

 

前作の「RACING」で復活した最もキラキラしていた時代のバンド・ロゴ、そして全米進出を果たした「THUNDER IN THE EAST」を彷彿させるジャケットに胸躍らせた往年のファンの方も少なくないでしょう。

 

超大手ECサイトやwiki等ではプロデューサーにかつてタッグを組んだエディ・クライマーが迎えられたと報じているようですが、実際は両者のスケジュールが合わずにバンドのセルフ・プロデュース。

 

エンジニアには80年代のラウドネスの爆音ライヴを手掛けていたビーイングの野村昌之氏が担当、エッジの強いメタリック・サウンドが目立つようになりました。

 

前作同様ヴォーカルのミックス処理が控え目なのが良く指摘されますが、アルバム全体を通して聴くとやがて気にならなくなるのですが、これはファン心理というものでしょうか。

 

80年代回帰と90年代のグルーヴ路線が実に良くまとまっているのですが、21世紀型ラウドネスとでもいうべき新機軸も見られ、なかなか傑作だと思うのですがセールス的にはオリコン・チャートでは100位以下という珍しい結果に正直驚きです。

 

ポップ、メロディアスというキーワードも確かに存在するのですが、バンド・サウンドはむしろ研ぎ澄まされていて、起伏のある展開は最後まで緊張感を保っていると思われます。

 

故樋口宗孝氏はかつて、メロディを重視したアルバムとインタビューで答えていましたが、確かにラウドネス流パワー・バラードの「THE LOVE OF MY LIFE」や「I WISH」等はバンド史上最もドラマティックなものと言ってもいいかもしれません。

 

キャッチ―なコーラスやリフも復活、「SICK WORLD、」「DAMNATION」や「WITHOUT YOU」にドキドキする80年代ラウドネス・ファンの姿が目に浮かびます。

 

歌詞に日本語が増えているのも目立つのですが、ヴォーカルが全体的にバンド・サウンドの要というよりはバランスを意識したパートの一部と思える処理をされているためなかなか聞き取れないのですが、これもラウドネス・サウンドと考えるべきでしょう。

 

現在に至るまで尚も力作をリリースしている我らがLOUDNESS、本作はやはり現在の彼等のサウンドを決定づける礎になったのだと思います。

 

 

2020年2月28日 (金)

OZZY OSBOURNE BARK AT THE MOON

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

83年作、ランディ・ローズの悲劇的な事故死を乗り越える様に、更にメタルの極端な面を強調したオジーのサード・アルバム、「バーク・アット・ザ・ムーン 月に吠える」、入荷しました。

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ジェイク・E・リーという優れたギタリストを得て、狼男として復活したオジーはメタリックなサウンドを強化しています。

 

ボブ・デイズリー(オリジナル・ミックスのみ参加)、ドン・エイリーも復帰し、ドラマチックなバンド・サウンドも見事なものとなっています。

 

サバス時代にも垣間見せていた情緒感がここで再び芽生えたのか、当時のオジーの心境を吐露するかの様な壮大なバラード、「So Tired」の異色さにも驚かされました。

 

LAメタルが全盛期を迎えようとしていた中、当時のメタルらしいメタル、を体現していた1枚です。

 

尚、他のアルバムのリマスター化と同時に、本作もベースとドラムは差し替え、現メタリカのロバート・トゥルージロ、そしてマイク・ボーディンが参加しています。

 

また一部イントロやアウトロが、オリジナル・ミックスとは異なる曲も含まれています。
(「You're No Different」のエンディングがフェイドアウトではなくなり、「Centre Of Etenity」のイントロがよりドラマティックなものとなっています。)

 

追加収録として、「Spiders」、「One Up The "B" Side」の2曲がボーナス・トラックとなっています。

 

 

 

2020年2月27日 (木)

HONEYMOON SUITE LEMON TONGUE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

カナダのメロディック・ロックの名バンド、ハネムーン・スイートの前作から10年ぶりのリリースとなった通算5作目、「レモン・タン」、入荷しました。

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元々5人編成でしたが、ここではヴォーカリストとギタリストの二人組として再生、音楽性もよりピュア・ロック回帰をしていると思われます。

 

インディーズから再出発していますが、翌年には大幅に収録曲を変更、本作から半分程の曲を流用して「Dreamland」のタイトルであのフロンティアーズ・レーベルから再リリースがされました。

 

よりポップ色が強化された感が強い「Dreamland」と比べると、本作の方がよりナチュラルなロック色が強いかもしれません。

 

80年代からスマッシュ・ヒットとなったシングルを持ち、カナディアン・ハード、ポップ・メタルの俊英として知られていたバンドですが、苦しい90年代をくぐり抜けながら、そのポップで爽やかなサウンドは基本変わっていません。

 

ハーレム・スキャーレムにすっかりお株を奪われたと意地悪な言い方もできますが、適度なエッジ、透明感に支えられたバンド・サウンドとアレンジは、カナダの伝統の正統後継者としてもっと再評価されてもいいと思います。

 

実際ハーレム・スキャーレムとの共通点もかなりあると思われ、カナダのメロディック・ロック・シーンを先導してきたのはハネムーン・スイートであった事に改めて気づかされます。

 

元々カリスマ性や突出した個性を売りにしたバンドでは無いはずで、優れたメロディを優れたアレンジで聴かせる事に徹してきた人達だと思います。

 

本作でもその姿勢はまるで職人の仕事の様に貫徹されていて、地味ながらも味わい深いメロディが充実しています。

 

 

2020年2月26日 (水)

TESLA TIME'S MAKIN' CHANGES

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

デビュー10周年目にリリースされた、テスラの初のオフィシャル・ベスト盤、「タイムズ・メイキン・チェンジズ~ザ・ベスト・オブ・テスラ」、入荷しました。

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王道ハード・ロックを本格的に聴かせてくれる彼等は、LAメタル一派とはまた違った魅力を80年代後半に放っていました。

 

70年代のエアロスミスが持って荒っぽさとしなやかさを持ちながら、泥臭いアメリカン・ハードの伝統を受け継いだサウンドは、同時代では比類すべき存在が少なかったと思います。

 

アメリカではデビューからアルバム3枚が立て続けにプラチナ・ディスクを獲得、土臭くドライヴ感のあるハード・ロックの伝統を確実に引き継いでいるバンドとして認知されている証ではないでしょうか。

 

10年間でリリースされた4枚のスタジオ・アルバム、1枚のライヴ・アルバムからバランス良くセレクトされ、彼等の魅力を一望できる好盤となっています。

 

トップ10ヒットとなった最も有名な彼等のパワー・バラードである「ラブ・ソング」、全米8位の大ヒットとなったた「サインズ」(カナダのバンド、Five Man Electrial Bandのカヴァーのライヴ・ヴァージョン)、いかにもアメリカン・ロックと言えそうな大らかなメロディを持ったスマッシュ・ヒット曲、「ザ・ウェイ・イット・イズ」等、80年代メタルの骨っぽい部分が堪能できます。

 

「ステッピン・オーヴァー」は、本作の為に唯一用意された新曲で、彼等らしいアコースティック調からハード・ナンバーへと転調する佳曲となっています。

 

 

2020年2月25日 (火)

THE CULT THE CULT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ザ・カルトの通算6作目のアルバム、「ザ・カルト」、入荷しました。

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不安定なまま存続していたバンドが本作を最後に一度解散してしまう事にもなった節目の1枚です。

 

イアン・アストベリー、ビリー・ダフィーの2人のプロジェクト・バンド化していたバンドは、ここで元THE MISSIONのクレイグ・アダムスとスコット・ギャレットを迎え4人体制でのレコーディングを敢行しています。

 

SISTERS OF MERCYから発展したTHE MISSIONは、英国ゴス・ロックを代表するバンドであり、ツェッペリンへの急接近をも図ったハード・ロック・バンドでしたが、そのDNAがカルトに与えた影響は少なくなかったと思われます。

 

プロデュースは「Sonic Temple」以来となった名手、ボブ・ロック。

 

サウンドは一聴するとグランジ、オルタナの影響下にあるダークなサウンド、と簡単に言えてしまいそうですが、そうした安易な選択をしがちなバンドでなかったのが、カルトの立ち位置でもあったと思います。

 

かつての「Electric」を彷彿させるビッグなハード・ロック・ナンバーも確かに見受けられますが、全体的には80年代の喧騒を過ぎた後のクールな佇まいが目立ちます。

 

フィードバック・ギターとイアンの制御されたヴォーカル、ミドル・テンポでのミステリアスなメロディは、彼等がパンクを通過し、ゴスからメタルへと激動の時代を生き抜いてきたが故に出せるものではなかったのか、と思わせます。

 

粘りっこい「Real Grrrl」の様な、王道カルト節の様なナンバーが、むしろここでは浮いているのも興味深いところですが、「Joy」、「Star」といったナンバーではボブ・ロックの隙間を巧く生かしたサウンド・プロダクションが新たなバンドの魅力を生んでいます。

 

「Sacred Life」に至っては、ステレオフォニックスが2003年にリリースした大名曲、「Maybe Tommorow」をも思わせる程のメロウな完成度を誇っています。

 

彼等は以降不定期ながらも活動を続け、最新作の予定も昨今聞かれるだけに、今後も目が離せません。

 

 

2020年2月23日 (日)

MARI HAMADA PROMISE IN THE HISTORY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

浜田麻里の通産6作目となった86年作のアルバム、「プロミス・イン・ザ・ヒストリー」、入荷しました。

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最早誰も追いつく事のできない美声と、ジャパメタ・シーンの中でも一歩飛びぬけたメロディの完成度がピークに達したかと思える1枚です。

 

前作からセルフ・プロデュースとしてサウンド全体をコントロールしていますが、本作でもその手腕は見事で、歌う事だけでなく80年代メタルの可能性をすでに見切っていたかの様なサウンド・プロダクションに驚かされます。

 

H.M. PROJECTのアレンジはゴージャスかつメタリックな統一感を生み出していて、ハード・ポップ調のナンバーも増えた事により、ヘヴィ・メタルにこだわらない、というよりも表現力の幅の広さを改めて証明してくれたのではないでしょうか。

 

以降のこの人のお茶の間での大活躍を予見させるポップ・センス、アイドル的人気を音楽的面で支えるキラキラしたキャッチーさもすでにここで完成されているのですが、個人的には80年代メロディアス・ハードとして世界レベルで通用していたのが重要だったと思います。

 

次作からLA録音をいよいよ試みていきますが、本作で得た自信は相当なものだったと思います。

 

「Come And Go」でのパワフルなシャウト、アルバム・タイトル曲での壮大なバラード、デビュー期のハイ・スピード・メタルを彷彿させる「Time Again」等、全8曲というコンパクトな構成ながらも一気に聴かせてくれるメロディの充実度も半端ではありません。

 

 

2020年2月22日 (土)

MUNETAKA HIGUCHI DESTRUCTION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

83年作、今は亡き日本が誇るスーパー・ドラマー、樋口宗孝の初ソロ・アルバム、「デストラクション 破壊凱旋録」、入荷しました。

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当時LOUDNESSはもの凄いペースでアルバムをリリース、しかもアメリカ遠征を目の前にしていたまさに繁忙期、しかも氏は浜田麻里のデビュー作のプロデュースもしていたというハイペースの中、本作がレコーディングされています。

 

集められたメンバーも、ラウドネス以外の人脈となり、当時の日本のトップ・レベルのミュージシャンが揃っています。

 

山本恭司、CHAR、北島健二、松澤浩明、中島優貴、渡辺建、鳴瀬喜博、山田信夫、片山圭司等々。

 

インスト曲とヴォーカル曲が約半分ずつになり、けっしてやっつけ仕事では無い充実したメロディ集となっているのがたまりません。

 

コージー・パウエルの様に、HR/HM以外でミュージシャンとしてのエゴを追求する事もなく、テクニック披露に終始する事もなく、あくまでも楽曲重視を一番としているのが、本作をジャパメタ史における名盤の一つとしている最大の理由だと思います。

 

恐らく参加メンバーもその意志を良く汲んだ上で、それぞれの役割を果たしていると思われ、各曲が独立した完成度を誇っています。

 

浜田麻里の「Lunatic Doll~暗殺警告」用に作られた「RUNAWAY FROM YESTERDAY」の見事さは圧巻で、山田信夫のヴォーカル、そして山本恭司の壮絶なプレイ、更に中島優貴が作り出スペイシーな演出が聴きどころとなっています。

 

ヴォーカル・ナンバーは他に、BOW WOW色の強い「TIGER」、哀愁HRナンバーの「IN THE DARK」、正統派パワー・メタル・ソングの「DEATH」と佳曲が揃っています。

 

ただやはりハイライトとなるのはラスト・ナンバーとなる7分を超えるインスト・ナンバー、「DESTRUCTION」でしょう。

 

中盤の約4分に及ぶ樋口氏の壮絶なドラム・ソロが、当時のLOUDNESSの勢い、日本のメタルの隆盛期をまさに体で支えていた事に改めて気づかされます。

 

 

 

2020年2月21日 (金)

DAVID LEE ROTH EAT 'EM AND SMILE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

前年のミニ・アルバム、「クレイジー・フロム・ザ・ヒート」から一転、完全にパーティ・ロックの王者として復活したダイヤモンド・デイヴのソロ名義でのフル・アルバム第一弾、「イート・エム・アンド・スマイル」、入荷しました。

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正式にヴァン・ヘイレン脱退がアナウンスされ、両者の動向がかなり注目されていた中、デイ
ヴは極彩色のメイクとド派手なナンバーで、80年代を再び席捲する事となります。

 

アルバム・タイトルはヴァン・ヘイレンへの揶揄とされていますが、アルバム全体に溢れる陽性のパワーは確かにデイヴに分があったとも思われます。

 

そして本作の重要な意味として今も語られるのは、やはりスティーヴ・ヴァイとビリー・シーンの発掘であったと思います。

 

テクニック主義だけでは終わらないのは、もちろんデイヴの個性が前面に出ているためですが、革新的なギター・サウンドを中心としたバンド・サウンドも何度聴いても飽きがきません。

 

 

2020年2月20日 (木)

DEFTONES LIVE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

2013年、日本では初となったオズフェストにも参戦し、そのライヴ・バンドとしてのテンションの高さを見せつけてくれたデフトーンズのミニ・ライヴアルバム、「ライヴ」、入荷しました。

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収録は97年、アムステルダム、常に重金属音の中に、翳りやダークな美しさを盛り込んできた彼等の真骨頂が発揮されたライヴが堪能できます。

 

メタル・ファンだけの間では収まらない大衆性すら獲得していると思います。

 

これまでメタルがフラストレーションの解消として機能してきたとするなら、彼等の音はどこか不安にさせる様な響きがあったと思います。

 

ここではそんな妖しさから開放してくれるようなソフトさも時折見せてくれています。

 

ただやはりライヴでは、彼等のアグレッシヴな面が強調されているので、メタルのダイナミズムに溢れています。

 

収録曲中5曲がデビュー作、「アドレナリン」からのナンバーで、「LOTION」のみセカンド・アルバムの「アラウンド・ザ・ファー」からのナンバーとなっています。

 

またトラック①のみスタジオ・テイク、シングル・カットされた「My Own Summer (Sove It)」となっています。

 

2020年2月19日 (水)

MARILYN MANSON HOLY WOOD (In the Shadow of the Valley of Death )

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

マリリン・マンソンの通算4作目、4部構成による全19曲、70分近くにも及ぶ一大コンセプト・アルバム、「ホーリー・ウッド~イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・ヴァリー・オブ・デス」、入荷しました。

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「アンチクライスト・スーパースター」、「メカニカル・アニマルズ」に続く三部作としてリリースされましたが、時系列的に並べると本作が第1章となるそうです。

 

前々作が全米3位、そして前作が見事全米No.1となり、ポップ・アイコンとして90年代後半のロック・シーンのトップに上り詰めた彼等でしたが、99年に起きたコロンバイン高校乱射事件により彼等は世間から一斉攻撃を受ける事になります。

 

この悲劇的で衝撃的な事件の犯人がマリリン・マンソンから影響を受けていたという、デマにも近い報道がされた事により、まさに死と恐怖を売り物にする悪魔的バンドというイメージが広がったのでした。

 

本作をそれ受け制作され、自伝的な内容を持ちながら世間への反論、また改めてダーク・ヒーローとしての立ち位置を明確なものとしています。

 

ジョン・F・ケネディ、ジョン・レノンの暗殺をテーマの一部にもしている様で、そのダークかつヘヴィなストーリーの全容を理解する事はなかなか容易ではないのですが、サウンド全体に流れる不穏な空気感からも異形のロック・スターの精神性が十分に伝わるものとなっています。

 

グラム・メタル、インダストリアル・メタルからより原始的なメタル要素が強まり、ゴシック・メタルとしても認知される事により、彼等の音楽的進化も見逃せないアルバムにもなっています。

 

反キリストとされた非難を否定する「Disposable Teens」や、マイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」出演時に語った恐怖の表現者としての自覚とプライドからもうかがえる様に、マリリン・マンソンの手法は必ずしも新しいものではないものの、これまでのロック・バンドとしては突出して明快であった事が再確認されました。

 

すなわち恐怖や不快感を用いて、目を背けがちな現実の闇、ダーク・サイドを人々に気づかせる云々。

 

魅力的なメロディがそうした彼等の真意を、より身近にしている傑作と思われます。

 

 

2020年2月18日 (火)

DREAM THEATER WHEN DREAM AND DAY UNITE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

89年作、ドリーム・シアターの記念すべきデビュー・アルバム、「ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト」、入荷しました。

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斬新なサウンドを確立していながら世界的には陽の目を浴びる事が無かった大傑作です。

 

バークリー音楽院出身の3人、ジョン・ペトルーシ、マーク・ポートノイ、ジョン・マイアングを中心に結成され、彼等は自身のサウンドでデビューするため、名門学院を中途退学しています。

 

ペトルーシの幼馴染であるケヴィン・ムーア、本作のみの参加となったヴォーカリスト、チャーリー・ドミニシをオーディションにより加入させ、本作により華々しく世界へ飛立つはずでしたが、当初はレーベルのプッシュもなく、一部マニアの目に留まる位で終わってしまったのでした。

 

プログレッシヴ・メタル、メタリカ・ミーツ・ラッシュと形容された様に、すでに彼等はここで独自のサウンドを確立しています。

 

RUSHよりもはるかにメタリックで、めまぐるしい変拍子の嵐、ドラマティックなメロディは、むしろメタル・ファンから熱い視線を送られていたと思います。

 

ドミニシの声がゲディ・リーに似ている事もあり、ジェイムズ・ラブリエ加入後のプログレ・ハード的なメロディ・センスはここではまだ見られない事もあり、ストイックに突き進む重厚かつテクニカルなサウンドは80年代後半という時代では確かに異端であったと思われます。

 

壮大な物語性を紡ぐ知性もすでに一流で、KANSASやRUSHのダイナミズムとYESの緻密な構成、そして圧倒的な演奏力により、有無を言わせない説得力がクセになります。

 

 

2020年2月17日 (月)

LIONHEART HOT TONIGHT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは84年作、アイアン・メイデンの初代ギタリスト、デニス・ストラットンが結成したバンドとして注目され、そのアメリカン・プログレ・ハード的なアプローチが今も伝説化されているバンド、ライオンハートの唯一のオリジナル・アルバ、「ホット・トゥナイト」、入荷しました。

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NWOBHMシーンが生んだ副産物的なバンドとしても語られますが、その陽性のメロディアス・ハードとは裏腹に、結成当初から多くのメンバーが入れ替わっている名門バンドでした。

 

タイガーズ・オブ・パンタンのジェス・コックス、UFOやスタンピードのローレンス・アーチャー、ジューダス・プリーストのレス・ビンクス、ワイルドホーシズのクライヴ・エドワーズ等々。

 

結局デビューはデニスを中心に、後にMSGに加入するスティーヴ・マン、ロッキー・ニュートン、そしてアイドル的ルックスが印象的だったチャド・ブラウンの4人組として落ち着きます。

 

元メイデン組が揃ってハード・ポップ的なサウンドを展開した事にも驚かされましたが、ジャーニーやフォリナーにも通じる徹底的なアメリカン志向は当時異色とも言えたのでした。

 

今聴いても80'sメタルのキラキラ感、胸躍るメロディ展開にウキウキする人も多いと思います。

 

 

2020年2月16日 (日)

HOLLYWOOD VAMPIRES HOLLYWOOD VAMPIRES

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

2015年作、HOLLYWOOD VAMPIRESの「ハリウッド・ヴァンパイアーズ」、入荷しました。

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ハリウッドの大物スター、ジョニー・デップがロック界のレジェンド、アリス・クーパーとジョー・ペリーと共にバンドを結成したというニュースは、ロック・ファンのみならず多くの人を驚かせたと思います。

 

HOLLYWOOD VAMPIRESと命名されたこのスーパー・グループ、実際はジョニーとアリスが中心となった巨大プロジェクトと言えるべきもので、参加した豪華な人選は耳を疑うべき奇跡的なアルバムと言えるでしょう。

 

プロデュースはアリスの過去の名作を共に生み出してきた巨匠、ボブ・エズリン。

 

全トラックのほとんどがアリス、ジョニーを軸としたバンドとなり、元WARLOCKにしてアリスの作品にも参加してきたギタリスト、トミー・ヘンリクセン、ジョニーの音楽活動の盟友であったベーシスト、ブルース・ウィトキンが支えています。

 

 

ギタリストに後にグラハム・ボネットのアルカトラスに参加するベテラン、ダニー・ジョンソンが迎えられているのも興味深いところです。

 

ジョー・ペリーは4曲のみ参加、意外にも思えますが、その他のゲスト陣の名前を並べるだけで震えが来ます。

 

ポール・マッカートニー、スラッシュ、ブライアン・ジョンソン、デイヴ・グロール、ぺリー・ファレル、ロビー・クルーガー、ザック・スターキー、ジョー・ウォルシュ、キップ・ウインガー等々。

 

ハード・ロック・ファンからクラシック・ロック・ファンまで驚かせる面々を迎え、オリジナル曲は僅か3曲のみ、その他は全て名曲のカヴァーとなる内容は、ジョニー・デップのギタリストとしての優れたロッカーぶりと共に一聴の価値は大有りだと思われます。

 

特にあのブライアン・ジョンソンがアリスと共にツェッペリン・ナンバーを歌う「胸いっぱいの愛を」、スラッシュとジョー・ペリーの共演によるアリスの「スクールズ・アウト」とPINK FLOYDの「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール パート2」のメドレー、ポールが歌う自作曲となるバッドフィンガーの「カム・アンド・ゲット・イット」等は、多くのロック・ファンを唸らせるでしょう。

 

その他収録されているドアーズ、ジョン・レノン、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックス、T・レックス、スモール・フェイセス等、クラシック・ナンバーの数々にウキウキする人も少なくないでしょう。

 

尚、この企画色の強いスーパー・プロジェクトは、2019年にジェフ・ベックを迎え突如としてセカンド・アルバムを発表、今後の期待も十分もてる活動をしてくれています。

 

 

2020年2月15日 (土)

McAULEY SCHENKER GROUP MSG

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

マッコーリー・シェンカー・グループとしてのM.S.G.作品としては、3作目であり最後のオリジナル・スタジオ・アルバム、「M.S.G.」、入荷しました。

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ドッケン、そして現フォリナーのジェフ・ピルソン、元モントローズ、キングダム・カムのジェイムス・コタックがリズム隊として参加し、バンドとしてはマイケルとロビンのプロジェクト的様相を見せていますが、
曲の充実度はなかなかのものがあります。

 

マイケルが参加したコントラバンドも手掛けたケヴィン・バーミッシュのプロデュースにより、かなり洗練されたサウンド・プロダクションがアメリカナイズされたM.S.G.作品の終着点ともなったと思います。

 

ロビンの哀愁味のある声と、マイケルの陰りのあるプレイが往年の輝きを見せつつ、アプローチはメロディアス・ハードと言えるタッチになるかもしれません。

 

本作以降UFOやソロ名義での活動も精力的になっていく一方、神と呼ばれる所以である予想不能の動向が目立っていきますが、マイケルが商業的ベースで大衆路線のサウンドを追求していたのは、ここが最後だったのではないでしょうか。

 

ある意味彼が関わったアルバムの中では最もポップに聴こえる一面もありながら、時々引っ張り出して聴きたくなるするめイカ的な魅力のあるメロディ集ではあると思います。

 

 

2020年2月14日 (金)

WHITESNAKE FOREVERMORE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ホワイトスネイクの2011年作、通産11作目となったアルバム、「フォーエヴァーモア」、入荷しました。

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彼等がメロディアス・ハードの名門レーベル、FRONTIERSからリリースした事にいろいろな思いを抱く人も多かったと思います。

 

前作、「Good To Be Bad」の路線を踏襲、70年代、80年代ホワイトスネイクの魅力を凝縮、圧倒的なバンド・サウンドと良質のメロディで埋め尽くした力作です。

 

新たにマイケル・デヴィン、ブライアン・ティッシーの二人を加え、デヴィッドの息子であるジャスパーがヴォーカルでゲスト参加というオマケも付きました。

 

ダグとレヴの相性も益々冴え渡り、バンドとしての衰えを全く感じさせません。

 

デヴィッド・カヴァーデイルさえ健在ならば、確かに存在し続けるバンドではありますが、30年以上活動し続けるハード・ロック・バンドとしては奇跡的な新鮮さを力強さを見せ付けてくれています。

 

特にアコースティック調のミドル・ナンバー、バラードでは、呆れる程のセクシーさ、味わい深さを堅持していて、ただただ聴き惚れるばかりです。

 

2020年2月13日 (木)

子供ばんど HUNGRY BOY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

前作の「ROCK&ROLL WILL NEVER DIE!!」に引き続き、ニューヨーク、RIGHT TRACK STUDIO録音による子供ばんどの85年作のアルバム、「ハングリー・ボーイ」、入荷しました。

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クレジットにはプロデュースは「KODOMO PROJECT」とありますが、エンジニアとしてあのブルース・フェアバーンの元でBON JOVI等のヒット作に関わってきたティム・クリッチの名が並んでいます。

 

そして本作ではバンド至上初、そして唯一となるトリオ編成、デビュー作からギタリストとして在籍していた谷平こういちが脱退しています。

 

JICK(うじきつよし)、KATS(勝せいじ)、YOU(山戸ゆう)のパワー・トリオとなったわけですが、強力なサウンド・プロダクションの元で元気一杯のハード・ロック大会を繰り広げてくれています。

 

ツイン・ギターの穴を埋める様に、うじきつよしのギターがオープニングから炸裂、ツカミとなる「ROCKIN' RIDER」では和製AC/DCというよりは幾分グラム・メタル寄りになったコーラスとキャッチ―なリフがアルバム全体に対する期待を煽ります。

 

打ち込みによるダブを感じさせる「GO GO CLUB」、レゲエから哀愁節が印象的なサビへと繋がる「FALLIN' RAIN」等の新機軸も挟んでいるのですが、やはり彼等の本領はグイグイと迫るパワフル・ハード・ロッカーとしてのセンスでしょう。

 

シングルとなった「COME BACK BABY」ではややBON JOVI色を帯び、「I'M A HUNGRY BOY」は確実にAC/DCを彷彿させ、「LET'S GO ANIMAL」ではAEROSMITHを多少意識しながらと、洋楽ファンにもアピールする名曲が揃っているだけに、中途半端な構成となったのが残念です。

 

尚、唯一のバラード・ソングである「DIAMOND DUST コニ―アイランドにて」も、バンドのキャリア中特筆すべきメロディを誇っています。

 

 

2020年2月12日 (水)

LIONSHEART UNDER FIRE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ライオンズハートの98年作、「アンダー・ファイアー」、入荷しました。

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今聴いても胸が熱くなる名盤、「獅子の咆哮」でデビューし、日本のブリティッシュ・メタル・ファンを虜にしたライオンズハート。

 

あれから約5年、オリジナル・メンバーは愛すべきヴォーカリスト、スティーヴ・グリメット、キーボードのグラハム・コレットのみとなり、バンドは崩壊寸前と思われていた中でリリースされたサード・アルバムです。

 

元TYKETTOのギタリスト、ブルック・セント・ジェイムス、ローレンス・アーチャーと活動していたドラマー、マイケル・オブライエンが新たに加わっています。

 

ほぼ全曲を単独で作曲しているブルックのセンスはかなり時代を意識したものとなっており、曲調も自然とオルタナ以降のヘヴィ路線が敷かれているのですが、これまでの強烈なライオンズハートのイメージは壊される事はありませんでした。

 

アルバム冒頭3曲のグルーヴ・メタル然としたナンバーでは、スティーヴのヴォーカルも平坦に聴こえますが、4曲目の哀愁メロディ炸裂ナンバーから覚醒したように熱い雄叫びを聴かせてくれます。

 

彼等はちょうど解散状態であったWHITESNAKEに対する消失感を穴埋めするかの様に登場し、多くの日本人が歌心溢れるスティーヴ・グリメットにヴ、ィジュアル的には似ても似つかないデヴィッド・カヴァーデイルの影を見たのでした。

 

特にグリメット節が堪能できるのは陽性の名バラード、「Flights Of Angel」、WHITESNAKEの上を行くようなスピード・ナンバーのアルバム・タイトル曲や「On A Roll」でしょう。

 

その後バンドはグリメットを中心に2枚のアルバムをリリースしますが、凡庸なHR/HMと評されてしまい、スティーヴ・グリメットは音楽業界から遠のき飲んだくれていた様です。

 

また日本盤のボーナス・トラックとして収録された「Lost In Tokyo」は、彼等がいかに日本を愛したが伝わる好ナンバーで、ハード・ポップ調のメロディが印象的なものとなっています。

 

かつてのY&Tの「Midnight In Tokyo」もそうでしたが、日本人が愛し愛されたバンドはやはり名曲を生むのが実に巧みである事を思い知らされる感があります。

 

時代はすでにメロディ至上主義が完全に廃れていた中、そしてブリティッシュ・メタルも自然淘汰されていた中で、全体的にかなり絶妙なバランス感覚を伴った曲作りが目立ちます。

 

バンドの強い個性となっていたスティーヴの絶唱ヴォーカルはやや陰りが見えなくもないのですが、それを補うメロディの良さが本作を隠れ名盤としていると思えます。

 

 

2020年2月11日 (火)

WRABIT TRACKS

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オリジナルは82年作、カナダのメロディアス・ハード系の名バンド、ラビットのセカンド・アルバムとなった「トラックス」、入荷しました。

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LOVERBOYやTRIUMPHにも通じる同郷の透明感とキャッチーさが売りでしたが、前作のAOR色が退化、よりハードになっていますがカナディアンらしい爽やかなコーラスはそのまま生かされています。

 

6人組体制から5人編成となり、キーボード、ドラマーが交代していますが、サウンドはむしろ分厚くなった感があり、メロディアスなキーボードを軸にしたアレンジも80年代メタルとしての及第点も軽くクリアしているように思われます。

 

渋みと哀愁感漂うヴォーカルも個性的で、やはり同郷のSAGAのマイケル・サドラーを時折彷彿させますが、WRABITのルー・ナデューの方がよりハイトーンを多用した、まさにプログレ・ハード向きの声質と言えるかもしれません。

 

天才的なメロディ・メイカーを3人擁していたのも強みと言え、前述のヴォーカリスト、ルー・ナデュー、そして後にカナダのメタル・クイーン、リー・アーロンのバックで活躍したギターのジョン・アルバーニ、ベースのクリス・ブロックウェイと、オリジナル・メンバーのセンスが光っています。

 

この3人以外のメンバーがどうも不安定な状態が続いた様で、最終作となる次作でもメンバー・チェンジが行われており、結局稀に見る完成度をしても大成できずに解散してしまったのが残念です。

 

本作では特にTOTOをメタリックにしたようなサウンドが特徴的で、バラード・ナンバーではSTYXを思わせるメロウさも見せてくれています。

 

つい最近まで日本のみでCD化がされていたため、彼等の作品はコレクターズ盤として出回っている事が多いのですが、パッケージ、音質共に高性能なものとなっています。

 

ボーナス・トラックとして、ライヴ・ヴァージョンが3曲収録、よりハードなバンドの姿が堪能できます。

 

2020年2月10日 (月)

JOHN WAITE ROUGH & TUMBLE

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2020年時点では、ジョン・ウェイトの最新ソロ作となるアルバム、「ラフ・アンド・タンブル」、入荷しました。

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メロディアス・ハード・ファンにとってはお馴染みのレーベル、フロンティアーズからのリリースとなりました。

 

前作となる2007年の「Downtown: Journey Of A Heart」は、既発表曲に加えほとんどがセルフ・カヴァー曲となった企画色の強いアルバムであっただけに、オリジナル・スタジオ・アルバムとしては久々となった感があります。

 

近年の彼のソロ作では、枯れた味わい、スローなナンバーでの大人味が強かったと思われますが、ワイルドな風貌のジャケットの通り、ハード・ロック・シンガーとして復活したかの様なパワフルな曲で幕開けとなっています。

 

ディランの「Just Like A Woman」をさり気なくながらもかなり崩したカヴァーに顕著な様に、ハード・ポップ、メロディアス・ハードの世界から少し間を空けようとする意識的なアダルト指向が見られます。

 

ツェッペリンやAC/DCを彷彿させるリフが印象的なアルバム・タイトル曲や、ハード・ロック・ヴァージョンとしてカヴァーされたアイク&ターナーの「Sweet Rhode Island Red」では、BAD ENGLISH時代にも勝るハード・ロッカーぶりが嬉しいところです。

 

「Further The Sky」は比較的若いバンドとなるThe Gabe Dixon Bandのカヴァー、その他は91年から書き溜めていたと思われるオリジナル曲、中にはソロ・デビュー作となった「IGNITION」に収録されていた「Mr. Wonderful」のセルフ・カヴァーも含まれています。

 

この人の持ち味であるハード・ポップ色、ミドル・バラードの爽快さも存分に生かされていて、スルメイカ的な味わいのあるアルバムとなっており、往年のファンにとっては久々の快打となったのではないでしょうか。

 

 

2020年2月 9日 (日)

BON JOVI THIS HOUSE IS NOT FOR SALE LIVE FROM THE LONDON PALLADIUM

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最新スタジオ・アルバム、「THIS HOUSE IS NOT FOR SALE」リリースから僅か1か月足らず、ボン・ジョヴィが突如としてリリースしたライヴ・アルバム、「ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール ライヴ・フロム・ザ・ロンドン・パラディアム」、入荷しました。

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大物バンドとしては異例のリリース・ラッシュとなりましたが、さすがは我らがBON JOVI、やる事が実に大胆かつ革新的と思わせるライブとなっています。

 

ライヴ・リスニング・パーティーと称して行われたショーは、なんと新作リリース前にアルバム完全再現となったフル新曲ライヴでした。

 

ボーナス・トラックまでプレイするサービスぶり、当日はアンコールで「Who Says You Can't Go Home」、「Bad Medicine」がアンコールで披露されたそうですが、本作ではカットされる事でこの特別なライヴの性格を強めています。

 

ジョン、デヴィッド・ブライアン、ティコ・トーレス、そして晴れて正式メンバーとして迎えられたヒュー・マクドナルド、フィル・X。

 

久々に5人体制としてバンドがプロモートされましたが、ライヴでのサウンドもその絆が強調されているかの様なまとまりが見事です。

 

2018年来日公演にも帯同したプロデューサーも兼ねるジョン・シャンクスのギター、パーカッショニストのエヴェレット・ブラッドリーもバンド・サウンドに深みを与えてくれています。

 

ロンドン、トロント、ニュージャージー、ニューヨークで全4公演となった貴重なライヴ、本作ではロンドンでの音源を収録、全曲が各1話となるストーリーの様に流れ、極上のロック・ショーとなっているのは言うまでもないでしょう。

 

 

2020年2月 8日 (土)

STRATUS THROWING SHAPES

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84年作、ストレイタス名義でリリースされた唯一のアルバム、「スローイング・シェイプス」、入荷しました。

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NWOBHM、そしてメロディアス・ハード・ファンの間では長らく伝説的に語られていた1枚です。

 

「戦慄のマンティス」をリリース後、10年間も沈黙を守るプレイング・マンティスのメンバーが、アイアン・メイデンを脱退した美形ドラマー、クライブ・バーと合体、更にヴォーカリストにはやはり名バンドであったグランプリ、後にはマンティス、そして今ではユーライア・ヒープで活躍しているバーニー・ショウを迎え、このストレイタスが誕生しています。

 

いわばN.W.O.B.H.M.を代表するバンドが合体した、当時としては時代に先駆けたスーパー・グループであったわけです。

 

当時元メイデン組が次々と新バンドを結成した事も話題になっていましたが、そのどれもがポップ路線を歩んでいたのも興味深いところです。

 

やはりマンティスに後に合流するデニス・ストラットンのライオンハート、ポール・ディアノが立ち上げたハード・ポップの極地的バンド、ディアノ、それぞれ短命で終わってしまいましたが、まるでメイデンに反発するかの様なアメリカン指向が目立っていました。

 

このストレイタスも哀愁旋律メイカーのティノとクリスによるトロイ兄弟がメインとしては、かなり陽性のキラキラ節が目立っているため、ある意味異色作と言えるのかもしれません。

 

派手なキーボードと、アメリカナイズされたキャッチーなメロディ、爽やかなコーラス・ハーモニーは、アメリカン・プログレ・ハードの影響を強くを感じさせます。

 

特に「GIMME SOMETHING」や「EVEN IF IT TAKES」等のナンバーは、拍子抜けする程軽いシンセが印象的で、まるでジャーニーやフォリナーを聴いている錯覚をさせられます。

 

非常に興味深い路線であり、まさに時代の狭間で生まれた果敢な挑戦の記録であったのだと思いますが、残念ながら少し早すぎたアルバムだったのかもしれません。

 

メロディ・センスも高性能ではあるのですが、惜しむらくはサウンド・プロダクションの弱さによるサウンドの薄さもこのバンドの悲運を決定付けたとも思われます。

 

皮肉な事にリマスターにより、更に質感の弱さが強調された感があり、超B級としての独特のいかがわしさを演出してしまっています。

 

それこそがこの時代のバンドの魅力でもあるのですが、アレンジ、プロデュースに力を入れれば、本作はもっと有名になっていた気がしてなりません。

 

いずれにしても激動の時代に埋もれてしまった、まさに奇跡的な名盤の一つだと思います。

 

 

2020年2月 7日 (金)

KIP WINGER FROM THE MOON TO THE SUN

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キップ・ウィンガーのソロ第4弾、オリジナル作としては3作目となったアルバム、「フロム・ザ・ムーン・トゥ・ザ・サン」、入荷しました。

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8年ぶりのソロ名義となりますが、ご存知の様にその間WINGERが復活、2006年に13年ぶりの新作となった「Ⅳ」をリリースしています。

 

新生WINGERのキーボーディストとして参加したセンク・エログルが、本作でキップと完全タッグによる共同プロデュース、アルバムの約半数の曲を共作をしています。

 

彼の貢献はかなり大きく、トルコ人らしい中近東音楽を感じさせる壮大なスケールのアレンジ、サンプリング、ループを多用したモダンなテイストを導入しています。

 

前述の「Ⅳ」でも顕著だったアダルトなプログレ・ハード・サウンドとでも表現すべき昨今のキップのスタイルが、このセンクのエキゾチックなセンスと相まって独特のメロディアス・ワールドを構築しているのにまず驚かされます。

 

キップ単独作によるインスト、「GHOSTS」はピアノと弦楽四重奏による非常にクラシカルなナンバーで、彼の新たな魅力を感じさせてくれます。

 

キップがHR/HMの世界からますます離れていったかというとけっしてそうではなく、むしろメロディ・メイカーとしてのセンスはソロ・キャリアの中では最高傑作と言えるはずで、アダルトなアプローチこそ強いものの、アレンジさえ変われば初期WINGERのアルバムに収録されていてもおかしくないナンバーも目立ちます。

 

特にアルバム後半では畳みかけるようにコンテンポラリーな流麗なアレンジ、メロディが満載で、うっとりするような美しさに感動させられます。

 

バックを支えるのはキップ作品では常連と言えるメンバーばかりで、WINGERのロッド・モーゲンスタイン、元DANGER DANGERのアンディ・ティモンズ、アラン・パスカ、元インペリテリ、ハウス・オブ・ローズのケン・メアリー等々。

 

尚、ボーナス・トラックは、ファースト・ソロ作に収録されていた「MONSTER」がセンクの手によりリミックスされたヴァージョンが収録されています。

 

元々ミステリアスなナンバーでしたが、ここではまるでSTINGがプログレ・ハード化した様なアレンジがユニークです。

 

 

2020年2月 6日 (木)

JAMES CHRISTIAN RUDE AWAKENING

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HOUSE OF LORDSの活動停止中にリリースされた、ジェイムズ・クリスチャンの初のソロ・アルバム、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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プロデュースに始まり、ギター、ベース、ドラム、キーボードもこなすマルチプレイヤーぶりが発揮され、文句の付けようのない高性能メロディアス・ハード作品になっています。

 

ヴォーカリストのソロ作は、自身のルーツ・ミュージックが反映されるケースが多いと思われますが、この人の場合は生粋の哀愁HR/HMシンガーのようです。

 

R&Bやブルースの色が残るナンバーも一部ありますが、この人が歌ってしまえばもうそれはHR/HMとして機能してしまうのがさすがです。

 

まさに一人ハウス・オブ・ローズ大会と言える美麗メロディ集となり、この声と作曲センスは最早メロハー界の至宝と言えるのかもしれません。

 

全曲タッグを組んでいるマーク・ベイカーは、HOUSE OF LORDSのみならずマーク・フリー(マーシー・フリー)やSIGNALにも楽曲提供していた天才的メロディ・メイカー。

 

そのSIGNALのギタリストだったダニー・ジェイコブスや、ブルース・ゴウディ(STONE FURY、UNRULY CHILD)、マイク・スラマー(STEELHOUSE LANE、SEVENTH KEY)、ミッチ・ペリー(TALAS、MSG)等、メロハー・ファンには興味深いギタリストの名前がクレジットに並んでいます。

 

重厚なヘヴィ・ナンバーからポップ・メタル、そして美しいバラードまで、全曲が水準以上の完成度には本当に呆れるほどです。

 

特にラスト・ナンバーのパワー・バラード、「LOVE SHOULD'VE BROUGHT YOU HOME」ではこの人の哀愁節が炸裂、それまで続いた一級品のメロディ群がまるで壮大なフリにすら思える程の名曲になっています。

 

多くのメロディ至上主義のメタル・ファン、ハスキーなシンガー・ファンを虜にする1枚と思われます。

 

 

2020年2月 5日 (水)

WINGER PULL

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ウインガーのサード・アルバムにして、彼等の全盛期の終焉となった「プル」、入荷しました。

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本作を彼等の最高傑作と推す人は、そう少なくないのではないでしょうか。

 

80年代メタルの喧騒と、90年代のグランジ、オルタナ旋風の狭間で取り残されたままのHR/HMファンにこそ、その支持者は多い気がしてなりません。

 

前作から3年ぶり、キーボードのポール・テイラーが脱退後、3人体制となりながらも、93年という厳しい時代の中で独自の路線を極める事に成功したと確信できます。

 

多くの80年代組があからさまな路線変更を強いられ、見事に廃れていく様子を、ウィンガーはクールな視線で見守りながら、自分達の進むべき道を真剣に考え抜いたに違いありません。

 

それまで組んでいたボー・ヒルと決別、新たにプロデューサーとして迎えたのは、WHITESNAKEやDEF LEPPARDとの仕事で有名なマイク・シップリーでした。

 

圧倒的な音圧をスタジオ技術によって紡ぎ上げているボー・ヒルのスタイルから、プレイヤー本来のエモーションと各楽器のダイナミズムを強調したサウンド・プロダクションが目立つ本作での方法論は、繊細であり骨太という新たなバンドの魅力を引き出しています。

 

オープニングの「BLIND REVOLUTION MAD」では、まさにその新機軸が顕著に現れ、グランジとメロディアス・ハードの理想的な融合とも言えるサウンドとなっている気がします。

 

ダークな質感、フラッシーなプレイよりもアグレッシヴなサウンド、といった具合に時代へのすり寄りは見られるものの、むしろこれまでのWINGERは無理やり80年代的アプローチに徹してきたとも思える程、バンドのカラーにしっくり来ています。

 

アコースティックのさり気ない導入や、ミドル・テンポの強化とボトムのしっかりしたアレンジは、彼等の重厚なバンド・サウンドのイメージをしっかりと固持しながら、かつてのキラキラ感よりもシルバー・メタリックの様な輝きが増したメロディがうねる様は、今聴いてもジワジワ胸を熱くさせてくれます。

 

「IN FOR THE KILL」や「NO MAN’S LAND」といったナンバーには、90年代型メロディアス・ハードとしての雛形とも言えそうな完成度を誇っているのですが、残念ながら過去2作程のセールスは上げられませんでした。

 

まるで静かに燃え上がる炎を思わせるここでのスタイルは、あえてメロディアス・ヘヴィとでもついつい言ってしまいたくなります。

 

現在の彼等が、ここでの方法論を維持している気がしてならないのですが、それ程自信作であったのだと思います。

 

 

2020年2月 4日 (火)

GIANT LAST OF THE RUNAWAYS

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遅れてきたメロディアス・ハード・バンド、ジャイアントのファースト・アルバム、「ラスト・オブ・ザ・ランナウェイズ」、入荷しました。

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デビュー時からバンド名さながらの大物感を漂わせ、間違いの無い80年代HR/HMを堂々と鳴らす姿は、グランジの隆盛期であった90年代目前の時代においてはかなりのインパクトを残したと思います。

 

その正体はスタジオ・ミュージシャンのベテラン陣による4人組で、ツボを押さえたバンド・サウンド、曲構成ともに一流のセンスをすでに備えていたバンドでした。

 

ナッシュビルの超一流ギタリストであり、メガデスやボン・ジョヴィのプロデューサーとしても名高いダン・ハフ、そしてジャズ界の超有名ピアニストで、アラン・ホールズワース等との共演でも知られるアラン・パスクァが結成したこの異色のスーパー・グループは、80's愛好家にとっては忘れ難い存在であり続けているのではないでしょうか。

 

才能豊かなミュージシャンが意識的にメロディアス・ハード、売れるハード・ロック・アルバムを作るとこうなる、と表現すべきサウンドはテクニックはもちろん、コマーシャル性も見事なものでした。

 

どこにでもありそうなメロディと揶揄されがちなジャンルですが、適度な男臭さも古典的アメリカン・ハードとしての魅力となっていて、さすがに一筋縄ではいかないバンドでもあったと思います。

 

優等生的な作りに辟易する方もいるかもしれませんが、この80年代的なハード・ロックの香ばしい魅力にはやはり勝てない人が多いのではないでしょうか。

 

スマッシュ・ヒットしたパワー・バラード、「I'll See You In My Dreams」を始め、NIGHT RANGER、BON JOVI、WINGER等を軽く凌駕するメロディ・メイカーぶりが、やはり一番目立つ内容ではあります。

 

2020年2月 3日 (月)

AC/DC IF YOU WANT BLOOD

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78年リリース作、AC/DCの初のライヴ・アルバムとなった「ギター殺人事件 流血ライヴ」、入荷しました。

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凄まじいジャケットと邦題アルバム・タイトルが印象的ですが、内容もそれに負けない超強力なライヴとなっています。

 

ヤング兄弟の故郷であるスコットランドでの収録となり、パンキッシュかつハード・ブギ路線を貫徹してきた彼等が、全米進出の為にメタリックな質感の王道路線へ展開する以前の区切りとしても位置づけられるアルバムです。

 

アンガスの壮絶なプレイと、生前のボン・スコットのパフォーマーとしての強靭さが生々しく伝わってくる1枚として、やはり必聴と言えるアルバムだと思います。

 

 

2020年2月 2日 (日)

EDGAR WINTER'S WHITE TRASH ROADWORK

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2年発表作、エドガー・ウインター・グループ結成前にホワイト・トラッシュとしての名義で活動していたエドガー・ウインターのライヴ盤、「ロードワーク」、入荷しました。

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アナログでのリリース時では2枚組として発表されていました。

 

盟友、リック・デリンジャーがプロデュース、本ライヴでも参加していて、彼の代表曲である「ロックン・ロール・フーチー・クー」ではジョニー・ウインターも飛び入りしています。

 

ブルースよりも、R&B、ソウル・ミュージックへの傾倒ぶりが目立ち、ホーン・セクションを加えたバンド・サウンドはまさにファンキーそのもので、リック・デリンジャーの弾きまくりのギターもアメリカン・ロックのダイナミズムを感じられる好盤です。

 

 

2020年2月 1日 (土)

CINDERELLA HEARTBREAK STATION

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シンデレラのサード・アルバムとなった90年作の「ハートブレイク・ステーション」、入荷しました。

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ブルース指向をより深めた事により彼等が一連のヘア・メタル勢とは違った資質を持ったバンドであった事を証明するものとなりました。

 

元々トム・キーファーの独特の声質と歌い回しにより、ブルージーなハード・ロック・バンドとしての土臭さが個性ではあったと思いますが、LAメタル然としたキラキラ衣装の方が際立っていた感も拭えなかったと思います。

 

本作ではアメリカのソウル、R&Bの歴史を作ってきたレーベル、スタックスを支えてきたメンフィス・ホーンズを迎えたり、ストリングスや女性コーラスの大幅導入、変わったところではURIAH HEEPのケン・ヘンズレーのゲストもありながら、バンドのルーツの披露といった内容となっています。

 

日本人にとっては、文化としてなかなか相容れないブルーズではありますが、アメリカ人にとってはやはり演歌にも近いものなのでしょうか、90年というHR/HM勢には厳しい時代の中、全米トップ20にくい込むヒット作となったのも象徴的と思われます。

 

エアロスミスも真っ青の超ファンキーな「LOVE'S GOT ME DOIN' TIME」、ストーンズばりの「SICK FOR THE CURE」、初期ドゥービー・ブラザーズの様な王道アメリカン・ハードとなった「LOVE GONE BAD」等、ブルース一辺倒ではない幅広い音楽性が目立ちます。

 

多くの80年代組がグランジの波に飲まれるか乗るかで必死だった頃、こうした60年代、70年代回帰を本格的に進めたバンドはそういなかったと思います。

 

かつてのBON JOVIの「Wanted Dead Or Alive」、あるいは「NEW JERSEY」で見せたアメリカン・ルーツ・ロックへの接近とは違い、シンデレラの場合は元々の気質を素直に曝け出したとも思え、メロディのストレートさとこなれた感は風格さえ漂っています。

 

 

デビュー時にはジョン・ボン・ジョヴィによって発掘された事が話題となりましたが、見た目はモトリー・クルー、ラットを思わせ、サウンドはAC/DCやKISSのDNAを受け継いだバンドと思えましたが、こうしてみると音楽的ルーツは現在のBON JOVIに通じるものがあったと考えられるのも感慨深いと思われます。

 

結果的には本作がバンドのピークとなってしまいましたが、80年代の喧騒の中でハード・ロックの良心とも言える様なシンデレラがデビューできたのは奇蹟であったと思います。

 

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