フォト

ショップはこちらです

無料ブログはココログ
2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

PR


« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »

2019年8月の23件の記事

2019年8月31日 (土)

DEF LEPPARD X

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

デフ・レパードの通算8作目となったオリジナル・アルバムで、「SLANG」以来の問題作と言っていい1枚、「X」、入荷しました。

1_000000002327

ショップはこちら

 

コンピレーション盤、ベスト・アルバムを含めて10枚目という意味で、ローマ数字のXが冠せられていますが、謎という意味でのエックスと読み取る方にどうしても思えてしまいます。

 

思えばこのバンドはアルバム毎に進化を続けてきたわけで、王道デフ・レパード節とされるものは、サウンド・プロダクションによるものが大きく、彼等が常に追求してきたのはメロディの良さ、ロック本来の楽しさ、だったのかもしれません。

 

本作ではAEROSMITHとの仕事でも有名なマーティ・フレデリクセン、そしてブリトニー・スピアーズ等を手掛けるスウェーデンのポップ・ソング・ライター、アンドレアス・カールソン等、外部のライターを大幅導入しています。

 

この方法論はBON JOVIとも通じるものですが、奇妙な符号がこの両者に存在しています。

 

同時期のBON JOVIの新作、「Bounce」からの先行シングルは「Everyday」でしたが、この曲にアンドレアス・カールソンは共作陣として参加しています。

 

そして本作でも「Everyday」なる曲が存在し、こちらはフレデリクセンがバンドと共作しています。

 

全く違うタイプの曲ですが、不思議な偶然の一致でしょうか。

 

片や9.11以降、自らの音楽性を見つめ直していたアメリカのモンスター・バンド、そしてデフ・レパードと言えば少し脳天気とも思える程ポップに弾けています。

 

また本作で初めてリック・アレンが作曲に加わっているという点も興味深いところです。

 

「Long Long Way To Go」では、まるでボーイズグループが大ヒットさせそうなポップ・バラードで、レップス特有の翳りはスポイルされてしまっています。

 

アルバム全体に見られる突き抜けた様な大衆感は、彼等が元々持ちあわせていたポップ指向と、時代を代表するサウンド・メイカーによるトレンド化により、かなりソフトに聴こえてしまいます。

 

ここでの揺り戻しがカヴァー・アルバム、「Yeah!」、そして大ヒットを記録した最新作、「Songs from the Sparkle Lounge」に繋がったと考えれば、納得もいくのですが、本作をどうしても好きになれなかったファンも多かったのではないでしょうか。

 

ただそれでもラスト・ナンバーであり、初のバンドのメンバー全員の名が作曲でクレジットされた「Scar」に、往年の「Pyromania」、あるいは「Hysteria」の影を強く感じた人もやはり多かったと思います。

 

2019年8月30日 (金)

LOVERBOY KEEP IT UP

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは83年作、ラヴァーボーイのサード・アルバムとなった「キープ・イット・アップ」、入荷しました。

1_000000002182

ショップはこちら

 

前作からの「それ行け!ウィークエンド」の大ヒットにより、一躍80年代初頭のハード・ロックの旗手となった彼等は、本作ではよりメタリックなサウンドを強化しています。

 

故、ブルース・フェアバーンとの3度目のタッグも絶好調で、キラキラしたキーボードとハードなエッジが目立つギターの絡みは以降の80年代メタルの雛形となったと言っても過言では無いと思われます。

 

ポップ・フィールドでの大成功が彼等の正確な評価を邪魔したとも思われますが、本作の登場はハード・ポップからメロディアス・ハードへの転化、あるいはポップ・メタル、ライト・メタルの誕生の瞬間であったと言っても過言ではないと思われます。

 

事実BON JOVIは彼等をお手本にし、「SLIPPERY WHEN WET」でフェアバーンをプロデューサーに起用し大ブレイクしたわけです。

 

83年という実に微妙な時代は、ジャーニー、フォリナー等が沈静化し、チープ・トリックも停滞中、そしてHR/HMの新しい流れとしてはNIGHT RANGERがやっとデビューを果たしていた頃でした。

 

その中にあって本作の持つ意味は大きいと思われ、時代がハード・ロックやメタルをお茶の間へと浸透させていく変遷をわかりやすく提示してくれています。

 

耳心地の良いヴォーカル、キャッチーなコーラス、70年代後半からのNEW WAVEにより安定した存在感を確立したキラキラ・シンセ、そしてメタリックなギターの絡みという、最強の融合が時代にマッチしたという事なのだと思います。

 

その最先端にありながら、元々の資質であった透明感と硬質な感触、更に多彩なメロディ・センスの持ち主であったラヴァーボーイの個性が、いよいよここで最大限に生かされたとも言えると思います。

 

前作からの流れにある「Queen Of The Broken Hearts」の疾走するポップ・チューンから、「Hot Girls In Love」でのワイルドな展開、「One-Sided Love Affair」のメロディアス・ハード的哀愁感、そして彼等の初のバラード・ナンバーとなった「It's Never Easy」でのドリーミーなメロディ・センス等、捨て曲無しの充実度を誇っています。

 

 

 

2019年8月29日 (木)

KEEL THE RIGHT TO ROCK

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは85年作、キールのメジャー第1弾となったアルバムで、前作から一気に垢抜けたサウンド・プロダクションが別バンドとしての輝きをもたらした傑作、「ザ・ライト・トゥ・ロック 誇り高き挑戦」、入荷しました。

1_000000004460

ショップはこちら

 

プロデュースはご存知、KISSのジーン・シモンズ。

 

ジーンのプロデューサー業としても、本作がベストと思われ、おそらくバンドとの相性もかなり良かったのではないでしょうか。

 

MTVでヘビロテ状態となり、今でも聴く度に拳を振り上げたくなるアルバム・タイトル曲は、80年代メタルを象徴するアンセムとなり、この単純ながら熱いリフとコーラスを持つナンバーを生んだというだけでもKEELというバンドは伝説になったと思います。

 

ジーンが作曲に加わった「EASIER SAID THAN DONE」や「GET DOWN」は、まさに80年代KISSを彷彿させますが、このバンドがもっと猥雑なイメージがあるのは、やっぱりロン・キールのヴォーカルのクセの強さがあるからでしょう。

 

胴間声と言ったら正確なのかどうかわかりませんが、濁った濁声で、時に低く、時に高くシャウトするスタイルは、LAメタルという華美なファッションとはまた別の下卑たイメージを代表していた気がします。

 

ヴィンス・ニールやスティーヴン・パーシーとは違った個性ではあったと思いますが、歌いこなせる曲調がかなり限られていたのが弱みだったとも言えるかもしれません。

 

ストーンズのカヴァーはずっぱまりで、STEELER時代にはまだ少し感じられた様式美的なものには一切無縁、パーティーを盛り上げるための疾走ナンバーに徹する姿には、今聴いても頭がさがります。

 

優れたツイン・リードを擁していたせいもあり、一連のヘア・メタル・バンド群よりはストロングなバンド・サウンドであったのも個性だったと思います。

 

実際本作を聴き直すと、意外にもかなり正当派メタルとしての曲作りが成されているのに驚かされています。

 

「SPEED DEMON」に至ってはジューダス・プリーストがやっていてもおかしくなかっただろうし、「YOU'RE THE VICTIM」の速さも当時としてはなかなかだったと思います。

 

ただただロンの声が強烈過ぎるのがこのバンドの良し悪しを決定づけているわけで、好みが分かれるところなのかもしれません。

 

尚、本作はリリース25周年記念となった特別編集盤なのですが、再結成によるリテイクされたアルバム・タイトル・ナンバーがボーナス・トラックとして収録されているのですが、これがオリジナルより80年代っぽく聴こえてしまうのが興味深いところです。

 

 

 

2019年8月28日 (水)

POISON FLESH & BLOOD

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ポイズンのサード・アルバムとなった1枚で、前作に引き続き大ヒット作となった作品、「フレッシュ・アンド・ブラッド 今夜ケモノのように」、入荷しました。

1_000000001587

ショップはこちら

 

彼等の人気のピークともなったアルバムで、メンバー・チェンジやシーンの激変により、以降バンドは下降していくわけですが、彼等の実力はけっして一過性のブームで終わるだけのものじゃなかったと思います。

 

お化粧バンドと揶揄されながらも、売り上げ数字だけ見れば、彼等はBON JOVIやAEROSMITHと同列で語られるべき国民的人気バンドであったわけです。

 

LAメタル、グラム・メタル出身組としては、ここまで大きくなったバンドは、MOTLEY CRUEやRATTを除いてそうはいなかったと思います。

 

そのモトリーやチープ・トリックのプロデューサーとして名高いトム・ワーマンと決別し、本作では80年代メタルの立役者、故、ブルース・フェアバーンがプロデュースを担当しています。

 

ポイズンとの相性はかなり良かったと思えたのですが、実際にはかなり両者の間で衝突があった様で、かなり意外な感じがします。

 

エアロやボン・ジョヴィと彼等が大きく違ったのは、外部ソング・ライターの導入を一切しなかった事が挙げられます。

 

デズモンド・チャイルドを始めとするヒットメイカーとバンドの共作は、言わばフェアバーンの王道パターンでしたが、ポイズンは自分達のやり方を曲げなかったわけです。

 

その結果前作と同様、700万枚以上のセールスを記録したわけですから、メタル・ファンとしてはどうしても本作の正しい評価をしてしまいたくなるというものです。

 

基本はKISS以降のキャッチーなハード・ロックのツボを知り尽くし、チープ・トリック意向のハード・ポップ・センスを吸収しているという、実にわかりやすい血統ではありますが、パワー・バラードのメロディ・メイカーとしての資質は恐ろしい程優秀だったと思います。

 

「Life Goes On」や「Something To Believe In」といった、タイプの違うバラードを、バンドのみで作ってしまう才能を、一体誰がヴィジュアルだけのお化粧バンドと言えるのでしょうか。

 

2019年8月27日 (火)

WARRANT CHERRY PIE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ウォレントのセカンド・アルバム、「いけないチェリー・パイ」、入荷しました。

1_000000005348

ショップはこちら

 

前作同様大ヒットを記録した事で、彼等が80’sマインドの砦を守る最後のバンドというイメージをますます強くしたのでした。

 

グランジ、オルタナ旋風が吹き荒れようとしていた時代、ご多分に漏れずウォレントも過去の産物として葬られていくわけですが、90年当時にパーティー・ロック、パワー・バラード、ポップ・メタルを堂々と鳴らしてくれていたのは彼等だけだったかもしれません。

 

結果的に彼等の人気もここピークで、以降時代に迎合するべくグランジ化していくわけですが、改めて聴いても単純に体が反応してしまう気持ち良いハード・ロック作なのは間違い無いと思います。

 

残念ながらすでに故人となってしまったジェイニー・レインの表現力の見事さ、確信的にお下劣さを強調する一方、シリアスなバラードでは泣かせてくれる幅広いメロディ・センスは、過小評価がされすぎている気もします。

 

ヘア・メタルの申し子的な登場のせいもあったかもしれませんが、サウンド・メイカーとしては実に優等生的な才能が光っていたと思います。

 

本作から4曲がシングル・カットされていますが、それら以外にも実に良曲が多く、小粒ながら全曲がシングルになっていてもおかしくない程の完成度です。

 

2019年8月26日 (月)

DOKKEN BACK FOR THE ATTACK

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

1_000000005884

ドッケンの全盛期最後を飾った通産4作目であり、彼等の最高売上を記録した1枚、「バック・フォー・ジ・アタック」、入荷しました。

 

ショップはこちら

 

アグレッシヴなメタル・ソングと、メロディアスな魅力が同居した快作で、ファンとして一体何故解散を余儀なくされたのか理解に苦しむ部分も多かったと思われます。

 

それ程バンド内の状態が良くなかったのでしょうが、出てくる音の魅力はキラキラ輝いているというのは短いロック史の中でもそんなに珍しい事ではないのは確かにあったと思います。

 

特に彼等は80年代メタルの燃え上がる様な一過性のブームの中で先頭を走り続け、ジョージ・リンチというギター・ヒーローを抱えながら常に良曲、名パフォーマンスを強いられていたというプレッシャーもあったと思います。

 

メタルには、そもそも内包している自由な精神、破壊的衝動とは別に、優れたテクニックとメロディによって得られるカタルシス、という機能的作用も個人的にはあると考えます。

 

その作用が相互的に機能せずに、受け手側が更に要求する一方で、バンドは崩壊していくしかなかった、という事実は実に興味深いところです。

 

もちろん当時はメタルは大きなビジネスであったのも事実で、大人の事情もあったのでしょう。

 

ただやっぱりメタル・ファンとしては、これ程ウキウキするアルバムを作りながら、終焉を迎える事が理解し難いわけです。

 

そういった世俗的な場所とは程遠い地平で今もガンガン鳴っている上質メタル・アルバム、という形容をどうしてもしたくなる1枚です。

 

2019年8月25日 (日)

JUDAS PRIEST DEFENDERS OF THE FAITH

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは84年作、ジューダス・プリーストの中期を代表する通産9作目となった「ディフェンダーズ・オブ・ザ・フェイス 背徳の掟」、入荷しました。

5_000000005989

ショップはこちら

 

前作の「復讐の叫び」に続き、80年代メタルの頂点をいよいよ極めた1枚で、彼等の最も大仰でドラマチックな面が強調されたアルバムだと思います。

 

アメリカで盛り上がるメタル熱を、更にヒートアップさせるオオトリを飾るに相応しい内容で、彼等のジャケット・ワークを含めたヴィジュアル・イメージ、鋼鉄魂を明確にした歌詞世界、そしてキャッチーかつ覚えやすいアンセム型メロディ、全てが当時のメタルを明確にしています。

 

MTVを中心に、当時は過激であったと思われる彼等の姿が地球規模のお茶の間に浸透していったのも、今にして思えば感慨深いものがあります。

 

「フリーホイール・バーニング」、「ラヴ・バイツ(誘惑の牙)」等のヒット・シングルも含み、キャッチーな側面も忘れ難い1枚です。

 

 

2019年8月24日 (土)

TNT/INTUITION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは89年作、TNTの大ブレイク作となった4作目、「インテュイション~直感」、入荷しました。

1_000000005475

ショップはこちら

 

時代はガンズの登場により、ハード・ロック、メタル・シーンが大きく動こうとしていた中、本作が80年代の残り香をプンプンと撒き散らしたのでした。

 

EUROPEの「ファイナル・カウントダウン」の洗礼を受けた多くのファンにとっても、「北欧メタル」という言葉に新たな価値観をTNTが見出したと言っても過言ではない気がします。

 

すでにキラキラ感とメタルとしての質感を巧く組み合わせ、哀愁メロディからハード・ポップ的な高揚感が個性となっていた彼等は、いよいよ本作でその類まれなるメロディ・センスのピークを迎えた感があります。

 

美しすぎる小曲となったイントロ、「A NATION FREE」で幕を開け、クイーンの如きドラマ性を見せたかと思えば「CAUGHT BETWEEN THE TIGERS」でのヘヴィかつフックのあるミドル・ナンバーで一気に加速、そして泣く子も黙る「TONIGHT I'M FALLING」ではメロディアス・ハードの未来を提示。

 

この冒頭3曲の流れだけでも震えが走るのですが、バラードメイカーとしての真骨頂が発揮された「END OF THE LINE」、そして80'sメタルの甘みの結晶と言える「INTUITION」へと続くわけです。

 

このアルバム前半だけでも、言ってみれば失禁状態、今聴いてもその興奮度は色褪せていません。

 

あくまでもメタリックかつフラッシーに駆け巡るギターと、アメリカ人ヴォーカリスト、トニー・ハーネルのハイトーン・ヴォイスが、分厚いのに透明感に溢れているという絶妙のコーラス・ワークと共に、多くのHR/HMファンを虜にしたのは必然だったと思われます。

 

アルバム後半も当然ながら捨て曲無し、完璧な構成となっています。

 

まるでモンティ・パイソンの様な遊び心を持った「ORDINARY LOVER」を挟みながら、彼等の美麗な攻撃は緩む事がありません。

 

美しさとウキウキするようなポップさ加減を求める人は、すべからく聴くべし、という他ありません。

 

 

 

2019年8月23日 (金)

VOW WOW HARD ROCK NIGHT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは86年リリース、VOW WOW名義では唯一のオフィシャル・ライヴ盤となった1枚で、彼等の全盛期の実力を余すところなく伝えてくれる「ハード・ロック・ナイト」、入荷しました。

5_000000006194

ショップはこちら

 

「BEAT OF METAL MOTION」、「CYCRON」に続くアルバム、「Ⅲ」リリースに伴うツアーから、最終日となった中野サンプラザでの2日間の公演から収録がされています。

 

会場の元々のキャパシティが誇る音の広がりの良さに加え、厚見玲衣の華麗なキーボード、そしてライヴ・パフォーマーとしても抜群の安定感を誇る人見元基のヴォーカルが冴え渡り、バンド・サウンドの完成度にはまず驚かされます。

 

日本を代表するギタリスト、山本恭司が得るべくして得たトップ・レベルのミュージシャン集団としてのライヴ、という見方と同時に、当時の彼等が追求していた音楽性の高さに改めて感動してしまいます。

 

ジャパメタ創成期において第1人者とも言える存在でありながら、ヘヴィ・メタルではなく、ハード・ロック・ナイトとしたのは、完璧な英語力と洗練されたアレンジ、そして高性能メロディアス・ハードとしてのメロディにこだわっていたからだと思います。

 

これがLOUDNESSだったら「HEAVY METAL NIGHT」になっていたはずで、EARTHSHAKERだったらやはり「HARD ROCK NIGHT」になっていたのでしょうか。

 

ただやはりVOW WOWの最大の個性は、ギタリストのカリスマ性だけでなく、圧倒的な存在感を放っていたヴォーカリストがいた事でしょう。

 

かつてはスティーヴン・タイラーもカヴァーした名スタンダート・ナンバー、「CRY ME A RIVER」をアカペラで歌い切ってしまう人見元基の凄さは言葉ではなかなか伝えきれません。

 

おそらく会場にいた人々は、鳥肌ものの感動を覚えた事でしょう。

 

途中挟まれるキーボード・ソロもプログレッシヴな世界観を感じさせながら、確実ドラマティックに会場を盛り上げています。

 

彼等はツアー終了後、いよいよ渡英をし、世界への挑戦をしていく事になるわけですが、それも納得のいく話で、実力、メロディ共にすでにそのレベルに達していた事を実感しながらライヴを続けていたのではないでしょうか。

 

ここ日本にこれだけ燃え上がる様なメロディアス・ハード・サウンドを鳴らしていたバンドがいたという事を、今一度思い出すべきだと心の底から思える1枚です。

 

 

2019年8月22日 (木)

RIVERDOGS RIVERDOGS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

WHITESNAKEを離脱したヴィヴィアン・キャンベルが、その動向を注目される中、アメリカの無名のバンドであるリヴァードッグスに急遽加入、話題を集めた1枚、「荒野の叫び声」、入荷しました。

1_000000006187

ショップはこちら

 

ヴィヴィアンは本作のみで脱退し、翌年にはフォリナーを一時的に脱退していたルー・グラムとシャドウキングを結成し、再び脚光を浴びますが、このリヴァードッグスはその後も細々を活動を続けていた様です。

 

アメリカン・ハード、しかも70年代の香りたっぷりのこのバンドに、デフ・レパード在籍時のヴィヴィアンは相当を愛着を持っていた様で、2003年に再び合流、2011年にはバンドの3枚目のスタジオ・アルバムとなる「World Gone Mad」を発表しています。

 

ブルージーな声が魅力のヴォーカリスト、ロブ・ラモースの表現力と、バラエティに富んだメロディが多くのハード・ロック・ファンを弾きつけると思われる本作、ヴィヴィアンは4曲のみソング・ライティングに参加していますが、DIO時代のメロディ・メイカーぶりが発揮された名曲を残しています。

 

特に「Water From The Moon」や「America」等は、アレンジこそ変えればメロディアス・ハードとしても成立する完成度だと思います。

 

ヴィヴィアンのプレイは持ち前の速弾きよりも味わい深さを強調したものとなっていて、シンプルながらパワフルなバンド・サウンドを生むのに貢献しています。

 

派手さな無いものの、時々引っ張り出して聴きたくなる懐かしさ、カッコ良さが溢れた1枚です

 

またヴィヴィアン加入によりギターからベースに転向したオリジナル・メンバー、ニック・プロフィは、その後エンジニアとして活躍し、ストーンズやアヴリル・ラヴィーンの作品に関わっている様です。

 

2019年8月21日 (水)

LIVING COLOUR TIME'S UP

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

88年作の「Vivid」での衝撃的なデビューから2年、リヴィング・カラーのセカンド・アルバム、「タイムズ・アップ」、入荷しました。

1_009004000057

ショップはこちら

 

グラミーのベスト・ハード・ロック・パフォーマンス部門での受賞、ローリング・ストーンズのオープニング・アクトとしての抜擢等、一躍時のバンドとして脚光を浴びます。

 

アンスラックスとのツアーも敢行し、メタル・ファンからも認知され、黒いツェッペリンという呼び名も最早不要な程、彼等をキワモノ扱いする傾向も少なくなったと思います。

 

本作でも本格的メタル・ソングを含むハード・ロックぶりが嬉しい内容となっています。

 

「エルヴィスは死んだ」と言い切る彼等の言葉に対する自覚もはっきりとしてきます。

 

クイーン・ラティファ、ミック・ジャガー、リトル・リチャード、そして久保田利伸のゲストも迎えながら、バラエティに富んだ作風が器用さを目立たせていますが、やはりタイトなバンド・サウンドのダイナミズムさが心地良い1枚です。

 

 

2019年8月20日 (火)

RAGE AGAINST THE MACHINE THE BATTLE OF LOS ANGELS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

99年作、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのサード・アルバムにして、オリジナル作としては最後の作品となった「ザ・バトル・オブ・ロサンゼルス」、入荷しました。

1_000000006195

ショップはこちら

 

前作の「Evil Empire」で全米制覇を果たしてから3年ぶりとなり、その間も悪名高きウッドストック 1999で星条旗を燃やすという過激なパフォーマンスで、ロック・シーンのみならず問題が山積みのままとなっていたアメリカへのアジテーターとして確固たる地位を築き上げていました。

 

本作のタイトルでも92年に起こったロス暴動を引き合いに出し、事件を風化させない事で彼等の政治的スタンスをはっきりとさせています。

 

サウンドやよりファンク、ヒップホップ寄りにはなっていますが、怒りだけでなく、弱者や受難者を鼓舞するアンセムとも響き、そのポジティブなパワーと恐れを知らない発言力は、明らかにロックの初期衝動を取り戻していると思われます。

 

9.11以前のロックとしては最も過激な表現方法ではありましたが、80年代メタルへの反発、グランジ世代の次なる戦略として聴き手を挑発しているとも思われ、グラマラスなメタル隆盛期に取り残されたままのファンにとっては耳の痛い1枚にもなったのではないでしょうか。

 

本国アメリカでの受け入れられ方とは熱量の差があったのは仕方ない事ですが、ここ日本ではrockin' onを中心にコアなロック・ファンを巻き込んでいったのは、期せずして90年代ヘヴィ・ロック・シーンを盛り上げた結果となったと思います。

 

 

 

2019年8月17日 (土)

TWISTED SISTER COME OUT AND PLAY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは85年作、トゥイステッド・シスターの通産4作目となった「カム・アウト・アンド・プレイ」、入荷しました。

1_000000006192

ショップはこちら

 

前年の「ステイ・ハングリー」の大ヒット、MTVを中心にしたお茶の間への浸透、そして今では笑い飛ばせる事もできないPMRCとの一連の争いの中に巻き込まれる等、激動の1年の中で制作されています。

 

スコーピオンズを手掛けてきたディーター・ダークスとの合体、シャングリラズの「リーダー・オブ・ザ・パック」のカヴァーや、ビリー・ジョエル、アリス・クーパー、ブライアン・セッツァー等のゲスト参加等、ヒット・アルバムの要素を多く詰め込みながら、手堅い作りがされています。

 

LAメタルの最も毒々しい側面がわかりやすく提示され、ウキウキ度の高い1枚です。

 

 

 

2019年8月16日 (金)

SAMMY HAGAR VOA

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは84年作、サミー・ヘイガーが、ヴァン・ヘイレン加入直前にリリースしたソロ名義のアルバム、「VOA ヴォイス・オブ・アメリカ」、入荷しました。

0000000049552

ショップはこちら

 

以降ヴァン・ヘイガーとしての認知を高めていくわけですが、この人はハード・ロック・シーン不在の80年代前半も、本作の様な明快なドライヴ感でもって一人気を吐いていたわけです。

 

ヴォイス・オブ・アメリカ、というのはけっして大袈裟な表現ではなく、ポップかつワイルドなセンス、そして逞しくしなやかな声は多くの名盤を生んできました。

 

ソロ活動の集大成とも言える本作は、今聴いても胸がワクワクする輝きを持っています。

 

いかにもアメリカ人が好みそうな豪快なハード・ドライヴィング・ソング、「アイ・キャント・ドライヴ・55」を始め、持ち前のハード・ポップ・センスも交えながら、一気に聴かせてくれる1枚です。

 

 

2019年8月15日 (木)

KANSAS SONG FOR AMERICA

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは75年作、カンサスのセカンド・アルバムとなった「ソング・フォー・アメリカ」、入荷しました。

1_009006000036

ショップはこちら

 

プロデュースにジェフ・グリックスマンを迎え、以降の黄金期を両タッグで築いていく事になります。

 

ジャケットのイメージも大きく変わり、いかにも70年代のプログレ・ハード的な雰囲気が漂っていますが、サウンドの方もハード・ロック、メタル色が強調されています。

 

彼等にしては珍しいブルージーな味わいのハード・ロック・ナンバーもありますが、泥臭くはならずに大陸的なダイナミズムに溢れているのが、アメリカン・ハードらしい所です。

 

 

2019年8月14日 (水)

TYGERS OF PAN TANG SPELLBOUND

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは81年作、ジョン・サイクスが加入していた事でも有名なタイガース・オブ・パンタンのセカンド・アルバム、「スペルバウンド」、入荷しました。

1_000000005449

ショップはこちら

 

NWOBHMの大きな波に乗った勢いが感じられる力作で、同年にリリースしたサード・アルバム「クレイジー・ナイト」と共に80年代初頭の英国メタルを象徴する名盤となっています。

 

スピーディーでキャッチーなリフ、個性的なヴォーカルと歌メロは、アイアン・メイデンよりもしなやかで、デフ・レパードよりも男臭い魅力を放っていました。

 

メロディの幅も広がり、当時の最先端メタルといったところだと思います。

 

 

2019年8月13日 (火)

GIRLSCHOOL TAKE A BITE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは88年作、ガールスクールの通算7作目となった「テイク・ア・バイト」、入荷しました。

1_000000004688

ショップはこちら

 

現存する女性ロック・バンドとしては世界最長寿として知られていますが、本作リリース時の彼女達の立場はキャリアの中でも最も厳しい状況でもあったと思われます。

 

看板ヴォーカリストであったケリー・ジョンソンの脱退後、華やかさをサウンドに求めるという試行錯誤をしますが、キラキラしたヴィジュアルを持つポップ・メタルの隆盛期の中では、女性という武器もなかなか上手く機能しなかった様です。

 

元々ガールズ・バンドというよりは、パンキッシュかつメタリックという強力な個性を魅力としていただけに、前作にあたる86年のアルバム、「Nightmare at Maple Cross」では初期のアルバムを手掛けた伝説的プロデューサー、ヴィック・メイルとのタッグを復活させています。

 

原点回帰が歓迎された事もあり、本作もその名タッグで制作される予定だったそうですが、MOTORHEADやDR. FEELGOOD等、数々の名盤に関わったヴィック・メイルは病に侵され89年に他界しています。

 

急遽迎えられたプロデューサーは、なんとあのモンティ・パイソンとの仕事で活躍していたAndré Jacqueminなる人物。

 

おそらくそうした事も理由だったのでしょうがバンド自身が求めるものとは大きく路線が異なるものとなり、グラム・メタル色が再度強化され、遅れてきたLAメタルとでも言うべきサウンドが目立ちます。

 

多くのバンドにカヴァーされてきたSWEETの「FOX ON THE RUN」を取り上げている事からも、80年代メタルの方程式がそのまま流用されている様な気もしますが、けっして軽めのポップ・メタルになっているわけではありません。
(ちなみにオープニング・ナンバーの「ACTION」はSWEETのカヴァーではなく、オリジナル曲です)

 

かつてのバイカーズ・メタル的な疾走感、ストイックなリフの積み重ねは保持され、キム・マコーリフのヴォーカルも貫禄を感じさせるものとなっています。

 

兄貴分のレミーが作曲に加わった「HEAD OVER HEELS」ではいかにも80年代的など派手なアレンジも手伝い、どことなくZZ TOPにも思えます。

 

こうしたむりくりとも思えるアメリカン・マーケットを意識したサウンド・プロダクションは、当然の事ながら売れなければ全く意味を成さないわけです。

 

結果的にはレーベルから見放され、バンドは一時期解散するわけですが、本作のあまりにもチープなジャケットの印象や中途半端なキラキラ感は、彼女達の本来の魅力であるパンキッシュなスタイル待望論を強めるだけになった気がします。

 

各曲の完成度はけっして悪くありません。

 

強力なフックこそ見当たりませんが、ヘヴィ過ぎずポップ過ぎず、まるでAC/DC作品で得られる様な染み込みの良さが見られます。

 

ただやはりジャケットを見る度にやるせない思いにさせられるのですが、それこそが80年代終末という事であり、音にもそうした空気が漂っているのは否めません。

 

 

 

2019年8月12日 (月)

GRAND PRIX SAMURAI

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは83年作、N.W.O.B.H.M.シーンからデビューし、早くからメロディアス・ハードの幻の名バンド的存在となったグランプリのサード・アルバムにして最終作、「サムライ」、入荷しました。

1_000000001438

ショップはこちら

 

MSG名義としてマッコーリー・シェンカー・グループで名を上げ、最近まではサバイバーにも在籍していた名ヴォーカリスト、ロビン・マッコーリーがいた事で有名なバンドですが、日本人にとって特に本作は、タイトル、ジャケット、そしてきらびやかなサウンドが印象的な1枚として愛されてきたと思います。

 

イギリスの80年代初期には、時に耳を疑うような流麗なメロディ、キラキラしたアレンジを纏ったバンドが出現していましたが、彼等もそんな奇跡的な存在であったと思います。

 

ロビンの独特のハスキー・ヴォイスと哀愁メロディが、適度なメタリックなエッジを残しながら、アメリカのプログレ・ハード勢へ狼煙を上げるが如く、果敢にメロディアス・ハードに挑んでいます。

 

かなり高性能サウンドに仕上がっているのは、キーボーディストであるフィル・ランゾンの貢献が大きく、ポップかつドリーミーなセンスが他のバンドとは一線を画した上品さを保っているのだと思います。

 

彼はロビンの前任となるバンドの初代ヴォーカリスト、バーニー・ショウと共に、後にユーライア・ヒープに参加し、その才能を発揮しています。

 

翳りを伴う湿ったメロディ、アレンジが好きな方にはたまらない1枚だと思います。

 

本作で特徴的なのは、陽性の高揚感が突き抜ける寸前のギリギリのところで踏ん張る、あの独特の英国風味としか言いようのないサウンド、それが極上の美しいメロディで支えられているところです。

 

古臭いと切り捨てるには、あまりにももったいない1枚です。

 

 

 

2019年8月11日 (日)

KISS REVENGE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

キッスの前作、「ホット・イン・ザ・シェイド」から3年ぶりとなった通産16作目のアルバム、「リヴェンジ」、入荷しました。

1_000000004716

ショップはこちら

 

(KISSのキャリアとして、78年作の4人のソロ名義作は毎度の事ながら数に入れていません。)

 

ご存知の様に10年に渡り二代目ドラマーとしてKISSを支えてきたエリック・カーが、91年に41歳という若さで他界した事がアナウンスされてからのリリースとなりました。

 

本作収録のアージェントのカヴァー、「God Gave To Rock 'N' Roll To You Ⅱ」は映画「ビルとテッドの地獄旅行」のサントラ用にレコーディングされたものですが、この曲のためにボブ・エズリンと「地獄の軍団」以来15年ぶりにタッグを組み、病に倒れたエリックはコーラスのみ参加、新たに3代目ドラマーとして現在も在籍するエリック・シンガーが迎えられています。

 

最終曲となる「エリック・カーに捧ぐ~カー・ジャム 1981」はエズリンの元に眠っていたドラム・ソロに、ブルース・キューリックが新たにギターをかぶせたものとなっています。

 

アルバム・タイトルを含め、ヘヴィかつメタリックなサウンドは、エリック・カー追悼するものとなり、バンドにとっても大きな節目にもなった作品となった結果、全米、全英共にアルバム・チャートのトップ10入りを果たすという、かなり久々の大ヒットとなりました。

 

KISSの原点を煮詰めたとしたボブ・エズリンの手腕は、「ダークでヘヴィ、そしてナスティ」と言う通り、80年代KISSのキラキラした部分を一気に黒光りさせたと思います。

 

ヒゲ面のジーンや、全員レザー・ファッションというイメチェンも本作のコンセプトを象徴していて、かなりクールでワイルドなKISS像が完成されていますが、彼等の骨格であるキャッチーさは損なわれていません。

 

ヴィニー・ヴィンセントとのコラボも復活し、彼のソング・ライターとしてのセンスを再びKISSが取り上げる事により、「CREATURES OF THE NIGHT」や「LICK IT UP」時代の質感が蘇っているのも見逃せません。

 

また前作に引き続き、現ギタリストのトミー・セイヤーの名前もクレジットされていて、今回はバック・コーラスのみで参加しています。

 

メタルなKISSの復活に嬉しいかぎりでしたが、エリック・カーの急逝により哀しさを湛えたアルバムともなったのも事実だったと思います。

 

 

 

2019年8月10日 (土)

VANDENBERG VANDENBERG

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ヴァンデンバーグの82年作、「ネザーランドの神話」、入荷しました。

5_000000004506

ショップはこちら

 

ご存知デヴィッド・カヴァーデイルの右腕として知られる事となるエイドリアン・ヴァンデンバーグが率いたヴァンデンバーグのデビュー作です。

 

当時オランダからのバンドという事で話題になりましたが、NWOBHMシーンの煽りもあり欧州メタルの新星として日本でもかなり注目されました。

 

情感溢れるエイドリアンの確かなプレイと、王道ハード・ロック・スタイルを守りながら、メロディ
の輝きも半端でありませんでした。

 

特にパワー・バラードという言葉がまだ定着していなかった時代にシングル・カットされた名曲、「バーニング・ハート」の美しさは彼等のイメージを決定付けたと思います。

 

ブリティッシュの哀愁感と、新世代のドラマチックな構成は、マイケル・シェンカーをも凌駕するビューティフル・ロックの予感を持たせたのではないでしょうか。

 

奇しくもUFOとタイトルが似ている「Out In TheStreets」というナンバーもありますが、スピード感もありながら陰と陽、明と暗のコントラストを巧みに使い分けるソング・ライティングのセンスは、ブリティッシュ・ハードからの影響、そして欧州特有の翳りをわかりやすく提示してくれています。

 

 

2019年8月 9日 (金)

MAXUS MAXUS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ボズ・スキャッグス、TOTO以降のAORシーンで注目されたマクサスの唯一のアルバムが日本で世界初CD化された1枚、「デビュー!!」、入荷しました。

4_000000006089

ショップはこちら

 

TOTO同様スタジオ・ミュージシャンによる技巧派集団で、その音楽性はフュージョンとされてはきましたが、プログレ・ハードとも形容可能な魅力を持っています。

 

最も有名なメンバーと言えるマイケル・ランドウはスティーヴ・ルカサーと活動していたギタリストで、日本でも浜田麻里、氷室京介、矢沢永吉と仕事をしてきた人です。

 

彼の滑らかで適度にハードなギターもこのアルバムの個性ではあるのですが、むしろ中心人物はヴォーカル、ソング・ライティングを務めているジェイ・グラスカとなっています。

 

元々このプロジェクトは、このジェイとブルース・ゴウディが中心となっていた様です。

 

HR/HMファンでブルース・ゴウディの名を聞くと、ときめく人も少なくないと思われます。

 

STONE FURY、WORLD TRADE、UNRULY CHILDで活躍してきたブルースは、最近では矢沢永吉のバックとして来日していた事でも知られています。

 

ブルース離脱後に参加したのがマイケル・ランドウとなったわけで、当時は第2のTOTOとして注目されたのでした。

 

またキーボードにその後コンポーザーとして有名になるロビー・ブキャナン、ベースにはマーク・レナード、ドラムはドーン・ペリーという構成になっています。

 

デヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンのAIRPLAYを彷彿させながら、巧みで一筋縄ではいかないメロディ・センス、複雑な曲構成がこのバンドのセンスの高さを象徴しています。

 

特にハードな展開と爽やかなメロディが絡むオープニング、「THE HIGHER YOU RISE」はTOTO初期に通じるプログレ・ハード色を感じさせます。

 

またいかにもAORと言うべきバラード、「KEEP A LIGHT ON」では間違いの無い美メロを聴かせてくれます。

 

 

2019年8月 8日 (木)

TRILLION TRILLION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは78年作、トリリオンの「氷牙」、入荷しました。

1_000000002303

ショップはこちら

 

TOTOの「ISOLATION」に参加したヴォーカリストで、先頃惜しくも他界したデニス・フレデリクセン(ファーギー・フレデリクセン)が在籍していた事で有名なトリリオンのデビュー・アルバムです。

 

セッション・プレイヤー集団としてシカゴで結成された5人組で、爽やかなヴォーカルとキーボードを中心とした華やかなバンド・サウンドを個性とした、まさにアメリカン・プログレ・ハード黎明期を代表するキラキラしたものとなっています。

 

TOTO加入以前は、KANSASやSURVIVORのヴォーカリストとしても白羽の矢が立っていたというフレデリクセンの声は、STYXのデニス・デ・ヤングにも通じる綺麗なハイトーン・ヴォイスで、大きな成功を得る事はできなかったものの、本作でも印象的なメロディを美声で聴かせてくれています。

 

BOSTON、JOURNEY等と堂々と渡り合えるメロディ・センスはもっと再評価されるべきで、特にバラード・タイプのナンバーではこのバンド特有のプログレッシヴな香りも湛えています。

 

今でこそチープなサウンド・プロダクションこそ気になりますが、70年代後半にこれ程スペイシーな音を聴かせてくれるバンドはそうはいなかったと思います。

 

フレデリクセンは本作のみの参加となり、トリリオンはヴォーカリストを変えてよりAOR化したセカンド・アルバム、「CLEAR APPROACH」を80年にリリースしていますが、ハードな魅力を楽しむなら本作の方がオススメです。

 

2019年8月 7日 (水)

TOTO TOTO

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは78年作、TOTOの記念すべきデビュー・アルバムとなった「宇宙の騎士」、入荷しました。

4_000000005429

ショップはこちら

 

当時ボズ・スキャッグスを頂点とするAORシーンが時代の空気にうまくマッチしていた時代、スタジオ・ミュージシャン集団による本作は新鮮な驚きをもって迎えられました。

 

同時代のBOSTONに通じる突き抜けたキャッチーさと、空間的な広がりを見せるバンド・サウンドは、AORからハード・ロックへと時代が変わっていく瞬間を見せてくれていたと思います。

 

剣や宇宙を象徴としたヴィジュアル・コンセプトや、幅広い音楽性がアメリカン・プログレ・ハードの可能性を更に拡大した事も注目すべき点でした。

 

ジャーニーやフォリナー、そしてカンサスやスティクスと比べると、徹底したアレンジのこだわりと、柔軟なメロディ作りが目立ち、本作を今だ彼等の最高傑作と信じる人も多いのではないでしょうか。

 

後の80年代ロックが透けて見えるのもさすがです。

 

« 2019年7月 | トップページ | 2019年9月 »