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2019年6月の30件の記事

2019年6月30日 (日)

KISS ASYLUM

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは85年作、キッスの80年代メタル路線、特にキャッチーなリフを主体にした明快なメロディ作りが目立つアルバム、「アサイラム」、入荷しました。

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素顔を晒し、「LICK IT UP」、「ANIMALIZE」と続いた彼等の新時代は、同時代に星の数程出現したキッス・チルドレンとでも言うべきポップ・メタル勢と比べても全く古臭さを感じ扠せませんでしたが、本作もまたその延長線上、というよりは時代の先端を行く勢いが感じられます。

 

まず前作のみの参加となったマーク・セント・ジョンが脱退、そしていよいよ本作からブルース・キューリックが初参戦しています。

 

以降のキッス・サウンドを支え続けた独特のアーミングを多用したフラッシーなギターは、エース時代のKISSのイメージを一新する魅力を生み出しています。

 

また前作から共作として関わっているデズモンド・チャイルドが、ここでも4曲で名前がクレジットされています。

 

翌年リリースされるBON JOVIの「SLIPPERY WHEN WET ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」の爆発的セールスによりデズモンド・チャイルドが大躍進する事を考えると、改めてKISSの戦略がいかに優れていたかがわかろうというものです。

 

スマッシュ・ヒットとなったポール単独作のキラー・チューン、「Tears Are Falling」や、ライヴでの定番となる「Uh! All Night」、メロディアスなミドル・ハード、「WHO WANTS TO BE LONELY」等、キャッチーなKISSは踏襲されていますが、特筆すべきはブルースのソング・ライティングでの貢献でしょう。

 

ポップな印象を残す中、しっかりとメタリックなエッジを演出しているのが目立ち、ジーンとの共作である「Trial By Fire」、本作中最もスピーディーな「I'M ALIVE」はブルースのギター、センスがなければ生まれなかった曲だと思われます。

 

多くの70年代組が四苦八苦する中、KISSはすでに80年代メタルの在り方を提示している様にも思われ、その底力と貫禄を感じさせる1枚ではないでしょうか。

 

 

 

2019年6月29日 (土)

ICON RIGHT BETWEEN THE EYES

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

アイコンの89年作、「ライト・ビトゥイーン・ジ・アイズ 眉間の弾丸」、入荷しました。

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80'sメタルの隠れ名バンドの筆頭格、アイコンの89年作のサード・アルバムとなった1枚で、一体何故彼等が大きな成功に恵まれなかったのか、本当に不思議なる程の完成度を誇っています。

 

グラム・メタル・バンドとしてのルックス、メロディアス・ハードやハード・ポップ、80年代メタルとして軽く平均点をクリアしてしまうメロディ・メイカーぶりは、DANGER DANGERやTNT等と同等に評価されていい筈なのですが。

 

本作ではヴォーカリストが変わったため、前2作と比べるとかなりイメージも違って聴こえるのですが、曲の良さとドラマティックなバンド・サウンドは更に進化している感があります。

 

本作のジャケットも悪くなく、キーボードやSEを多用したスケールの大きさも申し分なく、もちろんヴィジュアル的にも華のあったバンドなのですが、当時はそれ程話題にならなかったのが悔しいくらいです。

 

日本が誇るスーパー・ヴォーカリスト、元VOW WOWの人見元基を思わせるソウルフルな声が、バンドの新たな個性として花開くはずだったろうに、残念ながら本作を最後にバンドは自然消滅してしまった様です。

 

いかにキラキラした80'sであろうと、すぐれたバンドが埋もれてしまう事は多々あったと思います。

 

このバンドがこれからどこまで伝説的に語られていくかはわかりませんが、ポップ・メタル名盤を100枚挙げろと言われたら、迷わず彼等のオリジナル・アルバムを全て選んでしまいそうな気がします。

 

捨て曲無し、パーティー・ロックからキャッチーなライト・メタル、パワー・バラードまで、呆れる程ソング・ライティングは巧かった人達ではないでしょうか。

 

 

2019年6月28日 (金)

WHITE SPIRIT WHITE SPIRIT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

現アイアン・メイデンのギタリスト、ヤニック・ガーズが在籍していた事で知られるホワイト・スピリットの80年作の唯一のアルバム、「ホワイト・スピリット」、入荷しました。

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当時のNWOBHMシーンが活性化していく中、注目のバンドとして期待されていましたが、結局このバンドの運命はヤニックの動向により大きく変わってしまいました。

 

プロデュースはギランのベーシスト、ジョン・マッコイで、ヤニックの音楽的ルーツも加わり、パープル・ファミリーとも言えるサウンドが興味深いところです。

 

時折レインボーをも思わせるフレーズもありますが、独特のスピード感は80年代以降のメタルを思わせる新世代感覚がありました。

 

ヤニックは本作発表後、バーニー・トーメの後任としてギランへ参加、ホワイト・スピリットはTANKに加入するミック・タッカー、そしてバッド・カンパニーのブライアン・ハウを新たに加え活動していた様ですが、そのまま自然消滅してしまった様です。

 

パープルの流れを汲む王道ハード・ロック路線と、様式美とスピード感を加えた個性がなかなかユニークな1枚だっただけに、彼等が幻の名バンドと言われたのも頷けます。

 

ヴォーカルの弱さが、少し気になるところでしょうか。

 

ただリフの爽快感と、歌メロのカッコ良さは、当時としてはかなり優れていたと思います。

 

 

2019年6月27日 (木)

COZY POWELL OVER THE TOP

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは79年リリース作、コージーの初ソロ名義となったアルバム、「オーヴァー・ザ・トップ」、入荷しました。

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当時レインボーはロニー・ジェイムズ・ディオ脱退という一大事の中で不安定な状態でしたが、コージーは充実したキャリアと幅広い人脈により圧倒的存在感を本作によって見せつけてくれました。

 

参加しているメンバーがまず素晴らしく、ゲイリー・ムーア、ドン・エイリー、ジャック・ブルースを始め、当時WHITESNAKEに在籍していたバーニー・マースデン、ジェフ・ベック・グループの同僚、マックス・ミドルトン、元HUMBLE PIEのギタリストで、コージーとはSTRANGE BREWというバンドで一時的に活動していたクレム・クレムソンと錚々たる顔ぶれとなっています。

 

一流プレイヤーの個性が程よく生かされながら、全編インスト、けっしてハード・ロック作とは言えないナンバーもあるのですが、ドラマーのソロ・プロジェクトとして理想的なバランス、良質のメロディが揃った傑作です。

 

ジョージ・マーティンの曲をリアレンジ、カヴァーした形となった「THEME 1 (コズミック・ハイウェイ)」、チャイコフスキーを導入し、通称「1812」とも呼ばれ、以降のコージーの代名詞的にもなったアルバム・タイトル曲等、パワフルなプレイだけでなく構成の美しさも実に見事なものとなっています。

 

また本来はジェフ・ベックのために用意された「THE LONER」は、後にゲイリー・ムーアがカヴァーする事になく泣き節炸裂のメロウなナンバーで、本作のハイライトとも言える名曲だと思われます。

 

どうもコージーはレインボー脱退を考えていた時期に制作された様ですが、日本での人気の高さから日本ポリドールの強力なプッシュにより、本作が誕生したという経緯がある様です。

 

結果的には「DOWN TO EARTH」に参加しRAINBOWを離れていくわけですが、渡り鳥としての輝かしいキャリアへ踏み出す更なる自信をここで手に入れたのではないでしょうか。

 

ジャズ、クラシック等の要素をふんだんに盛り込んだ音楽性と、自由な発想の元で堂々とバンドを牽引していくコージーのスタイルが、HR/HM界No.1 ドラマーとしての称号をより確かなものへとした1枚だと思います。

 

2019年6月26日 (水)

RAINBOW DIFFICULT TO CURE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは81年作、レインボーの第6作目、「アイ・サレンダー」、入荷しました。

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前作のコマーシャル路線を更に推し進めた快作となったアルバムです。

 

前作を最後に、バンドの人気を支えていたコージー・パウエル、グラハム・ボネットが相次いで脱退します。

 

NWOBHMが勃発していた中、最大のピンチを迎えたリッチーが迎えたヴォーカリストが、後にハード・ロック界の名シンガーとなるジョー・リン・ターナーでした。

 

この人のルックスを含めたカリスマ性、華やかな声と、ラス・バラード作の「アイ・サレンダー」が合体した時、以降のメタルの重要な要素となる、メロディアスかつポップなハード・ロックのモデル・ケースが誕生したのでした。

 

初期レインボーらしさはますます希薄になりましたが、所々に見られるリッチー・ブラックモアのセンスがまさに80年代的なキラキラ度で輝いています。

 

加速化するフォリナー路線も魅力的ですが、リッチーの職人的なクラシック指向も見逃せません。

 

 

2019年6月25日 (火)

AEROSMITH ROCK IN A HARD PLACE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは82年作、エアロスミスの80年代の一発目であり、通産7作目となったアルバム、「ロック・イン・ア・ハード・プレイス 美獣乱舞」、入荷しました。

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ジョー・ペリーに続き、ブラッド・ウィットフォードまでもが脱退、バンドはジミー・クレスポ、リック・デュフェイを新たに迎えますが、確かに異色作となった事は否めません。

 

派手ではないものの、以外にも丁寧で細かいリフの積み重ねで独特のグルーヴを生み出してきたエアロ節が失われてしまったのは仕方が無いと思われます。

 

当時のシーンの激しい移り変わりの中で3年というブランクはかなり長く、彼等は時代に取り残された感が強く、低迷期とも言われていますが、本作そのものはけっして駄作だとは思えません。

 

スタンダード・ナンバーの「Cry Me A River」のカヴァーは、この時期のバンドのクリエイティヴィティが弱かったせいで選んだ苦肉の策とされていますが、スティーヴンの絶唱がかなり熱いと思います。

 

ヴォコーダーの使用や、バラエティに富んだ曲調等、過去にしがみつかない姿勢にも痛々しい程のやる気がうかがえます。

 

特にラストの「Push Comes To Shove」は新境地とも言えるミドル・バラードとなり、彼等のキャリアの中では隠れた名曲の一つとなりました。

 

スティーヴンのブルース・ハープが絶妙で、ラグタイム調の実に彼等らしくないホンワカ・ソングなのですが、これがまたいい味を出しているんです。

 

 

 

2019年6月24日 (月)

NIGHT RANGER NEVERLAND

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ナイト・レンジャーの通産7作目となったアルバム、「ネヴァーランド」、入荷しました。

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実に9年ぶりとなったオリジナル・メンバー5人でのライナップ再結成第1弾となった作品です。

 

前作の「Feeding Off The Mojo」は、ブラッド・ギルス、ケリー・ケイギー、そしてゲイリー・ムーンのトリオ編成でのアルバムで、サウンドもかつてのきらびやかなものとは全く違ったものとなりましたが、本作ではあの80年代の全盛期を思わせる軽快さを取り戻しています。

 

モダンな感覚を導入、21世紀を見越したかの様な彼等なりのロック・チューン、「New York Time」、アダルトなバラード・バンドとして名を馳せた事を思い出させてくれる「As Always I Remain」等、バンド・マジックは確かにここで甦っています。

 

ダム・ヤンキースともタッグを組んだ名手、ロン・ネヴィソンがプロデュースを担当しているだけに、間違いのない1枚となっています。

 

ボーナス・トラックは、83年のスマッシュ・ヒット、「ロック・イン・アメリカ (You Can Still) Rock In America」のセルフ・リメイク・ヴァージョンとなっています。

 

 

2019年6月23日 (日)

HALESTORM HALESTORM

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

2009年、大型新人としてデビューしたへイルストームのメジャー第1弾となったアルバム、「ヘイルストーム」、入荷しました。

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紅一点のヴォーカリスト、リジー・へイル率いる4人組、ドラマーのエアジェイ・へイルはリジーの実弟となり、その音楽性は久々に現れたとでも言うべき80年代マインドをベースにした王道アメリカン・ハードとなっています。

 

パワフルかつセクシーな歌声がグイグイ引っ張る中、聴かせるメロディ作りが徹底されているため、曲によってはアヴリル・ラヴィーンのメタル版とでも比喩できそうですが、実力、キャリア共に実は侮れないものがあるバンドです。

 

へイル姉弟がバンドを結成したのはなんと二人が13歳、10歳であった97年、自主制作でEPをリリースしながらライヴ・バンドとしても実力を磨き、2005年にATLANTICとの契約を結んでいます。

 

アルバム・デビュー前から数多くのサポート・アクトをこなしていた事で評判を上げていましたが、その錚々たるバンドが彼女達を起用した事からも実力ぶりがわかろうというものです。

 

Alter Bridge、Papa Roach、Trapt、Buckcherry、Disturbed,、Avenged Sevenfold、Stone Sour、Heaven & Hell, Evanescence、Lita Ford、Bullet For My Valentine等々。

 

2010年にはLOUD PARK参戦により来日も果たし、リジーのBABYMETAL崇拝ぶりもSNSで明らかになり、ここ日本でも注目される事となりました。

 

またEPでは数々のカヴァーも披露、ガンズを始めホワイトスネイク、スキッド・ロウ、AC/DC、ジューダス、メタリカといった王道バンドから、ダフト・パンク、レディーガガまでという幅の広さも個性となっています。

 

リジーのイケイケセクシー姉ちゃんぶりが曲にもしっかりと反映されているのですが、曲調によって使い分けられる多彩な声質により一本調子にならないのが大きな魅力となっています。

 

ポップなバラードに逃げない潔さも好感が持て、ブルースを通過していない明らかな80'sメタルの洗礼をしっかりと吸収したソング・ライティングもオジサン達を虜にする所以でしょう。

 

メタルというよりもハード・ロック・バンドという表現がしっくり来るのかもしれませんが、おそらく本人達はその辺のこだわりは全く無いと思われ、新世代らしい好きなもの全部やってみました的な勢いがとにかく気持ちいいアルバムです。

 

尚、シングル・カットもされた「BET U WISH U HAD ME BACK」では、ゲスト・ギタリストとしてBON JOVIのフィル・Xがクレジットされています。

 

 

2019年6月22日 (土)

PRISM SEE FOREVER EYES

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは78年作、カナダの名門プログレ・ハード・バンド、プリズムのセカンド・アルバム、「シー・フォーエヴァー・アイズ 旧邦題 永遠の輝き」、入荷しました。

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80年代メタルの立役者の筆頭、今は亡き名プロデューサー、ブルース・フェアバーン、そしてブライアン・アダムスを始めエアロスミスやオジーといった多くのバンドのソング・ライターとして活躍したジム・ヴァランスのプロ・キャリアの始まりとなったバンドとして有名です。

 

本作もフェアバーンのプロデュース、バンドをすでに脱退していたヴァランスはロドニー・ヒッグス名義で2曲の楽曲提供をしています。

 

前作に引き続き本国カナダではプラチナ・アルバム獲得、STYXにも通じるポップ・ナンバーとなったシングル、「FLYIN'」はアメリカで最高位53位となるスマッシュ・ヒットを記録しています。

 

全体的にはかなりポップで、バラード・ナンバーはAOR寄りのものとなっており、プログレ・ハードと呼ぶにはややソフト過ぎる感もありますが、シンセの使い方やコーラス・ハーモニーは前述のスティクスを思わせ、当時としては新しいハード・ロックのあり方であったのは間違いないと思われます。

 

カナダ産らしい透明感を持ち合わせると同時に、適度にハードなエッジを活かしたギターとスぺ―シーなキーボードの絡み、更に少しクセのあるハイトーン・ヴォーカルが個性となっているのですが、さすがにメロディは80年代を予感させる輝きを感じさせてくれます。

 

 

2019年6月21日 (金)

ACCEPT ACCEPT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは79年作、アクセプトの記念すべきデビュー作となったアルバム、「アクセプト」、入荷しました。

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印象的なジャケットと共に、彼等の存在は当時のシーンにおいてはかなり衝撃的に認知される事になります。

 

ジャーマン・メタルと言えばスコーピオンズというメタル・ファンの常識に、このアクセプトの名前も加わるにはまだ時間が掛かりますが、N.W.O.B.H.M.ブームの流れにリンクするには十分のインパクトを持っています。

 

ウド・ダークシュナイダーはまだ長髪で若く、その特徴的な声もすでに独特の存在感を放っていますが、ユーライア・ヒープの様なコーラス・ハーモニーも手伝いどこかヘタウマ的な魅力が新鮮に聴こえます。

 

シングルとなった「Lady Lou」のリフは完全なる黄金のN.W.O.B.H.M.節となっており、シンプルかつキャッチ―、同時代のサクソンの様な男臭さと哀愁感が目立ちます。

 

湿った欧州的涙腺崩壊バラード、「Seawinds」は先輩格のスコーピオンズ譲りと思わせたり、スピード・ナンバーの「That's Rock 'n Roll」ではロブ・ハルフォードを彷彿させる等、しっかりと当時の王道を押さえつつ、全体的にはかなり粗削り、ドタバタしたドラムもご愛敬といったところですが、恐るべき才能をそこかしこに感じさせます。

 

次作では迷走気味と言えるAC/DC化をしてしまいますが、以降のパワー・メタル路線と言える個性はすでにこのファーストだ確立されており、79年という時代を考えるとまだまだ早いと言える硬質メタル・サウンドを完成させていたと思えてなりません。

 

2019年6月20日 (木)

HELLOWEEN PINK BUBBLES GO APE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ハロウィンの91年作、通算4作目となったアルバム、「ピンク・バブルズ・ゴー・エイプ」、入荷しました。

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ジャケットは見る人が見れば一目瞭然、ヒプノシスによるもので、ハロウィンのキャリアの中では異色のアートワークとなり、サウンドも当時は賛否が分かれるものとなりました。

 

当時のハロウィンはカイ・ハイセンが脱退、マネージメント、レコード会社の移籍が続き、古巣レーベルであったノイズ・レコードとの訴訟問題に巻き込まれる等、けっして状況は良くありませんでした。

 

マイケル・キスク加入後の「KEEPER OF THE SEVEN KEYS 守護神伝」二部作により確固たる地位を確立、日本でも凄まじい支持を得たわけですが、前作から約4年ぶりとなった本作ではまるで別バンドの様な変化がファンを戸惑わせる事となります。

 

オープニングのアルバム・タイトル曲となる童謡チックな小曲でまず驚かされますが、続く「KIDS OF THE CENTURY」のパワフルかつメロディアスな疾走チューンはこれまでのハロウィン節をかろうじて保っています。

 

新加入となった元RAMPAGEのローランド・グラポウの持ち込んだストレートかつキャッチ―なリフは、ポップとまでは言い切れないもののN.W.O.B.H.M.からの影響が強く感じられ、メロディック・スピード・メタルとは言い難いしなやかさが目立ちます。

 

「MANKIND」や「THE CHANCE」といったナンバーにもハロウィンらしさは確かに感じられますが、マイケル・キスク主導による洗練されたメロディック・メタルへのシフト転換、言ってみればメイデン寄りの正統派メタルを目指していたのかもしれません。

 

メロディの充実ぶりは聴く度に増すようにも思え、けっして駄作ではないのは間違いありません。

 

特にマイケル・キスクのメロディ・メイカーぶりが発揮された名バラード、「YOUR TURN」は必聴となっています。

 

プロデュースは名手、クリス・タンガリーディス。

 

スピードやグルーヴよりも、メロディを際立たせるサウンド・プロダクションが、当時のバンドの個性を際立たせていると思います。

 

 

 

2019年6月19日 (水)

WHITESNAKE UNZIPED... THE LOVE SONGS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ホワイトスネイクの「アンジップト...ザ・ラヴ・ソングス」、入荷しました。

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元々は1997年、日本のみでリリースされたライヴ盤、「STERKERS IN TOKYO」の音源を含むアコースティック・パフォーマンス集として突如発表されたWHITESHAKEの「UNZIPPED」。

 

ボックス・セットを始めとする複数形態でのリリースとなりましたが、スタジオ・テイク集となったDISC 1のみの単独CDとなったのが本作です。
(日本国内では5枚組+DVDセット、2枚組セットのみのリリースでした)

 

アルバム収録曲のオリジナル・テイクや、ボーナス・トラックとして既発表となっているアコースティック・ヴァージョンがメインですが、4曲の未発表テイク、更にその内1曲はアルバム未収録曲となっているのが見逃せません。

 

ボーナス・トラック2曲はストリングス・ヴァージョンのインストとなっており、こちらもなかなか聴き応えがあります。

 

収録曲は2000年作のデヴィッド・カヴァデールのソロ作、「INTO THE LIGHT」から2曲、2008年の白蛇復活作となった「GOOD TO BE BAD」から2曲、2011年の「FOREVERMORE」から3曲。

 

そして全くの未発表曲となった、ホワイトスネイクとしては珍しいタイプと言えるカントリー・フォーク調の「All The Time In The World」。

 

最も数目すべきは、未発表テイクとなった3曲のアコースティック・ヴァージョンでしょう。

 

「FOREVERMORE」の収録曲となる「One Of These Days」、「Easier Said Than Done」、「Fare Thee Well」。

 

オリジナル・ヴァージョンはアルバム中最もメロディアスなバラード群でしたが、ここでは更にヴォーカルが染みるアレンジとなっているのがたまりません。

 

特に「Is This Love」の再来となった名パワー・バラード、「Easier Said Than Done」のアコースティック・ヴァージョンはここでしか聴けないためオススメです。

 

2019年6月18日 (火)

JOURNEY EVOLUTION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは79年作、ジャーニーの通産5作目となったアルバム、「エヴォリューション」、入荷しました。

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スティーヴ・ペリーが加わってから2作目となった本作は、よりメロディアスなハード・ロック・バンドとして生まれ変わります。

 

名手エインズレー・ダンバーが離脱し、本作より元モントローズのスティーヴ・スミスが加わり、よりタイトなサウンドを獲得する事となります。

 

オープニングからドラマティックなインスト・ナンバーが流れ、彼等がアメリカン・プログレ・ハードの先駆者だった事を思い出させてくれます。

 

ジワジワと人気を獲得していくポップ・センスは、次作の「ディパーチャー」と共に、確実にあの大名盤「エスケイプ」への布石になっていたと思います。

 

華麗なコーラス・ワークも目立つ様になり、メロディも格段に洗練されているのは、やはりスティーヴ・ペリーの貢献が大きかったのでしょう。

 

またソフトなミドル・ナンバーとハード・ロックが交互に繰り出される様なアルバム構成も見事で、何度聴いても飽きない1枚ではないでしょうか。

 

 

2019年6月17日 (月)

BON JOVI HAVE A NICE DAY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

ボン・ジョヴィの通算9作目となったアルバム、「ハヴ・ア・ナイス・デイ」、入荷しました。

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企画盤となった「This Left Feels Right」、ボックス・セットの「100,000,000 Bon Jovi Fans Can't Be Wrong」を挟み、彼等の精力的な活動を象徴する様なポジティヴかつ明朗なサウンドが目立つ傑作です。

 

「CRUSH」以来新たなファンを引き連れてきた彼等が、アルバム・タイトル曲で往年のファンをも再び取り込んだ事により、彼等の不動の地位は更に確固たるものとなった気がします。

 

9.11以降、アメリカのロック・バンドのほとんどが自分達の音楽を見つめ直す事になった中、ボン・ジョヴィは自らの立ち位置を自覚し、力強く進み続ける事を宣言したこのナンバーは、「It's My Life」に続く新たなアンセム・ソングとなりました。

 

ロック・バンドとしてカントリー・チャートで大ヒットするという異例の記録を生み出した「Who Says You Can't Go Home」も、以降の彼等の重要なナンバーとなり、次作へ繋がる新機軸ともなっています。

 

メロウなサイドと、パワー・ポップにも近い陽性のメロディ・センス、そしてこれまでの王道ボン・ジョヴィ節が炸裂するハード・ロックが見事なバランスで保たれ、当然の如く大ヒット作となりました。

 

全米ではNo.1こそ逃しましたが、ここ日本では10年ぶりとなるオリコン・チャート1位を記録し、根強い人気ぶりを証明しています。

 

世界的モンスター・バンドでありながら常に人懐っこいメロディを届けてくれる彼等には本当に頭が下がるのですが、同時に優しさの中に見え隠れするマッチョ的なイメージも本作から露わになってきた感があります。

 

 

 

2019年6月16日 (日)

BLACK 'N BLUE BLACK 'N BLUE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

オリジナルは84年作、LAメタル一派として華々しくGEFFENからデビューしたブラック・アンド・ブルーのファースト・アルバム、「ブラック・アンド・ブルー」、入荷しました。

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若くルックスも揃った5人組、そしてキャッチーなセンスも十分だったため、日本ではアイドル然とした紹介のされ方が多かった気がしますが、同期と言えるBON JOVIよりもメタリックなサウンドは多くのHR/HM少年の心を捕らえたと思います。

 

現在ではKISSのギタリストとして活躍しているトミー・セイヤーが在籍していたバンド、という知名度の方が高いと思われますが、80年代メタルを象徴するバンドの一つとして忘れ難い1枚です。

 

デフ・レパードよりも早くSWEETの「ACTION」のカヴァーをしているセンスにも驚かされますが、当時のLAメタル勢と大きく違っていたのは派手なルックスとは裏腹に、ストイックなメタル・ソング作りに徹していた事だと思います。

 

プロデューサーにスコーピオンズとの仕事で有名なディーター・ダークスを迎えている事からも、アメリカのバンドとしては当時は珍しかったと思います。

 

けっしてゴリゴリになるわけでなく、メロディ・センスはしっかりキャッチーな部分を核にしています。

 

軽めのポップ・メタルで終わっていないのは、欧州的な哀愁感を大事にしていたからでしょう。

 

メロディアス・ハードという言葉もなかった時代だとは思いますが、いわゆるヘア・メタルとして終わるには本格的すぎるソング・ライティングをしすぎていた嫌いはあったかもしれません。

 

いかにも80’sメタルといったシングル、「HOLD ON TO 18」こ、永遠のティーンのアンセムとなるべきポップさを兼ね備えてはいますが、デビュー作としてはかなり完成度の高い全体像が目立ちます。

 

パワー・バラードに安易に走らない姿勢にも、好感が持ててしまいます。

 

彼等は以降、ブルース・フェアバーンと手を組みポップ展開、更にジーン・シモンズによる王道メタル路線をしていく事になりますが、本作の硬派な路線をもう少し我慢して続けて欲しかった気もします。

 

 

2019年6月15日 (土)

DANGER DANGER FOUR THE HARD WAY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

 

デンジャー・デンジャーの通算4作目となったアルバムで、前作の「DAWN」で離れかけたファンを一気に引き戻す勢いが見られた傑作、「フォー・ザ・ハード・ウェイ」、入荷しました。

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本来ならサード・アルバムとしてリリースされる筈だったアルバム、「COCKROACH」を巡りトラブルが生じたために、彼等を取り巻く状況は最悪と言え、「DAWN」にはそうした空気を色濃く反映したダークなものとなりました。

 

「COCKROACHI」は当時EPICから発売延期を迫られており、その間に初代ヴォーカリストのテッド・ポーリーが脱退、新たに迎えたポール・レインをヴォーカルに据え再録音する事になりますが、それに反対したテッド・ポーリーが訴訟を起こす事態にまで発展、とうとうアルバムはお蔵入り、バンドもレーベルを離れ活動の縮小を余儀なくされました。

 

そんな中、ポール・レインのBON JOVI真っ青の音楽性と、ブルーノ・ラヴェル、スティーヴ・ウェストのメロディ・メイカーぶりに火が付き、彼等本来の個性を生かした極上のハード・ロックをここで展開してくれています。

 

オリジナル・メンバーの技巧派ギタリスト、アンディ・ティモンズの参加もあり、メタリックなバンド・サウンドと、コーラスを多用したキャッチーなメロディの融合により、ハードさと甘さが同居したカラフルなデンジャー・デンジャーに戻っています。

 

DEF LEPPARDとCHEAP TRICKが融合した様なサウンドは、かつてあるようで無かった魅力となり、90年代後半というまさにポップ・メタルが全滅したと言える極寒の時代にメロディアス・ハードの一筋の光をもたらしたかの様な衝撃は確かにあったと思われます。

 

彼等の通例ともなった繰り返しタイトル・ソングは、ここでは「GOIN' GOIN' GONE」と変化球気味とはなっていますが、BON JOVIタイプのミドル・ハードとして収められています。

 

特にポール・レインの作曲センスの素晴らしさが目立ち、「Captain Bring Me Down」、「Heartbreak Suicide」では、ロビン・ザンダーの声がそのまま聞こえてきそうなチープ・トリックへのオマージュたっぷりのハード・ポップ感覚が、新たなバンドの魅力として光っています。

 

 

 

2019年6月14日 (金)

STRANGEWAYS STRANGEWAYS

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オリジナルは86年作、英国スコットランドのメロディアス・ハードの名バンド、ストレンジウェイズのデビュー・アルバム、「ストレンジウェイズ」、入荷しました。

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元TOUCHのマーク・マンゴールドが率いたザ・サイン、ダン・ハフのジャイアントでも活躍したアメリカ人ヴォーカリスト、テリー・ブロックがいた事でも有名ですが、本作では初代ヴォーカリストのトニー・リデルが参加しています。

 

TYGERS OF PAN TANGにも一時期在籍する事になる、このトニー・リドルのヴォーカルがなかなか哀愁癖のあるハスキー・ヴォイスで、アルバム全編メロディアスな空気をプンプン漂わせています。

 

プロデュースはジャーニー、MR. BIG、EUROPEとの仕事で有名なケヴィン・エルソン。

 

そのため見事なメロディとキラキラした80'sメロディアス・ハード・サウンドが展開されているわけです。

 

同じ英国の名バンド、SHYを思わせる哀愁メロディと、若さに任せたメタリックなエッジが融合していると思えます。

 

一体何故彼等が大きな成功を得なかったのか、80年代という時代はキラキラしていた一方、こうした優れたバンドを埋もれさせてしまう残酷な側面を持っていたという事なのでしょう。

 

80'sメタルが真っ盛りの中、イギリスでもこの様なポップ・メタルを展開していたバンドが存在していてもおかしくはない筈で、例え波に乗り切れなかったとしても、後の再評価がされていいと思える完成度です。

 

隠れ名盤として、かなりおすすめの1枚です。

 

オープニングの「The Kids Needs Love」の哀愁ハード・ポップ型のメロディ一発で、虜になるメロハー・マニアはきっと多いと思われます。

 

この曲の持つ期待感を煽る美麗なメロディは、最後まで聴き手を裏切らない完成度を誇り、疾走型メロディアス・チューン、「Now Its Gone」等を含みながら、まさに全曲シングル・カットができそうな勢いとなっています。

 

 

 

2019年6月13日 (木)

WINGER IN THE HEART OF THE YOUNG

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ウインガーの90年作、「イン・ザ・ハート・オブ・ザ・ヤング」、入荷しました。

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80年代メタルの総決算をするかの様に登場したウインガーは、遅咲きとも言える成功を収めましたが、メンバー全員が長いキャリアを誇るベテランばかりでした。

 

「Headed for a Heartbreak」の新鮮なインパクトは、彼等の確かな経験から当然生まれてくるべきものだったのです。

 

それを改めて証明したかの様な本作は、2年ぶりのセカンド・アルバムとなりましたが、まるでくすぶっていた80年代をここで一気に爆発させたかの様な勢いに溢れています。

 

スピードよりも、グルーヴとバンド・アンサンブルを大事にし、キャッチーなメロディとコーラス・ハーモニーが全編を覆う高性能ポップ・メタル・アルバムです。

 

パーティー・ロックを分厚いコーティングで再構築した様な「Easy Come Easy Go」、LAメタルがさんざん鳴らしてきたド派手なサウンドをアダルトにリメイクした様な「Can't Get Enough」、そして優れたメロディ・メイカーぶりを発揮したポール・テイラー作の名パワー・バラード「Miles Away」と、90年代に入ってもキラキラ・サウンドを堂々と聴かせてくれる姿には頭が下がったものです。

 

プロデュースは前作に引き続き、ボー・ヒル。

 

ビッグな80'sサウンドを間違い無いものにしています。

 

彼等のピークは本作となってしまいましたが、今聴いても胸が熱くなる1枚です。

 

2019年6月12日 (水)

MARILLION SEASONS END

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英国ネオ・プログレッシヴ、ポンプ・ロックの先導者、マリリオンの通産5作目となった89年作のアルバム、「シーズンズ・エンド 美しき季節の終焉」、入荷しました。

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看板ヴォーカリスト、フィッシュが前作の「CLUTCHING AT STRAWS 旅路の果て」を最後に脱退、バンドは元THE EUROPEANSのスティーヴ・ホガースを新たに迎えます。

 

元々NEW WAVE系のバンドで活動していたホガースが持ち込んだセンスは、ソング・ライティング面でも大きく生かされ、ハード・ポップ調のメロディが強調されるようになります。

 

シアトリカルな個性を売りにしていたフィッシュこそがこれまでマリリオンの魅力でしたが、その強い個性はジェネシスのコピーという揶揄も生んでいたのも事実です。

 

ホガースのソフトなヴォーカルとメロウなセンスは、ようやく現在に至るまでのマリリオンの新たなカラーになったのは間違いないと思われます。

 

彼等がポンプ・ロックからモダン・ポップ・バンドへと昇華していったのでした。

 

バンドとの共同プロデューサーであるニック・デイヴィスは、80年代以降のジェネシスやマイク&ザ・メカニックス、XTC等との仕事で知られる人で、マリリオンがポンプ・ロックからモダン・ポップ・バンドへと昇華する事にも貢献していると思います。

 

先行シングルは3分にも満たないハード・ポップ・ナンバーで、聴きようによってはBON JOVIとも思えるという評価もあったくらいで、これまでにない陽性の高揚感を見せています。

 

セカンド・シングルの「THE UNINVITED GUEST」ではフィル・コリンズ主導のジェネシス的なアダルト・ポップ、サード・シングルの「EASTER,」はリリカルな魅力を持つバラード・ナンバーと、優れた曲が充実しています。

 

重厚なアレンジを残しつつ、単体のメロディはかなりポップではあるのですが、プログレ、あるいはプログレ・ハードとしての佇まいはしっかり維持している上品さ、インテリジェンスがさすがと思えます。

 

 

 

2019年6月11日 (火)

YESTERDAY AND TODAY YESTERDAY AND TODAY

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オリジナルは76年作、Y&Tの記念すべきファーストとなったアルバム、「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」、入荷しました。

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当時彼等はキンクスやストーンズを輩出したロンドン・レコードからイエスタデイ・アンド・トゥデイの名でデビューしています。

 

良く知られている事だと思いますが、彼等が注目を集めるのはY&T改名後、81年作の「EARTHSHAKER」をリリースして以降ですが、本作と次作の「STRUCK DOWN」もなかなか見過ごせない傑作だと思われます。

 

実は本作ですでに「EARTHSHAKER」なる曲を収録していますが、彼等の最大の個性である明と暗、陽と陰のコントラストはここではまだ確立されず、豪快なアメリカン・ハードの印象が強く残ります。

 

サウンド・プロダクションの弱さが、パワフルなギターとヴォーカルを生かしきれていない面もあるのですが、特に目立つのはレナード・ヘイズのドラムの凄さです。

 

デイヴ・メニケッティばかり語られてきたバンドである気もしますが、ジョン・ボーナム、コージー・パウエルと同列で語られていいドラムの迫力は、特にこのアルバムでは耳を惹きます。

 

全体的にはマウンテン、モントローズといった先駆者達に倣った爆音級のアメリカン・ハードが展開されているのですが、これもヘイズの貢献が大きいと思われます。

 

しかも彼はソング・ライティングでもかなりの部分を担当していて、「ALCOHOL」ではヨレヨレのヴォーカルまで披露してくれています。

 

もっと再評価されていいと思われるドラマーだと思うのですが、後に彼はY&TがGEFFEN移籍時に、そのルックスのせいでクビを切られるという実に酷い仕打ちを受けますが、イアン・ギランのソロ活動で引き抜かれる等、実力は報われる事となります。

 

特筆すべきナンバーとしては、ブルージーなバラード・メイカーとしてのセンスがすでに開花している「MY HEART PLAYS TOO」でのセクシーなメロディ、「BEAUTIFUL DREAMER」での哀愁ハード・ロッカーぶりは、以降のY&Tの原点ともなっている気がします。

 

欧州的な翳りよりも、まだこの頃は陽性の高揚感を生かしたハード・ロックが爽快なのですが、音質の悪さが実に本作を惜しいものにしてしまっているのが残念です。

 

 

 

2019年6月10日 (月)

PRETTY MAIDS JUMP THE GUN

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プリティ・メイズの通算3作目、彼等の強い個性が確立されたアルバムとして評価の高い1枚、「ジャンプ・ザ・ガン」、入荷しました。

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ポップ・メタル全盛期にデンマークから正統派メタル・バンドとしてデビューし、北欧メタルが盛り上がる中で独自の路線をすでに打ち出していた彼等、前作の「FUTURE WORLD」が欧米で人気を得た事で、いよいよ本格的なアメリカン・マーケットでの成功を本作で狙います。

 

プロデュースにはロジャー・グローヴァ―が迎えられ、メンバーがアメリカに一時移住、これからという時期にメンバーの事故、脱退が重なり、完成まで大幅な遅れをとるという事態を招きます。

 

曲作りが始まっていたのは88年からだそうで、おそらく彼等は母国語を共にする隣国スウェーデンの英雄、EUROPEのアメリカでの大ブレイクを意識していたに違いないと思います。
(「THE FINAL COUNTDOWN」のプロデューサー、ケヴィン・エルソンを「FUTURE WORLD」でミキサーとして迎えています)

 

ツイン・ギターにキーボードの絶妙な絡み、表現力豊かなヴォーカリストという両者に共通の強みがあった事も関係したと思いますが、ソング・ライティングの幅の広さはPRETTY MAIDSに軍配が上がるのではないでしょうか。

 

メロディアス・ハードとしての力強い美しさ、分厚いコーラスとキラキラしたアレンジ、加えてストロングなタイプからパワー・バラードまで高性能なメロディ・センスは、大ブレイク間違い無いと思われたのですが、90年という激動期に本作がリリースされた事が災いしたのではと考えられます。

 

本作以降の彼等は大幅なメンバー・チェンジをしてしまいますが、基本こうしたメロディ重視をベースしながら、更にバラエティに富んだHR/HM道を突き進んでいく事になる事を考えると、このアルバムの重要性も見えてくる気がします。

 

シングルとなった「YOUNG BLOOD」では、なんとあのイアン・ペイスがドラムを叩き、「DREAM ON」ではロジャー・グローヴァ―がベースを担当しています。

 

また本作中最もパーティー・タイプと言えるナンバー、「HANG TOUGH」は、アメリカ産メロディアス・ハードの隠れ名バンドとして名高いICONのアウトテイクとなっています。

 

 

2019年6月 9日 (日)

SCHENKER BARDEN ACOUSTIC PROJECT GIPSY LADY

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シェンカー・バーデン・アコースティック・プロジェクトの「ジプシー・レディ」、入荷しました。

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2008年、MSG名義で発表された「IN THE MIDST OF BEAUTY」で完全タッグ復活となったマイケル・シェンカーとゲイリー・バーデン。

 

アルバムの内容も良かった事もあり、80年代初期のMSGを知る人にとっては嬉しいニュースでした。

 

これまでもゲイリーは「HEAVY HITTERS」、「TALES OF ROCK'N'ROLL」とマイケル作品にゲスト参加してきましたが、本作はシェンカー・バーデンとしてのアコースティック・アルバムとなっています。

 

ジャケ内のマイケルのメッセージを見ると、1993年から2003年にかけてリリースしてき「THANK YOU」シリーズをヴォーカル・ナンバーとして作りたいという思いから本作が制作されたようです。

 

元々アコギ1本でレコーディングされたシリーズですが、美旋律が目白押しとなっていただけに、企画盤が続くマイケル作品の中でも今回に至っては大歓迎と言うべきでしょう。

 

マイケルのゲイリーの思いは相当なものがあるようで、ベタ褒めしている様な文言も見られます。

 

アレンジャー、ベース、キーボードで大活躍しているのは、TEMPLE OF ROCKでもマイケルの右腕となっているマイケル・ヴォス。

 

彼の貢献度がかなり高いと思われ、ゴージャスなアレンジによるしっとりとしたナンバーが満載となっています。

 

実際下敷きになっているのは「THANK YOU 4」収録曲とされていますが、比較していないので不明なのですが14曲収録されていた内の12曲を本作でリアレンジしたという事でしょうか。

 

マイケルがゲイリーを重宝する理由に、その歌メロ作り、作詞能力があると思われます。

 

以前から言われていた事ですが、声質や歌唱法よりもマイケルのリフにメロディを乗っけるセンスが抜群であったという点です。

 

本作でもゲイリーのその個性が生かされ、実に魅力的なナンバーが多い事に驚かされます。

 

「CAN'T LIVE ON LOVE ALONE」等は、是非HR/HMヴァージョンとしてリテイクして欲しいほどで、哀愁感漂うミドル・バラードとして本作のハイライトとなっています。

 

肝心のゲイリーの声も、彼特有のかすれ具合がここではいい感じに作用していて、せつないメロディをよりドラマティックに演出する事に成功している感があります。

 

「THANK YOU」シリーズで今一つピンとこなかったファンにとっては、かなり聴き応えのある1枚だと思います。

 

 

2019年6月 8日 (土)

DEEP PURPLE RAPTURE OF THE DEEP

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前作から2年ぶりとなったディープ・パープルの2005年作、通算18作目となるスタジオ・アルバム、「ラプチャーオブ・ザ・ディープ」、入荷しました。

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大手メジャー、EMIを離れ、ドイツのインディー・レーベル、Edel(アメリカではEagleよりリリース)へと移籍後の第1弾ともなっています。

 

これに伴い、日本ではビクターからの発売となりました。

 

第9期と言われるラインナップ、すなわち故、ジョン・ロード脱退後に加入したドン・エイリー参加作品としては2枚目となった本作、最早オリジナル・メンバーはイアン・ペイスのみとなっていますが、伝統的なパープル節を残しながらスティーヴ・モーズ加入後の変わらぬ安定感に満ちた内容となっています。

 

プロデュースは前作の「BANANAS」に引き続き、マイケル・ブラッドフォード。

 

黒人ベーシストであり、マドンナやキッド・ロックと仕事をしてきたパープル・メンバーより一回りも二回りも若い世代のこのブラッドフォードの手腕をかなりバンドは気に入っている様で、本作もLAにあるブラッドフォード所有のスタジオで僅か1ヶ月ほどでレコーディングしています。

 

バランスの取れたクリアな音質でまとめられたサウンド・プロダクションは、昨今のパープルのアダルトはハード・ロック・スタイルと良くマッチしているように思われます。

 

ドン・エイリーのやや押し出しの強いプレイも本作では違和感も感じられず、イアン・ギランがラップ調のヴォーカルを聞かせる部分も全然ありと思わせてしまいます。

 

強力なメロディのフックよりもグルーヴと重量感に徹している感も思わせながら、「CLEARLY QUITE ABSUSURD」や「BEFORE TIME BEGAN」で見せる穏やかさがメロウな新機軸になっている気がします。

 

日本盤ボーナス・トラックとなった「THINGS I NEVER SAID」は、一番70年代パープルに近いハード・ロック・ナンバーとなっています。

 

 

2019年6月 7日 (金)

MONTROSE JUMP ON IT

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オリジナルは76年作、モントローズの通算4作目となったアルバム、「反逆のジャンプ」、入荷しました。

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ロニー・モントローズは後のバンドとなるGAMMAのメンバーであったグレン・レッチを引き連れ、FOREIGNER、KING KOBRAに参加した事で有名なジョニー・エドワーズをヴォーカリストに迎え、87年にモントローズを復活させていますが、オリジナルのモントローズとしてはこのアルバムが最終作となっています。

 

プロデュースはジャック・ダグラス、そしてジャケット担当はヒプノシスという、ロック・ファンにとってはたまらない組み合わせとなっているのですが、やはり話題となるのはこの扇情的すぎるアルバム・アートでしょう。

 

おそらくロック史においてはスコーピオンズのアルバムと共に永遠に語られるエッチ・ジャケットとなると思いますが、両者共に内容に自信が無ければ刺激的なデザインは絶対に使用しないはずです。

 

そして本作もやはり素晴らしい内容で、全8曲というコンパクトなアルバムながら、70年代アメリカン・ハードが英国のハード・ロックとは明らかに違う事をまざまざと見せつけるかの様な陽性の勢いを爆発させています。

 

サミー・ヘイガー脱退後にヴォーカリストとして頑張るボブ・ジェイムスは、声がソフトながらも超弩級のハード・ナンバーではパワフルに、そして泣きのバラードではせつなく歌いあげてくれています。

 

全体的にはかなりメロディアスな作風に変化していて、はっきりとしたメタリックなナンバーは「LET'S GO」、「WHAT ARE YOU WAITIN' FOR」、「JUMP ON IT」だけかもしれません。

 

ハード・ポップの初期型とも言えるナンバーや、キーボード主導のプログレッシヴなインスト・ナンバーを挟んではいますが、このアルバムの本当の魅力はバラード・ナンバーにあると言えるかもしれません。

 

ピアノとストリングスが叙情的な盛り上げを見せ、後半にはロニーの燃える様なソロがドラマティックに映える「MUSIC MAN」、そして当時はエドガー・ウインター・グループのメンバーであった名ソング・ライター、ダン・ハートマン作のポップ・バラード、「RICH MAN」のなんとせつない事か。(惨めな人生を嘆く歌詞には、本当に泣けてしまいます)

 

ラスト2曲の明るさとキャッチーなメロディが爽快感を残したまま、このアルバムの名残惜しさを感じさせるのですが、「もう一回聴いちゃおう」と多くの人が思うはずです。

 

ジャケットのイメージとはまた種類の違うインパクトのあるサウンドが、本作をより特別なものにしているのでしょう。

 

 

2019年6月 6日 (木)

SAXON CALL TO ARMS

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サクソンの2011年作、通算19作目となったアルバム、「コール・トゥ・アームズ」、入荷しました。

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彼等の勇壮なメタルに最早ブレはなく、ベテランの貫禄と安定感には本当に頭が下がる思いでアルバム全編を一気に拝聴してしまう傑作です。

 

80年代後半から見せたN.W.O.B.H.M.出身ならではの迷走も一時ありましたが、なにしろ30年以上のキャリアを誇る彼等ですから、一貫した男臭いイメージの衰えが無い事にまず驚かされます。

 

近作ではエピック・メタルとしてのサクソン節も目立っていましたが、むしろ本作では初期のバイカーズ・メタル的な疾走感とシンプルかつキャッチーなリフが目立ちます。

 

「Back In 79」で見られる自身のキャリアを振り返る様な歌詞や、ファンと共に拳を振り上げるアンセム・ソングとして、バンドのもう一つの個性であるメロディアスなミドル・テンポで押し切る曲作り等、全盛期の彼等を彷彿させるものがあります。

 

「Ballad Of The Working Man」でも、ストリートに戻ってきた様なオーディエンス側に立った視点、そしてやはり初期を思わせるブギを主体としたキャッチーなリフ等、壮大な叙事詩を歌ってきたここ数年の彼等が再びバイクに跨がりだしたかの様な勢いを感じます。

 

ドラマティックなサウンドも見逃せないところで、ドン・エイリーがゲスト参加した「Mists Of Avalon」のパワー・メタルからメロディアス・ハードへと流れていく展開、アルバム・タイトル曲での力強い泣き節等、メロディ・メイカーとしても変わらぬ魅力を放っています。

 

ジューダス、メイデンが作り上げてきた王道メタル街道、サクソンは一本裏道をずっと走り続けてきたとでも表現できるのでしょうが、本作の様な美しくも力強いアルバムをポンと出せてしまう底力には本当に驚かされると同時に、最大の敬意を払うばかりです。

 

 

2019年6月 5日 (水)

GERRY LAFFY MONEY AND THE MAGIC

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N.W.O.B.H.M.シーンから登場し、後のグラムメタルの元祖的存在として語られるGIRLの元ギタリスト、ジェリー・ラフィーの89年作の初ソロ・アルバム、「マネー・アンド・ザ・マジック」、入荷しました。

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GIRLと言えば、DEF LEPPARDで大活躍中のフィル・コリン、LAメタル・シーンで人気再燃した元L.A. GUNSのフィリップ・ルイスが有名ですが、このジェリーのその後のキャリアはなかなか語られてきませんでした。

 

GIRL解散後、なんと80年代ミュージック・ビデオの大物監督、ラッセル・マルケイと会社を設立、映画「ハイランダー」やQUEEN、DURAN DURAN等のPV制作に関わっています。

 

LONDON COWBOYSなるバンドでの音楽活動もしていた様ですが、彼の名前が日本で再び聞かれるようになったのは80年代後半に日本の某飲料会社のCM上だというのですから驚きです。

 

金髪のアイドル然としたルックスが買われ、ポスター等でイメージ・キャラクターとしても起用されたそうです。

 

アル・グリーンのカヴァー、「LET'S STAY TOGETHER」がCMソングとなり、日本のみでシングル・リリースされています。
(本作のボーナス・トラックとして収録されています)

 

その後奮起したのか初ソロ名義でリリースしたのが本作となり、後に共にSHEER GREEDを結成する元GIRLのサイモン・ラフィー(ジェリーの実兄)、ピート・バーナクル、デュラン・デュランのジョン・テイラー、ストレイ・キャッツのスリム・ジム・ファントム等をゲストに迎えています。

 

STOOGESの「SEARCH AND DESTROY」をカヴァーしているところからも、彼のパンキッシュな部分が前面に出された内容となっています。

 

顔に似合わず少しヨレ気味のヴォーカルも味があり、NEW WAVEやグラム・ロックからの影響も窺えます。

 

HR/HM系のギタリストとしてのメタリックなエッジは感じさせますが、ギタリストとしてはラフなハード・ロッカー・タイプ、ソング・ライターとしてはかなりロック色の強いメロディ・メイカーだと思われます。

 

前述のSHEER GREEDに引き継がれる音楽性となっていますが、その後彼はジョン・テイラーとの活動や再結成したウルトラヴォックスに参加する等、メタルからどんどん離れていったのが少し残念です。

 

 

2019年6月 4日 (火)

SCORPIONS WORLD WIDE LIVE

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オリジナルは85年リリース、スコーピオンズにとっては2枚目のライヴ盤となった1枚、「ワールド・ワイド・ライヴ」、入荷しました。

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78年リリースの「TOKYO TAPES」から、いよいよ世界的バンドへ昇華した姿の全貌がここで堪能できると言ってもいいと思います。

 

84年作の「禁断の刺青 LOVE AT FIRST STING」に伴うい年間に渡ったワールド・ツアーからの収録で、本作ではアメリカ、フランス、ドイツでの公演の音源が採用されています。

 

ウルリッヒ・ロート脱退以降、すなわちマティアス・ヤプス加入後のポップ化したスコーピオンズのナンバーばかりとなり、「BLACKOUT 蠍魔宮」で大ブレイクした彼等の最も熱かった頃のショーとなり、圧倒的なメジャー感で彩られたものとなっています。

 

翳りと色気タップリの哀愁ハード・ロックから、一気に洗練されたメタリック・ハード・ポップと言えるキャッチーな80年代メタルへと変貌していった背景には、マイケル・シェンカー、ウルリッヒ、そしてマティアスと続いたギタリストの存在も大きかったと思いますが、実はこのバンドの要はルドルフのカミソリ・リフであった事がライヴからも良く伝わってきます。

 

オープニングSEから丁寧に収録された編集も優れていて、ラストでは「LOVEDRIVE」収録のスピード・ナンバー、「CAN'T GET ENOUGH」で挟む形でマティアスのソロ、「SIX STRING STING」を披露してくれています。

 

 

2019年6月 3日 (月)

LED ZEPPELIN CELEBRATION DAY

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レッド・ツェッペリンのライヴ盤、「祭典の日 (奇跡のライヴ)」、入荷しました。

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2007年、12月10日、一夜限りで再結成が果たされたツェッペリンのライヴは、まさに全世界の話題の的となりました。

 

ここ二本でもロック・ファンのみならず、沢尻エリカ嬢をも巻き込み、一大センセーションを巻き起こしたのも記憶に新しい事だと思われます。

 

前年に亡くなったアトランティック・レコードの創設者アーメット・アーティガンのトリビュート・コンサートのヘッド・ライナーとしての登場だったわけですが、その大前提すらどこかへすっ飛んでしまい、伝説のバンドが甦る事の大きさに世界が震撼したわけです。

 

語り尽くされたこのバンドの伝説、凄さはすでに色褪せる程のバンドの充実感は言葉にする事ができず、オークションで1900万円まで高騰したというチケットを手にしたファンも、当日は人生最良の日となったのではないでしょうか。

 

貫禄とか熟練、そうした形容句も失礼な程、バリバリの現役感覚と見事なまでの曲の新鮮さはまさに奇跡的で、ファンならおそらく数えきれない程聴いてきたナンバーが新曲の様に響いてきます。

 

ジェイソン・ボーナム以外最早考えられないラインナップの結束感、そして彼等が残してきた作品の普遍性が、最も適していると思われるサウンドで再現、再構築がされたわけです。

 

特にロバート・プラントの声の張り、艶っぽさに驚かされましたが、当時のライヴでのパフォーマンスも70年代のライヴかと思わせる程だったのではないでしょうか。

 

そもそもロックは刹那的な快楽追求、あるいは青すぎる若さによる得体のしれない表現欲求という側面の強いものだと思いますが、そのダイナミズムを保ったままナチュラルに爆発しているのは一体どういうわけなんでしょうか。

 

ミック・ジャガーがシェイプアップされた体で跳ね回り、キース・リチャーズに刻まれたシワがそのままロック・ミュージシャンの壮絶な人生を現している一方、ツェッペリンは冷凍保存されたまま、そしていつでも解凍可能の状態にあった気がします。

 

ファンが守り続けてきた彼等の伝説を、当の本人達が気負いの無いまま軽く乗り越えてしまう瞬間でもあったと思われ、完全記録として残された本作の意味はかなり大きかったのではないでしょうか。

 

 

 

2019年6月 2日 (日)

AUTOGRAPH MISSING PIECES

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オートグラフの「ミッシング・ピーシズ」、入荷しました。

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80年代ヘア・メタルの悲運のバンドと言えるオートグラフ、彼等は84年作の「SIGN IN PLEASE」を見事全米29位というスマッシュ・ヒットで順調なデビューを飾ります。

 

その後2枚のアルバムをリリース後、ポップ・メタル隆盛期に乗り切れず89年に解散してしまいます。

 

BON JOVIとは同期生と言える存在で、本国アメリカではオンエア率も高く、早くからポップ・メタル・バンドとして名を知られてはいましたが、一体何故なのか本当に不思議なのですが超B級バンドというレッテルを貼られていた感も少なくありません。

 

キラキラしたキーボードと二人のギタリスト、爽やかなコーラス・ハーモニー、そしてキャッチー極まりないメロディ。

 

売れない要素が全く無いと思われるのですが、意地悪く言うならばフロントマンのスティーヴ・プランケットのクセのある声と魔女的ルックスでしょうか・・・

 

いずれにしても彼等はヴィジュアルよりもメロディの質が最大の売りだった良質のバンドだったのですが、見た目重視の80年代においては正当評価がされなかったのかもしれません。

 

本作はそんな彼等の4作目として、97年に突如としてリリースされた未発表音源集となります。

 

どうも89年にリリースされるはずだったアルバムがあった様なのですが、おそらく本作に収録されている音源がそのままお蔵入りになったのかもしれません。

 

手堅いサウンドはさすがに職人的とも言える80年代マインドが感じられ、中にはデフ・レパードと同一線上にあるクオリティも感じられる程で嬉しくなります。

 

LA出身らしい陽性のハード・ポップ気質と適度なメタリックなエッジのバランスは見事で、多少気の抜けたメロディでもパーティー感覚で聴かせてしまうセンスも好感が持ててしまいます。

 

数曲で見られる感傷的な旋律の吸引力は、確実に古き良き80年代のHR/HMの儚い輝きを思い出させてくれますので、未発表曲集と侮ってはいけません。

 

彼等の最大のヒット・シングルとなった「TURN UP THE RADIO」のデモ・ヴァージョンも収録されていますが、こちらはオマケ程度の質になっています。

 

 

 

2019年6月 1日 (土)

WIG WAM WALL STREET

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ウィグ・ワムのラスト作となった「ウォール・ストリート」、入荷しました。

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正統派パワー・メタル・バンド、ARTCH、そしてノルウェーのWHITESNAKEとでも言うべきバンド、DREAM POLICEのメンバーにより結成されたこのWIG WAM、日本でも初期BON JOVI真っ青なポップ・メタルを天才的な手腕で作り出すセンスが注目されていました。

 

 

ノルウェーと言えば今やブラックメタルの産出国というイメージが強いわけですが、片や北欧メロディック・メタルを代表するTNTもいたわけで、ウィグ・ワムはその北欧的メロディ至上主義の最右翼であったはずです。

 

彼等のベタなキャラ作り、パーティー・ロック然とした曲作りは一過性のお遊びバンドというイメージが強かったのも事実で、実際残念な事に2014年に正式に解散をしてしまったようです。

 

本作は彼等の最終作となった通算4作目のアルバムで、内容を聴く限りもっともっと活動して欲しかったと思えるメロディ集となっています。

 

80年代ポップ・メタルの旨味をギュッと詰め込んで、更にそこに砂糖をまぶした様なアルバムをこれまでリリースしてきましたが、本作は少しシリアスな面も見せながらアダルトな味付けが施されているのが目立ちます。

 

そうは言っても持ち前の80'sマインドが失われたわけでななく、前述のボン・ジョヴィ風味はもちろん、DOKKEN、KISSのエッセンスは健在、むしろメロディアス・ハード色が強くなっているかもしれません。

 

パーティー・ロックの喧騒後、スーツを身にまとった彼等が見せてくれるダンディでセクシーなサウンドは、BON JOVIにいつまでも「SLIPPERY WHEN WET」や「NEW JERSEY」を求めてしまう80年代フリークにとっては地味に聴こえるかもしれません。

 

そもそもがコスチュームも含めメタルをマンガ的に演出する事が得意だった彼等も、いよいよ限界を感じていたのかもしれません。

 

ほん本作での地に足のついたメロディアス・ロックへのシフトは必然だったのか、あるいは解散前提で最後に等身大のバンドの魅力を打ち出したのか不明ですが、いずれにしても先天性のメロディ・メイカーぶりはやはりタダモノではなかった気がします。

 

本作では高揚感タップリのイケイケ路線だけではなく、引きの魅力がここではかなりアクセントになっていただけに解散が惜しまれます。

 

哀愁バラードの「TIDES WILL TURN」や、泣き節全開のインストとなった「THINGS MONEY CAN'T BUY」といったナンバーに、このバンドの新たな展開が垣間見れた気がしたのですが。

 

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