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2018年5月の31件の記事

2018年5月31日 (木)

THIN LIZZY RENEGADE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは81年作、シン・リジィの「反逆者」、入荷しました。

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盛り上がるNWOBHMシーンの中で、リスペクトされ続けてきたシン・リジィが、更なる高みを求めるための意欲作とも言える試みに挑戦したアルバムです。

正式メンバーとしては、バンド初のキーボーディスト、ダーレン・ウォートンを加え、彼等のお家芸でもあったツイン・リードの魅力に新たな可能性も見出そうとする意気込みが見られます。

80年代のメタル、ハード・ロックを見越したサウンドとも言えますが、そもそもリジィ・サウンドの伝統はフィル・ライノットの独特の歌い回しによって支えてこられた面が強かっただけに、個性が薄まった感もあります。

それでもかなりメロディの際立ったナンバーが多く、捨て難い魅力のある1枚です。

後にピンク・フロイドのサポート・ギタリストとして活躍した職人、スノウィー・ホワイトが参加した最後の作品ともなりました。

2018年5月30日 (水)

KISS HOT IN THE SHADE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは89年作、キッスの80年代最後のアルバムとなった、「ホット・イン・ザ・シェイド」、入荷しました。

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二代目ドラマーとして骨太なリズムを叩き出していた故エリック・カー在籍時の最後の作品となってしまいました。

彼の初のリード・ヴォーカル曲となる、「リトル・シーザー」が遺作となってしまいました。

マンネリを防ぐ為にキッスは常にハード・ロックの楽しさを追及してきたわけですが、前作で強調されたメロディアスかつキャッチーなキラキラ・サウンドは抑えられ、本作ではメタリックな質感が目立ちます。

全15曲というヴォリュームもCD時代を意識した彼等らしいサービス精神だと思いますが、バラエティに富んだ作風が逆に本作を曖昧なものにしてしまったのかもしれません。

ただ各曲の出来は素晴らしく、シングル・ヒットした「ハイド・ユア・ハート」、「フォーエヴァー」等、忘れ難い魅力に溢れています。

2018年5月29日 (火)

FREE HEARTBREAKER

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オリジナルは72年作、フリーの通算6作目のオリジナル・スタジオ・アルバムで、バンドの最終章となった1枚、「ハートブレイカー」、入荷しました。

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この時期のフリーは不安定な状況下で、ボロボロになりながらも名曲を多く残す事になります。

前作を最後に一度は解散をしていながら、薬物漬けになっていたポール・コゾフを救済すべく再結成が果たされます。

すでにピースというバンドで活動を始めていたポール・ロジャースは、「Heartbreaker」というミドル・ナンバーの名曲を手土産として本作に望みます。

そしてロック・クラシックの一つで、多くのカヴァーがされている「WISHING WELL」も、ここで誕生しました。

ただやはり若くして大成功をした天才ミュージシャン集団の亀裂は大きかったのか、結束は長く続きませんでした。

結局ポールとサイモン・カークのオリジナル・フリー組、そしてコゾフ・カーク・テツ・ラビットで話題を呼んだラビットと山内テツが合体した形で再生されました。

途中までレコーディングに参加したポール・コゾフのギターは、「COME TOGETHER IN THE MORNING」、「TRAVELLIN IN STYLE」、「COMMON MORTAL MAN」、「SEVEN ANGELS」、そして前述のアルバム表題曲で、変わらぬ泣きっぷりを見せています。

枯れたメロディが多い構成もあり、寂しい影が見え隠れしているのですが、日本人の琴線に触れる1枚として愛されていると思いますが、純粋なフリーとして見なされていないのも事実だと思います。

ただやはりポール・ロジャースは当時まだ23歳という若さです。

この人生の酸いも甘いも知っている様な声の説得力、味わい深さには何度聴いても男惚れしてしまいます。

2018年5月28日 (月)

BAD COMPANY STORIES TOLD & UNTOLD

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バッド・カンパニーの「トールド・アンド・アントールド」、入荷しました。

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オリジナルは96年作、バッド・カンパニーにとっては、三代目ヴォーカリトとなるロバート・ハートを迎えての第二弾となったアルバムです。

無名の若手ながら、この人の声がポール・ロジャースを彷彿させるソウルフルなもので、ブライアン・ハウのフォリナー路線から完全に離れていたファンをも注目させたのではないでしょうか。

70年代のノリとメロディが確かに戻ってきていて、渋みのある大人のハード・ロックが職人達の手により体現されている様は、実に心地の良いものです。

残念ながら、このラインナップでの最後の作品となり、バンドとしても現在最新盤と言えるオリジナル・スタジオ・アルバムとなっています。

あまり評価が高くない1枚ですが、かなり味わい深いものがあります。

2018年5月27日 (日)

DEEP PURPLE PURPENDICULAR

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ディープ・パープルの96年作、「紫の証」、入荷しました。

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結成25周年記念盤となった前作、「紫の聖戦」はイアン・ギランの復帰となったアルバムとなりましたが、これがリッチー・ブラックモアの逆鱗に触れたようで、案の定リッチー大先生はパープルを離脱してしまいます。

実際ギランの声に張りはもう見られず、ジョー・リン・ターナーが歌えばもっと良かったナンバーはあったものの、全体的にはバンド・マジックに翳りが見えていた気がします。

第9期ディープ・パープルと呼ばれる体制が始まった本作は、元ディキシー・ドレッグス、元KANSASのスティーヴ・モーズという意外とも思えるギタリストが迎えられ、それこそ誰もが予想しなかったバンドの奇跡的な若返りを見せています。

まずギランのヴォーカル、そして各メンバーがモーズのギターに引っ張られる様にして生き生きとしているのが良くわかります。

癖のあるテクニカルなプレイはかなり抑え気味ではありますが、大先輩達の前で萎縮する事なく弾きまくっているモーズにも好感が持てます。

ジャム・セッションの中で作られたという曲の良さも光り、彼等が以降においても生命線を伸ばした事になった本作、30年近いキャリアを誇りながらみずみずしさを感じさせるなかなかの傑作だと思えます。

2018年5月26日 (土)

JUDAS PRIEST NOSTRADAMUS

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ジューダス・プリーストの2枚組アルバムで、30年以上のキャリア史上初のコンセプト作となった超大作、「ノストラダムス」、入荷しました。

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誰もが知る予言者、ノストラダムスの生涯を描ききるという、メタル史上画期的とも言える試みを一気に聴かせてくれます。

オーケストラやギターシンセ、ドン・エイリーをゲストに迎える等のドラマチックな構成、更にロブ・ハルフォードの歌唱法の変化がまず驚かせてくれます。
年齢を理由にする事も簡単ですが、バンド全体がかつての鋭い切れ味よりも重厚さと凄みを理想的な音で体現しているのが伝わります。

70年代の様式美ハード・ロックを奏でていた彼等にしてみれば原点回帰とも言えるスタイルなのかもしれませんが、圧倒的な貫禄がもたらす説得力と、本作の壮大なテーマが、またメタルに一つ上の高みを見せた感もあります。

全キャリアの総決算と言うよりは、誰も予想する事ができなかった到達点に達したと言えるのではないでしょうか。

全メタル・ファン必聴の作品です。

2018年5月25日 (金)

ANTHRAX LIVE THE ISLAND YEARS

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アンスラックスにとっては、初のオフィシャル・ライヴ盤、「ライヴ!! アイランド・イヤーズ!」、入荷しました。

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彼等が4枚のオリジナル・スタジオ・フル・アルバムと1枚のコンピレーション盤を残したアイランド・レーベル時代の最後の作品ともなり、アルバム・タイトル通り、その5枚からのナンバーのライヴ・ヴァージョンを収めたものとなっています。

前半8曲が91年のカリフォルニアでのライヴ、後半4曲が92年、ニューヨークのエレクトリック・レディ・スタジオでのライヴとなっています。

リリース時にはすでに脱退していたジョーイ・ベラドナがヴォーカルが務めていた時代で、「Attack of the Killer B's」に収められていた「Bring The Noise」では共演者としてパブリック・エネミーが参加しています。

インディーズ時代のデビュー・アルバム、「Fistful of Metal」からの「Metal Thrashing Mad」も聴けるのが嬉しい限りで、彼等の初期の荒々しさのみならず、スラッシュ黎明期の熱までもパッケージした様な空気が伝わってきます。

彼等の80年代のナンバーが中心のライヴは、本作でのみ聴ける事もあり、ファンとしては是非押さえておきたい1枚ではないでしょうか。

2018年5月24日 (木)

ROYAL HUNT CLOWN IN THE MIRROR

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デンマークから登場した5人組で、進化する北欧メタルの急先鋒として日本でも愛されているロイヤル・ハントのセカンド・アルバム、「クラウン・イン・ザ・ミラー」、入荷しました。

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クラシカルなセンスに長けたキーボーディスト、アンドレ・アンダーソンを中心に、今までD.C. クーパー、ジョン・ウェスト、マーク・ボールズ等の優れたヴォーカリストを擁し、その美旋律で様式美メタル・ファンを魅了してきたバンドです。

クサメタルという言葉もすっかり根付いていると思いますが、本作を改めて聴き直すとそれが揶揄する意味の新語ではなかった事に気づかされます。

特に初期の大傑作である本作に至っては、そのジャケット・センスから歌詞世界に至るまで、全てをB級感覚と決め付けてしまう事は容易でありながら、流麗なメロディ、確かなテクニックと才能に裏付けられた完璧なバンド・サウンドにひたすら身を任す快感にこそクサメタルの真髄があると思えてしまいます。

初代ヴォーカリストのヘンリック・ブロックマンの適度な湿り気と哀愁感が、余計クサメロを盛り上げてくれていて、洪水の様に溢れ出てくる圧倒的なダイナミズムは、ネオクラシカルメタルという固定ジャンルを一段上の高みを見せてくれた気がします。

80年代メタルで時間が止まっている方には、是非体験してほしい世界の一つです。

2018年5月23日 (水)

L.A. GUNS SHRINKING VIOLET

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L.A.ガンズの99年作、通産7作目となった1枚、「シュリンキング・ヴァイオレンス」、入荷しました。

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看板ヴォーカリストのフィリップ・ルイスが一時的なバンドを離脱、元LOVE/HATEのジジー・パールを迎えての唯一のアルバムとなりました。

ガンズの影に隠れながらも80年代の毒気、色気をパンキッシュなサウンドと共に体現していたバンドが、その象徴とも言うべきヴォーカリストの交代により、大きくシフト・チェンジした姿はなかなか興味深いものがあります。

クセのあるブルージーな声を個性とする新ヴォーカリストの魅力を生かすために、80年代から70年代へと遡り、バッド・ボーイズ・ロックと呼ばれたスタイルを捨て、王道ハード・ロックを生真面目に聴かせる姿勢には好感が持てます。

ツェッペリンのカヴァーも意外でしたが、パンク、グラムへと回帰する事なく、また90年代ヘヴィ・ロックへと同化する事なく、あえてブリティッシュ・ハードを選択する心意気が見え隠れしています。

それだけに懐メロ感覚的な興味本位だけではなく、ある種の期待感を持って臨める1枚です。

2018年5月22日 (火)

CHILDREN OF BODOM ARE YOU DEAD YET?

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チルドレン・オブ・ボドムの2005年作、「アー・ユー・デッド・イエット?」、入荷しました。

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チルボドの通産5作目となったアルバムで、メロデスの安定供給が本作により確立されたとも言える完成度を誇っています。

クラシカルな要素は更に減退、代わりにモダン・へヴィネス以降のニューメタルを下敷きにしながら流麗なキーボードが隠し味となり、重量感がより増したものとなっています。

バンド・サウンドのゴツくなっている分、ヴォーカル・メロディのキャッチーさが増し、この対比がメロデスの可能性を広げてきたのだと思います。

北欧のメタル・シーンが80年代から築いてきたメロディへの強固なこだわり、そして世界へと繋いできたメタルへの真摯な取り組み方が土壌となり、彼等の様なバンドを生み出してきたのだと思いますが、それにしても恐ろしい程の美しき激情には圧倒されます。

最早フィンランドはメタル聖地の一つとして崇められるべきだと思います

2018年5月21日 (月)

LIVING COLOUR STAIN

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88年のデビュー以来、精力的なアルバム・リリースを続けてきたリヴィング・カラーの通産4作目のアルバム、「ステイン」、入荷しました。

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90年代に入り、ミクスチャー・ロック、特にラップとメタルの融合がメインストリームとなる中、ブラック・ロックの中心にいた彼等はひたすら正統派ハード・ロックに徹していた感もあります。

もちろん実験性、器用なソング・ライティングが本作を興味深いものにはしているのです
が、キャッチーなリフを中心としたメタリックなナンバーにこそ、このバンドのインパクトはあったのだと思います。

ただこのあまりにもストレートな方法論が一体どれだけ時代に有効だったのか、当時は真剣に語られていなかったと思います。
こんな邪推をさせてしまう程90年代は過酷なシーンだったのだと思います。

メタルが細分化して、ファンの拡大、分散がされていた中、彼等の様なバンドが埋もれがちになるのは大きな損失だったのではないでしょうか。

今だからこそ力強く響く、実にカッコいい1枚です。

2018年5月20日 (日)

PAT TRAVERS MAKIN' MAGIC

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オリジナルは77年作、カナダの炎のギタリスト、パット・トラヴァースのセカンド・アルバムとなった1枚、「メイキン・マジック」、入荷しました。

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カナディアン・ハードの草分け的存在として語られる事もありますが、ロンドンに移住してハード・ロッカーとして真っ向勝負していた人で、彼が率いるバンドの卒業生には実に優れたプレイヤーが多かった事でも有名です。

本作ではドラマーに現IRON MAIDENのニコ・マクブレインが参加、ベースには以降も名女房役となるピーター・マーズ・コーリングというパワー・トリオ編成で、実にすがすがしいハード・ロックを聴かせてくれます。

ゲストにはMOTORHEADやTED NUGENTのプロデューサーとしても有名なキーボーディスト、ピーター・ソリー、グレン・ヒューズがコーラスで、そして当時THIN LIZZYに在籍していたブライアン・ロバートソンが迎えられています。

「STEVIE」ではブルージーな哀愁バラードを聴かせてくれますが、基本はアメリカン・ハードと言える痛快で陽性の高揚感を持ったメロディを得意としていて、ギンギンに弾きまくるプレイにはハード・ロックの醍醐味が満載されています。

フュージョン・タッチのメロウなギター・インスト、「What You Mean To Me」でも、例え泣きのギターであっても、ちゃんとロックしているのに好感が持てます。

彼の代表曲でもある「Rock’N' Roll Susie」で体が反応しないとしたなら、ロックが苦手と判断してもいいとさえ言い切れると思います。

AC/DCやVAN HAN HALEN、ZZ TOP等が繋いできたのと同等の正統派ハード・ロックを、かなりガッツリ届けてくれる1枚です。

2018年5月19日 (土)

SAXON DESTINY

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オリジナルは88年作、サクソンの9作目となったアルバムで、彼等のアメリカン・マーケット狙いのサウンド指向が極まった1枚、「デスティニー」、入荷しました。

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同期とも言えるIRON MAIDENの正統派メタル、DEF LEPPARDのメロディアス路線、そのどちらにも振りきれない、ある意味芯の強さこそがサクソンの魅力でもあったと思うのですが、80年代後半のHR/HMの過渡期とも言える時代は踏ん張りどころでもあったはずです。

オープニングでいきなりクリストファー・クロスのカヴァーを持ってくる突き抜けっぷりには驚かされましたが、結果的には空振りに終わってしまったのが残念です。

かつて83年作のアルバム、「POWER & THE GLORY」収録の「Nightmare」で、そのイントロがクリストファー・クロスのヒット曲、「SAILING」に似ているという指摘があったと思いますが、それを逆手に取った様なカヴァーが素敵です。

ちなみにサクソンは84年のアルバム、「CRSADER」では「Sailing To America」というオリジナル・ナンバーそ収録していますが、これがまた見事なメロディアス・ハード・ポップとなっていました。

そうした経緯があってこそのポップ化だと理解すると、本作も更に興味深く聴けてしまうと思うのですが、彼等の中に脈々と流れるバイカーズ魂が邪魔するのか、従来の王道サクソン節とキラキラした80年代メタルが同居した作風に好き嫌いがはっきりするのかもしれません。

もろデフ・レパード化したミドル・ポップ・バラード、「I CAN'T WAIT ANYMORE」、まるでSTRYPERの様にも聴こえるキーボード主導のハード・ポップ・ナンバー、「WE ARE STRONG」等、大胆なアプローチを挟み、ストイックなリフによる鋼鉄節が炸裂するナンバーとの対比が、この時期のサクソンの特徴にもなりました。

彼等の見かけによらない器用さが仇となっているのは否定できず、一途なメタル魂とバンドの旺盛なソング・ライティング・センスが両立しないという悪い例になってしまったのかもしれません。

ただそれでも本作は憎めない傑作になっているのも事実だと思います。

ボーナス・トラックとして追加収録されたシングルB面曲、「LIVE FAST DIE YOUNG」が信じられなき位カッコいいN.W.O.B.H.M.の哀愁型疾走ナンバーとなっているのですが、この曲こそがSAXONの最もSAXONらしい部分を象徴しているのが皮肉です。

2018年5月18日 (金)

BON JOVI BOUNCE

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オリジナルは2002年作、ボン・ジョヴィの通算8作目となったアルバム、「バウンス+ライヴ・トラックス」、入荷しました。

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アメリカの多くのバンドが9.11からのショックを隠そうとしなかったのと同様、彼等もまた作品に色濃くその影響を出しています。

元々キラキラしたヴィジュアルで、ストリート目線でトミーとジーナのけっして恵まれてはいない人生を歌い続けてきた彼等だっただけに、自分達の立つべき場所を力強く示してくれている様な作風が目立ちます。

ポジティブな姿勢と真摯な歌詞への取組と同時に、メロディはハード・ロック的ダイナミズムから大らかな正統派アメリカン・ロック寄りへとシフトしているのも見逃せません。

前作の「クラッシュ」で新たなファンを取り入れた幅広い音楽性は、ここではよりルーツ的なものへと回帰していった感もあり、ジョンの敬愛するスプリングスティーやトム・ペティ、ジャクソン・ブラウン等と同様の説得力をすでに見せています。

その中でも特筆すべきは、「THE DISTANCE」や「LOVE ME BACK TO LIFE」での新機軸と言えるメロディ作りでしょう。

激しさよりも静かな高揚感、ストリングスの導入で盛り上がるドラマ性、情感溢れるヴォーカルでの語り口も若さよりも確かなパンチ力を持ったものへと変化しています。

もちろん王道ボン・ジョヴィ節と言えるアルバム・タイトル曲や、「EVERYDAY」といったナンバーも違和感なく収まり、彼等のHRバンドとしての魅力も失せてはいません。

尚本作は2010年にリイシューされた、4曲のライヴ・ヴァージョンが加えられたものとなっています。

2018年5月17日 (木)

STRATOVARIUS DESTINY

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ストラトヴァリウスの98年作、「デスティニー」、入荷しました。

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一定層からの熱い支持を受け、世界的にもメロパワの代表的バンドとして認知度を強めたストラトヴァリウスが、怒涛の勢いでリリース・ラッシュを続け、母国では見事No.1となった通算7作目のアルバムです。

オープニングは10分を超える大作となり、ティモ・トルキ自身が幼少時代に所属していたというヘルシンキの少年合唱団の美しいコーラスで幕を開けます。

そのティモのほぼワンマンに近い体制で作られた本作は、「善と悪」という普遍的なテーマをドラマティックに描かれており、完璧主義者と言われる彼のメロディ、構成力が一気に駆け抜けていくものとなっています。

シングルとなった「SOS」のかなりストレートなメロディとモダンなアレンジは、ネオ・クラシカルの枠組みを自ら取り払うかの様な突き抜け方をしていて、意見の分かれるところでしょうが、彼等が正統派メタルの古典的手法をここで改めて披露するのは新鮮でもありました。

更にはTNTやSHYを思わせる美麗メロディアス・ハード・ナンバー、「4000 RAINY NIGHTS」や「PLAYING WITH FIRE」が特にも素晴らしく、これまでテクニカルかつクラシック要素の強いメタルに先入観を持っていたファンをも虜にする新しい魅力が開花したとも思えます。

まぁよくもこれだけ質の高いメロディアス・メタルとしての質を持続できるものだと、本当に感服してしまうのですが、自分の力量と得意分野を正しく把握し、なおかつファンが求めるもの以上の完成度を常に追求していないと実現できない事だと思います。

良く「メタル」は思考停止、現状維持といった音楽としての批判がされますが、例えそれが正しい見方だとしても、これ程胸を熱くされるメロディを提供できるとしたなら、それはもうアートという意味でも一流という事なのではないでしょうか。

2018年5月16日 (水)

IZZY STRADLIN AND THE JU JU HOUNDS

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ガンズのオリジナル・メンバーであり、初期の代表曲を手掛けてきたイジーの初ソロ作品、「イジー・ストラドリン・アンド・ザ・ジュ・ジュ・ハウンズ」、入荷しました。

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ガンズ脱退後、本来はソロ名義でリリースされる予定だったらしいのですが、80年代から知り合いであった元BROKEN HOMESのベーシスト、ジミー・アシュハーストとのバンド結成をしたイジーがヴォーカリスト、ギタリストとしての安定したポジションを得るために、ジュ・ジュ・ハウンズとの共同名義になった様です。

「Paradise City」、「Sweet Child o' Mine」、「Patience」、そして「Don't Cry」の作者であったイジーは、言わばガンズのレイドバックした部分を担当していたと思いますが、本作も想像通り、そして期待以上のピュアなロック・アルバムとなっています。

ストーンズと言ってしまえば身も蓋もありませんが、ロン・ウッドのナンバー、「Take A Look At The Guy」のカヴァーに至っては、まさにズッパマリと言える味わい深さとなっています。

またスリージーでクールなサイドもガンズの魅力の一つであったと思いますが、やはりこの人のセンスであったのかと思われる、HANOI ROCKSからのパンキッシュな影響やレゲエの導入等、アクセルやスラッシュのド派手なイメージとは折り合えなかったこの人の人柄も滲み出ている気がします。

ロックが破壊衝動と快楽追求を叫び続けてきた中、こうした悟りにも近い境地でギターを掻き鳴らしてきたのは奇跡的とも思えますが、そんな彼がガンズというモンスター・バンドに耐えきれなかったのは自明の理と言えるのかもしれません。

最近アクセルとスラッシュが仲直りをし、再結成、復活という報道もされていますが、おそらくイジーは無関係の話と思われ、そこのアルバムを聴き直すとそれが実に寂しくも思えてしまいます。

日本盤ボーナス・トラックとなった「How Much」では、「変化を感じる、それを言わずにいられない」と渋く、そして穏やかに歌っているのですが、そんなイジーの素直な心境が現れている好盤です。

2018年5月15日 (火)

PRETTY MAIDS SCREAMIN' LIVE

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30年以上のキャリアを誇るプリティ・メイズが、95年にリリースした初のオフィシャル・ライヴ盤となった1枚、「『スクリーミン・ライヴ」、入荷しました。

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通算5作目の「SCREAM」に伴うツアーを収録したもので、母国デンマークのコペンハーゲンでのライヴ音源となっています。

この時期の彼等は多くのHR/HMバンド同様、苦戦、模索を強いられていたわけですが、持ち前の幅広いセンスを恐れる事なくサウンドに反映、正統派様式美ハード・ロックからハード・ポップ、バラードと、言ってみれば節操の無さこそが強い個性となっていました。

「SCREAM」はそんな彼等の発展途上と言えるアルバムであった気もしますが、さすがにライヴでは迷いのない達者なショーを見せてくれています。

「RED HOT AND HEAVY」が一番盛り上がっているのは致し方無いとしても、実にバラエティに富んだナンバーを持っているバンドである事を再確認させられます。

ジョン・サイクスとフィル・ライノットの超名曲、「PLEASE DON'T LEAVE ME」のカヴァーも絶品で、以降彼等の大事なレパートリーとして知られていく様になります。

欧州の他のバンド勢と比べるとかなり柔軟性があり、しかもソング・ライティング・センスに長けている反面、その器用ぶりがずっと仇になっていた面も拭えないと思います。

ただライヴ・バンドとしては実にけれん味の無いストレートなハード・ロック・バンドであるために、素直に曲の良さを楽しませてくれる魅力の方が勝っていると思います。

母国のファンの熱狂的な受け入れぶりを差し引いても、優れたライヴ・アルバムとして仕上がっていると思われます。

尚、ボーナス・トラックとなった「WHEN IT ALL COMES DOWN」は新録と思われるスタジオ・テイクですが、蛇足とも思われるナンバーで、彼等にしては凡庸なパワー・メタル調となっています。

2018年5月14日 (月)

TESLA BUST A NUT

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80年代組としては、アメリカン・ハードの良心とも言えたテスラの通算4作目のスタジオ・アルバム、「バスト・ア・ナット」、入荷しました。

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泥臭さと渋い泣き節を個性としながら、正統派ハード・ロックのツボを知り尽くしたバンドですが、日本では本国アメリカ程の支持が得られなかったのは、ある意味仕方無い事だと思われます。

生粋のライヴ・バンドである彼等は、地道なツアーにより人気を獲得してきた叩き上げのバンドであり、90年発表のアコースティック・ライヴ・アルバム、「Five Man Acoustical Jam」の大ヒットは、日本人にとってはなかなか理解し難いものがあったと思います。

そんな職人的な性格を持つバンドは、もっと日本で支持されても良かったと思えますが、彼等の直線的な音楽性が邪魔したのもあったかもしれません。

本作でも90年代のメタル・シーンに媚び売る多くのバンドとは違い、よりメタリックなエッジを強調した手堅い音が目立ちます。

オープニングから随分パワフル、ヘヴィになった印象があり驚かされますが、以降安定のTESLA節が続きます。

引きの魅力も相変わらず見事で、巧みなソング・ライティング・センスと、ジェフ・キースの味のあるヴォーカルがいっきに聴かせてくれます。

また得意のカヴァーも本作では、DEEP PURPLEがヒットさせた事で有名な「HUSH」の作者として有名なジョー・サウスの「GAMES PEOPLE PLAY」、そして日本盤のみのボーナス・トラックとして、ツェッペリンの「THE OCEAN」を取り上げています。

派手さよりもいぶし銀の色合い、質実剛健と言える1枚です。

2018年5月13日 (日)

WHITE LION MANE ATTRACTION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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ホワイト・ライオンの91年作、「メイン・アトラクション」、入荷しました。

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80年代後半、LAメタルとはまた違った流れでポップで流麗なメロディを得意としていたホワイト・ライオンの通産4作目、そして絶頂期最後となった91年作のアルバムです。

欧州の湿った哀愁感とヴァン・ヘイレンを始めとしたカラッとしたアメリカン・ハードの魅力が融合した非常にユニークなバンドだったと思います。

チープ・トリック等で有名なリッチー・ズィトーをプロデューサーに迎えて、元々得意としていたハード・ポップ色強いメロディアスな面を更に強調した事により、80年代ハード・ロックの甘くキラキラした印象が強く残る1枚となっています。

もっと再評価がされていいアルバムだと思います。

2018年5月12日 (土)

AQUILA MAN WITH A MISSION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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アクイラの2004年作、「マン・ウィズ・ア・ミッション」、入荷しました。

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90年代後半にオランダからまさに彗星の如く現れたテラ・ノヴァは、ここ日本ではメロディ志向派のHR/HMファンを中心に熱い支持により確かな存在感を放っていました。

暗く湿った叙情性は一切感じさせず、明るく陽性なメロディとハーモニー、キラキラしたキーボードを主体としたアレンジは、80年代マインドを時代に逆行するかの様に甦らせ、孤高のメロディアス・ハード職人としての地位を確立したのでした。

残念ながら十分なサポートを受ける事無く解散を余儀なくされ、アクイラとして新スタートを2001年にスタート、嬉しい事に3年ぶりとなるセカンドが本作となりました。

中心メンバーのフレッド、ロンのヘンドリックス兄弟が変わらず牽引、TERRA NOVA時代から華やかなギターを聴かせてくれたジェスイーノ・デローザスがここでは不参加ながら、前作と変わらぬハード・ポップ的アプローチの強い陽性のトキメキ・サウンドが炸裂しています。

前作同様テラ・ノヴァとははっきり区別する様に、メロディアス・ハードよりもストレートなポップ・ナンバーを強調する路線となっていますが、強い信念を感じさせる歌詞にはフレッド・ヘンドリックスの一途なロックへの思いが見てとれます。

「衝突や攻撃は恐れない 決してあきらめはしない」と歌われるアルバム・タイトル曲では、自分達のサウンドに少しも迷いが無い事を逞しく宣言、ファンへの忠誠を時代と向き合い続ける事を誓ってくれている様にも聴こえます。

また「政治の事なんか退屈で歌いたくない」と底抜けのパーティー・ロックとした「Shakin' Me Babe」では、柔いポップ・メロディの中に潜む骨太さを感じさせます。

そうした熱さも隠そうしないひたむきさが実ったのか、本作を最後にしてTERRA NOVAの名前を復活させ、翌年には新作をリリースしてくれました。

再び燃え上がる様な高性能メロディアス・ハードが復活する前の疾走型ポップ・ハードに徹底した本作は、もちろんそうした経緯を考えさせる事無く楽しませてくれます。

2018年5月11日 (金)

FASTER PUSSYCAT WAKE ME WHEN IT'S OVER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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ファスター・プッシー・キャットの「ウェイク・ミー・ホエン・イッツ・オーヴァー」、入荷しました。

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移り変わりの早い80年代後半、デビューから2年を空けてファスター・プッシー・キャットがリリースした89年作のセカンド・アルバムです。

Guns N' RosesやL.A. GUNSに大きく水をあけられた感もあり、彼等のいかがわしい雰囲気も手伝い、ますますB級臭さをプンプンさせる様になっているのですが、もちろんこの手のバンドにとっては褒め言葉にしっかりなっていくのだと思います。

どこか薄っぺらい印象もあった前作よりも、かなり骨太になったサウンドが印象的で、派手さとハードなエッジは整頓されていながら妖しさはタップリと残されています。

プロデュースを手掛けたジョン・ジャンセンなる人は、Bang Tango、Love/Hate、Britny Fox、Cinderella、Warrant等々と仕事をしてきた強者で、なるほど本作の手堅さと洗練度は合点がいく内容です。

ますますスティーヴン・タイラーに聞こえてしまうテイミー・ダウンのアクの強さも、いつの間にか心地良くなってくる程で、エアロスミスの最も猥雑な部分を純粋培養した様なグルーヴとメロディは、ガンズの暴走とは違ったエグゾーストノートを聴かせてくれます。

「House Of Pain」や、「Please Dear」でのバラード・メイカーとしてのセンスも、冴えまくっていると思います。

2018年5月10日 (木)

RAINBOW LIVE IN EUROPE

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レインボーのオフィシャル・ライヴ盤の一つ、「ライヴ・イン・ヨーロッパ」、入荷しました。

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90年にリリースされたレインボーの「ライヴ・イン・ジャーマニー」と同じ内容で、タイトル変更、ジャケ違いで発表されたライヴ盤2枚組です。

初来日公演を収録した「レインボー・オン・ステージ」用にずっとヨーロッパ・ツアーをレコーディングしていたものと思われ、収録曲もかぶるのですが、そんな事はこの際全く関係ありません。

リッチー、ロニー、コージーの三頭政治体制と呼ばれていた時期のライヴは、各公演でスタイルを変え続け、スリリングなバトルが呼び物だっただけに、貴重な記録であると思われます。

76年、9月29日、ミュンヘンでの収録が中心となっている様ですが、「Mistreated」でのリッチーの情感溢れるプレイ、「Catch The Rainbow」でのロニーの絶唱、そして日本公演よりもパワフルと思われるコージーのドラムも必聴となっています。

様式美HRという言葉は、まさに彼等のため、という事を再認識させられます。

2018年5月 9日 (水)

RUSH ALL THE WORLD'S A STAGE

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オリジナルは76年作、ラッシュの初のライヴ盤となった1枚、「オール・ザ・ワールズ・ア・ステージ 世界を翔るロック」、入荷しました。

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以降彼等はライヴ・アルバムを一つの区切りとして、バンドの進化の新章へと繋いでいく手法をとっていくわけですが、まさに本作のタイミングこそが全ての始まりだった気もします。

74年にカナダのツェッペリン・フォロアーとしてデビューし、パワー・トリオ体制のハード・ロック・バンドから4作目にあたる「西暦2112年」でプログレッシヴ・メタルの源流とも言えるサウンドとSFをテーマにした知的なスタイルを確立した直後のライヴという事もあり、本作はラッシュの初期の激動期を知るには最適のものとなっています。

全9曲という内容ですが、アナログ盤リリース時は2枚組であった事からも、当時の彼等のスケールの大きさを感じさせます。

同時代のカナダのバンドには、多くの新世代と称されるハード・ロック・バンドが存在しましたが、テクニック、思想性共に群を抜いて秀でていた事がライヴからも察しがつきます。

トリオとは思えない音の厚さが個性でもあったと思いますが、オリジナルのミックスはゲディ・リーのヴォーカルが前面に押し出された形で処理されているのか、かなりライヴ・アルバムとしては違和感も残る部分もあるのですが、逆にそれがRUSHというバンドの特殊性を目立たせているかもしれません。

いずれにしても彼等の70年代の硬質な部分を生々しく伝えてくれる、貴重な作品だと思います。

2018年5月 8日 (火)

BOW WOW BOW WOW #2 LED BY THE SUN

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新生BOW WOWとして復活した第2弾アルバムであり、前作の勢いそのまま、そしてより練られたメロディが目立つ快作、「#2 レッド・バイ・ザ・サン」、入荷しました。

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WILD FLAGのメンバーでもあり、今では日本のロック・シーンで大活躍しているリズム隊、満園兄弟の一人、満園英二に代わり、なんとオリジナル・メンバーの新美俊宏が加わっています。

これにより以降のオリジナルBOW WOWの再結成へと繋がっていく事にもなったと思われ、本作を最後に活動を一旦停止しています。

初期BOW WOWにも近い豪快なハード・ロック路線は相変わらずで、ヴォーカリストの堀江哲也がかなり健闘しているのが目立ちます。

前作では80年代的なパーティー・ロックのカラッとした雰囲気がありましたが、本作ではよりコアなハード・ロック回帰が見られ、ブルージーにならない程度の70年代の古き良き香りが全面に出ている感があります。

ギターに専念している山本恭司の弾きまくりぶりがとにかく気持ち良く、インスト・ナンバー、「DOGBITE」はこの人有りと言わんばかりの存在感を放っています。

少し山田信夫にも似てきたヴォーカルを生かしているせいか、バラード・ナンバ-、「FOR THE DISTANCE」等は、かつてのMAKE-UPやGRAND PRIXを彷彿させるのもユニークなところだと思います。

2018年5月 7日 (月)

RUSH HEMISPHERES

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ラッシュの70年代の傑作、「神々の戦い」、入荷しました。

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オリジナルは78年作、ラッシュが哲学的でギリシャ神話にその方向性を見出していた最後のアルバムだったと言えると思います。

前作、「フェアウェル・トゥ・キングス」収録の「シグナスX-1 大巻 航海」の続編となる大作「第2巻 神々の戦い」から始まる本作は、アポロ対ディオソニスという現代社会にも通ずる普遍的なテーマを主軸に、宇宙と人間との関係にまで思慮をめぐらした壮大なストーリーとなっています。

プログレとメタルの方法論をあくまでキャッチーに仕上げるというラッシュ流のセンスもここでピークを迎え、以降の80年代では更にポップ・フィールドへと手を伸ばしていきますが、本作で成し遂げた快挙は理解されるにはまだ時期が早かったのかもしれません。

2018年5月 6日 (日)

SLAYER SOUTH OF HEAVEN

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88年作、スレイヤーの4作目となったアルバムで、以降のバンドの幅を大きく広げる事に成功した実験作と見なせる1枚、「サウス・オブ・ヘヴン」、入荷しました。

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ライヴの定番曲となったアルバム・タイトル曲は本作の最もドラスティックな変化を象徴するオープニングとなりました。

メロディアスなギターと、スピードを排除した安定感のあるリフは、当時全く別バンドとして聴かれる事になり、賛否両論を巻き起こす事になります。

前作の「REIGN IN BLOOD」、あるいはかつての「CHEMICAL WARFARE」で世界最速の名を欲しいままにした彼等は、極限にまで突き詰められたスラッシュ、そしてメタルの形骸化を避けたと思われ、意識的にスロー・ダウン、そして歌詞を聴かせる事に徹しています。

結果的にはより速さを求めるファンからは否定的にとられてしまうわけですが、スレイヤーの邪悪さ、コアなメタル・スピリットはより強固なものとなったと思います。

ミドル・テンポに伴い、トム・アラヤのヴォーカルもストレートな歌唱が目立つ様になり、ややもすれば一本調子になりがちな曲のスタイルに幅を持たせる事に成功していると思います。

やはりプロデューサーのリック・ルービンの貢献度は見逃せず、本作でのクリアで洗練されたサウンド・プロダクションの中でリフをどれだけストロングに生かすか、そして減速したBPMの中でどれだけドラムの疾走感を生かすかという点は、以降のメタル作品のお手本にもなったのではないでしょうか。

後のAC/DC、メタリカ、更にレッド・ホット・チリ・ペッパーズに至るまで、多くのルービン作品にさえ影響を与えていると思います。

更にアルバムの構成も実に良く練られていると考えられ、この点があまり語られてこなかったのが不思議な気さえします。

衝撃的なオープニングから徹底的なリフの応酬がイーヴルなサウンドを演出、後半では意外とも思えたジューダス・プリーストの70年代の曲のカヴァー、「異端からの反撃 Dissident Aggressor」も違和感無く収まり、ラストはやはりメロディを強調した「SPILL THE BLOOD」で締めくくるという、ある意味様式美さえ感じる完成度だと思われます。

2018年5月 5日 (土)

GARY MOORE POWER OF THE BLUES

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前作でパワー・トリオ体制、SCARS名義で新たなブルースの追求を見せたゲイリー・ムーアが、2004年に発表したアルバム、「パワー・オブ・ザ・ブルーズ」、入荷しました。

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特にこの時期、精力的な活動が目立っていたゲイリーですが、生き急いでいたわけではないと思いますが、本作でのパワフルな弾きまくり状態を改めて聴くと、何か感慨深いものもある1枚です。

ドラムにはスカーズでもゲイリーを支えた、ダーリン・ムーニー、そしてベースには92年作の「AFTER HOURS」以来の参加となる名手、ボブ・デイズリー、キーボードにジム・ワトソンを加えたシンプルな構成。

ただ強力なリズム隊に煽られるかの様にゲイリーがかなり暴れまくるオープニングのアルバム・タイトル曲を聴いた瞬間、彼が若返っているかの様に思えてしまいます。

もちろんかつての速弾き回帰したわけでなく、硬質のギター音、リフ、ヴォーカルが、全てソリッド、メタリックになった事で、ハード・アンド・ヘヴィ・ブルーズとでも言うべき境地に達していると思われます。

恒例のカヴァー大会は、今回は3曲のみ。

その内1曲が、あの「I CAN'T QUIT YOU BABY」である事に驚かされた人も少なくないと思います。

ロバート・プラントの絶叫型ヴォーカルにゲイリーが敵うわけもないのは承知の上で、どうしたってツェッペリン・ヴァージョンと比較してしまうのが人情というものでしょう。

このナンバーを選んだ経緯は不明ですが、ジミー・ペイジのギターを霞ませたり、かつて「LED CLONES」でゲイリーが宣言したツェッペリン至上主義の再確認という事ではなく、ただただ楽しんでいるというのが実情だと思われ、本作のトーンの中でもけっして浮いているわけではありません。

そうしたゲイリーの心情がストレートに吐露されたと思われる「THAT'S WHY I PLAY THE BLUES」では、これまでの情緒過多気味なメロウな部分をあえてスポイルしたかの様な渋さが光り、彼の新たなバラード・メイカーとしての魅力に繋がった感があります。

ハード・ロック回帰を彼に望むファンは多かったとは思いますが、個人的には本作でのブリティッシュ・ハードとしての古典をしっかり守りながら、自分らしさの追求を止めようとしないゲイリーの姿にまず感動させられます。

メロディの良さはもちろんなのですが、ブルーズに更に一段上の高みを与える様な果敢な意気込みが込められている様なゲイリーの心意気に、ROCKを感じずにいられません。

2018年5月 4日 (金)

ERIC MARTIN MR. VOCALIST

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ご存知エリック・マーティンがMR. BIGの活動停止期間中に、日本人とっては特別な1枚となった企画盤第1弾、「ミスター・ヴォーカリスト」、入荷しました。

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TMG参加以降、約4年間主夫生活で音楽シーンから退いていた彼が、突如J-POPの大ヒット曲の数々を英語ヴァージョンでカヴァー、しかも女性ヴォーカリストのものばかりという、一歩間違えれば懐メロ歌手というレッテルを貼られてしまいそうな企画を、極上の声で一気に聴かせてくれます。

優れたメロディを優れた声で歌う、というごくごくシンプルな作りながら、予想以上の圧倒的な説得力を持っている事に驚かされた人も少なくないと思います。

日本ではもちろん大ヒットし、似た様なカヴァー企画に拍車を掛け、彼のシリーズ作としても以降続いていく事となります。

MR. BIGがいかに日本人に愛されてきたのか、またこの人のヴォーカリストとしての素晴らしさを改めて思い知らされた1枚です。

2018年5月 3日 (木)

VOW WOW HARD ROCK NIGHT

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オリジナルは86年リリース、VOW WOW名義では唯一のオフィシャル・ライヴ盤となった1枚で、彼等の全盛期の実力を余すところなく伝えてくれるアルバム、「ハード・ロック・ナイト」、入荷しました。

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「BEAT OF METAL MOTION」、「CYCRON」に続くアルバム、「Ⅲ」リリースに伴うツアーから、最終日となった中野サンプラザでの2日間の公演から収録がされています。

会場の元々のキャパシティが誇る音の広がりの良さに加え、厚見玲衣の華麗なキーボード、そしてライヴ・パフォーマーとしても抜群の安定感を誇る人見元基のヴォーカルが冴え渡り、バンド・サウンドの完成度にはまず驚かされます。

日本を代表するギタリスト、山本恭司が得るべくして得たトップ・レベルのミュージシャン集団としてのライヴ、という見方と同時に、当時の彼等が追求していた音楽性の高さに改めて感動してしまいます。

ジャパメタ創成期において第1人者とも言える存在でありながら、ヘヴィ・メタルではなく、ハード・ロック・ナイトとしたのは、完璧な英語力と洗練されたアレンジ、そして高性能メロディアス・ハードとしてのメロディにこだわっていたからだと思います。

これがLOUDNESSだったら「HEAVY METAL NIGHT」になっていたはずで、EARTHSHAKERだったらやはり「HARD ROCK NIGHT」になっていたのでしょうか。

ただやはりVOW WOWの最大の個性は、ギタリストのカリスマ性だけでなく、圧倒的な存在感を放っていたヴォーカリストがいた事でしょう。

かつてはスティーヴン・タイラーもカヴァーした名スタンダート・ナンバー、「CRY ME A RIVER」をアカペラで歌い切ってしまう人見元基の凄さは言葉ではなかなか伝えきれません。

おそらく会場にいた人々は、鳥肌ものの感動を覚えた事でしょう。

途中挟まれるキーボード・ソロもプログレッシヴな世界観を感じさせながら、確実ドラマティックに会場を盛り上げています。

彼等はツアー終了後、いよいよ渡英をし、世界への挑戦をしていく事になるわけですが、それも納得のいく話で、実力、メロディ共にすでにそのレベルに達していた事を実感しながらライヴを続けていたのではないでしょうか。

ここ日本にこれだけ燃え上がる様なメロディアス・ハード・サウンドを鳴らしていたバンドがいたという事を、今一度思い出すべきだと心の底から思える1枚です。

2018年5月 2日 (水)

MOTORHEAD 1916

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モーターヘッドの通算9作目となったオリジナル・アルバム、「1916」、入荷しました。

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92年度グラミー賞ベスト・メタル・パファーマンス部門のノミネート作となりました。
(この年受賞したのは3年連続という快挙を果たしたメタリカでした)

前作から4年という、彼等にしては長いブランクがありましたが、ここではフィルシー・アニマル・テイラーが復帰してからの2作目として、フィル・キャンベル、ワーゼル、そしてレミーという4人体制のバンド・サウンドも新たなモータヘッドの個性を生んでいる感があるバラエティに富んだ作風になりました。

オープニングはフィルのドラムイントロがカッコ良い王道モーターヘッド節が炸裂しますが、レミー流サイケとでも言うべき「NIGHTMARE/THE DREAMTIE」、ブルージーなパワー・バラードでレミーが激しい情愛を叫ぶ「LOVE ME FOREVER」、当時まだ現役だったラモーンズへの友情を感じる讃歌で、タイトルも曲調もずばり「RAMONES」、そして圧巻はラスト・ナンバーとなるアルバム・タイトル曲です。

まるでピンク・フロイドを思わせるオルガンとオーケストレーションが静かに盛り上がる中、第1次世界大戦をモチーフにしたと思われる美しいバラードとなっています。

兵士の郷愁感、血を流し合う事の虚しさを切々とレミーが歌い上げているのですが、ここでのヴォーカルがなんともせつなく響きます。

モータヘッドのアルバムとしては、かなり異色とも言える内容を含みながら、大半はしっかりと彼等らしさを強調する事で昔からのファンも安心して聴ける1枚だと思います。

2018年5月 1日 (火)

GARY MOORE STILL GOT THE BLUES

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ゲイリー・ムーアの後期を代表する1枚でもあり、大きな転換期ともなった傑作、「スティル・ゴット・ザ・ブルース」、入荷しました。

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前作で自らツェッペリンへのリスペクトを提示、そして安易に過去の偉人の業績を盗用まがいで用いるバンドをたしなめたゲイリーが、いよいよブルース回帰路線をスタートさせた90年作のアルバムです。

80年代メロディアス・ハードの先駆け的サウンドを作り続けながら、ポップ化していくメタルの喧騒からいち早く離脱していった姿は潔ささえ感じられました。

アルバート・キング、アルバート・コリンズといったブルース界の巨匠を迎え、半分以上の曲がカヴァーとなり、彼のルーツを改めて堪能できます。

マシンガン・ピッキングを捨て、エモーショナルでセクシーなギター、渋いヴォーカルといった以降のゲイリーのスタイルがすでに確立しています。

その集大成がタイトル・トラックとなった熱すぎるバラードだったと思います。

元々はクラプトン用に作られた「That Kind Of Woman」では、その作者である巨匠で、やはり故人となったジョージ・ハリソンがゲスト参加したのも大きな話題となりました。

ハード・ロックからブルースへと、そのシフトチェンジがこの人程自然で巧みだったケースは、そうそうなかったと思われます。

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