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2018年4月の31件の記事

2018年4月30日 (月)

REACTION REACTION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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セルフタイトルが冠せられた、リアクションの88年作、メジャー第三弾となったアルバム、「リアクション」、入荷しました。

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英米のHR/HMシーンが盛り上がっていた当時、独自の進化を遂げてきたのがジャパメタでもあったと思いますが、このリアクションも独特の存在感を放っていました。

関西メタルと呼ばれた多くのメジャー・バンドに対し、ANTHEMと共に関東勢を代表していた彼等は、音楽性による個性の差別化というよりは、良い意味での節操の無さ、器用なメロディ・センスこそが強みであったと思われます。

正統派メタルと言えるかなりきっちりとしたパワー・メタルから、スリージー系のハード・ロック、ライトなアメリカンなセンスと、洗練されたヴィジュアルは、グラムメタルの日本的な完成モデルでもあったのではないでしょうか。

ヴォーカルの甘さ、線の細さが弱点だったのかもしれませんが、それをも個性と思わせる曲作りの巧さが目立ちます。

全ての曲を手掛けたギタリストの斉藤康之、タイトでスピーディーなバンド・サウンドの要であったドラムの梅沢康弘がすでに他界してしまっているというのが本当に残念でなりませんが、本作こそがリアクションの魅力が全て詰まった1枚であると思えます。

軟弱なバラード、中途半端なキャッチ―さは極力排除、ストレートなパワー系から80's的なメタリックな質感で統一されたトータル・イメージは、次作で超ポップ展開をする事になるわけですが、とても同じバンドとは思えません。

ガンズの登場以降、激しい時代の変化を見せていくアメリカのHR/HM事情をよそに、ここ日本での最後の80年代メタル魂の意地とも受け取れる潔さ、加えてけっしてポップ・メタルに走らないストイックさがうかがえる名盤です。

2018年4月29日 (日)

ROSE TATTOO ROSE TATTOO

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは78年作、オーストラリアのゴリゴリの極悪非道集団、ローズ・タトゥーのデビュー・アルバムとなった、「ローズ・タトゥー」、入荷しました。

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AC/DCファンなら間違いなく気になる存在で、プロデュースもヴァンダ&ヤングのチームと聞けば尚更身を乗り出すのではないでしょうか。

まさにボン・スコット時代の塩っ辛く粘っこいハード・ブギ、ストレートなR&R系のAC/DC直系のサウンドがたまりません。

看板ヴォーカリストのアングリー・アンダーソンのキャラも強烈で、スキンヘッドにタトゥーだらけというバッドボーイズ系の魅力も異色でした。

太いドスの効いたヴォーカルと、ソツの無いタイトなバンド・サウンドは、80年代にあってはかなりオールド・ウェイヴとして見られていたのかもしれませんが、今聴いても体がすぐに反応してしまうアルバムです。

彼等を有名にしたのがアクセル・ローズという事もあり、ガンズがカヴァーした「ナイス・ボーイズ」は、日本では本作の邦題として冠せられていました。

ワルの匂いがプンプンしながらも、意外にも人懐っこいキャッチーな歌メロも個性となっています。

尚、本作はボーナス・トラックが8曲追加収録されたリミテッド・エディションとなっています。
(同作は「Rock'n'Roll Outlaw」のタイトルで10曲入りアルバムとしてもリリースされています。)

2018年4月28日 (土)

SERPENTINE A TOUCH OF HEAVEN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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現時点ではTNTを脱退し、ソロとして活動を続けるトミー・ミルズが参加した事でメロディアス・ハード・ファンの注目を浴びる事必至のサーペンタインのデビュー作、「ア・タッチ・オヴ・ヘヴン」、入荷しました。

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SHYのヴォーカリストとして有名で、その透き通ったハイトーン・ヴォイスはまさにトニー・ハーネルの後任としてTNTには打って付けの声の持ち主かと思われましたが、その美声故か多くのプロジェクトに引っ張りだこ状態が目立っているのが、ファンとしては複雑な思いにさせられます。

そのTNTの在籍中、VOICES OF ROCK、CHINA BLUE、STATE OF ROCKといったバンドに関わりながら、このSERPENTINEはなんとSHYの元同僚であるドラマー、ボブ・リチャーズの紹介により参加が決まったそうです。

本作が他のプロジェクト関連作と大きく違うのは、このバンドの指向するサウンドがかつてのSHYに最も違う事でしょう。

元々キーボーディスト、ガレス・デヴィッド・ヌーンを中心に結成されたツイン・リードを含む5人組が母体だった様で、イギリスのバンドでありながら最初からJOURNEY、TOTOの影響下にある事を宣言している様です。

アルバム・タイトルからは、JUDAS PRIESTの名作、「PAINKILLER」収録曲の「A TOUCH OF EVIL」を思い出しますが、そのジューダスのライヴで出会った事がバンド結成のきっかけとなったそうです。

キラキラしたキーボードは確かにジャーニーが得意としていたものであり、2曲目となる「WHATEVER HEARTACHE」では「SEPARATE WAYS」を思い起こさせるフレーズもチラホラしています。

欧州的な翳りも残しながら、アメリカンな華やかさがメインとなっているのも、後期SHYに通じるものがあり、トニーのヴォーカルが流れた瞬間に一気に極上のメロハー・ワールドが展開されていきます。

SHYのファンとしては、2011年に惜しくも他界したスティーヴ・ハリスの艶っぽいギターと、突き抜ける様なハード・ポップ・センスを求めてしまいがちなところでしょうが、本作で得られるカタルシスは昨今のTNTでは求められなかったものと思われ、トニー・ミルズ・フリークの方には愛聴盤となる事請け合いです。

ユニークなのは唯一のカヴァー曲となる「UNBREAK MY HEART」でしょう。

「Breathe Again」のヒットで知られるR&B女性シンガー、トニー・ブラクストンの96年の全米NO.1ヒット曲なのですが、無理なくパワー・バラードとして収められています。

トニー繋がりで選ばれたのかもしれませんが、トニー・ミルズの中性的にも聴こえる声の魅力を十分生かす結果となっています。

2018年4月27日 (金)

TERRA NOVA COME ALIVE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オランダ発のメロディアス・ハード・バンドとして、ここ日本でもマニアックながら確実な支持を得ていると思われるテラ・ノヴァ、前作から実に5年ぶり、通算5作目となったアルバム、「カム・アライヴ」、入荷しました。

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自国では完全なサポート体制に恵まれず、解散、改名を強いられましたが、中人メンバーのフレッド・ヘンドリックスの尽きないメロディの泉を名門メロハー・レーベル、フロンティアーズが放っておくわけがないと見られ、こうして地道な活動を続けてくれているのはメロディ至上主義のファンにとっては嬉しい限りです。

前作ではオリジナル・メンバーによる3人体制でしたが、本作ではドラマーが復帰、ベーシストのみサポート・メンバーという形でのレコーディングとなっています。

オープニングからキラキラしたキーボード主体の爽やかハード・ポップ、哀愁ポップ・メタルが炸裂、呆れる程のメロディ・センスが堪能できます。

このバンドの大きな個性であるフレッドの低音かつハスキーなヴォーカルの魅力も変わらず健在で、彼の存在により多くの同類バンドとは一線を画した魅力を放っています。

スティーヴ・ペリー、ルー・グラムといった偉大すぎる先陣によるプロトタイプが80年代以降乱用、過剰生産されてきたと思いますが、テラ・ノヴァが特異なのはエモーショナルになりがちがハスキー・ヴォイスを実にカラッとした陽性のサウンドで収めてします点でしょう。

ブルージーにも成らず、妙に湿っぽい情緒にも頼らず、それでいて大袈裟すぎる程の甘目のメロディをクールに聴かせてしまうのは、やはり稀有な存在なのだろうという気がします。

いずれにしても曲の完成度は文句の付けようが無く、言葉で説明するのは陳腐な程キラキラ輝いています。

2018年4月26日 (木)

ARCH ENEMY RISE OF THE TYRANT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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アーチ・エネミーの通産7作目となったアルバムで、日本では誤表記とされていたアーク・エネミーとしてリリースされた最後の1枚、「ライズ・オブ・ザ・タイラント」、入荷しました。

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クリストファーのバンド復帰により、アモット兄弟のツイン・リード体制が復活、そして彼等のドラマティックなサウンド作りに貢献してきたプロデューサー、振れどリック・ノルドストロームとの久しぶりのタッグにより、このバンドのパブリック・イメージの最も強いと思われるメロデスが的確にパッケージされていると思われます。

日本での高い支持率を裏付ける様なアグレッシヴさと美しさは、もはや間違いの無い融合を果たしていて、アンジェラのキャラ、デス・ヴォイスも安定した魅力を誇っています。

その一方で限定されたメタル・マーケットのプロダクトとしてのモデル、というこのバンドの側面も拭いきれないため、聴かずにいたメタル・ファンもかなり多かったと思います。

そうしたイメージが付きまといながらも、劇的に展開していくメロディの嵐は、大きな渦となって市民権を得ていく様は、かつて80年代のメタル隆盛期にも似た感じが見えてきます。

MSG、ジューダス・プリースト、スレイヤーといったバンドの音が本作に透けて見えるのは、そうした事情も無関係とは言えない気がしてなりません。

奇しくも日本盤ボーナス・トラックとなったのは、KISSのカヴァーとなっていて、彼等の異色作とされる81年作の「エルダー魔界大決戦」からの「炎の誓い (The Oath)」です。

デスメタル・ヴァージョンとして生まれ変わったこの曲が、アーチ・エネミーの骨格とも思える程しっくりきているのが興味深いところです。

2018年4月25日 (水)

RICK SPRINGFIELD SHOCK/DENIAL/ANGER/ACCEPTANCE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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リック・スプリングフィールドの2004年作のアルバムで、前作の「KARMA」から5年ぶりとなった快作、「ショック・ディナイアル・アンガー・アクセプタンス」、入荷しました。

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永遠のパワー・ポッパー、ここに健在、とでも言うべきサウンドは、年齢を感じさせない現役感覚と、的確なモダン・ロックとのリンクを見せ付けています。

色褪せないメロディ・センスばかりでなく、容姿や声まで若々しさを保っているのは、本当に奇跡的です。

少しハスキーさを増し、アダルトなセクシー感が漂う声になっているのですが、情緒に頼らずにあくまでも疾走するハード・ポップにこだわる姿勢には頭が下がります。

必死に若ぶるのとは違い、親父の貫禄を見せるのとも違い、ロッカーとしての隠せない血がそうさせているのでしょうか、まあとにかくカッコいいナンバーで駆け抜けていきます。

昨今のメロコアやミクスチャー・ロックとも思えるキャッチーさもこの人らしさでまとめられていて、3分前後で完結する潔さも見事です。

盟友ティム・ピアースのゲスト参加を含め、ベースはマット・ビソネット(DLRバンドのグレッグ・ビソネットの実弟)、キーボードにはデヴィッド・カヴァーデイルのソロ作に参加したデレク・ヒランド、ドラムはジーン・シモンズ、ジョン・ウェイト等との仕事で有名なロジャー・カーターというバックも健闘しています。

2018年4月24日 (火)

TED NUGENT GREAT GONZOS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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70年代アメリカン・ハードの立役者であり、暴れん坊将軍のイメージがあるテッド・ニュージェントのソロ活動期をコンパクトにまとめたベスト盤、「グレイト・ゴンゾ~ベスト・オブ・テッド・ニュージェント~」、入荷しました。

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上半身裸でギブソン・バードランドを掻き鳴らし、吼えまくる原始人スタイルのイメージが強い人ですが、KISS、エアロスミス、あるいはVAN HALENと共に80年代に繋がるアメリカン・ハードの歴史を守ってきた功績は大きいと思います。

シャープでキャッチーなリフ、高揚感溢れるメロディ作りは天下一品と言える人で、まさに職人芸ではないでしょうか。ダム・ヤンキースでの成功が最近では目立ちますが、この頃のナンバーもかなりのオススメです。

女子を全く寄せ付けない様な、汗臭さプンプンのハード・ロックを凝縮した本作、たまに大音量で流したくなる事請け合いです。

尚、オリジナルは80年にオフィシャル盤としてリリースされましたが、本作は99年にリイシューされリマスタリングが施されています。

その際ボーナス・トラックが3曲追加収録、その内の1曲の「Give Me Just A Little」は、本作のための新曲として発表されています。

なんとこのナンバー、テッドはジャック・ブレイズとトミー・ショウと再演、そしてニール・ショーンとディーン・カストロノヴォも加わる豪華さとなっています。

作曲はテッド、ジャック、トミー、ニールの4人、まさにダム・ヤンキースとジャーニーの融合となった、豪快なハード・ドライヴィング・ナンバーですので必聴です。

REO SPEEDWAGON BUILDING THE BRIDGE

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オリジナル・アルバムとしては、前作から6年ぶりとなったREOスピードワゴンの96年作のアルバム、「ビルディング・ザ・ブリッジ」、入荷しました。

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30年近いキャリアをすでに誇りながら、オリジナル・メンバーの脱退、長年連れ添ってきたEPICからの移籍等、バンドの状態が揺れながらも音の方は安定したものとなっています。

基本は80年代から変わらない底抜けに親しみやすいメロディ、垢抜けないながらも爽快感は抜群な個性もそのままです。

最早ハード・ロックとは呼べない落ち着きぶりがプンプンしていますが、彼等に毒気を望むのは間違いで、古き良きアメリカン・ロックのノスタルジーに浸るには最適な1枚です。

例え柔だと揶揄されようと、この良質のメロディを一体どれだけの人が否定できると言うのでしょうか。

Ken's Atticは、いつまでも彼等の味方です。

2018年4月23日 (月)

THE DONNAS BITCHIN'

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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ザ・ドナスの通産7作目、現在のところ最新作となるアルバム、「ビッチン アイ♥ドナス!」、入荷しました。

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アルバム毎にゴージャス、ハードに成長してきた感がありますが、ここでの進化は目を見張り、耳を疑うものがあります。

この突き抜ける様なメロディの痛快さ、バンド・サウンドのメタリックな質感、まるで別バンドの様な充実ぶりに、これはもう笑ってしまう程の素晴らしさがあります。

キャッチーな展開と、クリアでラウドなサウンド・プロダクションは、80年代メタルのキラキラした時代を甦らせ、デニムとレザーの香りがプンプン漂ってくる程です。

彼女達のキュートなセンスも健在で、ポップでありながらパンキッシュ、しかもメタルのダイナミズムも持ち合わせているという、女性バンドである事を最大限に生かしながらも徹底したハードさを前面に出した手法が大成功していると思います。

ドラムのトリーが脱退し、新メンバーのエイミーが加入、現在バンドは新作に向けてのレコーディングが進められていると報じられていますが、次作での展開が予想できない程完成しきっています。

ますますセクシー、クールになったヴィジュアルと共に、今後も目が離せないバンドとなったのは間違いないと思います。

2018年4月22日 (日)

ANDY TAYLOR THUNDER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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DURAN DURAN、そしてPOWER STATIONで名を馳せたアンディ・テイラー、80年代の世界的ポップ・バンドのギタリストであった彼が87年にリリースした初ソロ・アルバム、「サンダー」、入荷しました。

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数々のDURAN DURANのヒット曲の中で、彼の印象的なギターが記憶に残っているとは思いますが、元々のハード・ロッカーとしての資質がここで爆発、80'sニューウェイヴのキラキラしたバンドを脱退したのも自明の理であったかと思われます。

ここで展開されているのはキャッチ―なメロディと男っぽいヴォーカルが魅力的な、まさにライト・メタルと言えるバランスの取れたハード・ロックであり、当時の洗練されたHR/HMシーンとも見事リンクしていたわけです。

共同プロデューサー、コンポーザーとしてタッグを組んでいるのは、SEX PISTOLSのスティーヴ・ジョーンズという意外な顔合わせも相当相性が良く、ポップでありながらワイルド、ブリティッシュらしい哀愁感まで兼ね備えているという高性能メロディ集となっています。

このスティーヴ・ジョーンズという人も優れたソング・ライターである事が露わになり、本作でもほぼ全ての曲で活躍しているのですが、パンクとメタルの架け橋というよりは、むしろストレートなハード・ロック・センス、それもTHIN LIZZYやUFOといったN.W.O.B.H.M.以前の古き良きブリティッシュ・ハード体質を持っていたのではと思われます。

そこにアンディのモダンなセンスが加わり、恐ろしいまでに80年代的なアプローチがされた事によりハード・ポップ要素が強調されています。

それまで日本でも女性の圧倒的支持を受けていたスーパー・アイドル・バンドというイメージは皆無、男泣きのできるバラードをさり気なく配置している事からもハード・ロッカーとして完全に吹っ切れているのが清々しいくらいです。

シングルとなった「I MIGHT LIE」の色褪せないカッコ良さ、アルバム・タイトル曲のブライアン・アダムスにも通じる大らかさ、「LIFE GOES ON」のせつない響き等、以降のメロディアス・ハード勢のお手本的な完成度を誇っています。

実際アンディはこの後、90年代の名バンドであるTHUNDERのプロデューサーに抜擢され、英国ハードの名盤となる彼等のデビュー作を生む事に貢献していますが、バンド名も本作から取られたのではと容易に想像できてしまいます。

アメリカ勢のポップ&ハード&メロディアスという王道路線が完全なる商業フォーマットとなっていた時代、当時のイギリスでは稀有と思われるメロディ・メイカーぶりが今聴いても感動的な1枚です。

本当にこの人の完全なるハード・ロッカーぶりには驚かされたもので、アイドル人気を少しも利用しないストイックな姿勢にも男臭さを感じられます。

先入観抜きで是非聴いて欲しい1枚です。

2018年4月21日 (土)

THE DOGS D'AMOUR DOGS HITS & BOOTLEG ALBUM

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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ザ・ドッグス・ダムールの「ドッグス・ヒッツ・アンド・ブートレッグ・アルバム」、入荷しました。

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当時日本盤用帯の叩き文句にあった、「酔いどれ詩人タイラ率いる愛犬集団」というキャッチ・コピー、言い得て妙と思われる名表現だと思われます。

日本ではハノイ・ロックス、モトリー、ガンズの系譜上に位置するバッド・ボーイズ・ロックとして紹介されていましたが、おそらく前述の3バンドのファンよりも、ストーンズ、フェイセズをこよなく愛してきたブリティッシュ・ロック・ファンの方が彼等を支持してきたのではないでしょうか。

80年代後半に突如として英国から現れた彼等は、LAメタルへの回答として利用されてしまった気がしますが、バンドの運命もそこから大きく変わったしまったのではないでしょうか。

本来はタバコとアルコールの匂い、汗と涙まみれでヨレヨレ、まさに負け犬の遠吠え的な心情をせつないメロディとスウィングするR&R感覚で歌ってきたバンドだと思います。

70年代のパブロックの正統後継者とも言えるべきで、彼等が80年代メタルの一角で語られるのにずっと違和感を持ってきた人も少なくないのではと考えます。

本作は酔いどれながら、実はかなり創作意欲が旺盛だった初期の曲を集めたコンピレーションで、メロディ・メイカーとして過小評価されているタイラの集大成にもなっています。

前半ではシングル両面曲を中心としたベスト的な編集がされ、後半では彼等がデビュー前の88年、アナログのみ2000枚プレスでリリースした「(Un)authorized Bootleg Album 」を完全収録しています。

ハード・ロックとしてはかなりキャッチー、パワー・ポップとしても聴けてしまう歌メロの良さ、アコースティック・ナンバーでは英国伝統の哀愁、悲哀を情緒たっぷりで聴かせ、ワルぶっていてもどこか人懐っこい彼等の個性を存分に楽しめる内容となっています。

2018年4月20日 (金)

HEART BEBE LE STRANGE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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ハートの通算5作目となる80年作、全米最高位5位を記録したアルバム、「べべ・ル・ストレンジ」、入荷しました。

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チャート成績は素晴らしかったものの、時代がまだ爆発的なバブル期に入る前だったせいか、総売り上げはプラチナ・レコードを得る事は無く、彼女達のキャリアの中でもあまり目立たないアルバムになっている感があります。

オリジナル・メンバーのロジャー・フィッシャーが脱退、(彼はその後元SHERIFFのメンバーが結成した名バンド、ALIASに参加しています)5人編成となったハートはこれまでのツェッペリン魂を受け継ぎながら若干のサウンド変換を試みています。

サウンド・プロダクションには当時のNEW WAVEを意識したかの様な軽さ、華やかさがありますが、曲そのものは骨太なものばかりとなり、アンのヴォーカルもしっかりロバート・プラントしてくれているのが目立ちます。

以降のポップ路線が信じられない位、ハートのメタリックなハード・ロッカーぶりが光っていたと言え、70年代バンドの最後のプライドが感じられるのではないでしょうか。

この辺は同時期のチープ・トリックにも同じ事が言えると思うのですが、ハード・ロックが出自のバンドがアメリカン・ニュー・ウェイヴとカテゴライズされてしまうのがいかにも時代を感じさせてくれる気がします。

オープニングはシングル・カットもされたアルバム・タイトル曲で、「カシミール」と「マイ・シャローナ」がマッシュアップされた様なユニークなロック・ナンバー、リード・シングルとなった「Even It Up」もホーン・セクションを迎えたエディ・コクランのハード・ロック版と言える好曲、間に挟まれるホーンは後のデヴィッド・ボウイの「Blue Jean」に流用された感もあるものとなっています。

ナンシーの歌う「Raised On You」、オリビア・ニュートン・ジョンばりにセクシーに歌い上げるアンの「Pilot」、ピアノをバックにパワー・ヴォーカルが炸裂するバラード、「」Sweet Darlin」等、ソフトな面も挟まれながら、ゴリゴリのはヘヴィ・ナンバー、「Strange Night」でのカッコ良さがこのバンドの本当の魅力を感じさせてくれます。

ちなみにアルバム・タイトルの意味するところは、「奇妙な彼女」、「不思議なベイビー」といったところなのでしょうが、ベベルストレンジ、口ずさむだけで甘酸っぱくなるような響きとモノクロ・ジャケットの美人姉妹の美しさは、まさに70年代ロックが持っていた妖しさをプンプン放っていると思えてなりません。

2018年4月19日 (木)

ALICE COOPER RAISE YOUR FIST AND YELL

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは87年作、アリス・クーパーのMCA移籍第二弾、「レイズ・ユア・フィスト・アンド・イェル」、入荷しました。

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80年代メタルが盛り上がりを見せる中、幾度と無く再評価の兆しがあったアリスが時代に即したハード・ロック転向がいよいよ様になってきたアルバムです。

この勢いは次作の「トラッシュ」で大ブレイクするわけですが、隠れ名盤的な本作も忘れ難い魅力があります。

後にソロ・キャリアで成功するケイン・ロバーツのツボを押さえたギター、そしてWINGERで大成功するキップ・ウインガーの堅実なプレイも見逃せません。

アリスのこれまでのイメージを大きく壊す事なく、キャッチーなメタル・サウンドを展開させたケイン・ロバーツの功績は特に大きかったと思います。

2018年4月18日 (水)

DEEP PURPLE PERFECT STRANGERS

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オリジナルは84年作、ディープ・パープルの「パーフェクト・ストレンジャーズ」、入荷しました。

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当時時代が最も望んだ黄金の第二期パープルの再結成第1弾となったアルバムです。

レインボーの消滅も、この劇的な復活によってファンは納得をしたのでした。

リッチーとイアン・ギランの合流は、奇跡的とも思えるものであり、サバスにも参加していたギランが再びパープルに戻った瞬間は、リアルタイムで伝説を見れた若いファンをも取り込んでいったのでした。

確かにレインボーの続編と思われても仕方ないのかもしれません。

アダルトなハード・ロック、という見方もされましたが、「Knocking At Your Back Door」という新たな代表曲を生み、「A Gypsy's Kiss」や「Hungry Daze」ではこのメンバーならではのマジックもあったと思います。

80年代という空気を読むベテランの職人技の凄みはもちろん、何よりもロック界全体を賑わす夢が詰まった1枚として純粋に楽しめた好盤です。

2018年4月17日 (火)

ENUFF Z'NUFF STRENGTH

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イナフ・ズナフの91年作、「ストレングス」、入荷しました。

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LAメタル終焉と共にグラマラスなバンドが激減したアメリカン・ハード・ロック・シーンにおいて、89年に突如として現れたイナフ・ズナフの2年ぶりとなったセカンド・アルバムです。

鳴り物入りでデビューし、かつてのポイズンよりもケバケバしいルックスが先行したバンドでしたが、本作では一転ダークでへヴィなサウンドが意外と言われていました。

今聴くとけっして暗いだけのアルバムではありません。

ドラッグ問題がバンド内で深刻化していた現れらしいですが、同郷の大先輩、チープ・トリックを思わせるハード・ポップとドリーミーなメロディは健在で、ハード・ロックのエッジとダイナミズムはしっかり保たれている絶妙のセンスは本作でも見事だと思います。

当時では新しいと思っていましたが、良い意味でかなり古風なバンドです。

その優れたメロディありきの姿勢と、どこまでも楽しくウキウキするハード・ロック・マインドは今や貴重な存在だと思います。

2018年4月16日 (月)

38 SPECIAL ROCKIN' INTO THE NIGHT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは80年リリース作、38スペシャルのサード・アルバムとなった、「ロッキン・イントゥ・ザ・ナイト」、入荷しました。

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レーナード・スキナードの遺伝子を持つバンドとして、すでにアメリカでは一定の人気を得ていましたが、本作からシングル・カットされたアルバム・タイトル曲がスマッシュ・ヒットした事により、メジャー・バンドの風格を身に付ける事になります。

ジム・ピートリックとフランク・サリヴァンという、あの「EYE OF THE TIGER」を書いたサバイバーの黄金コンビが関わったこの曲は、38スペシャルの以降のポップなドライヴ感というイメージを決定付ける事にもなりました。

サザン・ロックの泥臭さ、そしてトリプル・ギターのダイナミズム、更にキャッチーなセンスが加わった事により、ビールと豪快なアクセル音にピッタリなアメリカン・ハードとなったわけです。

本作ではまだ中途半端な洗練度が逆に魅力となっていて、微妙に80年代ポップ・メタルとリンクする大衆性と、70年代ハード・ロックの野暮ったさが、独特の人懐っこさを出していると思います。

いずれにしてもアメリカ人が大好きであろうメロディの良さとギター・サウンドの爽快感の演出が巧いバンドなので、サザン・ロック・ファンはもちろん、王道アメリカン・ハードが好きな方なら愛聴盤になる事必至の1枚ではないでしょうか。

2018年4月15日 (日)

URIAH HEEP RETURN TO FANTASY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは75年作、ユーライア・ヒープの通産8作目となったアルバム、「リターン・トゥ・ファンタジー 幻想への回帰」、入荷しました。

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イギリスでは彼等最大のセールスとなるヒットとなった1枚で、本作からジョン・ウェットンが加わった事も話題となりました。

元キング・クリムゾンのメル・コリンズもゲスト参加し、ヒープにしては意外な程ファンキーなハード・ロック指向も見せています。

初期のヘヴィさ、プログレ的要素もバランス良く残されている反面、重厚な叙情性も見事で、中期の彼等を知るには最適のアルバムと言えそうです。

当時のブリティッシュ・ハードがブルースからの影響を強く受けていた中、彼等がトータル・イメージをも含めた独自のハード・ロックを展開していたのは、今にして思えば奇跡的な事だったとも思えます。

ただそのマニアックとも言える方法論が、ますます超B級的な印象を強くしていったのかもしれません。

2018年4月14日 (土)

ENUFF ZNUFF 10

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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最早独自のポップ路線を職人的仕事で突き進むイナフ・ズナフの2000年作の通産10作目、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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アルバム・タイトルの「10」は、ライヴ盤、そしてコンピレーション盤としてリリースされた2枚の未発表曲集を含めた10枚目という意味が込められている様で、この辺の自作に対する愛情ぶり、こだわりがマニアックなロック・ファンを更に喜ばせるのだと思います。

ハード・ロック、メタルにはこだわっていない、とにかくメロディの良さ、ポップである事の大切さ、だけを追求したかの様なサウンドには、本当に目もくらむばかりです。

ビートルズに始まり、ラズベリーズ、チープ・トリックが歩んだ道を確実に受け継いだ、甘い甘い1枚です。

ボーナス・トラックでは、デヴィッド・ボウイの「ジーン・ジニー」を取り上げ、相変わらずセンスの良いところも見せてくれています。

2018年4月13日 (金)

STRANGEWAYS STRANGEWAYS

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オリジナルは86年作、英国スコットランドのメロディアス・ハードの名バンド、ストレンジウェイズのデビュー・アルバム、「ストレンジウェイズ」、入荷しました。

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元TOUCHのマーク・マンゴールドが率いたザ・サイン、ダン・ハフのジャイアントでも活躍したヴォーカリスト、テリー・ブロックがいた事でも有名ですが、本作では初代ヴォーカリストのトニー・リデルが参加しています。

プロデュースはジャーニーとの仕事で有名なケヴィン・エルソン。そのため見事はメロディとキラキラしたサウンドが展開されています。

同じ英国の名バンド、SHYを思わせる哀愁メロディと、若さに任せたメタリックなエッジが融合していると思えます。

一体何故彼等が大きな成功を得なかったのか、80年代という時代はキラキラしていた一方、こうした優れたバンドを埋もれさせてしまう残酷な側面を持っていたという事なのでしょう。

80'sメタルが真っ盛りの中、イギリスでもこの様なポップ・メタルを展開していたバンドが存在していてもおかしくはない筈で、例え波に乗り切れなかったとしても、後の再評価がされていいと思える完成度です。

隠れ名盤として、かなりおすすめの1枚です。

オープニングの「The Kids Needs Love」の哀愁ハード・ポップ型のメロディ一発で、虜になるメロハー・マニアはきっと多いと思われます。

その期待感を煽る美麗なメロディは、最後まで裏切らない完成度を誇っています。

尚、ボーナス・トラックとして、二代目ヴォーカリスト、テリー・ブロック加入後のライヴ・ヴァージョンが収録されています。

2018年4月12日 (木)

BLACK LABEL SOCIETY MAFIA

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ザック・ワイルド率いるBLSの通算6作目のスタジオ・アルバム、「マフィア」、入荷しました。

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前作の「HANGOVER MUSIC VOL. Ⅵ」のメロウ路線から一転、いつものゴリゴリのザックが戻ったヘヴィ回帰作です。

それまでEagle Rock Entertainment傘下のSpitfire Recordsからリリースが続いていましたが、どうやらレーベルを移籍した様で、本作のみArtemisなる新進レーベルからのリリースとなっています。

詳細不明ですが、本盤はリマスター・シリーズとしてEagle Recordsと同グループとなるArmoury Recordsからのリリースとなっており、以降BLS作品はRoadrunner、eOneと転々と移籍をしている事から見ると、古典的なHR/HMの枠内に収まるザックのスタイルは売りにくいのが現状なのでしょう。

但し本作はアメリカでもなかなか好調と言えるセールスを上げ、北米のビルボート・チャートでは15位に食い込むという快挙を成し遂げています。

メンバーがなかなか安定しなかったのが弱点とも言えますが、本作ではザック、ジェイムズ・ロメンゾ、クレイグ・ニューネンマッハーの3人体制が基本となっています。

「Fire It Up」、「Suicide Messiah」、「Death March」、「Electric Hellfire」、「Dirt On The Grave」等、最早オジーよりオジーらしいメタル然としたタイトル・ナンバーが並び、ザックのストロング・スタイルのヴォーカルも立派な個性として安定感を増しています。

ギタリストであるザックの評価はもちろん、これまでバラード・メイカーとしてのセンス、あるいはストーナー・ロックとしてのハードな土臭さが魅力とされてきたと思いますが、どうも本作でのストレートなメロディを持つメタル・ナンバーを聴いているとかなりシンガーとしての声により得をしているのでは、と思えてしまいます。

幅広いタイプの曲調が並ぶ中、ザックのヴォーカルが流れ始めた瞬間、ピュア・ロックとでも言うべきヴィンテージの香りを放つのはやはり強烈な個性の賜物という気がします。

ワイルドにギュンギュンと唸るギターも、彼の声により随分と正統派に聴こえてしまうのは皮肉にも思えますが、オジーのの持つ狂気から離れ、我が道を選択したザックの中にはそうした自己分析もできていたのではないでしょうか。

尚、ラスト曲の渋いバラードはレーナード・スキナードの77年作のアルバム、「Street Survivors」収録の「I Never Dreamed」のカヴァーなのですが、原曲の持つカントリー・タッチを排除、いかにもザックらしいヴァージョンに仕上げています。

そしてシングル・カットもされたバラード、「In ThiS River」はこの曲が作られた後に急死したダイムバック・ダレルに捧げられています。

ザックの歌う「この川で全てを終わりにしなければならない」という歌詞がダイムバックの死後に書かれたかは不明ですが、メタリカの名曲、「Fade To Black」にも通じる自殺願望的な意味合いも感じられ、実に泣けてくるものがあります。

2018年4月11日 (水)

SAMMY HAGAR TEN 13

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誕生日がアルバム・タイトルとなった、サミー・ヘイガー御年53歳に発表したアルバム、「テン・サーティーン」、入荷しました。

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前作、「Red Voodoo」に引き続き、ザ・ワボタリスを率いています。

声の張りは当然衰えず、枯れる事を知らずに、永遠にハード・ドライヴィングしてくれるんじゃないか、っていう勢いに溢れています。

この人のもう一つの魅力でもあるハード・ポップ、ミドル・バラードのソング・ライティングも冴え渡っていて、年相応のスロー・ナンバーもヴァン・ヘイレンでは聴けなかったナチュラルさが出ている気もします。

声の持つパワーというのものを、過去幾人もの偉大なロック・シンガーに教わってきたつもりですが、この人に限ってはレッド・ロッカーとして熱さばかりが目立っていた感もありました。

それがここ数年人間性溢れる奥の深さが滲み出ている気がします。

ハード・ロックとして極上であるだけでなく、不思議に暖かくなれる1枚でもあると思います。

2018年4月10日 (火)

KING CRIMSON IN THE WAKE OF POSEIDON

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オリジナルは70年作、キング・クリムゾンのセカンド・アルバム、「ポセイドンのめざめ」、入荷しました。

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ロバート・フリップ主導のクリムゾン、言ってみればライフワークのスタートともなった1枚です。

前作の「クリムゾン・キングの宮殿」は、プログレの概念を確立し、現在のロック史においても不変の金字塔として聴かれ続けているわけですが、一方でやり尽くしてしまった感がやはり相当なものだったと思われ、主要メンバーが相次いで脱退していきます。

グレッグ・レイク、イアン・マクドナルド、マイケル・ジャイルズが離脱し、それぞれEL&P、マクドナルド&ジャイルズを結成、クリムゾンから派生した新たなプログレの流れも注目される事になります。

ご存知の様にイアン・マクドナルドはその後フォリナーで大活躍するわけですが、そう考えると前作の余波は本当に大きかったと思います。

新旧のメンバーが入り混じったセッションとなった本作は、けっしてとっ散らかった印象は無く、前作の基本路線は踏襲されてはいますが、更に叙情的に溢れたものとなった気がします。

ピート・シンフィールドの文学性、メル・コリンズ、ゴードン・ハスケルのメロウなセンス、シンプルながらも味わい深いバンド・サウンドが、ジャズ、クラシックの要素を取り入れながらゴージャスにまとめられた感があります。

バラエティに富んだ構成は前作よりも上回っていると思われ、本作を名盤としている大きな要素ともなっているのだと思います。

2018年4月 9日 (月)

TERRA NOVA MAKE MY DAY

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6年のデビュー作、「LIVIN' IT UP」、97年のセカンド、「BREAK AWAY」に続いてリリースされた、テラ・ノヴァの99年作のサード・アルバム、「メイク・マイ・デイ」、入荷しました。

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オランダという一見ロック未開の地から思い浮かぶのは、プログレ・バンドとして有名なFOCUS、70年代に活躍したGOLDEN EARRING、そして一番有名と思われるVANDENBERGが挙げられると思いますが、このTERRA NOVAは全く異質の個性を持つバンドとしてここ日本でも他界支持を得ていました。

ダーク&ヘヴィなHR/HMシーンのトレンドであった90年代後半に、突如として現れた彼等は、欧州の湿り気や翳りとはほぼ無縁、陽性の高揚感と突き抜ける様なメロディの盛り上がり方はアメリカン・プログレ・ハード、すなわちBOSTONやJOURNEY、TOTOといったバンドの系譜上にあるものでした。

作曲のほとんど、そしてヴォーカリストでもあるリーダー、フレッド・ヘンドリックスのハスキーな低音ヴォイスも新鮮で、キーボードを含む5人編成のバンド・サウンドは適度な分厚さによりキラキラ感を伴っています。

生き急ぐ様に立て続けに3枚の高性能アルバムをリリース後、バンドは解散、改名をしてよりポップな音楽性を強調していく事になりますが、確かにここでの燃え尽きぶりは非の打ち所が見られません。

バンド初のインスト・ナンバーとなった「ANOMALY」は、ギタリストのジェスィーノ・デローザスが手掛けたもので、彼等がテクニカルなプログレ・ハード・バンドである事を思い知らさ、同時に「I CAN'T WAIT」や「WHERE I STAND」では王道アメリカン・ハードと言えるロック・バンド気質を持っている事が再確認できます。

「I WILL BE THERE」はストリングスやアコーディオンを導入した、QUEENを彷彿させる様なフレンチ・カフェ・ミュージック風のナンバー、彼等の新機軸としてミステリアスな魅力を生んでいます。

もちろん一番の魅力でもあるバラード・メイカーとしてのセンスも絶好調、「HERE'S TO YOU」、「NOTHING」、「HOW」といった曲でその美しさが堪能できます。

前述の様に本作を最後に、バンドはしばらくAQUILAとして活動、このTERRA NOVAが復活するのに2005年まで待たなくてはいけない事になります。

2018年4月 8日 (日)

TONY MILLS CRUISER

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HY、そしてTNTにも一時的に参加していた事で知られるトニー・ミルズの初ソロ名義となったアルバム、「クルーザー」、入荷しました。

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90年代にはSHYを脱退し、SIAMを結成、2枚のアルバムを残しましたが、彼の美しすぎるハイトーン・ヴォイスが生かしきれないモダンなヘヴィ・ロック・サウンドとなっていましたが、やはりソロ作では戻るべき場所に帰ってきてくれたサウンドとなっています。

同時期に彼はSHYに復帰し、見事なメロディアス・ハードの傑作を残してくれています。

SHYと言えば、今は亡き名ギタリストにして天才的メロディ・メイカー、スティーヴ・ハリス(もちろんメイデンのあの方とは別人です)の事が思い出されますが、トニー・ミルズの透き通る美声があってこその魅力でもありました。

かつてのフォリナーのミック・ジョーンズとルー・グラムの関係性にも似た様な事が言えると思うのですが、バンドの重要なソング・ライター兼ギタリストと看板ヴォーカリストの唯一無比の個性、これがバラバラになってもそれぞれのソロ作はかなり高性能なメロディを誇っているのは実に興味深いところです。

2000年代のSHYは、トニー在籍時に「Unfinished Business」、「Sunset and Vine 」という、とてつもなく美しくポップなアルバムをリリースしましたが、本作もその並びに加えても全く遜色の無い完成度を誇っています。

SHYよりもキーボード主体型のアレンジが強めですが、美麗なヴォーカルによるキャッチー極まりないメロディ集のお手本と言える1枚だと思います。

尚、クレジット表記には11曲収録となってはいるのですが、実際は全10曲、「Let Love Rain Down」は含まれていません。

2018年4月 7日 (土)

PINK CREAM 69 PINK CREAM 69

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ハロウィンの大活躍により、ジャーマン・メタルという括り、イメージが形骸化しようとしていた矢先、突如として現れたピンク・クリーム69のデビュー作、「ピンク・クリーム69」、入荷しました。

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スコーピオンズよりも親しみやすく、ハロウィンよりも見栄えのいい彼等は、ここ日本でも以降注目され続ける事になります。

当時の彼等の最大の特徴は、初代ヴォーカリストであるアンディ・デリスの声と、彼のコンポーザーとしてのメロディ・センスだったと思います。

綺麗な高音とかすれたメタリックなエッジを使い分ける彼の個性により、パワー・メタルからバラードまで、幅広いナンバーがバンドにもたらされていたわけですが、個人的には後のHELLOWEENでも生かされる天才的なメロディ・メイカーぶりがもっと語られるべきだと思います。

過小評価とも思えるのは、端正なルックスが邪魔しているからでしょうか。

オーソドックスなハード・ロック・センスに加え、「Take Those Tears」の様な大合唱必至のコーラス、あるいは初期の名曲「I Only Wanna Be For You」でのアイドルが歌っていてもおかしくない様なメロディ。

これらのベタ過ぎると思えるメタルらしからぬ旋律は、当時かなり新鮮なインパクトがあった気がします。

80年代も終わろうとしていた時代に、古典的とも言える彼のメロディは主流から外れていた側面もありましたが、今聴いても十分一緒に歌えてしまえる普遍性は見事です。

ほぼアンディ単独作の曲が並ぶ中、現在のピンク・クリーム69の要となるデニス・ワードとの共作曲、「Close Your Eyes」の洗練されたバラードの魅力も光っています。

2018年4月 6日 (金)

GRAHAM BONNET UNDERGROUND

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スーパー・ヴォーカリスト、グラハム・ボネットがソロ名義としては前作から6年ぶりにリリースした97年作のアルバム、「アンダーグラウンド」、入荷しました。

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割とひっそりと発表された1枚ですが、なかなか侮れません。前作ではポップ・ヴォーカリストとしての側面が強調されていましたが、ここではハード・ロック、メタル界の大物としての貫禄を見せつける様なサウンドに興奮してしまいます。

アルカトラズで3代目ギタリストとして貢献したダニー・ジョンソンが全面的にバック・アップする事により、メロディの充実ぶりも見事です。

注目すべきはジミ・ヘンドリックスの「風の中のマリー」、そしてレインボー・ファンなら感涙ものの「ロスト・イン・ハリウッド」のセルフ・カヴァーが収録されている点でしょう。

2018年4月 5日 (木)

DAMONE FROM THE ATTIC

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ダモーンの2003年作、「フロム・ジ・アティック」、入荷しました。

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18歳のアヴリル・ラヴィーンに世界がひれ伏していたまさにその真っ只中、17歳のノエル嬢を看板ヴォーカリストに据えてデビューしたのが、このダモーンでした。

9_000000005022 WEEZER直系のパワー・ポップ・センスと、間違いなく80年代メタルの洗礼を受けたであろうサウンドを武器に、甘酸っぱいノエルの声が疾走していく様は、今聴いても胸ときめくものがあります。

エモ、ポップ・パンク、ポップ・メタルと良く分からなくなってくるシーンの混乱ぶりをよそに、ただただ楽しくて気持ち良いリフを詰め込んだピュアさと、10代の少女の学園生活をそのまま歌にしたガーリーな佇まい、この融合がこれ程カッコ良いものだと気づかされる事になります。

ほとばしる汗にコロンの香りを滲ませ、小さな体でスウィートな声をメタリックなリフに乗せていくロック少女。

ロック好きの親父ファンにはたまらない設定だと思いますが、DAMONEにはそんな妄想を許してくれる曲の良さ、メロディの説得力があったと思います。
(THE CARS+CHEAP TRICK風のメロディをLAメタル・バンドとしてやってみました感、とでも表現すればわかりやすいでしょうか。)

ソング・ライティング全てを手掛けた中心メンバーのギタリスト、デイヴ・ピノが本作を最後に脱退、次作ではよりメタル色の強いバンドへと変貌していきますが、ノエルの無敵の声は健在、バンドの強い個性となっています。

残念ながら2011年にはオリジナル・メンバーのドラマー、ダスティン・ヘンストが急逝、DAMONEは自然消滅してしまった様ですが、ノエルは現在The Organ Beatsなるバンドで変わらぬ魅力を放っています。

2018年4月 4日 (水)

ELECTRIC ANGELS ELECTRIC ANGELS

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90年にアトランティックから大型新人としてデビューしたエレクトリック・エンジェルスの唯一のアルバム、「エレクトリック・エンジェルス」、入荷しました。

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ガンズ以降、多くのHR/HM系バンドが大量生産されてきましたが、彼等も残念ながらその中の一つとして80年代メタルの残骸として埋没してしまいましたが、これがなかなか忘れ難い隠れ名盤となっています。

プロデューサーは超大物、トニー・ヴィスコンティ。
ご存知、T-REXやデヴィッド・ボウイを手掛けてきた事でグラム・ロックの立役者となった人ですが、ここでもストリングスを導入した独特の世界観を一部見せてくれています。

元々パワー・ポップ・バンドとしてアイドル的人気を誇っていて、ガンズのギルビー・クラークも一時在籍していたというCANDYのメンバーが、新たに中性的な魅力を持つヴォーカリスト、シェーンを迎えて結成されました。

グラマラスなヴィジュアルと、ポップ・メタルのキラキラした部分を凝縮した様なサウンドは、モノクロのPOISONとでも言うべき魅力を持っていて、ヒット性も十分あったと思うのですが、時代は完全にグランジ、オルタナへと移行していた事が災いしたのでしょうか。

ロックの旨味を知り尽くしたソング・ライティングはかなり高レベルと思われ、メタルのダイナミズム、バラードの湿り具合、パーティー・ロックとしての楽しさ等々、バラエティに富んだ内容は何度聴いても飽きさせません。

80’sを総括したような明快なメロディと、凝ったサウンド・プロダクションながら、時代の徒花と化した事により、逆にこのバンドの持つ妖しさを強調しているとも思われますが、グラム・メタル・ファンには強くオススメしたい1枚です。

2018年4月 3日 (火)

NIGHT RANGER MAN IN MOTION

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オリジナルは88年作、ナイト・レンジャーの通産5作目にして80年代最期の作品となった、「マン・イン・モーション」、入荷しました。

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バンドは以降休止状態、ジャック・ブレイズがダム・ヤンキースで活躍する中、再結成するまでしばらくシーンから姿を消す事となります。

バラード・バンドとしてのレッテルは、想像以上に彼等にとっては負担が大きかった様で、元々パーティー・ロック・タイプの典型的なアメリカン・ハード・バンドとしての資質を出し切れずにいたのかもしれません。

本作ではレコード会社が求めるバンド像と、彼等が欲しているハード・ロックへの渇望とのバランスが上手くとれていたのではないでしょうか。

ラス・バラード作のシングル、「I Did It For Love」に代表される様なフォリナー、ジャーニー系の産業ロック的なナンバー、そしてドライヴ感溢れるバンド・サウンドを前面に出したハードな面、そしてもちろんパワー・バラード系のスロー・ナンバーと、本当に良く出来た高性能アルバムです。

残念ながら時代は徐々に聴きやすさよりもロック本来の初期衝動的な荒々しさを欲していたため、本作の様に明快なメロディアス・ロックは注目されなくなりましたが、豪快さとキャッチーさが同居した職人技が光る実に魅力的な1枚です。

2018年4月 2日 (月)

D.A.D. NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS

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デンマークから突如として現れたD.A.Dのワールド・デビュー作にして、大出世作となったアルバム、「フォー・ザ・ピルグリムス」、入荷しました。

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地元ではすでにパンク寄りのロック・バンドとして人気を博していたらしいのですが、80年代HR/HMの飽和状態を打開するかの様な痛快なハード・ロック・バンドとして生まれ変わり、一気に知名度を上げました。

デンマークと言うとPRETTY MAIDSやROYAL HUNT、あるいはDIZZY MISS LIZZYが思い出されますが、世界的にプレイクを果たしたのはこのD.A.Dだと思います。

シングルとなった「SLEEPING MY DAY AWY」のインパクトは、今聴いても十分有効的な中毒性を持っており、ド派手ではないにしろ独特の妖しさがプンプンした80年代最後のグラム・メタルとでも言えそうな印象を残しました。

ウエスタン調のギターと、AC/DC直系の王道ハード・ロック、ヌメっとしたヴォーカル、言ってみれば彼等の個性はこれくらいなのですが、これが実にロックのツボを知り尽くしたかの様な気持ちよさ、カッコ良さを誇っています。

セバスチャン・バックにも似ているイケメン、イエスパ・ビンザーのヴォーカルも、時にはボン・スコット、時にはフィリップ・ルイス、時にはヴィンス・ニールと、実に表現力が豊かで、キャッチー極まりない歌メロをよりグラマラスに聴かせてくれます。

おそらく全曲シングル・カット可能であったであろう曲の良さ、80年代メタルを通過していながらどこかクールな印象を残す不思議な雰囲気は、週に1回は聴きたくなってしまう事請け合いです。

2018年4月 1日 (日)

SHOW-YA GLAMOROUS SHOW Ⅱ

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デビュー30周年記念としてリリースされたSHOW-YAのカヴァー集、その第2弾となったアルバム、「グラマラス・ショーⅡ」、入荷しました。

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JAPANESE LEGENDARY ROCK COVERS」として、ビッグ・バンドの名曲のカヴァーでまとめたのに対し、本作では大物ソロ・アーティストの曲を取り上げています。

沢田研二、井上陽水、矢沢永吉、忌野清志郎+坂本龍一、斉藤和義、かまやつひろし、泉谷しげる、福山雅治、浜田省吾、佐野元春と、並んだ名前と選曲は豪華としか言いようがありません。

今回はアレンジャーにマーティ・フリードマンを招集、前作よりもメタル然としたゴリゴリ感が強調され、原曲を知らなくてもSHOW-YAのオリジナル・ナンバーとしても楽しめてしまうものとなっています。

「勝手にしやがれ」のメタル・ヴァージョンのカッコ良さ、デーモン閣下を迎えた「い・け・な・い ルージュマジック」のヘヴィなグルーヴ、全盛期の疾走感を軽く超えてしまった「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」、メロディアス・ハードとして生まれ変わった「悲しみは雪のように」等々、SHOW-YAならではの持ち味とアレンジの妙が何度聴いても飽きないものとさせています。

企画ものでありながら、これ程わかりやすい個性の出し方により演出しているカヴァー・アルバムもそうそう無いと思われ、原曲の良さも手伝いSHOW-YA作品としてかなりレベルの高いものになっているのですが、もっとバキバキのメタルを求めたくなってしまうのは戦略的なものなのでしょうか。

アニバーサリー作品である事の完成度が高いのはもちろんなのですが、バンドの余力を残しているかの様な貫録、余裕を感じさせる事にこれからもSHOW-YAの御姉さま方に期待せずにはいられません。

まさに「熟女、マジなめんなよ!!」のたたき文句がピッタリの一枚です。

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