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2018年1月の31件の記事

2018年1月31日 (水)

BRIGHTON ROCK TAKE A DEEP BREATH

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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88年作、カナダ出身の5人組、ブライトン・ロックのセカンド・アルバムとなった1枚、「テイク・ア・ディープ・ブレス」、入荷しました。

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元々カナディアン・ハードの名バンドの一つ、ハネムーン・スイートのマネージャーがメンバーを集めて結成されたバンドの様ですが、かなり欧州的な翳りを持ったメロディアス・ハードを聴かせてくれる異色の存在と言えそうです。

事実本作もイギリスのメタル専門誌の名門、ケラングの輸入盤チャートのNo.1となった様で、英国でのツアーも好評だったそうです。

キーボードを効果的に使用し、メタリックなエッジの強いギター、完璧に構成されたアレンジに乗っかるヴォーカルは、幾分ハスキーな声質が目立つ情感溢れる歌声で、カナダの代名詞とも言える透明感はこのバンドにはありません。

スコットランド出身のヴォーカリスト、ジェラルド・マクギーの資質が大分バンドの個性を形成していると思われ、哀愁感漂うメロディが目立つのもそのせいと思われます。

この手のバンドの生命線は、ヴォーカルとメロディの良さだと思いますが、その点では軽く及第点をクリアしていると思われます。

強烈なインパクトよりも、整合感に優れていると言えそうで、このいかにも優等生的なサウンドに辟易する方には凡百のバンドの一つにしか聴こえないのかもしれません。

ただメロディアス・ハードと形容され続けてきた、ある種古典的なハード・ロックというものは、強烈な甘さと刹那的な快楽といった中毒性を含んでいると思いますが、このブライトン・ロックの完成度はそうしたコアなメロハー・ファンにとってはたまらない魅力を持っているのは間違いないと思います。

2018年1月30日 (火)

TOUR DE FORCE WORLD ON FIRE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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メロハー界の隠れた名盤の一つ、ツアー・デ・フォースの「ワールド・オン・ファイア」、入荷しました。

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遅れてきた80年代型ハード・ロック・バンドは数多くあると思いますが、このニューヨーク出身の5人組、ツアー・デ・フォースもまたメロディアス・ハード・ファンには良く知られる存在ではないでしょうか。

93年にデビュー、本作はセカンドにあたる95年作で、前作ではサウンドの輪郭がはっきりしないままでしたが、ここでは完全無欠のキャッチーでキラキラした音で統一されています。

本作以降彼等は自然消滅してしまった様ですが、80'sファンなら大満足請け合いのメロディに溢れています。

おそらく38スペシャルのアルバムからバンド名を付けたと思われるのですが、それも納得のハード・ポップ・センスに、ハード・ロックとしてのエッジ、パワー・バラードの組み立て方も長けています。

メロディ至上主義が貫かれるこの手のジャンルも、確かに頭打ち、時代遅れの感はありますが、やはり良いものは良い、というお手本の様な1枚です。

2018年1月29日 (月)

TAI PHONG LAST FLIGHT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

9年作、日本でもマニアックな人気を誇ったバンド、タイ・フォンのサード・アルバムとなった1枚、「ラスト・フライト」、入荷しました。

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伊藤政則氏に大絶賛され、過去2枚のアルバム・ジャケットが鎧武者をモチーフとした美しいものだった事もあり、そのとろける様な甘美なメロディの嵐は確実に日本のロック・ファンの琴線に触れたのだと思います。

ベトナム人とフランス人による混成5人組は、英語歌詞によるフランス発の異色のバンドでしたが、プログレ、HR/HMの両ファンに受け入れられたドラマ性と独特の世界観は、彼等のデビュー・アルバムに収められていた「Sister Jane」に代表される浮世離れした美しさを誇っていました。

1_000000005081 本作ではメンバー・チェンジがされており、バンドの終焉がサウンドにも混乱を招く結果となった最終作です。
(その後2000年に突如としてバンドを復活させています。)

ジャケットはまるでAORバンドの様な佇まい、オープニングからいきなりCSN&YやAMERICAを彷彿させるアメリカンなポップ・サウンドとなり、前2作の叙情的なプログレ性は皆無となっています。

ジャズ・ロック、ポップ・ロック、フォークといった趣が強い中、それでも強烈な個性は隠しきれず、10分に及ぶアルバム・タイトル曲では繊細な感性を美メロと複雑な構成で紡ぎあげた様なサウンドが堪能できます。

良く知られている様に、バンドはここで一度崩壊していますが、ヴォーカルのジャン・ジャック・ゴールドマンはソロとして大成、フランスでは国民的歌手となり、ヨーロッパでも知らない人はいない程の大スターとなっています。

実験性と先天性のメロディ・メイカーとしての資質に優れた二人のメンバー、前述のゴールドマンとギターのカーン・マイ。

天才二人が存在してしまった奇跡と悲劇こそがバンドの原点でもあったと思いますが、結果的にはやはりやり尽くしてしまった感が強かったのか、崩壊は避けられないものだったのでしょう。

ポップ・フィールド寄りになったとは言え、全曲が充実したメロディを持ち、バラエティに富んでいるという意味でも素直に楽しめるアルバムです。

2018年1月28日 (日)

UFO YOU ARE HERE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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2004年作、マイケル・シェンカーとの家元騒動が落ち着き、ヴィニ―・ムーアを迎え入れた第1弾となったUFOのアルバム、「ユー・アー・ヒア」、入荷しました。

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なんとあのSMAPの楽曲にも参加経験があるというヴィニ―・ムーア、テクニカル系のネオクラシカル・ギタリストというイメージが果たしてUFOとマッチングするのかと疑問を持ったファンもいたかと思いますが、結果現在に至るまで歴代ギタリストの中では最も長期間継続在籍する安定メンバーとなりました。

更にポール・チャップマンが本作より復帰、フィル・モグとピート・ウェイとの黄金期メンバーが揃い、ドラムには本作のみ参加となったジェイソン・ボーナムを迎えています。

若返り、強靭な筋力を得たUFOといったイメージがピッタリで、ここまで続いていたブルージーなハード・ロック路線を踏襲しつつも完全にメロディは新鮮味を増しています。

個性を適度に演出しながら、マイケル・シェンカー・テイストを盛り込み、ソング・ライティング面でもモダンなハード・ロック・センスを見せつけるヴィニ―・ムーアとの相性も抜群で、オープニングから70年代のUFOサウンドを彷彿させワクワクさせてくれます。

アルバム前半はヴィニ―のイントロダクションとも言えるオーソドックスなハード・ロック・ナンバーが続きますが、中盤の「Slipping Away」あたりから様相が一変する衝撃に驚かされます。

ヴィニ―独特のギターに牽引されるこのメロディアスなミドル・チューンで、フィルは珍しくファルセット・ヴォイスを聴かせてくれます。

バンドがヴィニ―のセンスを信用し、マイケル同様作曲面も任せた事でマンネリ化したアダルト・ハード・ロック路線の新たな可能性を見出したとも思えます。

強力なフックこそ少ないものの、ハッとさせられる美しいフレーズを繰り出すクリアなギターを上手くパッケージしたのは、HELLOWEENの「守護神伝 第1章」のプロデューサーとして有名な、ジャーマン・メタルの名バンド、VICTORYのギタリスト、トミー・ニュートン。

バンドにとっても以降の作品でも続けてタッグを組んでいる事から、相当相性が良かったサウンド・プロダクションだったのでしょう。 アルバム後半の2曲、「Baby Blue」、「Swallow」での21世紀型UFOのビューティフル・ハード・ロック路線は、以降の彼等に大きな期待を抱かせるものになったと思います。

2018年1月27日 (土)

SAGA IN TRANSIT

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは82年リリース作品、サーガの初のライヴ盤となったアルバム、「イン・トランジット」、入荷しました。

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カナダのバンドでありながら欧州で絶大な人気を誇る彼等、本ライヴも通算4作目であり最高傑作としても挙げられる「WORLDS APART パラレル・ワールド」に伴うヨーローッパ・ツアーから収録されています。

日本では同郷のRUSHと比較される事はあっても、彼等のサウンドの本質はほぼ無名に近いのが不思議なのですが、SFを題材にしたトータル・コンセプト、トリプル・シンセサイザーを駆使したかなり早い段階からのエレクトロ指向等、その極めてキャッチーなメロディはマニア心をくすぐるにはあまりにも垢抜け過ぎていたのでしょうか。

ライヴ・バンドとしてもその実力は高く、スタジオ・ヴァージョンとほぼ変わらないテクニックが本作からもうかがえます。

「WORLDS APART」からの収録曲を中心に、78年作のファースト、79年作の「IMAGES AT TWILIGHT 黄昏のイメージ」、80年作の「SILENT KNIGHT」からもセレクトされているため、バンド初期のベスト的な意味合いも持っています。

7曲目の「A BRIEF CASE」のみ、オリジナル・アルバム未収録曲となり、彼等がライヴで度々披露するドラム・ソロとなります。

当時のドラマー、スティーヴ・ニーガスとヴォーカリスト、マイケル・サドラーのシンセドラムによるツイン・ドラムがサーガというユニークなバンドの一面を現しています。

スタジオ技術を駆使したテクニカルなプログレ・ハード・バンドというイメージが強い彼等ですが、ライヴではより跳ねたダイナミズムが魅力的な「ON THE LOOSE」、プログレ風味よりもメロウなAORセンスで聴かせてしまうバラード、「NO REGRETS」等ではロック・バンドとしての生々しさが際立っている感があります。

2018年1月26日 (金)

SANTERS RACING TIME

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは82年作、カナダの80年代ハード・ポップ・バンドとして知られるサンターズのセカンド・アルバム、「レーシング・タイム」、入荷しました。

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次作のプロデュースを同郷の大先輩、当時トライアンフで活躍していたリック・エメットという事もあり、トライアンフの弟分的バンドとして認知されていました。

サウンドはかなりポップ寄りで、トライアンフよりもラヴァーボーイ、初期BON JOVIに近い気もします。

いかにも80年代的なキラキラした音作りと、爽やかなメロディ・センスにはかなり惹かれてしまいます。

そつの無いメロディ・センス、適度なメタリックはエッジ、聴きやすいヴォーカル、洗練されたアレンジ等、全てが平均点以上、ポップ・メタルの優等生と言うべき完成度は、毒気を求める人には物足りないのかもしれません。

ただカナダのバンドがほとんどそうであった様に、彼等もまた底抜けの爽快感を持っていて、できそうでなかなかできないこのウキウキ感こそが、このバンド最大の魅力だったと思います。

本作以降にアメリカではBON JOVI等が出現する事を考えれば、奇跡的に優れていた1枚だと思います。

2018年1月25日 (木)

SLAUGHTER REVOLUTION

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スローターの4作目としてリリースされた、97年作のアルバム、「レヴォリューション」、入荷しました。

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確かなテクニックによるバンド・サウンドと、優れたヴォーカリスト、そして魅力的なメロディを持つこのスローターが、80年代においてはおそらく優等生として映って見えた筈ですが、混迷期の90年代においては異端とも言える存在だったと思います。

遅咲き、後発組とも言える彼等のストレートな音楽性は、グランジ、オルタナによって完全駆逐された80年代メタルの復権だったのかもしれません。

多くのバンドが時流に乗る事を強いられ、あるいは自ら進んで流れに身を任せていた中、本作の様な正統派アメリカン・ハードが堂々と鳴らされていた事だけでも、もっと評価されていいと思います。

古典的なロックイズムでもあるパーティー・ソング、セックスにまつわるアレコレ、自分達を取り巻く状況への反骨精神、そういったある種お決まりのテーマをキャッチーなハード・ロック、そしてせつないバラードで聴かせるのは、そんなに簡単な事だったのでしょうか。

おそらくかなりの勇気と、ソング・ライティング・センスが必要だったに違いないと思います。

80年代には確かに商業メタルと言われても仕方の無い側面もあったと思いますが、自分達の好きなものをただひたすら追求する姿は、いつの時代も賛同を得る部分が大きいと思います。

けっして揶揄ではなく、素直に80'sメタルに今だに忠誠を誓っているファンには、限りなく優しく、力強い1枚ではないでしょうか。

本作はまた事故で他界したオリジナル・メンバーのギタリスト、ティム・ケリーが参加した最後のスタジオ・アルバムとなってしまいました。

2018年1月24日 (水)

ORION THE HUNTER ORION THE HUNTER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは84年作、元BOSTONのバリー・グドロー、フラン・コスモが結成したオリオン・ザ・ハンターの唯一のアルバム、「オリオン・ザ・ハンター 星空のハンター」、入荷しました。

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バリーはボストンの初期2枚のアルバムに参加後脱退、80年にはソロ名義でアルバムをリリースし、満を持してのバンドでのデビューとなりました。

彼のソロ作にも参加していたヴォーカリスト、フラン・コスモの伸びやかな声は、元祖ヴォイス・オブ・ボストン、ブラッド・デルプにも劣らない華やかさを伴っています。

なんとそのブラッドも本作にゲスト参加しています。
トム・ショルツ抜きの方が、よりプログレ・ハードとしてのメロディの完成度が高いと思えてしまうのですが。

元ハートのベーシスト、マイケル・ドロージャーも加え、バンド・サウンドは本家ボストンよりタイトでシンプル、曲によってはフォリナーに聴こえるものもあり、よりハードなエッジが強調されています。

フラン・コスモは後にBOSTONに正式加入、バリーはブラッドと共にRTZを結成する事になりますが、ボストン・ファミリーの中では最も80年代ポップ・メタル的な味わいを持っていたのが本作だったと思います。

全くスキのない、完璧なメロディアス・ロック・アルバムです。

2018年1月23日 (火)

FM DEAD MAN'S SHOES

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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かつては華やかなポップ・メタルを聴かせてくれた、英国産メロディアス・ハードの一角として知られていたFMの95年作、通産5作目となったアルバム、「デッド・マンズ・シューズ」、入荷しました。

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元々はNWOBHM組のSAMSON、あのブルース・ディッキンソンが在籍していたバンドですが、その元メンバーが結成したバンドで、名ヴォーカリスト、スティーヴ・オーヴァーランドのハスキーな声を生かした事により独自の個性を打ち出します。

本作ではガラリと路線を変え、ブルースに根ざしたソウルフルなサウンドとなっています。

けっして渋すぎるというわけではなく、元々持っていたBON JOVIにも通じるキャッチーなセンスも相俟って、聴きやすいブリティッシュ・ハードの好盤となっています。

サンダーと共に英国ハード・ロックの復権を期待されましたが、時代の流れにはさすがに敵わなかったという事実は残ります。

ただこの手のサウンドが実に減ってしまっただけに、タメの効いた味わい深いアダルトなロックが恋しい人にはたまらない1枚だと思います。

2018年1月22日 (月)

JIM JAMISON WHEN LOVE COMES DOWN

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サバイバーで3枚のアルバムに参加、解散後の91年にリリースしたジム・ジェイミソンの初ソロ名義作、「ホエン・ラヴ・カムズ・ダウン」、入荷しました。

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サバイバー時代は、相性のJIMI(ジミ)で通っていましたが、本作では表記もJIMとされジム・ジェイミソン名義となっています。

数々のヒット曲を放ったサバイバーでは、ほとんどソング・ライティングに関わらずヴォーカリストに徹していた事に大分フラストレーションを溜めていたらしいのですが、ここではほぼ自作のナンバーを揃えています。

元々はTARGET、COBRAといったバンドで、男臭いハード・ロック気質を個性としていた人ですから、本作でもその先天性のワイルドな資質が露わになっています。

フォリナーにも近いアダルトなハード・ロックから、デフ・レパードを思わせるメロディアス・ハード路線が軸になっていますが、強烈なフックよりもトータルのダイナミズムを重要視している様なメロディが目立ちます。

地味にも派手にも成り過ぎないソング・ライティング・センスが、この人の哀愁感漂うハスキー・ヴォイスに合っていて、サバイバーでは聴かれなかった渋みがセクシーです。

もちろん彼に望まれるのはキャッチ―で美しいメロディだと思いますが、バラード・ナンバーの充実度も抜群で、さすがに自分の魅力を良く分かっていたのではと思えます。

サバイバー時代よりもパワー・バラード色が強くなったアルバム・タイトル曲や、「If You Walk Away」等は、メロディ至上主義のバラード・ファンにとってはたまらない魅力も持っていると思われます。

2018年1月21日 (日)

AMERICAN TEARS TEAR GAS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

TOUCH、DRIVE SHE SAID等で、メロディアス・ハード・ファンにはお馴染み、天才的メロディ・メイカー、マーク・マンゴールドの初期のキャリアであるバンド、アメリカン・ティアーズのセカンド・アルバム、「ティアー・ガス」、入荷しました。

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元々69年にVALHALLAなるバンドでプロ・デビューをした様なのですが、後のTOUCHに繋がる音楽性を持ったこのAMERICAN TEARSの方が重要視されていると思われます。

73年に「BRANDED BAD」でデビュー、オルガン、キーボードを主体としたトリオ編成で、メロトロンも使用したブリティッシュ・ポップの影響も窺わせるサイケ色の強いロック・バンドでした。

本作は75年にリリース、プログレ色を強め、当時のアメリカン・プログレ・ハードの一角として注目を浴びる事となります。

4_000000004939 マーク・マンゴールドは前作に引き続き全曲作曲、リード・ヴォーカルも担当、バラエティに富んだメロディを駆使しながら、すでにメロディ・メイカーとしても優れたセンスを見せつけています。

TOUCHに通じるポップなメロディ、ハード・ロック的側面も感じさせますが、初期STYXや初期RUSHの様なドラマ性、複雑な構成が目立ちます。

8分を超える大作、「BACK LIKE ME」、「SERIOUS BLUE BOY」では、そうしたプログレ・ハードとしてのダイナミズムが堪能できます。

また「蒼い影」を思わせる「I SAW A SOLDIER」でのポップ・バラード的魅力、「FRANKI AND THE MIDGET」でのトッド・ラングレンにも通じるパワー・ポップ・センス等、マーク・マンゴールドという隠れ天才を知るには必聴と言えるナンバーが充実しています。

2018年1月20日 (土)

HANOI ROCKS SELF DESTRUCTION BLUES

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オリジナルは82年作、ハノイ・ロックスのサード・アルバムとして紹介された1枚、「セルフ・ディストラクション・ブルース」、入荷しました。

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実質的にはシングル曲両面を集めたコンピレーション盤です。

日本では人気絶頂期と言える時期で、すんなりとニュー・アルバムの様に受け入れられていた気がしますが、4年間にも満たなかった短い第1期がいかに濃密な創作意欲で固めれらていたか象徴する様な1枚となっています。

彼等の魅力は、それまでのロックイズムを塗り替える様なグラマラスなヴィジュアルと、その見かけにはそぐわないとも思えるポップでパンキッシュな音楽性にあったと思います。

良く言われる様にニューヨーク・ドールズとエアロスミスの遺伝子を確実に引き継いでいるとは思いますが、見た目の妖しさ、美しさ、しなやかさは、明らかに前者とは異質の輝きを持っていたと思います。

それが北欧特有のものかわかりませんが、アメリカで登場した彼等以降のモトリー・クルー、ポイズン、ガンズといったバンドがヴィジュアルに沿った音楽性、進化を遂げてきたのに対し、ハノイの場合は少し違っていたと思います。

ルーズなバッドボーイズ・ロックでありながら、ケバケバしい衣装とルックス、パンクとハード・ロックの中道を行きながら、マイケル・モンローが振り乱す金髪はあまりにも美しすぎたと思えます。

そのアンバランスなスタンスが、彼等特有のどこか可愛いポップ・センスを生んでいたのではないでしょうか。

更に言えば、音楽的リーダーであったアンディ・マッコイは、自分達のそんな魅力を良く知り尽くしていたはずで、元々器用なソング・ライティングにより、バンドの生命たるナンバーを生み出していたのではないでしょうか。

そんな彼等のノリに乗った勢いが感じられる1枚です。

2018年1月19日 (金)

DANGEROUS TOYS DANGEROUS TOYS

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デンジャラス・トイズの89年のデビュー作、「デンジャラス・トイズ」、入荷しました。

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ガンズの登場により、それまでのきらびやかでポップなヘア・メタルから一気にシーンは変わっていく事になります。

各レコード会社はガンズ・タイプのバンドを山ほど量産し続けます。
その一角として頭一つ抜き出た感があった、89年作のデンジャラス・トイズのデビュー盤です。

オジーやラウドネスを手掛けてきたマックス・ノーマンのプロデュースにより、手堅い80年代メタル風サウンドでまとめられてはいますが、個性的なグルーヴとリズムは当時では明らかに新世代と思われます。

エアロスミス、モトリー、ガンズが放っていたバッド・ボーイズの香りをプンプンさせながら、キャッチーなメロディ・センスが飽きさせません。

MTVで連日流された「TEAS'N, PLEAS'N」の妙に癖になる引っ掛かり具合が、80'sと90'sの橋渡し的なナンバーとしてのメタファーと考えられるかもしれません。

2018年1月18日 (木)

SAMSON HEAD ON

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オリジナルは80年作、サムソンのセカンド・アルバムとなった1枚で、N.W.O.B.H.M.黎明期の重要な作品とも言える1枚、「ヘッド・オン 魔人来襲」、入荷しました。

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本作から正式にヴォーカリストとして参加したブルース・ブルースは、言わずと知れたブルース・ディッキンソンですが、当時はまだホラー映画のキャラクター然としてジャケットに収まるドラマーのサンダースティックばかりが注目されていた感がありました。

邦題のセンスはまさにピッタリで、不気味で謎めいたイメージとは裏腹に、かなり正統派のキャッチーなメタルを聴かせてくれるギャップがたまりません。

ただ当時はIRON MAIDENと共にシーンを牽引していたSAXONが大活躍していた時代で、日本でもサクソンがなまった様な響きのバンド名のせいか、このバンドにB級感が付いて回ったのは悲劇的だったのかもしれません。

元々味のあるギターとメロディ・センスを持っているギタリスト、ポール・サムソンがヴォーカルを兼任していましたが、そのソフトな声では生かしきれなかったスピードとヘヴィさをここでは爆発する様に開放し、曲の充実度がかなり向上しています。

ブルースのヴォーカルには若さが多少感じられるものの、当時からパワフルで説得力のある上手さが目立ち、スピード・ナンバーでの安定感や高音シャウトでの迫力もすでに存在感を放っています。

PRAYING MANTISが1stでやっていてもおかしくないようなポップな「HARD TIMES」、哀愁感タップリのミドル・ナンバー「VICE VERSA」、後のブルースのメイデンでの活躍を予見する様な疾走型のキャッチーな名曲「HAMMERHEAD」、まさにN.W.O.B.H.M.と言えそうな新感覚がユニークな佳曲「HUNTED」等、かなり名曲揃いのアルバムと言えます。

そしてN.W.O.B.H.M.ファンにとっては有名な話だと思いますが、メジャー・デビュー前にIRON MAIDENに在籍していたサンダースティックが、SAMSONにそのまま持ち込みメロディを拝借したとされている「THUNDERBURST サンダーバースト」がやはり聴きものでしょう。

メイデンのセカンドにして大名盤、「KILLERS」のオープニングを飾った名インスト、「3月15日 The Ides Of March」は、そのまま「ラスチャイルド」に繋がるドラマティックなものでしたが、サムソンはカヴァーかと思わせる再演をしています。

クレジットにはSAMSONのメンバーの後ろに、しっかりとスティーヴ・ハリスの名が並んでいる事からも、これはカヴァーではない事が判明したのでした。

2018年1月17日 (水)

GREAT WHITE GREAT ZEPPELIN-A TRIBUTE TO LED ZEPPELIN

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96年に行われたグレイト・ホワイトのライヴを収録したもので、彼等が以前からその敬愛ぶりを披露してきたツェッペリンのトリビュート・ライヴとなった、「グレイト・ツェッペリン~ツェッペリン・トリビュート・ライヴ」、入荷しました。

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LAメタル・シーンの中で注目されながら、歌の巧さとカヴァーのセンスの良さは、同時代のバンドの中では群を抜いて目立っていたわけですが、とうとうその彼等が本気を出してツェッペリン大会をしてくれたわけです。

次々と飛び出す通好みのナンバーを、ほぼ原曲通りのアレンジでプレイする彼等のツェッペリン愛は、目の前にした観客の相当な熱狂ぶりからも感じられます。

もちろんジャック・ラッセルの声が元々ロバート・プラントに似ているというのは大きいのですが、これまで数多くのコピーをされてきたにも関わらず、これだけ違和感無く聴けてしまうのは本当に新鮮です。

プラントよりも雑味が混ざったワイルドな声質ながら、良く伸びるハイトーン・シャウトと、スロー・ナンバーでの感情移入たっぷりの哀愁感は、ジャック・ラッセルならではの個性にもなっていると思われます。

過小評価されているギタリスト、マーク・ケンドールの丁寧なプレイも見事で、全く音を外さずに完璧なスタジオ・テイクのコピーとも言えるギターを聴かせてくれています。

リズム隊も健闘していて、特にQUIET RIOT、HOUSE OF LORDS、DOKKEN等を渡り歩いたベースのショーン・マクナブが頑張っているのですが、ミックスのせいかドラムばかりが前に出ているのが残念です。

セットリストの粋なところもかなり好感が持て、いきなり「IN THE LIGHT」を持ってくるあたりは、バンド自身も自覚的だったのではないでしょうか。

超定番曲はあえて控えめで、グレイト・ホワイトならば「HEARTBREAKER」がピッタリだと思うのですが、彼等は「LIVING LOVING MAID」を演っているわけです。

また「TANGERINE」や「GOING TO CALIFORNIA」をしっとり聴かせてくれるのは、多くのツェッペリン・ファンも驚く点ではないでしょうか。

80年代組らしさなのか、「ALL MY LOVE」を選ぶセンスも個人的には大歓迎です。

ラストの「STAIRWAY TO HEAVEN」に至っては文句の付けようがなく、おそらく実際その場にいた観客全員が鳥肌ものであったろうと推測されます。

まぁとにかく本家のライヴと聴き間違えてもおかしくないものとなっているのですが、この選曲の良さだけでも聴く価値は十分にあるものでしょう。

2018年1月16日 (火)

HELLOWEEN MASTER OF THE RINGS

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ハロウィンの通算6作目、彼等の輝かしいキャリアの大きな転換期となったアルバム、「マスター・オブ・ザ・リングス」、入荷しました。

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マイケル・キスク、そして95年には自殺して亡くなったインゴ・シュヴィヒテンバーグが脱退、バンドは代わりに元PINK CREAM 69のアンディ・デリス、元GAMMA RAYのウリ・カリッシュが迎えられます。

アンディの華やかなヴィジュアル、そしてこの人独特の哀愁型ポップ・センスがハロウィンのイメージを大きく変えると同時に、前作の「カメレオン」での異色と言えるポップ展開から軌道修正をする事に成功しました。

彼等が作り上げたジャーマン・メタルの新たなブランド、メロディック・パワーメタル、あるいはメロスピの王道とも言える路線に立ち戻り、劇的な再生を果たしました。

オープニングの「IRRITATION」とは苛立たせる、という意味を持ちますが、穏やかなイージー・リスニング調のインスト・ナンバーは、確かに意表を突くメロディを持っています。

そして怒涛の勢いでハロウィン節が炸裂する「SOLE SURVIVOR」、「WHERE THE RAIN GROWS」で、ファンは溜飲を下げる事になります。

アンディの持ち込んだセンスがハロウィンのイメージを壊す事なく、ポップにメロディアスに機能しているのが見事で、以降のバンドの新たな個性と結びついていくわけですが、「PERFECT GENTLEMAN」や、「IN THE MIDDLE OF A HEARTBEAT」の様なユニークなナンバーで、バンドもアンディに応えるかの様に見事なアレンジ、サウンドを聴かせてくれています。

トータル・コンセプトも「守護神伝」の流れを汲んだものであり、現在のハロウィンの出発点とも言える本作は、昨今のジャーマン・メタル・シーンを知る意味でも重要な1枚となったと思います。

2018年1月15日 (月)

QUEENSRYCHE OPERATION: LIVECRIME

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オリジナルは91年リリース作、映像ソフトをメインにしたボックス・セットのみでリリースされましたが、ここではCDのみとなるクイーンズライクのライヴ音源、「オペレーション・ライヴクライム」、入荷しました。

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クイーンズライチの紛れもない最高傑作、「OPERATION: MINDCRIME」を完全再現した大掛かりなショーは、リリースから3年後、しかも当時の最新作でありヒット作として有名な「EMPIRE」に伴うツアーで初めて披露されました。

彼等80年代メタル隆盛期に試みた一大コンセプト作は、マニアックなファンの心をくすぐり、当時はまだ産声さえ上げていなかったプログレッシヴ・メタルの種をしっかりと植えつけたものの、ビッグ・ヒットとは言えない結果となりました。

90年に発表された「EMPIRE」は初の全米TOP10入リ、シングル・ヒットも手伝い、彼等はメインストリームでの成功を手にするわけです。

その自信と実績が、3年後しにシアトリカルなショーの実現へと彼等を向かわせたのは想像に難くないところだと思います。

映像と音による効果、オーケストレーションを含めたスタジオ盤の完全再現、そしてバンドの驚異的なテクニックにより、このメタル史上に残る大傑作コンセプト・アルバムに血が注がれたと言ってもいいのではないでしょうか。

そしてクイーンズライチが90年代以降、求心力を低下させていくのは、ここでの完全燃焼があった事もやはり事実であったと思います。

そうは言っても80年代が産み落とした奇跡の一つを、こうしてライヴ音源で聴けるのは、実にありがたい事ではないでしょうか。

2018年1月14日 (日)

MY FIRST STORY THE STORY MY LIFE

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マイ・ファースト・ストーリーのセカンド・アルバム、「ザ・ストーリー・イズ・マイ・ライフ」、入荷しました。

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昨今のマイファスの人気ぶりに大人が口を挟む事で盛り下げたくはないのですが、日本のロック・シーンを熱く語る事を強いる魅力を確かに持っているバンドであるのは間違いないと思われます。

ONE OK ROCKが敷いた完璧なレールを追随する宿命を背負うだけで彼等の立ち位置は厳しいものである事は素人でもわかりそうなものですが、世界レベルで活躍する多くの日本人アーティスト特有のオーラは先天的なものなのでしょう。

英語力とグローバルなメロディ・センス、ヘヴィ・ロックやミクスチャーに精通している演奏技術等、現在の王道ロックの必要最低条件は最早及第点を軽くクリア、加えてカリスマ的なヴォーカル、世代を選ばない高揚感を備えたバンド、と解析するとこうした事になるのでしょうが、本能的にロック・ファンを惹きつけるのは人によって意見がそれぞれあると思います。

多少青臭い歌詞は、これまで多くの偉大なロック・バンドが若い時期に歌ってきた事ですから気になりませんが、英語と日本語の度合いのバランスがやはり今どきと言えます。

より英語に比重が傾いている事で、40代、50代、あるいはそれ以上の世代の洋楽ファンがすんなり入れるというのは戦略的ではなく、今のバンドの自然なスタイルだとしたらやはりONE OK ROCKの影響は強いと言えるのかもしれません。

ただそれ以上にこのMY FIRST STORYというバンドに、FOO FIGHTERS以降のモダン・ロック、あるいはBON JOVIを代表とするオールド・スタイル、更にはIN FLAMESやARCH ENEMY、BULLET FOR MY VALENTINE等の新世代メタルと同様のダイナミズムを同時に感じられるところが新鮮なのだと思います。

当人達にどれだけそうした意識があるのかは不明ですが、おそらく幅広い音楽性と旺盛な雑食性、そしてフレッシュな感受性から培われた自然発生的なセンスだと思われます。

彼等を洋楽の焼き直し、すでに90年代以降のロックがやり尽くした事として言い切るのも簡単だとは思いますが、大事なのは今の日本でこうした様々な洋楽ロックへの思いを馳せる事を許してくれる存在はそういないという事だと思います。

若い世代にとっては王道かつ安定感である筈のこのバンド、すでにガンズ、メタリカを現役で体験してきた世代にとってはある意味踏み絵的な存在とも言えると思われますが、体が否定できないメロディの吸引力には素直に従う事をおすすめします。

2018年1月13日 (土)

SAMMY HAGAR AND THE WABORITAS RED VOODOO

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サミー・ヘイガーが、ワボリタスとの共同名義でリリースした99年作の第1弾アルバム、「レッド・ヴードゥー」、入荷しました。

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これまでトップ・クラスのプロデューサー、そして幅広い交友関係を生かした高名なゲスト陣を迎えたレコーディングが多かったのですが、本作では完全にバンドの一員として機能する事を選んだ様で、サミーとキーボードのジェシー・ハームスによる共同プロデュースとなっています。

基本は何も変わらず、パーティー・ロックの楽しさと、ツェッペリン風のハード・ロック、熱いバラードと、何でも歌いこなす表現力が存分に発揮されたものとなっています。

特に本作ではバラエティに富んだナンバーが並び、シングル・カットされた「マス・テキーラ」では、70年代グラム・ロックのスター、ゲイリー・グリッターの曲を挟むユニークなものとなり、ウィルソン・ピケットのカヴァーでは珍しくストーンズばりに決めてくれていたり、サミー流「天国への階段」とも思える「Lay Your Hand On Me」では最早VAN HALENの影は微塵もない事に気づかされます。

興味深いのは、本作中唯一ハード・ポップ色が強い「The Love」で、なんとこの曲は84年のHSAS用に書かれた曲が陽の目と浴びた様で、ニール・ショーンの名が共作者としてクレジットされています。

とにかくハズレの無いハード・ロック・ナンバーを次々と量産するメロディ・メイカーぶり、そして彼を追従しようにもなかなかフォロワーが現れない程強力な声は枯れる事を知らず、本作もまたアメリカン・ハードの魅力を嫌という程教えてくれます。

2018年1月12日 (金)

NIGHT RANGER HOLE IN THE SUN

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前作の「SEVEN」から実に9年ぶり、以降のナイト・レンジャーのコンスタントなアルバム・リリースのきっかけを作ったと言える2007年作のアルバム、「ホール・イン・ザ・サン」、入荷しました。

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長いブランクの間にも、ジャック・ブレイズはトミー・ショウとのユニットであるショウ・ブレイズ、そしてケリー・ケイギーはソロ名義でそれぞれセカンドにあたるアルバムをリリース、またナイト・レンジャー名義でもセルフ・カヴァー集を発表、そのどれもがさすがと言える出来だっただけにバンドでの新作も待たれていたと思います。

そんな本作ではオリジナル・メンバーのアラン・フィッツジェラルドが脱退、代わりにライヴのサポート・メンバーであったGREAT WHITEのマイケル・ローディーが正式に迎えられての新生ナイト・レンジャーとなっています。

一聴して思い知らされるのは、かなり若々しく瑞々しいサウンドである事で、これまでメロディアス・ハードという形容がピッタリであったのに対し、正統派アメリカン・ハードとでも言うべき陽性の高揚感に溢れたメロディが目立ちます。

更にそれぞれのソロ活動による核メンバーの個性がより明確化された感があり、曲調がバラエティに富んでいるのも特徴的です。

最早業界の名職業ライターとなった感のあるジャック・ブレイズ単独作のナンバーは、やはりキャッチ―であり従来のナイト・レンジャー節の最も強いものとなっています。

特にポップ・パンク風にも聴こえる「Whatever Happened」は、彼等の新たな魅力となっていると思われます。

ブラッド・ギルス単独作はメタリックなエッジを担当、ジェフ・ワトソン単独作はフラッシーなギターを軸にしたスピード・チューン、そしてケリー・ケイギーの関わるナンバーはメロディアスなミドル・ナンバーと、実にバランスの取れた個性派集団と言えるでしょう。

新メンバーのローディーは、「Fool In Me」で、ブレイズとケイギーと共作をしています。

これがまた実に爽やかでせつないメロディを持ったソフト・バラードとなっていて、違和感なくナイト・レンジャーに貢献してくれています。

80年代の彼等の強力なフックこそ薄れていますが、味わい深さ、技の数は明らかに増えていると思われ、まだまだリバイバル・バンドではない事を証明してくれた力作であったと確信します。

2018年1月11日 (木)

IRON MAIDEN THE X FACTOR

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オリジナルは95年作、アイアン・メイデンの記念すべき10作目のスタジオ・アルバム、「X ファクター」、入荷しました。

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脱退したブルース・ディッキンソンに代わり、元ウルフズベインのブレイズ・ベイリーを迎えての第一弾となりました。

この交代劇が、メイデンの歴史の中でもかつて無い程の物議を醸す事となりました。

スティーヴ・ハリスがかなり気に入っていたヴォーカリストの様でしたが、前任者の偉大さの前では比較するのが可愛そうな位です。

実際大作主義に戻ったサウンドと、充実したメロディはけっして本作の出来を貶めてはいません。

イラストからとうとう実写っぽく正体を晒したエディのジャケットも、かなりレベルが高いと思います。

セールス的にはガタ落ちしてしまった作品ですが、ヴォーカルの悪さのせいだけではないと思えて仕方ありません。
メタル・シーンが様変わりしていた中、王者であるメイデンすら時代の急激な潮流に飲まれてしまった事もあるのではないでしょうか。

ただやはり、ブルースが歌った方が、本作のドラマチックな流れをもっと最適に表現されていたのは間違いないと思います。

ファンとしては歯痒い思いが残る1枚ではあります。

2018年1月10日 (水)

EARTHSHAKER MORE EARTHSHAKER IN VANCOUVER

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1994年、解散したアースシェイカーが再結成、2000年にリリースされた復活第1弾アルバム、「モア・アースシェイカー・イン・バンクーバー」、入荷しました。

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どういう経緯が詳細はわかりませんが、同年カナダ、ヴァンクーヴァ―で行われたライヴの模様がメインとなり、アルバム冒頭にはスタジオ・テイクの新曲、3曲が収録されています。

ライヴに関しては初期の代表曲が中心となった、言わばアースシェイカーのベスト・ライヴで、バンドの状態もサウンド・プロダクションも素晴らしいもので、文句の付けようがありません。

そして特に本作で重要となるのは、ファンにとっては涙ものとなった新曲の完成度でしょう。

3.11以来、日本人にとっては国民的合言葉となった「絆」、ここではバンド、そしてファンに対して向けられたと思われるタイトルとして冠せられた1曲目の「絆」は、西田昌史作詞、作曲によるナンバー。

モダンなアレンジがクールに続く中、熱い歌詞とメロディが復活後の新たなスタイルとして期待を高める名曲となっています。

続く2曲目の「GOOD-BYE TO THE PAST」は、作詞、西田昌史、作曲、石原慎一郎の名タッグが復活した曲で、陽性のポップなメロディが印象的なミドル・ナンバーとなっています。

3曲目の「愛の歌う声を聞いてみるかい」はシャラの単独作、まるで一昔前のL'Arc〜en〜Ciel を思わせるギターに牽引される、これぞアースシェイカーと言えるメロディアスなチューン。

そのどれもが21世紀型メロディアス・ハードとして理想的なプロトタイプといったを様相を呈し、ここ日本ではやはり彼等こそが美麗HR/HMの先駆者であった事を再確認させられる思いになります。

この3曲を聴くためだけでも、ファンにとっては必聴の1枚と言えるでしょう。

2018年1月 9日 (火)

MARILLION BRAVE

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94年作、英国では根強い人気を保つマリリオンの通産7作目となったアルバム、「ブレイヴ」、入荷しました。

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ポンプ・ロックの代表格として80年代から活躍してきたバンドですが、本作においてバンドは一皮も二皮も剥けたと思われる力作となっています。

元々はNWOBHMシーンの中で注目され、ドラマティックなサウンドによるシリアスなコンセプトによりネオ・プログレッシブという新しい流れを作り、どちらかというとメタル・ファンから支持を受けていた感の強いバンドだったと思います。

いつのまにかポンプ・ロックという言葉が生まれ、マリリオンの代名詞ともなっていくわけですが、このポンプなる言葉は日本語でいうポンプ「PUMP」ではなく、POMP。

華麗といった意味の他に、大袈裟、虚飾という意味があるため、揶揄にも近い呼称という事もあり、70年代プログレの熱心なファンからはソッポを向かれていた現状もあったと思います。

ジェネシスの二番煎じとされていたのも、このバンドの弱点だったかもしれません。

そのジェネシスの幻想的な世界観を強く引き継いでいた看板ヴォーカリストであり文学面を支えていたヴォーカリスト、フィッシュの脱退後、二代目ヴォーカリストとなったスティーヴ・ホーガスのセンスが色濃く反映したのが本作となります。

実際にあった交通事故をベースにした記憶を喪失した少女を主人公とするこの一大コンセプト作、まずは壮大なサウンド、緻密な構成が何度聴いても新たな感動を生む素晴らしいものとなっています。

ストーリー全体としては、自分探しの旅からやがて社会に対する不安、疑問へと思考が転じていく・・・といった、これまで何度も描かれてきたそう新しくないテーマではありますが、工夫されたストーリー展開がなかなかユニークなものとなっています。

「永遠の逃避行」、「永遠のホリデー」を何故少女は選んだか、そしてそれは意図的なものだったのか、という点からアルバムを理解するとかなり面白く聴けるかもしれません。

とにかく歌詞世界を知らずとものめり込める吸引力は見事で、最早ジェネシスというよりはキャッチ―なピンク・フロイドといった感が強く、プログレ・ファンなら耳を惹きつけられる事間違いな1枚です。

2018年1月 8日 (月)

BRIAN MAY ANOTHER WORLD

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ブライアン・メイのソロ名義のオリジナル・フル・アルバムとしては第2弾となった、「アナザー・ワールド」、入荷しました。

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前作の「バック・トゥ・ザ・ライト~光にむかって~」から6年ぶりとなっています。

本作が彼のソロ・キャリアとして注目を浴びるべきなのはもちろん、ブライアン・メイ・バンドの一員として活躍していたコージー・パウエルの遺作ともなってしまった事で、多くのロック・ファンにとっては忘れ難いアルバムでもあると思われます。

すでにブライアンのソロ・ツアーにも動向していたコージーのパワフルなボトム、更にはニール・マーレイがベースを担当した事により、本作全体に漲っているのはハード・ロッカーとしてのダイナミズムで、QUEENでも数多く残してきたハードな面が強調されています。

ブライアンのソフトな声が、時折フレディの声に聴こえてしまう程QUEENが最もロックしてるナンバーの様なキラキラしたカラフルさと、ブルースに頼らなかった新世代的ブリティッシュ・ハードの創始者的な貫禄がウキウキさせてくれます。

もちろんこの人の個性は自家製ギターの唯一無比の音色であるわけですが、それよりもヴォーカリストとしてQUEENで築き上げたキャリアを総決算してる様な部分も伺えてしまうのですが、うがった見方でしょうか。

イアン・ハンターご本人が参加してしまった、モット・ザ・フープルの「ALL THE WAY FROM MEMPHIS」、ブライアンならではの選曲となったジミ・ヘンドリックスの「ONE RAINY WISH」、ビートルズがカヴァーした事もある「SLOW DOWN」(「DIZZY MISS LIZZY」の作者でもあるラリー・ウィリアムズ作)でも、ブライアンはそれぞれ違うヴォーカルを聴かせてくれ、歌う事を楽しんでいる様です。

更に注目すべきは「The Guv'ner」で、スペシャル・ゲストとして迎えたジェフ・ベックとの共演です。

曲自体はまさにフレディが歌っていそうなハード・ロックで、89年作の「THE MIRACLE」に収録されていてもおかしくない様なQUEEN節なのですが、ブライアンとベックの掛け合いギター(これが実に聴き応えのあるものとなっています)、更にコージーのドラムと、夢の様な饗宴となったわけです。

メロディ・メイカーとしてのブライアンのセンスも冴え渡り、ラスト・ナンバーのアルバム・タイトル曲はポール・マッカートニーばりのバラードとなっています。

聴かずにおくには実にもったいない1枚だと思います。

2018年1月 7日 (日)

JUDAS PRIEST SIN AFTER SIN

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オリジナルは77年作、ジューダス・プリーストのメジャー移籍第1弾、通産3作目となったアルバム、「シン・アフター・シン 背信の門」、入荷しました。

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彼等が現在に至るまでのメタル・ゴッドとしてのイメージ、サウンドを確立したのは、翌年リリースの次作、「ステンド・クラス」とされていますが、本作での路線変更が基盤となっていたのは間違いなかったと思います。

それまでのプリーストは、様式美ハード・ロックとしてのドラマチックかつ英国的な陰りを個性としていましたが、ここでは切り裂く様なリフの登場がすでに見られます。

メタリックな質感よりも、ライヴ感覚の強いダイナミズムが強調されているのは、プロデューサーのロジャー・グローヴァー、そして本作のみ参加したドラムのサイモン・フィリップスの貢献があったからだと思います。

そして彼等のキャリア史上最も叙情性の強いアルバムとしても名高いのは、数曲のスロー・ナンバーも含んでいるせいなのですが、ブルースに頼らない新たなハード・ロック・バラードへの挑戦とも思える姿勢が新鮮で、音楽的に彼等が実験的な試行錯誤を繰り返していたのが生々しく伝わってきます。

2018年1月 6日 (土)

KISS CREATURES OF THE NIGHT

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オリジナルは82年作、キッスの通産10作目のオリジナル・スタジオ・アルバム、「クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイ 暗黒の神話」、入荷しました。

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現在のキッスに繋がるメタリックな固定路線が、ここから始動されたと言える1枚で、今となっては何度目かの転機作だったと思います。

前作にあたる「エルダー~魔界大決戦」が失敗作として終わり、80年代の幕開けがかなりポップな「仮面の正体」であった事を考えると、80年代ハード・ロックの展開を読みきっていた本作のサウンドは成功だったと思います。

ただここでエースは完全に脱退、次作のみに正式加入したヴィ二ー・ヴィンセントが参加、キッスの新展開をメタル色で染めています。 この新生ラインナップによって、いよいよ次作となる「地獄の回想」において素顔を晒し、キッスのメタル化が完全に徹底されていくわけです。

本作ではそれまでのキッス・サウンドの踏襲を意識していたのか、ブライアン・アダムスのソング・ライティング導入もあり、キャッチーさは残るもののバンドの最もハードな部分が強調された1枚です。

尚、ジャケットは当時オリジナルとしてリリースされたエースも共に映るもので、後にブルース・キューブリック時代の素顔のメンバーが揃うデザインとして変更されました。

リマスター化にあたり元のジャケットに戻された様ですが、実際にはエース不参加ながら、こっちの方がカッコいいと思われます。

2018年1月 5日 (金)

GIRLSCHOOL GUILTY AS SIN

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現役最長女性HR/HMバンド、ガールスクールの通算13枚目となった2015年作のアルバム、「ギルティ・アズ・シン」、入荷しました。

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2011年には81年リリースのセカンド・アルバム、「HIT AND RUN」のリ・レコーディング・アルバムをリリースしていますが、オリジナル・アルバムとしては2008年の「LEGACY」以来となります。

若返ったかの様なパワフルなメタル・サウンドが炸裂、初期のパンキッシュな疾走感を残しつつ、リフはかなりストロングなものが目立っています。

アルバム・タイトル・トラックに代表されるグラム・メタルっぽいキャッチーさも健在、言ってみればこの人達も持ち味が惜しみなく披露されたアルバムだと思います。

プロデュースはこれが初顔合わせとなる名手、クリス・タンガリーディス、ライヴ感溢れるメタル・アルバムをこれまで数え切れない程生み続けてきた手腕を発揮してくれています。

ユニークなのはビージーズの「ステイン・アライヴ」のカヴァー、原曲を知る人なら誰でも驚かされるゴリゴリのハード・ロック・ヴァージョンとなっており、AC/DCミーツ70’sディスコとでも言うべき衝撃度があります。

「EVERYBODYLOVES (SATURDAY NIGHT)」は、ナイジェリアで1950年代から存在する国民的愛唱歌だそうで、この曲でもサタデー・ナイトがカブるの面白いところですが、ガールスクール・ヴァージョンによるこのカヴァーは、まるでSLADEを思わせるグラム、バブルガム・ポップ調として改変されています。

2曲のカヴァー曲により多少ポップな側面も見せていますが、やわなバラードはもちろん皆無、いつも通りパワフルなノリで一気に駆け抜けていくアルバムとなっています。

熟女パワーと評していいのかわかりませんが、少なくともこの手の音を30年以上やり続けるバンドは確かに少なくなっているだけに、お姉さま方に慕いたくもなるというものです。

ちなみボーナス・トラック扱いとなっている「COMING YOUR WAY」は、2002年のアルバム「21st Anniversary: Not That Innocent」からのセルフ・リメイクで、作曲者のクレジットには生前最後のレコーディング参加となったケリー・ジョンソンの名が並ぶナンバーです。

「TONIGHT」は、81年リリースのシングル、「Hit and Run」のB面曲で、元々かなりカッコいいリフが印象的なナンバーでしたが、ここでは更にメタリックになって生まれ変わっています。

2018年1月 4日 (木)

IRON MAIDEN THE BOOK OF SOULS

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前作から5年ぶりという、アイアン・メイデンにしては長いブランクが空いた最新作、2枚組の大作となったアルバム、「魂の書〜ザ・ブック・オブ・ソウルズ〜」、入荷しました。

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2015年初頭、ブルース・ディッキンソンが舌癌というヴォーカリストには致命的とも思われる病と闘病中とアナウンスされ、世界中のファンが心配する中、既に完成していた本作のリリースも延期されたという経緯がありました。

見事克服し、ブルースがバンドに復帰、翌年には8年ぶりの来日公演で変わらない姿を見せてくれたのも記憶に新しいところだと思います。

英国ではもちろんNo.1アルバムとなり、全米でもチャート4位、日本でもオリコン洋楽チャートで1位を記録する等、世界中でメイデンの根強い人気を証明する事になりました。

初の2枚組、90分を超える長尺ながら全11曲という内容は、これまで作品と比べても10分を超える曲が3曲もある等、大曲揃いのアルバムとなっています。

コンセプト・アルバムの色合いが強い感もありますが、スティーヴ・ハリスによるとリハーサル中にスタジオで書き下ろす手法を取る事により、急遽収まりきらなくなったため2枚組とした様です。

またレコーディングはパリのGuillame Tell Studiosで行われているのですが、ここはかつてブルースの復帰作となった「BRAVE NEW WORLD」で使用したスタジオで、バンドにとっては特別な思いの中で作業が続いた様です。

プロデュースはもはや名タッグとなったケヴィン・シャーリーとスティーヴ・ハリス、よりライヴ感が強調されたサウンド・プロダクションと、クリアかつストロングな本作のドラマ性を際立たせています。

これまでのメイデン色はもちろん生かされ、強力なフックよりも流れる様な構成と、強弱のメリハリが目立つメロディが、まるで長編映画を魅せられているようなハラハラ、ドキドキ感を強いられます。

冗長になる事は当然無く、昨今のメイデンのアンセム型コーラスと、キャリア史上かなりメロディアスな作風が手伝い、手に汗握るという表現がまさにピッタリな緊張感が持続していきます。

途中ファンなら「アレッ」と思える部分もご愛敬でしょうか、DISC 2、2曲目の「Shadow Of The Valley」の出だしにあの名曲、「Wasted Years」を思い起こさせます。

また本作の特徴としてにブルースの作曲面での貢献が大きく、オープニングの「If Eternity Should Fail」と、最終曲の「Empire Of The Clouds」は、彼の単独作となるナンバーで、後者は18分というバンドにとって最長の曲となっています。(この曲が実にドラマティックで、静と動のコントラストが美しい名曲です。)

これまでも「悪魔の誘い Revelations」、「殺意の閃き Flash Of The Blade」、「パワースレイヴ 死界の王、オシリスの謎 Powerslave」、「Bring Your Daughter...To the Slaughter(Dickinson) 」と名曲を残してきたブルースですが、ここへ来てソング・ライティングのセンスが一気に昇華したのではないでしょうか。

なんと彼の単独作がアルバムに収録されるのは、84年作の「POWERSLAVE」以来という事になりますから、実にもったいないとも思えてしまいます。

(「NO PRLAYER FOR THE DYING」収録の「ブリング・ユア・ドーター」は、元々ソロ名義のサントラ提供曲でした。)

メタルのドラマ性、エンタテインメントとしての完成度、そして楽曲構成とテクニックを含めた表現力、更にエディを始めとするブランド・パワーの高さ、それら全てをトップで走り続けながら維持してきたメイデンの底力に今更驚く事もないはずなのですが、現代アートにすらなりつつある彼等の世界観にどっぷりつかれる事の幸せを噛みしめる事ができる大名盤だと思います。

 

2018年1月 3日 (水)

HAREM SCAREM UNITED

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改名、音楽性のシフトチェンジ、解散等を経て、尚もメロディアス・ハード・ファンの熱い支持を受ける彼等、まだまだ美麗メロディの泉は枯れる事が無いと思われる力作となっています。

2013年には再結成による復活を果たし、メロハー・マニアの家には必ずあると思われる大名盤、「MOOD SWINGS」を20年ぶりに再録したアルバムをリリース、その後もオリジナル・アルバム「Thirteen」により健在ぶりを証明してくれました。

本作でも美麗かつ鋭利、燃え上がる様な熱さと眩いばかりの輝き、言葉にすれば陳腐にもなりかねない完成度を誇っています。

時代は常に彼等に味方してきたわけではありませんでしたが、純然たるメロディアス・ハードを渇望、依存するファンにとっては、このバンドは最後の頼みの綱であったと思われます。

そうした切実な思いを裏切る事なく高品質のメロディを作り続け、尚メタリックなエッジを残しているのは、職人技と言ってしまえばそれまでですが、我々が想像する以上に至難の業であるに違いありません。

惹きつけられやすいものは、その宿命として大量消費される中で飽きられやすいという側面も強いと思います。

80年代ならばまだしも、ヒップホップやEDMが音楽シーンのメインストリームとなっている昨今、ハーレム・スキャーレムの様なバンドにどれだけの需要があるのか、想像に難くないのが実に寂しい現実ではありますが、そんな彼等の熱心なファンは各アルバムをそれこそ擦り切れる程聴いている筈なのです。

強力なフックだからこそ効き目もそうは長くないというジレンマを抱え続ける事を引き受け、尚もメロディの追求に邁進する信念を、ファンはバンドに見ているのかもしれません。

圧倒的な説得力を持った音を前にして、そしてアルバム・タイトル曲の「勝ち負けはない 団結して立ち 団結して倒れるのだから」という歌詞を聴く度に、うがった見方かもしれませんがこのバンドにメロディアス・ハードの未来を託したいと強く信じたくなります。

2018年1月 2日 (火)

BON JOVI THIS HOUSE IS NOT FOR SALE

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ボン・ジョヴィの2016年作、「ディス・ハウス・イズ・ノット・フォー・セール」、入荷しました。

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世界的ロック・バンドの代名詞として、最早安定の域をとっくに超えたと思われるボン・ジョヴィが、前作の「BURNING BRIDGES」から僅か1年余りでリリースした最新作です。

未発表曲集と言える趣と、バンド至上最大の受難の時代を色濃く反映した前作に対し、ポジティヴでパワフルなボン・ジョヴィが帰還したと言える力作です。

多くのファンが認めたくなかったリッチー・サンボラの正式脱退後、ようやく正式メンバーとして迎えられたヒュー・マクドナルド、そして後任ギタリストのフィル・Xの正式参加もアナウンスされ、久々に5人体制としてバンドが再生されたとでも言うべき若返りが瑞々しいメロディに象徴されているのが随所に感じられます。

30年を越えるキャリアと、トップを走り続けてきたモンスター・バンドに期待するロック・ファンの思いとは裏腹に、彼等を取り巻く状態はけっして最良とは言えない時期が続いていたのだろうと我々は後々知らされたわけですが、本作で見えるのは自信と信念、ロックとメロディに対する真摯な思いでしかありません。

これまで多くのバンド、アーティストが聴く者を鼓舞し、勇気づけ、癒してくれたロックの歴史の正当後継者として、ジョン・ボン・ジョヴィの声と歌詞、そして大合唱したくなるメロディはここへ来て揺るぎないものとなっている気がします。

頂点に立った者しか見えない景色、そういった表現が良くされますが、特にデビューから共にいた日本のファンにとってはバンドの足跡が自分達の人生そのものに映る事は少しも矛盾が無いと思われ、現在に至るまでバンドと同じ目線の高さを保っていたのではないでしょうか。

サウンドは基本的にポップで陽性、ソフトなバラードの割合も高めという昨今のボン・ジョヴィのイメージを大きく崩さないものながら、老若男女、国籍問わずに握りこぶしを突き上げたくなるようなパワーが漲っているのは、人間臭さによる親近感、そしてまるで自分の事を歌っているかの様な圧倒的なシンパシーが理想的と言えるメロディで包まれているからでしょう。

いずれにしても古くからのファンにとっては熱く語りたくなる1枚になった筈で、新規ファンにとってはロックの楽しさ、そして世界にはカッコいいオジサンがまだまだいるんだという事を教えてくれるアルバムだと思います。

2018年1月 1日 (月)

あけましておめでとうございます

全国のロック・ファンのみなさん、明けましておめでとうございます!。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

今年もよろしくお願いします。

みなさまにとって、そしてロック界にとっても、本年も良い年になりますように。

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