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2017年12月の31件の記事

2017年12月31日 (日)

CHEAP TRICK WE'RE ALL ALRIGHT!

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

いよいよ2017年も最後となりました。 

今年一年、多くの方にお世話になりました。本当にありがとうございました。

皆様、どうか良いお年を。

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結成40周年を迎えたチープ・トリックが、前作からなんと僅か1年でリリースした最新作、「ウィア・オール・オーライト!」、入荷しました。

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通算18作目、アルバム・タイトルはファンなら誰もが知る「サレンダー」の後半で大合唱となるコーラスの一節で、一瞬原点回帰かとも思えてしまいますが、オープニングからバリバリの現役ぶりが爆発、彼等は元来進化とは無縁の生粋のロック・バンドであった事を思い出させてくれます。

2016年はロックの殿堂入り、7年ぶりのアルバム、「BANG ZOOM CRAZY...HELLO」のリリース、そして来日と、ちょっとしたチープ・トリック祭りと言える年でしたが、2017年には本作に続いてクリスマス・アルバムもリリースするという逞しい精力ぶりに驚かされた人も多いでしょう。

ますますサウンドが若返っていくのは奇跡的とも言え、一時期アダルトな路線に落ち着くと思えた「THE LATEST」の様なアルバムと比較すると本作の方が古い音とも思えてしまうのがユニークです。

また同時代を生き抜いてきたバンド、エアロスミス、ヴァン・ヘイレン、ハート等の現在を考えると、コンスタントにアルバムをリリース(と言ってもブランクの長い時期もあったのですが)、枯れないポップネスを誇るチープ・トリックの存在そのものが奇跡とも言えるでしょう。

長い間パワー・ポップの代名詞とされてきましたが、元々彼等は個性的なハード・ロックを出自とするバンドである事が再確認できるのも本作の特徴かもしれません。

70年代ビートルズとも評されていましたが、THE WHOやKINKSの影響も隠そうとしてこなかったし、AC/DCばりのハード・なナンバーもこれまで幾つも残してきています。

更に七色の声を持つヴォーカリストと言われたロビン・ザンダーは、ロバート・プラントを意識したシャウトをやはり幾つも披露してきたわけです。

甘くせつないパワー・ポッパー、鼻歌で歌えるキャッチ―なメロディ・メイカーというイメージはまさに40年も定着している事になりますが、骨太で古典的ハード・ロック・バンドというのが彼等の本性なのだと思います。

本作の大半を占めるストレートなハード・ロック・ソングに交じるビートル・ライクな「Floating Down」、そして最もチープ・トリックの一般的イメージに近いと言える王道ミドル・ポップ、「The Rest Of My Life」で泣かせる手腕はさすがに見事で、ファンを裏切らない安定の信頼度も最早このバンドの個性であると思われます。

元気一杯、ドリーミーなパワー・ポップ等々、そうした形容はそろそろやめて、パワフルなハード・ロック・バンドと呼んであげても罰は当たらないのではないでしょうか。

2017年12月30日 (土)

VAN HALEN OU812

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは88年作、ヴァン・ヘイレンの通産8作目となったアルバム、「OU812」、入荷しました。

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サミー・ヘイガー加入後第2弾となり、アルバム・タイトルは「Oh, you ate one, too」をもじったものとなり、デイヴ・リー・ロスの「Eat 'Em and Smile」に対しての回答、もしくは皮肉になっていたのでしょうか。

いずれにしても新生ヴァン・ヘイレンのスタイルはここで完全に確立されました。

リード・シングルとなった「Black And Blue」では今まで見られなかったミドル・テンポでの渋さが光り、大ヒット・シングルとなった「When It's Love」ではますますエディのシンセが洗練され、ポップなヴァン・ヘイレンの側面を強化しました。

いずれもサミーが持ち込んだブルースとハード・ポップのセンスが生かされたナンバーで、以降の彼等の新たな個性となっていったわけです。

リトル・フィートのカヴァーとなった「A Apolitical Blues」、ハイ・スピード・ナンバーの「Source Of Infection」、アルバム中最もポップと思われる、まるでジャーニーの様な「Feels So Good」等、聴き所満載となっていて、ヴァラエティに富んだ80年代ハード・ロック・アルバムとしてお手本的内容を誇っています。

2017年12月29日 (金)

BADGER ONE LIVE BADGER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは73年作、プログレ、ブリティッシュ・ハード界で伝説的に語られるバジャーのデビュー・アルバム、「ワン・ライヴ・バジャー」、入荷しました。

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イエスのサード・アルバムまでのキーボーディスト、トニー・ケイが結成したバンドで、元パリッシュ&ガーヴィッツ(あのジョージ・マーティンがビートルズの後継者として絶賛し、プロデュースを買って出たバンド)のブライアン・パリッシュ、元アシュトン・ガードナー&ダイクのロン・ダイク、ジョン・アンダーソンが在籍していたウォリアーズのデイヴ・フォスターというラインナップは、当時スーパー・グループとして見られていたようです。

本作はなんとイエスの前座を務めたライヴをそのまま収録、パワフルなバンド・サウンドを聴かせてくれます。

後にマイケル・デ・バレスと名バンド、ディテクティヴを結成するトニー・ケイのハード・ロックぶりがすでにここで開花していて、流麗なキーボードを中心に粘っこいブリティッシュ・ハードが展開されています。

ジャケットはマニアなら一目瞭然、ロジャー・ディーンが担当していて、一見プログレ・バンドと思わせますが、これがなかなか味わい深い英国特有のハード・ロックであったのが意外でした。

バジャーはセカンド・アルバムを後に発表していますが、メンバーを一新し、全く別バンドとして生まれ変わっています。

ジェフ・ベックのゲストもあった様ですが、本作での充実したサウンドは失せてしまったようで、バンド自体も自然消滅してしまいました。

ファンキーかつテクニカル、しかもドラマチックな展開を見せるユニークな音はここでしか聴けません。

2017年12月28日 (木)

DAVID GLEN EISLEY STRANGER FROM THE PAST

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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デヴィッド・グレン・アイズレーの2000年作、「ストレンジャー・フロム・ザ・パスト」、入荷しました。

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ジェフリアで名声を得ながら、ハウス・オブ・ローズではレコーディングには参加したものの、どうもプロデューサーのジーン・シモンズに気に入られなかった様で、結局クビになってしまった名シンガー、デヴィッド・グレン・アイズレーの初ソロ名義作品です。

本作の前に、TV番組用のサントラ・アルバムを制作した様ですが、メロディアス・ハード作品としてはこれが実質的なファースト・ソロと言える様です。

かなり変わったキャリアの持ち主で、元々はサンフランシスコ・ジャイアンツでプレーしていた野球選手で、80年代前半にはSorceryというバンドで活躍し、ジェフリアの「Call to the Heart」の大ヒットで一躍有名になります。

現在ではあの大女優で、布施明の元奥方であるオリヴィア・ハッセーの旦那さんとしても有名で、本作でもその奥さんの事が歌われ、二人の娘さんもエフェクト(ドア音)での参加をしている様です。

GIUFFRIA以降は、アール・スリックや元AUTOGRAPHのメンバーと共にDIRTY WHITE BOYを結成するも、アルバム1枚で消滅してしまいました。

どうも実力通りの評価がされ続けないのが本当に不思議なのですが、個性的な声は忘れ難い魅力があると思います。

スティーヴ・ペリーを骨太に、更に男らしくしたような声質は、メロディック・ロックでは理想的なものと思われ、本人がそれを一番良く理解しているのか、メロディ作りもかなり優れています。

元DIOのクレイグ・ゴールディー、元BAD ENGLISHのリッキー・フィリップス、元QUIET RIOTのチャック・ライト等の参加もあり、今やメロハーの名門レーベル、フロンティアーズからのリリースという事もあり、間違いの無いサウンドとなっています。

適度にハード、そしてバラードの美しさも申し分なく、全メロディアス・ハード・ファンを満足させる1枚だと思います。

2017年12月27日 (水)

SAMSON SURVIVORS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは79年作、N.W.O.B.H.M.黎明期の中でデビューしたサムソンのファースト・アルバム、「サヴァイヴァーズ」、入荷しました。

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後にIRON MAIDENに参加し、メタル史上最高のヴォーカリストとなるブルース・ディッキンソンがブルース・ブルースの芸名で在籍している事で有名になりますが、ブルースがサムソンに加入したのは本作レコーディング終了時の様で、裏ジャケには彼の名前がクレジットはされていますが、ここで歌っているのはリーダーでありギタリストのポール・サムソンとなります。

尚、ボーナス・トラック5曲は、ブルース加入後にリテイクされた未発表ヴァージョンとなっており、特に興味深いものと言えるでしょう。

彼等の個性はサムソンの味のあるギターと、SMボンテージのマスクを付けた覆面ドラマー、サンダースティックのミステリアスな存在、そして後にパワフルな歌唱でドラマ性を盛り上げるブルースの声でした。

GILLANのベーシスト、ジョン・マッコイ、そしてキーボードのコリン・タウンズが参加していて、マッコイはプロデュースも兼ねています。

そのせいか手堅いサウンド指向が貫徹された様で、古典的なブリティッシュ・ハードを大きく逸脱するようなインパクトはそんなに目立ちませんが、耳を惹きつけられるリフ、メロディは確かに存在しています。

地味目ながらもスピードとキャッチーさは、すでに80年代メタルを予見させてはいますが、同時代のメイデンやサクソンといったバンドの様な鋭さは元々目指していなかったのかもしれません。

その中でも特に光っているのは、メロウ極まりない哀愁バラード、「TOMORROW OR YESTERDAY」で、ヴォーカルの弱さが唯一気にはなりますが、メタル史上に残るメロディだと思えてなりません。

ブルース、あるいはデヴィッド・カヴァーデイルが歌っていたら、おそらくかなり有名なナンバーとして記憶に残されたのではないでしょうか。

全体的にはTHIN LIZZYからの影響が強いとも言える正統派HRが印象的で、ブルースの正式加入後のサムソンとはまた違った魅力を持っています。

「BIG BROTHER」での間奏部分のリフでは、CHEAP TRICKの「今夜は帰さない」と同様、キンコンカンコンとチャイム音が聞けるのですが、この辺が70年代っぽい様相を良い意味で残していると思います。

2017年12月26日 (火)

BRIAN MAY FURIA

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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ブライアン・メイ名義の2000年作、「フリア」、入荷しました。

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QUEENでは多くの印象的な映画音楽に関わってきたブライアン・メイは、ソロ名義でも細かいサントラ担当をしています。

本作はブライアンが全編プロデュースを担当した、99年公開の映画、「フリア」(日本ではフーリアと表記される事もあるようです)のサントラ盤となります。

ホラー映画ファンにとっては大傑作と言える「ハイテンション」、「ヒルズ・ハブ・アイズ」を手掛けたアレクサンドル・アジャ監督の作品なのですが、どうも日本未公開、さらに監督がまだブレイク前の作品であるため、このサントラもあまり注目されなかった様です。

原作はアルゼンチンの作家、フリオ・コルタサルの短編小説となる様ですが、内容は詳しくはわかりません。

本作もどう贔屓目に見ても、映画のサントラ盤としての域を越えてはおらず、ダイアローグとSEが飛び交う中、オーケストレーションを中心にインスト・ナンバーがほとんどを占めています。

忍耐強く聴いていると、ブライアン特有のギターが聴けるのが救いかもしれません。

また彼の実娘であるエミリーの美声が拝める「Apparition」、ブライアンが静かに歌い上げるバラード、「Dream Of Thee」は、ファンにとっては聴き逃せないものとなっています。

QUEEN、そしてブライアンの熱心なファン向けと言える1枚としては、オススメできるアルバムです。

2017年12月25日 (月)

MANOWAR HAIL TO ENGLAND

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは84年作、マノウォーのサードド・アルバム、「ヘイル・トゥ・イングランド」、入荷しました。

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彼等が以降一貫して守り続けるパワー・メタル、そして人気を決定付けた1枚です。

前作での中世の騎士のイメージから一転、アメコミ調のジャケットにはなりましたが、音の方は超強力です。

ポップ・メタルが全盛期に入ろうとしていた80年代半ば、彼等の様な男臭さとマッチョなイメージをストレートに押し出したバンドはそういませんでした。

サウンドの方もブリティッシュ・ハードの影響を強く打ち出しながら、様式美プンプンのメタル・サウンドとなっています。

一歩間違えればギャグにも成りかねない世界観を、ギリギリの所で硬派な音で保っているのは一聴の価値があると思います。

2017年12月24日 (日)

KORN FOLLOW THE LEADER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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KORNの3作目にして、全米No.1となった大ヒット・アルバム、「フォロウ・ザ・リーダー」、入荷しました。

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彼等のフォロワーが急増する中、バンドが更なる変化を求めた結果、ジョナサン・ディヴィスがアルコールとドラッグ依存症の中、レコーディングが決行された話が伝えられています。

まさに命懸けとなったレコーディングはかなり辛かった様ですが、N.W.A.のアイス・キューブ、リンプ・ビズキットのフレッド・ダースト等をゲスト・ヴォーカリストに迎え、昨今のメインストリームに接近したサウンドが圧倒的な支持を得る事になります。

90年代へヴィ・ロックの象徴となっていた彼等が、確かにポップになりながらも、その他大勢の同系バンドから一歩突き抜けて行く様な勢いが感じられます。

1曲目から12曲目までは無音状態、13曲目から怒涛の様になだれ込む構成もユニークです。

ダークなラウド・ロックが、ヒップホップ、ハードコアを飲み込みながら、メタルとして機能していくという姿は、ニューメタルという言葉をまさに体現しているわけで、彼等が後に続けと宣言したのはけっして一過性のブームを煽動しようとしたのではなく、ロック・シーンのみならず社会全体の閉塞感を突破して行こうという思いがあったからだと思います。

それが痛い程伝わってくる力強い1枚です。

2017年12月23日 (土)

BON JOVI CROSS ROAD

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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94年リリース、ボン・ジョヴィ初のオフィシャル・ベスト盤となった1枚、「クロス・ロード ザ・ベスト・オブ・ボン・ジョヴィ」、入荷しました。

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結成10周年記念となった事もあり、選曲はバンド自身で行われたそうで、当然誰もが知るボン・ジョヴィ・ナンバーがズラリと並んでいます。

本作のために新曲として収録された2曲、「Someday I'll Be Saturday Night」、「Always」が大きな目玉となりました。

前者は現在でもライヴの定番曲となっているナンバーで、ボン・ジョヴィがストレートで陽性なロック・バンドとして80'sメタル・シーンからいち早く脱却した事を象徴するものと言える1曲です。

また「Livin' On A Prayer」以降開花した、ストリート目線でのストーリー・テラーとしてもますます冴えわたる歌詞も魅力的で、ブルース・スプリングスティーン等のアメリカン・ロックの正当後継者としての先天性を露わにした曲でもあったと思います。

そして彼等の究極のラヴ・ソングと言える「オールウェイズ」、元々映画のために用意された曲らしいのですが、バラード・メイカーとして最高峰のバンドである事を改めて再認識させてくれた名曲となりました。

この2曲もシングル・ヒットを記録、アルバム自体も各国で軒並み1位となる大ヒットをしたわけですが、本国アメリカでは意外にもチャートNo.1を逃した様です。

ただ日本人としては、以降バンドがますますモンスター化、アメリカの国民的バンドとして揺るぎない地位を確立していく彼等にどこか寂しい思いもあったのではないでしょうか。

そんなファンの複雑な思いをちゃんと察している様に、日本盤のみ「TOKYO ROAD」が収録されています。

いずれにしても、BEATLESやQUEEN、あるいはLED ZEPPELINやPINK FLOYDのベスト盤と一緒に、一家に1枚と言っても過言ではないバンド、アルバムでしょう。

2017年12月22日 (金)

TWISTED SISTER YOU CAN'T STOP ROCK 'N' ROLL

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オリジナルは83年作、LAメタルの徒花的バンドとして強烈な印象を残したトゥイステッド・シスターのセカンド・アルバム、「ユー・キャント・ストップ・ロックン・ロール」、入荷しました。

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メジャー・デビューは遅かったものの、活動は72年からと意外と古く、グラム然としたそのルックスは80年代のヘア・メタルよりもむしろニューヨーク・ドールズや、その後のグラム・ロックの影響が大きかったのだと思います。

時折チープ・トリックにも似たポップ・センスも持ち合わせながら、KISSやヴァン・ヘイレンの持っていた王道ハード・ロックの正統後継者であったと思います。

「」THE KIDS ARE BACK」や「I AM」等のメロディ・センスには、すでにLAメタルと呼ばれた一連のキャッチーで甘い響きが見られ、彼等の奥深さを感じさせます。

次作の「STAY HUNGRY」で大ブレイクするわけですが、本作を良く聴いてみると実に良い曲が多く、単なる一発屋ではなかったのが良くわかります。

実に愛すべきハード・ロック・バンドです。

2017年12月21日 (木)

TONY CAREY THE STORY SO FAR

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リジナルは89年リリース、トニー・カレイのベスト盤、「『ザ・ストーリー・ソー・ファー」、入荷しました。

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RAINBOWの「RISING 虹を翔ける覇者」に参加したキーボーディストとして、あるいは83年作のPLANET P PROJECTでのニュー・ウェイヴ風味のプログレ・ハード・サウンドが印象的な人ですが、ソロ名義ではAORシンガー然とした良質メロディを量産しています。

どうもこの人の苗字はカタカナ表記でケアリーやキャリーともされる事が多いのですが、レインボー・ファンであればどうしてもカレイと呼びたくなると思います。

本作では84年作の「Some Tough City」、85年作の「Blue Highway」、87年作の「Bedtime Story」と、3枚のアルバムからセレクトされた編集となっています。

これらのアルバムはトニーの華麗なシンセはむしろ控え目で、ヴォーカリストとしての魅力を打ち出した活動期間とも言え、ナチュラルで深みのある声がなかなか味わい深いものとなっています。

またメロディ・メイカーとしても優れている点はやはり特筆すべきで、ポップでキャッチーでメロディアスと、言葉にすると本当に浅薄に聞こえてしまうかもしれませんが、ハード・ロック色からソフトなバラードまで、かなり器用なセンスが目立ちます。

インパクトのある個性ではないのかもしれませんが、この丁度いい感じのソフトさ、適度なプログレ・ハード色は、なかなか出せるものではないと思います。

レインボー時代の彼からは想像できないと思いますが、彼の名を知らない多くのメロディック・ロック・ファンにアピールする1枚だと思います。

2017年12月20日 (水)

CHEAP TRICK SILVER

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チープ・トリックの2枚組ライヴ、「シルヴァー」、入荷しました。

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結成25年を迎えたチープ・トリックが、地元イリノイ州ロックフォードで行ったスペシャル・ライヴの模様を収めた2枚組です。

シルヴァー・アニヴァーサリー・ホームカミング・コンサートと題され、約3時間に渡る一大ショーとなり、多くのゲストを迎えて彼等の集大成ライヴとなっています。

全29曲披露されたライヴを、ここでは楽曲のみを完全に収録した形となり、映像作品としてもリリースされる事にもなりました。

スラッシュ、ビリー・コーガン等、チープ・トリックをリスペクトするゲストも見逃せませんが、他のライヴでは聴けないアレンジも多く、ファンとしては必聴ものと言えるでしょう。

ライヴ・アルバムが多いの事実ですが、この人達はリバイバル・バンド、懐メロ・バンドにけっして思えないのには、そのメロディのエヴァーグリーンな瑞々しさと、ロックに対する敬意の強さとも思える姿勢が一環している事が要因として挙げられるでしょう。

お馴染みとなった代表曲を誇りとし、ロックの楽しさを追求したショーを展開する徹底ブリは、ベテランならではの味わいはもちろん、彼等にしかない強力なキャラの強さ、メロディの旨味も加わって、普遍的な魅力に繋がっているのだと思われます。

ファンへの感謝が込められた本ライヴでは、アコースティック・セットやメンバーの家族や過去に在籍したベーシストを招いてのプレイ、弦楽奏カルテットを加えてのゴージャスなアレンジ、そして彼等の最も異色ナンバーと言える「WHO D'KING」の大ドラム大会の再現等、スペシャル・ライヴに相応しい内容が聴き応えのあるものとなっています。

現在もまだまだ現役として活動を続けているわけですが、曲の良さ、バンドの結束力の強さには本当に頭が下がります。

2017年12月19日 (火)

TESTAMENT LOW

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テスタメントの通産6作目となったアルバム、「ロウ」、入荷しました。

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ラッシュ界の超絶テクを誇るギタリスト、アレックス・スコルニックが脱退後の初のスタジオ・アルバムとなりました。

ジョー・サトリアーニの門下生であり、以降ジャズ・ギタリストとしても名を馳せるアレックスを失ったバンドは、更にオリジナル・メンバーのドラマー、ルイ・クレメンテが脱退するという危機を迎えます。

現スレイヤーのポール・ポスタフや、元FORBIDDENのメンバーがサポートとして加わりますが、結局
元EXODUSのドラマー、ジョン・テンペスタ、そして数々のスラッシュ・バンドを渡り歩いてきたギタリスト、ジェイムズ・マーフィーを加え、本作を完成させています。

アレックスが参加したSAVATAGEがドラマチックなパワー・メタルへと変貌していったのに対し、新生テスタメントはストレートなリフ、メロディを主体とし、かつての光速スピードこそ封印したもののアグレッシヴな魅力を増しています。

インスト・ナンバーの「UROTSUKIDOJI」は、日本のアダルト・アニメ、「うろつき童子」をモチーフにした様で、日本語らしきダイアローグが飛び交うユニークな曲となっています。

モダン・ヘヴィネスという言葉が行き交った時代、スラッシュ村が模索と混合をしながら、持ち前の鋭利なリフに重さを装着しだした過渡期的な作品だと思われます。

2017年12月18日 (月)

SLAYER DIVINE INTERVENTION

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スレイヤーの通算6作目となったアルバム、「ディヴァイン・インターヴェンション」、入荷しました。

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オリジナル・スタジオ盤としては、前作の「Seasons in the Abyss」から実に4年ぶりとなり、その間オリジナル・メンバーであり強力なリズムを支えていたデイヴ・ロンバートが二度目の脱退をしています。

バンドは元FORBIDDEN、そして今やスラッシュ会の渡り鳥ドラマー、ポール・ボスタフを迎え、緩みの無いアグレッシヴさを保持しています。

曲調に緩急を取り入れる事によって、聴きやすくなったと言われていた前作と比べると、疾走感と重量感はより時代を意識したものとなっている気がします。

それはけっして90年代のミクスチャーやグルーヴ・メタルへの擦り寄りではなく、あくまでもスラッシュ・メタルの進化をベースにしていたものだと思われます。

プロデューサーのリック・ルービンとのタッグも最早相思相愛といった感があり、当時のニューメタルとの差別化を図ったかの様な硬質で邪悪な響きが強調されています。

もちろん本作もRIAAのPARENTAL ADVISORYの勧告付きとなり、スレイヤーがメタルの激動期にあっても己の信念を貫き通す事を改めて表明した事を手伝う形となっています。

2017年12月17日 (日)

TREAT GHOST OF GRACELAND

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ウェーデンの国宝、いや最早メロディアス・ハード界の至宝と言っても過言ではないと思われるトリートが6年ぶりにリリースした最新作、「ゴースト・オブ・グレイスランド」、入荷しました。

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前作は約18年ぶりの再結成、復活となった「Coup de Grace クーデ・グラー~最後の一撃」なる意味深なアルバム・タイトルとなっていたために諦めかけていたところにまさかの新作、諸手を挙げて喜んだファンも少なくないと思います。

前作よりも更にドラマ性、重厚感を増したサウンドがオープニングのアルバム・タイトル曲から炸裂、期待感をグイグイと煽ってくれます。

元々彼等の強みは音楽大国スウェーデンが誇る極上のメロディをいかにHR/HMのフォーマットに乗せるかの一点に尽きると思うので、各曲を言葉で解説するのはナンセンスとも思いますが、それだけ誰もが語りたくなる魅力を持ったバンドであり続けてくれた事にまず感謝です。

個人的には曲調による三部構成とも言える流れが、本作の特徴であると思います。

前半4曲はバンドの現時点でのモダンなメロハー・スタイルと言えそうな重厚、シリアスな路線、5曲目から8曲目までの中盤は3分台のナンバーを中心に以前から得意とするポップ・メタル的な疾走感を伴ったライト路線、後半4曲は彼等のキャリア中ではヘヴィと言える曲調が目立つメロディアス・メタルとでも表現できそうな流れとなっています。

その後半部分、本作中唯一のバラード・ナンバーとなる「TogetherAlone」では、サウンド・メイカーとしてバンドを支え、職業ライターとしても活躍するギタリスト、アンダース・ヴィクストロームがリード・ヴォーカルを担当しています。

トリートと言えばロバート・アーンルンドのクリーンでソフトな声が強力な個性となっているイメージがありますが、アンダースの独特の鼻にかかった声も魅力的な上、いかにも彼等らしいドラマティックなメロディをピアノとストリングスによる壮大なアレンジで盛り上げてくれます。

総じて本作の純然たるメロディアス・ハードとしての完成度は、今やBON JOVIはおろかDEF LEPPARDにも望めないものであるのは間違いないと思われます。

2017年12月16日 (土)

BRIDES OF DESTRUCTION HERE COME THE BRIDES

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MOTLEY CRUEのみならず、LAメタルのキーパーソンと言えるニッキー・シックスが、モトリーを捨ててまで始めたプロジェクト・バンドとして話題になったブライズ・オブ・デストラクションのファースト、「ヒア・カム・ザ・ブライズ」、入荷しました。

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ヴィンス・ニール、トミー・リーが出入りを繰り返す様になるバンドの不安定な状態、更にドラマーとして参加していたランディ・カスティロの他界、またモトリー自体がシーンの急激な変容にけっして器用に立ち回れないバンドであったため、おそらくニッキー自身にも明確なヴィジョンがなかったままの新バンド結成だったと思われます。

モトリーが事実上解散状態期にあった中、スラッシュ、サミー・ヘイガー、ジョシュア・トッド等々、ニッキーと実際に新バンド結成に話が持ち上がっていた様です。

結局ニッキーの迷いをよそに、VELVET REVOLVERというスーパー・バンドが生まれ、BUCKCHERRYは再結成を果たす事になります。

当のニッキーは、L.A. GUNSのトレイシー・ガンズに接近、ようやくこのブライズが生まれたという話もなかなかドラマティックであると思われます。

結局ニッキーが関われば、当然の如く出てくるサウンドはグラマラス、スリージー、パンキッシュ、キャッチーというものになっています。

想像以下でも以上でもない、と言ってしまえば身も蓋もありませんが、このサウンドにどれだけ80年代のバンドが憧れ、目標にしてきたかを考えると、ようやく真打ち登場といった感は確かにあると思います。

モトリーが求心力を失い、ニューメタルがすっかりシーンを塗り替えてしまった時代、ニッキー・シックスというカリスマに求められる全ての要素が詰まっているとも言え、個人的には「Dr. Feelgood」の後に、MOTLEY名義で発表されてもおかしくなかった内容だと考えます。

2017年12月15日 (金)

VAN HALEN FOR UNLAWFUL CARNAL KOWLEDGE

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91年作、全米では初登場No.1を記録したヴァン・ヘイレンの通産9作目となったアルバム、「フォー・アンローフル・カーナル・ノウレッジ F@U#C%K」、入荷しました。

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サミー・ヘイガー加入後第3弾となり、これで連続3枚チャート1位となったわけで(次作の「BALANCE」も当然1位を記録しています)、いわゆるヴァン・ヘイガ―の人気の高さを改めて思い知らされます。 本作でも彼等特有の言葉遊びが見られ、バンド至上最も過激なアルバム・タイトルが冠せられています。

直訳すれば「非合法的性的知識のために」となるのでしょうが、これはどうも「背徳的セックスのために」とされている様です・・・

アメリカではF.U.C.K.と呼ばれ、日本ではオリジナルの工夫が施されたタイトルとなりました。

そんな大人の遊び心を代表する様なちょっとエッチな曲、「Poundcake」がオープニングとなり、エディはここで初のドリル・ギターを披露しています。

ほぼ同時期にポール・ギルバートがMr. BIGで「Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)」により電気ドリル奏法を広めた事もあり、新旧のギター・ヒーローがこうした類似性を見せるのはなかなか興味深いところです。

サミー・ヘイガ―が持つ豪快なアメリカン・ハードの伝統的ダイナミズムと、エディの洗練されたメロディ・センスが理想的な融合を果たし、「1984」以降のVAN HALENの進化系アルバムと言えるでしょう。

プロデューサーにその「1984」を手掛けたテッド・テンプルマンの名前が久々に並んだ事、そして70年代に多くの名盤に関わりながら80年代以降は積極的に80年代メタルにも貢献した大物プロデューサー、アンディ・ジョンズとタッグを組んだ事も本作を輝かせている要因になっていると思われます。

「The Dream Is Over」、「Right Now」、「Top Of The World」といったお馴染みのポップな彼等の代表曲を軸にして、ツェッペリンイズムを爆発させた大曲、「Pleasure Dome」、まるでエアロスミスそのものと思える「Man On A Mission」、当時生まれたばかりのご存知現在のベーシスト、ウォルフガング(ウルフギャング)の誕生日がタイトルとなった父性溢れるギター・インスト等、充実したナンバーが揃っています。

 

2017年12月14日 (木)

ALDO NOVA TWITCH

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カナダのマルチ・プレイヤーにして、80年代初頭にポップ・メタルへの布石ともなるべく新鮮なメロディアス・ハードで衝撃的なデビューを飾ったアルド・ノヴァの、85年作のサード・アルバム、「トゥイッチ」、入荷しました。

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スペーシーなプログレ・ハードとメタルの中道を行くサウンドのファースト、コンセプチュアルな内容ながら、よりポピュラーなハード・ロックへとシフトしたセカンドと、微妙に作風を変えながらも本作ではとうとうド真ん中の80年代サウンドを展開しています。

ギター、プロデュース、アレンジを自ら担当、その他のパートはセッション・プレイヤーに任せ、ここではメロディ・メイカー、ヴォーカリストとしてのセンスに重きを置いたと思われます。

当時まだブレイク前だったBON JOVI、あるいはブライアン・アダムスにも通じる痛快さが目立ち、これまで彼の魅力であった欧州的な翳りやファンタジックなアレンジはスポイルされています。

マイケル・ボルトン、そして同年ソロ・デビューを果たすポップ・メタル・クイーン、フィオナをコーラスに迎え、華やかさ満点のメロディック・ロックとして仕上がっています。

ここでの中途半端とも思えるソフト化は、同時期に台頭する多くのメタル勢の前では無力であったのは残念ですが、耳に残るメロディの数々にはやはり非凡さを感じずにはいられません。

彼の代表曲である「FANTASY」を彷彿させるキーボードと、まるで初期ボン・ジョヴィの様な哀愁ハード・ポップ的なメロディが印象的な「FALLEN ANGEL」、爽やかな高揚感かキラキラしている「IF LOOKS COULD KILL」、以降の多くのポップ・メタル勢を脅かす様な分厚いコーラスが目立つ「LAY YOUR LOVE ON ME」等、すでに彼はブルース・フェアバーン、あるいはデズモンド・チャイルド的なサウンド・プロダクションを完成させているのには驚かされます。

ただAOR寄りのポップ・バラード等が、本作の骨格を柔くしてしまっているのは否めません。

詰めの甘さとでも言うべきなのでしょうか、本当に実に惜しいところで名盤たりうる筈だったと思うのですが。

2017年12月13日 (水)

LOUDNESS BIOSPHERE

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2002年作、オリジナル・メンバーでの再結成ラウドネス、第5期と呼ばれる彼等の3作目となったアルバム、「バイオスフィア -新世界-」、入荷しました。

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再び古巣日本コロムビアを離れ、徳間ジャパンコミュニケーションズ移籍第1弾ともなり、かなり風変りなジャケット・アートが目を惹くのが印象的です。

このモダンアート、コンテンポラリーアートともつかないイメージ・チェンジからは想像もつかないサウンド、バラエティに富んだ曲調が目立つアルバムで、ヘヴィ・ロック路線の進むラウドネス作品の中ではかなりとっつきやすい親しみやすさを持っていると言えるでしょう。

メンバー全員が作曲に携わり、各曲でクレジットが異なるのが特徴的で、それ故一本調子にならない個性が新たに生み出されている気もします。

オープニングの「HELLRIDER」でグッと捕まれてしまう事請け合いで、JUDAS PRIESTの「PAINKILLER」、あるいは初めてSLIPKNOTを聴いた時の衝撃を覚える人も少なくないのではないでしょうか。

まさに90年代モダン・ヘヴィネスを理想的な形で再構築した様なナンバーが揃っていますが、メロディ、リフの工夫具合は近年のラウドネスのアルバムの中でもユニークなものが多いために、ヘヴィ一辺倒になっていないのがさすがです。

80年代時を思わせるフックのあるギターと、キャッチ―な歌メロを持つ「SYSTEM CRUSH」、ラウドネス版パンク・ソングとも言えそうなポップなサビが意外な「THE NIGHT IS STILL YOUNG」、ハードコア風のコーラスが印象的な「SAVIOR」、ストレートでポップな歌詞によるミドル・バラードによるラヴ・ソングの「SO BEAUTIFUL」、そして彼等にしては珍しいブルーズ・ナンバーの「FOR YOU」に至ってはZEPPELINをも彷彿させます。

これまでグルーヴが強調されたモダンなヘヴィ・ロックという括りの中で、バンドの可能性を追求していたという感が強かったのですが、ここではメロディ作りに重点が置かれたのではないでしょうか。

前述の様にサウンドはあくまでも21世紀型のLOUDNESSのメタルでありながら、メロディはジャンルに拘らないという点が本作を飽きさせないものとしている気がします。

ジャケットの地味さもあり、あまり語られる事が多くないアルバムですが、実はかなり聴き込める魅力がある1枚です。

2017年12月12日 (火)

HEART JUPITTERS DARLING

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純粋なスタジオ・アルバムの新作としては、93年作の「Desire Walks On」から実に11年ぶりとなったハートの復活作第1弾、「ジュピターズ・ダーリング」、入荷しました。

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オリジナル・メンバーがとうとうアンとナンシーだけとなった事で、二人が90年代に結成したThe Lovemongersの延長線上にあるサウンドでの復活と思いきや、ジャケットにはまさかの初期のバンド・ロゴを配し、完全なる原点回帰、しかもむしろ若返ったかの様なハード・ロッカーぶりを見せつけてくれています。

プロデュースはナンシーと新ギタリストとして加入したクレイグ・バートック。

このバートックなる人はどうも裏方としてこれまでキャリアを積んできた様なのですが、マルチ・ミュージシャン、コンポーザーとしての優れたセンスがハートのフレッシュ化に大貢献していると思われます。

現在までに至るハートの70年代ハード・ロック志向は、この人物無しでは成し得なかったのかもしれません。

上記3人とラヴモンガーズでウィルソン姉妹と活動してきたドラマー、ベン・スミス、合わせて4名が以降のバンドの固定メンバーとなった様で、本作ではキーボード、ベースがサポート・メンバーと思われる形で参加しています。

キーボードのダリアン・サハナジャはWONDERMINTSのメンバー、そしてベースのマイク・アイネズはOZZY OSBOURNE、ALIICE IN CHAINS、SLASH'S SNAKEPIT,BLACK LABEL SOCIETYを渡り歩いてきたツワモノです。

カヴァー1曲(Chuck Prophetの「No Other Love」)を除き、他全15曲がオリジナル、ピュア・ロックというべきアメリカン・ハードのベテランらしい味わい深さに溢れています。

かつてのポップ・スタイルは当然皆無、ツェッペリン、ビートルズといったロック・クラシックの伝統を継承、シンプルでパワフルなバンド・サウンドとカリスマ性を持ったヴォーカリストによる表現力で染み入る様なロックを聴かせてくれます。

言葉にするとこれだけ陳腐なものになってしまいますが、「Oldest Story in the World」のカッコ良さ、「Lost Angel」での母性溢れる優しさ、この双方を持ち合わすバンドは他に比類すべき存在がいないと思われます。

2017年12月11日 (月)

HALFORD WINTER SONGS

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JUDAS PRIESTに復帰したメタル・ゴッド、ロブ・ハルフォードが自身のソロ活動のためのレーベル、その名もMETAL GOD ENTERTAIINMENTを立ち上げ、突如としてリリースしたHALFORD名義の3作目となったアルバム、「ウインター・ソングス」、入荷しました。

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ジューダスの初の2枚組大作となった「ノストラダムス」リリース後にレコーディングされた様で、なんとクリスマス・アルバムとなった本作、これがなかなか聴き逃せないものとなっています。

2002年のセカンド、「Crucible」を最後に自然消滅したかに思えたHALFORDが、こうした形で復活するのが意外でしたが、これまでプロデューサーを務めてきたロイ・Zがいつの間にか正式ギタリストとしてクレジットされているのも驚きです。

全10曲中、クリスマス・キャロルのメタル・ヴァージョン・カヴァーが5曲、カナダ、アイルランドで大ヒットしたポップ・ソングのカヴァーが1曲、残る4曲がオリジナルの新曲という構成になっています。

讃美歌に詳しい方ならご存知と思われる「我らはきたりぬ」、「久しく待ちにし、主よとく来りて」、「御使いうたいて」、「さやかに星はきらめき」、「神の御子は今宵しも」を取り上げているのですが、ゴリゴリのメタルにしているわけではなく、荘厳さを損なわないアレンジが特徴的となっています。

メタル・ゴッドが神を賛美、クリスマスを祝うという性格のアルバムながら、ちゃんと常識をわきまえているという点にロブの人柄を見てとれる気がします。

「Winter Song」はサラ・バレリスとイングリッド・マイケルソンの女性ポップ・シンガーのデュオによる2008年の曲で、これがまたロブが優しく歌いかけてくれる名カヴァーとなっています。

オリジナル曲に関してはシングルにもなった「Get Into The Sprit」が誰もが望むメタル・ゴッドの本領発揮といったナンバーで、これがかなりジューダスを思わせるものとなっています。

残る3曲はやはり企画もの的な趣が強く、かなりポップなクリスマス・ソング集といったもので、これはこれでロブのスタイルとしてはかなりレアな曲と思われます。

尚、HALFORDは翌年には4作目となる「Made Of Metal」を発表しています。

2017年12月10日 (日)

TYGERS OF PAN TANG AMBUSH

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前作から4年ぶりとなった、2012年作、通算10作目のタイガース・オブ・パンタンのアルバム、「アンブッシュ」、入荷しました。

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N.W.O.B.H.M.の生き残りとして地道な活動を続けてきましたが、ヴォーカリストの度重なるチェンジや不十分なサポート体制のせいか、恵まれない時期が長かった彼等、ここへ来て良い意味で過去のピーク時を思わせる輝きを取り戻している思いをさせてくれます。

プロデュースは初期のアルバム2枚に関わっていた名手、クリス・タンガリーディス。

ジョン・サイクス時代の「SPELLBOUND」をプロデュ―ス、バンドの最も優れた個性を知り尽くした人であると思われ、つんのめりながら疾走していく独特のスピード感、キャッチ―なリフが織り成す伝統的なN.W.O.B.H.M.節を本作でも巧く演出しています。

加えていかにも80年代的なジャケット・アート、そして「待ち伏せ」というアルバム・タイトル、これらが醸し出す空気はまさに黄金期の彼等を彷彿させるセンスに他なりません。

当時のギタリストであったディーン・ロバートソンのソング・ライティングが実に優れていて、おそらく昔からタイガースの熱心なファンであったのではと思える程、バンドのイメージを崩さないリフを応酬してくれています。

残念ながら2016年にリリースされた最新作ではすでに脱退している様なのですが、今後の活動を陰ながら応援したくなります。

5代目となるヴォーカリスト、ジャコポ・メイレの安定した歌の上手さも目立ち、本作で2作目の参加ながら看板としての貫録すら感じられます。

オリジナル・メンバーはすでにロブ・ウィアー一人のみですが、こうして往年のファンを歓喜させる様な音にこだわってくれている事に感謝したくなります。

強力なフックこそ少ないものの、30年以上のキャリアを誇るバンドの暖簾を守り続けるに相応しいナンバーが揃っている好盤だと思われます。

2017年12月 9日 (土)

MOTORHEAD ROCK 'N' ROLL

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オリジナルは87年作、モーターヘッドの通産8作目となったアルバム、「ロックン・ロール」、入荷しました。

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「ロックン・ロール」と改めて彼等に言われると、このバンドがパンク、メタル・シーンの中で常に特殊な位置にいた事を思い知らされます。

オープニングはそのアルバム・タイトル曲で、誰もが望むレミー節全開の爆音疾走ナンバーとなっています。

前作ではビル・ラズウェルという前衛的なプロデューサーを迎え異色作とも言えるメタル作となりましたが、本作ではガイ・ビッドミードなる人物とバンドの共同プロデュースとなっています。

どうやらスラッシュ系のバンドを多く手掛けてきた人の様で、レミーが直球勝負に再び回帰したものと思われます。

結果的にはとスラッシュ的なアプローチよりもよりストレートなメタル色が強くなっていますが、87年当時のメタル・シーンの中では十分パンキッシュであったのは間違いないと思われます。

メンバー・チェンジが激しい時期でもあり、元SAXONのピート・ギルが脱退、一時的に脱退していたオリジナル・ドラマー、フィル・アニマル・テイラーが4年ぶりに復帰し、レミー、ワーゼル、フィリップ・キャンベルとの4人体制となっています。

このメンバーによる構成はしばらく安定する事になり、ミッキー・ディーが加入する90年代半ばまでモーターヘッドは4人組時代となるわけです。

シングルとなったのは「Eat The Rich」、エアロスミスにも同タイトルのナンバーがありましたが(93年)、曲後半では心なしかジョー・ペリーを思わせるリフが炸裂しています。

全体的にはNWOBHMが持っていたキャッチーさが目立ち、疾走する爆音の中でも歌メロが印象的なナンバーが多いように思われます。

その中で異色なトラックとなったのは「Blessing」で、なんとモンティ・パイソンのマイケル・ぺリ(伝説的スケッチ内で「死んだオウム」を売ってるペット・ショップの店主のあの人です)ンの単独ナレーションとなっています。


どうやらモンティ・パイソン仕事をしていたスタッフがレコーディング時にいた様で、マイケル・ぺリンがオリジナルでモーターヘッドのために祈祷を捧げたものがそのまま収録されています。

2017年12月 8日 (金)

METALLICA ...AND JUSTICE FOR ALL

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メタリカの通産4作目となった88年作のアルバム、「メタル・ジャスティス」、入荷しました。

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メタル・モンスターとして覚醒したかの様なビッグ・セールスを上げ、その名を一気に上げる事になった1枚で、最早泣く子も黙るヒット作と知られていると思います。

彼等が好む好まないに関わらず、スラッシュの拡大解釈、メタルとしてメインストリームへ躍り出た瞬間でもあったと思います。

その反面、彼等の問題作の一つともされ、以降のバンドの進化毎に付いて回る批判的な見方も生んだのも事実だと思います。

メタリカに知性とプログレッシヴな音楽性を持ち込んだクリフ・バートンを文字通り失ったバンドは、悲壮感を隠そうともせず、深遠な歌詞と複雑な曲構成を極めていきます。

その結果ベースの音が聴こえない、プロデューサーを途中で変える等、どこか薄く思えるサウンド・プロダクションが指摘されました。

ただ彼等のリフの集大成とも思える数々の印象的かつ攻撃的なメロディは、今聴いてもその場から離れる事を容易に許してくれません。

また80年代後半、最も真摯にメタルに取り組んでいたとも思えるストイックな姿勢は、彼等へのリスペクトを増加させたのも大きかったと思います。

近寄ればリフで切りつけられる様な冷酷さに溢れていたのにも関わらず、全米TOP10入りしたという事実は、名曲「One」の存在の他に、やはり彼等のアティテュードが支持されたのが要因だったと思えます。

2017年12月 7日 (木)

YNGWIE MALMSTEEN FACING THE ANIMAL

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前作の「INSPIRATION」では、初の全曲カヴァー集となったイングヴェイが「Magnum opus」以来2年ぶりとなった97年作のオリジナル・アルバム、「フェイシング・ジ・アニマル」、入荷しました。

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ここではストレートなメタル・アルバムとでも言うべきスタイルが復活し、スピードよりもメロディ重視といったナンバーが目立つ作風となっています。

前作ではマーク・ボールズ、ジェフ・スコット・ソート、そしてジョー・リン・ターナーと、歴代のヴォーカリストが揃ったものとなりましたが、本作では元SWEDISH EROTICA、TREAT、そして後にAT VANCEやTHERIONに参加するマッツ・レヴィンが1枚限りの参加をしています。

更にファンを狂喜させたのは、あのコージー・パウエルを迎えた事でした。

コージーは本作レコーディング後、ブライアン・メイとの活動も並行しながら、イングヴェイのツアーにも参加予定でしたが、バイク事故による怪我で離脱、そしてご存知の様にその翌年車の事故で帰らぬ人となってしまいます。

そういった意味でも、コージーの晩年のパワフルなドラムを聴けるアルバムの一つとしても、本作はファンにとっては忘れ難いものとなっています。

元々イングヴェイは「コンチェルト組曲」の壮大なアイデアの実現を数年前から公言していて、前作リリース後にいよいよ発表されるかと思われていましたが、実際には次作にあたる『エレクトリック・ギターとオーケストラのための協奏組曲 変ホ短調「新世紀」』として98年にリリースされました。

その大作制作の合間を縫う様にして、本作は軽々と作られたかにも思えますが、新メンバーを得た見事なバンド・サウンドと、優れたメロディが揃う力作になっています。

オープニングの「BRAVEHEART」では、なんとゲイリー・ムーアの「Over the Hills and Far Away」のリフを導入しています。

アルバム・タイトル曲は、コージーのドラムの圧倒的な存在感の中、イングヴェイらしいソロが絡みつくキャッチーなヘヴィ・チューン、「ANOTHER TIME」はキャリア史上最もポップとも思えるメロディアス・ハード・ポップ、そして後に奥方となる女性に捧げられたバラード、「LIKE AN ANGEL」での天にも昇る様な美しさ等、バラエティに富んだ内容が目立ちます。

そして彼のお家芸でもあるクラシック指向は、「AIR ON A THEME」で、ヴィヴァルディが引用されています。

2017年12月 6日 (水)

KORN SEE YOU ON THE OTHER SIDE

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コーンの通算7作目、デビュー以来在籍していたEPICを離れ、VIRGIN移籍第1弾となったアルバム、「シー・ユー・オン・ジ・アザー・サイド」、入荷しました。

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バンドにとっては大きな転機となった作品で、ギタリストのヘッドが脱退した事が本作に大きく影響を与えたと思われます。

長年不動のメンバーで活動をしてきたのですが、ヘッドはなんとクリスチャンに転向という、メタル系のバンドとしては珍しい宗教上の理由もファンを驚かせたと思います。
(2013年の最新作、「The Paradigm Shift」で、彼はバンドに復帰しています。)

4人体制でのレコーディング、ポップ・フィールドでの活躍が目立つプロデューサー・チーム、ザ・マトリックスを迎える事により、心機一転を図っています。

前作では初のセルフ・プロデュースにより原点回帰が成されましたが、本作ではメイン・ギタリスト不在のせいもあり、かなりポップなメロディ、アレンジが目立ちます。

ヘヴィ一辺倒であった前作ではセールス不振、90年代ラウド・ロックの翳りといったイメージも強かったのですが、見事先鋭的なサウンドで再びシーンのトップに返り咲いたのでした。

バンドの勢いに反して、本作リリース後、今度はやはりサウンドの要であったドラマー、デヴィッド・シルヴェリアが脱退し、以降外部のゲスト・ミュージシャンが多く関わりエレクトロ色を強くしていく事になります。

そうしたバンドのサウンド変遷の中でも、異色作と言えるアルバムですが、全米チャートでは見事3位を記録するヒット作となりました。

2017年12月 5日 (火)

WAYSTED YOU WON'T GET OUT ALIVE

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80年代のUFO分裂期にピート・ウェイが結成したバンド、ウェイステッドのライヴ盤、「ユー・ウォント・ゲット・アウト・アライヴ」、入荷しました。

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英国ハード・ロック界で一番派手なベーシストだっただけにその動向が注目されていましたが、モーターヘッドを脱退したエディ・クラークとのファストウェイもすぐに決裂、盟友ポール・レイモンドと共に立ち上げたのがこのウェイステッドで、LAメタルっぽいキャッチーなハード・ロック・バンドとしてユニークな個性を放っていました。

本ライヴではレイモンドはすでにいなかった様で、なんとポール・チャップマン、アンディ・パーカーが加わっています。

UFO組が3人も揃うという、なかなか興味深いライヴです。

ヴォーカリストのフィンの個性的な声とスリージーなサウンドが、UFOとは全く違う魅力を持っています。

2017年12月 4日 (月)

DEEP PURPLE THE ROYAL PHILHARMONIC ORCHESTRA

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第1期ディープ・パープルのアート・ロック時代を経て、彼等がハード・ロック・バンドとして生まれ変わる寸前、ジョン・ロード主導の元で行われたライヴを収録したアルバム、「ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ」、入荷しました。

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パープルの通算4作目として知られる1枚ですが、TV放映もされた本公演はロードのかねてからの夢であったオーケストラとの共演、クラシックとロックの共演を実現させた企画物的イベントという趣もあるため、あまり重要視がされていないと思われます。

パープルはツェッペリンの登場以降、バンドの音楽性の転換を図ったわけですが、前作を最後にその野望実現のためにニック・シンパ―とロッド・エヴァンスを解雇。

新たに迎えられたロジャー・グローヴァ―、イアン・ギランのお披露目ともなったライヴですが、主役はあくまで全楽曲を手掛けたロードと、マルコム・アーノルドが指揮するロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラでした。

時代の流れはプログレが注目されていたロックの大きな変動期、ロイヤル・アルバート・ホールという格式高い劇場で行われたこの共演もかなり注目された中、ギランが控え目なヴォーカルを披露するのが印象的です。

サブタイトルとして「CONCERTO FOR GROUP AND ORCHSTRA」と題されている通り、ロックとクラシックの融合ではなく、対バンによるライヴという目的もあったのかもしれません。<ただ実際にはロック・バンドを従えた実験的なクラシック・コンサート、と言った方が正確かもしれません。

リッチーのギター、ロードのオルガン、ペイスのソロが印象的な部分もあるのですが、あえて遠慮しているとも思える程なのが逆に新鮮にも思えます。

こうしたオーケストラとの共演による名盤、名ライヴは、もっと理想的な融合スタイルとして具現化されたものが同時代に多くあった中、重要なのは本公演での冒険を最後にして、いよいよパープルが「IN ROCK」へと突入していくというバンド内部、外部の空気感が生々しく伝わってくるという事だと思います。

ここで不完全燃焼のままであったリッチー、ギラン、達成感と次章への新たなる意欲の中にいたロードの内なる野望のようなものが見えてきそうな気もします。

2017年12月 3日 (日)

JOEY TEMPEST A PLACE TO CALL HOME

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80年代HR/HMシーンで確かな足跡を残したEUROPE解散後、しばらく音沙汰の無かったジョーイ・テンペストが95年にリリースしたソロ作第1弾、「プレイス・トゥ・コール・ホーム」、入荷しました。

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北欧メタルというジャンルの固定化を促進し、ワールドワイドで大ブレイクを果たしたメロディアス・ハード・バンドのヴォーカリストのソロ・アルバムという事で注目されましたが、ここではメタルからは離れ、王道アメリカン・ロック色が強調された内容となりました。

アルバム・タイトルからも推測される通り、私的な内面を取り上げたリ、表現者としての幅広い視野を自覚した様な歌詞も興味深いのですが、なによりこの人が選択したメロディ、サウンドが意外とも思えるものでした。

どうもEUROPE解散後、ルーツ回帰を試みる過程で、ジャクソン・ブラウン、トム・ペティ、スプリングスティーン、ニール・ヤング、ビリー・ジョエルといった、いわゆるSSWのクラシックに辿り着いた様です。

これはジョン・ボン・ジョヴィがソロ活動で見せる指向と似ている気もしますが、この両者の微妙な違いこそが本作の味わい深さを演出していると思います。

根っからのアメリカン・ロッカーとしての血を持つジョン・ボン・ジョヴィに比べると、ジョーイの場合はかなり新鮮なものとしてこれらの巨人達の音を消化していると思われ、元々持っているメロディ・メイカーとしての資質と理想的に融合したとでも言えるアプローチではなかったかと思います。

言ってみれば後追い世代なのでしょうが、普遍的なポップ、ロックを瞬時に取り入れる素直さと吸収性が、良い意味で土臭さをスポイルしているのだと思います。

この人の澄んだ声質もあるのでしょうが、優しく穏やかな視点がしっかりとメロディに生かされたものとなり、おそらく幅広い音楽ファンに受け入れられるアルバムだったのではないでしょうか。

盟友であるジョン・ノーラムが参加した「RIGHT TO RESPECT」は、本作中最もブルージーなナンバーとはなっていますが、全体的にはアダルトなポップ・ロックと言える側面が強いです。

2017年12月 2日 (土)

YESTERDAY AND TODAY STRUCK DOWN

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オリジナルは78年作、イエスタデイ・アンド・トゥディ名義時代の最後のアルバムで、セカンドとなった、「ストラック・ダウン」、入荷しました。

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前作に引き続きブリティッシュ・ロックの古参レーベルであり、かつてはキンクスやストーンズを輩出したロンドン・レコードからイのリリースとなっています。

サウンド・プロダクションの弱さこそ目立ったものの、すでにハード・ロック・バンドとして確かな個性を誇っていた彼等、本作では伝説的スタジオ、レコード・プラントでレコーディングを行っています。

そのせいかブリティッシュ・ハードの影響の強いゴリゴリのサウンドながら、カラッカラのアメリカン・ハードとしてのダイナミズムに溢れているのが特徴的です。

若きデイヴ・メニケッティ(当時20代前半と思われます)のガッツ溢れるギターと既に貫録溢れるヴォーカルが軸になりつつ、やはりレナード・ヘイズのパワフルなドラムがグイグイ引っ張るのが耳に残ります。

後のY&Tの超強力個性となる陰と陽のコントラストによる美学はまだ開花していませんが、アクセル全開のハード・ロッカーとしての先天性の資質は明らかに同時代のKISSやAEROSMITHとは異質のもので、スピード感やリフの構成等はむしろパープル、ジューダス・プリーストといった先人達に共通するものが多いのかもしれません。

本作以降N.W.O.B.H.M.ブームの中で、彼等がアメリカのバンドながら欧州で高い評価を得たのはそうした異端性があったからでしょう。

「Tried To Show You」では、当時ランナウェイズを脱退したばかりと思われるシェリー・カーリーがバック・コーラスでゲスト参加しています。

本作中最も陽性と思われるメロディを持つこのナンバー、デイヴのソウルフルな声に負けない程の存在感をシェリーは残してくれています。

ラスト・ナンバーの「Stagazer」は、今は亡きベーシスト、フィル・ケネモア単独作による曲で、リード・ヴォーカルも彼が担当しています。

サイケ・ポップとも思えるドリーミーなメロディと、ソフトな声が異彩を放つ本作中唯一のバラード・ナンバーで、後半ではデイヴの燃え上がる様なギター・ソロが聴きものとなっています。

2017年12月 1日 (金)

HURRICANE TAKE WHAT YOU WANT

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オリジナルは85年作、LAメタル全盛期に現れ、大きな話題を呼びながらもそれに見合った成功ができなかったハリケーンのデビュー・ミニ・アルバム、「テイク・ホワット・ユー・ウォント」、入荷しました。

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今ではフォリナーのヴォーカリストとして有名なケリー・ハンセンが在籍していた事で有名ですが、当時はトニー・カヴァーゾ、ロバート・サーゾの2人がQUIET RIOTのメンバーの実弟であった事の方が騒がれていました。

その音楽性は極めてスマート、キャッチーであり、ケリーの端正なルックスと艶っぽい声がサウンドをよりクリアな80年代メタルの風体を保っています。

QUIET RIOTの弟分というイメージがバンドの個性を誤解させたのか、全体的にかなり優等生的な作りが邪魔してしまったのでしょうか。

あるいは強烈な毒性に欠けたのでしょうか、彼等が大ブレイクしなかったのが不思議なくらい印象的なメロディがすでに開花しています。

元々は6曲入りEPでしたが、日本では独自企画盤として3曲プラス、ジャケット・デザインが変更されてリリースされました。

本作は更に「LA LUNA」なるギター・インスト曲を加え、リマスターがされています。

LAメタル隆盛期の老舗レーベル、ENIGMAが関与し、デサインは日本盤採用、しかもディスクには国内盤用の品番、25XB-308(ALFA 88年リリース盤)がプリントされている不思議なものなのですが、EMI GERMANY、EMI DENMARKの名前もクレジットされているので、出処は確かなものの様です。

長らくレア盤ともされていただけに、ありがたい再発と思われます。

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