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2017年8月の31件の記事

2017年8月31日 (木)

BLONDIE AUTOAMERICAN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは80年作、ブロンディの通算5作目となったアルバム、「オートアメリカン」、入荷しました。

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前々作からの大ヒットとなった「ハート・オブ・グラス」、そして本作リリース前にサントラ提供曲として英米で1位となったシングル、「コール・ミー」(ここではボーナス・トラックとしてロング・ヴァージョン収録)の延長線上として、バンドはディスコ路線、ダンス・ミュージックへの傾倒を更に深くしていきます。

注目すべきは当時は最先端と思われるワールド・ミュージックのポップ・フィールドへの導入の試みが、彼等の個性によって消化されている事です。

オープニングはまるでドヴォルザークを思わせる幻想的、退廃的なインストで始まり、期待感を煽ります。

ジャマイカのパラゴンズのカヴァー、「夢見るNo.1」はやはり英米でNo.1を記録したポップ・レゲエ、「貴方の瞳に恋してる」はデボラ・ハリーの妖しさが映えるジャズ・ナンバー、こちらもNo.1ヒットとなった「ラプチュアー」ではファンクとラップを導入と、カラフルなサウンドがとにかく眩しいくらいです。

デビー単独作の「愛の面影」もジャズ・バラードの佳曲となり、彼女にまとわりつくモンローの分身を更に強く印象付ける事になったと思います。

間に挟まれる、これまでのお得意芸であったパワー・ポップ・ナンバーの出来も素晴らしく、飽きさせる事をしません。

こうした彼等のダンス・ミュージックとロックの融合は、まさにニュー・ウェイヴとしての方法論であったわけですが、残念ながら時代とのリンクはここがピークであったと思われます。

ガールズ・ポップの大量生産、80’sエレ・ポップの隆盛期の中にあっては、彼等の個性はパンク一派としてリスペクトされ続ける位置付けがされてしまったのかもしれません。

いずれにしても以降のポップ・ミュージックに影響は、かなり大きかったと思います。

2017年8月30日 (水)

AEROSMITH DRAW THE LINE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは77年作、エアロスミスの通産5作目であり、70年代エアロのピークを象徴したアルバム、「ドロー・ザ・ライン」、入荷しました。

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アメリカン・ハード史を語る上で、やはりこの人達の存在を無視するわけにはいきません。

「アルマゲドン」以降の新しいファンにとっては、こんなにも荒々しくメタリックなエアロスミスが想像できたでしょうか。

ドラッグとアルコールの香りがプンプンする中、強靭なバンド・サウンドが疾走していく本作は、ジョー・ペリーが一人浮いているという最悪の状況をも感じさせない程です。

この辺はジャック・ダグラスの作るサウンド・プロダクションの妙なのでしょうが、エアロスミスが抱えていた毒気をここで爆発させ、骨抜きにしてしまった感すらあります。

実際80年代初頭のエアロは、その毒気をモトリーやハノイ・ロックスに引き継いだと見られていたわけで、全員がドラッグ漬けからクリーンになった途端、見事な復活を遂げたという奇跡的なキャリアを誇っている稀有なバンドでもあります。

輪唱で有名な「カエルの歌」とも比較されたインパクト大のリフを持つアルバム・タイトル曲の他に、ジョーを除いたメンバーで作られた大仰な「キングズ・アンド・クイーンズ」の新鮮さ、かつてキンクスもカヴァーしたヴァージョンの何倍もドロドロした「ミルク・カウ・ブルース」等、名曲が多い1枚です。

2017年8月29日 (火)

MR. BIG LIVE AT BUDOKAN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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MR. BIGの「ライヴ・アット・ブドウカン」、入荷しました。

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数多くのライヴ盤が存在しているMR. BIGの97年リリースの本作は、96年来日時の音源を中心に収録されたものです。

一部94年来日時のナンバーもありますが、「武道館」の名を冠したライヴ・アルバムとしては、洋楽バンドではCHEAP TRICK以降は彼等が一番相応しいのでしょう。

通算4作目となった「Hey Man」に伴うツアーのため、セットリストはこのアルバム中心に組まれています。

オリジナル・メンバーが崩壊していく寸前の時期ではありましたが、日本での人気は安定していて、しかもバンドの状態も完璧であった事が本作からも伺えます。

当時の新曲として「Livin' Like A Dog」、「Ain't Seen Love Like That」のみスタジオ・テイクとなっています。

目玉と言えるのは、デヴィッド・ボウイのカヴァー、「Suffragette City」、そして94年時に披露されたファースト・アルバムのメドレー集と言えると思います。

また彼等が新機軸を打ち出し、微妙なサウンドの転換をしたと思われる「Hey Man」リリース時のライヴ音源は本作のみの醍醐味と言え、ここ日本、武道館で残されたのは大きな意味があるのではないでしょうか。

2017年8月28日 (月)

DEF LEPPARD SLANG

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナル・アルバムとしては通産6作目となったデフ・レパードの1枚で、彼等の問題作としても知られてる意欲作、「スラング~メガ・エディション」、入荷しました。

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前作から4年ぶりとなり、ヴィヴィアン・キャンベルが参加して初となったアルバムでもあり、新生レパードとしての実験的指向と、バンドにとって二度目の悲劇と言えるスティーヴ・クラークの喪失からのリハビリもあったのでしょうか。

ヴィヴィアン単独作の「ワーク・イット・アウト」がリード・シングルとなりましたが、このあまりのサウンドの変化に戸惑った方も多いのではないでしょうか。

DIOでかなりキャッチーなリフ・メイカーとして知られていた彼が、モダンなアプローチでのミドル・ナンバーの名手として全く別人と言えるセンスを開花させています。

クールなメロディとポジティヴな歌詞、メタルからは遠のいたニュー・ウェイヴ的サウンドは、このバンドの並々ならぬ雑食性をいよいよ見せ始めた瞬間だったと思います。

けっしてツイン・ギター・バンドとしてのブランドを捨てたわけではないのですが、サイケ、エスニック、ファンク、そして70年代ハード・ロックのエッセンスと、様々なスタイルを吸収ではなく、むしろ溜まっていたものを吐き出す様なナチュラルなスタンスで奏でています。

彼等特有のビッグ・サウンドも、個性的なバンド・ロゴも、ここでは惜しげもなく捨てられ、ミステリアスなジャケット・アートさながらダーク・ファンタジーの世界へ誘ってくれます。

ボーナスCDは「ACOUSTIC IN SINGAPORE」と題され、6曲のアコースティック・ライヴが収録されています。

実はこれがかなりの聴きもので、彼等の奥深さを堪能できるものとなっています。

特に「アニマル」のアレンジ、味わい深さは秀逸で、この曲を聴くためだけでも価値があると思われるエディションとなっています。

2017年8月26日 (土)

RORY GALLAGHER STAGE STRUCK

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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ロリー・ギャラガーが80年にリリースしたライヴ・アルバム、「ステージ・ストラック」、入荷しました。

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ロリー・ギャラガーと言えば、「Live In Europe」や「Irish Tour '74」といったライヴ盤が特に有名ですが、本作がそれらに継ぐ第3弾ライヴ・アルバムとなった1枚です。

この人のエモーショナルなプレイと、熱いバンド・サウンドは、スタジオ・アルバムよりもライヴで最大限に発揮されてきたのは有名で、その愚直とも言える生粋のギタリスト、ロッカーぶりを知るにはやはり前述のライヴ作品は必聴と言えると思います。

本作が他のライヴ作とは違った魅力があるのは、その時代背景とロリーのプライドとも思えるシーンへの挑戦が感じられるからだと思います。

収録されたのは79年から80年に掛けて行われたツアーからで、アメリカとオーストラリアの公演の音源が採用されています。

当時英国ではN.W.O.B.H.M.が勃発、THIN LIZZYやUFO、JUDAS PRIEST等の70年代組が再注目される中、ロリーもまたベテラン組の一角として見直される事になります。

ブルース・ギタリストとして名を馳せてきた彼が、ブルースからハード・ロック、そしてヘヴィ・メタルへと進化していく過程の中で、リスペクトされ続けてきたのは必然であったのかもしれません。

当の本人が80年代前後のシーンをどう思っていたのかわかりませんが、おそらくこの程度のものならとっくにやってるよ、鼻で笑っていたかもしれません。

そんな自信を感じさせる最たるナンバー、76年作のアルバム「CALLING CARD」からの「Moonchild」で、哀愁感溢れるリフとスピーディーなバンド・サウンドは、まさしくN.W.O.B.H.M.の黎明期の象徴でもあったと思います。

全曲が70年代後半にクリサリスから発表したナンバーとなり、ブルース・ナンバー、アコースティック・ナンバーは一切無し、全編熱いハード・ロッカーぶりを爆発させたライヴとなっています。

「Follow Me」や「Shadow Play」でのメタリックなエッジと、トリオ編成によるタイトなバンド・サウンドも絶好調、この時期ならではのロリーのカッコ良さが詰め込まれた形となっています。

まさしくメタルへの熱いメッセージ、本物からの逆襲とでも言うべき熱い1枚です。

HONEYMOON SUITE THE BIG PRIZE

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オリジナルは85年作、カナダのメロディアス・ハード、ハード・ポップ系のバンドとして80年代を賑やかせたハネムーン・スイートのセカンド・アルバム、「ザ・ビッグ・プライズ」、入荷しました。

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バンクーバーのリトル・マウンテン・サウンド・スタジオでレコーディング、プロデュースはブルース・フェアバーン、エンジニアはボブ・ロックというスーパー・チームにより手掛けられています。

このスタジオが以降BON JOVI、AEROSMITH、AC/DC、VAN HALEN等々、80年代のHR/HM系バンドのアルバムを生んだ聖地であったのは有名ですが、特にLOVERBOYとこのアルバムが世に出た事でボン・ジョヴィが「SLIPPERY WHEN WET」でこのサウンド・プロダクションに任せたのは有名な話だと思います。

本作からカットされ、このバンドの唯一のビッグ・ヒットとなった「FEEL IT AGAIN」に代表される様に、キーボードを中心としたキラキラ・サウンド、ハード・ロックのダイナミズムをキャッチーなメロディで包み込む手法は、まさに当時のBON JOVIが目指していたものだと思います。

どういう経緯かわかりませんが、ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンが「All Along You Knew」でフルートでのゲスト参加をしているのですが、この曲が彼等のプログレ・ハード的な側面も強めています。

ただやはり一番の魅力は、カナディアン・ハードの伝家の宝刀とも言える透明感と陽性のポップ・センスを主体としたメロディ・センスであって、本作も間違いなく80'sハード・ロックの最も濃い甘みを体現し
ていると思います。

バラード・ナンバーでの哀愁感も、フォリナー顔負けの技量を持っていたと思われます。

ジャケ買いしても間違いないと思われるデザイン・センスも抜群で、ラヴァーボーイよりもハードなエッジを楽しみたい方にはかなりオススメの1枚です。

2017年8月25日 (金)

HAREM SCAREM OVERLOAD

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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ハーレム・スキャーレムの2005作、「オーヴァーロード」、入荷しました。

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2000年代になってからのハーレム・スキャーレムの充実したメロディ作りには、本当に昔からのファンにとっては十分納得がいくものだと思います。

98年作の「Big Bang Theory」以来、ハード・ポップ、パワー・ポップとしての側面を強化し、とうとうRUBBERと改名して試行錯誤していた時代の迷いを完全に断ち切り、今まで溜め込んでいたメロディアス・ハードの血を爆発させるかの様な勢いすら感じます。

そのRUBBER名義のアルバムも含め、通算10作目となった本作でも、激しさと美しさを理想的な配合で紡ぎ上げていく手腕は衰えていません。

誰に急かされるわけでもなく、己の信じる道を突き進むのは例えロック・バンドであろうと容易い事ではないというのは、ファンを多くの例を目の前にして知ってきたと思います。

この21世紀のシーンにおいて、そんな茨の道をひたすら突き進んで行くハーレム・スキャーレムの姿に、熱いものを感じる人は少なくないと思います。

日本盤ボーナス・トラックとなったのは、なんとAC/DCのあの超名曲でした。

この意外とも思える選曲にも、かなり真面目になりきってくれているのが、やはり彼等らしいと好ましく思えてしまいます。

活動停止が繰り返されてはいましたが、最新スタジオ盤がいよいよリリースされるというニュースも報じられる中、まだまだこのバンドにメロディアス・ハード道を極めて欲しいと心から思えるアルバムの一つです。

2017年8月24日 (木)

URIAH HEEP HIGH AND MIGHTY

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オリジナルは76年作、ユーライア・ヒープの通産9作目となったアル、「ハイ・アンド・マイティ」、入荷しました。

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前作の「幻想への回帰」に引き続き、当時はプログレ出身の渡り鳥とされていたジョン・ウェットンが参加した第二弾となっています。

本作では彼はソング・ライティングにも参加、1曲のみリード・ヴォーカルまで務めています。

どうやらデヴィッド・バイロンが病欠したため、代役であったようですが、この「One Way Or Another」というナンバーは、エイジアやUKの面影をどうしても思い浮かべてしまう、ヒープの歴史の中でもユニークなものとなっています。

独特のビブラート歌唱法が個性だったデヴィッド・バイロン、そしてジョン・ウェットンも本作を最後にバンドを脱退しています。

彼等の叙情的なハード・ロックの側面も残しながら、メタリックなリフを強調したナンバーや、らしくないポップな曲も増え、プログレ路線を脱却した様なサウンドが目立つ1枚です。

2017年8月23日 (水)

ERIC MARTIN SOMEWHERE IN THE MIDDLE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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純粋なソロ名義としては11年ぶり、3作目となったエリック・マーティンの97年作のアルバム、「サムホエア・イン・ザ・ミドル」、入荷しました。

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MR. BIGの活動休止後、すぐにリリースされましたが、収録曲のほとんどは95年から作られて痛そうです。

この人のルーツでもあるR&B色の強い作風ではなく、アーシーでストレートなアメリカン・ロックとなっています。

プロデュースはLOVERBOY、TORIXTER、エース・フレーリー、EL&P等に楽曲提供してきたコンポーザー、ビル・レイ。

どうもエリックとの相性が良かった様で、04年作のアルバム「Destroy All Monsters」でもプロデューサーとして迎えられています。

名のあるスタジオ・ミュージシャンが集められ、中でもリック・スプリングフィールドとの活動で有名なギタリスト、ティム・ピアースが参加しています。

ほとんどの曲がエリックとアンドレ・ペシスによる共作で、このペシスなる人はかつてMR. BIGで「JUST TAKE MY HEART」や「TAKE COVER」、「SUPERFANTASTIC」等で共同クレジットされてきた名ソング・ライターです。

MR. BIG内での不協和音が反映された様な歌詞も見受けられますが、メロディはあくまで優しくポップ、パーソナルな心境を素直に吐露した作風が目立っています。

ジョン・ボン・ジョヴィのソロ作にも近いものがありますが、彼ほど土臭くはなくスマートなメロディ・センスが貫かれています。

ソウルフルな声は相変わらずセクシーで味わい深いのですが、MR. BIGでのハード・ロック・ヴォーカリストとしてではなく、語りかける様な歌い回しが魅力となっています。

ファンならずとも、ついつい耳を傾けたくなる様な良質のロック・アルバムではないでしょうか。

特にバラード・シンガーとしての魅力が発揮された「OVER MY HEART」が秀逸で、この1曲のためだけでも本作を聴く事をおすすめします。

2017年8月22日 (火)

GARY MOORE ROCKIN' EVERY NIGHT LIVE IN JAPAN

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オリジナルは83年リリース作、ゲイリー・ムーアの初来日公演を収録したライヴ盤で、当時は日本のみで発売されたアルバム、「ロッキン・エブリ・ナイト (ライブ・イン・ジャパン)」、入荷しました。

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オリコン・チャート15位という記録は、当時としては異例の事だったと思います。

THIN LIZZY等の活動で、すでにまだ見ぬ大物としてリスペクトされ、「大いなる野望」でいよいよメロディ・メイカーとしてのセンスも認知された上での待望の来日という事もあり、伝説的に語られるライヴとなりました。

イアン・ペイス、ニール・マーレイ、ドン・エイリーと、DEEP PURPLE、WHITESNAKE、RAINBOWを支えてきた職人、そしてLONE STAR、URIAH HEEPで活躍してきたジョン・スローマンと、奇跡的な布陣もHR/HMファンを狂喜させたはずです。

83年1月、新宿厚生年金ホールでの収録となり、合間で聞こえる観衆の熱い声援が当時の日本での人気ぶりを生々しく伝えてくれます。

ゲイリーのライヴ盤はかなり多いので、どれも必聴となるとは思うのですが、本作ではセットリスト上過去のキャリアからも多くの曲がプレイされている事もあり、結果的に収録の選曲が優れていると思われます。

冒頭3曲は当時の最新作、「大いなる野望」からですが、グレッグ・レイクに提供した名曲、「Nuclear Attack」、そしてG-Force時代の「White Knuckles」、「Rockin' And Rollin'」と続く流れは、観客も大興奮している様で、ゲイリーの弾きまくり状態が堪能できます。

78年の初ソロ作となったアルバム・タイトル曲、「Back On The Strrets」でも勢いは止まらず、ゲイリーのヴォーカルも絶好調です。

そしてラストは、コージー・パウエルの81年作、「サンダーストーム TILT」にゲイリーが提供、客演した名インスト、「Sunset」で思いっきり泣き節を聴かせてくれています。

この時期のゲイリーを最も愛する人にとっては、あまり評判の良くないジョン・スローマンも、実はそんなに悪くない仕事ぶりを残していると個人的には思います。

2017年8月21日 (月)

TOTO Ⅳ

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オリジナルは82年作、TOTOの通産4作目にして代表作、そして80年代を象徴する1枚となったアルバム、「『Ⅳ~聖なる剣」、入荷しました。

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デビュー時にはクロスオーヴァー的な魅力を、セカンドではミステリアスなプログレ・ハードを、前作ではメタリックなハード・ロックと、微妙にサウンドのシフト・チェンジを行ってきた彼等、本作では完全にAORとしての色合いを前面に打ち出しています。

ポーカロ兄弟の父親であるジョー・ポーカロを始めとして、10数名の腕利きミュージシャンを集め、ゴージャスなサウンドを展開した新機軸は80年代版スティーリー・ダンと言えそうな濃厚なものとなりました。

メロディ・ラインだけよくよく聴き直してみると、それまでの3枚のアルバムの延長線上にあるものが多く、R&B、ジャズ、ハード・ポップと、それらが最良の形でアレンジされているのだと思います。

スタジオ・ミュージシャン集団としての強みは、バンドが理想とする音を自ら具現化する事が容易に可能であるという事だと思いますが、TOTOはマンネリと停滞を嫌い、更なる進化と音楽性の幅を広げる事を考えた時、本作の様な方法論に辿り着いたのではないでしょうか。

本人達が予想していなかったというグラミー賞主要部門制覇は、彼等の選択したAOR化が装飾美と機能美を両立させた、と言える事も可能ではないでしょうか。

 

2017年8月20日 (日)

YES OPEN YOUR EYES

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混迷を極めた80年代以降のイエスが久々にオールド・ファンを喜ばせた、「オープン・ユア・アイズ」、入荷しました。

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アンダーソン、ハウ、スクワイア、ウェイクマン、ホワイトの5人が揃うのは、実に73年作の「海洋地形学の物語」以来23年ぶりとなり、彼等は新曲を含めたライヴ盤、「KEYS TO ASCENSION」を2枚に分けて発表します。

往年のファンを期待させるこのラインナップは、マネージメントという大人の事情から、ウェイクマンがあっけなく脱退してしまい、勢い余るバンドは過去にもイエス作品に関わってきたマルチ・プレイヤー、ビリー・シャーウッドを急遽迎え入れて本作を仕上げます。

主導権を握っていたのはスクワイアの様で、彼のソロ・マテリアル用として作られていた曲を元に、パワフルかつポップなサウンドが全編を覆っています。

スクワイアの人脈でTOTOのスティーヴ・ポーカロ、また次作からYESの正式キーボーディストとなるイゴール・コロシェフがゲスト参加を果たし、新鮮な響きを持ち込んでいます。

トレヴァー・ラビン時代よりもキャッチーに聴こえるメロディと、ハード・ロック的なダイナミズムは、バンドの30年近い歴史の中でもかなり若々しいものとなり、昔からのファンからは無視されがちな内容にも聴こえるのですが、個人的にはかなりユニークな1枚だと思います。

形骸化したプログレをなんとか意義あるものにしようとしているというよりは、皮肉抜きで言えば緻密なイエス・サウンドをモダンに仕上げ用とする商魂と、メロディ・メイカーとしてのバンドのセンスが理想的な形でプログレ・ポップ作へと昇華させていると思います。

アルバム・タイトル曲や、「LOVE SHINE」等は、TOTOも顔負けのポップ・ナンバーとなっているのも聴き所です。

20分を超えるラスト曲は彼等の意地にも思えるのですが、2分間の無音状態を挟みながらSEをふんだんに取り入れた大作にはなっているのですが、70年代イエスの緊張感はさすがに維持できず、これは蛇足と言ってもいいのかもしれません。

ただブルース・フェアバーンの遺作ともなった次作であり大傑作、「THE LADDER」へと雪崩れ込んでいくバンドの勢いはすでにここで見られていて、YESにとっては必要なアルバムであったのは間違いないと思います。

2017年8月19日 (土)

MICHAEL SCHENKER THANK YOU 3

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マイケル・シェンカーのアコースティック・インスト・アルバム、「サンキュー」シリーズの第三弾となった1枚、「サンキュー 3」、入荷しました。

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現在までに04年の「THANK YOU 4」を最期に全4作リリースされていますが、基本は変わらず、単独でオベーション・ギターでのスタジオ・ライヴ、シンプルでラフながらも相変わらず癒やしの音となっています。

熱烈なファンでないと全てが同じメロディに聴こえてしまいがちではありますが、元々はファン・クラブのためだけに用意された企画盤の色合いが強いものであるからして、これはこれでいいのだと思います。

これまでになく穏やかなメロディが目立つと思うのですが、その中でもかなり耳を惹く名曲が多いのも事実だと思われます。

是非バンド・サウンドで歌ものにして欲しいと思える「IT'S ALL ABOUT LOVE」や「THE CREATOR」は、きっとゲイリー・バーデンあたりがピッタリな歌メロを作ってくれそうなメロディアスなものとなっています。

跳ねた感じの「JUST DO IT」や、ファンキーなリフにこれぞマイケル節と言える哀愁感が絡む「TAKE ME」、西部劇映画に出てきそうな「FOCUS ON GOOD」等の渋さは、全シリーズの中でも群を抜いているのではないでしょうか。

寝る前や作業中のBGMとしてはかなり重宝できそうですが、そうした機能性よりも純粋にマイケル作品としてのメロディの輝きを久々に感じられる1枚です。

2017年8月18日 (金)

THE DOGS D'AMOUR THE DOGS D'AMOUR

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ドッグス・ダムールのデビューEPとなった87年作、6曲入りのミニ・アルバム、「ザ・ドッグス・ダムール」、入荷しました。

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ドッグス・ダムールのデビューEPとなった87年作、6曲入りのミニ・アルバムです。

時代はガンズが大活躍する80年代メタル隆盛期、アメリカで派手なヴィジュアルを持つバンドがMTVで流れまくるキラキラしたものでした。

英国から突如として現れたドッグス・ダムールは、そうしたグラム・メタル勢に対するイギリスからの回答とされましたが、彼等の音楽性は時代とは無縁の酒と泪の混じったものでした。

かつてフィンランドからハノイ・ロックスが登場した時と同じ様なインパクトがありながら、ドッグスのケバさはもっとやさぐれ感が強く、綺麗というよりは毒々しさと汚さが目立つものだったと思います。

どしゃ降りの雨に濡れる若いカップルをけれん味タップリに歌い上げ、英国の伝統でもあるパブ・ロックの香りをプンプンさせたバンド・サウンドと、アルコール焼けしたダミ声とせつないメロディ、こうした個性は一過性の思春期から生まれたものではなく、酸いも甘いも知った大人のロックであったに違いないと思えるのです。

タバコの煙が目に染みるように響いてくるメロディと、ブリティッシュ・ハードの基礎を知り尽くしたバンド・サウンドが織り成す彼等の曲は、当時のHR/HMと同列に語るしかなかったのはかなり残念に思いますが、裏ジャケに映るメンバーのワル加減はNEW YORK DOLLSやAEROSMITH、更にはMOTLEY CRUEやGUNSさえ及ばなかったせいなのだと思います。

後にデビュー・アルバムに収録される彼等の代表曲中の代表曲、「HOW COME IT NEVER RAINS」のみ、別ヴァージョンとしてレア曲と思われますが、この1曲だけのためでも聴く価値十分の1枚です。
(他のナンバーはアルバム・テイクと同一のもの、更にコンピレーション盤に収録がされたものとなります)

2017年8月17日 (木)

CRAIG GOLDY INSUFFICIENT THERAPY

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クレイグ・ゴールディの94年作のソロ・アルバム、「インサフィシェント・セラピー」、入荷しました。

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ROUGH CUTTではジェイク・E・リー、そしてDIOではヴィヴィアン・キャンベルの後釜として知られるクレイグ・ゴールディは、ギタリストとしてはあまり正当評価がされてこなかった気がします。

彼が参加したGIUFFRIAは「CALL TO THE HEART」というヒット曲も生まれ、一番成功したキャリアにもなったかもしれませんでしたが、このバンドは元ANGELのグレッグ・ジェフリアのキーボードと、スティーヴ・ペリー似のヴォーカリスト、デヴィッド・グレン・アイズレーにスポットライトが当てられていました。

派手な個性よりも手堅いテクニックによるプレイに徹し、デイヴ・リー・ロスにも楽曲提供をする等のメロディ・メイカーとしてのセンスも長けた職人的ギタリストだと思いますが、前任ギタリストのインパクトに常に負けていた悲劇的な人でもあったのではないでしょうか。

その彼がDIO脱退後、CRAIG GOLDY’S RITUAL名義でアルバムをリリースましたが、あまり話題になりませんでしたが、本作は初のソロ名義となったアルバムで、この人の本質的な部分が露わになったと思われる内容となっています。

インストとヴォーカル・ナンバーが半分ずつ交互に収められた構成なのですが、全体的な質感はダーク&ヘヴィ。

こう言ってしまうとグランジ以降の90年代メタルの流行りとも思えてしまいますが、本作はあくまでもダークなトーンを纏いつつ、ドラマティックなギター・サウンドが展開されています。

ヴォーカリストにはなんと元DOKKEN、DIO、そして現FOREIGNERのベーシスト、ジェフ・ピルソンが迎えられています。

元々コーラスでも定評のあった人ですが、パワフルかつセクシーな声を聴かせてくれています。

シンセ、ストリングス、女性コーラスを多用した独特のミステリアスな雰囲気は、まるでゴシック風のQUEENとでも言えるもので、なかなか個性的なセンスを発揮していると思います。

ブルースやジャズ、あるいはフュージョン系に回帰していくメタル系ギタリストが多い中、これ程までに統一されたダーク・ワールドを聴かせてくれる人はなかなかいないのではないでしょうか。

おそらくロニー・ジェイムズ・ディオが最も愛した世界観に近いものをこの人は持っているはずで、是非この路線でしっかりとバンド活動をしていって欲しいと強く思えます。

2017年8月16日 (水)

BON JOVI LOST HIGHWAY

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ボン・ジョヴィの通算10作目となったアルバムで、初回限定、日本特別仕様となった2枚組、「ロスト・ハイウェイ~リミテッド・エディション」、入荷しました。

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ボーナス・ディスクとなったDVDには、PV、ライヴ映像の他に、ファンにとっては実に興味深いインタビュー、アルバム・メイキング映像が収録されています。

アルバム本編には、すっかり定着したアメリカの良心的ロック・バンドのイメージを更に拡大したもので、BON JOVIというブランドがますます大きくなる中、カントリーへのすり寄りでメロディは極めて親しみやすいものとなっています。

前作での「Who Says You Can't Go Home」の大ヒットにより、いよいよBON JOVIのHR/HM離れが進む中、持ち前のおおらかさを全開にする事により、批判はできても否定はできないメロディの素晴らしさはそのままセールスに繋がるという方程式を実践、証明しています。

日本人にとっては特別なバンドである事はずっと変わらないのですが、アメリカでの絶対的支持が少し疎ましく思えてしまうのは、やはり島組根性というものでしょうか。

アメリカ白人の大衆音楽として根付いているカントリーへの違和感が、そのままBON JOVIと日本人との間に僅かな隙間を開けてしまった気もするのですが、この路線が本作限りで終わった事に個人的にホッとしています。

それでも「(You Want To) Make A Memory」は静かなインパクトを持ったクラシックと成り得たし、ライヴではアルバム・タイトル曲を始め、「We Got It Going On」で大合唱できたわけです。

2017年8月15日 (火)

LAAZ ROCKIT NOTHINGS SACRED

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オリジナルは91年作、ベイエリア・スラッシュの雄として熱い支持を受けてきたラーズ・ロキットの通算5作目となったアルバム、「ナッシングス・セイクレッド」、入荷しました。

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82年に結成、早くからシーンでザクザク・スラッシュを撒き散らしながら、シーンやブームとは無縁かの様に硬派なスタイルを貫き通してきたバンドです。

最高傑作ともされる「Annihilation Principle」から2年、メンバーが相次いで脱退、そして所属していたレーベル、ENIGMAの倒産と、バンドにとっては最悪の状態が続いた中で本作がリリースされます。

オリジナル・メンバーのヴォーカリスト、マイケル・クーンズ、ギタリストのアーロン・ジェルムを残し、3人の新メンバーを加えての新体制となり、サウンドの多少の変化も否めなかった様です。

華麗ツイン・リードが個性でもありましたが、本作ではあくまでもアグレッシヴな面が強調され、正統派スラッシュを90年代でも固持し続ける姿勢に頭が下がります。

メロディアスな側面はけっしてスポイルされたわけではなく、「Nobody's Child」の様な美しい展開を持つパワー・バラード・スタイルもこなしてしまう器用さは相変わらずです。

残念ながらバンドは本作を最後に、GACKと改名してその後は解散、2008年には復活作をリリースしていますが、以降の情報はなかなか届いてきません。

直線的でありながら、歌メロはかなりキャッチー、そして妥協の無いファイティング・スピリットを持ったバンドだっただけに、是非もう一発奮起して欲しい存在です。

2017年8月14日 (月)

BELLADONNA BELLADONNA

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92年にアンスラックスを解雇されたジョーイ・ベラドナが結成したリーダー・バンド、ベラドナのファーストとなったアルバム、「ベラドナ」、入荷しました。

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アンスラックスがジョン・ブッシュを得てアグレッシヴかつミクスチャー路線を突き進んだのに対し、ジョーイの個性はやはり別のところにあったのがはっきりとした様な気がします。

元々他のスラッシュ勢とは違い、初期アンスラックスはパワフルでブルータルなヴォーカルによるものではなく、メロディ・ラインをしっかりと聴かせながら疾走感を伴うジョーイの歌の上手さが特徴でもあったと思います。

むしろN.W.O.B.H.M.勢にも多く見られたジョーイの歌唱法は、スラッシュをちゃんと聴かせるという意味では最適なヴォーカリストでもあったのではないでしょうか。

その音楽性がメロディよりもグルーヴ、速さよりも重さに変質していく中では、そのジョーイの個性は裏目に出たのかもしれません。

もちろん当人が一番良くわかっているはずで、自分の声を生かす最適のナンバーをここで具現化したわけです。

まさに80年代スラッシュの王道を行くバンド・サウンドの中を、しなやかに駆け抜けていくジョーイの姿は、「狂気のスラッシュ感染」を彷彿させます。

現在はアンスラックスに復帰していますが、当時の厳しい状況の中、自分の持ち味を最も正しい方法で届けようとしていたジョーイに好感が持てて仕方がない1枚です。

2017年8月13日 (日)

JUDAS PRIEST POINT OF ENTRY

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オリジナルは81年作、ジューダス・プリーストの通産7作目となったアルバム、「ポイント・オブ・エントリー 黄金のスペクトル」、入荷しました。

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前作「ブリティッシュ・スティール」がNWOBHMシーンの中でも、特に重鎮扱いされる位の完成度を誇り、その鋼鉄度は多くのバンドからもリスペクトされる事となりました。

完全に英国制覇を成し遂げた彼等は、本作によりいよいよ本格的なアメリカ進出を狙います。

メタル界でもいち早くコマーシャルなリフ、メロディ作りを取り入れた彼等ですが、世間一般的には失敗作と言われているのが不思議です。

かなりシンプルでわかりやすい曲展開は、以降の80年代メタルに与えた影響は計り知れないと思うのですが、メタル・ゴッドの全米制覇は次作の「復讐の叫び」まで待たなければなりませんでした。

本作のキャッチーなメロディが無ければ、あの「エレクトリック・アイ」も生まれなかった気がします。

2017年8月12日 (土)

MICHAEL MONROE NIGHTS ARE SO LONG

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マイケル・モンローの87年作、「ナイツ・アー・ソー・ロング」、入荷しました。

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悲劇的な終焉を迎えたハノイ・ロックス解散後、その動向が注目されていたマイケル・モンローが初ソロ名義作としてリリースしたアルバムです。

そのハノイのラズルに捧げられていて、彼が愛したジョニー・サンダースのナンバー、「想い出は帰らない」を中心に、カヴァーが7曲という内容ながら、この人のセンスが改めて再認識できた1枚です。

へヴィ・メタル・キッズ、デッド・ボーイズ、フレーミング・グルーヴィーズ、MC5のカヴァー、そして次作の「Not Fakin' It」でも再演されたスティーヴ・ベイターの「She's No Angel」の他に、限りなくハノイに近い感触のマイケル自作曲3曲が含まれています。

イアン・ハンターがピアノで参加というのも、実に適役とも言えるかもしれません。

ハード・ロック、というざっくりとした中で語られる事もあるかと思いますが、パンク、ガレージといった要素も含みながら、ひたすら妖しい存在であったハノイ・ロックスの個性は、この人のセンス、資質がかなり大きな要素であった事が良くわかるアルバムです。

2017年8月11日 (金)

IN FLAMES CLAYMAN

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イン・フレイムスの2000年リリースの通産5作目となったアルバムで、一気に洗練されたメロディがアメリカの市場でも大きな評価を得た1枚、「クレイマン」、入荷しました。

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前作の「COLONY」で安定したバンド編成を確立、初のアメリカ・ツアーを決行した彼等は、メロデスの需要度、そして自身のサウンドを確信した様です。

初めて2作連続同メンバーによる制作というバンドの安定と、ますます盛り上がるメロデス事情の中で、おそらくアメリカン・マーケットを意識したであろうメロディ作りがされたのだと思います。

ポップ、キャッチーになったというより、スケールが大きくなったと言った方が正しいのかもしれません。

80年代のジューダス・プリーストやアイアン・メイデンの様な、イントロが流れ出した瞬間に漂うメジャー感が半端ではないものとなっているのです。

それはオーセンティックなメタル・ソングの作曲方法を選択しているだけでなく、燃え上がる様な高揚感、ハッとする様なドラマティックな展開の作り方が見事だからだと思います。

適度な緊張と緩和と言えるクリーン・ヴォイスの導入も手伝い、新たなファン層をデスメタルに引き入れた貢献度も見逃せません。

この方法論は本作でピークを迎えたと思われ、彼等自身も次作から新たなサウンド指向への挑戦を試みているのですが、このアルバムこそが最高傑作と支持する人も少なくないのではないでしょうか。

2017年8月10日 (木)

FM INDISCREET

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90年代、サンダーと共にブリティッシュ・ハードの復権を担う存在として知られたバンド、FMのデビュー作となったアルバム、「インディスクリート」、入荷しました。

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彼等は元々80年代メタルの中で語られていたバンドで、英国ハード・ポップ、メロディアス・ハード界の貴重な存在としてマニアックな人気を誇っていました。

元BAD COMPANYのサイモン・カーク、OZZY OSBOURNEの元で活躍していたフィル・スーザンが結成したバンド、WILDLIFEに在籍していたスティーヴとクリスのオーヴァーランド兄弟、そして元SAMSONのメンバーだったピート・ジャップ、マーヴ・ゴールズワーシーが合体した異色のバンドであり、その音楽性は恐ろしくアメリカナイズされたものでした。

まさに時代の要請とも言える輝きを持った本作は、ハード・ポップ色が強いキラキラ・サウンドとなり、スティーヴのいかにも英国的と言える翳りのあるヴォーカルとの対比が個性的となっています。

80年代組として、デフ・レパードやアイアン・メイデンの存在こそが英国の誇りであったわけで、FMの登場は衝撃的でもあったのですが、アメリカン・ポップ・メタル隆盛期にあっては霞んでしまったのが実に残念でもある高性能アルバムと言えるでしょう。

曲によってはかなりAOR色も強いのですが、メロディの充実度はジャーニーやフォリナーと比較しても見劣りのしないものばかりとなっています。

ちなみにバンドと共に共同プロデューサーとして名前を連ねるDAVE KINGなる人物、FASTWAYやKATMANMANDUのヴォーカリストとして知られるデイヴ・キングと同一人物とも思えましたが、どうやらアメリカ人の別人となるミュージシャンの様です。

ちなみエンジニア陣には、後にNINE INCH NAILSやFOO FIGHTERSとの仕事で有名になるアラン・モルダー、DEF LEPPARDの90年代を支えたピート・ウッドロフが参加しています。

そうした意味でも80年代の模範的回答とも言える内容となったと同時に、90年代以降への大きなカウンターとも解釈できるのではないでしょうか。

あからさまに明快かつ爽快、心地良すぎるメロディに嫌味さえ覚えてしまいがちですが、愛すべき美メロをそう簡単には否定できないはずです。

2017年8月 9日 (水)

SLAYER WORLD PAINTED BLOOD

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スレイヤーの2009年作、通算10作目となったスタジオ・アルバム、「ワールド・ペインテッド・ブラッド 血塗ラレタ世界」、入荷しました。

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残念ながら最近急逝したオリジナル・メンバーであるギタリスト、ジェフ・ハンネマンの遺作ともなってしまいました。

更に本作を最後にデイヴ・ロンバードが脱退、TESTAMENT、EXODUS等を渡り歩いていたポール・ボスタフが復帰し、いよいよ2015年に新作を発表する事がアナウンスされています。

慣例ともなったリック・ルービンの総指揮、そしてメタリカやマリリン・マンソン、スリップノット、そしてブラック・サバスの「13」でもエンジニアを務めたグレッグ・フィデルマンがプロデューサーに迎えられています。

まずクリアな音質と、80年代スラッシュに直線的なリフの応酬に驚かされます。

一聴すると、その聴き触りはこれまでのスレイヤー作品の中では、最も取っつきやすいのかもしれません。

もちろんエッジの鋭さと、アグレッシヴな構成は手を緩める事なく彼等の世界観が貫かれています。

アルバム・タイトル曲に始まり、「SNUFF」、「PSYCHOPATHY RED」、「PLAYING WITH DOLLS」等には、血生臭い匂いがプンプンとしていて、PARENTAL ADVISORYの勧告すらヌルく感じさせられる程です。

本作ではセッションを繰り返しながらレコーディングが進められた様で、そのせいかカットアウトで終わる曲がほとんどで、バンドの勢いが生々しく収録されているのが新鮮です。

スピード、ヘヴィさよりも、ライヴ感覚が重視されているのも特徴で、80年代のガレージ・バンド時代のバンドのパワーが最新技術によりクッキリと甦ったとも言える1枚ではないでしょうか。

付属のDVDは、「PLAYING WITH DOLLS」と題されたモノクロのショート・ムービーとなっています。

本作収録曲のイメージ映像らしいのですが、アニメ仕立ても交え、ひねくれたユーモア感覚を混ぜたスレイヤー流のスナッフ動画集といったところでしょうか。

2017年8月 8日 (火)

MOTORHEAD INFERNO

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モーターヘッドの2004年作、「インフェルノ」、入荷しました。

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モーターヘッドの通算17作目となったアルバムで、バンド誕生から約30年を経てやっと地獄(インフェルノ)と冠せられた作品となりました。

レミー、フィル・キャンベル、ミッキー・ディーという不動の体制になってからの5作目、2年に1枚という確実なマイペースぶりも、最早安定期とも言えると思いますが、枯れもせず、老成もしないスピリットにはただただ頭が下がります。

これまで多くの有名プレイヤーを迎えてきた彼等ですが、本作ではスティーヴ・ヴァイがゲスト参加しています。

オープニングの疾走チューン、「Terminal Show」ではヴァイ大先生の存在感は希薄ですが、「Down On Me」では我慢できなかったのかギンギンに弾きまくってくれています。

もちろんレミーがいる限りモーターヘッドを壊す事は不可能なわけで、この意外なゲストも楽しんで参加している気がします。

全体的にはかなりゴツいメタリック感が目立ち、ミドル・テンポのナンバーではモダンなメロディが感じられるのが興味深いところです。

ラストのアコースティック・ブルースは、ずばり「売春宿ブルース」。

レミーのハーモニカが新鮮で、渋めに抑えたヴォーカルも聴きものです。

2017年8月 7日 (月)

STEELHEART TANGLED IN REINS

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スティールハートの92年作、「タングルド・イン・レインズ」、入荷しました。

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80年代メタルの儚い夢、そしてキラキラした甘さと激しさを頑なに守るかの如く90年に突如として現れたスティールハートのセカンド・アルバムです。

前作から2年、メタル・シーンは更に変動をしていましたが、看板ヴォーカリスト、マイク・マティアビッチの絶唱は衰えていません。

本作リリース後、彼は事故で大怪我を負い、シーンから遠ざかる事を余儀なくされますが、彼等がもっとビッグなバンドになれなかったのは本当に残念でした。マイクは後に01年公開の映画、「Rock Star」であのティム・リッパー・オーウェンズをモデルにした主人公を演じたマイク・ウォールバーグの吹替ヴォーカルとして再び有名になります。

メタル・ファンのほとんどを虜にしたであろう絶唱バラード、「She's Gone」1曲でこのバンドのイメージも定着してしまった感がありますが、本作では徹底したアメリカン・ハードぶりが目立ちます。

プロデュースはチープ・トリックやモトリー・クルー等の仕事で有名なトム・ワーマンで、間違いの無いサウンド・プロダクションとなっています。

パワフルかつソウルフルなヴォーカルを生かすのに最適なバンド・サウンドとメロディ、バラードでの泣かせのテクニックも相変わらずです。

ここでも「Mama Don't You Cry」という美しいメロディの超名曲を生んでいます。

かなりおすすめの1枚です。

2017年8月 6日 (日)

RIOT THE PRIVILEGE OF POWER

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90年作、ライオットの通算7作目のアルバムで、彼等のキャリアの中でも異色作と言える傑作、「ザ・プリヴィレッジ・オブ・パワー」、入荷しました。

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初のコンセプト作となっていますが、壮大なストーリー仕立てになっているわけではなく、ジャケット・アートに準じて言うならば、チャンネルを変える様にして映し出される過去、現在、未来でのメタル・スピリットが描かれているといった感じでしょうか。

時空間を超えてのライオットの基本姿勢が、アンセムとして並べられていると言ってもいいかもしれません。

驚くべきはアルバムの構成、サウンド・プロダクションで、まず各曲の間に挟まれたSEの効果的なドラマ性、そしてタワー・オブ・パワー、ブレッカー・ブラザーズのゲストによるホーン・セクションの大胆な導入です。

ブラス・メタルというジャンル確立というよりは、前作の「THUNDERSTEEL」のパワー・メタル路線を踏襲しながら、二番煎じで終わらないバンドの実験性によるものと思われますが、確かに新鮮なメタルとして響いています。

またジョー・リン・ターナーがコーラスとして4曲参加、アル・ディ・メオラのハード・フュージョン系のカヴァー、またラップの導入等、旺盛なチャレンジ精神を見せてくれています。

この試みが全体像を中途半端にする事なく、前作から引き継がれたスピード、パワーを遺憾なく発揮されているのが見事です。

バラエティに富んでいるというよりは、骨格はパワー・メタル、哀愁メタルがしっかりと形成されているため、カラフルなRIOT節が楽しめると表現した方がいいのかもしれません。

SEやホーンが邪魔、とお思いのファンもいるのかもしれませんが、個人的にはコンセプト作としての個性と各ナンバーを最大限に生かすための演出として必要だったのでは、と考えます。

尚、国内盤では「THUNDERSTELL」以降のライオットに対する大きな期待の現れか、伊藤政則氏、酒井康氏、和田誠氏と、日本を代表するメタル伝道師の三者が熱い解説を寄せています。

2017年8月 5日 (土)

LOUDNESS THE SUN WILL RISE AGAIN -US MIX-

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サウンドは「撃魂霊刀」は84年作の「DISILLUSION 撃剣霊化」、ジャケット・デザインは85年作の「THUNDER IN THE EAST」を思い出さずにいられない、ラウドネスの2014年作のアルバム、「ザ・サン・ウィル・ライズ・アゲイン USミックス」、入荷しました。

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もちろん安易な80年代回帰がされているわけではないのですが、メタルが確実に時代を切り開こうとするパワーを持っていた空気が本作には漂っていると思われます。

第6期ラウドネスとしては5作目、すでにデビューから30年を越えたベテラン・バンドが、樋口宗孝を失いながらも、再び陽が昇ると宣言したからには、やはりそれなりの圧倒的な説得力があったわけです。

本作は元々海外リリース用として用意されていたミックスが使用され、一部収録曲変更、曲順変更がされています。

ミステリアスなインスト・ナンバー、「ノーリッシュメント・オブ・ザ・マインド」、続く「ガット・トゥー・ビー・ストロング」がここでは外され、明快なメロディとクリアな音質が強調された演出が施されています。

ここでオープニングとして起用されたのは、アルバム・タイトル曲となる「The Sun Will Rise Again」。

ドラマティックな展開と、目の覚める様なギター・ソロやキャッチーなリフで高揚感を煽ります。

「Rock You Wild」や「Greatest Ever Heavy Metal」という二大メタル讃歌で、なだれ込むようにクライマックスに達する構成は、オリジナル・ミックスよりスマートな流れを感じさせます。

彼等にしかできないメタル史一望絵巻とでも表現できそうなスタイルが目立ち、アイアン・メイデンにも通じるキャッチーなアンセム型ナンバー、「Never Ending Fire」、ストレートなリフが疾走する3分弱の80年代型メタル、「The Metal Man」、スラッシュ全開の「Motality」と、ラウドネス歴、メタル歴の長い人程熱くなれると思います。

中盤にどっしりと構える様に据えられた8分を超える大作、「The Best」では初期のプログレッシヴなサウンドと、安定したエクストリーム・メタルとしての現在形を無理なく同居させた手腕を見せてくれます。

本作のみの初披露となった「Rock Will Never Die」は、やはり80年代ラウドネスを思い出させるコンパクトかつキャッチ―なリフが目立つストレートなメタル・ナンバーで、途中挟まれるエスニックなアレンジはかつてのインド志向からは想像できない程のポップさを感じさせてくれます。

キャリアの長さだけではなく、日本、そして世界のトップ・レベルで活動してきたバンドだけが出せるメタルの理想形と言い切ってもいいと思われますが、オールド・ファンから最近の新しいファンまで、無理なく取り込んでしまいそうなアルバムであるのは間違い無いでしょう。

 

2017年8月 4日 (金)

STYX REGENERATION VOLUME Ⅰ&Ⅱ

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スティクスが最新ラインナップで過去の代表曲をリテイクしたもので、元々は別々にリリースされたものをカップリングした2枚組、「リジェネレーション VOL.Ⅰ&Ⅱ」、入荷しました。

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どうもツアーに合わせ、ファン向けにWEB上で販売されたEPの様なのですが、これがなかなか聴かせてくれます。

ご存知の様に中心メンバーであり、看板ヴォーカリストであったデニス・デ・ヤングはすでに脱退しているのですが、99年から加入したローレンス・ゴーワンがまるでデニスかと思われるソックリの声を聴かせてくれていて、アレンジもほぼオリジナルに忠実なため、昔からのファンには何の違和感も無く聴けてしまえると思います。

その他のメンバーは、トミー・ショウ、ジェイムズ・ヤングの黄金期のメンバーに加え、ドラムにトッド・サッチャーマン、そしてベースは05年から加入している元BABYS、元BAD ENGLISHの名手、リッキー・フィリップスという布陣で固まっている様です。

オリジナル・ベーシストのチャック・パノッゾが、「FOOLING YOURSELF」のみ参加していて、現在闘病中だと思いますが、元気なプレイを聴かせてくれます。

VOLUME Ⅰでは、新曲として「DIFFERENCE IN THE WORLD」が披露されています。

いかにもトミー作といった静かなミドル・バラード作品となっています。

VOLUME Ⅱでは、なんとDAMN YANKEESの「COMING OF AGE」、「HIGH ENOUGH」のカヴァーを収録しています。

ファン・サービス的なものなのでしょうが、ジャック・ブレイズが歌っていたものを、トミーの声で聴けるのはレアかもしれません。

全体的にはセルフ・リメイク集の域を越えてはいませんが、スティクスがフォリナーやジャーニーと同じ方法論、すなわちバンドのイメージを変えないヴォーカリストを迎えるという選択をした事により、今後彼等特有のセンスにより新作を聴かせてくれる事を期待させるベスト盤ではあると思います。

2017年8月 3日 (木)

DOKKEN BACK FOR THE ATTACK

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ドッケンの全盛期最後を飾った通産4作目であり、彼等の最高売上を記録した1枚、「バック・フォー・ジ・アタック」、入荷しました。

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アグレッシヴなメタル・ソングと、メロディアスな魅力が同居した快作で、ファンとして一体何故解散を余儀なくされたのか理解に苦しむ部分も多かったと思われます。

それ程バンド内の状態が良くなかったのでしょうが、出てくる音の魅力はキラキラ輝いているというのは短いロック史の中でもそんなに珍しい事ではないのは確かにあったと思います。

特に彼等は80年代メタルの燃え上がる様な一過性のブームの中で先頭を走り続け、ジョージ・リンチというギター・ヒーローを抱えながら常に良曲、名パフォーマンスを強いられていたというプレッシャーもあったと思います。

メタルには、そもそも内包している自由な精神、破壊的衝動とは別に、優れたテクニックとメロディによって得られるカタルシス、という機能的作用も個人的にはあると考えます。

その作用が相互的に機能せずに、受け手側が更に要求する一方で、バンドは崩壊していくしかなかった、という事実は実に興味深いところです。

もちろん当時はメタルは大きなビジネスであったのも事実で、大人の事情もあったのでしょう。

ただやっぱりメタル・ファンとしては、これ程ウキウキするアルバムを作りながら、終焉を迎える事が理解し難いわけです。

そういった世俗的な場所とは程遠い地平で今もガンガン鳴っている上質メタル・アルバム、という形容をどうしてもしたくなる1枚です。

2017年8月 2日 (水)

VOW WOW BEAT OF METAL MOTION

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オリジナルは84年作、改名したVOW WOW第1弾となったアルバム、「ビート・オブ・メタル・モーション」、入荷しました。

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世界へ飛び出そうとしていたLOUDNESS、アイドル的人気よりもその実力と楽曲のレベルの高さにメタル・ファンが夢中になっていた浜田麻里等の活躍に刺激される様に、VOW WOWもスケールの大きいサウンドを作り上げています。

83年にBOW WOWは解散、オリジナル・メンバーの斉藤光浩がARBへ加入する事により、新たに人見元基、厚見玲衣を加え5人編成として生まれ変わります。

キーボードを大幅導入、そして日本人離れした声量を持つヴォーカリストの存在により、楽曲の幅が大きく広がっています。

すでに約半数の曲が英語詞となり、世界レベルで通用するパワーを誇っています。

正統派メタル・ソングと言える曲調から、歌謡曲に近いポップ・センスを持ったキャッチーなナンバー、更にはRAINBOWを思わせるハイスピード・ギターが疾走する様式美HR、とかなりバラエティに富んだ内容ですが、全編がドラマティックなアレンジによるゴージャスなメタル・サウンドとなっています。

特に印象的なのはラスト・ナンバーとなるアルバム・タイトル曲で、分厚いコーラスで始まるこのメロディアス・ハード系のミドル・ナンバーは、当時としてはとうとう日本のロック・バンドがここまで到達したとも思える感激があった気がします。

ジャパメタという言葉がこのバンドにどうもしっくりこない感じがしたのは、ここでの完成度が何ら洋楽メタルと遜色の無いものであったからかもしれません。

2017年8月 1日 (火)

DAMONE OUT HERE ALL NIGHT

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2003年に「From the Attic」でデビューしたダモーンの、前作から3年ぶりとなったセカンド・アルバム、「アウト・ヒア・オール・ナイト」、入荷しました。

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デビュー時は18歳だった少女、ノエルを看板ヴォーカルに据え、爽やか、甘酸っぱさ爆発のハード・ポップ・バンドとして注目されましたが、ポップ・パンク、エモといった余計なフィルター越しで見られていたせいか大ブレイクしなかったのが残念です。

カーズやリック・スプリングフィールドといった大先輩直結のメロディと、80’sメタルを愛してやまないバンド・サウンド、そしてコロンの香りがプンプンしてきそうなノエルのせつないガールズ・ヴォイスは、一過性のブームの中で語るのが惜しい位の逸材であったと思います。

本作では中心メンバーであったデイヴ・ピノが脱退し、ソング・ライティングの要を失いながらも、新メンバーのマイク・ウッズの加入と、メタリックな部分だけを強化した事により、バンドは驚くべき進化を遂げました。

少し大人になったノエルの声も可愛さと同時にパワフルさも増し、メロディとバンド・サウンドはハード・ポップからポップ・メタルへとシフトしています。

ナイト・レンジャー、デフ・レパード、モトリー・クルーを彷彿させながら、歌メロはあくまでキャッチーさの塊のままグイグイと引き込む吸引力を備えています。

IRON MAIDENの「Wasted Yeas」をアコースティック・バラードとしてカヴァーしてしまうセンスも抜群で、正直HR/HMファンでも文句の付けようの無い完成度を誇っています。

捨て曲一切無し、妥協の無い80’sメタル・サウンドをキラキラした女の子に歌わせるという、シンプルながらも無謀とも思える手法が、ここまで気持ちの良いものだとは、実際聴くまでは理解し難いものだと思います。

残念ながらダモーンは08年に完全自主制作のアルバムを1枚リリース後、ドラマーのダスティン・ヘングストが39歳という若さで病死し、その後解散してしまった様です。

ノエルは現在もThe Organ Beatsなるバンドで変わらぬ美声を聴かせてくれています。

本作が何年経っても色褪せないポップ&キューティー、そして極上のキラキラ・メタルとして響く事を信じて疑いません。

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