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2017年7月の31件の記事

2017年7月31日 (月)

SLAUGHTER REVOLUTION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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スローターの4作目としてリリースされた、97年作のアルバム、「レヴォリューション」、入荷しました。

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確かなテクニックによるバンド・サウンドと、優れたヴォーカリスト、そして魅力的なメロディを持つこのスローターが、80年代においてはおそらく優等生として映って見えた筈ですが、混迷期の90年代においては異端とも言える存在だったと思います。

遅咲き、後発組とも言える彼等のストレートな音楽性は、グランジ、オルタナによって完全駆逐された80年代メタルの復権だったのかもしれません。

多くのバンドが時流に乗る事を強いられ、あるいは自ら進んで流れに身を任せていた中、本作の様な正統派アメリカン・ハードが堂々と鳴らされていた事だけでも、もっと評価されていいと思います。

古典的なロックイズムでもあるパーティー・ソング、セックスにまつわるアレコレ、自分達を取り巻く状況への反骨精神、そういったある種お決まりのテーマをキャッチーなハード・ロック、そしてせつないバラードで聴かせるのは、そんなに簡単な事だったのでしょうか。

おそらくかなりの勇気と、ソング・ライティング・センスが必要だったに違いないと思います。

80年代には確かに商業メタルと言われても仕方の無い側面もあったと思いますが、自分達の好きなものをただひたすら追求する姿は、いつの時代も賛同を得る部分が大きいと思います。

けっして揶揄ではなく、素直に80'sメタルに今だに忠誠を誓っているファンには、限りなく優しく、力強い1枚ではないでしょうか。

本作はまた事故で他界したオリジナル・メンバーのギタリスト、ティム・ケリーが参加した最後のスタジオ・アルバムとなってしまいました。

2017年7月30日 (日)

ERIC MARTIN BAND SUCKER FOR A PRETTY FACE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは83年作、エリック・マーティンのプロとしてのキャリアのスタートとなったアルバム、「プリティ・フェイス」、入荷しました。

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エリック・マーティン・バンド名義での唯一のアルバムとなりました。

ジャーニーが所属していたナイトメア・マネージメントからのデビューとなり、当時はかなり期待されたハード・ポップ系バンドでした。

元々は415というバンドだった様で、エリックをメインに据えるという大人の事情もあったのか、改名を余儀なくされたのではと思います。

実際華やかでセクシーなヴォーカル、端正なルックス、ソング・ライティング等、彼一人が目立っているわけですが、キラキラしたキーボードを中心したバンド・サウンドはその後のポップ・メタルの先駆けとも言えると思います。

メロディの輝きも抜群で、全曲シングル・カット可能だったであろうキャッチーさを備えていて、一体何故本作がビッグ・ヒットを記録しなかったのか不思議なくらいです。

ラヴァーボーイやナイト・レンジャーが好きな方なら大満足できる1枚です。

2017年7月28日 (金)

RICK SPRINGFIELD SUCCESS HASN'T SPOILED ME YET

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは82年作、リック・スプリングフィールドの全盛期を代表する1枚、「サクセス・ハズント・スポイルド・ミー・イエット 邦題 『アメリカン・ガール』」、入荷しました。

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アイドル人気はもちろん、ロック好き少年達をも虜にしたアルバムとも言えるでしょう。

パワー・ポップ、そしてハード・ポップの楽しさを教えてくれたという意味では、80年代メタル隆盛期を目前とした時代にあっては、かなり重要な位置にいた人でもあったと思われます。。

前作の「Working Class Dog ジェシーズ・ガール」の大ヒットを受け、この人のメロディ・メイカーぶりは更に冴え渡り、矢継ぎ早に3分間ポップ・ナンバーが繰り出される完成度にはもう目が眩む程です。

70年代組のTHE CARS、CHEAP TRICK、THE KNACK等のパワー・ポップの楽しさを引き継ぎ、キース・オルセンによるクリアでメロウなサウンド・プロダクションにより多くの少年少女を夢中にさせたのでした。

アルバム・タイトルの控え目な宣言が逆に皮肉にも思えてしまえるのですが、ポップ・スターとしての栄光とは別に、ソング・ライターとしての天才的センスが正当評価されなかったのはルックスが良すぎたからでしょうか。

「Don't Talk to Stranger」、「What Kind of Fool Am I 恋のあやまち」、「I Get Excited 今夜はエキサイト」と立て続けにシングル・ヒットも飛ばし、キラキラした時代の幕開けに相応しい活躍をします。

けっして一本調子にならない曲のカラフルさも見事で、ストレートなロック・ナンバーからハード・ポップ風からバラードまで、隙が全く見受けられないのには本当に頭が下ります。

今聴いても十分胸ときめく傑作と思われます。

WHITESNAKE SAINTS & SINNERS

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは82年作、ホワイトスネイクの「セインツ・アンド・シナーズ」、入荷しました。

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ホワイトスネイクのR&R、R&B時代の終結、そしてデヴィッド・カヴァーデイル、ジョン・ロード、イアン・ペイスによるパープル組の崩壊ともなったアルバムです。

本作以降、コージー・パウエルの加入、そしてジョン・サイクスの参加、更にはデヴィッドが金髪となり、80年代ホワイトスネイクとして大ブレイクしていくわけですが、ファンキーでポップなロック・バンドとして輝いていたこの時期を今だに愛する人も多いと思います。

それまでの「Fool For Your Loving」や「Don't Break My Heart Again」といったキラー・チューンの代わりに、「Young Blood」、「Bloody Luxury」といった軽いフットワークのロック・ナンバーが増えています。

そして後にリメイクされた二大パワー・バラード、「Here I Go Again」、「Crying In The Rain」は、ここではソウルフルなヴォーカルが強調されたシンプルなアレンジで収録されています。

全体的には派手さよりも、ストレートなロック調が目立つ作風ですが、忘れ難い名盤の一つです。

2017年7月27日 (木)

PAT BENATAR CRIMES OF PASSION

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは80年作、パット・べネターのセカンド・アルバムとなった1枚、「クライムズ・オブ・パッション 危険な恋人」、入荷しました。

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この人をハード・ロック、メタルのくくりの中で語るのには、意見の分かれるところだとは思いますが、個人的には以降のシーンに欠かせない重要アーティストだと思います。

80年代を目前として、突如として現れたこの人の声とルックスは衝撃的でした。

当時の女性ソロ・ヴォーカリストで、ハード・ロック、ハード・ポップに真っ向から挑んでいたのは、この人位だったと思います。

それも汗臭いギンギンのハード・ロックではなく、クールでスマート、そして80年代に顕著になるニュー・ウェイヴ感覚も持ち合わせていました。

カーズやビリー・スクワイア、リック・スプリングフィールドの女性版といったところでしょうか。

「強気で愛して(Hit Me With Your Best Shot)」に至っては、80's初期のハード・ポップの大名曲として今だに魅力的だと思います。

汗の匂いが全くしない洗練度、ブルースからの影響ではなくアメリカン・プログレ・ハード以降のキャッチーさを主体としたコンセプトは、今にして思うと珍しくは思えない手法ではありますが、当時としてはかなり画期的だったに違いありません。

2017年7月26日 (水)

CHEAP TRICK DREAM POLICE

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

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オリジナルは79年作、チープ・トリックの通算4作目、「ドリーム・ポリス」、入荷しました。

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彼等の人気絶頂期を代表する1枚となりました。

実際には前年度に完成していた様ですが、武道館ライヴが本国アメリカでも大ヒットし、本作のリリースはあえて先延ばしされた結果、全米6位という彼等のキャリア中最高チャートを記録しています。

当時発売当初の解説をしている平山雄一氏の絶妙な表現通り、「自転車乗りながら鼻歌」で歌える彼等のポップ・センスはここでも冴えていて、更にメタリックな要素、そして凝ったアレンジが加わる事により、ハード・ポップ、ハード・ロックの名盤として今も色褪せていません。

アルバム・タイトル曲はチープ・トリック流サイバーパンクとも言える歌詞がユニークで、実際ジョージ・オーウェルの名作、「1984」から影響を受けている様です。

この曲もそうなのですが、「Way Of The World」でもストリングスが導入され、かなり大掛かりなサウンドになっているにも関わらず、フットワークが軽い印象があるのは、やはり鼻歌で歌えるポップ・センスが優れているからだと思います。

彼等にしては珍しい長尺のナンバーで、ヘヴィかつダークな「 GONNA RAISE HELL」、「NEED YOUR LOVE」、トム・ピーターソンが独特の鼻声を初披露した「I KNOW WHAT I WANT」等、その後のライヴの重要レパートリーが目白押しとなった構成も見事です。

そしてハイライトはやはりスティーヴ・ルカサーがゲスト参加した珠玉のバラード、「VOICES」だと思われます。

彼等のキャリアの中でも、1、2位を争うドリーミーでメロウなナンバーです。

2017年7月25日 (火)

IRON MAIDEN KILLERS

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オリジナルは81年作、NWOBHMシーンが盛り上がる中、アイアン・メイデンのセカンド・アルバムとなった1枚、「キラーズ」、入荷しました。

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前年の衝撃的なデビューから僅か10ヶ月後というスピード・リリースが、当時の加速化するメタルの隆盛に拍車をかけた感もあります。

この間バンドはギタリストの交替があり、本作からデニス・ストラットンに代わってエイドリアン・スミスが加わっています。

6人目のメイデンとされた名匠、マーティン・バーチも本作からプロデューさーとして関わり、以降のメイデンの骨格をここで完成させる事になります。

オープニングのドラマティックなインスト「3月15日」から期待を煽り、なだれ込むようにうねるベースが牽引するストイックかつクールなメタル・ナンバー、「ラスチャイルド」へ続く冒頭だけで失禁ものです。

ちなみこの名インストは、ブルース・ディッキンソン、そしてかつてメイデンのドラマーであったサンダースティックの在籍するSAMSONが、スティーヴ・ハリスの名前をクレジットに入れ、「THUNDERBURST」として改編しています。

スピード感とドラマ性を両立させアルバムは進み、中盤ではやはり名インストとなる「ジンギス・カン」を挟む構成も見事としか言いようがありません。

後半ももちろんダレる事なく疾走、転調を繰り返すプログレッシヴなセンスも更に洗練され、アルバム・タイトル曲は後のメイデン節をすでに確立しています。

今となってはあまり取り上げられない、初代ヴォーカリストのポール・ディアノの貢献度も忘れられません。

確かにメイデンの音楽的進化においてこの人独特の低音シャウト、パンキッシュな唱法だけでは、曲を最大限まで生かせなかったのかもしれません。

ただバラード・タイプの「悪魔の魔法」のメロウなセンスや、「パーガトリー」でのワイルドな魅力は、ディアノのヴォーカル無しでは成立していなかったと思われます。

彼は脱退後、アメリカナイズされたハード・ポップ指向を一時見せますが、その一方でメイデンはメタルの安定供給に徹し、シーンがファンと共に確実に成熟している事を本作以降証明していくのでした。

いずれにせよ彼等の初期2枚だけで、N.W.O.B.H.M.という一過性のブームを包括する事ができるのかもしれません。

スピード、メロディ、共に素晴らしく、本作の持つ熱と緊張感こそが当時の英国メタルそのものであったと思えるからです。

全メタル・ファン必聴の1枚です。

2017年7月24日 (月)

DON DOKKEN UP FROM THE ASHES

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DOKKEN解散後、ドン・ドッケンがソロ名義で発表した唯一のアルバム、「アップ・フロム・ザ・アッシェズ」、入荷しました。

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5人編成となったバンドは、多国籍軍とも言える最強のメンバーを揃え、ドンの個人名にはなっていますが、完全なるツイン・リード体制のニュー・バンドとして機能しています。

ギターには後にレヴ・ビーチの後任として復活したDOKKENの正式メンバーとしても参加したEUROPEのジョン・ノーラム、プログレ・メタルの黎明期の代表的バンド、Wachtowerのビリー・ホワイトの二人が務め、特に作曲面でも高性能メロディアス・ハードとしてのセンスを発揮しています。

ベースにはACCEPTのピーター・バルデス、ドラムには元KING DIAMOND、現Motorheadのミッキー・ディーが迎えられ、ちょっとしたスーパー・グループの様相を呈しています。

アメリカ、ノルウェー、スウェーデン、ノルウェーと、メタル界の第一線で活躍した国際色豊かなミュージシャン集団による、メロディの綺麗なバンド・」サウンドはかなり聴き応えのあるものとなっていますが、やはりこれだけ優れた人材が長く一緒にいるのは無理があったのか、本作限りのラインナップとなったのが実に残念です。

基本はDOKKEN譲りの美メロ・メタルが炸裂していますが、ギタリストの二人が自己顕示欲よりも、ドンのカラーに合わせたプレイ、作曲に徹しているため、流麗なメロディ集となっているのが目立ちます。

後に再びジョージ・リンチを手を組んでDOKKENを復活させた事により、本作があまり評価される事なく浮いてしまった感もありますが、隠れ名盤としての誉れが高い1枚だと思われます。

ヴォーカリストとして円熟した美声を聴かせてくれる、バラード・シンガーとしてのドンの魅力も捨て難いものがあります。

グレン・ヒューズ、トニー・フランクリンのゲストも、華を添えています。

2017年7月23日 (日)

FOREIGNER FOREIGNER

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オリジナルは77年作、フォリナーの記念すべきデビュー・アルバムとなった1枚、「栄光の旅立ち」、入荷しました。

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時代はパンクの夜明けが近づいていた頃ですが、元スプーキー・トゥースのミック・ジョーンズと元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドの合体がされたフォリナーはスーパー・グループと話題になりました。

そのイアン・マクドナルドのフルート、サックスが絡むキャッチーなハード・ロックと、ルー・グラムのソウルフルなヴォーカルは、当時ではかなりユニークであったと思います。

プログレ・ハードとされる事も多い彼等ですが、本作に限って言えば、間違いなく新世代のハード・ロック・バンドであり、80年代を予見していた先見性を持っていたと思います。

「衝撃のファースト・タイム」、「つめたいお前」等の初期の代表曲が、今も強烈なインパクトを誇っています。

2017年7月22日 (土)

SLY KEY

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スライの96年作、「キー」、入荷しました。

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ジャパメタ史上おそらく最強のラインナップと思われたSLYは、前2作では90年代メタルを自然な形で吸収、それぞれのキャリアから大きく逸脱しないヘヴィ・サウンドを展開してきましたが、このサード・アルバムでは更に進化、大きなサウンド転換を試みています。

ジャケットの雰囲気も一掃、アメリカでのレコーディング、そしてプロデューサーにはマックス・ノーマンを迎えています。

LOUDENSSの「Thunder in the East」、「Lightning Strikes」、「Soldier of Fortune」を手掛けたこの大物プロデューサーの名前を聞くと80年代回帰かと思いがちですが、グルーヴ・メタル、プログレッシヴ・メタルと形容されそうな新機軸を見せています。

1曲目の「Mankind's Children」から、まず圧倒的な音の抜けの良さに驚かされます。

超強力なバック陣の中、二井原実のヴォーカルがこれ程クリアに馴染んでいるのが印象的です。

キャッチーなコーラスを導入しながら、各プレイヤーの無理の無いプログレッシヴなプレイと構成を一気に聴かせてくれます。

以降ミドル・テンポを中心にしていますが、特にリズム隊のダイナミズムが心地良く、石原慎一郎のギターも個性を主張するのではなく、強靭なバンド・サウンドに合わせる形でモダンなメタル・サウンドに徹しているのが目立ちます。

難解さ、複雑さ、そしてダーク&ヘヴィ、ミステリアスな空気感は感じさせず、むしろ程良い熱量を維持したクールな鋼魂とでも言うべきサウンドが全編で透けて見える様な気がします。

これは完全に洋楽レベルとなったサウンド・プロダクションのせいもあるのですが、抑制されたヴォーカル・ラインを丁寧に歌う二井原氏の力量がもっと評価されるべきだと思います。

ポップになる寸前の聴きやすい歌メロも見事で、強力なフックこそありませんが、日本の本格的なニューメタルとして目標が設定されていたとも考えられ、そのバランス感覚は今聴いても超一流であったと思われます。

2017年7月21日 (金)

THE BLACK CROWES amorica.

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94年作、ブラック・クロウズの「アモリカ」、入荷しました。

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扇情的なジャケットのインパクトが、おそらく今後ロック史の中で語られ続けるであろうブラック・クロウズのサード・アルバムです。

70年代のハスラー誌の表紙を使用したらしいのですが、修正版のジャケットも存在するのも仕方ない事だと思います。

かなりの自信がなければ、こんなジャケット・アートを採択しないと思うのですが、当時の彼等はレトロ・ロック回帰の急先鋒として位置付けられていた事に多少の反発もあったのではないでしょうか。

全米No.1となった前作を含む過去2作を手掛けたプロデューサー、ジョージ・ドラクリアスと袂を分かち、バンドは初のセルフ・プロデュースを試みます。

興味深いのは、共同プロデューサーとして後にストーンズのエンジニアとして活躍するジャック・ジョセフ・プイグを起用している点です。

この人はJELLYFISH、HOLE、WEEZER等の仕事をしてきた人で、言わばモダンな音創りを得意としてきた人です。

ブラック・クロウズがストーンズやフェイセズのフォロワーと言われ続けてきたのは、よくよく考えてみればナンセンスな話で、彼等はブリティッシュのベテラン達が鳴らしてきた南部っぽい音を真似てきたのではなく、まさにアトランタ出身の血がそうさせてきただけだったのだと思います。

本作でも脈々と流れるその南部のDNAは、けっしてレトロ趣味ではなく、自然体としての骨格が露わになっています。

ロックが持つパワフルな高揚感、そしてそれに対する甘くせつない情緒を必要最低限の音で、これだけ力強く聴かせてくれるバンドだからこそ、このジャケットでなければいけない必然性があったという事なのだと思います。

英国のタメや湿り気、南部への憧れから生まれるロック愛、そういった素敵な要素を持ったイギリスの偉大なバンドが過去にも多く存在しますが、本作のタイトルが南部訛りのAMERICA、であるというのは実に象徴的な意味を持っているのではないでしょうか。

2017年7月20日 (木)

KISS CARNIVAL OF SOULS THE FINAL SESSIONS

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キッスの「カーニヴァル・オブ・ソウルズ~ブルース・キューリック、エリック・シンガー、ラスト・レコーディング」、入荷しました。

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オリジナルは95年に制作されていながら、97年に陽の目を浴びたキッスのアルバムです。

オリジナル・メンバー再結成に伴い、それまでバンドを支えてきたブルース・キューリック、エリック・シンガー、そしてジーンとポールというメンバーでの最後のレコーディング、という1枚であることがサブ・タイトルからも明確になっています。

何故リリースが見送られたのか、いろいろ大人の事情はあったのでしょうが、そのサウンドを聴けばすぐにわかると思うのですが、当時のグランジ、オルタナ・シーンを真っ向から受け止め、時流に乗ったプロダクションは盛り上がるKISS再結成への熱を冷ます事にも成りかねなかったのかもしれません。

思えばキッスはこれまで、ディスコ・サウンドへのアプローチ、オーケストラ導入の一大コンセプト・アルバム、LAメタルへの接近等、時代への歩み寄り、先見性にはかなり意識的であったと思います。

80年代メタルの衰退、90年代の混迷したジャンルの細分化の中で、生き残りを賭けた選択がこの1枚だったのだと思います。

それが再結成実現により不要になったわけですが、埋めたままにするには実にもったいない1枚です。

2017年7月19日 (水)

JOURNEY RED 13

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ジャーニーの2002年作、「レッド13」、入荷しました。

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スティーヴ・オウジェリーを擁して2000年代も健在である事を「ARRIVAL」で証明したジャーニーが、02年に発表した4曲入りEPです。

なんと彼等はデビュー以来ずっと在籍してきたColumbiaを離れ、イタリアのメロディアス・ハード専門レーベル、フロンティアーズに本作から移籍をしています。

ジャーニーの名盤から恐らく命名がされたであろうこのマイナー・レーベルが、いよいよ80’sHRの象徴でもあったバンドを獲得した事により、熱心なロック・ファンは感慨深いものがあったと思われます。

日本ではキング・レコード所属となり、一気にこのレコード会社がメロディアス・ハード・ファンの支持を集めた感もあります。

4曲入りではありますが、実に濃い内容となっている本作、70年代回帰と言われていますが、確かにそう感じさせるプログレ・ハード色、ハード&メタリックなエッジが強調されています。

壮大なイントロとなったアルバム・タイトル曲に続く「State Of Grace」は、ニール・ショーンのアグレッシヴなギターがグルーヴとなり、キャッチーなコーラスへと導くヘヴィ・ナンバーとなり、続く「The Time」は、メロディアスな感触を残しながら、あくまでもハード・ロックとしてのダイナミズムが息づくミステリアスな曲となっています。

そして本作のハイライトであるバラードの傑作、「Walking Away From The Edge」こそ、70年代ジャーニーのプログレッシヴな味わいが堪能できます。

哀愁感の中にも力強さを感じさせるこのナンバーは、彼等の新たなバラードの代表曲となったと思います。

ラスト・ナンバーは、最もポップなメロディを持っていて、ホーン・セクションも絡む派手な曲ですが、ここでもハードなジャーニーの側面が目立つものとなっています。

ファンなら必聴と言える曲ばかりで、隠れた名盤の一つであろうと強く思えます。

2017年7月18日 (火)

THE DUST 'N' BONEZ ROCK 'N' ROLL CIRCUS

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2006年作、ザ・ダストゥン・ボーンズの「ロックン・ロール・サーカス」、入荷しました。

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日本のTOXIC TWINSと言えるZIGGYの戸城憲夫と森重樹一が再び合流し、結成されたTHE DUST 'N' BONEZのメジャー・デビュー・アルバムです。

彼等が2004年にインディー・レーベルからリリースした「FLAME SKULL BASTARDS」は、現在入手困難な為、本作でこのバンドの凄さを知った人は多いと思います。

元SADSの坂下丈朋、満園 英二を加え、ルックス的にもこれ以上の4人組は、かつてこれ程グラマラスかつ強力な日本のロック・バンドがいたであろうか、と思えてしまいます。

とにかく日本の音楽シーンでは絶対売れるわけない妖しさとカッコ良さなのですが、もっと多くの人に聴いてもらいたいと強く思ってしまうというジレンマを強いられます。

ZIGGYよりもパンキッシュ、スピーディー、MCUをゲストに迎えラップも導入、凄まじい雑食性を見せながら、バッドボーイズ・ロック系からラウド系、ゴッタ煮にならないセンスはさすが森重・戸城コンビと思わせてくれます。

ロックの持つ凶暴性と破壊力を、ヴィジュアルとサウンドで表現しようとすると、ある種形骸化した方法論がすでに固定化されていると思います。

その最たるものが現在にまで繋がるメタルだと思いますが、ここ日本でこれ程息を吐く様に自然に滲み出てくるロックがあったでしょうか。

そんな大層な気持ちを持たせてくれる強力な1枚です。

2017年7月17日 (月)

RATT DETONATOR

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オリジナルは90年作、ラットの通産5作目となったアルバム、「ディトネイター」、入荷しました。

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同期と言えるモトリー・クルーやボン・ジョヴィが、微妙なサウンドのシフト・チェンジを行いながら、80年代メタルの喧騒から脱却し、確固たる地位を築いていた中、最も華やかで妖しい魅力を放っていたラットは確かに失速していたと思います。

起死回生を狙ったのか、プロデュースにデズモンド・チャイルド、ゲストにジョン・ボン・ジョヴィを迎え、ダイアン・ウォーレンと共作の彼等にとって初のパワー・バラードを収録、という80年代メタルの王道路線を敢行しています。

時すでに遅しという感は拭えませんでしたが、各楽曲の完成度は素晴らしかったと思います。特に「Givin' Yourself Away」では、土臭い魅力を前面に押し出していた当時のBON JOVIの二番煎じとは言わせない新鮮さがありました。

LAメタルという一過性のブームを体現していたバンドが、時代の流れに必死に乗ろうと四苦八苦していた、という見方もできるかもしれませんが、彼等は今にして思うとセックス・ドラッグ・ロックンロールという古典から逃れられなかっただけなのかもしれません。

そういう意味では、80年代組としては最も古風なバンドであったと思います。

それだけにグランジの波に乗ろうとはせず、後追いの様な彼等のこの方向転換は必須であったのではないでしょうか。

2017年7月16日 (日)

MARINO TARGET

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オリジナルは84年作、大谷令文率いるマリノのファースト・アルバムとなった1枚、「ターゲット」、入荷しました。

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ジャパメタ隆盛期にあって、LOUDENSS、EARTHSHAKER、44 MAGNUMに続く関西メタル勢として注目されましたが、このバンドのストイックで本格的な佇まいは当時としては異色であったと思われます。

大谷レイヴンのギターばかりが話題になっていた気もしますが、彼等の個性は欧州メタル的な翳りのあるメロディと、まだまだ少なかったパワー・メタルとしての様式美であったと思います。

また各メンバーのスキルはもっと再評価がされてもいい筈なのですが、ブンブン引っ張る鎌田学のベース、パワフルな板倉淳のドラムによる強力リズム隊は、今聴いても特筆すべきものがあります。

高音金切り型のヴォーカリストが多かった時代、低音でのパワー・シャウトが個性を放っていた吉田隆のヴォーカルも、このバンドの男臭いイメージを演出しています。

全体的には非常にメロディアスな歌メロを持ちながら、適度な湿り気で疾走している王道メタルとなっているのですが、各メンバーが作曲をしている事もあり幅広いナンバーが揃っているのも特徴的かもしれません。

日本語によるメタル・バラードが、まだまだ歌謡チックに聴こえてしまえる時代でもあったと思いますが、プログレッシヴな香りも漂うバラード、「(I CAN DO) NOTHING FOR YOU」での洗練されたスタイルも見事ですし、アメリカンなパーティー・ロック・タイプの「STEP BY STEP」、陽性のハード・ポップ感覚が哀愁メロディと融合した「RISING」等、同時代のバンドの中でもかなりメロディ・センスは優れていたと思います。

ウリ・ジョン・ロートの強い影響下にある大谷レイヴンのギターも、初期スコーピオンズの色気、そして80年代以降のポップなスコーピオンズのリフをも吸収したものとなり、今聴いても十分魅力的な名盤であると思われます。

2017年7月15日 (土)

RICK SPRINGFIELD SHOCK/DENIAL/ANGER/ACCEPTANCE

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リック・スプリングフィールドの2004年作のアルバムで、前作の「KARMA」から5年ぶりとなった快作、「ショック・ディナイアル・アンガー・アクセプタンス」、入荷しました。

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永遠のパワー・ポッパー、ここに健在、とでも言うべきサウンドは、年齢を感じさせない現役感覚と、的確なモダン・ロックとのリンクを見せ付けています。

色褪せないメロディ・センスばかりでなく、容姿や声まで若々しさを保っているのは、本当に奇跡的です。

少しハスキーさを増し、アダルトなセクシー感が漂う声になっているのですが、情緒に頼らずにあくまでも疾走するハード・ポップにこだわる姿勢には頭が下がります。

必死に若ぶるのとは違い、親父の貫禄を見せるのとも違い、ロッカーとしての隠せない血がそうさせているのでしょうか、まあとにかくカッコいいナンバーで駆け抜けていきます。

昨今のメロコアやミクスチャー・ロックとも思えるキャッチーさもこの人らしさでまとめられていて、3分前後で完結する潔さも見事です。

盟友ティム・ピアースのゲスト参加を含め、ベースはマット・ビソネット(DLRバンドのグレッグ・ビソネットの実弟)、キーボードにはデヴィッド・カヴァーデイルのソロ作に参加したデレク・ヒランド、ドラムはジーン・シモンズ、ジョン・ウェイト等との仕事で有名なロジャー・カーターというバックも健闘しています。

2017年7月14日 (金)

CHICKENFOOT CHICKENFOOT

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2009年作、HR/HM界のみならず、ロック・ファンの多くを驚かせた「チキンフット~ホワイト・パッケージ: デラックス・エディション HQCD+DVD」、入荷しました。

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如として現れたこのスーパー・グループに、アメリカン・ハードの復権を確信した人も多いのではないでしょうか。

サミー・ヘイガーとマイケル・アンソニーの元ヴァン・ヘイレン組と、ジョー・サトリアーニ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、という組合せはあまりにも予想外ながら、嬉しい驚きでした。

一時的なプロジェクト・バンド、という体裁ではあったのかもしれませんが、実際セカンド・アルバムもリリースしてくれています。

サミーのプロジェクトは短命が多かったのですが、そんな事も忘れさせてくれる圧倒的な説得力を持ったハード・ロック・アルバムです。

パーティー・ロックで終わらない硬派なサウンドは、ツェッペリンの遺伝子とヴァン・ヘイレンの底抜けの楽しさに溢れています。

ありがちな大人のためのロックで終わらないハードさに、かなり好感が持てる1枚です。

尚、本作はアップグレード・ヴァージョンとしてリリースされた高音質CD+DVD付き2枚組で、ライヴ映像を含めた全曲収録となったデラックス・エディションです。

2017年7月13日 (木)

TWO FIRES TWO FIRES

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2000年作、トゥー・ファイアーズのファーストとなった「トゥー・ファイアーズ」、入荷しました。

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ジャケットの雰囲気からビンビンに伝わるプログレ・ハード色、バンド名が醸しだすイメージ、そしてFRONTIERSレーベルからのデビュー、日本ではAVALONからのリリースという、様々な要素から想像できるそのままの音が詰まった1枚です。

これはけっして揶揄ではなく、このバンドがケヴィン・チャルファント、ジョシュ・ラモスのプロジェクトであり、ケニー・アロノフ、そしてジム・ピートリックが参加しているからこそメロハー・ファンとしては期待してしまうという事です。

80年代にJOURNEYが分裂した結果、グレッグ・ローリー、ロス・ヴァロリー、スティーヴ・スミスの3人が結成したのがTHE STORMでした。

このバンドは2枚のアルバムを残したのみで解散してしまいましたが、まさにJOURNEYの遺伝子を受け継いだ名バンドとして今の知られていると思います。

そのザ・ストームに参加していたのが、チャルファントとラモスの二人で、スティーブ・ペリーを彷彿させる声と、ニール・ショーンの華麗さを思わせるギターを担当していたわけです。

本作を言葉で表現すると陳腐な文言しか並ばないと思いますが、単純に文句の付けようがありません。

心地良いメロディと的確なアレンジ、それを最大限に表現するヴォーカルは、結果的には80年代産業ロック、メロディアス・ハード、ポップ・メタル等という形容になると思いますが、良いものは良いとしか言えません。

時代遅れと言われようが、刺激な無いと言われようが、綺麗に整頓されている事が何故ロックに限ってはいけないのか、と悔しい思いさえ抱かせてくれる傑作です。

2017年7月12日 (水)

SLIPKNOT VOL.3: (THE SUBLIMINAL VERSES)

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スリップノットの2004年作、「VOL.3:: (ザ・サブリミナル・ヴァーシズ)」、入荷しました。

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常に解散危機が報じられる中、スリップノットが前作の「IOWA」から3年ぶりにリリースしたサード・アルバムです。

加速するバンドのパブリック・イメージの肥大化と、90年代以降更に細分化されていくメタル・シーンの中で21世紀型ヘヴィ・ロックのモデルを期待される中、スリップノットは良い意味で大衆化への道を選んだのでした。

オープニングの「Prelude 3.0」から、これまでになくメロディアスな佇まいをダークな色彩で静かに盛り上げてくれています。

この辺は前年にリリースされたコリィ・テイラーのSTONE SOURの刺激もあったのだと思います。

モダン・ロックの王道路線としてのサウンド・プロダクションは、バラード・タイプのナンバーのみに終わらず、徹底したヘヴィ・チューンにおいてもグルーヴに加え、緻密な構成力が増している気がします。

驚く程メロディのバリエーションが増えたため、本作をきっかけにして彼等に触れた人も多かったのではないでしょうか。

バンドのトータル・イメージと、これまで貫徹してきたモダン・ヘヴィネスとしての感触を考えると、果たしてどれだけスロー・チューンが必要なのか、ファンは真剣に考える事を強いられたのも事実だと思います。

極端な暗黒面の強調の中で、情感が豊かになったという見方もできますが、むしろメタルの拡大化という大命題に素直に向き合った結果、自然と湧きでたメロディ集と考えてもいい気がする1枚です。

2017年7月11日 (火)

SAXON CALL TO ARMS

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サクソンの2011年作、通算19作目となったアルバム、「コール・トゥ・アームズ」、入荷しました。

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彼等の勇壮なメタルに最早ブレはなく、ベテランの貫禄と安定感には本当に頭が下がる思いでアルバム全編を一気に拝聴してしまう傑作です。

80年代後半から見せたN.W.O.B.H.M.出身ならではの迷走も一時ありましたが、なにしろ30年以上のキャリアを誇る彼等ですから、一貫した男臭いイメージの衰えが無い事にまず驚かされます。

近作ではエピック・メタルとしてのサクソン節も目立っていましたが、むしろ本作では初期のバイカーズ・メタル的な疾走感とシンプルかつキャッチーなリフが目立ちます。

「Back In 79」で見られる自身のキャリアを振り返る様な歌詞や、ファンと共に拳を振り上げるアンセム・ソングとして、バンドのもう一つの個性であるメロディアスなミドル・テンポで押し切る曲作り等、全盛期の彼等を彷彿させるものがあります。

「Ballad Of The Working Man」でも、ストリートに戻ってきた様なオーディエンス側に立った視点、そしてやはり初期を思わせるブギを主体としたキャッチーなリフ等、壮大な叙事詩を歌ってきたここ数年の彼等が再びバイクに跨がりだしたかの様な勢いを感じます。

ドラマティックなサウンドも見逃せないところで、ドン・エイリーがゲスト参加した「Mists Of Avalon」のパワー・メタルからメロディアス・ハードへと流れていく展開、アルバム・タイトル曲での力強い泣き節等、メロディ・メイカーとしても変わらぬ魅力を放っています。

ジューダス、メイデンが作り上げてきた王道メタル街道、サクソンは一本裏道をずっと走り続けてきたとでも表現できるのでしょうが、本作の様な美しくも力強いアルバムをポンと出せてしまう底力には本当に驚かされると同時に、最大の敬意を払うばかりです。

2017年7月10日 (月)

ZENO ZENOLOGY

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ジーノの95年発表作、「ジーノロジー」、入荷しました。

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86年、ジーノという印象的なバンド名でデビューし、ここ日本でも多くのメロディ至上主義者を虜にしましたが、メンバーであったウレ・リトゲンとトミー・ハートがその後FAIR WARNINGを結成、90年代にネオ・メロディアス・ハードとも言える旋風を巻き起こした事により、このZENOも伝説的に語られる様になりました。

初期スコーピオンズの官能性の要であったギタリスト、ウリ・ジョン・ロートの実弟であるジーノ・ロートは、兄の元ではベーシストとして活動していましたが、このZENOでは天才的なメロディ・メイカーのセンスと、艶っぽく、そして狂おしい程の泣きを奏でるギタリストとしての才能を開花させました。

ジーノのデビュー作は、欧州の翳りを纏いながら、透明感のあるヴォーカルにより美的感覚が極限までに強調され、80年代的アプローチであっても今聴いても十分感動的であると思われます。

セカンド・アルバムとして約9年ぶりにリリースされた本作は、正確には未発表曲集となるもので、87年からの音源を中心にまとめられています。

正確には過去の楽曲を94年にリミックスをして再編集したものとなりますが、これがまた実に素晴らしいメロディ集になっています。

初代ヴォーカリスト、マイケル・フレクシグ時代、そしてトミー・ハートが加わった時代のものを含め、完全にオリジナルのアルバムとして聴けてしまう流れも見事です。

後にフェア・ウォーニングが取り上げて有名になる「HEAT OF EMOTION」を始め、メロディアス・ハードのお手本と言うべきナンバーが目白押しとなっています。

尚、曲によっては現フェア・ウォーニングのギタリストのヘルゲ・エンゲルケがベース、そしてリード・ヴォーカリストとして参加しているのですが、これがなかなか聴かせてくれる声をしていて、トミーを少し枯らせた声質が魅力的に思えます。

2017年7月 9日 (日)

JOAN JETT&THE BLACKHEARTS PURE AND SIMPLE

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ジョーン・ジェットの94年作のアルバム、「ピュア・アンド・シンプル」、入荷しました。

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ブラックハーツとの共同名義としては8作目となった1枚です。

本作からメンバー変更があり、ワーナー移籍初という事もあり、心機一転、更に若返った様なサウンドにまず驚かされます。

新たにブラックハーツとして参加しているのは、DANGER DANGERでの活動経験もあるギタリスト、トニー・レイ、そしてサミー・ヘイガーやニール・ショーンのプロジェクト、HSASで有名なべーシスト、ケニー・アーロンソンの二人です。

ゲストには彼女をリスペクトしているであろうベイブズ・イン・トイランドのキャット・ビーエランド、L7のドニータ・スパークス、ビキニ・キルのキャサリーン・ハンナ等々。

若い後輩達に負けないドスの利いたヴォーカルと、パンキッシュかつメタリックなナンバーが一気に聴かせてくれます。

長年タッグを組んでいるケニー・ラグナや、ジム・ヴァランス、デズモンド・チャイルドといったソング・ライター陣の手堅いメロディ作りも光っています。

メロウなスロー・ナンバー、「As I Am」、チープ・トリックを思わせるリフが爽快な「Consumed」、AC/DC顔負けの「You Got A Problem」等、バリバリのロッカーぶりを見せつけた力作です。

2017年7月 8日 (土)

TESTAMENT THE LEGACY

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87年作、テスタメントの「ザ・レガシー」、入荷しました。

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ベイエリア・クランチ黎明期の代表格として、エクソダスと共にメタリカに次ぐ存在だったテスタメントのデビュー・アルバムです。

本作のタイトルとなっているレガシーが前身バンドとなっており、オリジナル・メンバーのヴォーカリスト、スティーヴ・スーザがエクソダス加入のため脱退、ジェイムズ・ヘットフィールドにも通じる個性的なスラッシュ歌唱法を生み出したチャック・ビリーが加入した事によりテスタメントへと改名しています。

後にこの新旧のヴォーカリストは、2006年にDublin Death Patrolというバンドを結成、現在も活動中の様です。

これぞスラッシュとでも言うべきザクザクしたリフとハイスピードで駆け抜ける疾走感は、今聴いても痛快です。

アレックス・スコルニックのかなり複雑なギターが印象的で、初期の頃からメロディアスな構成も得意としていたのが新鮮です。

スラッシュの老舗バンドとして現在も活動している彼等ですが、本作の早熟さには本当に驚かされます。

2017年7月 7日 (金)

RUSH SIGNALS

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オリジナルは82年作、ラッシュの通産9作目となったアルバム、「シグナルズ」、入荷しました。

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前作である「Moving Pictures」、そしてライヴ・アルバム、「神話大全」により、彼等の初期のプログレシッヴ・メタルとしての個性、そして熱狂的ファンを確立する事になる哲学性が極められたと思いますが、激動していく80年代ロック・シーンを彼等は敏感に反応する事でバンドを進化させようとしていきます。

ASIAやYES等が時代の変化に呼応したのと同じ方法論が確かに踏襲されていますが、トリオ編成によるラッシュはテクノロジーとの融合を一番重要視していたかもしれません。

最新技術による音の革新性と、コンセプトにこだわらない各楽曲のコマーシャル性の増加は、一見キラキラしたポップ・サウンドへの偏向とも思えますが、このバンドに限っては上品さと知性をスポイルする事はありませんでした。

またラジオ・フレンドリーなナンバーが増えた事により、新たなファンをも取り込み、ポリスとも良く比較される様になるきっかけともなったシングル、「New World Man」に代表されるモダン・ロックとしての側面も強化されています。

以降のサウンド・スタイルの手応えが確かにあったのだと思います。
デビュー以来長年タッグを組んできたプロデューサー、テリー・ブラウンとの最後のコラボ作品となったのも、ラッシュが本作で時代と確実にリンクした事が自信に繋がったからではないでしょうか。

2017年7月 6日 (木)

ANTHRAX STATE OF EUPHORIA

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オリジナルは88年作、アンスラックスの通産4作目となったアルバム、「ステート・オブ・ユーフォリア」、入荷しました。

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「狂気のスラッシュ感染」、「Among the Living」で支持された、彼等の明快で疾走するスピード・メタルが、ここへ来て極まった感もある快作です。

オープニングからチェロの荘厳な響きで始まる「BE ALL, END ALL」ではパワー・メタルにも近いストロングなエッジを持ちながら、アンスラックスの高速リフが炸裂しています。

「自殺するな、立ち上がれ」といった力強いメッセージも、当時のメタルが置かれていた偏見と差別的な環境の中で、彼等が見い出したアイデンティティだったという気もします。

シングル・カットされたのはフランスのメタル・バンド、TRUSTの80年作のカヴァー、「ANTISOCIAL」で、NWOBHMの影響下にあるキャッチーなリフとメロディを持つナンバーです。

初期MOTLEY CRUEの様な感じもあるこの曲で、アンスラックスは彼等特有のコーラスをサビを披露し、あくまでもスラッシュが80年代メタルの重要なアティテュードであった事を証明しています。

明快かつキャッチー、そしてスピーディーなアンスラックスの80年代最後の作品となっただけに、彼等の魅力を知るには最適な1枚だと思われます。

2017年7月 5日 (水)

STATUS QUO LIVE ALIVE QUO

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ステイタス・クォーの代表作の一つ、「ライヴ・アライヴ・クォー」、入荷しました。

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英国では国民的バンドとして、今も活動を続けているステイタス・クォーの90年のライヴを収録したアルバムです。

68年にデビュー、以来40年以上も解散をせずに精力的にアルバムをリリースという、ストーンズに次ぐ長寿バンドと言えるのではないでしょうか?

ハード・ブギ・バンドとして、ブリティッシュ・ハード史を語る上では敬意を込めて取り上げられてはいますが、80年代のNWOBHMブームの中ではオールド・スクールのハード・ロック・バンドとして見られた事もあったと思います。

時代に関係なく、親しみやすいメロディ、トリプル・ギターによるバンド・サウンドの楽しさを聴かせる技は、最早職人的なものがあります。

ライヴ・バンドしての巧みさもやはり同様で、とにかくウキウキするショーが本作からも伝わってきます。

ポップなAC/DC、とでも形容すべき愛すべきバンドです。

2017年7月 4日 (火)

MARCY OUR WAY

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MARCYこと西田昌史が、EARTHSHAKER再結成後にリリースしたソロ名義によるミニ・アルバム、「アワ・ウェイ」、入荷しました。

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GIRL U NEED、WILD BOAR、the MARCY BAND、更には二井原実、寺田恵子とのプロジェクト、西寺実と、精力的な活動を続ける一方、古巣アースシェイカーの看板ヴォーカリストとして、そしてソロ名義と、この人の旺盛な創作意欲には頭が下がります。

一貫して彼が徹底してきたのは、日本語によるHR/HMのカッコ良さを伝えてきた事だと思います。

モダンなアレンジも、歌謡チックな展開も、70年代ハード・ロックへの傾倒ぶりも、全てがヴォーカリストとしての天性のセンスを表現するための手段であって、幅広い音楽性はけっして邪魔にはなっていなかった事がそれを証明していると思います。

本作ではいきなりグランジ、オルタナ以降の90年代メタルの影響、そして極端にヴォーカル・エフェクト処理をしたサウンドも、これまでのイメージを覆すというよりは更なる進化を惜しげも無く晒しているかの様に聴こえます。

ただMARCY本人は、アルバム・タイトル曲で「流れる時代にしがみつく事が出来なくて 不器用は相変わらず」と力強いメロディで歌っていますが、言ってみればこれは生涯ハード・ロッカー宣言とも取れるのではないでしょうか。

かつてのZIGGYも真っ青のグラム・ロック・ナンバー、「愛を飾ろう」や、バラード・シンガーとしての魅力が光る「Thamk you」、80年代マインドが楽しいポップ・メタル、「Pig」、そしてミステリアスでエキゾチックなアレンジがツェッペリンをも思わせる「約束の地」と、バラエティに富んだ内容が飽きさせません。

ここ日本にこの人あり、と思わせるだけの説得力は十分の1枚ではないでしょうか。

2017年7月 3日 (月)

TANK HONOUR AND BLOOD

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元THE DAMNEDという異色のキャリアを持つアルジー・ワード率いるタンクの84年作、通算4作目となったアルバム、「オナー・アンド・ブラッド 旧邦題  血まみれの栄光」、入荷しました。

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MOTORHEADのマネージメントからデビュー、プロデュースはエディ・ファスト・クラーク、トリオ編成のパンキッシュなスピード・メタルと、まさにモーターヘッドの弟分として紹介され、ここ日本では「激烈リフ軍団」と称されたバンドですが、本作ではまるで別バンドの様な展開をしながら、N.W.O.B.H.M.シーン末期に産み落とされた隠れ名盤的な傑作となっています。

前作からツイン・リード体制となっていますが、本作ではアルジーと元WHITE SPRITのミック・タッカーを残し、新たに2人メンバーが入れ替わっています。

やはり元WHITE SPRITのドラムであったグラハム・クラーラン、そしてCHICKEN SHACK、HEADFIRSTと渡り歩いたギタリスト、クリフ・エヴァンスを迎えています。

このエヴァンスは後にポール・ディアノのKILLERSにも参加しているのですが、あのヤニック・ガースが在籍してホワイト・スピリットの元メンバーも含むこのタンクは、実にメイデンと縁深いと言えるのではないでしょうか。

そのメイデンにも通じる長尺の曲を含むこの本作、ドラマティックな構成と哀愁メロディが主体となった正統派メタルと言え、N.W.O.B.H.M.の個性であったスピーディーでキャッチーなリフの伝統を固守した結果、実に質の高いアルバムとなっています。

ポール・ディアノとレミーの中間にあたると思われるアルジーのドス声も、意外にもメロディアスなナンバーでも違和感なくハマっているため、かなり吸引力を持った様式美メタルとしても聴けてしまいます。

8分を超えるオープニング・ナンバー、「The War Drags Ever On」のスリリングな展開は、まるでメイデンとプレイング・マンティスのいいとこ取りをした様な名曲となり、やはり8分近い「Kill」では強烈なフックを持ったコーラスを持ったスピード哀愁メタルとして完成されています。

未発表曲として追加収録された「The Man Who Never Was」は、初期の爆走R&Rチューンなのですが、正直本作の完成度の前では邪魔になっている気がします。

ジャケットに騙されてはいけません。

これは完全なるN.W.O.B.H.M.の総括として聴ける、メロディ優先型メタルの決定盤です。

2017年7月 2日 (日)

GIRLSCHOOL LEGACY

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結成30周年記念となったガールスクールの2008年作、通算11枚目となったアルバム、「レガシー」、入荷しました。

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N.W.O.B.H.M.シーンにおいて妖艶な存在感を放ちながら、本格的な女性バンドとして伝説となった彼女達ですが、分裂、バンド名を変えながら30年、そして現在も現役でいるのは本当に凄い事だと思います。

同期と言える現役のバンドの名を挙げるとすれば、メイデン、サクソン、デフ・レパード等位のもので、それだけでもガールスクールがいかに頑張っているかがわかろうというものです。

07年に若くして他界した初代ヴォーカリスト、ケリー・ジョンソンに捧げられていて、過去のナンバー、「EMERGENCY」、「LONDON」が再演されています。
(ケリーの名前は「Special ghost appearance」としてクレジットもされています。)

また豪華なゲスト陣も見逃せないところで、TWISTED SISTERのJ・J・フレンチ、エディ・オジェダ、ニール・マーレイ、MOTORHEADのレフィル・キャンベル、ロニー・ジェイムズ・ディオ、トニー・アイオミと、凄まじい事になっています。

更にかつて協同名義でシングルをリリースしたモーターヘッドのカヴァ-、「METROPOLICE」ではご本家のエディ・ファスト・クラークが、そして「DON'T TALK ME」では先頃逝ってしまったレミーが参加しています。

パンキッシュなスタイルから、かなりゴリゴリの正当派メタルまで、貫禄だけではなく若々しさまで感じさせるナンバーがズラリと並んでいます。

キム・マコーリフとエニッド・ウィリアムズのタイプの違うツイン・ヴォーカルも、バンドの個性に幅を持たせていて、かなりしなやかなメタル・バンドとしてバリバリの現役感が溢れているのも印象的です。

2017年7月 1日 (土)

DOKKEN DYSFUNCTIONAL

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オリジナル・メンバーでの再結成ドッケンが放った第1弾アルバムで、結果的にはジョージ・リンチが参加した最後の作品となった1枚、「ディスファンクショナル」、入荷しました。

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オリジナルは95年作の「DOKKEN」となり、本作は改題、リミックス、そして追加収録がされた上で再リリースされたというややこしい1枚でもあります。

80年代メタルのキラキラした部分をサウンドで体現していたバンドながら、ドン・ドッケンとジョージ・リンチの音楽的確執は語り草になる程ストレートに伝えられてきましたが、本作におけるこの二人の合体にはどれ程の意味があったのか、ファンにしてみてもなかなか理解が及ばないところなのかもしれません。

完全にビジネスライクなプレイヤーに徹するリンチと、バンドにどうしても拘り時代に向き合おうとするドンの対比、対立は、サウンドからはうかがうのも難しいかもしれません。

グランジ、オルタナの影響というよりは、そのままやってみたとも思えるクールでダークな質感、メロディは高揚感よりもグルーヴを重要視したかの様なものに抑えられています。

LAメタルは確かに時代の空気を如実に表現していたと思いますが、90年代後半のハード・ロック、メタルを的確にプレイする事もこのバンドにとっては必然だったのかもしれません。

優れたバンド・サウンドと、カリスマ性のあるヴォーカリストが、時流とシンクロした本作をつまらないと言い切ってしまうのは、その時代のメタルそのものを否定する事になるのかもしれません。

彼等の輝かしい過去を知りすぎているファンは、きっとあの頃のDOKKENを求める事は彼等自身が一番良く知っていたはずです。

ドンとジョージが手を組んで、ここまでモダンなハード・ロックに仕上げた勇気と覚悟には本当に感服するばかりで、実はするめいか的な味わいのある1枚という事に改めて思い知らされます。

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