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2016年11月の30件の記事

2016年11月30日 (水)

FOGHAT FOOL FOR THE CITY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは75年作、フォガットの通算5作目にして彼等最大のヒット作となった1枚、「フール・フォー・ザ・シティ」、入荷しました。

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ステイタス・クォーと並び、英国の2大ハード・ブギ・バンドとして知られていますが、フォガットはアメリカで絶大な人気を誇る事からもカラッとしたハード・ロック感覚が個性となっていて、本作ではその醍醐味を余すところ無く発揮しています。

ウィリー・ディクスン作、プレスリーやイアン・ギランやロジャー・グローヴァーが在籍していたエピソード・シックスがカヴァーした事でも有名なブルース・クラシックの「MY BABE」、デルタ・ブルースの父、ロバート・ジョンソンの「TERRAPLANE BLUES」のカヴァーも、湿り気を感じさせずにカラッとしたハード・ロックにしてしまうセンスこそがアメリカで受けたのだと思います。

シングル・ヒットした「SLOW RIDE」や、アルバム・タイトル曲等は、アメリカン・ハードとも言えそうな陽気さが心地良く、ツイン・リードの豪快さに思わず体が反応してしまいます。

ラスト・ナンバーの「TAKE IT OR LEAVE IT」では、洗練されたメロウなセンスも披露、これも初期ドゥービー・ブラザーズやサザン・ロック系のバンドが演っていてもおかしくないものとなっています。

ジャケットのすっとぼけた雰囲気はいかにも英国的ですが、70年代アメリカン・ハードとしても聴けてしまう実に爽快な1枚です。

2016年11月29日 (火)

BAD COMPANY STRAIGHT SHOOTER

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは75年作、バッド・カンパニーのセカンド・アルバムとなった1枚、「ストレート・シューター」、入荷しました。

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アメリカでの爆発的な人気に支えられ、「GOOD LOVIN' GONE BAD」、「FEEL LIKE MAKIN' LOVE」の二大ヒット・シングルを含んでいます。

ヒプノシスのデザインによるジャケットもカッコ良く、バンドのスマートなセンスを演出するのに貢献しています。

前作と基本路線はもちろん変わっていないのですが、各メンバーの手による曲がバランス良く配置されています。

それぞれ個性が生かされているだけでなく、かなりポップでメロディアスなバンドである事が本作でよりはっきりしたと思います。

全体の半数以上のナンバーがスロー・テンポ、バラード・タイプであるにも関わらず、ロックを感じさせるのはやはりさすがで、タイトなバンド・サウンドの見事さを象徴しているのではないでしょうか。

特にアルバム・タイトル曲となったおおらかなメロディで歌われる過去のロック・スターへの憧憬や、サイモン・カーク作のポップ・バラード、「Anna」のせつなさが聴きものとなっています。

2016年11月28日 (月)

ANTHEM OVERLOAD

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

アンセムの2002年作、「オーヴァーロード」、入荷しました。

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99年のグラハム・ボネットとの共演により、全メタル・ファンを狂喜させたと言えるアンセムが、前作の「SEVEN HILLS」で完全復活、そして再結成第2弾となったアルバムが本作です。

正統派メタルの伝統を守り続けてきた彼等の命題は、いかに素晴らしいメロディを日本語のメタルとして聴かせるか、という事であったと思いますが、本作ではそのアンセム節が凝縮された形で詰め込まれています。

アグレッシヴになればなるほど、メロディの重要度は薄れていく傾向にある昨今のメタルの状況をまるで無視するかの様に、坂本英三の歌メロは極めてキャッチーで、バンド・サウンドもそれに呼応する的確な表現をしています。

元々器用な曲調を売りにはせず、一本調子にならない押しと重さを貫徹してきたバンドだと思いますが、本作においてどのナンバーにも見られるハッさせられる展開には、かつて洋楽ハード・ロックで感じた興奮を見出す人も多いと思います。

その充実ぶりを代表するインスト・ナンバー、「GROUND ZERO」は、そんな彼等の個性をよりカラフルに演出するギタリストの清水昭男の真骨頂とも言えるものとなり、往年のMSGを思わせる起承転結ぶりが見事です。

2016年11月27日 (日)

SAVATAGE EDGE OF THORNS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

サヴァタージの通算7作目となったアルバムで、彼等にとっては転機作ともなった1枚、「エッジ・オブ・ソーンズ」、入荷しました。

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前作の「ストリーツ・ア・ロック・オペラ」がシリアスなコンセプト・アルバムであったため、プログレッシヴな側面がバンドの個性とした確立されましたが、本作では従来の美しいパワー・メタル・バンドとしてよりメロディの充実が目立っています。

ジョン・オリヴァが本作制作にあたりバンドを脱退、作曲、プロデュースと裏方としてサヴァタージのバックアップに専念しています。

新たに迎えられたヴォーカリスト、ザッカリー・スティーヴンスのそつのないパワー唱法により、過去のサヴァタージ作品と遜色ない完成度を誇っています。

本作リリース後、ジョンの実弟であるクリス・オリヴァが事故により他界という悲劇がバンドを襲います。

結果的に彼の遺作となってしまい、華麗かつキャッチーなギターがこのバンドの個性であっただけに、ファンにとっても本作が特別なアルバムとなりました。

正統派メタル・バンドとして名が上がる事も多い彼等ですが、JUDAS PRIEST直系のメタル色、QUEENからの影響が強いドラマ性、加えてアメリカのバンドらしいカラッとしたダイナミズム、それらがブレンドされた不思議な魅力を言葉で現すのはなかなか困難です。

粒揃いの良曲が詰まった本作も、バラエティに富んでいながら、激しさと美しさの間で彼等特有の美学が貫かれています。

その集大成とも言える美麗な旋律が炸裂する「FOLLOW ME」から「EXIT MUSIC」へとつながれる流れは圧巻で、この2曲を聴くためだけでも必聴の1枚と言えるでしょう。

2016年11月26日 (土)

SEIKIMA-Ⅱ FROM HELL WITH LOVE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

聖飢魔IIの大教典第三弾となった86年作のアルバム、「地獄より愛をこめて」、入荷しました。

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ジェイル大橋在籍時の最後の1枚にもなってしまった大傑作です。

イロモノとしての側面ばかりが取り沙汰されながら、メタル・バンドとして極めて高い音楽性、テクニックがようやく本作により露わになったのでした。

小経典となった「アダムの林檎」、「EL・DO・RA・DO」を含んでいますが、その他の収録曲の完成度も実に優れている事に今更ながらに驚かされます。

基本は正統派メタルとしての様式美を大事にしながら、N.W.O.B.H.M.以降のキャッチーなリフを軸にしているのですが、これ程メロディをしっかりと聴かせてくれるヴォーカリストを擁したバンドはそうそう存在していなかったと思います。

当時はまだまだLOUDNESSやEARTHSHAKERと同じ土俵で語られる事少なかったと思われますが、トータルでは聖飢魔IIの歌メロ、構成力はすでに両バンドを凌駕する部分もあったのではないでしょうか。

確かにメタルの最も極端な部分での表現が前面に出ていたため、ギャグとして受けとめられても仕方のないところもあったのでしょうが、聴かずにおくにはあまりにももったいないメタル・アルバムであったのも事実だと思います。

「移民の歌」へのハッキリとしたオマージュを持ち出しながら、全く別物のメロディアス・ハード、パワー・メタルとして完成させてしまっている「アダムの林檎」等を改めて聴くと、この時期の聖飢魔IIの凄さを感じずにはいられません。

2016年11月25日 (金)

RAINBOW LIVE IN GERMANY 1976

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

90年にリリースされた、レインボーの2枚組ライヴ盤、「虹色魔宴 ライヴ・イン・ジャーマニー 1976」、入荷しました。

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77年リリースの「ON STAGE」という、76年の初来日公演を中心としたロック史に残るライヴ・アルバム名盤がやはり有名だと思いますが、本作は来日直前の76年9月のドイツ3公演を収録したものです。

「ON STAGE」でも一部ドイツ公演の音源が使用されましたが、本作の目玉はトニー・カレイのソロが秀逸な「STARGAZER」、ラスト曲となるアンコール・ナンバー、「DO YOU CLOSE YOUR EYES」が収録された事でしょう。

「STARGAZER」はコージーの最後のステージとなった、グラハム・ボネットによるライヴ音源が有名ですが、やはりこの曲はロニーのものだったという事が良くわかるテイクとなっています。

「DO YOU CLOSE YOUR EYES」は、当時のRAINBOWとしては最もポップなナンバーだと思いますが、中盤の大セッション大会の迫力、終盤のリッチー大先生の得意技であるギターぶっ壊しと思われる模様が生々しく収められています。

リッチー、コージー、ロニーの三頭政治と呼ばれたこの時代、それぞれのその日の調子によって大分変わってくるのもライヴの醍醐味だと思いますが、ジミー・ベイン、トニー・カレイの貢献度もかなり高かったというのが改めて良くわかるのも興味深いところです。

特に名バラードの「虹をつかもう」での、ロニーとジミーのコーラスの絡みは絶品で、「ON STAGE」よりも本作でのテイクの方が美しく聴こえます。

2016年11月24日 (木)

MICHAEL MONROE NOT FAKIN' IT

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

89年作、マイケル・モンローの「ノット・フェイキン・イット」、入荷しました。

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マイケル・モンローのソロ第2弾となったアルバムで、前作がわりとひっそりリリースされた事もありメジャー移籍での本作は一気に盛り上がりを見せる勢いがありました。

当時ハノイ・ロックス待望論がやはり巻き起こり、その中心とも言えたガンズのアクセル・ローズが特にマイケルへのリスペクトを公言、なんと本作収録の「」Dead, Jail Or Rock'n'Roll」のPVで共演まで果たしています。

前作で取り上げたスティーヴ・ベイターの「She's No Angel」の再演、ナザレス等のカヴァーも含みながら、本作ではリトル・スティーヴンの力も借りながらオリジナル曲がとにかく充実しています。

ハノイよりも骨太でキャッチーなパンキッシュなハード・ロック路線が貫徹され、LAメタルがこの人の撒き散らしていた妖しい毒気に引っ張られてきた事を思い知らされます。

盟友ナスティ・スーサイドのゲスト、やはり前作から引き続きイアン・ハンターの参加、HSASで知られるケニー・アーロンソンのゲスト等、マイケルならではの人脈も生かされ、マイペースながら確実な足跡として記憶に残る1枚となっています。

2016年11月23日 (水)

MESSAGE LESSONS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

メロディアス・ハードの隠れ名盤、メッセージの「レッスンズ」、入荷しました。

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元BON JOVIのリッチー・サンボラ、そしてオリジナル・メンバーであったベーシスト、アレック・ジョン・サッチが在籍していたバンドとして有名なMESSAGE。

彼等が82年に残した唯一の音源である6曲入りミニ・アルバム、「LESSONS」は長い間レアとされてきました。

さすがにBON JOVI関連であるだけに、こうして発掘され再発されたのは時間の問題だったと思われますが、それでも実にありがたい事です。

MESSAGEはヴォーカリストであるディーン・ファザーノとリッチーを中心とするメロディアス・ハード系のバンドで、華やかなメロディと爽やかなヴォーカルが個性のバンドでした。

本作の5曲目から10曲目までが82年時の音源で、残る8曲(日本盤のみ収録ボーナス・トラック4曲含む)はディーン・ファザーノのソロ・プロジェクト用のナンバーを中心のものが追加収録されています。

ディーンは後にプログレ・ハード系の名バンド、PROPHETに参加したり、MESSAGEを再始動させる事で更に有名になりますが、メロディアス・ハード・ファンにとっては馴染みの深い人だと思います。

「PESSIMISTIC MAN」はリッチーとディーンの共作曲となり、KANSASやBOSTONを思い起こさせるプログレ・ハード・サウンドが印象的で、若々しいリッチーのプレイも中盤で炸裂しています。

「IS THERE LOVE」はリッチー単独のペンによるバラードで、ソフトで綺麗なメロディは、後にBON JOVIに引き継がれていくものとして興味深く聴ける名曲です。

本作で聴ける追加収録曲のほとんどが、軽く平均点をクリアするメロディアス・ハードの佳曲として素晴らしいものなので、もちろんBON JOVIファン以外の方でも楽しめる好盤となっています。

2016年11月22日 (火)

SOUL SIRKUS WORLD PLAY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ニール・ショーンのサイド・プロジェクトとして結成されたソウル・サーカス名義に唯一のアルバム、「ワールド・プレイ」、入荷しました。

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もちろんJOURNEYでの活動も並行していた中、元々はニールがよりコアなハード・ロック指向を進めたバンド、PLANET US結成からこのソウル・サーカスが生まれた様です。

ニール、ディーン・カストロノヴォのジャーニー組と、サミー・ヘイガー、マイケル・アンソニーのVAN HALEN組が合体したこのPLANET USは、サミー・ヘイガーのヴァン・ヘイレン復帰により計画が頓挫してしまいます。

尽きる事の無いハード・ロック欲に諦めがつかなかったのか、新たにジェフ・スコット・ソート、そして強力なリズム隊の二人、マルコ・メンドーサ(BLUE MURDER)、ヴァージル・ドナティ(PLANET X)を迎え、本作が誕生しています。
(当時はニールの寵愛を一身に受けていたディーンは、プライベートな理由で自ら離脱した様です。)

結果、これまでHSAS、BAD ENGLISH、HARDLINE等でジャーニー以外でもハード・ロッカーぶりを顕示してきたニールですが、最もメタリックでヘヴィなサウンドを展開してくれています。

このメンバーならでは、という側面が大きいのでしょうが、後に一時的にジャーニーに参加したジェフのパワフルなヴォーカル、幅広い下地を持つリズム隊二人の強力なボトムにより、弾きまくるギターもかつてない程暴れまくっていると思われます。

この豪華なメンバーの個性を生かした遊び心もなかなか憎いアルバムで、メンドーサの超絶ベースが跳ねまわるインスト曲や、ジェフのヴォーカルが堪能できるアカペラ・ソング(どこかで聴いた事があると思えるのですが、あの「We Are The World」でのスティーヴ・ペリーのソロ・パートを意識的に流用している様に思えます)、曲名ずばり「JAMES BROWN」でのファンキー大会等、飽きさせない構成が見事です。

プログレ・ハード、メロディアス・ハード色は皆無、かなりピュアなハード・ロック・アルバムとなっていて、ヴォリューム満点、聴き応え十分な1枚だと思います。

サミー・ヘイガーが歌ってもピッタリと思える豪快なアメリカン・ハードから、ブリティッシュ臭漂う70年代的アプローチ、そしてスティーヴ・ペリーにも歌わせたい情緒過多にならないバラード等、JOURNEYファンよりはむしろ正統派ハード・ロック・ファンにオススメできる力作です。

2016年11月21日 (月)

ANTHEM DOMESTIC BOOTY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは92年作、アンセムの通算7作目となったアルバム、「ドメスティック・ブーティ」、入荷しました。

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激動期にあったHR/HMシーンの中で個性とプライドを守った力作となった1枚です。

脱退した中間英明の代わりに、当時20歳の新人であった清水昭男が加入、パワフルかつ鋭いエッジを持ったギターがアンセムを若返らす事に成功しています。

残念ながらこれ程優れたメタル・アルバムを残しながら、バンドは本作を最後に一旦解散してしまいますが、当時の厳しい時代の中にあっては致し方無いと言うしかありません。

プロデュースにはクリス・タンガリーディスを迎え、91年にあのジューダスの「PAINKILLER」で見せた徹底したメタリックなサウンド・プロダクションを展開してくれています。

さらにドン・エイリーをゲストに迎え、彼のドラマティックなプレイを全編にフィーチャーした小インスト、「BLOOD SKY CRYING」はまさに圧巻で、不思議な事にドンが不在であった「DOWN TO EARTH」以前のRAINBOWを思い出さずにはいられません。

パワー・メタル然としたナンバーでも日本語の乗りは理想的と見られ、森川之雄のヴォーカルも圧倒的な存在感を放っています。

低音ガナリ型のシャウトに好き嫌いが分かれるのかもしれませんが、グラハム・ボネットとジョー・リン・ターナーの中道を行くタイプとも思われ、日本では稀有な個性を持っているヴォーカリストと言えるのではないでしょうか。

余計なスロー・ナンバーは一切無し、ストイックながらもメロディの構成にも妥協無し、全曲が胸を熱くし拳を握らせる勢いを持っているアルバムだと思います。

2016年11月20日 (日)

PHILIP LYNOTT THE PHILIP LYNOTT ALBUM

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年作、ソロ名義としては第二弾となったフィル・ライノットのアルバム、「ザ・フィリップ・ライノット・アルバム」、入荷しました。

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ダーレン・ワートン、ミッジ・ユーロ、スコット・ゴーハム、ブライアン・ダウニーといったシン・リジィ組、ジミー・ベイン、ヒューイ・ルイス等の顔馴染みを迎えながら、前作同様バラエティに富んだ内容となっています。

その他にもダイアー・ストレイツのマーク・ノップラー、元キング・クリムゾンのメル・コリンズ、ゴングのピエール・ムーラン等、畑違いのゲストも意外でした。

元々メロディ・メイカーとしてのセンスが非常に優れていた人ですので、ここでもAORにも近いアダルトなメロディが当時の最新型サウンドとしてアレンジされている感があります。

特に本作で目立つのは、同時代のNEW WAVE、エレ・ポップ・シーンへの接近で、この人がポップ・フィールドの動向を細かくチェックしていた様子が覗えます。

ミッジ・ユーロとの共作となった「YELLOW PEARL」に至っては、まさにリジィとULTRAVOXの合体といったユニークなサウンドとなり、フィルの声が無ければ完全なる80年代NEW WAVEとして成立してしまっています。

やはり今は亡き名プレイヤーにして名ソングライターであったジミー・ベインとの共作も素晴らしく、二人のタッグとなった「OLD TOWN」は流れる様なピアノが印象的な哀愁ブリティッシュ・ポップ・ソングとなっています。

やはりこの二人の共作である「ODE TO LIBERTY」では、マーク・ノップラーがこの人ならではのギターで参加、フィルの歌い回しもダイアー・ストレイツを感じさせるのもご愛嬌といったところでしょうか。

愛娘に捧げたと思われる「CATHLEEN」ではヒューイ・ルイスがハーモニカで大活躍、メロウな旋律を盛り上げてくれています。

本作中最もリジィに近いと思われるナンバー、「DON'T TALK ABOUT ME BABY」でも、打ち込み系サウンドを採用し、特徴的なメロディ・センスを持つフィルの音楽性がよりカラフルに拡がっているのが実に興味深いところです。

時代はN.W.O.B.H.M.シーンが隆盛期を迎えていた頃で、ベテランがこうした実験性を持つソロ作をリリースするのにはかなり勇気が必要だったのではと勘ぐってしまいます。

特に当時のTHIN LIZZYはオールドウェイヴとして見られていた時期で、多くの新勢力の前では存在感も薄れていただけに、フィルの複雑な心境も垣間見える気がしてなりません。

本作での充足感、そしてポップ過ぎる作風への反動が、この後すぐにリリースされたシン・リジィでのラスト作にして最高傑作、「サンダー・アンド・ライトニング」へ反映されたのではないでしょうか。

2016年11月19日 (土)

CACTUS CACTUS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは70年作、アメリカン・ハードの礎となった名盤でもあるカクタスのデビュー作、「ファースト・アルバム」、入荷しました。

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ヴァニラ・ファッジの解散後、カーマイン・アピスとティム・ボガートはジェフ・ベックと合流しトリオ編成の新バンド結成を画策しますが、ベックの交通事故により計画は流れてしまいます。
(ご存知の様に、73年にはベッグ・ボガート&アピスとして実現します)

仕方なくアピス・ボガート組は、元デトロイト・ホイールズのラスティ・ディ、ジム・マッカーティとカクタスを結成、ベックへの恨み節なのか、徹底したブリティッシュ・ハードへの対抗心を熱く爆発させています。

ヴァニラ・ファッジでもシュープリームスの「キープ・ミー・ハンギング・オン」を大ヒットさせていますが、ここでもモーズ・アリスン、ボー・ディドリーのナンバーをカヴァーしています。

但し圧倒的なスピードと、火花が散る様なバンドの凄まじいバトルで押し切られ、当時のツェッペリンをもなぎ倒すかの如くの勢いが見事です。

以降もKING KOBRAやBLUE MURDER等で、HR/HM界で重鎮としての存在感を示し続けるカーマイン・アピスのドラムがとにかく凄いの一言で、まさに彼のパワー・スタイルはここが基本となっていたのだと思います。

古典的なブルースも交えながら、正統派ブリティッシュ・ハードとしてのサウンドが展開されているのですが、どこかカラッとした印象も残るのはやはりアメリカンというなのでしょう。

炸裂するハードなリフと、後半の強烈なドラム・ソロがあまりにもカッコいい「FEEL SO GOOD」こそ、HEAVY METALの原点であると言っても過言ではないと思います。

2016年11月18日 (金)

YNGWIE MALMSTEEN FIRE & ICE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

イングヴェイのポリドールからエレクトラへ移籍した第一弾となり、かなりの意気込み溢れる内容となった92年作のアルバム、「ファイアー・アンド・アイス」、入荷しました。

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今更と言える程有名な1枚ですが、日本では初のオリコン1位を記録したアルバムで、その後の安定した人気を確立していますが、何故かそれ程評価が高くないのも特徴的な1枚です。

当時はまだ「光速のブタ野郎」と愛情を込めて呼ばれてはいなかったと思いますが、そろそろ天才らしいとも言えるその人間性が問われる時期でもあったのだと思います。

自由奔放に弾きまくる姿に圧倒されつつも、次々とメンバーを切り捨てていく傍若無人ぶりがこの人のイメージを固定化したいった事が、ピュアなメタル・ファンには受け付けられない事が本作への評価に繋がっているのかもしれません。

内容的にはかなり真摯に頑張っているものだと思うのですが、やれる事全部やりました的なハリキリ具合が若干お腹いっぱいといった印象を残します。

それでも超ポップ展開をした「Teaser」、哀愁節全開の「Cry No More」、スピード・チューンの正統派メタルとなった「Forever Is A Long Time」、80年代型のキャッチーが新鮮なアルバム・タイトル曲等、実に優れたナンバーが揃っているだけに、本作をとても駄作と言える事はできません。

ただ実はこれらのナンバーが優れているのは、ヴォーカリスト、ヨラン・エドマンの歌唱に頼る部分が大きいと思えるのです。
(すでにこの頃は、日本ではゲランの読み方ではなく、ヨランに統一されていた様です。)

彼を本作限りで切ってしまった事が、個人的にはかなり大失敗だったと考えているのですが、ヨランがその後スウェーデンの渡り鳥シンガーに化してしまった事も不憫に思えてなりません。

いずれにしても超絶インスト曲よりも、圧倒的にヴォーカル曲の完成度が高いアルバムには違いなく、インギー作品としてよりも高性能HR/HMアルバムとして楽しむのがベストなのかもしれません。

2016年11月17日 (木)

BLACK LABEL SOCIETY HANGOVER MUSIC VOL.6

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ザック・ワイルドのライフワークとして定着したBLSの通算5作目のスタジオ・アルバムで、ライヴ盤も含めるとVOL.Ⅵとなった、「ハングオーヴァー・ミュージック vol.6」、入荷しました。

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サバスとサザン・ロックから受け継いだ遺伝子を、爆音型リフで埋め尽くす彼の持ち味は本作では封印され、ブラック・レーベル・ソサイアティの最もメロウな部分、そしてザックのメロディ・メイカーとしてのセンスが詰め込まれたサウンドが詰められています。

オジーの元を離れ、プライド・アンド・グローリー名義のアルバムを1枚リリース、その後BLS結成と向かう前に唯一のソロ名義で発表された96年作のアルバム、「Book Of Shadows」に次ぐバラード集第2弾と言えるアルバムで、実際ザック自身が「Book Of Shadows」のエレクトリック版を聴いてみたいというファンの要望に応えたものとして位置付けている様です。

アコースティック・バラード・アルバムといった趣が強かった「Book Of Shadows」に比べ、本作は確かにメタリックかつエモーショナルなものとなっています。

ピアノの弾き語りによるプロコル・ハルムの名曲、「青い影」には意表を突かれますが、ザックのソウルフルかつパワフルなヴォーカリストとしての味わいも強調され、彼が優れたマルチ・プレイヤーである事を改めて思い知らされます。

彼のキャリア中最もロマンティックとも思われる「Yesterday, Today, Tommorow」、ドラッグの過剰摂取で他界したアリス・イン・チェインズのヴォーカリスト、レイン・ステイリーを歌った「Layne」、レイドバックしたセンスが絶妙な涙を誘う名曲、「Woman Don't Cry」等々、美しくも激しいメロディ集となっています。

男性にとっては酒と煙草、そしてこのアルバムがあれば、おそらく多くの人が俗世間のわずらわしさから解放される事必至と思われ、女性にとっては男臭さの裏に隠れる優しさ、涙もろさを愛おしく思えるのではないでしょうか。

2016年11月16日 (水)

SIXX:A.M. THE HEROIN DIARIES SOUNDTRACK

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

シックス: A.M.の2007年作にして彼等の第1弾アルバムとなった、「ザ・ヘロイン・ダイアリーズ・サウンドトラック」、入荷しました。

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MOTLEY CRUEが解散宣言をした中、メンバー中最も精力的な活動を続けていると思われるニッキー・シックスのプロジェクト、SIXX: A.M.への期待を持つ人は多いと思います。

ニッキーの凄まじい80年代後半の日記を元に書かれた「The Heroin Diaries: A Year in the Life of a Shattered Rock Star」は、誰もが想像していたロック・バンドの一面ながら、衝撃的な内容が話題となりました。

モトリーという際立った存在をいたずらに神格化する事なく、文字通り生き抜いてきた華やかなスター街道と退廃した荒野をまざまざと見せつける事となったわけです。

圧倒的な音量とエンターテインメント性で、その両極端の世界を演じてきたのがモトリーだとしたら、ニッキーのソロ・プロジェクトは生々しい姿を忠実に音として紡ぐ作業だったのでは、と思えます。

「Net Tattoo」でソング・ライターとして参加していたジェイムス・マイケル、ガンズでの活動も並行しているギタリスト、DJアシュバと共に、時にダークに、時にソフトに、モダン・ロックの体裁を取りながらメタリックなエッジはやはり残しています。

ドラッグ中毒、というある意味ドラスティックな経験はなかなか一般人には理解し難いものだと思いますが、本作が時代性を伴ったロック・アルバムとして機能しているのは、ニッキー・シックスというアーティストの妖しくも優れた資質によるからだと確信できる1枚です。

2016年11月15日 (火)

HEAVY PETTIN' ROCK AIN'T DEAD

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは85年作、N.W.O.B.H.M.の申し子的なバンドであった5人組、ヘヴィー・ペッティンのセカンド・アルバム、「ロック・エイント・デッド」、入荷しました。

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彼等は80年代に3枚のアルバムを残し消滅してしまいますが、時代の徒花として散るには実にもったいない魅力を持っていたと思います。

83年作のデビュー作は、QUEENのブライアン・メイがプロデュースを担当した事でも話題になり、彼等に対する期待も大きかったと思われます。

N.W.O.B.H.M.特有の疾走感、華麗なツイン・リード、適度なくキャッチーさとSAXONのビフ・バイフォードを甘くした様なヴォーカル、そして全員が整ったルックスという事も有り、確かに次世代の大物感はあった気がします。

前作がデフ・レパードで例えるなら「High 'n' Dry」、そして本作は「Pyromania」に相当するものと言えるでしょう。

メロディの飛躍的進化や本格的なアメリカン・マーケット指向における類似点ではなく、まさにこのアルバムは「Pyromania」を下敷きにしている事が悲劇的にも思えます。

各曲に透けて見えるデフ・レパード節、ジョー・エリオットに近づいたヴォーカリストの歌いまわしの変化、コーラスの多用だけでなくリフまでもが「炎のターゲット」そのものという怪しさは、痛々しいを通り越して痛快感さえ覚えてしまいます。

はっきり言ってしまえば、「Pyromania」のどの曲を意識しているでしょうか?、とクイズを連続で出されている思いをさせられる程のインパクトが在るわけです。

同時代のタイガース・オブ・パンタンがやはりデフ・レパード化に失敗していますが、彼等の場合は突き詰め方の中途半端さが仇になったと思われます。

このヘヴィー・ペッティンはそんな失敗例をお手本にしたのか、随分と思いきった事をしたと逆に感心してしまいます。

ただパクリと断定するには躊躇してしまう構成力、メロディ・メイカーぶりが目立つため、素直に楽しめてしまえるのは確かなので、80年代メタルが好きな方には強くオススメしたい1枚であるのは確かです。

あざとい手腕が嫌味にならない程度に爽快に聴こえるのは、やはり歌メロの良さなのかもしれません。

個人的には「HEART ATTACK」や「WALKIN' WITH ANGELS」、といったナンバーのハード・ポップ・センスには個性的なものを感じるのですが、この辺を突き詰めてくれていたらバンドの運命も変わっていたのかもと考えると、実に惜しい気がします。

2016年11月14日 (月)

DREAM THEATER AWAKE

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ドリーム・シアターの94年作、「アウェイク」、入荷しました。

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彼等1_000000001528のサード・アルバムとなった1枚で、プログレッシヴ・メタルという一見マニアックなジャンルをメジャー・シーンに伸し上げた感のある力作です。

特に日本では高い人気を得たのは、その卓越したテクニック、練りこまれたメロディ、更に知性を感じさせる彼等の美学があったからだと思います。

前作の「Images And Works」では流麗なメロディとキャッチーさが同居した事により、美メロ愛好家にも大注目されましたが、本作ではいきなりヘヴィなナンバーが怒涛の如く展開していきます。

80年代的なアプローチが残っていた前作から、90年代のグランジ、モダン・ヘヴィネスを通過したサウンドへの転換というよりも、強力なヴォーカリスト、ジェイムズ・ラブリエの達者ぶりを前面に押し出したと言える進化と言えると思います。

かなりメタリックな質感が強いのも確かですが、美しいメロディ・センスは相変わらずで、変拍子に次ぐ変拍子という個性もより強化されています。

本作制作途中で脱退を表明したキーボードのケヴィン・ムーアを含め、各メンバーのスリリングなバトルも随所で鳥肌もののダイナミズムを伴っています。

RUSHのファンを多く取り込んでいたイメージもある彼等が、本作で一気にメタル寄りの層を獲得したのは間違いなかったのでは、と思えます。

2016年11月13日 (日)

FOREIGNER CLASSIC HITS LIVE

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ルー・グラム在籍時のフォリナーの、唯一のオフィシャル・ライヴ盤、「クラシック・ヒッツ・ライヴ」、入荷しました。

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彼等の輝かしいキャリアを考えると、ライヴ・アルバムが少ないのは意外なのですが、本作は77年から85年までの音源をまとめたものである事から、ライヴ収録はまめにしていたのだと思われます。

彼等は確かに寡作なバンドであり、特に初期は元キング・クリムゾンのイアン・マクドナルドを擁していたため、BOSTONの様にレコーディングに時間を掛け、サウンドに拘る技術指向のバンドに思われてしまうのでしょうが、実際はハード・ロックのダイナミズムを重要視したライヴ・バンドで合ったと思います。

テクニックよりも個性的なメロディを作り出す事に長けていたミック・ジョーンズと、R&Bからの強い影響を受けたルー・グラムの味わいが強力な二本柱となり、ギミック抜きのロック・バンドであったはずなのに、どうもビッグ・セールスばかりが語られる事で彼等のイメージも一人歩きしていた部分が大きいと思います。

そういう意味では本作で披露されているバディ・ホリーの「NOT FADE AWAY」のカヴァーが新鮮で、フォリナーというバンドの素顔を垣間見れるのは興味深いところです。

彼等の最も有名な2大ヒット曲、「WAITING FOR A GIRL LIKE YOU」、「I WANT TO KNOW WHAT LOVE IS」にしても、同時代のJOURNEYやSTYXと比べると、けっして情緒過多、大仰とは言い切れないと思います。

実なシンプルなバンド・サウンドの中で、いかにメロディとヴォーカルを聴かせるか、という事に力を注いでいたのでは、とも思えてしまいます。

また古典的なロックイズムとも言えるマッチョなイメージ、大人の男女のストーリーの歌詞世界は、やはり同系として挙げられるプログレ・ハード勢の様式美とは全く違う色合いを持っています。

フォリナーはもっとストレートで、激情的なバンドであったはずで、それがライヴでのワイルドな姿にも現れているのかもしれません。

日本では産業ロックという言葉で常に批判の対象として見られてきたわけですが、実は最も古いタイプのロック・バンドであり、メロディが優れているが故に歪んた受け取られ方をしてきたバンドであったのは悲劇でもあると思いますが、ライヴでの肉体的な質感はハード・ロックそのものであったのではないでしょうか。

2016年11月12日 (土)

FORBIDDEN TWISTED INTO FORM

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オリジナルは90年作、ベイエリア・スラッシュの一角を担っていたフォビドゥンのセカンド・アルバム、「トゥイステッド・イントゥ・フォーム」、入荷しました。

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インパクトの強いアルバムをリリースしていながら、彼等の活動は長いものではありませんでした。

むしろ数々の優れたプレイヤーを輩出したバンドとして有名かもしれません。

オリジナル・メンバーのロブ・フリンは、マシーン・ヘッドを結成して名を上げ、本作でも強力なドラムを繰り出しているポール・ボスタフはデイヴ・ロンバートの後任としてスレイヤーに参加し、「ディヴァイン・インターヴェンジョン」で一気に超絶ドラマーとして有名になります。

また同期と言えるテスタメントへ移動したメンバーも擁しており、いわばベイエリア・クランチの名門バンド的な存在だったのかもしれません。

デビュー作からメンバー全員の高度なテクニックが評価され、かなり期待されていたのですが、メタル・シーンの激動期に多くのスラッシュ・メタルがグランジの波に乗ろうとした結果つぶれていったのと同様、彼等もまた時代に翻弄されたのかもしれません。

本作でも超絶テクと、ラス・アンダーソンの驚異的なヴォーカルが一気に聴かせてくれます。

ロブ・ハルフォードの影響下にあるヴォーカリストはスラッシュ界では珍しい存在だと思いますが、一瞬あの「ペインキラー」をも彷彿させる本作、今聴いても邪悪な魅力たっぷりの力強い1枚です。

2016年11月11日 (金)

JOHN NORUM TOTAL CONTROL

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「THE FINAL COUNTDOWN」で世界的に大成功をしたEUROPEを脱退したジョン・ノーラム、その動向が注目されていた中でリリースされた初ソロ・アルバム、「トータル・コントロール」、入荷しました。

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日本でも人気の高かったヨーロッパだけに、当時の宣伝叩き文句は「俺のギターには金玉がついている」と、かなり思いきったものとなりました。

ベビーフェイスのジョンと、この何を血迷ったのかロック史上に残る珍コピーのギャップにも驚くのですが、本作の内容も意外なものだったかもしれません。

ゲイリー・ムーアを崇拝する彼のプレイは、北欧メタルというよりは完全なるブリティッシュの翳りを前面に押し出したものとなり、ヴォーカルもゲイリーを甘くした様な味わいを持っています。

イングヴェイを支えたベーシスト、マルセル・ヤコブとの共作によるメロディは伝統的ブリティッシュ・ハードをメロディアスに磨き上げた統一感があり、ブルージーな味わいも見れるもののあくまでメロディあはりアス・ハードとして聴けてしまうものとなっています。

やはりイングヴェイの元で名を上げたヴォーカリスト、ヨラン・エドマン、220 VOLTのピーター・ヘルマンソン等のゲストを迎えての手堅いバンド・サウンドの中、主張をし過ぎないながRも、ギタリストとして確実にパワフルで湿っぽい個性を魅せてくれています。

完全なるゲイリー・ムーア風バラード、「TOO MANY HEARTS」や、そのゲイリー熱を隠そうともしないインスト、「IN CHASE OF THE WIND」、THIN LIZZY繋がりのジョン・サイクス風にも聴こえる「WE'LL DO WHAT IT TAKES TOGETHER」、もろにWHITESNAKEとなった「BLIND」等、多くのハード・ロック・ファンをニヤリとさせる部分もご愛嬌でしょうか。

その中でも初期EUROPEの北欧感を残す「ETERNAL FLAME」は秀逸で、ジョンの「SEVEN DOORS HOTEL」での衝撃を思い起こさせてくれます。

確かに太く激しい速弾きソロには惹きつけられるのですが、この人の個性は泣き節での切れ味にもあると思われ、こうしたブリティッシュ指向はその持ち味を引き出す事に成功しているのではないでしょうか。

ボーナス・トラックとなった「WILD ONE」はもちろんシン・リジィのナンバーなのですが、ヴォーカルもしっかりフィル・ライノットを意識しています。

こうした素直さ、健気さに実に好感が持ててしまいます。

果たして「金玉」というキャッチコピーが妥当だったのか、個人的には「生粋のロック・ファン」であったジョンの人柄が滲み出ている傑作だと思います。

2016年11月10日 (木)

NEW ENGLAND 1978

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ニュー・イングランドのコンピレーション盤、「1978」、入荷しました。

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79年にデビュー、81年までに3枚のアルバムを残し、短命に終わったこの幻の名バンドと呼ばれ続けたニュー・イングランドは、以降のポップ・メタル史において重要な存在として再評価が高まりました。

83年にグラハム・ボネットがアルカトラスを結成しますが、その時のキーボード、ベーシストが、このニュー・イングランドのジミー・ウォルド、ゲイリー・シェアだった事はあまり重要視されませんでしたが、アルバム毎にその音楽性を変化させたアルカトラスを器用にハンドリングしていたのはグラハムではなく、実はこの2人だったと言っても過言ではない気もします。
(イングヴェイ、ヴァイという超個性が存在していたのももちろんなのですが・・・)

いずれにしてもNEW ENGLANDは、当時のシーンでは非常に変わった存在であったのには違いないと思います。

STYX、BOSTON、KANSAS等のプログレ・ハード勢と比較される事が多かったのですが、そのメロディはあまりに甘くポップで、ファーストではKISSのポール・スタンレーに高く買われプロデューサーを引き受け、KISSの前座にまで採用されていますが、HR/HMとするにはメロトロン、シンセサイザーの多用、綺麗なコーラス・ハーモニーがあまりにもプログレッシブで合ったのでした。

その中途半端とも言える音楽性のユニークさこそが、このバンドの最大の魅力であったわけですが、本来はもっとそのメロディの素晴らしさが褒められるべきだと思います。

本作はファースト、セカンドのデモ・ヴァージョンとなった音源、更にはオリジナル・アルバム未収録曲が含まれたコンピレーションなのですが、その生粋のメロディ・メイカーぶりに改めて驚かされます。

特に未発表曲となった3曲、「CANDY」、「I WILL BE THERE」、「EVEN WHEN I'M AWAY」が素晴らしく、アメリカのバンドでありながら、ビートルズ、ELO、QUEENを思わせる伝統的ブリティッシュ・ポップ・センスを強く感じさせるものとなっています。

チープ・トリックやイナフ・ズナフ等、同類のバンドも彷彿させるのですが、このニュー・イングランドは更にシンセ寄り、そして華麗なハーモニーを前面に押し出したドリーミーなサウンドであったと思います。

プログレ・ハード、ハード・ポップと呼ぶ事も容易なのですが、むしろ英国ポップの正統後継者的バンドであったという事なのかもしれません。

2016年11月 9日 (水)

THE SNAKES ONCE BITTEN...

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98年作、ザ・スネイクスの「ワンス・ビトゥン...」、入荷しました。

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元WHITESNAKEのバーニー・マースデン、ミッキー・ムーディーが再び手を組んだ事で話題となったスネイクスのファースト・アルバムです。

元々THE MOODY MARSDEN BANDという名でWHITESNAKEのカヴァーを中心にライヴ活動をしていた様ですが、本作からバンド名を変え、全曲オリジナルによるスタジオ・アルバムでデビューとなりました。

マースデンがノルウェーに滞在していた時に知り合ったというヨルン・ランデをヴォーカリスト、リズム隊二人もノルウェー人という構成ですが、ここで聴かれる音はまさにデヴィッド・カヴァーデイルが金髪になる前のホワイトスネイクを彷彿させるものとなっています。

ヨルン・ランデはその後数々のプロジェクトに参加し、イングヴェイのツアー・メンバーとしても有名になりましたが、当時の彼はTNTが解散時であった頃にロニー・ル・テクロが結成したバンド、VAGABONDで活動していて、その縁もあってか本作はロニーがプロデュースを担当しています。

そしてそのヨルンの声は、多くのカヴァーデイル・ファンを惹き付ける程の声の持ち主で、ソング・ライティングはかつてのWHITESNAKEのギタリスト二人という最高の組み合わせが実現した事により、当然の事ながら出てくる音は白蛇以外のなにものでもないわけです。

70年代のホワイトスネイクよりも、むしろ「SLIDE IT IN」時代を思わせるメロディが目立ちます。

まさにムーディー・マースデン組が脱退した「SAINTS & SINNERS」の後にリリースされたアルバムとして聴いてもおかしくないと思われます。

バンドは本作リリース後にライヴ・アルバムを発表しますが、残念ながら分裂してしまい、その後ムーディー・マースデン組はTHE COMPANY OF SNAKESとして再出発し、本作で確立したWHITESNAKE魂を継続して聴かせてくれています。

一本調子にならないヴォーカルと歌メロ、更にバラードの枯れ具合も見事で、WHITESNAKEファンにはもちろん、ブリティッシュ・ハードをこよなく愛する方にも楽しめる1枚です。

2016年11月 8日 (火)

BON JOVI CRUSH

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ボン・ジョヴィの2000年作、通産7作目となったアルバム、「クラッシュ」、入荷しました。

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彼等が留まる事を知らないモンスター・バンドとして、また一皮剥けた凄みを見せた1枚です。

彼等が多くの80年代組と大きく違っていたのは、大衆性を知り尽くしたメロディはもちろん、ロック・バンドとしてビジネス戦略が巧みであった事、またアイドル的人気が先行していたにも関わらず、積極的に社会に関与し、ロック的なストーリーとは真逆とも思える青臭さの脱却、成長と成熟をきちんと見せていた事だと思います。

「It's My Life」に登場するトミーとジーナは、言わずと知れた「Livin' On A Prayer」の登場人物であり、彼等を再登場させた事により過去の焼き直しではない新生面を切り開く事に成功します。

鋼の様に強い筋肉で固められたポジティヴな歌詞と、ポップ・アイドルのヒット曲を手掛けてきたマックス・マーティンとの大胆なコラボにより、新世代のファンをも取り込むポップ・アイコンとなるわけです。

この1曲が象徴している様に、ボン・ジョヴィというバンドが80年代の喧騒を正しく理解し、激変したロック・シーンの中で新たな立ち居地を確保する能力に長けていた事が明確になった気がします。

コアなロック・ファンからは敬遠され、ポップ・ファンからはヒット・シングルのみ良く知られているという現状は確かにあるかもしれませんが、80年代、90年代とトップに君臨し、21世紀においても世界有数のビッグ・バンドとして活躍する存在を、売れているというだけの理由で批判するのはナンセンスだと思います。

みんな大好き、というポップ・ミュージックは数え切れない程存在すると思いますが、HR/HMシーンから登場してきた彼等は珍しいケースではないでしょうか。

実はメロディ・センスは古典的でありながらも、バラエティに富んだナンバーと計算されたサウンド・プロダクションで圧倒的な説得力を持たせる事で、それを実現してきた、と個人的には考えます。

2016年11月 7日 (月)

DUFF McKAGAN BELIEVE IN ME

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オリジナルは93年作、ガンズ・アンド・ローゼズの「ユーズ・ユア・イリュージョン」に伴うツアーの合間を縫って制作がされた、ダフ・「ローズ」・マッケイガンの初ソロ作、「ビリーヴ・イン・ミー」、入荷しました。

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当時のメンバー中、最もパンキッシュでありながら、マルチ・プレイヤーとしての才能が発揮された意欲作になりました。

ジャケットの雰囲気からもパンク一辺倒のサウンドが予想されましたが、実にバラエティに富んだ内容です。

ベースはもちろん、ギター、ドラム、キーボードをこなし、味のあるヨレヨレ・ヴォーカルも披露しています。

レニー・クラヴィッツを迎えたエアロスミス真っ青のグルーヴ、ラップも披露しているタイトルもずばり「Fxxk You」、ジェフ・ベックが参加したファンキー・チューン、そしてメロウすぎるバラード等、メロディ・メイカーとしてのセンスも改めて思い知らされます。

アクセルを覗いたガンズのメンバー、SKID ROWからセバスチャン・バック、デイヴ・スネイク・セイボ等がゲスト参加し、華を添えています。

フォーキーなナンバーでは、どこかディラン風のヴォーカルも味わいがあり、飽きさせずに一気に聴かせてくれます。

2016年11月 6日 (日)

SWEET GIVE US A WINK

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オリジナルは76年作、ポスト・グラム期と呼ばれた時代に突如として変異したスウィートが放った重要作、「ギヴ・アス・ア・ウインク 甘い誘惑」、入荷しました。

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彼等は元々アイドル・グループとして売り出され、バブルガム・ポップ・バンドの代表格として一時人気を誇っていました。

スージー・クアトロやMUD等、英国のポップ・シーンの甘さと妖しさを演出してきたマイク・チャップマン&ニッキー・チンがスウィートを手掛けてきましたが、バンドは本作から彼等の手を離れ、元々持っていたハード・ロッカーとしての資質を爆発させています。

その最たるナンバーが「FOX ON THE RUN」であり、「ACTION」だったわけです。

QUEENが「ボヘミアン・ラプソディ」で猛威を振るう中、SWEETはこの2曲で存在感を見せつけ、見事再生、復活したのでした。

以降のHR/HMシーンに彼等が残した影響は計り知れないものがあり、カヴァーされた回数も数え切れないものとなっているのは良く知られていると思われます。

この2曲に限って言えば、これまでDEF LEPPARD、SCORPIONS、BLACK 'N BLUE、STEVE STEVENS ATOMIC PLAYBOYS、RAVEN、GIRLSCHOOL等々が取り上げてきましたが、おそらくもっとカヴァー・ヴァージョンが存在すると思います。

華麗なコーラス、グラマラスなギターとヴィジュアル、シンセを加えたキラキラ・サウンドは、前述のQUEENをも思わせながら、パワー・ポップ、ハード・ポップ、そしてグラム・ロックに通じる毒々しいとも言えるキャッチーさに溢れています。

ド派手さとハード・ロックのダイナミズムをこうしたポップなセンスでまとめる手腕は、確かに80年代メタルがお手本としてきたのは納得できるところです。

ユニークなのは、「LADY STARLIGHT 星あかりの女」において、すでにボウイのクラシック・ナンバーとなっていた「LADY STARDUST」を強く思わせるのですが、ボウイの退廃的なセンスとは異なり、以降のパワー・バラード的な取り組み方を見せている点でしょう。

こうしたいかがわしさと器用さこそが、まさに時代とマッチング、バンドの最大の個性に繋がっていったのだと思います。

2016年11月 5日 (土)

THE RUNAWAYS THE RUNAWAYS

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オリジナルは76年作、ガールズ・バンドの草分け的存在として知られるランナウェイズのデビュー作、「チェリー・ボム 旧邦題 『悩殺爆弾~禁断のロックン・ロール・クイーン 』」、入荷しました。

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ジョーン・ジェット、リタ・フォード、シェリー・カーリーを輩出したバンドとして有名ですが、当時も現在もキワモノ的バンドとして認知されているのが残念出なりません。

特にシェリーの(チェリーとかシュリーとかの日本語明記も存在していました)コルセットとガーター・ベルトという過激なヴィジュアル、煽情的かつ挑発的なステージ・アクションで日本でも爆発的人気を誇っていましたが、金髪のセクシー・アイドル系の扱いをされていた気がします。

当時の凄まじい邦題もセンセーショナルな売り方をしていた象徴とも思われますが、かつてこうしたバンドが存在していなかった事を考えると致し方ないところなのかもしれません。

音楽的にはもっと再評価がされるべきで、かなり本格的なハード・ロック・バンドであったのだと思います。

アティテュードやその後のジョーンの大ブレイクも手伝い、パンク・バンドとしても語られる事がありますが、アリス・クーパーやKISS、BOC等のDNAをしっかり受け継ぎ、王道アメリカン・ハードを平均年齢16歳という若さでしっかりモノにしていた気がします。

外部ソングライターや彼女達を売り出したキム・フォーリーの曲、そしてThe Velvet Undergroundのカヴァーの他はメンバー自身の手が加わったオリジナル曲という内容は、今聴いてもゾクゾクする妖しさがプンプンしています。

ハード・ロッカー気質のリタのヘヴィなギターと、すでにヴォーカルでパンキッシュなスタイルを確立しているジョーンの個性が融合しているのも、このバンドのユニークなところであったと思います。

「CHERRY BOMB」のインパクトだけが良く知られている様な気がしますが、「SECRETS」等のパワー・ポップ感覚も見逃せないと思われます。

2016年11月 4日 (金)

RIOT NIGHTBREAKER

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ライオットの通算8作目となったアルバムで、バンドにとって何度目かの転換期にもなった1枚、「ナイトブレイカー」、入荷しました。

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今は亡き名ギタリストにして名コンポーザー、マーク・リアリの飽くなきメタル道の追求こそがライオットの歴史そのものだったと思いますが、ヴォーカリストによってそのスタイルを変えてきた側面もあったと思います。

本作からバンド史上最も長く在籍したマイク・ディメオを含む3人が新メンバーとしてレコーディングに初参加し、一時はバンド名を変えるアイデアがあったそうですが、以降のRIOTサウンドを決定付ける路線が確立されています。

前任ヴォーカリストのトニー・ムーアとは全くタイプの違うディメオに、マークは初代ヴォーカリスト、ガイ・スペランザの影を見ていたのではないでしょうか。

「THUNDERSTEEL」で極めたパワー・メタルとしてのストロングな部分より、メロディアスな正統派メタル回帰をしているのもそのためだと思われます。

81年作のサード、「FIRE DOWN UNDER」の収録曲、「OUTLAW」のリメイク、そしてマークが敬愛するリッチー・ブラックモアを初カヴァーしたパープルの「BURN」、そして誰もがしるクラシック・ロック、「青い影」のカヴァーを試みたのも、キーボーディストにしてソング・ライター、そして優れたシンガーであるディメオに対する厚い信頼があったからだと思います。

惜しむらくは日本盤のジャケットの手抜き感で、彼等の象徴であったアザラシもどきのキャラも消え、本作の哀愁ハード・ロックの素晴らしさがイメージできないものとなってしまっている事でしょうか。

2016年11月 3日 (木)

HEART PASSIONWORKS

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オリジナルは83年作、ハートの通算7作目となったアルバム、「パッションワークス」、入荷しました。

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次作の「HEART」で華麗な再ブレイクを果たしますが、ここではそのメロディアス・ハード・バンドとしての素養を十分に感じさせるメロディの充実度が目立ちます。

彼等の低迷期ともされている時期ですが、当時は多くの70年代組のビッグ・バンドが苦戦した時代で、ポップ・メタルの台頭によりその路線変更を余儀なくされている転換期でもあったと思います。

ハートは80年代を代表する名プロデューサー、キース・オルセンを迎え、TOTOのデヴィッド・ペイチ、スティーヴ・ポーカロのゲスト参加により巻き返しをここで図っています。

残念ながら十分な成功はできなかったと言えますが、以降のシーンの展開を適格に判断したモダンなハード・ロック作として見逃せないと思います。

本作から新たに参加したマーク・アンデス、デニー・カーマッシのベテランのリズム隊がタイトなバンド・サウンドをもたらしています。

更にほぼ全てが自作曲となリ、ソング・ライティング・センスもかつてのツェッペリン譲りのブリティッシュ色を捨て、洗練されたハード・ポップを軸としています。

唯一外部曲となった「ALLIES」は、ジャーニーのジョナサン・ケインのペンによるもので、シングル・カットもされたバラード・ナンバーで、シンプルながらも以降のキラキラしたハードを予見したものとなっています。

モノクロのジャケット、質素なアレンジが、最も輝いていた頃の彼等と比べるとどうも違和感が有るのですが、それはかなり心地良いものと思われ、「How Can I Refuse」に至っては、「BAD ANIMALS」、「BRIGADE」、「DESIRE WALKS IN」といったヒット作に収録されていても全くおかしくない完成度を誇っています。

2016年11月 2日 (水)

AEROSMITH PUMP

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89年作、ご存知エアロスミスの通産10作目となったアルバム、「パンプ」、入荷しました。

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前作、「パーマネント・ヴァケーション」で完全復活したバンドが更なる勢いで新たなファンを巻き込み、一体どこからこのパワーが出てくるのか、奇跡的な盛り上がり方をした大ヒット作です。

新旧のファンを取り込みながら、第二次絶頂期を迎える事となり、HR/HMの枠を超え、国民的ロック・バンド、そして世界的人気をものにする事になるのでした。

前作同様ブルース・フェアバーンのプロデュース、デズモンド・チャイルド等の外部ソング・ライターの大幅導入のいわゆるボン・ジョヴィ路線は引き継がれています。

それでもエアロスミスが持っているファンキーなグルーヴ、ヘヴィなうねりはけっしてスポイルされる事がなかったのが凄いところです。

ドラッグから完全に手を引いたとされ、健康でマッチョになったのは確かですが、相変わらずしなやかで妖しい1枚です。

LAメタルの一過性のブームにより引き上げられた形にはなりましたが、強烈な個性は相変わらずで、予想以上の底力を全ロック・ファンに提示して見せた大傑作です。

ポップ・フィールドでの活躍ぶりはかつての危険で妖しいバンドのイメージを払拭しし、後輩格にあたるBON JOVI同様に多くのシングル・ヒットを生む事になり、誰もが知る「LOVE IN AN ELEVATOR」、「WHAT IT TAKES」、「JANIE'S GOT A GUN」、「THE OTHER SIDE」がズラリと並ぶものとなりました。

2016年11月 1日 (火)

KIP WINGER THIS CONVERSATION SEEMS LIKE A DREAM

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WINGER解散後、キップ・ウィンガーの初ソロ作となった1枚、「ディス・カンバセーション・シームズ・ライク・ア・ドリーム」、入荷しました。

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セルフ・プロデュース、ミックスにはWINGER作品やAC/DC、DEF LEPPARD、SCORPIONS等々、数々の名盤を手掛けてきた名エンジニア、マイク・シップリーという体制の元、アラン・パスカ、アンディ・ティモンズ、ロッド・モーゲンスタイン等の名手を揃えて、非常に質の高いロック・アルバムとなっています。

80年代のHR/HM系のバンドの看板ヴォーカリストが指向する音楽性としては、かなり稀有な路線とも思われ、全体的イメージとしてはアダルトでシリアス、ゴージャスなバンド・サウンドがUKロックのメインストリームとも通じる気がします。

特にWINGERの同僚、モーゲンスタインの的確なドラム、ダン・ハフにGIANTにも参加していたアラン・パスカのピアノのジャジーなセンスが本作のしっとりとして上品なイメージを決定付けています。

加えてDANGER DANGERでのキャリアも有名なアンディ・ティモンズの、テクニックをゴリ押ししない控えめなギターが、キップの目指す奥深いサウンドをやはり的確に演出しています。

考えてみればこの3者、メロディアス・ハード系のバンドに在籍しながら、根底は幅広い音楽性としっかりとしたスキルに支えられたプレイヤーだけに、適材適所の仕事ぶりが目立っても当然という事なのでしょう。

キップのヴォーカルはナチュラルな歌唱により、味わい深さとセクシーな魅力がより増したとも思われ、ハード・ロックとは多少かけ離れたナンバーでも十分な存在感を残しています。

ミドル・テンポ、スローなナンバーばかりとなっていますが、魅力的なメロディは健在、静かに燃え上がる様な旋律を軸に、メロディック・ロックとして成立しています。

中にはデヴィッド・ギルモアやピーター・ガブリエル、あるいはブライアン・フェリーを思わせる側面もありますが、多くのロック・ファンを唸らせる力作だったのではないでしょうか。

キップの兄弟であるネイト、ポールがコーラスで参加した「ENDLESS CIRCLES」等は、スティングが歌っていてもおかしくないアダルトさが魅力となっています。

尚、本作リリースの前後、キップの奥方であったベアトリス・ウィンガーは事故で他界、本作のカヴァー・アートとデザイン、コーラスでも彼女の名前がクレジットされていますが、そうした悲劇性も含んだアルバムという意味でもファンにとっては忘れ難い1枚だと思います。

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