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2016年8月の31件の記事

2016年8月31日 (水)

SLASH'S SNAKEPIT AIN'T LIFE GRAND

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

前作から5年ぶりとなったスラッシュズ・スネイクピットのセカンド・アルバムで、結果的には最終作となった1枚、「エイント・ライフ・グランド」、入荷しました。

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スラッシュを除くメンバーは全員総入替えとなり、前作ではギルビー・クラークやマット・ソーラムといったガンズ組を含むスーパー・グループ的な構成となっていましたが、本作ではほとんど無名のプレイヤー集団となりました。

特にオーディションで発掘されたヴォーカリスト、ロッド・ジャクソンの存在感にまず驚かされます。

ソウルフルかつパワフルな声は、時にグラハム・ボネット、時にグレン・ヒューズ、そして時にはデイヴ・リー・ロスを彷彿させ、スラッシュの幅広いメロディ・センスを生かすのに貢献しています。

プロデュースはエアロスミスの70年代の黄金期を作り上げてきたジャック・ダグラスで、この人の名を聞いただけで間違いの無いハード・ロック・アルバムと思う人も多いと思います。

ガンズ・タイプのナンバーでも、かなりエモーショナルに聴かせてくれるこの新人ヴォーカリストの今後の活躍を期待せずにはいられません。

バラエティに富んだ内容からうかがえるのは、スラッシュというギタリストは独特な音色を個性とするプレイヤーだと思いますが、コンポーザーとしてはかなり手堅い仕事をする人ではないかという点です。

その時々のバンド、そして特にヴォーカリストに合わせてメロディを書く事に重点を置いているのではないでしょうか。

ワイルドでスリージーなナンバーをいくらでも書けるのでしょうが、ここでは伝統的なアメリカン・ハードの王道を守りながら、タメの効いたグルーヴ、ファンキーなノリを交えながら、メロディはかなりポップな曲が多くなっています。

エアロスミスまんまのリフを持つ「THE ALIEN」にしても、歌メロの聴かせ方はかなり工夫があり、スラッシュが実に楽しげにプレイしているのが目に浮かびます。

アクセルが歌ったら良かったのにと思える場面がほとんど無いのが、スラッシュの器用さの証明にもなっていると思います。

バック・コーラスのゲストとして、現フォリナーのケリー・ハンセンがこっそり参加しているのも聴き所ではないでしょうか。

2016年8月30日 (火)

SAGA IN TRANSIT

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年リリース作品、サーガの初のライヴ盤となったアルバム、「イン・トランジット」、入荷しました。

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カナダのバンドでありながら欧州で絶大な人気を誇る彼等、本ライヴも通算4作目であり最高傑作としても挙げられる「WORLDS APART パラレル・ワールド」に伴うヨーローッパ・ツアーから収録されています。

日本では同郷のRUSHと比較される事はあっても、彼等のサウンドの本質はほぼ無名に近いのが不思議なのですが、SFを題材にしたトータル・コンセプト、トリプル・シンセサイザーを駆使したかなり早い段階からのエレクトロ指向等、その極めてキャッチーなメロディはマニア心をくすぐるにはあまりにも垢抜け過ぎていたのでしょうか。

ライヴ・バンドとしてもその実力は高く、スタジオ・ヴァージョンとほぼ変わらないテクニックが本作からもうかがえます。

「WORLDS APART」からの収録曲を中心に、78年作のファースト、79年作の「IMAGES AT TWILIGHT 黄昏のイメージ」、80年作の「SILENT KNIGHT」からもセレクトされているため、バンド初期のベスト的な意味合いも持っています。

7曲目の「A BRIEF CASE」のみ、オリジナル・アルバム未収録曲となり、彼等がライヴで度々披露するドラム・ソロとなります。

当時のドラマー、スティーヴ・ニーガスとヴォーカリスト、マイケル・サドラーのシンセドラムによるツイン・ドラムがサーガというユニークなバンドの一面を現しています。

スタジオ技術を駆使したテクニカルなプログレ・ハード・バンドというイメージが強い彼等ですが、ライヴではより跳ねたダイナミズムが魅力的な「ON THE LOOSE」、プログレ風味よりもメロウなAORセンスで聴かせてしまうバラード、「NO REGRETS」等ではロック・バンドとしての生々しさが際立っている感があります。

2016年8月29日 (月)

ANVIL PAST AND PRESENT LIVE IN CONCERT

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは89年リリース作、アンヴィル初のライヴ盤となった1枚、「パスト・アンド・プレゼント・ライヴ」、入荷しました。

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泣けるドキュメンタリー映画、『アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち』で彼等が脚光を浴びたのはまだ記憶に新しいところですが、現在も地道な活動を続ける中でオフィシャル・ライヴ盤は本作1枚のみとなっています。

ちなみにアルバム・タイトルにはカッコ付きでLIVEと表記されているのですが、ジャケットには「LIVE IN CONCERT」というサブタイトルらしきものが表記されていて、ややこしいのですが、正式タイトルは「Past and Present – Live」でいいのではと判断しています。

収録はカリフォルニアのサン・ペドロ、クレジットには明記されていませんが、おそらく88年作の通算5作目となったスタジオ・アルバム、「POUND FOR POUND」リリース直後であったと思われます。

観客の熱狂的な声援も気になりますが、ライヴ・バンドとしてかなり優れている事にまず気づかされます。

地道なクラブ・サーキットの賜物なのか、スピード・ナンバーもサバス風のドゥーム調も、きっちりとしたバンド・サウンドが荒れる事無くプレイされているのですが、バンドのイメージを考えると少し意外でした。

オーヴァーダビングは施されていないと思うのですが、特にパワフルなドラムが前面に出ているのですが、会場で生で聴いたら凄いんだろうなと思えます。

80年代後半、この時期はガンズの登場に伴いシーンが大きく激変一方ではBON JOVIやPOISON、あるいはMOTLEY CRUEといったビッグ・ネームが大活躍する時代であったと思います。

アンヴィルは82年作のセカンド・アルバム、「METAL ON METAL」ばかり話題になる気もしますが、80年代にはかなり精力的にリリースを続けていたわけで、本作でも「Forged in Fire」、「Strength of Steel」といったアルバムからのナンバーがプレイされています。

ストロングなパワーメタルの元祖という印象が強かったのですが、こうして聴くと実に幅広いセンスを持っていて、スラッシュやジューダス・プリーストばりの正統派メタルもこなしています。

破天荒なキャラの裏に愚直なまでのメタルに対する生真面目さが映画で露わになりましたが、本ライヴ、曲にもその姿がまざまざと反映されている気がします。

ポップ・メタル全盛期の裏で、これ程までにヘヴィ・メタルの王道を持続して突き進んでいたのは、ある意味奇跡的な事だったのかもしれません。

2016年8月28日 (日)

CHEAP TRICK SGT. PEPPER LIVE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

2007年12月12日に行われたチープ・トリックのライヴ盤で、彼等のキャリアの中でも特筆すべきショーの記録、「サージェント・ペパー・ライヴ」、入荷しました。

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ロック史を塗り替えた誰もが知る大名盤、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」を、なんとチープ・トリックがアルバムを丸ごとカヴァーするという趣向のライヴで、彼等のファンならずとも注目を集めたショーとなりました。

輸入盤のみの発売となり、同時にDVD化もされているのですが、本コンサートに関する情報が錯綜している様で詳細不明の部分が何点かあるように思われます。

まずCDライナーにはLA PHILHARMONIC OCHESTRAとの共演という記述がありますが、クレジットされているのはニューヨーク・フィルハーモニックとなっています。

また前立腺ガン撲滅のための寄付という記述もあるのですが、実際ニューヨークで同日そうしたチャリティ・コンサートが行われた様で、本公演はそうした側面と「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の発売40周年を記念した祭典という性格を持っていた様です。

尚、かなり好評だった本ライヴをCDリリース後、2009年の年末特別ショーとしてラスベガスで再演を2週間行ったそうです。

元々70年代のビートルズと呼ばれていた彼等、直接的な影響をそのサウンドに反映してきたと言うよりは、メンバー4人の個性的なキャラという共通点の方が比較の対象としてわかりやすかったとは思いますが、パワー・ポップ基調のメロディ・センスやドリーミーなバラードは、確かにBEATLES譲りだったと思います。

これまで「DAY TRIPPER」、「MAGICAL MYSTERY TOUR」と、少ない気もしますがカヴァーとして取り上げ、80年作のアルバム「ALL SHOOK UP」では、あのジョージ・マーティンをプロデューサーに迎え、更にジョン・レノンの「DOUBLE FANTASY」でのセッションに参加等、ビートルズ愛を感じさせてはくれましたが、このライヴでこそ彼等の本領が発揮され、ようやく双方のバンドのファンが確実にリンクした様にも思えます。

ほぼオリジナルに忠実なバンド・サウンドとオーケストレーション、そして何よりもモノマネと言うよりは深い忠誠とも思えるロビン・ザンダーの歌い回しの素晴らしさには、多くの人が感動するのではないでしょうか。

各曲毎で違和感を感じさせないヴォーカル、そしてHR/HMファンからも一定の支持を受け続けたダイナミズム溢れるライヴ・バンドとしての実力、しかもそれらが世界で最も聴かれてるであろうクラシック・ロック・ナンバーの数々であるわけですから、このトリビュート・ライヴの完成度の高さはCHEAP TRICKが関わった時点で成功は約束されていたと思います。

そしてアンコールでは、なんと「Golden Slumbers, Carry That Weight, The End」という黄金のメドレーを披露してくれています。

これがまた趣旨がブレる事無く、実に感動的な盛り上がりを見せていて、何度も何度も聴き返したくなる事請け合いです。

これまでCHEAP TRICKを往年のアイドルとして愛し続けてきた人、あるいはハード・ロック・バンドとして認知してきた人、またあるいは極上のポップ・バンドとして聴き続けてきた人全てを納得させ、更に生粋のBEATLESマニアをも唸らせるものであるのは間違いないと思われます。

2016年8月27日 (土)

PAUL RAYMOND PROJECT TERMS & CONDITIONS APPLY

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ポール・レイモンド・プロジェクトの2013年作、「タームズ・アンド・コンディションズ・アプライ」、入荷しました。

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UFO、MSG、あるいはピート・ウェイのWAYSTEDで重宝されてきたポール・レイモンドは、自身のバンド、PAUL RAYMOND PROJECTとしていくつかアルバムを発表してきましが、あまり有名でないのが実に惜しいところです。

メジャー・リリースがないせいもあるのでしょうが、本作は2013年作、アルバム・タイトルも規約、条件付きを意味する堅苦しいものとなっており1_000000003775


、厳しい条件下で制作されたものなのでしょうか、いずれにしても職人気質の非常にレベルの高いハード・ロックを聴かせてくれます。

地味な印象が強い彼ですが、キーボーディスト、ギタリストとして活躍する技量、人柄が買われて、UFO、マイケル・シェンカーに愛されてきた人だと思いますが、元々「Lookin' Out for No. 1」、「Never Trust a Stranger」等といった名曲を書いてきた優れたメロディ・メイカーでもあったと思います。

本作ではそのセンスはもちろん、リード・ヴォーカルも担当し、味のある声を聴かせてくれます。

気の抜けたフィル・モグとでも表現すれば良いのか、適度なダルダル感が印象的なかすれ声が妙に魅力的で、ブリティッシュ・ハード特有の哀愁感を漂わせています。

UFOのカヴァーじゃないの?と思わせる曲もあるのですが、ジャケットを良く見るとアートワークはどこかヒプノシスを思わせ、バンドのロゴにもUFOと一緒の字体のUとOが使われている事からも、余程UFOに思い入れがある様に思えます。

親しみやすい歌メロとしっかりしたハード・ロックをそつなくこなすバンド・サウンドの合体は、まさにUFOが得意としてきたものだと思われます。

バラード・メイカーとしての才能はやはり見事で、もっと正当評価がされていいと思えるところです。

カヴァー曲が2曲あるのですが、これがなかなか意外なものとなっています。

フォー・トップスの大ヒット曲、「Reach Out (I'll Be There)」では、ハード・ロック・ヴァージョンとしてリアレンジされ、ポールのヨレヨレ・ヴォーカルのせいでなかなか原曲がわかりづらいのですが、なんとマイケル・シェンカーがゲスト参加しています。

中盤で一聴して神とわかるソロを聴かせてくれますので、必聴と言えるでしょう。

やはり60年代のR&Bのカヴァーとなった、ジェームス・レイの「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」では、WILD HORSESやSTAMPEDEのヴォーカリストだったリューベン・アーチャーがゲスト参加しています。

この人は一時期UFOに参加していた美形ギタリスト、ローレンス・アーチャーの義父にあたる人なのですが、渋い声を聴かせてくれます。

全体的には現在のブルージー路線の極まったUFOよりもポップ、メロディアスと言えるサウンドで、70年代UFOが好きな方にはたまらない1枚となると思われます。

2016年8月26日 (金)

PRIDE OF LIONS PRIDE OF LIONS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

「Eye Of The Tiger」の作者としても有名な元サバイバーのジム・ピートリックのプロジェクトとしてスタートした、プライド・オブ・ライオンズのデビュー・アルバム、「プライド・オブ・ライオンズ」、入荷しました。

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もちろんサバイバーのリーダーとして輝かしいキャリアを誇る人なのですが、職業ライターとしてもこれまで数々の作曲提供をしている事でも知られています。

REOスピードワゴン、サミー・ヘイガー、チープ・トリック、38スぺシャル等々、挙げればきりが無いほどメロディアス・ハード、ハード・ポップの名曲を生み出してきた天才的メロディ・メイカーです。

その彼が発掘した無名の新人ヴォーカリスト、トビー・ヒッチコックに惚れ込み、二人によるユニットとして本作が誕生しています。

TOTOのボビー・キンボール、STYXのデニス・デ・ヤング、時にはジョー・リン・ターナーのパワフルさをも彷彿させる艶っぽいトビーの声と、練り込まれた美旋律の融合はもう悪いわけがありません。

サバイバーよりもメタリックで、後期レインボーのキャッチーさ、LOVERBOYの元気の良さ、バラエティに富んだナンバーはどれも高性能メロディック・ロックとして完成されています。

ズピーディーなポップ・メタルから、ドラマティックなパワー・バラードまで、その優等生ぶりは嫌味な程なのですが、体はゾクゾクと反応してしまうという、メロディ至上主義のメタル・ファンにとっては絶対に嫌いになれない1枚だと思います。

2016年8月25日 (木)

MOTORHEAD ORGASMATRON

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは86年作、モーターヘッドの通算7作目となったアルバムで、全キャリアを通しても異色作と言える作品として有名な1枚、「オーガズマトロン」、入荷しました。

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レミーを軸としたトリオ編成から、初の4人編成による新体制での第1弾アルバムとなり、相当な気合いの元制作された事が伺える内容となっています。

前作1枚のみで離脱したブライアン・ロバートソンの代わりに、フィル・キャンベル、ワーゼルというコンビがギタリストとして採用され、ドラムには元SAXONのピート・ギルが参加しています。

この4人による新たなバンド・サウンドが一体どのようなものになるのか期待されましたが、プロデュースにビル・ラズウェルが迎えられた事で当時多くのファンが驚かされたと思います。

ハービー・ハンコックを始め、P.I.L.、坂本龍一等のプロデュースで、尖った音を作り続けてきたこの人の手腕により、かなり金属的かつクールなサウンド・プロダクションが前面に押し出され、オールド・ファンからはソッポを向かれがちなアルバムですが、今改めて聴くとかなりカッコ良い事に気づかされます。

モーターヘッドがここまでメタリックな質感を持ったのは本作が初めてであり、パンキッシュな荒さもここでは一切排除され、ストイックでストレートなメタル色が目立ちます。

シングルとなったオープニング・ナンバー、「DEAF FOREVER」では、まさにMOTORHEADのインダストリアル版とでも言えそうな音処理が斬新で、当時まだナイン・インチ・ネイルズ等の登場前であった事を考えると、実に画期的であったと思います。

90年代メタルへの布石とも考えられますが、これはやはりプロデューサーの力量が大きかったのだと思います。

ラストのアルバム・タイトル曲では、レミーが珍しく抑制されたヴォーカルを披露していて、一聴すると彼なりのデス・ヴォイスにも思えてしまうのですが、メロディもかなりクールなものになっています。

そんな中でも王道モーターヘッド節と言える、「MEAN MACHINE」、「RIDIN' WITH THE DRIVER」等では、変わらぬレミーの暴れっぷりが堪能できますが、コントロールされたスタジオ処理により随分と洗練されたスピード・メタル風に聴こえてしまうのも新鮮です。

ちなみにビル・ラズウェルは本作が一定の自信に繋がったのか、以降イギー・ポップ、ラモーンズ、ホワイト・ゾンビと、畑違いのプロデュースに精を出しています。

2016年8月24日 (水)

2wo VOYEURS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

98年作、2wo(TWO)の「ヴォイアーズ」、入荷しました。

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FIGHTでの活動を終了し、ロブ・ハルフォードが更なる実験性と旺盛なチャレンジ精神により、多くのメタル・ファンを驚愕、そして失望をもさせたTWO名義唯一のアルバムです。

FIGTHですでに実験的に試されていたインダストリアル・ロックを突き詰め、彼の代名詞でもあったハイトーン・シャウトを封印、どこをどう聴いてもJUDAS PRIESTとはかけ離れた地平に辿り着いています。

90年代メタルのトレンドに積極的に接近した結果、こうしたスタイルへと行き着くのは自明の理である事は今にして理解できる事でしょうが、当時は髭とアイシャドウのロブのヴィジュアルにメタル・ゴッドの完全なる終焉を見る思いをしたファンも少なくなかったと思われます。

エグゼクティブ・プロデューサーにナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーを迎え、プログラミング、エレクトロ系のエフェクトで統一されたサウンド・プロダクションがモダン・ロックのメインストリームとして成立しています。

デイヴ・リー・ロスのDLR BAND、ロブ・ゾンビ、そしてMARILYN MANSONで、JOHN 5の名で知られるギタリスト、ジョン・ロウリー、トレイシー・チャップマンやリック・スプリングフィールド、そして本作以降はオジーやトニー・アイオミ、QUIET RIOTやアリス・クーパー等のHR/HM系の仕事が多くなったソングライターでありプロデューサー、ボブ・マーレットと組み、ロブの追求するデジタル・ロックを理想的に具現化しています。

ロブ曰く、ここでのこうしたメタルとの乖離は、以降のHALFORD、そしてジューダスへの復帰のためには必要なプロセスだったという事ですが、改めて聴き直すとヘヴィなグルーヴと極端なまでに振り幅を大きくする姿勢は、ずっと変わらぬ彼のスタイルであったのではと思えます。

エフェクト処理とストレートでナチュラルな発声によるヴォーカルと、昨今のEDMでも見かけられるサウンド・プロダクションは、当時のロブの最も過激な表現方法だったのかもしれません。

まさにNINとマリリン・マンソンの中道を行く様なサウンド、ややもすればLADY GAGAのリミックスを聴いている様な気にもなるアプローチは、強引に言ってしまえばメタルの拡大解釈かもしれませんが、果たしてロブがここまでする必要が本当にあったのか、熱心なファンでさえ疑問があってもおかしくないと思います。

ただ1980年の「BRITISH STEEL」、そして1990年の「PAINKILLER」と来て、2000年にはHALFORDの「RESURRECTION」で文字通り復活するメタル・ゴッドの凄まじい生き様の中で産み落とされた事を考えると、異色作としてはもちろん、ミュージシャンとしてのこの人の特殊性を思い知らされる1枚であるのは間違いないと思います。

2016年8月23日 (火)

MENIKETTI MENIKETTI

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

Y&Tのヴォーカリストにしてギタリスト、メイン・ソングライターであるデイヴ・メニケッティのソロ作第2弾となったアルバム、「メニケッティ」、入荷しました。

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前作からは4年ぶり、本作ではベイエリアの名うてのミュージシャンを集め、バンド形態としてのカラーを強めたようで、バンド名、アルバム名を兼用したと思われ、ジャケット表面にはメニケッティと明記された他はデイヴの名はクレジットされていません。

全てがオリジナル曲となり、彼の熱いギター、声が生かされた、間違いの無いハード・ロック・アルバムとなっているのは、ファンなら聴かずとも確信している、と言える程根強い支持を受けている人で、Y&Tが活動停止中だっただけに本作は感動的に響いたと思います。

盟友でありベスト・パートナーであった故、フィル・ケネモアが作詞家として参加し、Y&Tの絆を見せ付けられる気がします。

特にフィルの病死後、デイヴは彼の作詞能力を高く評価していた事を考えると、感慨深いものがあります。

かつてロニー・ジェイムス・ディオが絶賛した、ヴォーカリストとしての高い資質、エモーショナルなギター・プレイ、その両輪が揃った個性はハード・ロック界でも稀有な存在である事がここでも証明されています。

ブルースからの影響をここでは押さえ気味で、徹底したハード・ロック、メタル、バラード路線を強調し、まさにY&Tサウンドと言える好盤になっています。

2016年8月22日 (月)

BOW WOW ASIAN VOLCANO

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年作、BOW WOWが前作の「HARD DOG」でメタル回帰を果たした勢いそのまま、彼等がジャパメタ黎明期に圧倒的な存在感を示した傑作、「エイジアン・ボルケイノ」、入荷しました。

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70年代後半のポップ・フィールドでの活動が無ければ、本作の盛り上がりも無かったと思いたくなるほど、海外メタルへの積極的な接近とメロディの洗練が感じられ、まさにアルバム・タイトル通りの爆発する様なダイナミズムは豪快です。

ほぼ英語歌詞となり、N.W.O.B.H.M.の影響下にある疾走するリフと彼等独特のポップ・センスが融合し、この時代にあってはかなり先進的なHR/HM作品として完成されていたと思います。

ギター・キッズを熱狂させる側面ももちろん、とにかく曲の良さが特徴的と言えるでしょう。

オープニングはドラマティックなギターから一気にみんなで歌えるロック・アンセム的な展開が爽快な「ROCK AND ROLL TONIGHT」、続く「IN MY IMAGE」ではスピードが加速され、同時代のイギリスのメタル・シーンの盛り上がりをそのまま日本に持ち込んだ様な高揚感を見せてくれます。

中盤は初期BOW WOWを強く感じさせるキャッチーなハード・ロック路線で埋められ、クラシカルなギター・インスト、「CANON OF MANON」が見事なプレリュードとなり、哀愁一大バラード、「TAKE ME AWAY」へと続いて行きます。

「ROLLIN' FREE」は斉藤光浩のメロディ・メイカーぶりが発揮されたキラー・チューンとなるべきメタル・ナンバー、ラストの「TOUCH ME, I'M ON FIRE」でも勢いは止まらず、ミドル・テンポながら全く洋楽メタルに引けをとらないカッコ良さを維持しています。

考えてみればLOUDNESSやEARTHSHAKERよりも前に彼等はHR/HMバンドとしていつづけたわけで、その経験値がやっと時代とマッチしたと言うべきアルバムとなったわけで、以降のBOW WOW、そしてVOW WOWへと続く予兆を感じさせる1枚だと思われます。

2016年8月21日 (日)

LONDON PLAYA DEL ROCK

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ロンドンの90年作にして、現在のところ彼等の最終作であるサード・アルバム、「プラーヤ・デル・ロック」、入荷しました。

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ニッキー・シックス、ブラッキー・ローレス、イジー・ストラドリン、フレッド・コウリー等々、後に大成功するバンドのメンバーが在籍していたバンド、ロンドンはLAメタル黎明期にすでにその名前は知られていましたが、とうとう80年代メタルのビッグ・ウェイヴに乗りきれないまま消滅してしまいました。

結成は78年、すでに派手なヴィジュアルとスリージーなサウンドを個性とし、グラム・メタルの基礎を作ったバンドでしたが、メジャー契約を得るまでにはテクニックが及ばなかった様です。

彼等がMOTLEY CRUEの敷いたレールにようやく乗れたのは85年、「NON-STOP ROCK」でデビューを果たしましたが鳴かず飛ばず。

その後もアルバムを1枚リリースしますが、これも話題になる事はありませんでした。

とうとうオリジナル・メンバーが一人もいなくなった90年、前作から4年ぶりのサード・アルバムとなったのが本作です。

シーンはすでに激変、そんな事はお構いなしに80年代メタルをかなりキチッとした形でやってくれています。

スリージーなR&R、あるいはパンキッシュなイメージも強かったバンドですが、ここではオープニングから正統派と言えるメロディアスなポップ・メタルを展開、唯一デビュー作から残っているヴォーカリスト、ナディール・ディ・プリーストのグイグイ引っ張る歌メロで一気に聴かせてくれます。

低音ながらヴィンス・ニールやロン・キールにも通じるナスティな歌唱法はかなりこなれていて、バンド・サウンドも的確な盛り上げをしているため、ヘアメタル・コンピレーションでも聴いているかの様に飽きさせる事をしません。

どこかで聴いた事があるようなリフやコーラスが目立つのもこの手のバンドのお家芸とも言え、多くの80’sメタル・ファンをニヤリとさせる事になると思います。

完全なる時代錯誤と言うよりは、乗り遅れ組の最後の意地とでも表現できそうな本作、愚直とさえ思えますがモトリーやラット、シンデレラを愛し続けたきた人にとっては憎めないアルバムだと思えてなりません。

ベイ・シティ・ローラーズのカヴァーや、ラスト・ナンバーのパワー・バラード、「BEEN AROUND BEFORE」のいろんな曲混ぜてみました的な安直さすら、皮肉抜きで素敵と言えてしまいます。

2016年8月20日 (土)

RAINBOW LIVE IN MUNICH 1977

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

レインボーのライヴ盤、「ライヴ・イン・ミュンヘン1977」、入荷しました。

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元々は映像作品としてリリースされた77年10月20日のミュンヘンでのライヴを収録した2枚組で、レインボーの歴史の中でも有名な公演の一つです。

当時ドイツでのTV放映用に録画されたもので、日本でも放映がされたライヴ、この公演が今だに伝説的に語られるのは、2日前となる10月18日、ウィーンでのライヴにてリッチー大先生が逮捕された事から始まっています。

警備責任者でありホールの支配人の観客への態度に起こったリッチーは、支配人に暴行、その日に逮捕され勾留される事になります。

ミュンヘン公演当日に釈放され、そのままライヴへとなだれ込むという何ともロックな逸話にも驚かされますが、リッチーの怒りが爆発した様なプレイ、バンドもそれに呼応するかの様に凄まじいショーとなっています。

CD化に際し、映像ソフトの音源をリマスターしていますが、DVDにはフル収録されていたものが、MCを含み大幅カットがされた事で評判があまり良くないのですが、そんな事は全く気にならない程のパワフルなライヴとして楽しめます。
(2013年にはDVD、CD共に再リマスター化がされ、双方完全収録となったBOXセットがリリースされました)

彼等のオフィシャル・ライヴ盤として有名な「ON STAGE」とほぼ収録曲は一緒のため、本作の価値が見出せないという評価もありますが、スタジオ盤リリース前の「KILL THE KING」のヘヴィさは明らかにブラッシュアップされたものとしてプレイされています。

「CATCH THE RAINBOW 虹をつかもう」でのロニーのヴォーカルも絶品、当時のベーシスト、ボブ・デイズリーのコーラスも聴きものとなっています。

もちろんコージー・パウエルあってこその破壊力を誇ったバンド・サウンドですが、キーボードのデヴィッド・ストーンの地味ながらも堅実なプレイも見逃せません。

本ライヴを含む欧州ツアー終了後、バンドはレコーディング作業に突入、翌年リッチー、ロニー、コージーが揃った最後の作品となった「バビロンの城門 Long Live Rock 'n' Roll」をリリースするわけですが、その直前のRAINBOWの充実ぶりを堪能するには最適なライヴ盤であるのは間違いないと思われます。

2016年8月19日 (金)

MAMA'S BOYS POWER AND PASSION

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは85年作、NWOBHMシーンの中でもユニークな存在であったママズ・ボーイズのメジャー第二弾にして、最高傑作とされるアルバム、「パワー・アンド・パッション」、入荷しました。

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マクマナス3兄弟によるトリオ編成、ヴァイオリンもフィーチャーするという個性が目立っていましたが、当初はどこか垢抜けない田舎臭さを逆に売りにしていたイメージがありました。

本作では一気に洗練され、ジャケット・デザインまで80年代メタルに目覚めた様で、良質のナンバーが揃った快作になっています。

アイルランド出身、トラッド感を巧みに取り入れ、ブリティッシュ特有の哀愁感も持ち合わせる上、プロデュースがTHIN LIZZY作品を手掛けてきたクリス・タンガリーディスという事もあり、シン・リジィと比較される事もあった気もしますが、若さと陽性のポップ・センスはママズ・ボーイズの個性であったと思います。

疾走するキャッチーなリフ、分厚いコーラスは、当時何故大ブレイクしなかったのか不思議な程完成度は高いです。

「NEEDLE IN THE GROOVE」ではメロウなセンス、「RUN」ではアメリカンなライトな感覚、「LET'S GET HIGH」では初期デフ・レパードの様な高揚感も見せる等、器用なソング・ライティングが目立ちます。

ハード・ポップ、メロディアス・ハードとしての魅力もあるのですが、やはり三兄弟によるトリオ編成だけにバンド・サウンドのまとまりは見逃せません。

残念ながら末っ子であり、本作でもタイト、パワフルなドラムが印象的なトミーが本作リリース後数年して夭折。

バンドは一時期4人組編成で活動していましたが、そのまま自然消滅してしまうわけですが、80年代のN.W.O.B.H.M.の奥深さを思い知らされる名バンドとして実に忘れ難いものがあります。

2016年8月18日 (木)

MOTORHEAD MARCH OR DIE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

モーターヘッドの92年作、通産11作目となったアルバム、「マーチ・オア・ダイ」、入荷しました。

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オープニングの「STAND」から、いきなり彼等にしてはポップなナンバーとなりますが、とうとうオリジナル・メンバーがレミーのみとなってしまったバンドを、一度再生、若返らせようとするような意欲が全編に漂う1枚と思われます。

デビューから80年代絶頂期のトリオ編成時を支えてきたフィル・アニマル・テイラーが脱退、本作には1曲のみの参加となりました。

次作から正式メンバーとなり、バンドの最期までドラマーとして在籍したミッキー・ディーがやはり1曲のみで叩いています。

クレジットこそありませんが、残る曲全てでなんとトミー・アルドリッジがサポートとして参加、ほぼ同時期にHOUSE OF LORDSにも加入していた筈で、同バンドを恐ろしく骨太にしていましたが、ここでもかなりタイト、パワフルになったサウンドが目立ちます。

レミーこそがモーターヘッドというバンドを象徴しているわけですが、ここではスラッシュ、そしてオジー・オズボーンとの夢の共演が「I AIN'T NO NICE GUY」で果たされています。

「俺はナイス・ガイじゃない」とオジーとデュエットするパワー・バラードは、本作でのハイライトとなっています。

メタル界を代表するアイコン二人が大真面目にスロー・ナンバーを歌い上げる姿は、モーターヘッド至上でもかなり貴重なナンバーとなったのではないでしょうか。

「HELLRAISER」も、元々はオジーが91年作の「NO MORE TEARS」で発表した曲で、オジー、ザック・ワイルド、レミーの共作となったナンバーの一つで、MOTORHEADヴァージョンもオジーとほぼ同じテンポとなっているため、聴き比べてみるのも一興かと思われます。テッド・ニュージェントのカヴァーとなった、「傷だらけの野獣 CAT SCRATCH FEVER」も意外にもズッパマリで、アメリカン・ハード界のビーストをレミーが取り上げるのはなかなか興味深いものがあります。

80'sメタル風のビッグ・サウンドとしてのサウンド・プロダクションが妙に洗練されて聴こえますが、レミーのヴォーカルが乗っかると全てがモーターヘッドに聴こえてしまうという、円熟も熟練も関係ないといったド迫力メタルが圧倒的な存在感を放っています

2016年8月17日 (水)

TERRA NOVA ESCAPE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

テラ・ノヴァの2005年作、復活作となった「エスケイプ」、入荷しました。

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オランダから極上のメロディを届けてくれたテラ・ノヴァ、解散そして別バンドのAQUILA結成によりしばらくその名を聞かなくなりましたが、晴れて復活、通算4作目となったアルバムをリリースしてくれました。

96年に「LIVIN' IT UP」でデビューし、ここ日本ではメロディアス・ハード・ファンの間で一気にブレイク、その後も「BREAK AWAY」、「MAKE MY DAY」と傑作をリリース、美しいジャケットと透明感と燃え上がる様な高揚感を個性とし、存在感をアピールしてくれました。

時代に逆行するという意味では象徴的なサウンドを持つ彼等、自国はもちろん世界的にも十分なサポートが得られぬまま解散、改名をしたわけですが、6年ぶりにオリジナル・メンバー3人により再デビューという形になっています。

オープニングの「LONG LIVE ROCK'N'ROLL」から、彼等の変わらぬ個性は加速を始めます。

ハード・ポップ的な疾走感と、メロディアス・ハードの分厚いサウンド・プロダクションを武器に、彼等はHR/HMのダイナミズムとJOURNEYやFOREIGNERといったアメリカン・プログレ・ハードの間を器用にすり抜けて行きます。

AQUILA時代はよりAOR的アプローチが強かったと思いますが、ここではギターとキーボードのバランスも理想的、オーソドックスなハード・ロック感覚も取り戻しています。

バンドの若年期を描いていると同時に、彼等の基本的なスタンスを象徴している「BACK IN THE EIGHTIES」のメロディや歌詞に触れると、大方の80年代至上主義のロック・ファンはニヤリとさせられるのではないでしょうか。

QUEENやSTRYPERも敵わないのでは、と思われる見事なコーラス・ハーモニーや、リーダーでもありヴォーカリストでもあるフレッド・ヘンドリックスの独特のセクシーなハスキー・ヴォイスも健在、彼等に今後も期待を寄せるメロディック・ロック・マニアはかなり多いと思われます。

2016年8月16日 (火)

SCHENKER PATTISON SUMMIT THE ENDLESS JAM CONTINUES

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マイケル・シェンカーのプロジェクト作、カヴァー・バンド第2弾、「ジ・エンドレス・ジャム・コンティニューズ」、入荷しました。

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まさかの第2弾となったシェンカー・パティソン・サミットのクラシック・ロック・カヴァー集で、神のファンならずとも興味をそそる選曲がシブすぎます。

マイク・ヴァーニーの監修の元、マイケルのリードを後から被せた様なのですが、タイトル通りのジャムとして聴けてしまうのは、やはりバック陣の凄さがあるからだと思います。

前作に引き続き、ヴォーカルはもちろんデイヴィー・パティソン、そしてドラムにはエインズレー・ダンバー、更に本作にはベースに御大ティム・ボガードが参戦しています。

BAD COMPANY、BEATLES、ロビン・トロワー、デレク&ドミノス、テンプテーションズ、アルバート・キング、CREAM、TRAFFIC、TEN YEARS AFTER、レイ・チャールズ、ウィリー・ディクソンと、まぁ良くもこれだけ集めたと言うべきカヴァーが並びます。

まさか神がジョージ・ハリソンを、あるいはクラプトンをカヴァーするとは、70年代、80年代の全盛期からは信じられない人も多いと思います。

メーカーを変えた事により、フライングVの音色は微妙に違いますが、むしろこういったスローな曲が多い中では、味わい深く聴けてしまいます。

「While My Guitar Gently Weeps」での神のプレイは、これはもう必聴で、見事に弾きまくってくれているのですが、押さえ気味ながらもかなりエモーショナルな泣きはここ数年でも出色のソロとなっている感があります。

2016年8月15日 (月)

POISON OPEN UP AND SAY...AHH!

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88年作、ポイズンのセカンド・アルバムとなった1枚で、LAメタル、グラム・メタル、ヘア・メタルと当時のポップな80'sメタルの象徴となった大名盤、「初めての***AHH」、入荷しました。

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派手なだけのお化粧バンド、ライヴでの実力不足等、彼等を揶揄する言葉は確かに多かったと思いますが、このポップな魅力を否定するのはかなり難しいと思われます。

甘さベッタリのキャッチーさと同時に、ハード・ロック、メタルの楽しさを存分に含んだサウンドでデビューした彼等は、KISSやCHEAP TRICK譲り、キラキラしたヴィジュアルはAEROSMITH、MOTLEY CRUEのDNAを引き継ぐという、いそうでいなかった存在感により当時のシーンでは頭一つ抜き出ていました。

本作ではその持ち前のポップ・センスを更にわかりやすく徹底し、No.1ヒットとなったバラード、「Every Rose Has Its Thorn」を生んでいます。

プロデューサーは前述のチープ・トリック、モトリー・クルーをも手掛けたトム・ワーマンで、この人の明快なハード・ポップ感覚が生かされています。

74年のヒット曲、ロギンス&メッシーナの「Your Mama Don't Dance (ママはダンスを踊らない)」のチョイスも抜群で、自分達の個性を良く知り尽くしていると思います。

500万枚以上のセールスは伊達ではない楽しさに溢れたアルバムで、当時アルバム・チャートの2位をしばらく独占していた様です。

彼等のトップの座を阻んだのは、ボン・ジョヴィの「New Jersey」、ガンズのファースト、そしてデフ・レパードの「Hysteria」という凄まじい時代だったわけです。

その中で妖しく咲いた毒々しくもスウィートな香りのする花として、今聴いても胸ときめく1枚です。

2016年8月14日 (日)

THE DEFIANTS THE DEFIANTS

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突如として名門フロンティアーズからリリースされた、DANGER DANGERの新旧のメンバー3人によるDEFIANTSのデビュー作、「ザ・ディファイアンツ」、入荷しました。

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オリジナル・メンバーのブルーノ・ラヴェル、二代目ヴォーカリストのポール・レイン、アンディ・ティモンズの後任として迎えられたロブ・マルチェロ、そしてゲスト・ドラマーとして元スティーヴ・モーズ・バンドのヴァン・ロメインが参加しています。

これはもうDANGER DANGERの新譜と言ってもいいと思われ、完成度が予想以上に高いため、こうした形でバンドと創作意欲を継続していかなくてはならないリーダー、ブルース・ラヴェルの身が不憫でなりません。

アンディ・ティモンズは致し方無いとしても、一体何故オリジナル・メンバーのスティーヴ・ウェストが参加していないのか、ファンとしては気になるところですが、そんな事も吹っ飛ぶ程の良曲揃いに感動してしまいます。

09年に「REVOLVE」という高性能メロディアス・ハード作をリリースしたまま、デンジャー・デンジャーの情報が入ってこなくなってしまいましたが、最近のブルースのインタビューを見るとどうも他のメンバーのモチベーションが上がらないと愚痴をこぼしていたのが気になったのですが、有り余るメロディ・センスは本作で爆発したと思われます。

DANGER DANGERに良質のハード・ポップのエッセンスと、独特の色気を持ち込んだヴォーカリスト、ポール・レインとの全曲共同作業により、かつてのキラキラ、ウキウキした極上サウンドが甦っています。
(余談ですが、インナーに映るポールの姿がかなり若々しいのですが、ここ日本でまだ記憶に新しい、薬物問題で世間を騒がせたあの大物アーティストに見えてしょうがないのですが。)

かなりの技巧派であるロブ・マルチェロは、ここでもテクニックをひけらかす事をほとんどせずに、曲に最適なプレイを与える事に徹し、どこまでも爽快に聴かせきってしまう職人ぶりも見事です。

ドラマティックなイントロが本編への期待を煽りまくり、続いてDANGER DANGER節が炸裂する「LOVE AND BULLETS」の流れだけでも、熱心なファンは狂喜ものでしょう。

カナダのBON JOVIと称されたポールの本領発揮となる哀愁メロハー、「WAITING ON A HEARTBREAK」、「THAT'S WHEN I'LL STOP LOVING YOU」では、メロウな部分を見せてくれますが、彼等の性分は明るく楽しいハード・ロッカーだと思います。

「REVOLVE」では笑い声のみでクレジットされたブルーノの愛息、ルークの可愛いカウントで始まる「RUNAWAY」では、同名異曲であるBON JOVIのデビュー曲のインパクトを超える痛快な高揚感を持ち、「TAKE ME BACK」ではブルース・スプリングスティーン、あるいはCHEAP TRICKといった先人達のエッセンスをハード・ロックとして調理したウキウキ感が満載となります。

ダーク&ヘヴィ&シリアスの時代が今も続いている中では、こうした陽性の爆発度は稀有なセンスではないでしょうか。

その他にも言葉にするのが陳腐な程、体が先に反応してしまう良質なメロディで一杯、捨て曲は一切無し、おそらく全曲シングル・カットが可能でしょう。

本家のDANGER DANGERはLOUD PARK 16で来日予定、このディファイアンツが一時期的なプロジェクトとして終わってしまうのか不明ですが、本作の完成度の前では彼等の未来に大きな期待を持たざるを得ません。

2016年8月13日 (土)

ELECTRIC SUN BEYOND THE ASTRAL SKIES

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オリジナルは85年作、孤高の天才にして飽くなきメロディ探求を続けるウリ・ジョン・ロートがエレクトリック・サン名義でリリースした第三弾アルバム、「アストラル・スカイズ -天空よりの使者-」、入荷しました。

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宇宙賛歌とも思える哲学的思考と深い信仰心、加えて独自のギター開発により、前2作の世界観を遥かに凌駕した大作となりました。

有名なスカイ・ギターの発案、導入により、フレット数を大幅に増やしたギターの泣きは最早天まで駆け上り、80年代初頭にありながらテクノロジーに頼った現代でも敵わない人力による美しさは言葉で表現するのが至難の業となっています。

ジーノ・ロート、ZENOのヴォーカリストとなるマイケル・フレクシグ、現FAIR WARNINGの
ウレ・リトゲン、元JETHRO TULLのクライヴ・バンカー、元SAMSONのニッキー・ムーアに加え、多くの女性コーラス陣を迎え、QUEENも真っ青のオペラチックな展開は鳥肌ものです。

「WHAT IS LOVE?」や「ICEBREAKER」といった、従来のHR/HM然としたメタリックなナンバーもありますが、壮大なバラード、SEや重厚なコーラスを軸としたプログレッシヴな構成がスケールの大きさを演出しています。

スカイ・ギターの音色は、主役として用意されたものではなく、こうした彼のトータル・コンセプトを具現化する必然性の上で生み出されたと考えるのが自然なのかもしれません。

独特のヨレ具合が妙に魅力的なウリのヴォーカルが、ギターと共に泣かせてくれる「I'LL BE THERE」、本作中最もヘヴィと思われる「ELEISON」の劇的な進行等、聴き所は満載、彼の崇高なる精神を例え理解できなくてもサウンドの衝撃は魂に響くはずだと思います。

2016年8月12日 (金)

LIONSHEART ABYSS

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2004年作のライオンズハートのアルバム、「アビス」、入荷しました。

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彼等はちょうど解散状態であったWHITESNAKEに対する消失感を穴埋めするかの様に登場し、多くの日本人が歌心溢れるスティーヴ・グリメットにヴ、ィジュアル的には似ても似つかないデヴィッド・カヴァーデイルの影を見たのでした。

ホワイトスネイクがシーンに復帰してから、その需要が不要になった様に消えていってしまいましたが、実際にはLIONSHEART結成の主要メンバーがファースト発表後に脱退してしまったのが原因であったわけです。

その後バンドはグリメットを中心に2枚のアルバムをリリースしますが、凡庸なHR/HMと評されてしまい、スティーヴ・グリメットは音楽業界から遠のき飲んだくれていた様です。

非常にわかりやすい転落ぶりもどこか愛すべきキャラではあると思うのですが、約6年ぶりにリリースされた通算4作目である本作、これがファーストの持つ胸熱くなるハード・ロック・センスを取り戻す勢いを持っています。

元々旧友であるギタリスト、イアン・ナッシュと別バンドを組み活動を再開していたそうですが、この組み合わせがかなり相性が良かったのか、LIONSHEART名義でアルバムを作る事になったそうです。

実際イアン・ナッシュなるギタリストが、実にいい仕事をしています。

手堅いプレイとギタリストとしてのエゴをあまり出さない慎ましさが、グリメットのヴォーカルを最大限に生かしていて、更に作曲センスが非常に優れています。

WHITESNAKEというよりはLIONやBAD MOON RISINGを思い出してしまうオープニング曲、「SCREAMING」、そしてそれに続く「NIGHTMARE」。

これは期待が持てそうだぞと思っていると、フォリナーの様なサビを持つ「ALL I GOT」、そしてコレ!コレ!と思わず声を上げてしまいそうなバラードの「I NEED LOVE」。

更に後半も勢いは止まらず、WHITESNAKE節をおもいっきり楽しませてくれるナンバーが数曲続く事になります。

グリメットの声は若返ったかの様にセクシーに響き、その声の魅力を知り尽くしたメロディ、リフが用意され、結果的には誰もが望むライオンズハートのアルバムになったと思います。

デヴィッド・カヴァーデイルが泣いて羨むのではと思える名曲、「IF YOU CUT ME」を聴く限り、まだまだ需要はあるバンドだと思うのですが、残念な事に本作以降は消滅状態となっている様です。

2016年8月11日 (木)

THIN LIZZY CHINATOWN

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オリジナルは80年作、シン・リジィの通算10作目となったアルバム、「チャイナタウン」、入荷しました。

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前作の「ブラック・ローズ」は、アイリッシュ・トラッドとハード・ロックの融合、加えてゲイリー・ムーアのキャリアの中でも名演とされるプレイが満載され、ロック史に残る大名盤となりました。

そのゲイリーが離脱し、リジィは新たにスノーウィー・ホワイトを迎えます。

地味目な印象の強いギタリストですが、堅実なブルース・プレイヤーであり、味のある音色が個性であったホワイトは、スコット・ゴーハムとの相性も良く、本作を愛すべきシン・リジィ作品の中でもポップでメロディアスなものとしています。

彼が作曲に加わったアルバム・タイトル曲は、スピーディーなハード・ブギとなり、「Having A Good Time」ではハード・ポップ調のソフトなセンスが生かされ、新たなバンドの魅力を生むのに貢献しています。

おそらくスコット・ゴーハムにとっても刺激になったであろう新生リジィのサウンドは、70年代に培ってきたライノット節に加え、更に洗練されたハード・ロックを生み出そうとしていたのだと思います。

次作で正式メンバーとなるダーレン・ワートンのキーボード、ヴィサージやウルトラヴォックスでニュー・ロマンティック路線で大成功を収めようとしていたミッジ・ユーロの参加等、80年代に向けての模索も所々で感じられます。

あまりにも個性が強すぎるフィル・ライノットのヴォーカル・スタイルは、さすがに曲調、バンド・サウンドが変わろうとやはり普遍です。

そのクセのありすぎる音が、良くも悪くもシン・リジィがNWOBHMの流れに乗りきれなかった理由になったのは仕方無いとしても、今聴いても十分にセクシーかつ哀愁に満ちた本作はシーンとは関係なく名盤であると思われます。

その証拠にこれまでのリジィ節を総括する様にストリングスが盛り上げる「Didn't I」を聴いていると、彼等が80年代メタルと同列して語られるにはあまりにも優しく、情緒的なバンドであった事を改めて再認識させられます。

2016年8月10日 (水)

DOKKEN BROKEN BONES

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前作から4年ぶりとなったドッケンの通算12作目で、現在のところ最新アルバムとなっている、「ブロークン・ボーンズ」、入荷しました。

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当初ドン・ドッケンはDOKKENの最期の作品とインタビューで明かし、マイケル・シェンカーとアルバムを作ると言っていたようですが、どうやら撤回がされたそうです。

近作ではジョン・レヴィンをギタリストに据え、なかなか力の入ったアルバム、「HELL TO PAY」、「LIGHTNING STRIKES AGAIN」と、ほぼ4年置きにリリースが続きましたが、この分でいくと今年あたり新作が発表されてもよさそうと思っていたところ、オリジナル・メンバーでの再結成が伝えられています。

目下のところ日本でのLOUD PARK参戦が活動のピークとなる様ですが、本作で聴けるドンのかなりアダルトになった声で往年のヒット・ナンバーがどう歌われるのか、興味は尽きないところだと思います。

肝心の本作、ベースにQUIET RIOT、HOUSE OF LOADS、GREAT WHITE等を渡り歩いてきたショーン・マクナブが正式参加、ツアー・メンバーであったジミー・デグラッソ、そしてマーク・ボールズのゲスト参加も見られます。

アルバムはDOKKENらしい欧州的な湿り気をスピードに乗せた切れ味の良いナンバー、「EMPIRE」で幕を開けます。

オープニングからかなり期待を煽ってくれますが、アルバムの構成はなかなか考えられた進行をしていきます。

ミドル・テンポの渋みとキャッチーなサビを持つアルバム・タイトル曲に続き、中盤まではダークかつメロディアスなナンバーが続きます。

7曲目の「BURNING TEARS」で、それまでのトーンを一気に変える80年代ドッケンを展開してくれています。

かつての「ALONE AGAIN」の叙情性は、続く「TODAY」でも発揮され、こちらを焦らす様に徐々にメロディが輝き出します。

「FOR THE LAST TIME」では、いよいよ哀愁メロディが疾走モードに入り、「UNDER LOCK AND KEY」時代にタイムスリップさせてくれます。

「FADE AWAY」でもその勢いは止まらず、コレ!コレ!と思わず叫びたくなります。

そしてラスト・ナンバーの「TONIGIHT」は、「KISS OF DEATH」を思わせる、まさに「BACK FOR THE ATTACK」に収録されていてもおかしくミドル・ヘヴィ・チューンとなっています。

静かに盛り上がり、後半怒涛のラストスパートを見せる涙ものの展開は、これがラスト・アルバムになってもおかしくない完成度である事を認めたくもなってしまいます。

ジョージ・リンチの影に常に晒されていたジョン・レヴィンもかなり健闘しています。

オリジナル・ドッケンの復活が今後どうなっていくのかわかりませんが、少なくともドン・ドッケンのメロディ気質はまだまだ枯れていないと思えます。

2016年8月 9日 (火)

GARY MOORE BLUES ALIVE

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ゲイリー・ムーアのライヴ盤、「ブルース・アライヴ」、入荷しました。

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90年作の「Still Got the Blues」以来、ブルース回帰路線としてゲイリー・ムーアが、その第2弾として発表した92年作の「After Hours」に伴うツアーの模様を収録したライヴ盤です。

収録はロンドン、パリ等、各地での音源を集めたものとなり、スタジオ盤では味わえないパワフルなブルースのダイナミズムが堪能できるものとなっています。

ツアーをサポートするメンバーは、グレッグ・レイクとの仕事や「Corridors of Power」にも参加していた名キーボーディスト、トミー・アイアーを始め、元KINKS、そしてWISHBONE ASHでの活動も有名なベーシスト、アンディ・パイル等。

更にスタジオ・アルバムにも参加していたホーン・セクションももちろん加わり、ゴージャスなバンド・サウンドが再現されています。

特筆すべきは当時豪華な共演と話題となった「Still Got The Blues」収録の「Too Tired」のスペシャル・ゲスト、アルバート・コリンズがライヴにも出演しています。

スタジオ・テイクでは収録されていなかったエルモア・ジェイムスのカヴァー、「The Sky Is Crying」、クラプトンもカヴァーしていたブルース・クラシック、「Farther Up the Road」、またボーナスCDではサザン・ブルースの巨匠、ウィリー・コブスの「You Don't Love Me」も披露されています。

もちろん当時のゲイリーの泣き節が炸裂する「Story Of The Blues」、そして誰もが愛する「スティル・ゴット・ザ・ブルース」、更にここで演ってくれるのかと歓喜せずにはいられない7分にも渡る「パリの散歩道」と、とろける様なせつなさを全開にしてくれています。

この3曲に限っては、ゲイリー・ムーアという人がブルースとは切っても切れないギタリストでありながら、明らかに独自の新解釈を盛り込む事により大衆性を得ていたミュージシャンであった事を痛感させられる普遍性を持っていると思います。

2016年8月 8日 (月)

MARI HAMADA Aestetica

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日本が誇るメタル界の永遠の歌姫、メルダック移籍第3弾、前作からは約3年ぶりとなった通算20作目のアルバム、「エステティカ」、入荷しました。

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この人のキャリアから言えば多少長いブランクとなりましたが、その間育ての親と言える樋口宗孝の訃報、デビュー25周年記念の2枚組コンピレーションをリリース等、ある意味節目とも言える時期であったと言えます。

アルバム・タイトルはラテン後のaesthetica(美学)とestetica(耽美、唯美)からの造語とも思えますが、まさに言い得て妙、50歳を目前にしての貫禄、探究心、美声が全て最高のレベルで具現化された1枚と思われます。

まず注目すべきは、当時やはり徳間ジャパンに在籍していたLOUDNESSから高崎晃が参加している事でしょう。

アルバム冒頭の2曲、「STAY GOLD」、「SOMEBODY'S CALLING」で聴けるこの両者のタッグは、ゴージャスかつ流麗なメロディも手伝い、80年代ジャパメタ・ファンからすれば感慨深いものがある豪華な共演となっています。

浜田麻里作品ではお馴染みとなった本間大嗣、更に寺沢功一、満園庄太郎、宮脇“JOE”知史の名前も並び、日本のHR/HM界のトップ・ミュージシャンが揃っているのも見逃せません。

また前作同様、海外の一流ミュージシャン、マイケル・ランドゥ、リーランド・スカラー、グレッグ・ビソネットが参加しています。

昨今の嬢メタルを軽くいなすかの様な完璧なハイトーン・シャウト、寸分の隙もないメタル・サウンドは最早ひれ伏す他ないと思われ、加えてインナーで堪能できる美魔女としての美貌と若さはただただ見惚れるばかりとなっています。

また特筆すべきは、この人のセルフ・プロデュース能力でしょう。

美学を追求するために必要な人材集めから、楽曲の完成度の維持、そしてメロディに最適な声、表現力を自らコントロールできるというのは、世界広しと言えども女性ヴォーカリストとして単独プロデュースを貫徹する人は他にそういないのではないでしょうか。

特に作曲センスも冴えを見せていて、自ら手掛けたナンバーは全て、かつてJ-POPフィールドで活躍していた頃のポップでキラキラしたものを感じさせます。

全曲がシングル・カット可能な勢いなのですが、前述の高崎晃参加の「STAY GOLD」は重厚なメロディアス・ハード、自作の「STELLA」はスケールの大きいバラード、80年代の黄金メロディが炸裂した「CRESCENDO」等は、この人のファンを続けてきて本当に良かったと思える事請け合いです。

全体的にはここ数年のアルバムと比較すると、かなり全盛期に近いキャッチーさに自覚的であったと思われ、各曲のモダンなメタル・サウンドにこだわったアレンジとの対比が独特の魅力を持っている美しい1枚です。

2016年8月 7日 (日)

PAUL RODGERS CUT LOOSE

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オリジナルは83年作、ポール・ロジャースの初ソロ名義となったアルバム、「カット・ルース」、入荷しました。

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82年にBAD COMPANYを脱退しその後の動向が注目されていましたが、精力的な活動をすぐに再開し、話題性もあったのですがセールス的にはあまりパッとしなかったのが不思議な傑作です。

単独セルフ・プロデュース、全てのインストゥルメンタルを自身が担当という、ロック界きっての名ヴォーカリストというイメージだけでなく、優れたマルチ・プレイヤーである事を証明してくれています。

制作当初、ジミー・ペイジとの合体があった様ですが、この二人はご存知の様に85年にTHE FIRMとしてアルバムをリリース、やはり大きな話題となりました。

そのTHE FIRMのセカンド・アルバムで有り最終作となった「MEAN BUSINESS」で再演された「LIVE IN PEACE」、バッド・カンパニー用の曲であった「SUPERSTAR WOMAN」、ガッツ溢れるハード・ロックとなった「FRAGILE」、ロバート・プラントが泣いて悔しがりそうなゴキゲンなブギ「BOOGIE MAMA」等、ソング・ライティングも冴えています。

当然の事ながら、この人の声が生かされたナンバーばかりが並び、まさにいぶし銀のブリティッシュ・ハード・アルバムとなっています。

デヴィッド・カヴァーデイルやルー・グラムが、いくら熱唱、絶唱しても適わないと思われるこの魅力には、本当に頭が下がります。

以降のザ・ファームや、ザ・ロウ、クイーンでの活動も聴き所は確かにあるのですが、本作でのストレートなメロディが揃った完成度には及ばないと思うのですが、どうもあまり評価されていないのが本当に残念な1枚です。

2016年8月 6日 (土)

THE MICHAEL SCHENKER GROUP

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オリジナルは80年作、押し寄せるNWOBHMブームの中、まさに満を持してリリースされたMSG第一弾アルバム、「神(帰ってきたフライング・アロウ)」、入荷しました。

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UFOのライヴ・アルバム、そしてSCORPIONSの「LOVEDRIVE」のゲスト参加を最後にシーンから遠ざかっていたマイケル・シェンカーが、自らビューティフル・ロックと呼ぶ美旋律と共に蘇り、ハード・ロックの大きな転換期にも貢献した1枚です。

メンバーは当時マイケルとゲイリー・バーデンのプロジェクト・バンド的なセッション・スタイルではあったものの、サイモン・フィリップス、ドン・エイリー、モ・フォスターという強者に支えられ、全曲捨て曲が全く無い完成度を誇っています。

「クライ・フォー・ザ・ネーション」のイントロ、「イントゥ・ジ・アリーナ」の高揚感、そして「ビジョー・プレジュレット」の美しさに当時のハード・ロック少年少女は胸を熱くしたのでした。

そして無名の新人、ゲイリー・バーデンの貢献度はもっと再評価がされていいと思いますが、どうも早い段階からライヴ・パフォーマンスの弱さばかりが指摘されたのが残念です。

インスト・ナンバーを除き、作詞、そして歌メロは全てゲイリーが担当し、その言葉の使い方やメロディ・センスは本作を大名盤にしている大きな要素になっています。

ロック的なエロエロ・ソングもあるにはありますが、かなりスケールの大きい歌詞世界もMSGの個性の一つになっていた気もします。

当時はUFOでのマイケルを知らずに、本作からHR/HMデビューをした人も多かったのではないでしょうか。

それだけこのアルバムは雑誌等で高評価、話題になった事でインパクトは強く、サウンドも日本人好みのメロディに溢れた親しみやすいものだったと思います。

尚、2009年にリマスターされた本作、更にクリアかつタイトになった印象があり、特に「INTO THE ARENA」はその印象が強くなります。

また追加収録された10曲目から14曲目までの5曲は、ファンにとってはこれまでレアとされてきたデモ集で、マイケル、ゲイリーの二人にビリー・シーン、デニー・カーマッシーという奇跡的なメンバーでレコーディングがされたものです。

「FEELS LIKE A GOOD THING」の原型と思われる「AFTER MIDNIGHT」、UFO時代のポップなセンスが微笑ましい「GET UP AND GET DOWN」、ブリティッシュ・ハード色の強い「JUST A LOVER」等、なかなか興味深く聴けるため、必聴と言えるでしょう。

2016年8月 5日 (金)

IRON MAIDEN IRON MAIDEN

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オリジナルは80年作、記念すべきアイアン・メイデンのデビュー作となったアルバム、「鋼鉄の処女」、入荷しました。

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NWOBHMシーンが爆発したのは、間違いなく本作をきっかけとしたと言っても過言ではないと思います。

その印象的なジャケットから、バンド名、そして飛び込んでくるスピーディーなナンバーは全てが新しく聴こえたものでした。

ほぼ同時期にジューダス・プリーストが「BRITISH STEEL」をリリースし、メタル・ゴッドの愛称を自ら生み出していますが、まさに英国ハードの過渡期を作ったのはこの両者だったのは誰もが納得するところだと思います。

言ってみればこの2枚のアルバムは、それまでのヘヴィ・メタルという大雑把なイメージを包括的にまとめてくれたわけで、当然の事として以降のシーンも両輪で牽引したのだと思います。

直線的、鋭角なリフを主体に、歌メロはかなり聴きやすいとも思えるキャッチーさがジューダスの新機軸だったとしたなら、メイデンの新しさはツイン・リードとベースのユニゾンを含む攻撃的な疾走感、低音ヴォーカルでのシャウトと吐き捨てる様な唱法が挙げられると思います。

当時のパンク・ファンが、メイデンをすんなり受け入れていた事を考えると、この違いはかなり大きなものであったのではないでしょうか。

確かに初代ヴォーカリストのポール・ディアノの情緒過多にならない、言わばクールとも言える声にはパンキッシュな魅力も有りましたが、メイデンの奥深い音楽性はそれだけでは語り尽くせません。

すでにプログレからの影響を露わにしていて、複雑な曲、リズムの構成はそれまでの様式美ハード・ロックには見られなかったもので、クラシックやブルースを下敷きにしたブリティッシュ・ハードの歴史を見事塗り替えた感すらあります。

スティーヴ・ハリスのドンシャリ感満載のベースも独特で、ギター3本に聴こえてしまうバンド・サウンドの分厚さも特筆すべき点でしょう。

加えてこの時点のこの作品をツェッペリンやサバス、パープル、あるいはシン・リジィやUFOといったそれまでの大物バンドと似ても似つかない独創性を完成させていたのは、今改めて聴き直しても奇跡的な事であったと思います。

2016年8月 4日 (木)

MSG PERFECT TIMING

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは87年作、神の再復活、そしてMSGの新たな歴史の始まりとなった1枚、「パーフェクト・タイミング」、入荷しました。

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マイケル・シェンカーが83年作の「限りなき戦い」から4年ぶりにシーンに復帰、しかもMSGの名前をマッコーリー・シェンカー・グループとして復活させ、多くのハード・ロック・ファンを狂喜させたアルバムです。

NWOBHMシーンの中で名声を更に高めたマイケルは神と称され、日本でも絶大な支持を受けていましたが、4年間の沈黙の間にメタル界もすっかり様変わりしてしまったわけです。

元グランプリのロビン・マッコーリーという名パートナーを得て、時代に真っ向勝負を挑んだサウンドとなりましたが、キラキラ度と翳り具合の絶妙な融合が衝撃的でした。

更に元ライオンハートのロッキー・ニュートン等の新鮮な才能をバックにし、キャリア初と言えるアメリカナイズされた80年代メタルへの挑戦は、当時多くのファンを惑わせたのも事実だと思いますが、曲の充実ぶりには素直に納得した人も多かったと思います。

MTVで流れた「GIMME YOUR LOVE」の衝撃は、MSG登場時のそれと似通ったものが確かにありました。

けっしてポップ・メタル然となったわけではないのですが、陽性の歌メロが目立ち若返った印象が強いのは、このラインナップならではだと思われます。

同時にこれまでの欧州的な湿り気が確実に漂っているのも、大きな特徴であったと思われます。

UFO時代よりも長くなった金髪を振り乱し、華麗なメロディを怒涛の様に繰り出す神の技に、第三の絶頂期を見る思いでありがたく拝聴したオールド・ファンも少なくなかったのではないでしょうか。

2016年8月 3日 (水)

DIO HOLY DIVER

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは83年作、今は亡きロニー・ジェイムス・ディオが、レインボー、ブラック・サバスの世界観を更に濃縮したと思える程の音を生み出したディオの1stアルバム、「ホーリィ・ダイヴァー~情念の炎」、入荷しました。

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超2大バンドの看板を務め、70年代、80年代と圧倒的な存在感を放っていたロニーのその後の動向が注目されていた中、誰もが望む様式美メタルの具現化の理想形として完成されていたのはもちろん、ある意味意外とも思えたポップ化が大きな収穫であったと思います。

ジミー・ベイン、ヴィニー・ムーアという超強力リズム隊に、当時無名であったヴィヴィアン・キャンベルを発掘し、タイトでへヴィ、そしてサウンドはドラマティック、更にロニーが嫌った筈の後期レインボーを思わせる適度なキャッチーさが新鮮でした。

リッチー・ブラックモア、トニー・アイオミにとっては、理想的な炎のヴォーカリストであったロニーの強すぎる個性は、いつしかギタリストとしては持て余し気味感も生まれたのではないでしょうか。

おそらくロニー自身もそれに気づいていた筈で、自分の完全主導によるバンド結成は必然だったと思われます。

中世へのロマン、情念、魂を感じさせる歌唱は、ロニーの優れた資質であるのはすでに有名でしたが、以降明らかになっていくわけですが、時流にかなり敏感であったのも彼の才能だったと思います。

すでにこの段階でそのセンスは発揮され、80年代メタルのキラキラした時代の中でも、DIOが違和感なくハマっていたのは、そうしたロニーの時代感覚があったからこそだと思います。

若き新星、ヴィヴィアン、隠れたメロディ・メイカー、ジミー・ベインの手助けもありながら、ロニーは自身のキャリアの最高峰となるべく練られた構成、楽曲の完成度の高さをここで実現したのでした。

レインボーにも劣らないポップさが目立つ「CAUGHT IN THE MIDDLE」や「RAINBOW IN THE DARK」、ロニー節の真骨頂となった「DON'T TALK TO STRANGERS」のドラマ性、ヴィヴィアンの力量も目立つ疾走型アンセム・メタルの原型となった「STAND UP AND SHOUT」等、実に名曲が多いのに改めて驚かされます。

2016年8月 2日 (火)

ROUGH CUTT WANTS YOU!

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オリジナルは86年作、ラフ・カットのセカンド・アルバムであり、彼等の最終スタジオ作となった、「ウォンツ・ユー」、入荷しました。

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LA出身という事でLAメタル勢の一派として認知されていましたが、彼等の強みは派手なヴィジュアルではなく、ポール・ショーティーノのソウルフルなヴォーカルを看板にした正統派アメリカン・ハードというべき確固たる音楽性でした。

後にQUIET RIOTやKING KOBRAで重宝される事になるこのヴォーカリストを看板に、バンドの幅広いセンスと手堅いサウンドが合体した事で、同時代のポップ・メタル勢とは一味も二味も違った男臭さを持っていました。

またこのバンドは大成した名手を輩出している事でも有名で、ジェイク・E・リーを始め、DIOで活躍したクレイグ・ゴールディー、クラウド・シュネルが在籍していた事からも、伝説的に語られる事になりました。

ただ作品そのものがバカ売れしたわけでもないので、曲自体が正当評価がされていないままなのが残念でなりません。

トム・アロムのプロデュースによるデビュー作は、そうした骨っぽさと玄人受けするメロディ作りが話題になりましたが、本作はAEROSMITHやCHEAP TRICKとの仕事で有名なジャック・ダグラスが関わっています。

この両者のタッグの良さがまた見事なのですが、よりケバさと甘さがシーンにもとめられていた時代にあっては、本作がセールス的にはあまりパッとしなかったのは致し方ないのかもしれません。

オープニングからモントローズやヴァン・ヘイレンを彷彿させる爆発型スピード・ナンバーが展開されています。

リフには80年代的なアプローチが目立ちますが、やはりヴォーカリストの個性がこのバンドを独特のものにしています。

ジャック・ダグラス特有の太いリズム隊の処理がパワフルさを強調し、その一方でメロディアスなナンバーではクリアなギターを最優先に生かす手際の良さも本作を際立てています。

過度な情緒に頼らないアダルトなメロディアス・ハードと言える「TAKE A CHANCE」、パワー漲るパーティー・ロックのお手本的ナンバー、「WE LIKE IT LOUD」、スマートなポップ・センスが嫌味無く疾走していく「LET 'EM TALK」、そしてポールのヴォーカルの絶唱が胸に染みるブルージーなパワー・バラード、「THE NIGHT CRIES OUT」等、良曲揃いの傑作で、キラキラしたヘアメタルとは違った80年代の良さを満喫できるアルバムだと思います。

2016年8月 1日 (月)

IRON MAIDEN PIECE OF MIND

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オリジナルは83年作、アイアン・メイデンの通産4作目となったアルバム、「頭脳改革」、入荷しました。

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「魔力の刻印」、「パワースレイヴ~死界の王、オシリスの謎」と、ド派手な大傑作2枚に挟まれ、地味な印象も受けるアルバムですが、彼等の以降の骨格を形成したと言える重要作だと思います。

まずドラムがクライヴ・バーからニコ・マクブレインに交代。

これによりスティーヴ・ハリスとの鉄壁のリズム隊が生まれ、ますますタイトになったのはもちろん、幅広い音楽性にも柔軟な対応が可能となりました。

彼等がN.W.O.B.H.M.シーンから一歩抜き出て、メタル・バンドとして圧倒的な支持を得ていくのは、このリズム隊の見事さも大きな要因だったと思います。

更に前作では加入したばかりのブルース・ディッキンソンが、ソング・ライティングに関わる様になっています。

彼のドラマティックでエモーショナルな個性が生かされた「Revelations」は新たなバンドの魅力ともなり、エイドリアン・スミスとの共作となった「イカルスの飛翔」は、バンド史上最もラジオ・フレンドリーなアンセムとして知られているわけです。

他にもライヴの定番曲となる「The Trooper」、バンドのもう一つの側面でもあるプログレ指向が始めて具現化されたと言える「To Tame A Land」等、優れたナンバーを配しています。

改めて聴き直してみると、バラエティに富んだ内容が一見散漫にも見えがちなのですが、以降のメイデン・サウンドの全てが詰まったとも受け取れる事が可能だと思われ、それを的確に表現できるメンバーが揃った事が一番の強みになったのが良くわかる力作です。

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