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2016年5月の31件の記事

2016年5月31日 (火)

KISS PSYCHO CIRCUS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは98年作、KISSの通産18作目(各メンバーのソロ作含まず)となったアルバム、「サイコ・サーカス」、入荷しました。

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80年作の「仮面の正体」以来、なんと18年ぶりにオリジナル・メンバーがメイク姿で揃った1枚として話題となりました。

本作以降、やはりエースとピーターは離脱しましたが、ここでのサウンドの充実振りにはかなり驚かされます。

プロデュースは意外にもKISSとは初顔合わせとなる故、ブルース・フェアバーン。

晩年の彼のキャリアの中では、ハード・ロック、メタル系のバンドとの最後の仕事になってしまったのですが、見事な手腕を見せてくれました。

キャッチーかつ突き抜ける様なハードなKISSサウンドが全編に渡って貫かれています。

ジーン作の素朴なタッチのバラード、ポール作で「Beth」を彷彿させるピーターが歌うスロー・ナンバー以外は、年を感じさせないパワーを感じさせるアッパーなものとなっています。

バンド初となる4人が全員ヴォーカルを担当する「YouWanted The Best」がハイライトとなっており、このアルバムを忘れ難いものとしています。

アルバムとしては全米でなんとKISS史上初のチャートTop3入り、オーストラリアではNo.1となる人気の強さを誇った1枚です。

2016年5月30日 (月)

SHY BREAKAWAY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

シャイの5曲入りEP、「ブレイクアウェイ」、入荷しました。

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2011年、オリジナル・メンバーであり、バンドの要であったスティーヴ・ハリスの他界により、惜しまれながら解散してしまったSHYは、今だUKメロディアス・ハード界の名バンドとして伝説的に語り継がれていると思います。

特に2000年代に入ってからの彼等の作品群は、ハード・ポップ色と美麗なキラキラ・キーボードの導入により、陽性の魅力が開花した名盤ばかりとなりました。

ブリティッシュの哀愁感、翳りも魅力的だった80年代のシャイとはまた違った個性を新たに身に纏い、捨て曲無しの見事な完成度が多くの人を唸らせたと思いますが、そのきっかけとでも言うべきブレイクスルーが、02年作の「Unfinished Business」でした。

実は彼等はその1年前に5曲入りEPをリリースしているのですが、それが本作となっています。

後にアルバムに収録される「BREAKAWAY」、「NO OTHER WAY」の2曲が、alternate versionとしてまず収められています。

アルバム・ヴァージョンと比べ、シンプルなアレンジによるものですが、洗練されたメロディの輝きはすでに目を見張るものがあります。

一時期はアメリカン・ポップ・メタルへの接近により、随分軽いイメージに変貌した彼等ですが、この2曲により色気と上品さを獲得、まるで別バンドとして生まれ変わった気がします。

そしてアコースティック・ヴァージョンとして収録された残り3曲は、N.W.O.B.H.M.時代からのファンにとっては涙ものとなっています。

85年作のセカンド、「Brave the Storm」に収録されていた名バラード、「REFLECTIONS」(正確にはメジャー・デビュー前の前作、「Once Bitten...Twice Shy」に初収録されたナンバーです)、伝説的名盤となった87年作のサード、「Excess All Areas」に収録されていた「EMERGENCY」(マイケル・ボルトン作)、「YOUNG HEART」が、アコギ1本をバックにトニー・ミルズが美声を聴かせてくれています。

ファンにとってはこの3曲は必聴ものとなる程の美しさがありますので、かなりオススメの1枚です。

2016年5月29日 (日)

ZZ TOP XXX

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

アルバム・タイトルはデビュー30周年を意味するものとなり、通算13作目となったZZトップの99年作の、「トリプルX」、入荷しました。

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ジャケットの地味さ、渋さ同様、彼等特有の愛想の良さを封印したかの様なゴリゴリのハード・ブギ、ハード・ブルースが全編を貫いています。

ここへ来て一体何故これ程までにストイックなサウンドに徹したのか首を傾げてしまいますが、独特の音処理のギター、ドラムが熱い塊となって体感できる迫力に圧倒される事必至です。

デビュー以来彼等のマネージャーでもあり名プロデューサーであるビル・ハムがクレジットから抜け、ビリー・ギボンズ単独プロデュースとなった本作、おそらくバリバリの現役感覚を具現化したかったのではないでしょうか。

これまでどこか力を抜いたスットボケ感覚と茶目っ気とも思えるポップ・センスもバンドの魅力となっていたと思いますが、唯一「Fearless Boogie」で親しみやすい古典的なブルースを踏襲した他は、女、子供を寄せ付けない殺気の様なものすら漂う気もします。

アメリカではこれまでになくセールスが落ち込んだ様ですが、それもわかる気もします。

それでもまるでAC/DCか、と思わせる程のリックが炸裂する「DREADMONBOOGALOO」や、ツェッペリンの方法論、すなわちリフを紡ぐ事によってグルーヴを生み出す単純かつ重厚な構築性は、HR/HMファンにとっては嬉しい徹底ぶりだと思えます。

唯一スロー・ナンバーとなった「MADE INTO A MOVIE」は、パワー・バラードを越えてヘヴィ・バラードと呼ぶべきものになっているのも新機軸かもしれません。

アルバム後半はライヴ・ヴァージョンとなっていて、あの「Fandango!」を思わせる構成も心憎いところです。

驚きなのは「HEY MR. MILLIONAIRE」で、ジェフ・ベックがヴォーカルのみでゲスト参加という変わった趣向を見せてくれています。

2016年5月28日 (土)

DOKKEN LIGHTNING STRIKES

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ドッケンの通算10作目となったアルバム、「ライトニング・ストライクス・アゲイン」、入荷しました。

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前作から4年ぶり、そしてメロディアス・ハードの名門レーベルとなったフロンティアーズ移籍第1弾となった1枚です。

最早このバンドに多くの期待を持って接していた人も多くなかったと思いますが、迷走していた90年代を無かった事にするかの如く、ドン・ドッケンはここでやってくれました。

ファンなら一目瞭然、アルバム・タイトルはサード・アルバム、「Under Lock and Key」の収録曲から取られ、ジャケット・アートは彼等の絶頂期を象徴する「Back for the Attack」を彷彿させるものとなっています。

80年代回帰は見た目だけではありませんでした。

オープニングの「Standing On The Outside」は、まるでかつての「Unchain the Night」や「It's Not Love」を思わせるドッケン節が戻っています。

この1曲で往年のファンなら震えが走ると思うのですが、次から次へ飛び出すメロディ、ギターは、80年代の彼等のアルバムに入っていても違和感の無いものとなっています。

完全にジョージ・リンチのリフ、音色を再現しているジョン・レヴィンは、責められるべきではないと思います。

これはおそらくドン自身がDOKKENの最も美味しい部分を意識的に完全再現したのだと思われます。

ドンの声が年齢のせいか、クリーンよりも渋みの目立つ部分もありますが、それでも見事にドッケン・ブランドは甦ったと思います。

後にドン抜きのジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソン、ミック・ブラウンのDOKKEN組が、「T&N(Tooth and Nail)」として、ドッケン・ナンバーでの活動を始めたのは、本作に対する怒りからかもしれません。

いずれにしてもファンはそうした細かい事よりも、あのキラキラしたドッケンの輝きを本作に見出す事に素直に喜んでいいのだと思います。

2016年5月27日 (金)

GREAT WHITE ONCE BITTEN

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは87年作、グレイト・ホワイトの3作目となったアルバムで、彼等の名を一気に上げた1枚、「ワンス・ビトゥン」、入荷しました。

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LAメタル・シーンの一派としてデビューを果たし、ジャック・ラッセルの渋すぎるヴォーカルがすでに同時代のバンド群とは明らかに毛色が違う事を体現していましたが、本作によりいよいよ本性を現したのでした。

ブルージーなハード・ロック・スタイル、と言ってしまえばそれまでなのですが、ツェッペリンのDNAに80年代メタルのキャッチーさが加わったとも思える個性は、ヴィジュアル先行型のバンドには真似できないセクシーさが漂っています。

シングル・ヒットした「Rock Me」では、パワー・バラードに頼らずとも男泣きが可能な事を教えてくれる哀愁感を漂わせていますが、これは10代のためでなく大人のためのハード・ロック・バンドという印象も強くしてしまった気もします。

ブルース指向というキーワードが、それをより強くしていたのですが、バンド自身が望んだ結果なのかもしれません。

ただアメリカのバンドだけに、根っからのロック好きという気質が80年代的なアプローチの中でヘア・メタル勢と変わらない高揚感を保つというギリギリのバランス感覚となり、彼等の強い個性に繋がっていたと思います。

2016年5月26日 (木)

TYGERS OF PAN TANG THE SPELLBOUND SESSIONS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

タイガース・オブ・パンタンのEP、「ザ・スペルバウンド・セッションズ」、入荷しました。

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N.W.O.B.H.M.の熱心なファンなら飛びつかずにはいられないと思われるこの6曲入りEPは、タイガース・オブ・パンタンの81年作のセカンド・アルバム、「SPELLBOUND」の30周年記念としてリリースされたものです。

彼等は2010年にも同じパターンで「The Wildcat Sessions」なるEPをリリースしていて、自主制作ながら精力的な活動を続けているのですが、この勢いでオリジナル・アルバムのリリースが待たれるところだと思います。

「スペルバウンド」は彼等の最高傑作として知られる1枚でもあり、ジョン・デヴァリル、ジョン・サイクスと二人の美形メンバーが新たに加わった事、さらに研ぎ澄まされたリフと疾走感が一気にアップしたメタリックなサウンドが、N.W.O.B.H.M.を象徴する名盤たらしめています。

本作のジャケットの黒のレスポールが象徴する様に、ニュー・ギター・ヒーローとして注目されたジョン・サイクスばかりが目立っていた気もしますが、ソング・ライティングの巧さ、男っぽい低音がセクシーだったヴォーカル等、同時代にバンド群の中でも際立った個性を持っていたと思います。

オリジナル・メンバーはすでにギタリストのロブ・ウィアーのみになってしまいましたが、ほぼオリジナルに忠実にセルフ・カヴァー大会となっていて、ジョン・サイクス抜きでも十分にカッコいい出来となっています。

どうせならアルバム全曲再現して欲しい気もしますが、当時のファン、あるいは初めて触れる方でも、タイガースの魅力を知るのに最適なナンバーが選ばれています。

5代目ヴォーカリストとなるジャコポ・メイレは、渋さを感じさせながらもかなりストロングな声質を持っている人ですが、ここではジョン・デヴァリルっぽく歌っている感もあり、ますます好感が持ててしまいます。

これぞNWOBHMとでも言うべきリフの嵐、「Gangland」や「Hellbound」、80年代パワー・バラードの初期型モデルと言える「Mirror」、そして彼等がDEF LEPPARDと同様の成功を手にしていても全くおかしくなかったとも思える名曲、「Don't Stop By」等、ベストと言えるナンバーが揃っています。

2016年5月25日 (水)

GIRLSCHOOL KING BISCUIT FLOWER HOUR PRESENTS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

女性メタル・バンドとしては、世界最長寿として知られるガールスクール、彼女達の84年のライヴ音源を収録したレアな1枚、「キング・ビスケット・フラワー・アワー・プレゼンツ」、入荷しました。

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アメリカの伝説的ラジオ番組、キング・ビスケット・フラワー・アワーのオンエア用音源として収録されたもので、なんとカントリーの聖地、ナッシュビルで行われたライヴとなっています。

音質はもちろん抜群で、ガールスクールがライヴ・バンドとして実に優れていたという事を証明する最適なアルバムになっていると思われます。

当時ガールスクールは全米進出を図り、グラム・メタル化したサウンドとヴィジュアルを前面に出した4作目、「PLAY DIRTY」をリリースしていますが、残念ながら大ブレイクには至りませんでした。

デフ・レパードの大ブレイクにより、同時代のN.W.O.B.H.M.勢が触発される様にアメリカン・マーケットを意識し始めるわけですが、このガールスクールももちろんそうした波に乗っかろうとしていた筈だと思います。

ただ彼女達の本来の個性はパンキッシュな疾走感と、シンプルでタイトなバンド・サウンドであり、元々ポップ・フィールドに色気を見せる様な軽さは持っていなかったのだと思います。

当時のレコード会社も十分なプッシュをしなかったせいもあり、バンドはケリー・ジョンソンの脱退を機に失速してしまっています。

本ライヴは、メンバー中最も華があり、ソリッドなギタリストでもあったケリーの脱退直前のものと思われますが、そんな雰囲気は感じさせない勢いが溢れています。

サポート・アクトとして共にツアーをしたZZ TOPのカヴァー、「TUSH」をパワフルに聴かせてくれる一幕もあり、かなりレアな音源として価値があり、ガールスクールのピークとも言えるバンドの熱気も興味深いところです。

若くして他界したケリーの線の細さとワイルドさが入り混じった個性的なヴォーカルも甘酸っぱく聴こえ、女性バンドとしてはかなり達者と言えるバンド・スキルにも改めて驚かされます。

初期のシングル・ナンバー、「HIT AND RUN」、「EMERGENCY」、「RACE WITH THE DEVIL」等のカッコ良さは、今聴いても十分セクシー&クールだと思われます。

2016年5月24日 (火)

TYGERS OF PAN TANG THE CAGE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年作、タイガース・オブ・パンタンの通算4作目となったアルバム、「危険なパラダイス」、入荷しました。

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アルバム制作直前、ジョン・サイクスがオジー・オズボーンのオーディションを受けるために脱退(ご存知の様に結局彼はTHIN LIZZYに加入します)、看板ギタリストを失った彼等は大きな打撃を受けますが、ここで起死回生の一発となるべく新展開を試みます。

前々からギタリスト候補としてジョン・サイクス以前に名が挙げられていたフレッド・パーサーを迎え、プロデューサーにRUSHとの仕事で特に名高いピーター・コリンズを抜擢します。

女性ヴォーカリストを擁したパンク/ニュー・ウェイヴ・バンド、ペネトレーションに在籍していたフレッド・パーサーはキーボーディスト、コンポーザーとしても、バンドに新たな血を注ぎ込んだのでした。

ナッシュビルの有名ミュージシャン集団によるメロディアス・ハード系バンド、RPMの、「Rendezvous」、50年代のドゥーワップのヒット曲、「Love Potion Number 9」という異色のカヴァーを含み、外部ライターの大幅導入によるポップかつメロディアスなサウンドへの大胆な転身は、結果的にはバンドの寿命を縮める事になってしまいました。

フレッド・パーサー単独作のミステリアスなミドル・ハード、「Tides」、DOKKENも真っ青な哀愁メロハー・ソング、「Paris By Air」等は、当時のメタル・シーンではかなりのインパクトがあったと思うのですが、一体何故ビッグ・ヒットをしなかったのか本当に不思議です。

確かに彼等特有のつんのめる様なリフ、ストイックかつセクシーなメタルはここでは全く無くなりましたが、彼等の先見性、勇気ある決断はもっと再評価がされてもいいのではないでしょうか。

タイガースがこのアルバムで目指した方向性は、少し遅れて大ブレイクしたデフ・レパードの「炎のターゲット」に影響を少なからず与えていたと思われます。

レコード会社のプッシュ、アメリカン・マーケット向けのクリアなミックスさえあれば、本作によりタイガースが全米で先に旋風を巻き起こしていてもけっしておかしくなかった筈なのです。

それほどメロディの充実度は優れていて、いち早くN.W.O.B.H.M.の括りを脱しようとした実験性は斬新であったと思います。

まるで以降の80年代メタルを予見していた様なサウンドは、少し早すぎた感もあったと思いますが、何よりもそれまでのメタリックなエッジのカッコ良さを求めていたファンが離れていったのが大きかったのでしょう。

バンドは解散状態となり、3年後にジョン・デヴァリルが中心となり同路線で復活を果たしていますが、あまり話題にもなりませんでした。

80年代初頭の悲劇の一つとして語られる様になってしまったアルバムですが、紙一重でモンスター・ヒット作となったであろう完成度を誇っている為、そうした意味ではある種の緊張感を持って聴こえる1枚ではあります。

ちなみに脱退前のジョン・サイクスのプレイがそのまま生かされているナンバーが2曲含まれています。
(「Love Potion Number 9」、「Danger In Paradise」)

2016年5月23日 (月)

DREAM THEATER SIX DEGREES OF INNER TURBULENCE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ドリーム・シアターの2002年の大作、「シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス」、入荷しました。

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前作の「Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory」において、一気にプログレ・ファンをも取り込み、本格的コンセプト作としての知的好奇心を煽る傑作を完成させたドリーム・シアターが、3年ぶりにリリースした通算6作目となったアルバムです。

彼等にとって初の2枚組となった大作で、本作より以降の骨格ともなるパターンが確立されています。
(「アルコール依存症を克服する12のステップ」の開始、前作のラスト曲の音をそのままスタート音として採用する始まり方。)

ディスク1では平均10分程になる大作5曲が収録され、ディスク2では40分を超える8部構成の組曲となり、彼等の旺盛な創作意欲がまだまだ尽きていない事を証明したのでした。

プログレッシヴ・メタルというジャンルの先駆者であるからこその苦悩、それはレコード会社との対立、ポップ化の強要であったわけですが、彼等は本作を外部との接触を一切受けない状況下で制作する事で、アイデンティティの再確認、再確立に成功しています。

超技巧派メタル・バンドというイメージから、前作で知的なプログレ・バンドへと昇華した彼等は、更に本作で幅広い音楽性とマニアックなロック・ファンを虜にする文学性を見せつけています。

特にディスク2での精神を病んだ6人の男女の内面を描いた世界は、かつてピンク・フロイドが表現してきた狂気、闇、壁といったものとリンクしていると思われます。

またKANSASの「WALL」、PETER GABRIELの「SOLSBURY HILL」、そしてBEATLESの「A DAY IN THE LIFE」へのオマージュと取れる、彼等特有のベタな引用も個性となっていくのも凄いところです。

上記のナンバーから想起されるドリーム・シアターのソフトな側面も素晴らしいのですが、METALLICA真っ青のヘヴィネスも披露され、メタル・ファンをも魅了するメロディ・センスの冴えも見事と言えるでしょう。

何より聴いて楽しみ、歌詞を読んで楽しむという、ロックにしかできないアート性を強く復活させてくれたのは、本当に大きな意味を持っていたと思います。

2016年5月22日 (日)

AC/DC LIVE COLLECTOR'S EDITION

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは92年リリース作、AC/DCのライヴ盤としては2作目となったもので、それまでの彼等のキャリアの集大成と言える「ライヴ コレクターズ・エディション」、入荷しました。

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90年、91年のツアーの中から、複数の収録地の音源を採用し、ライヴを丸ごと完全再現した様な編集がされ、2枚組、約133分という超ヴォリューム感にまず圧倒されます。
(普及版として、当時は通常盤の1枚ものもリリースされ、現在ではこの2枚組使用は廃盤状態のようです。)

80年代後半の彼等は、低迷期ともされていましたが、変わらぬ地道なアルバム・リリース、ツアーを重ねていたわけで、派手なポップ・メタル勢の攻勢には確かに押され気味だったものの、彼等に対するリスペクトの熱さは上昇する一方だったと思います。

90年にリリースされた「レイザーズ・エッジ」のヒットは、古くからのファン、そして新たなファン層をも巻き込む逆襲であったと思いますが、そのプロデュースを手掛けたブルース・フェアバーンが本作を見事にまとめ上げ、バンドの最大の魅力であるライヴ感を殺さずに80年代メタル的な艶っぽさまで演出しています。

現在でもライヴの定番曲である代表曲が並んでいる事もありますが、ライヴ・バンドとして最も脂の乗った時代だっただけに、聴き手に全く休みを与えてくれません。

この時期ならではと言えるナンバーも収録され、金太郎飴的とされてきたバンドの個性に加え、フェアバーンによりポップ展開したAC/DCのキラキラ・ヴァージョンとでも言うべき「MONEYTALKS」、あるいは86年の「WHO MADE WHO」等が異色曲として目立っています。

各曲毎に切れ目が入ってしまう編集は多少気にはなってしまうのですが、AC/DCは現在に至るまで正式なベスト盤が今までリリースされていないため(サントラ盤扱いの作品を除き)、このライヴ盤がそれにあたるものと考えてもいいかもしれません。

2016年5月21日 (土)

CINDERELLA STILL CLIMBING

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

LAメタルの代表的存在として毒々しいケバさと、キャッチーな魅力を振り撒いていたシンデレラの4作目にして最終作となったアルバム、「スティル・クライミング」、入荷しました。

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前作の「ハートブレイク・ステーション」ではブルージーな路線を更に強化、また時代は80年代組には厳しいグランジの波が押し寄せ、彼等の立場も危ういものにはなっていたと思います。

そして更にバンドの状態を不安定にしたのは、ドラマーのフレッド・コウリーの脱退(RATTのスティーヴン・パーシーと共にARCADEを結成)、看板ヴォーカリストのトム・キーファーの喉の不調でした。

当時の恐ろしい程のメタル・シーンの移り変わりは4年間のブランクはあまりにも大きかったと思います。

シンデレラは変わらぬストレートな方法論で、実に彼等らしいサウンドで復帰しましたが、過去の様なビッグ・ヒットには恵まれませんでした。

それでもハード・ロック・ファンであれば、オーソドックスなスタイル、トムの特徴的なヴォーカルに惹かれずにはいられないと思います。

セッション・ドラマーとして最近ではチキンフットのツアー・メンバーとして有名なケニー・アロノフを迎え、手堅いバンド・サウンド、ブルースとメタルの中道を行くメロディは、するめイカ的な魅力を持っています。

共同プロデュースには、エアロスミス、UFO、フォリナー、トリリオン等との仕事で有名なゲイリー・ライオンズが参加していますが、この人が得意なメロディアス・ハード系のサウンドも、多少本作に影響を与えた印象もあるような気がします。

バンドは以降、自然消滅、ツアーのみの再結成を何度か果たしてはいますが、この路線でもう数枚アルバムを作って欲しいと強く思えて仕方ありません。

2016年5月20日 (金)

AEROSMITH NIGHT IN THE RUTS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは79年作、エアロスミスの通産6作目となったアルバム、「ナイト・イン・ザ・ラッツ」、入荷しました。

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「ロックス」、「ドロー・ザ・ライン」と、ジャック・ダグラスと共に作り上げた熱くドロドロとした塊の様なハード・ロック・スタイルを、しなやかな運動能力で体現したきた彼等は、ここでドラッグ問題やバンド内不和により、いよいよ絶頂期を終える事になります。

本作制作途中でジョー・ペリーが脱退するという、バンド最大の危機を迎えます。

プロデューサーにはローン・スター、フォリナー等を手掛けたゲイリー・ライオンズに交代、カヴァー曲が3曲という構成、バンドに馴染みの深いリッチー・スパを急遽レコーディングに参加させる等、本作は不安定な状況の中完成されます。

前作の硬質で研ぎ澄まされた緊張感はやはり望めませんが、ラフなサウンドやルーツ回帰といった意味ではデビュー時のエアロ・サウンドを思い起こさせます。

シャングリラス、ヤードバーズのカヴァーもけっして浮いてるわけではなく、全体の泥臭く猥雑なイメージをむしろ盛り上げています。

説明不可能な妖しいパワーは確かに薄れてしまってはいますが、見逃せないナンバーも含まれていて、彼等のキャリアの中でもファンは多い1枚ではないでしょうか。

バンドの青春グラフティといった軽快なポップ・メタル・ナンバー、「No Surprize」、以降のエアロスミスを予見させるホーン・セクションが新鮮な「Chiquita」、スティーヴンが愛娘に捧げた名バラード、「Mia」等、薄味な印象が強い本作を忘れ難いものにしています。

2016年5月19日 (木)

KIX KIX

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは81年作、キックスのデビュー・アルバムとなった1枚で、もっと再評価がされて欲しいと個人的には思える傑作、「キックス」、入荷しました。

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彼等がブレイクするのは88年、4作目となった「BLOW MY HUSE」からカットされた「Don't Close Your Eyes」の大ヒットによるものでした。

このパワー・バラードのお手本的ナンバーと、彼等のヴィジュアルは、80年代メタルの販売方法の定石でったグラム・メタル、ヘア・メタルとしてのパッケージであったわけですば、元々持っていたユニークな個性はなかなか目を見張るものがありました。

プロデュースはトム・アロム、当時ではメタルの第1人者と言える人で、サバスのエンジニア、そしてジューダス・プリーストのプロデューサーとして名高いベテランです。

KIXがデビューした81年は、英国ではアイアン・メイデンが旋風を巻き起こし、NWOBHMが活性化し、アメリカではモトリー・クルーが現れ、そしてAC/DCが「悪魔の招待状」をリリースした年です。

その中で本作は英国ニュー・ウェイヴの跳ねる様なビートとポップ・センスを交えながら、AC/DCのタテノリ感覚を更にライトにした様なサウンドを、KIXは選択していたわけです。

アメリカン・ハードならではのパーティー・ロック・タイプのナンバーもありますが、むしろナックやチープ・トリック、カーズと言ったパワー・ポップ系、そしてビリー・スクワイアやラヴァーボーイといったハード・ポップ系の流れを受け継いでいた様にも思えます。

確かにこのユニークながら中途半端な個性は、時代が激変しようとしていた流れの中では、完全に埋没しても仕方がない軽さがあったと思います。

時代を読み違えていた、という解釈もできるのでしょうが、今聴いても英国的センスが満載のメロディ・センスは否定できない魅力があると思います。

2016年5月18日 (水)

RACER X SECOND HEAT

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ポール・ギルバートが率いたレーサーXのセカンド・アルバムで、バンドとして更に進化を見せた光速メタル作、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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前作の衝撃的なデビューは、速弾きギタリストの新たなヒーローの誕生の象徴として語られる事となりましたが、本作では楽曲の充実ぶりが目立ちます。

更にポールは、彼が講師を務めていた音楽大学の生徒であったブルース・ブイエを引き抜き、ドラマーに後にジューダス・プリーストに参加するスコット・トラヴィスを迎えます。

師弟コンビのツイン・リードを核にした5人組編成となったバンドは、強力なリズム隊と凄まじいスピード感により、シュガーコーティングされていた80年代メタル・シーンにおいて火花と爆音をまき散らす事となりました。

サウンド・プロダクションの弱さが気になる所で、音質がどうも薄く感じるのですが、それを気にさせないメロディと疾走感が一気に聴かせてくれます。

ブルースは作曲面でも大きな貢献をしていて、彼が加わった「Sunlit Nights」は重厚なメロディアス・ハードに超絶プレイが絡むものとなっています。

ジューダス・プリーストが同年にリリースした「Turbo」制作時のアウトテイク、「Heart Of A Lion」ではまさにジューダスが若返ったかの様な勢いに溢れています。

デヴィッド・ボウイの代表作、「ジギー・スターダスト」からの名バラード、「Moonage Daydream」がメタル・ヴァージョンとしてカヴァーされているのもユニークです。

その他にも真剣にポップ・メタルに取り組んでいるかの様な「Hammer Away」では、いかにもポールらしいと言えるキャッチーさが光っています。

バラエティに富んだ構成も見事で、それが故に美しく燃え上がる様なツイン・リードの劇的な展開は、以降のネオクラシック勢とは明らかに違う光速メタルを確立していると思います。

2016年5月17日 (火)

WESTWORLD CYBERDREAMS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ウェストワールドの「サイバーワールド」、入荷しました。

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今は亡きRIOTのリーダーであり、ギタリスト、マーク・リアリと元TNTのトニー・ハーネルのサイド・プロジェクト、ウェストワールドが02年に発表した、まさかのサード・アルバムです。

結局最終作となってしまいましたが、この手のスーパー・グループ的なバンドは短命に終わる中、スタジオ盤3枚、ライヴ盤1枚とリリースを続けたケースは珍しい方ではないでしょうか。

キャッチーなセンスの持ち主、DANGER DANGERのブルーノ・ラヴェルが作曲にも一部加わる様になっただけに、もっと活動してほしかったと思います。

最早21世紀において、これ程正統派のハード・ロック・バンドもそうそういないと思われる程、メタル・シーンは細分化、複雑化してしまったわけですが、RIOTではやれなかったストレートなメロディをマークは楽しそうにプレイしている事からも、HR/HM大好き少年達がそのまま大人になった様なサウンドに好感が持てます。

適度なポップ・センス、適度な泣き節、そして適切なバンド・サウンドと、きっちり整理された1枚として飽きさせません。

BLACK SABBATHの「ネオンの騎士」のカヴァーも。聴き所となっています

2016年5月16日 (月)

DRIVE, SHE SAID DRIVE, SHE SAID

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは89年作、大成せずに消滅してしまった伝説的名バンド、TOUCHのリーダーであったマーク・マンゴールドが結成したDRIVE, SHE SAIDのファースト・アルバム、「ドライヴ・シー・セッド」、入荷しました。

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82年にセカンド・アルバムがお蔵入りになってしまったTOUCHは、80年代メタルの波が来る前に解散、その後マークはマイケル・ボルトン等との仕事でソング・ライターとして活躍、その職人的なメロディ・メイカーとして裏方稼業に専念していた様です。

マルチ・プレイヤーであり、パワフルかつ華やかな声を持つアル・フリッチとの出会いにより、このバンドが生まれ、以降マークとアルによるプロジェクト・バンドとして活動が不定期に続きます。

TOUCHの超名曲であるスマッシュ・ヒット・ナンバー、「Don't You Know What Love Is 愛は謎のストーリー」をここでセルフ・カヴァーしているのは、やはりこの曲のインパクトをマーク自身も大切に感じているからでしょう。

「DON'T YOU KNOW」と改題され、力強いヴォーカルに合わせてアレンジも80年代メタル的となっているのですが、やはり永遠のメロディアス・ハード名曲として輝いています。

全体的にはAOR寄りのハード・ポップ、ミディアム・バラードのソフトさが目立ちますが、サウンドはメタリックなエッジが強調されていて、アルの歌の巧さがメロディを盛り上げてくれています。

よりハードなフォリナー、ジャーニー、といった表現は陳腐かもしれませんが、まさにその通りのサウンドであるのは、一聴して理解されると思います。

TOUCHの登場は時代が追いつけず、このDRIVE, SHE SAIDはNIGHT RANGERやBON JOVIがやり尽くした感がある時代遅れ感があるという、不遇の天才とでも言うべきマーク・マンゴールドの魅力を知るには必聴の1枚で、彼を知らないポップ・メタル・ファンでも十分に愛聴されるべき名盤だと思います。

2016年5月15日 (日)

THIN LIZZY LIFE

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オリジナルは83年リリース作、シン・リジィの「ラスト・ライヴ」、入荷しました。

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惜しまれながらも解散がやはり現実のものとなったシン・リジィのフェアウェル・ツアーの模様を収録した2枚組ライヴ盤です。

彼等の傑作の一つとして「ライヴ・アンド・デンジャラス」がライヴ盤の名盤として知られていますが、本作は契約を全うするためのやっつけ仕事的な側面では語れない程意味の大きいものとなっています。

収録はロンドンのハマースミス・オデオンからで、一部81年のライヴ音源が含まれています。

スノーウィー・ホワイト在籍時の「Renegade」、「Hollywood」、「Killer On The Loose」がそれで、歴代のギタリストがラスト・ツアーに集合するという中、ホワイトのみ当日参加できなかったため、こういう形になったのだと思います。

ゲイリー・ムーアを始め、エリック・ベル、ブライアン・ロバートソンの客演、そしてもちろん当時の看板ギタリストであったジョン・サイクス、スコット・ゴーハムのプレイが一挙に揃った形になりますが、悲壮感を漂わせる事なく名曲が続き、凄みに満ちたライヴとなっています。

特に最終曲の「The Rocker」では、この豪華なギタリスト達が全員共演しているので、本作一番のハイライトとなっています。

ご存知の通り、フィル・ライノットは解散後数年で他界してしまうわけですが、確かにここで燃え尽きた感はあったのだと思います。

ただあまりにも優れた曲が多かっただけに、ここが終着点だったのが本当に悔やまれます。

2016年5月14日 (土)

西田 昌史 DULCIMER

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EARTHSHAKERの看板ヴォーカリスト、西田昌史のソロ名義第3弾となったアルバム、「ダルシマー」、入荷しました。

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インディーズからのリリースという事もあリ、ひっそりと出された感もありますが、これがなかなか興味深い内容となっています。

時期的にはちょうどアースシェイカー再結成と重なる頃だと思うのですが、本作収録のほとんどが過去のアースシェイカーのナンバーのカヴァーとなっています。

タイトルとなっているダルシマーはピアノの先祖とされる打弦楽器。

全編がこのとろけそうな神秘的な弦の音が支配しているかと言えばそうではなく、基本はアコースティック・セッションによるシンプルなバンド・サウンドをバックにしています。

「すべて忘れても」では打ち込み系のアレンジがされていたり、「ざわめく時へと」でのミステリアスなオルタナ風サウンド、「Out Of Breath」でのレゲエ・タッチ等、原曲のイメージを大きく変えるものも含まれながら、ヴォーカリストとしての表現力、あるいはアースシェイカーのメロディの良さが再確認できるものとなっています。

THE WILD BOAR、GIRL U NEED、the MARCY BANDと精力的なソロ活動をしてきた人ですが、自身のキャリアを本作の様な形で総括するサウンドはかなり意外なのですが、日本語を大事にしてきたロック・ヴォーカリストとしての資質を考えると当然の帰結なのかもしれません。

オープニングの「竹田の子守唄」は、そうした日本人の心が素直に反映されたものなのでしょう。

唯一の新曲として披露されているのは、ラスト・ナンバーの「Pure」。

アコギによる弾き語り、非常にパーソナルな小曲と言える美しいバラードとなっています。

2016年5月13日 (金)

GARY MOORE WE WANT MOORE!

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ゲイリー・ムーアの85年リリース作、「ウィ・ウォント・ムーア 旧邦題 『ライヴ!! ゲイリー・ムーア』 」、入荷しました。

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ゲイリー・ムーアのハード・ロック時代のピーク時とも言える84年、「VICTIMS OF THE FUTURE 炎の舞」に伴うワールド・ツアーからの音源を集めたライヴ・コンピレーション盤です。

収録は英米日と、計4箇所がセレクトされていますが、「COLD HEARTED」は武道館ライヴでのものとなり、曲間のゲイリーの燃え上がる様なソロは、ファンとしては聴き逃せないものとなっています。

当時は83年の初来日公演、「Rockin' Every Night – Live in Japan」がリリースされ、また同時期に「Live at the Marquee」というライヴ盤も存在したため、本作の意味も曖昧なものとなり、あまり評価されていないアルバムなのですが、ゲイリーのハード・ロック期の最も渋いナンバーの数々とプレイを堪能するには忘れ難いものだと思います。

特に当時のラインナップは派手さに欠けるものの得難い人選がされていて、イアン・ペイスを筆頭に、(一部ボビーチョウナードなるドラマーが参加しています)、WILD HORSES、UFOで活躍してきたニール・カーター、そしてロニー・ジェイムズ・ディオと共にELFのメンバーとして活動し、RAINBOWの1stでプレイをしていたベーシスト、クレイグ・グルーバーがゲイリーを支えています。

作曲面でも新たな魅力を引き出したニール・カーターのキーボードが当時のゲイリーのメロディアス・ハードの側面を強調していて、この時代の輝きを残す記録として貴重な1枚にしていると思われます。

2016年5月12日 (木)

RTZ RETURN TO ZERO

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トム・ショルツの完璧主義が生んだ副産物と言えるバンド、RTZのファーストとなった91年作、「リターン・トゥ・ゼロ」、入荷しました。

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BOSTONが78年にセカンド、「DON'T LOOK BACK」リリース後、長い活動停止状態の中、バリー・グドローは自身の創作意欲を満たすためにソロ・アルバムを発表、その後リーダー・バンドとなるORION THE HUNTERを結成します。

ヴォイス・オブ・ボストン、ブラッド・デルプも客演を果たしたオリオン・ザ・ハンターは、ある意味本家よりもBOSTONらしいサウンドを聴かせてくれましたが、残念ながらアルバム1枚のみで消滅、そしてやはりボストンを脱退してしまったブラッドとバリーが再び急接近して結成されたのが、このリターン・トゥ・ゼロです。

ほぼ無名の3人を加え5人編成、バリー・クドローのキャリアの中では最もハード・ロック色の強いバンドと思われますが、さすがにブラッドの声が流れた瞬間、ボストンとして聴こえてしまうのは致し方無いところかもしれません。

ファースト・シングルとなりアルバムのオープニングを飾る「FACE THE MUSIC」は、ボストンの厚みこそありませんが、爽快感溢れるミドル・ハード・ナンバーで、バリーが後半メタリックなプレイを披露しています。

セカンド・シングルでスマッシュ・ヒットとなったパワー・バラード、「UNTIL YOUR LOVE COMES BACK AROUND きみの愛が戻る日まで」は、ブラッドが控えめながらソウルフルなヴォーカルで聴かせてくれる名曲となっていて、ボストンのバラード・ナンバーよりも優れているのでは、と思える完成度を誇っています。

サード・シングルとなった「ALL YOU'VE GOT」は、ボストンの持っていた土臭さをよりポップにした様な王道アメリカン・ロックとなり、昨今のBON JOVIにも通じるものがあると思われます。

その他のナンバーでもメロディのキャッチーさはやはり見事で、バラエティに富んだ内容が最後まで飽きさせません。

その後バンドは98年にセカンド・アルバム、「LOST」をリリースした様ですがどうもこちらも自然消滅、その後2000年代にDelp and Goudreauとして二人が三度合流しています。

ご存知の様にブラッド・デルプはBOSTONの「Corporate America」に参加後亡くなっているだけに、彼のハードな面が強調された本作は必聴と思われます。

2016年5月11日 (水)

TREAT DREAMHUNTER

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オリジナルは87年リリース作、トリートのサード・アルバムとなった1枚、「ドリームハンター (邦題 サバイバー)」、入荷しました。

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次作の「ORGANIZED CRIME」が最高傑作とされる事も多い様ですが、キラキラ度、メロディの洗練度は本作がピークとなっており、EUROPE、TNTよりも胸キュン度が高いと思われるメロディアス・ハードとして今も伝説的に名高いアルバムです。

ドラマーが度々メンバー・チェンジを繰り返し、けっしてバンドの状態は安定していなかったと思われますが、アルバムの完成度は極めて高いと思われます。

キーボードとギターのクリアなサウンド・プロダクション、情緒過多にならない透明感を残すヴォーカル、そしてついつい口ずさんでしまいそうになるメロディと、80年代メタルの売れる条件を全て満たしている筈なのですが、北欧メタルという括りを破るまでには至らなかったのが本当に不思議です。

現在も職業ライターとして活躍するアンダース・ヴィクストロムの書くスウェディッシュ・ポップ然とした高揚感溢れる旋律、そして彼のツボを押さえたギターが全体を牽引しているのですが、ヴォーカリストのロバート・アーンルンドのバラード・シンガーとしての魅力もこのバンドの個性となっています。

同郷の後輩と言えるイン・フレイムスがカヴァーした事でも有名な「World Of Promises」や、まるで80’sポップの如き輝きを誇るキーボードが印象的な「Best Of Me」、「One Way To Glory」、ハードなエッジを残しながらも極めてアンセム的要素が強い大合唱ソング、「Soul Suevivor」、「Outlaw」等々、捨て曲一切無し、全曲がシングルとして有効性を持つ高性能アルバムです。

今聴き直しても、同時代のBON JOVIすら霞んでしまいそうなこの清涼感、せつなさこそ、北欧メタル(北欧ハード・ポップと言った方がいいかもしれません)の醍醐味だと思います。

一体何処から、どうやってこんなウキウキ・メロディを生み出しているのか、もっと詳しく掘り下げていくとABBAを輩出した音楽大国スウェーデンだからこそ、と言えると思うのですが、TREATに関してはそれだけでは納得できそうもない奇跡的なセンスを持ったバンドであったのではないでしょうか。

2016年5月10日 (火)

DREAM THEATER TRAIN OF THOUGHT

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ドリーム・シアターの2003年作、「トレイン・オブ・ソート」、入荷しました。

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大プログレ路線が続いていたドリーム・シアターが、ヘヴィ・メタル大会を突如として始めたかの様なアグレッシヴなアルバムです。

前作のラスト・ナンバーのフェイド・アウトを受け、そのままオープニングでフェイド・インへと繋げるというお約束は踏襲されているものの、まるでメタリカを思わせるリフの応酬が期待を高めます。

他にも彼等が敬愛するアイアン・メイデンやオジー等の王道メタル魂が随所に見受けられ、彼等にメタリックなエッジを求めていたファンを魅了したと思います。

モノクロのジャケット・アートに象徴される様に、ミステリアスかつダークな雰囲気で統一はされていますが、彼等のドラマ性に満ちたメロディ・センスはアルバム後半で全開となっています。

ミステリアスなチェロを大胆に導入したナンバー、「Vacant」の物悲しい旋律から本作は一気にクライマックスへドラマチックに向かって行きます。

10分を超えるプログレ・ハード・インスト、「Stream Of Consciousness」の言いようの無い高揚感、そしてラスト・ナンバーとなる「In The Name Of God」の美しく燃え上がる様なメロディに、このバンドの本領をまざまざと思い知らされる事となります。

前半のメタリック指向、そして後半のメロディ至上主義という構成も見事で、彼等のテクニカルな側面をより一層際立たせている気がします。

2016年5月 9日 (月)

COZY POWELL THE DRUMS ARE BACK

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オリジナルは92年作、コージーのソロ作としては4作目となったアルバム、「ザ・ドラムス・アー・バック」、入荷しました。

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前作の「オクトパス」からは9年ぶりとなり、ご存知の様にソロ名義での最後の作品となってしまった1枚です。

当時の彼はブラック・サバスで活動を続けていましたが、ロニー・ジェイムズ・ディオがサバス復帰というニュースの前後に落馬事故による怪我でそのままバンドを脱退しています。

ロニーとコージーの久々の共演に期待が寄せられましたが、結局それは叶う事なく二人共逝ってしまったわけです。

本作では以降活動を共にするブライアン・メイ、そして他者へのゲスト参加は非常に珍しいと言えるジョン・ディーコン、スティーヴ・ルカサー、ビリー・シーン、ジョン・ロード、ジェフ・ニコルズ、ドン・エイリー、ニール・マーレイ等々のゲストを迎え、2曲のヴォーカル・ナンバーと8曲のインストにより構成されています。

コージーのこれまでのキャリアを考えると、かなり珍しい人選も見られるのですが、各プレイヤーの個性を活かしながらコージーが全体を引っ張っていくハード・ロック・サウンドでまとめられています。

今回恒例ともなったカヴァー大会は、映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータの1949年の作品、そして68年にグラミー賞を獲得したメイソン・ウィリアムスのギター・インスト、「」CLASSICAL GAS」の2曲となっています。

特に前者の「LEGEND OF THE GLASS MOUNTAIN」はどうも恋愛映画のテーマ曲らしいのですが、これがまた実にカッコ良く、ルカサーのギターがギンギンに響きまくり、ビリー・シーンがブンブン走り、ジョン・ロードのハモンドが重厚さを生んでいるという豪華なものとなっています。

GERRY LANEなるヴォーカリストもいい仕事をしていて、特にソングライティングが優れたバラード、「Cryin'」ではコージーが好きそうなメロウなセンスを爆発させています。

「SOMEWHERE IN TIME」は、本作のハイライトと言える泣き節炸裂のナンバーで、ブライアン・メイがかつてのコージーの盟友、ゲイリー・ムーアの役割を担っているとも思える哀愁メロディがたまりません。

バラエティに富んだ内容ながらも、コージーのソロ作品としては最もハード・ロック色が強いとも思え、サバスでのヘヴィ路線からブライアン・メイ・バンドでのメロディアスな方向性へと移っていくための軌道修正とも言える内容ではなかったかと思われます。

いずれにしてもドラマーとしてまだまだパワフルなところをこれでもかと聴かせてくれる、充実した1枚だと思います。

2016年5月 8日 (日)

DETECTIVE IT TAKES ONE TO KNOW ONE

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オリジナルは78年作、ディテクティヴのセカンド・アルバムにして、最後の作品となった1枚、「衝撃の共同体」、入荷しました。

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77年、元SILVERHEADのマイケル・デ・バレス、元YES、BADGERのトニー・ケイが中心となった異色の5人組でツェッペリンのスワン・ソングから大々的にデビューした彼等は、特に日本でも注目されたバンドでした。

前作からよりバッド・カンパニー、ツェッペリン色が強くなったと言えますが、正統派ブリティッシュ・ハードとしてお手本的な手堅いサウンドとなっています。

当時の邦題もファーストが「直撃波」、そして本作が「衝撃の共同体」と、スーパー・グループぶりを強調した様なものとなっていますが、さすがにバンド名を「刑事」、「探偵」と直訳するのは気が引けたのでしょうか。

ただジャケットに映るメンバーの妖しげな雰囲気が、いかにもB級的センスを漂わせていて、良い意味でのメロディの垢抜け無さも手伝い、彼等の永久の超B級バンドとしての立ち位置を決定付けたとも思えてしまいます。

冒頭の「Help Me Up」では思いっきり陽性の高揚感に溢れたメロディが新鮮ですが、どこかUFOの「Only You Can Rock Me」を粗くしたような感じもあり、妖しさがすでにプンプンしています。

デ・バレスのガッツ溢れるヴォーカルのせいもあり、メロディアスな「Something Beautiful」も中盤では、ジャニス・ジョプリンが歌った「Piece Of My Heart」を思い出させるのもユニークなところだと思います。

バッド・カンパニーよりもポップで、ツェッペリンよりもファンキーといった印象は最後まで続き、ハード・ロックの楽しさ、心地良さを追求するテクニックはなかなかのものです。

とにかくパワフルなヴォーカルが圧倒的な説得力を持っているため、強引な一本背負いとでも言うべき力技で聴かせてくれる感もありますが、爽快な1枚である事は間違いありません。

2016年5月 7日 (土)

Y&T MUSICALLY INCORRECT

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Y&Tの、「ミュージカリー・インコレクト」、入荷しました。

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アメリカン・ハード史の中でもいぶし銀の様な存在感を放っていたY&Tが、前作から5年ぶりに復活した95年作のアルバムです。

LAメタルとも無縁かと思えた80年代には、一時時流に合わせるかの様なポップ化もありましたが、ここでは本来の熱く男らしいハード・ロック・サウンド回帰が見られながらも、90年代のグランジ以降のヘヴィ・ロックからの影響が強くなってます。

初期の彼等は世の流れとは全く迎合しない自らの道を行く職人的バンドだったと思いますが、その頑固さも日本では根強い人気を誇る個性であったのではないでしょうか。

ただこのバンドにつきまとうどこか悲しい影は、どうも80年代のUSメタルの大波に乗り切れなかった頃からあったようで、ここでもおそらく時代とのリンクを強いられたのでしょう。

彼等らしくないダークさとヘヴィさが多少鼻につくもの、やはり根っからの熱く訴えかけるハード・ロック・バンドとしての魅力は相変わらずです。

このバンドの大きな魅力である男泣きのできるバラード、「No Regrets」に全てが集約されていると思います。

2016年5月 6日 (金)

DIO KILLING THE DRAGON

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ディオの2002年作、通産9作目となったアルバムで、ダグ・アルドリッジが参加した唯一のスタジオ盤、「キリング・ザ・ドラゴン」、入荷しました。

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ダグはLIONでの活動時期に、一度DIOのオーディションを受けていて、なんと加入の内定が決まっていた様です。

もっと言えばダグはDIOに数年在籍した後、良く知られている様にWHITESNAKEに加入するわけで、デヴィッド・カヴァーデイルはヴィヴィアン・キャンベルに続いてロニーが発掘した名ギタリストを得た事になります。

そのダグのプレイ、作曲センスにより、往年のけれん味たっぷりのディオ・サウンドが甦った感があります。

前任ギタリストであるクレイグ・ゴールディが残したナンバーも数曲収録されているのですが、ダグ作品と違和感無く並んでいるのはロニーの歌唱によるものが大きいと思われます。

そして驚かされるのは、ロニーの声の張りで、ますますパワーになった感がオープニングから全開となっています。

ロニーのパワフルなヴォーカルに、盟友ジミー・ベイン、サイモン・ライトのリズム隊が絡みつき、ダグが理想的なギターでリードするというバンド・サウンドが見事な1枚です。

ご存知の様につい先頃、ジミー・ベインは残念ながら他界してしまいましたが、彼の堅実なプレイはもちろん、優れたメロディ・メイカーとしてのセンスも本作では冴えまくっています。

特に「BETTER ON THE DARK」や「GUILTY」といったナンバーは、ジミーが一番ロニー、そしてDIOの良さを知り尽くしていたからこそ、と思える完成度をリフ、歌メロ共に誇っています。

80年代ディオの輝きが見られるのは、時代に合わせてサウンドを変えてきたロニーが最終的に様式美メタルに再び帰結した結果だと思います。

前作の一大コンセプト作、「MAGICA」の様なトータルでのストーリー性はそんなに強くないのかもしれませんが、壮大な世界観もロニーならではと言えるもので、安心して聴ける力作だと思われます。

2016年5月 5日 (木)

DEPARTURE OPEN YOUR MIND

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美麗なメロディを誇るバンド、ディパーチャーの99年作のセカンド・アルバム、「オープン・ユア・マインド」、入荷しました。

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メロディアス・ハード・ファンには、特有の嗅覚が備わっていると思うのですが、本作は間違いなく敏感な人達にとっては名盤の一つと認識されているのではないでしょうか。

数々のセッションやプロジェクト参加で、裏方的認知の高いマルチ・プレイヤー、マイク・ウォルシュ率いるディパーチャーのセカンド・アルバムとなった1枚で、前作からかなり洗練されたメロディが目立つものとなっています。

ジャーニーの信奉者達の集団であったバンドは、バンド名をジャーニーのアルバムから拝借しています。

これはメロハー好きにはお馴染みの、ESCAPE MUSIC、FRONTIRES RECORDSと同じ手法だと思いますが、サウンドにそれなりの自信が無ければなかなかできない事だと思います。

更に本作のジャケットのセンス、スケールの大きい歌詞世界、ゲストに迎えた元RAINBOWのデイヴ・ローゼンタル、更には日本ではAVALONレーベルからリリース、というこれらのキーワードにすでに鼻の利く人にとっては、聴かずしても音が想像できるのではないでしょうか。

キラキラしたキーボード、高揚感のあるアレンジ、そしてジャーニーのエッセンスをこれ以上は無いと言う程詰め込んだメロディ・センスは、80年代のきらびやかな時代をフルカラーで再現してくれています。

前作では上品さを強調していたせいか、今一つ突き抜けるウキウキ感に欠けていた気がしますが、本作ではヴォーカリストも交代し、華やかなメロディが眩いばかりです。

かなりおすすめの1枚です。

2016年5月 4日 (水)

KISS KISS SYMPHONY ALIVE Ⅳ

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2003年リリース、キッスのアライヴ・シリーズ第4弾となったライヴ盤、「キッス・シンフォニー:アライヴ Ⅳ~地獄の交響曲」、入荷しました。

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当初は2000年にリユニオン・ツアーを収録した「ALIVE Ⅳ」としてリリース予定だったKISSの記念すべきライヴ盤第4弾は、結局03年オーストラリア公演で披露されたオーケストラとの共演ライヴがキッス・シンフォニーと銘打たれ発売されました。

契約上の問題、レコード会社移籍、KISSレーベル設立等々、どうも大人の事情があったようで、本作はメタル界でも最大手と言える英国のインディ・レーベル、サンクチュアリからリリースされています。
(どうもその後UNIVERSALに買収された様で、2012年作の「MONSTER」はユニバーサルからのリリースとなっています)

3部構成となった本ライヴは、KISS単独によるショー(6曲)で始まります。

当時の最新作であった「Psycho Circus」が一番カッコ良く聴こえてしまうのも、KISSの凄さと言えると思います。

DISC ONE後半の5曲はメルボルン交響楽団と共演によるアコースティック・セットとなっています。

「FOREVER」や「SHANDI」といった名曲が、ここで実に美しく生まれ変わっているのは聴きものです。

そして第三部となったDISC TWOでは、KISSとオーケストラとの完全なる共演となり、キッス・クラシックの数々が見事に再構築されています。

元々ボブ・エズリンによる壮大でドラマティックな演出が施された70年代キッスのナンバーは、予想以上にオーケストラと理想的な融合を果たしています。

当日は指揮者や楽団、コーラス隊までがキッス・メイクをしていた様で、会場の盛り上がりぶりも尋常ではありません。

エースはすでに再脱退をしていて、トミー・セイヤーが本格的に代役を務め、KISSのバンド・サウンドもよりメタリックに生まれ変わっています。

アコースティックやシンフォニーといったイメージとは程遠いバンドでもあった気がしますが、「LOVE GUN」や「BLACK DIAMOND」等に至っては、震えが走る程のカッコ良さを覚えずにはいられません。

2016年5月 3日 (火)

IN FLAMES REROUTE TO REMAIN

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イン・フレイムスの前作から2年ぶり、21世紀初の通産6作目となったアルバム、「リルート・トゥ・リメイン」、入荷しました。

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本作から彼等のサウンドはモダン・ロックのメインストリームとリンクし始め、日本、欧州での根強い人気を誇るメロデス・バンドから、一気にメジャー・シーンへと駆け上っていく力強さを見せてくれました。

プロデューサーがセカンド・アルバム以来ずっとバンドとタッグを組んできたフレドリック・ノルドストロームから、ダニエル・ベルグストランドに交代した事により、サウンド・プロダクションに大きな変化が見られます。

スウェーデンのこの新進気鋭のプロデューサーは、イン・フレイムスの湿った叙情性をスポイルこそさせましたが、キャッチーな旋律とクリーン・ヴォイスの多用により、アメリカでの支持を得る事に成功しています。

実際ビルボード・インディーズ・アルバム・チャートでは13位に記録され、北欧メタル・バンドとしては近年では稀に見る成功と言ってもいいのかもしれません。

21世紀型モダン・ヘヴィネス、ニュー・メタル・シーンと大きく彼等が違うのは、あくまでデス・ヴォイスをベースにしながらも、グルーヴ・メタルと呼ばれるミクスチャー系の進化はしていない点にあると思います。

デビュー以来一貫しているNWOBHMからの影響は捨て切れないようで、言ってみれば70年代、80年代から続く正統派メタルの伝統は死守しているのだと思います。

歌メロに陽性の高揚感が増しているにも関わらず、リフやツイン・リードの美しさは、アイアン・メイデンやジューダス・プリーストがかつて鳴らしていた響きと近いもの感じます。

日本ではクサメロとしての魅力から、王道モダン・ロック風へと進化していく彼等に失望する人も多かったと思いますが、捨て曲無しで疾走するこの完成度を前にすると、嫌いになる理由が見つかりません。

2016年5月 2日 (月)

MEGADETH RUDE AWAKENING

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メガデスにとっては、意外な事に初のオフィシャル・ライヴ盤となり、2枚組でのリリースとなった2002年リリース作、「ルード・アウェイクニング」、入荷しました。

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2001年作の「The World Needs A Hero」に伴うツアーからの収録で、アメリカ国内の2ヶ所の会場から音源がセレクトされている様です。

ラインナップは当時一度きりとなった最強とも言えるメンバーが揃っています。

デイヴ・ムステイン、デヴィッド・エレフソン、そしてASIA、SAVATAGEで名を上げていたアル・ピトレリ、Y&TやSUCIDAL TENDENCIESのドラマー、ジミー・デグラッソという新体制の元、ヘヴィ・タイトなリズム隊と、華麗でテクニカルなギター陣が見事に絡むバンド・サウンドが確立されています。

スタジオ・アルバムのアグレッシヴな側面はけっして損なわれる事なく、初期のスラッシュとしてのザクザク感、更にはミディアム・テンポでのライヴ感もメタルの美しさを生々しく再現する事に成功していると思われます。

特にアメリカ同時多発テロの犠牲者に捧げられた、「Youthanasia」収録の「A Toul Le Monde」でのパフォーマンスでは、その新体制でのバンドの力量に感動させられます。

DISC TWOの後半部分となる、「狂乱のシンフォニー」、「ピース・セルズ」、「Holy Wars... The Punishment Due」の、バンド初期の代表曲のラッシュでの観客の盛り上がり方も尋常ではなく、本作の最も熱い部分として震えがくるものとなっています。

2016年5月 1日 (日)

BRUCE DICKINSON SKUNKWORKS

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メタル界に衝撃が走った93年のメイデン脱退後、ブルース・ディッキンソンがソロ作第3弾として発表したアルバム、「スカンクワークス」、入荷しました。

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90年作の「Tattooed Millionaire」は、反IRON MAIDENとでも言うべきアメリカナイズされたポップ作りましたが、バンド在籍時の作品だっただけに、変に納得がいくアルバムであったと思われます。

前作となった94年作の「Balls to Picasso」では、後にロブ・ハルフォード、そしてロブのJUDAS PRIEST復帰を手伝ったロイ・Zとのタッグにより、いわば90年代メタルへの挑戦と言える、ラップをも披露した意欲作となっていました。

そして本作では、そのロイ・Zと決別し、ブルースは若い無名のプレイヤー引き連れたバンド体制を作り上げます。

プロデュースはSOUNDGARDENやALICE IN CHAINSを手掛けてきたジャック・エンディーノが担当し、彼の紹介でギタリスト、アレックス・ディクソンをパートナーとして迎えます。

シアトル・グランジと呼ばれた90年代オルタナ・シーンに真っ向勝負、という方法論をブルースは選択したわけです。

もちろんブルースがニルヴァーナになったわけではなく、歌メロのキャッチーさに合わせた洗練されたグランジ・サウンドとでも言うべき内容となっています。

当時は軟弱にも聴こえたこのアルバムは、今にしてみれば以降の王道アメリカン・モダン・ロックと変わらない時代性を持っていたのだと思います。

多くのメタル・ファンが静観するしか無かったのは、メイデン色を求められない諦めはもちろん、強く批判できないアルバムの完成度があったからだと思います。

ブルースの表現者としてのセンス、ヴォーカリストとしての上手さは、バックのサウンドが変化したところで変わらない魅力がある点が悲劇でもあると思うのです。

かつてロバート・プラントが脱ツェッペリン指向を進めれば進める程、その完成度の高さがファンにとってはひねくれたジェラシーとでも思える微妙な思いをさせられたのと似ているのかもしれません。

おそらくブルースが歌わなくても、各楽曲は十分に成立した魅力的なメロディを持っています。

メタルとグランジの融合と言えるのかわかりませんが、少なくともロックが持つ得体の知れない圧倒的な吸引力でもって耳を離さないナンバーが幾つか存在しています。

ある意味90年代においてはかなりポップな作風でもある本作、メイデン・ファンにとっては踏み絵的アルバムと言うよりは、ガス抜き的な休息用の1枚だったと思います。

ジャケットは、ロック・ファンなら一見してすぐわかると考えられる、ヒプノシスが担当していて、本作を象徴する洗練されたイメージを想起させるのに一役買っています。

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