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2016年4月の30件の記事

2016年4月30日 (土)

GREAT WHITE BACK TO THE RHYTHM

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

グレイト・ホワイトの2007年作、「バック・トゥ・ザ・リズム」、入荷しました。

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LAメタル・シーンの中から登場しながら、ジャック・ラッセルのたまらなくセクシーなヴォーカルと、ブリティッシュ・ハードのたまらない魅力を詰め込んだ個性が根強い人気を誇るグレイト・ホワイトの07年作、通産10作目となったアルバムです。

前作から8年ぶりとなった復活で、一度は解散宣言をした様ですが、変わらぬサウンドで戻ってくれました。

メロディアス・ハード・バンド、として語られる事もある様ですが、個人的はアメリカのポップなツェッペリン、とでも言うべきバンドだと思います。

現在でも新作をリリースし続ける現役感覚と、ロックの普遍的な色気と楽しさを教えてくれる存在として、これからも末永く活動してほしい人達です。

現在ではヴォーカリストが交代している様ですので、特にジャック・ラッセル在籍時のアルバムをおすすめします。

この人のバラード・シンガーとしての魅力の前だったら、男泣きしたとしても許されていいと思えます。

緩急の使い分けに優れた、間違いの無いハード・ロック・アルバムです。

2016年4月29日 (金)

TYGERS OF PAN TANG THE WRECK-AGE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは85年作、タイガース・オブ・パンタンの通算5作目となったアルバム、「ザ・レック・エイジ」、入荷しました。

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ジョン・サイクスの出身バンドという事ばかりが大きく話題になリますが、一歩間違えればデフ・レパードと同様の出世もしたのでは、というセンスも持っていたと思います。

「炎のターゲット PYLOMANIA」を追っかける様にしてリリースされた前作、「危険なパラダイス THE CAGE」は、サイクス脱退後バンドが大きくアメリカン・マーケットを意識した改革をした傑作でした。

持ち前のつんのめる様な疾走感を封印し、ハード・ポップ、メロディアス・ハードの比重を高めたキラキラ・サウンドは、まさにポップ・メタル夜明け前の先陣となるべくものでした。

セールス的に健闘したものの、レコード会社から十分なサポートを得られず、彼等は全米進出どころか解散を余儀なくされてしまいます。

誰もが彼等の存在を忘れかけていた頃、ヴォーカリストのジョン・デヴァリルとドラムのブライアン・ディックはバンドを再結成、新たに3人のメンバーを加え、前作を超えるメロディアス・ハード路線を追求しています。

大幅なキーボードの導入、哀愁メロディを基調としながら、同時代のPRAYING MANTISよりも洗練され、DEF LEPPARDよりも大衆感の強い、驚くべき内容となっています。

華やかなツイン・リードと、ベッタベタの甘さになる寸前のアレンジ、そしてセクシーに歌い上げるジョン・デヴァリルのミッドレンジの音域等、HR/HM系のバンドとしてはユニークな個性となっていたと思います。

本作で大きな貢献をしているのは、キーボード・プレイヤー、そして作曲者としてアルバムに加わっているスティーヴ・トンプソンなる人物。

前作でも彼の名が作曲でクレジットされていましたが、本作では約半数以上のナンバーが彼の手によるものとなり、バラエティに富んだポップ・センスを披露しています。

イギリスのBON JOVI的な展開をしていてもおかしくなかったと思えるのですが、素晴らしいメロディが埋もれてしまうのはロック界ではけっして珍しい事ではないという事なのか、メジャー・レーベルが彼等を放っておいたのが不思議でなりません。

しかし当のバンドはここでめげたわけではなく、本作の路線を更に推し進めた超キラキラ作、「BURNING IN THE SHADE」を2年後にリリースしています。

2016年4月28日 (木)

DREAM THEATER/SIX DEGREES OF INNER TURBULENCE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ドリーム・シアターの2002年作、「シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス」、入荷しました。

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前作の「Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory」において、一気にプログレ・ファンをも取り込み、本格的コンセプト作としての知的好奇心を煽る傑作を完成させたドリーム・シアターが、3年ぶりにリリースした通算6作目となったアルバムです。

彼等にとって初の2枚組となった大作で、本作より以降の骨格ともなるパターンが確立されています。
(「アルコール依存症を克服する12のステップ」の開始、前作のラスト曲の音をそのままスタート音として採用する始まり方。)

ディスク1では平均10分程になる大作5曲が収録され、ディスク2では40分を超える8部構成の組曲となり、彼等の旺盛な創作意欲がまだまだ尽きていない事を証明したのでした。

プログレッシヴ・メタルというジャンルの先駆者であるからこその苦悩、それはレコード会社との対立、ポップ化の強要であったわけですが、彼等は本作を外部との接触を一切受けない状況下で制作する事で、アイデンティティの再確認、再確立に成功しています。

超技巧派メタル・バンドというイメージから、前作で知的なプログレ・バンドへと昇華した彼等は、更に本作で幅広い音楽性とマニアックなロック・ファンを虜にする文学性を見せつけています。

特にディスク2での精神を病んだ6人の男女の内面を描いた世界は、かつてピンク・フロイドが表現してきた狂気、闇、壁といったものとリンクしていると思われます。

またKANSASの「WALL」、PETER GABRIELの「SOLSBURY HILL」、そしてBEATLESの「A DAY IN THE LIFE」へのオマージュと取れる、彼等特有のベタな引用も個性となっていくのも凄いところです。

上記のナンバーから想起されるドリーム・シアターのソフトな側面も素晴らしいのですが、METALLICA真っ青のヘヴィネスも披露され、メタル・ファンをも魅了するメロディ・センスの冴えも見事と言えるでしょう。

何より聴いて楽しみ、歌詞を読んで楽しむという、ロックにしかできないアート性を強く復活させてくれたのは、本当に大きな意味を持っていたと思います。

2016年4月27日 (水)

PINK CREAM 69 ELECTRIFIED

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは98年作、ピンク・クリーム69の通算6作目となったアルバム、「エレクトリファイド」、入荷しました。

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アンディ・デリス脱退後のバンドの基本路線を固めた1枚として重要な作品となりました。

イギリス人ヴォーカリスト、デヴィッド・リードマンを新たに迎えたバンドは、グランジ、オルタナの影響を受け入れながら、実験的とも思えるサウンドを追求してきましたが、そのあからさまとも思える時代への迎合路線は本来の彼等の魅力を大きくスポイルしていました。

バンド自身がそれを一番良くわかっていたはずで、優れたヴォーカリストであるリードマンの資質も生かしきれずに終わっていたと思います。

本作では開き直ったかの様なベタなキャッチーなリフ、メロディアス・ハードとされる一歩手前でギリギリのバランスを保った歌メロを全開にし、どんなタイプのナンバーも歌いこなすリードマンが水を得た魚の様にメタルを楽しんでいるのが伝わってくる好盤となりました。

かつての哀愁型メタルのイメージを脱ぎ捨て、モダンな王道メタル路線へと軌道修正をし、ここで完全に彼等は自分達の進むべき道を掴んだ気がします。

今や少なくなってしまったタイプのバンドだとは思いますが、こうした聴き馴染みの良いメロディをキチッとしたメタル・サウンドで聴かせるという人達には、やはり末永く活動し続けてほしいものです。

2016年4月26日 (火)

SLASH'S SNAKEPIT IT'S FIVE O'CLOCK SOMEWHERE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

スラッシュがガンズ脱退という噂が飛び交う中、95年にソロ・プロジェクトとしてリリースされたアルバム、スラッシュズ・スネイクピットのイッツ・ファイヴ・オクロック・サムホエア」、入荷しました。

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どうもガンズの次作用の曲を本作で流用した事でアクセルと衝突、以降の彼等の動向にも影響を与える事になってしまった1枚です。

ギルビー・クラーク、マット・ソーラム、ディジー・リードと、ガンズ組を引き連れた事も話題となりました。

ベースにはDIOやオジー・オズボーン・バンドに参加していたマイク・イネス、そしてヴォーカリストは一転二転した様ですが、オーディションにより迎えられたのはなんとパワー・ポップの名バンドとして知られるジェリーフィッシュのギタリストであるエリック・ドーヴァーでした。

この人の声が時折アクセルをも思わせるワイルドで危険な香りを持っているため、ファンとしてはなんとも複雑な思いをさせられたのではないでしょうか。

ガンズの、というよりはアクセルの持っていた性急な疾走感、壊れる寸前ギリギリのテンションこそ本作では見られませんが、全編が骨っぽいハード・ロックの応酬となり、飽きさせる事なく一気に聴かせてくれます。

結局このアルバムが本人にとっても自信に繋がったのか、翌年スラッシュがガンズ脱退というアナウンスがされてしまいます。

改めて聴き直してみると、スラッシュの土っぽく男臭い魅力が全開、タイトなバンド・サウンドも心地良く、70年代マインドで覆い尽くされた本作、ロックのダイナミズムをわかりやすく提示してくれた愛すべきアルバムだったと個人的には思えます。

尚、ご存知の様にガンズはアクセルを含む再結成を果たし現在ツアー中、そしてなんと喉を痛めたブライアン・ジョンソンの代役にアクセルがAC/DCのツアーに参加する事がアナウンスされています。

 

2016年4月25日 (月)

浜田麻里 Sur lie

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

浜田麻里さんの2007年作、「シュール・リー」、入荷しました。

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2000年代に入ってからも、その艶っぽい声の美しさは衰える事なく、ヴィジュアルまで若々しいままで往年のファンを今だ夢中にさせるこの人は、まさに美魔女といったところでしょうか。

かつてのメロディアス・ハード回帰とも言える本作のオープニング・ナンバー、「Heatbeat Away From You」が流れた瞬間、80年代のあのキラキラ感を震えと共に思い出す人はきっと多いでしょう。

作詞作曲共に自作、アレンジも手掛けるこのナンバーでの胸ときめくセンスは、さすがにHR/HMの最も熱い時期を第一線で活躍していた人ならではという気がします。

昨今のモダンなメタル色はここでは見られず、全体的には控えめなハード感としっとり感が同居しているものとなっていますが、最後まで耳を離さない吸引力は相変わらずです。

新機軸としては、初顔合わせとなった飯島拓也作の「Blue Water」で聴かせる最近のアダルトなBON JOVI風のミドル・バラード。

「Never Be The Same」では一聴するとCHEAP TRICKがやっていてもおかしくないと思われるドリーミーなハード・ポップを展開、スロー・ナンバーながら強烈な印象を残しています。

本作中最もメタル色の強い「Love Creatures」では、久々のタッグとなる増田隆宣作のナンバー、彼女の本領発揮と言えるハイトーン・シャウトが聴けます。

また1曲目、4曲目、6曲目は、彼女自身久々となるLAレコーディングによるもので、やはり久々の参加となったマイケル・ランドゥ、リーランド・スカラーの名前が並び、更にドラムは元デイヴ・リー・ロス・バンドで有名なグレッグ・ビソネットが担当しています。

日本屈指のバラード・シンガーとしての魅力も健在で、「Surrender」、「Evergrace」でかなり親しみやすいメロディをナチュラルな美声で歌いあげています。

昔からのファンにとっては、90年代の作品、「COLORS」以降のアダルトなポップ・ロック・シンガー路線にも近いサウンドが嬉しいところでは、と思います。

2016年4月24日 (日)

STRYPER SECOND COMING

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ストライパーのファンなら必聴となったベスト盤となった2013年作、「セカンド・カミング」、入荷しました。

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数種類出回っている彼等のコンピレーション盤はもう不要と言える1枚です。

2000年代に入ってからの再結成以降、非常に質の高いメタル・アルバムをリリースしていながら、往年のファンは彼等の類まれなる個性が詰まった80年代のアルバムに相変わらず魅了されっぱなし状態だったと思います。

マイケル・スウィートのBOSTON参加、そして2011年にオリジナル・メンバー再集結という話題を経て、カヴァー・アルバム、「THE COVERING」でようやく昔のファンも彼等に追いついた感があります。

そして全曲再録による初期3作のベストとなった本作は、諦めずに彼等を信じてきた事に感謝せずにはいられないプレゼントなりました。

新曲となった2曲、「Bleeding From Inside Out」、「Blackened」の完成度も悪くありません。

両ナンバーとも「TO HELL WITH THE DEVIL」に収録されていてもおかしくない重厚な良質メタルなのですが、それよりもリレコーディングされた過去のナンバーに心が洗われる思いです。

アレンジはほぼ原曲通り、マイケルの美声、分厚いコーラスもそのまま、そして何よりサウンド・プロダクションの圧倒的な向上により、オリジナル・ミックスのリマスターとは全く違うフレッシュさを生んでいます。

彼等の個性はメロディの良さという点はもちろん、メタル・バンドとしてかなり優れていたという事が挙げられると思います。

エッジの利いたギター、特にメタリックなリフの積み重ねの巧さこそが、LAメタル・シーンの中でもストライパーを特異な存在たらしめていたと思います。

オリジナルではそのリフの鋭角さを効果的に活かすサウンド・プロダクションでなかったのは、これまで良く指摘されてきたわけですが、本作ではその問題点が解決されただけでなく、そしてリズム・セクションのダイナミズムが強調される事になりました。

マイケルのヴォーカリストとしての素晴らしさも改めて再確認させられる事となり、80年代のナンバーを原曲と同じキーで伸びのある声を維持しているのには本当に頭が下がります。

更に言えばコーラスがよりクリア、ストロングになった事で、思わず大合唱してしまう人も多いのではないでしょうか。

「Reach Out」、「Calling On You」、「Sing Along Song」等は、間違いなくそんな代表格であり、オリジナル・ヴァージョンが少し軽く聴こえてしまう程の説得力を感じさせてくれます。

2016年4月23日 (土)

WHITESNAKE RESTLESS HEART

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

97年、ホワイトスネイクを再始動させたアルバム、「レストレス・ハート」、入荷しました。

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ジミー・ペイジとのプロジェクトの活動を終え、沈黙も守っていたデヴィッド・カヴァーデイルが、「スリップ・オブ・ザ・タング」以来8年ぶりにホワイトスネイクを復活させたアルバムです。

怪我で離脱していたエイドリアン・ヴァンデンバーグとのタッグがここで実現し、完全にデヴィッドとのユニットの様相も見られますが、ホワイトスネイクの名がシーンに復帰した事を喜んだファンは多いと思います。

オープニング2曲は完全にアダルト路線で、バラード・シンガーと化したデヴィッドの新たな魅力が新鮮でしたが、徐々に見せる70年代ホワイトスネイク、カヴァーデイル・ペイジをも彷彿させるハード・ロック路線が静かな興奮を呼びます。

元々はソロ・アルバムとしての企画もあった様ですが、ホワイトスネイク・ブランドを大きく損なわないようなバランス感覚が取り入れられたのだと思います。

スローなナンバーの比率が多いのは、2000年作のソロ名義作、「Into The Light」への布石になっていた、と今となっては思えますが、当時WHITESNAKE終焉と言われたフェアウェル・アルバムとして寂しさを余計漂わせてしまっています。

それでもアルバム・タイトル曲や、「You're So Fine」といった曲に、往年のポップでセクシーなカヴァーデイル節が見つかり、個人的には溜飲を下げる事ができたと思います。

2016年4月22日 (金)

HEART PRIVATE AUDITION

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年作、ハートの通算6作目となったアルバム、「プライベート・オーディション」、入荷しました。

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ハートの低迷期ともされている時代の作品ですが、キラキラとした産業ロック全開のハートとして華麗な変身を遂げる前の聴き逃せない傑作だと思われます。

時代はちょうどジャーニーやフォリナー等が大活躍する真っ只中で、ハートはその方向性を模索していた頃だと思われます。

上記の70年代組とほぼ同期と言えるハートは、彼等の様な大胆なポップ化や大仰なハード・ロックを個性としていたわけでもなく、ツェッペリンの遺伝子、そしてあくまでもアコースティックなバンド・サウンドを基調としたハード・ロックを持ち前としていただけに、やや時代遅れ感を自覚していたのではないでしょうか。

そんなせいか初の単独によるセルフ・プロデュース(アン&ナンシー、ラヴモンガーズのメンバーとなるスー・エニス、ギタリストのハワード・リース)により、それまでのハートの個性を生かした上で、80年代ポップにすり寄ったバラエティ感が目立つアルバムとなりました。

スマッシュ・ヒットしたシングル、「This Man Is Mine」はシンプルなアレンジながらニュー・ウェイヴ調のメロディとAOR感がミックスされた佳曲となり、バンドとしてオシャレ感がアップした感があります。

アルバム・タイトル曲や「The Situation」でも、そうした路線での新機軸が見られ、まるでカーズやチープ・トリックにも通じるパワー・ポップ感が新鮮に聴こえます。

もちろんハート流のハード・ロック・サウンドも健在で、「City's Burning 炎の街」、「Fast Times」では、まだまだHR/HMが十分にお茶の間に浸透していなかった時代にしては、かなりハードに攻めていたのではと考えられます。

アコースティック・バラードの美しさももう一つのハートの魅力ですが、「Angels」や「America」で、アンの艶っぽいヴォーカルが堪能できます。

地味ながらも実に良くまとまったアルバムと思われ、70年代ハートの魅力を残しながら、80年代の喧騒に戸惑いながらも必死に時代に遅れまいとするバンドの健闘ぶりがユニークな1枚ではないでしょうか。

2016年4月21日 (木)

SYSTEM OF A DOWN HYPNOTIZE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

「メズマライズ」と2部作になったシステム・オブ・ア・ダウンのアルバムで、現在のところ本作が最新作となっている、「ヒプノタイズ」、入荷しました。

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半年のインターバルを空けて連続リリースされた超大作として改めて聴き直すと、様々な民族音楽の要素をメタル的アプローチで聴かせるという単純な図式も危うくなってきます。

アヴァンギャルド・メタルとも形容される彼等ですが、実のところかなりキャッチーなメロディを持っています。

前作でも顕著だったスラッシュ色もけっして破壊的に使用されているわけではなく、あくまでも曲を最適な形で表現するための方法論だった気がします。

一方で政治的なメッセージ性はより強固なものとなっていますが、彼等のカラフルな音楽性によりどこかユーモア混じりに聴こえてしまうのがユニークです。

アルバム後半でのメロディアスな展開は、このバンドの個性を更にはっきりとさせています。

シリアスになればなるほど、彼等の人間力とも言える魅力が浮き彫りになり、「VICINITY OF OBSCENITY」の様なおふざけメタルとも思える曲の本質が見えてきます。

彼等は人生の喜怒哀楽を私的な感情からだけでなく、自分達を取り巻く状況を適切なメロディとサウンドで表現する、最も原始的なロック・バンドであるという事なのだと思います。

アルバムはラスト2曲で、人間にとっては普遍的なテーマである孤独感、死をメランコリックな表現方法により提示していますが、けっして重くのしかかるのではなく、もう一度最初から聴き直したくなるポジティブな力を持っています。

これ程歌詞とメロディが理想的な融合を果たしているメタルも、そうはないと思われます。

2016年4月20日 (水)

BLUE OYSTER CULT CURSE OF THE HIDDEN MIRROR

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ブルー・オイスター・カルトの2001年作、「カース・オブ・ザ・ヒドゥン・ミラー」、入荷しました。

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2013年、アラン・レイニアの訃報が日本にも伝わってきましたが、40年以上も活動を続けているブルー・オイスター・カルトの創設メンバーであり、パティ・スミスの恋人としてニューヨーク・アンダーグラウンド・シーンの重要人物でもあった人だけに、残念でなりません。

そのBOCの21世紀初となった通産13作目のオリジナル・アルバムで、前作からは3年ぶりとなった1枚です。

現時点では本作が最新作となるだけに、レイニア氏の遺作ともなってしまったわけです。

アルバム・タイトルは、彼等の前身バンドであったストーク・フォレスト・グループ時代から暖めていたものだそうです。

サイバーパンク小説家、ジョン・シャーリーが前作から引き続き作詞家として参加していて、相変わらず彼等特有の世界観を展開してくれています。

また同じく前作から参加した、元レインボー、そしてブラック・サバスでも活躍していたボビー・ロンディネリがパワフルなドラムを聴かせてくれます。

エリック・ブルーム、バック・ダーマのオリジナル・メンバー二人によるプロデュースで、適度なドライヴィング感覚を伴い、全体的にはかなりポップな作風となっていて、アダルトなハード・ロックと表現できるかもしれません。

ミステリアスで知的な雰囲気も相変わらずで、貫禄だけではないフレッシュなキャッチーさも魅力的な1枚です。

2016年4月19日 (火)

MICKY MOODY & FRIENDS LIVE AND ROCKING!

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

2000年、ノルウェーでは名高い「HELL BLUES FESTIVAL」で収録されたミッキー・ムーディーのライブ・アルバム、「ライヴ・アンド・ロッキング!」、入荷しました。

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詳細は不明なのですが、英国のブルーズ、ジャズの専門インディーズ・レーベル、ARMADILLOからリリースされていて、かなり優れた音質による録音がまず目立ちます。

ミッキー・ムーディーは、WHITESNAKE脱退後、バーニー・マースデンと共に一時期活動を共にし、The Moody Marsden Bandなるプロジェクトや数々のセッションをこなしていますが、2000年代からは本格的なソロ活動、ブルース・ギタリスト、ヴォーカリストとしてのキャリアに専念しています。

おそらくこのライヴは、フェスのために特別に結成されたものだと思われるのですが、MICKY MOODY & FRIENDSなるバンドは、70年代ホワイトスネイクのファンならばおそらく狂喜する事請け合いのメンバーとなっています。

バーニー・マースデン、ニール・マーレイとかつての盟友が集まり、キーボードにはドン・エイリー、そしてドラムにはやはりホワイトスネイク関連のバンド、The Company of Snakesに参加していたジョン・リングウッドが加わっています。

ただ残念ながら、ここでは往年のメンバーによるWHITESNAKE大会が行われたわけではありません。

クラシック・ナンバーのカヴァーを中心とした、大ブルース大会です。

フレディ・キング、ロバート・ジョンソン、ウィリー・ディクスン、チャック・ウィリス、チャック・ベリー等のナンバーを、絶妙なバンド・サウンドで聴かせてくれます。

ニック・ロウやデイヴ・エドモンズとの活動で有名なピアニスト、ゲライント・ワトキンスのナンバーを取り上げている事からも、かなりパブ・ロック的なサウンドが目立つのですが、英国の熱く濃厚なロック・バンドとしての素質は十分なメンバーが揃っているだけに、プレイし始めただけでご機嫌タイムが開始されるというライヴになっています。

個人的にはミッキーのオリジナル・ナンバーであるバラード、「A MIND TO GET EVEN」に泣かされてしまうのですが、ゲイリー・ムーアにも近いメロディ・メイカーぶり、ソツのないギター、そして線が細いのですが実に味わい深いヴォーカルも魅力的です。

初期ホワイトスネイクの軽いR&Rセンスが今だ忘れられない人にとっては、かなり気に入って頂けると思える1枚です。

2016年4月18日 (月)

HEARTLAND HEARTLAND

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

UKメロディアス・ハードの名バンド、ハートランドのデビュー作、「ハートランド」、入荷しました。

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プログレ・ハード、産業ロック、メロディアス・ハードと、ここ日本では形容句が変遷してきましたが、一貫しているのはそのわかりやすく耳馴染みのいいメロディであったと思います。

もちろん優れたヴォーカリストがいる事が、そのメロディを最適な形で表現できる事に繋がるわけですから、ヴォーカルの個性もこの一定のジャンルの定義付けの要素として語られていいと思うのですが、どうもそういう傾向はこれまでなかった様です。

このアルバムを目の前にすると、特別な呼び方をどうしてもしてあげたいと感じてしまうのは、良質のメロディを良い声で歌うという最も基本的なスタイルがこれ程素晴らしいものなのかと再認識させられるからです。

ハートランドはクリス・ウィーズィーという稀代のヴォーカリストが中心となって続いてきたバンドですが、どんなタイプの曲であれ彼が歌う事によって成立してきたわけです。

デビュー作となった本作は、ハートランドのキャリア中でも最もジャーニーやフォリナーに近いアメリカン指向のサウンドが強い1枚です。

ところがハスキーでソウルフル、煮えきらないと言えるギリギリのところで感情を押さえて歌いきる歌唱法、そして陽性のメロディでも一気に翳りを落とす、いわば英国伝統の哀愁感。

このタイプのヴォーカリストは、これまでポール・ロジャース、ルー・グラムといった人が代表的な存在でしたが、クリス・ウィーズィーは彼等の正当後継者とも言える声の持ち主だと思います。

エリック・マーティンを更にR&B寄りにしたとも思えるクリスの声により、メロディアス・ハードと言うにはあまりにもアダルトなテイストが強い気がするだけに、個人的はAORハード、ハード・ソウルと言った呼称がそろそろ生まれてもいいのではと思えてしまいます。

スティーヴ・ペリーやボビー・キンボール、あるいはブラッド・デルプといった人達が築きあげてきた、ヴォーカルが流れた瞬間、一気にバンドの個性による世界観を繰り広げるというマジックを、このクリス・ウィーズィーもすでに成し得ていると思います。

2016年4月17日 (日)

MICHAEL SCHENKER GROUP BE AWARE OF SCORPIONS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

「スコーピオンズに注意しろ」と意味深なタイトルが題された、マイケル・シェンカー・グループの01年作のアルバム、「ビィ・アウェア・オブ・スコーピオンズ」、入荷しました。

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本作もメンバーを一新、特に無名の新人ヴォーカリスト、クリス・ローガンを大抜擢、更にドラマーには元レーサーXのヴォーカリストでありながら、UFOのツアー・メンバーとしても活躍していたジェフ・マーティンが参加しています。

当時の神は、UFOでの活動も順調で、「Covenant 聖約」 をリリースしたばかり、更に復活したMSGでの活動も期待されていた時期でした。

ところがどうも本作制作前には、またもやアルコール問題があった様で、けっして順風満帆というわけにはいかなったと思いますが、ここでのプレイはキレとメロディの輝きが戻ってきている様には思われます。

ヴォーカリストの声質は、今までマイケルが組んだ事の無かった独特の個性を持っていて、ブルージーでありながらメタリックという、本作全体のカラーをも左右する影響力を持っていると思います。

もちろんマイケルは過去同様ヴォーカリストに合わせるのではなく、個性のぶつかり合いを演出しているわけでもなく、極めてナチュラルなハード・ロックを展開してくれています。

欧州的な湿り気はここではかなり抑えられていて、乾ききったタイトなバンド・サウンドが新鮮です。

ストロングなメロディが多く、特にオープニングの「No Turning Back」から期待を煽る様なハイ・テンションで飛ばしてくれます。

珍しくインスト・ナンバー抜きで疾走していくスリリングな展開も嬉しいかぎりで、マイケルがよほど新ヴォーカリストを気に入っていたのがわかります。

全体的にはへヴィなエッジが前面に出されながら、元気にロックしてるマイケルが微笑ましくも思える力作で、翳りのあるマイケル節よりもメタル・バンド、MSGを強調した様な強力な1枚です。

2016年4月16日 (土)

GAMMA GAMMA 2

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは80年作、ロニー・モントローズ率いるガンマのセカンド・アルバム、「ガンマ 2」、入荷しました。

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本作からベーシストのグレン・レッチ、ドラムにデニー・カーマッシが加わり、新たな体制でよりタイト、キャッチーなアメリカン・ハードを聴かせてくれます。

カーマッシが加わった事により、キーボードのジム・アルシヴァー、そしてロニーと、モントローズ組が3人揃った事になりました。

印象的なジャケットを担当したのは、数々の名盤を手がけてきたデザイナー、ミック・ハガーティ。
(デヴィッド・ボウイの「Let's Dance」、「Tonight」、Styxの「Corner Stone」、Supertrampの「Breakfast in America」のジャケット担当で有名な人です)

そしてプロデューサーは、LONE STAR、FOREIGNER、AEROSMITH、TRILLION等、メロディアス・ハードの名盤を多く手掛けてきた事で有名なゲイリー・ライオンズがロニーと共同で務めています。

キラキラした80年代ハード・ロックの到来を予見したかの様なキーボードの多様がありながら、デイヴィー・パティソンのガッツ溢れるパワフルなヴォーカルがグイグイ引っ張ってくれています。

ロニーのプレイもメタリックなエッジとメロウな味わいのギャップが見事で、キャッチーな歌メロをより際立たせるものとなっています。

中盤のアダルトなバラード、「VOAGER」を挟んで、プログレ・ハード風、VAN HALEN風、ハード・ポップ風と、実にバラエティに富んだ内容で一気に聴かせてくれます。

70年代のハード・ロックが、一気に洗練されていくそのちょうど過渡期を象徴する様なサウンドと言えるかもしれません。

全8曲というコンパクトな内容が名残惜しさを感じさせる程粒揃いの名曲が揃い、アメリカン・ハードの名盤の香りがプンプンする1枚です。

2016年4月15日 (金)

WETTON/DOWNES ICON Ⅱ RUBIKON

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ウェットン・ダウンズの2006年作、「アイコン Ⅱ ルビコン」、入荷しました。

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ジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズの再合流は、その後のオリジナル・メンバーでのASIA再結成のきっかけになったと思われますが、本作はこの二人のプロジェクト、ICONの第2弾となったアルバムです。

前作はソフトなエイジア、といったイメージが強かった気がしますが、ここではオープニングから元気一杯のメロディアス・ハード路線を展開してくれています。

完全に80年代ASIAの再現がなされ、これに気を良くした二人はおそらくかつてのマジックを取り戻した事を実感したのではないでしょうか。

その証拠とも言えると思いますが、2曲目の「FINGER ON THE TRIGGER」は、で2010年作のエイジア再結成第2弾となった「OMEGA」のオープニング・ナンバーとして、よりハードなアレンジで再録されています。

往年のプログレ・ファンなら狂喜する事間違い無しと思われますが、エディ・ジョブソンが「TEARS OF JOY」で作曲で加わっているのも注目すべき点だと思います。

オランダのゴシック・メタル・バンド、The Gatheringの歌姫としても有名なAnneke van Giersbergen(アネク・ヴァン・ガースバーゲン)がデュエットで参加したこの曲は、どことなくあのU.K.を彷彿させる湿り気たっぷりの哀愁ナンバーとなっています。

またこのプロジェクトの個性はメインの二人のセンスだけではなく、重要なメンバーの一人として全3作で参加している、元ELOのヒュー・マクダウェルのチェロがやはり特徴的で、メロディとヴォーカルはASIAそのものなのですが、独特の品の良さとプログレッシヴ感を演出しています。

アルバムが進むにつれ、美しいスロー・ナンバーが中心になっていくため、やや甘ったるい感もあるのですが、ここでやり残したロック的アプローチを以降のエイジアで再燃させたとも考えられ、ASIAファンにとっては必聴の1枚と言えるのではないでしょうか。

2016年4月14日 (木)

MICHAEL SWEET UNSTRYPED

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マイケル・スウィートのソロ名義作、「アンストライプド」、入荷しました。

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ミニ・アルバムという印象のある1枚ですが、実は録音されたのは92年だそうで、サブタイトルの「THE POST STRYPER SESSIONS」が意味している通り、ストライパーでの活動を終了した後、ソロ・デビューをする前に残されたセッション音源です。

どうも自主制作盤となっている様で、限定リリースがされています。

参加しているのは94年にリリースされた「MICHAEL SWEET」にも名前が見られるドラムのジェイミー・ウォーラムを始めとした身内同然の人達の様です。

1曲目と2曲目のみ、やはりクリスチャン・メタル・バンドであるGUARDIANのギタリスト、トニー・パラシアスが参加しています。
(ちなみに裏ジャケにはこの人の名前がTONY PLACIOSと表記されていますが、正しくはPALACIOSだと思われます)

全5曲、デモ音源だとは思いますが、かなり聴き応えのあるものとなっています。

冒頭の2曲は、かなり後期ストライパーを意識したワイルドはハード・ロックとなっており、「無法の掟 Against The Law」のアウトテイクではと思わせますが、前述のパラシアスの達者なギターがなかなか侮れないものとなっています。

3曲目の「ALL I WANNA DO」は、ソロ・デビュー作に正式収録されているミドル・ポップ・バラードで、ここではゴスペル調のコーラスが際立つシンプルなアレンジとなっています。

マイケルのメロディ・メイカーとしての本領は以降2曲でも改めて証明されていて、STRYPERファンなら聴き逃せないものとなっています。

「WHWN I'M LONELY」はキーボードが先導するJOURNEYタイプのバラードで、マイケルのギター・ソロもどことなくニール・ショーンに聴こえてしまうのですが、ストライパーではあまりなかったポップ・センスがたまりません。

ラストの「I NEED YOU」はマイケル節炸裂のバラードで、ストライパーの名曲、「HONESTLY」を彷彿させる大盛り上がり大会となっています。

このラスト2曲のナンバーが一体何故他で正式リリースされなかったのが不思議なのですが、ここで披露されたのは実にありがたい事だと思います。

2016年4月13日 (水)

SLY KEY

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スライの96年作、サード・アルバムとなった「キー」、入荷しました。

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ジャパメタ史上おそらく最強のラインナップと思われたSLYは、前2作では90年代メタルを自然な形で吸収、それぞれのキャリアから大きく逸脱しないヘヴィ・サウンドを展開してきましたが、このサード・アルバムでは更に進化、大きなサウンド転換を試みています。

ジャケットの雰囲気も一掃、アメリカでのレコーディング、そしてプロデューサーにはマックス・ノーマンを迎えています。

LOUDENSSの「Thunder in the East」、「Lightning Strikes」、「Soldier of Fortune」を手掛けたこの大物プロデューサーの名前を聞くと80年代回帰かと思いがちですが、グルーヴ・メタル、プログレッシヴ・メタルと形容されそうな新機軸を見せています。

1曲目の「Mankind's Children」から、まず圧倒的な音の抜けの良さに驚かされます。

超強力なバック陣の中、二井原実のヴォーカルがこれ程クリアに馴染んでいるのが印象的です。

キャッチーなコーラスを導入しながら、各プレイヤーの無理の無いプログレッシヴなプレイと構成を一気に聴かせてくれます。

以降ミドル・テンポを中心にしていますが、特にリズム隊のダイナミズムが心地良く、石原慎一郎のギターも個性を主張するのではなく、強靭なバンド・サウンドに合わせる形でモダンなメタル・サウンドに徹しているのが目立ちます。

難解さ、複雑さ、そしてダーク&ヘヴィ、ミステリアスな空気感は感じさせず、むしろ程良い熱量を維持したクールな鋼魂とでも言うべきサウンドが全編で透けて見える様な気がします。

これは完全に洋楽レベルとなったサウンド・プロダクションのせいもあるのですが、抑制されたヴォーカル・ラインを丁寧に歌う二井原氏の力量がもっと評価されるべきだと思います。

ポップになる寸前の聴きやすい歌メロも見事で、強力なフックこそありませんが、日本の本格的なニューメタルとして目標が設定されていたとも考えられ、そのバランス感覚は今聴いても超一流であったと思われます。

2016年4月12日 (火)

BLACK 'N BLUE HELL YEAH!

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80年代に活躍したBLACK 'N BLUEが再結成、なんと23年ぶりにリリースした通算5作目のアルバム、「ヘル・イェー!」、入荷しました。

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彼等は84年にGEFFENからデビュー、4枚のアルバムを残していますが、大ブレイクする事なく消滅してしまいました。

若くルックスの整った5人組として、グラム・メタル一派と見られていましたが、そのサウンドは言ってみればオールマイティーなHR/HMバンドとして一括りのできないバラエティに富んだものでした。

ディーター・ダークス、ジーン・シモンズ、ブルース・フェアバーンと大物プロデューサーを迎え残したサウンドは、欧州的メロディアス・ハード、ハード・ポップ、正統派アメリカン・ハード等々、80年代メタルを総括した様な器用さがありました。

その器用こそがバンドのイメージを曖昧にしてしまったのか、あるいはWHITESNAKEやガンズに力を入れるあまり、ゲフィンがしっかりしたサポートを怠ったのか、彼等がビッグ・サクセスを手に入れられなかったのが不思議でなりません。

そんな彼等が果たせなかった夢をここで今再び、という事でもないのでしょうが、本作では開き直ったかの様な陽性パーティー・ロッカーぶりが実に爽快なものとなっています。

現在トミー・セイヤーが一番の出世頭としてKISSに正式参加しているのは有名だと思いますが、彼を除くオリジナル・メンバーが4人再集結、新たにギタリストを加え、80年代当時よりも若々しいポップ・メタルを聴かせてくれます。

ヴォーカルのジェイミー・セント・ジェイムスは一時期WARRANTにも参加していましたが、艶っぽさこそ目立たなくなりましたが、独特の性質は健在でバンドの個性を演出しています。

強力なフックよりも80'sの空気感を大事にした様なサウンド・プロダクション、ヘヴィさやダークさとは無縁のカラッカラの好天気を思わせるキャッチーさはやはり見事で、85年作のセカンド・アルバム、「WITHOUT LOVE」に一番近い印象があります。

こうした80年代組のわかりやすい復活は、今やもう新鮮度は無いのかもしれませんが、メタルの持つ脳天気で豪快で気持ち良い的な側面を楽しむには、ちょうどいい存在であると思われ、是非このまま頑張ってほしいと強く願います。

2016年4月11日 (月)

SAXON INTO THE LABYRINTH

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デビューから30年、通算18作目となったサクソンの2009年作のアルバム、「イントゥ・ザ・ラビリンス」、入荷しました。

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シーンの激変やバンドの分裂等の危機をものともせず、無骨なまでのメタル道を突き進んできた彼等、その長いキャリアこそリスペクトされるものの、どうも正当評価がずっとされていないのが気になります。

近作でエピック・メタルにも通じる勇壮でドラマティックなメタルを確立してきましたが、本作もその基本路線は変わらず、但しメロディの充実度はかなり高いと思われます。

オープニングから思わせぶりなドラマ性を展開、かつてのけれん味の無いバイカーズ・メタル・バンドから想像しにくい洗練度を感じさせます。

リフ・メイカーとしてのセンスも相変わらずで、このバンド特有のミドル・テンポでの疾走感も個性として残されています。

ビフ・バイフォードの独特の鼻声混じりの高音も貫禄を感じさせ、格調高い正統派メタルの様式美を演出しています。

一時的なアメリカン・マーケット狙いや、90年代以降のダーク&ヘヴィ路線も確かにありましたが、ここ最近の安定したドラマティック・メタルの完成度は、単なる老練な仕事とは言い切れないものがあると思います。

けっして器用なバンドではないのだと思いますが、まさに続ける事の美学に支えられてバンドであると思われ、N.W.O.B.H.M.シーン出身のバンドとしては理想的な進化の形の一つだと思います。

トレンドという意味ではオールド・ウェイヴとなってしまうのかもしれませんが、しっかりした綺麗めのヘヴィ・メタルを堪能したいという方には、是非是非おすすめしておきたい1枚です。

2016年4月10日 (日)

HANOI ROCKS ALL THOSE WASTED YEARS...

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オリジナルは84年リリース、絶頂期と言えるハノイ・ロックスのライヴを収めたアルバム、「燃えるロンドン・ナイト」、入荷しました。

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日本ではすでにアイドル的人気が確立され、目先の利くロック少女達はおろか、N.W.O.B.H.M.でHR/HMに目覚めたロック少年達、あるいはニューロマンティックのブームにより洋楽デビューしたロック・ファンをも虜にしていた時期だと思われます。

本国フィンランドを始め、欧州では彼等の受け入れられ方はもっと特殊だった様で、グラマラスなパンク・バンド、言ってみればNEW YORK DOLLSの再来といった印象の強いバンドとして見られていた様で、メタル・シーンが盛り上がっていた当時としては異色の存在とされていたのかもしれません。

日本でも確かにその妖しい雰囲気はエアロスミスとも比較されていましたが、マイケル・モンローの美しさはボーイ・ジョージやデュラン・デュランと同等の人気を誇っていた感があります。

その証拠に当時は日本の独自企画でライヴ盤リリースが決まり、ロンドンのマーキー・クラブで行われたギグを日本からわざわざ録音に出向いた様です。

そうしたお陰でオフィシャル・ライブ盤として実に価値のある1枚となったわけで、生前のラズルのプレイが生で聴けるという意味でも貴重だと思われます。

またライヴ・バンドとしても達者で、しかも実にしなやかであった事が良くわかります。

ハード・ロックとしてのダイナミズムはもちろん、パンキッシュなバンド・サウンドの疾走感は、メンバーの確かなテクニックにより、ただ荒々しいだけでは終わらないバンドの懐の深さを感じさせます。

ベンチャーズで有名な「パイプライン」で始まるのですが、実はジョニー・サンダースも取り上げていたこのギター・インスト、ハノイ・ロックスはアンダーグラウンド的な魅力を強めたハード・ロック・テイストで仕上げています。

アリス・クーパーの「俺の回転花火」、あるいはストゥージズの「1970」(彼等はTHE DAMNEDやG.B.H.が改題してカヴァーした「I FEEL ALRIGHT」として取り上げているのがさすがなのですが)、AEROSMITHのヴァージョンで有名になった「トレイン・ケプト・ア・ローリン」等をプレイしているのは、コアなロック・ファンならハノイの音楽性に感心させられるのではないでしょうか。

以降の80年代メタル・バンドに顕著だったカヴァー指向よりも、もっとゴリゴリ要素の強いナンバーを選んでいるのが実に興味深いところです。

もちろん初期の彼等の最大の魅力でもあったキャッチーなR&Rセンスもライヴ映えが実にするところで、「ミステリー・シティ」、「マリブ・ビーチの誘惑」、「メンタル・ビート」、「ヴィジター」等の代表曲は、スタジオ・テイクよりもカッコ良いと思われます。

2016年4月 9日 (土)

MOTORHEAD NO SLEEP 'TIL HAMMERSMITH

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オリジナルは81年リリース作、モーターヘッドの初のライヴ・アルバムであり、彼等の全盛期を象徴する代表作となった1枚、「極悪ライヴ」、入荷しました。

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N.W.O.B.H.M.シーンの中で、80年作のスタジオ・アルバム、「ACE OF SPADES」が大ヒットし、彼等はパンク、メタルの双方のファンから支持される稀有な存在感を確立します。

加えてレミー、エディ・クラーク、フィル・テイラーの3人のキャラも定着し、モーターヘッドはメタル・バンドとして持ち上げられる一方、当時のメイデンやMSG、ホワイトスネイク等のビッグ・バンドとは全く違う轟音で全英を制覇する事になります。

事実本作はイギリスで初のNO.1チャートを記録し、彼等の人気の高さとバンドの本領であるライヴの凄みを証明する事になりました。

以降メンバー・チェンジを繰り返してはいますが、レミーを中心とした爆走ロックン・ロール・バンドとしての基本は変わってはおらず、スピード、極悪感は衰える事がなかったわけです。

収録は80年、81年のライヴから音源がセレクトされ、収録地は80年代にはハマースミス・オデオンとして知られていた名門ホールではなく、クイーンズ・ホール、ニューキャッスル・シティ・ホールとなっています。

前述のヒット・アルバムを中心に、モーターヘッド初期のナンバーが矢継ぎ早に繰り出され、エディのマシンガン・ギター、フィルのパワフルなドラミングはもちろん、レミーのヴォーカルは全く勢いを止める事なく観客と共に疾走していきます。

オープニングの「エース・オブ・スペーズ」からいきなりクライマックスが到来、彼等のナンバーとしてはミドル・スピードと言える「STAY CLEAN」、「METROPOLIS」でバンド・サウンドの絶妙さとメロディ作りも達者であった事を再確認させられると、超弩級のメタル・ナンバー、「THE HAMMER 凶器のハンマー」で完全にノックアウトされるという流れは、今聴いても震えが止まりません。

ラストは彼等の永遠のテーマ曲、「MOTORHEAD」。

レミーのベースで引っ張られるこのナンバーが流れる頃になると、おそらくモーターヘッド未経験の方でも必ず虜にされる事になると思います。

2016年4月 8日 (金)

FOREIGNER HEAD GAMES

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オリジナルは79年作、フォリナーのサード・アルバムとなった1枚で、彼等の初期6人編成としての最後の作品、「ヘッド・ゲームス」、入荷しました。

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クイーンやカーズとの仕事で時代を先導していたロイ・トーマス・ベイカーがプロデュースに加わり、フォリナーのアルバムとしては最もニュー・ウェイヴ色の強いサウンドとなっていますが、さすがにキャッチーさは冴えを見せています。

ジャケット・デザインにもそのモダンなセンスがうかがえ、巨大化していくバンドのイメージ像をフレッシュにしている感があります。

メロディの見事さ、ハード・ロック・バンドとしてのダイナミズム等、それまでのフォリナー・サウンドを踏襲しながらも、イアン・マクドナルドが持ち込んでいたプログレッシヴ感はスポイルされ、80年代を予見しているかの様なユニークなアレンジが目立ちます。

この辺はプロデューサーの貢献度も高いのでしょうが、結果的にはこのよりポップ・フィールドへと接近した音楽性がバンドを分裂させてしまった様です。

地味ながらも典型的なフォリナー節とニュー・ウェイヴが合体した「」

ただここで残した名曲はやはり多く、以降の大事なセットリストの一部となる「ダーティ・ホワイト・ボーイ」、「ヘッド・ゲームス」等は、80年代メタルへの影響も大きかったと思います。

地味ながらも典型的なフォリナー節とニュー・ウェイヴ色が合体した、「真夜中の電話 LOVE ON THE TELEPHONE」、GREAT WHITEがメドレー形式でカヴァーした「女たち WOMEN」のレトロ・ロック的な魅力、以降の彼等の哀愁メロディへの布石となった「科学の影に BLINDED BY SCIENCE」、ポップ・バンドとしてメロディの素晴らしさが光る「反逆の夜 I'LL GET EVEN WITH YOU」、「灰色の別れ DO WHAT YOU LIKE」等、実に魅力的なナンバーが並びます。

次作の「4」の大ヒットで産業ロックの代表格として揶揄される事が多くなりましたが、本作の新鮮さは当時としてはかなり新しい形のハード・ロックとして聴こえていたのではないでしょうか。

2016年4月 7日 (木)

TRIUMPH THE SPORT OF KINGS

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オリジナルは86年作、カナディアン・ハード、80年代ポップ・メタルを代表するバンド、トライアンフの通産8作目のアルバム、「スポート・オブ・キングス」、入荷しました。

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早くからメロディアス・ハードとしてのサウンド指向を確立していただけに、ようやく時代が追いついた感もあったのですが、トリオ編成、ツイン・ヴォーカル体制、リック・エメットの音楽性豊かなギター、と実はかなり個性的なバンドでもあったと思います。

持ち前のポップ・センスと、透明感のあるコーラス、アレンジを多用して、時代に沿うキラキラ・メタルを思う存分プレイしている好盤で、プロデュースには初顔合わせとなるマイク・クリンクを迎えています。

ガンズやメガデス、メタリカとの仕事で特に有名な人ですが、硬質でアグレッシヴな音作りが得意なプロデューサーのイメージが強かったのですが、どうやらベイビーズやハートも以前に手掛けている様で、トライアンフとの相性も良かったのかもしれません。

ニール・ショーン、エリック・マーティン作の「Just One Night」は、エリック自身もソロ作で取り上げている名バラードですが、ギル・ムーアがエリックそっくりの声で歌っているのが、ちょっと笑えます。

フラメンコ・ギター・インストの「Embrujo」から、ど熱い拳振り上げメタル・ソングとなる「Play With The Fire」への流れが本作のハイライトとなっており、トライアンフが同郷のRUSHやLOVERBOYとは違う魅力を持っていた事が良く理解できると思います。

2016年4月 6日 (水)

KISS ANIMALIZE

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80年代のキッスの名盤の一つ、「アニマライズ」、入荷しました。

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素顔を晒し、メタル路線で新生面を打ち出したキッスは、ほぼ低迷期を知らぬまま精力的な活動を続けていましたが、LAメタルの勢いの前で足踏みしていたのは確かでした。

多くのリスペクトを受ける中、時代に見合ったサウンドで真っ向勝負する姿は変わらぬ現役感覚の現れであり、過去に頼らないスタイルでの新たな魅力が再浮上するきっかけとなるのが本作だったと思います。

前作がインパクト勝負だったのに対し、84年作の本作ではKISSらしいキャッチーなハード・ロックを80年代メタル・サウンドとして再生する事に徹していたと思います。

目立とうとするヴィニー・ヴィンセントが脱退し、急遽マーク・セント・ジョンが迎えられ、更にジーンは映画「未来警察(原題 Runaway)」出演のためにレコーディングを途中で離脱してしまいます。

けっして良好とは言えないバンドの状況の中、ポールがほぼ単独でプロデュースというKISS史上珍しいケースの作品で、デズモンド・チャイルド等との共作でいかにもLAメタルっぽいサウンドが目立つものとなっています。

「Heaven's On Fire」、「Under The Gun」、「Thrills In The Night」といった優れたメタル・ナンバーが揃い、以降のKISSを勢いづけたのは間違いない1枚です。

2016年4月 5日 (火)

KING KOBRA KOLLECTION

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キング・コブラの三作目、四作目をフル収録したコンピレーション盤、「コレクション」、入荷しました。

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「Ready To Strike」、「Thrill of a Lifetime」と、2枚の優れた80年代メタル・アルバムを残したキング・コブラが、メジャー契約を失いながらも地道な活動をしていた事はあまり知られていないかもしれません。

カーマイン・アピスのお遊びにも思えたポップ・メタル、メロディアス・ハードを貫徹したこのバンドは、結構本気だったという事なのでしょう。

本作は彼等がメンバー・チェンジを繰り返しながらリリースした3作目と4作目をカップリング、更にボーナス・トラックを1曲加えたありがたい2枚組です。

88年作のサード、「King Kobra Ⅲ」は2代目ヴォーカリストとしてジョニー・エドワーズを迎えています。

この人は後にルー・グラムが一時脱退したフォリナーに抜擢され、「Unusual Heat」に参加し一躍有名になった人です。

いきなりY&Tを思わせるナンバーで始まり、KISSのアウトテイクと思われるジーンとポールの曲も取り上げられ、いかにも80'sメタル一直線というカーマインの心意気が感じられる傑作となっています。

このアルバムを最後に、キング・コブラは消滅し、ご存知の様にカーマインはBLUE MURDERへ合流、その後も様々にセッションへとなだれ込んでいきます。

そして2001年、突如としてバンドを復活させリリースされたのが、4作目となる「Hollywood Trash」でした。

ブルー・マーダー、MSGの活動で有名なケリー・キーリングをヴォーカルに迎え、オリジナル・メンバーであったギタリスト、ミック・スウェダが復帰しています。

アダルトなハード・ロック路線と思いきや、えっ!WHITESNAKE?、CHEAP TRICK?と思わせながら、ROLLING STONESの一節まで飛び出し、なかなかバラエティに富んだ内容となっています。

彼等のデビュー作から、アルバム・タイトル曲をセルフ・リメイクもしていて、しっかり80年代マインドも忘れていません。

さすがにかなり優等生的サウンドが目立ち、ややもすれば時代遅れ的なバンドとも見られがちですが、キャッチーかつメロディアス、そしてきっちりとしたパワフルさも兼ね備えたバンドが好きな方にはたまらない魅力を持っていると思われます。

尚、現在では内容はそのまま、かなりカッコ良いデザインに変更され、「LEGENDS NEVER DIE」と改題されリイシューがされています。

2016年4月 4日 (月)

DRAMAGODS LOVE

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NUNO名義、MOURNING WIDOWS、POPULATION 1と、精力的な活動を続けてきたヌーノ・ベッテンコートの新たなバンドとして注目されたドラマゴッズの05年作のアルバム、「ラヴ」、入荷しました。

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POPULATION 1では、ヌーノのマルチプレイヤーとしてのセンスが爆発し、全楽器を一人で担当、ギター・ヒーローに留まらないポップ・ワールドとなりましたが、本作ではその延長線上にあると言ってもいいのかもしれません。

あくまでもバンドにこだわろうとするヌーノが、溢れ出るメロディの洪水を理想的な形で具現化した結果、HR/HMの枠内で語られる事をまるで自ら嫌うかの様なカラフルなロック・アルバムの傑作となりました。

メンバーはヌーノとは付き合いの長い無名のプレイヤーが集められ、専任のキーボードが加わった事により、シンプルながら実に味わい深いものとなっています。

テクニックよりも曲に合ったプレイに徹するヌーノは、多彩な音色を駆使しながらけれん味のないギターを聴かせてくれるのですが、それにより彼のメロディ・メイカー、ヴォーカリストとしての魅力が目立っている気がします。

大らかなアメリカン・ロックから、モダンな21世紀型王道ロック、美しいバラードまで、曲の良さが全体を牽引し、まず飽きさせる事をさせません。

メタル・ファンにとっては「Heavy」の様なナンバーで溜飲が下がる思いをするのかもしれませんが、ファンク色、グルーヴ色はスポイルされ、昨今のニューメタル勢にも近い質感が感じられるものとなっています。

もっと彼に弾きまくって欲しいと思うよりも、バラエティに富んだ作風にジェットコースター感覚を覚える楽しさが満載されています。

結局EXTREME再結成を果たしたため、DORAMAGODS名義での作品は本作のみとなってしまいましたが、こうしたポップ・メイカーとしてのセンスもこれからも披露してほしいものです。

2016年4月 3日 (日)

BOSTON WALK ON

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前作から再び8年を空けてリリースされた、ボストンの4作目となったアルバム、「ウォーク・オン」、入荷しました。

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特にハード・ロック、メタル・シーンが激変していた当時、かつてダイナソー・ロックと呼ばれた彼等の居場所は果たしてあるのか、というのは愚問にすぎませんでした。

シングルとなった「I Need Your Love」の透き通る高揚感を伴ったミドル・バラードは、まさに時代を飛び越え、80年代全体を総括するかのごとく永遠のメロディアス・ロックのクラシックと化したのでした。

ヴォイス・オブ・ボストン、ブラッド・デルプの不在は、本作ではトミー・ファンダーバーク、フラン・コスモの二人が有り余る程埋めています。

片やエアプレイで知られる名ヴォーカリスト、そして片やオリオン・ザ・ハンター、更にやはり元ボストン組のバリー・グドロー(ゴドリュー)のソロ作にも参加していた人です。

彼等が華やかなコーラス・ハーモニーと、色褪せないメロディをトム・ショルツと共に作り上げています。

インストを挟んだコンセプチュアルな構成、という珍しい展開もありながら、どこからどう聴いても紛れも無いボストン節となっている見事なアルバムです。

2016年4月 2日 (土)

CINDERELLA NIGHT SONGS

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オリジナルは86年作、シンデレラのデビュー・アルバムとなった、「ナイト・ソングス」、入荷しました。

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グラマラスな衣装と派手なパフォーマンスにより、ヘア・メタルの象徴的な1枚となった大傑作です。

ジョン・ボン・ジョヴィが彼等に惚れ込み、デビューへのきっかけを与え、更にコーラスでゲスト参加している事でも話題となりました。

そのヴィジュアルとは裏腹に、サウンドの方はそれまでのアメリカン・ハードの王道をゴッタ煮にした様な正統派でもあったのが意外でした。

エアロスミス、KISS、AC/DCを思わせながら、パワー・バラードもきっちりこなすあたりは、いかにも80年代的なセンスを漂わせています。

トム・キーファーのスティーヴン・タイラーから毒気を抜いた様なルックスと、ブライアン・ジョンソンの様な声が、同時代のバンド群と比べても強烈な個性を放っていました。

以降彼等は音楽性をブルージーな路線へと転向していきますが、本作の妖しくキャッチーなLAメタルを未だ愛している人も多いのではないでしょうか。

2016年4月 1日 (金)

PRETTY MAIDS MOTHERLAND

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プリティ・メイズの通算12作目、オリジナル・スタジオ・アルバムとしては現在のところ最新盤となる1枚、「マザーランド」、入荷しました。

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一聴して目立つのは、アレンジがかなりモダンな仕上がりとなり、昨今のラウド・ロック・シーン全体を良く研究している事がわかります。

このバンドの器用さは、これまで節操の無さにも繋がり兼ねない感もありましたが、それこそを個性にしたきたスタイルは変わっていません。

なんでもこなす振り幅の大きさは、嫌味になるギリギリのところでコントロールされてきたわけで、ジャーマンでも北欧でもない、パワー・メタルとメロディアス・ハードの中道を一貫して保ってきた成果がここへ来てやっと時代とリンクしてきたとも思えます。

2006年、2011年と新メンバーを加え、新体制となったバンドのフレッシュさが大きく影響している様にも思え、サウンド的にはかなり若返った事に驚く方も多いと思われます。

随分と皺の数が増えた気がするロニー・アトキンスのセクシーかつパワフルな声は健在ですが、彼のヴォーカルを除いて聴けば、昨今のメロデス、IN FLAMESを筆頭としたイエテボリ・サウンドに聴こえなくもありません。

日本の多くバンドも北欧メロデスからの影響を受けているわけで、結果的には本作は現在の若いバンドと比較しても全く見劣りのしない艶っぽさを誇っています。

この悪く言えば雑食性、良く言えば柔軟性が、今回ばかりは功を奏したと言えるのではないでしょうか。

これは最近のBON JOVIの「WE DON'T RUN」における方法論もこれに近いものが感じられ、新しいHR/HMのトレンドとも思えるのですが、実に興味深いところです。

元々彼等が持っていたハード・ポップ的センス、バラード・メイカーとしての素晴らしさが、このモダンなサウンド・プロダクションと見事マッチした事により、どこか中途半端な位置付けに甘んじてきたプリティ・メイズの輪郭がハッキリした様な気がします。

今後の彼等に大きな期待を抱かせてくれる力作で、ベテランの底力に圧倒される事請け合いです。

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