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2016年3月の30件の記事

2016年3月31日 (木)

VAN HALEN WOMEN AND CHILDREN FIRST

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは80年作、ヴァン・ヘイレンのサード・アルバムとなった、「暗黒の掟」、入荷しました。

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全曲オリジナル曲、ヘヴィでストイックな面が強調された作風は、次作の「FAIER WARNING 戒厳令」、そして2012年にデイヴが復帰した最新作、「ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース」の基礎ともなったと思われます。

陽気なパーティー・ロックの代表格といった側面に対して、エディのギターを前面に押し出したアメリカン・ハードの真骨頂、という個性もここで披露されています。

このシリアス路線の反動が、80年代メタル・シーンを牽引する事となる「ダイヴァー・ダウン」の誕生、そして以降の陽性のハード・ロック路線に繋がったんだとすれば、やはり彼等にとって必要な重要作だったと思います。

彼等のキャリアの中ではあまり評価されていない気もしますが、実際はバラエティ豊かなナンバーが並ぶ事により、バンドの懐の深さを見せつけられた1枚だと思います。

 唯一シングル・カットされスマッシュ・ヒットとなった「AND THE CRADLE WILL ROCK... ロックンロール・ベイビー」は、彼等にしてはかなり地味目にも聴こえるダーク調のナンバーですが、間奏ではエディのキーボードがメロディアスな響きが新機軸ともなっています。

本作中最もスピーディーと思われる「ROMEO DELIGHT」では豪快な疾走感を見せてくれ、彼等の土臭い部分が強調された「TAKE YOUR WHISKEY HOME ウイスキー・ロック」、「COULD THIS BE MAGIC? 戦慄の悪夢」では、エディのアコギ、スライド・ギターが披露されています。

アルバム・ラストの「IN A SIMPLE RHYME」は、最もヴァン・ヘイレンらしいと言える派手なナンバーで、キャッチーなコーラスとメロウなセンスは、確実に「1984」に引き継がれていると思われます。

2016年3月29日 (火)

UNRULY CHILD WAITING FOR THE SUN

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

92年にファースト・アルバムをリリース、その後マニアックなメロディアス・ハード・ファンの間では高い支持を受けながら音沙汰がありませんでしたが、6年ぶりの復活を遂げたセカンド・アルバム、「ウェイティング・フォー・ザ・サン」、入荷しました。

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元STONE FURYのギタリスト、ブルース・ゴウディ、元KING KOBRAのヴォーカリスト、マーシー・フリー(マーク・フリー)、そして元HURRICANEのドラマー、ジェイ・シェレンを中心に結成されたこのバンド、各メンバーの出自を上回る程の完成度の高いメロディを誇っていました。

本作ではヴォーカリストが現FOREIGNERのケリー・ハンセンに交代し、ベースには元BABYS、BAD ENGLISH、現STYXのリッキー・フィリップスをゲストに迎え、どうやらブルース・ゴウディのプロジェクト・バンドとしての色合いが強くなった性質を見せながら、やはり充実したメロディアス・ハード作品となっています。

元ハリケーンの美形二人が揃った事も嬉しいところですが、ケリー・ハンセンの声を活かしたサウンドが強調され、より哀愁度が強くなった気がします。

言ってみればフォリナーがよりHR/HM色を強くした感じで、ケリーの甘いハスキー・ヴォイスはここでもルー・グラムを彷彿させます。

ブルースとはWORLD TRADEでも共に活動していたキーボーディスト、ガイ・アリスンの貢献度がかなり高く、作曲面でもブルースと共に良質のメロディを作り上げています。

ケリー、そしてリッキー・フィリップスも作曲に一部関わっている様なのですが、興味深いのはパワー・バラード、「FOREVER」ではマーク・フリーの名前もクレジットされています。

おそらく前作からのアウトテイクなのですが、これがまた見事なナンバーであるだけに、このバンドの奥の深さを思い知らされます。

また「DO YOU EVER THINK OF ME」では、アル・グリーンウッドの名前がクレジットされているのですが、この人はジョー・リン・ターナーとの活動でも有名な人ですが、元々はフォリナーのメンバーとして名高い人です。

それだけに本作中最もフォリナーっぽい曲に仕上がっていて、生粋のフォリナー・ファンならニヤリとさせられてしまうのではないでしょうか。

とにかくまぁ文句の付けようが無い完璧なアルバムで、個人的にはケリー関連の作品の中でも1、2位を争う素晴らしさではないかと思います。

2016年3月28日 (月)

WAYSTED BACK FROM THE DEAD

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ウェイステッドの2004年作、「バック・フロム・ザ・デッド」、入荷しました。

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現在体調に問題を抱えているピート・ウェイの近況が気になりますが、彼がウェイステッドとして久々に復活したスタジオ・アルバムです。

UFOを出たり入ったりと繰り返している印象がありますが、実際は正式に自ら音楽性の問題で脱退したのは80年代で、ポール・レイモンドと共にこのWAYSTEDを結成、UFOとは全く違う80年代メタルを聴かせてくれました。

その後マイケル・シェンカーやフィル・モグと再合流しながら、UFOでの活動が途切れる度にWAYSTEDを始動していたわけですが、スタジオ・アルバムとしては86年作の「Save Your Prayers」以来となった本作、アルバム・タイトルも印象的なものとなりました。

オリジナル・メンバーであるヴォーカリスト、フィンもここで復帰、更にUFOの同僚であったポール・チャップマンも再び参加しています。

まずこのフィンの声の枯れ具合が、フィル・モグそっくりに聴こえてしまうため、かなりUFO寄りになった感があります。

ボーナス・トラックとして、チャップマン在籍時のUFOナンバー、「THE WILD, THE WILLING AND THE INNOCENT」、「NO PLACE TO RUN」のセルフ・カヴァーを披露してくれているのですが、フィルが歌ってルノでは、と思えて仕方ありません。

元々このバンドはピートのスリージーでバッドボーイズ的なセンスが生かされたハード・ロックが個性でしたが、本作でもその名残りは十分に感じられます。

一言で済ますなら非常に古臭いタイプのHR/HMになるわけですが、昨今のUFOとは違いブルージーなアダルト風味に逃げる事は無く、あくまでもヤンチャ感が前提となっているのがユニークです。


渋さや重厚感とは無縁ではありますが、危険な香りが漂う妖しさいっぱいといったところでしょうか。

当時ピートは53歳位だと思いますが、まぁとにかくカッコいいオヤジとしか言いようが無く、10代、20代のバンドにこの感じが出せるのかと考えると、やっぱりちょっと難しいのかなと思えてしまいます。

2016年3月27日 (日)

MOTORHEAD AFTERSHOCK

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

モーターヘッドの通算21作目となったアルバムで、この時点ではまだまだレミーの健在ぶりを堪能できた傑作、「アフターショック」、入荷しました。

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なんと全米最高位22位という快挙を果たし、おそらくアメリカでは最も売れたモーターヘッド作品という事になると思います。

一体本作が何故そんなにアメリカで受けたのか、あるいはデビュー36年目にして何故急浮上したのか、今となっては冷静に判断しかねるのですが、あえて個人的な見解を述べたいと思います。

まずは全14曲、約46分のこのアルバム、どこからどう聴いてもモーターヘッド節としか言いようがありません。

ブルージーなスロー・ナンバー、「LOST WOMAN BLUES」、「DUST AND GLASS」では、レミーの枯れた味わいを堪能できますが、このメロディアスな指向も本作で始まった事では当然ありません。

「Ace of Spades」に収録されていてもおかしくない、「END OF TIME」、「GOING TO MEXICO」では普遍の爆走、疾走感を見せてくれる一方、AC/DC的なキャッチーさが新鮮な「CRYING SHAME」、「KEEP YOUR POWDER DRY」では余裕とも思える軽いフットワークが感じられます。

考えてみれば重厚さや複雑な曲構成とは無縁ながら、どの時代でも魅力的な歌メロを限界ギリギリの猛スピードでそれとなく聴かせてくれた彼等、実はメロディの良さを持ちながらバンド自身はそれを重要視していなかった気がします。

それこそがレミーの資質なのでしょうが、モーターヘッドはロック・バンドである以前に生き様そのものであり、彼等の音はロック、パンク、メタルをレミーのガナリ声、汗、そしてアルコールを混ぜる事で体現してきたからこそ、聴き手にメロディそのものを届ける作業は不要だったのかもしれません。

ただ彼が逝ってしまったからこそなのかもしれませんが、本作を聴き直す度にレミーが歌メロの大事さをここへ来て最重要点にしたかの如く、どのナンバーもメロディが充実している気がしてなりません。

聴きやすくなったとか、ポップになったとかいう事では当然ありません。

歌う事、プレイする事を心底楽しんでいるとでも言えそうで、それはけっして感傷的な見方ではなく、しかめっ面をしたり、拳を握りしめたままだったり、そうした力みを伴わない楽しみ方ができる稀有なモーターヘッド作品という事なのかもしれません。

2016年3月26日 (土)

BAD ENGLISH BAD ENGLISH

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

アメリカ最後のスーパー・グループと呼ばれ、JOURNEYが活動停止中にその穴を埋めるのに十分な資質を持ったバッド・イングリッシュのファースト・アルバム、「彼女のすべてを歌にバッド・イングリッシュ」、入荷しました。

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ジャーニーとベイビーズの合体という話題よりも、「MISSING YOU」以来大きなヒットに恵まれなかったジョン・ウェイト、そしてその動向が注目されていたニール・ショーンとジョナサン・ケイン組の本格的復活という意味合いがメロディアス・ハード・ファンにとっては重要だったと思います。

元BABYSのリッキー・フィリップス、以降ニールに寵愛されJOURNEYの正式メンバーとなるディーン・カストロノヴォの存在が、当時は霞んでしまったのは致し方ないインパクトは確かにあったと思われます。

ヒット・メイカーとして名高いダイアン・ウォーレン作の「WHEN I SEE YOU SMILE」は全米No.1ヒット、ウェイト、ケイン組による哀愁バラード、「PRICE OF LOVE」も全米5位と、80年代最後のパワー・バラード・バンドとしても強烈な印象を残しています。

クセのあるヴォーカルと、パワフルなドラムを軸に、ハード・ロッカーとしてかなり自由に弾きまくるニール・ショーンのギターが個性となっているのですが、やはり最大の魅力は曲の良さだと思います。

ほぼ全ての曲がメンバー、そして外部ライターとの共作になっているのですが、ジャーニーよりメタリック、ベイビーズよりハードといった感のサウンドは、まさに大物感満載の貫禄がありました。

前述のNo.1シングルと、アルバムのラスト曲のみ他人の手によるものなのですが、ユニークなのは「DON'T WALK AWAY」でしょう。

アンディ・ヒル(セリーヌ・ディオン等の楽曲提供者)、ピート・シンフィールド(かつてKING CRIMSONで作詞家として活躍した人物)の共作によるこのナンバー、「ミッシング・ユー」のパート2とも言えそうなミディアム・ポップの佳曲となっています。

伝統的なアメリカン・ハードの醍醐味と、ジャーニーの理想的進化の最終型としてのサウンドが融合した名盤です。

2016年3月25日 (金)

TOMMY LEE presents TOMMYLAND:THE RIDE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

トミー・リーのソロ名義となった2005年作の第2弾アルバム、「トミーランド:ザ・ライド」、入荷しました。

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この内容にかなり驚いた人も多かったのではないでしょうか。

完全なる21世紀型王道アメリカン・ロック・アルバムとなり、モダンなサウンド・プロダクションの中でポップ・ロック全開の快作となっています。

METHODS OF MAYHEMでのラップ・メタル路線は、モトリーでのトミーの指向を突き進めたものとして予想できたものであり、ヒップホップ・カルチャーの中でも大歓迎されたヒット作となりましたが、02年作の「Never a Dull Moment」ではトミーのもう一つの資質でもあるメロディ・メイカーとしての欲がより明解なものとして表現されるようになったと思います。

そして本作ではソング・ライター、シンガーとしてよりポップな展開を極めています。

ここにはMOTLEY CRUEの暴れん坊という顔は全くありませんが、優れたコンポーザーとしての良曲が詰め合わせとなっています。

多くのゲスト陣がまた素晴らしく、ヴォーカルも彼等に任せた事もあり、カラフルな展開がこのアルバムを魅力的に演出する事になりました。

ブッチ・ウォーカー、ジャックス・マネキン、SOMETHING CORPORATEのアンドリュー・マクマホン、GOOD CHARLOTTEのジョエル・マデンがメロコア、ポップ・パンク色を、そしてなんとBackstreet Boysのニック・カーターがポップ・バラード色を彩っています。

バックを支えるプレイヤーの名前も興味深く、デイヴ・ナヴァロ、マット・ソーラム、フィル・X、チャド・クルーガー等々、トミーのポップ・メイカーぶりを盛りたてる様に的確なサウンドを作り上げています。

ドラムも各ナンバーに最も合うプレイに徹している様で、ドラマーのソロ・アルバムとは全く思えない程の歌モノとして完成されている事に本当に驚かされます。

爽快さ、せつなさと聴きどころも満載で、昨今のアメリカのロック事情を全て詰め込んだ様なメロディばかりとなっているため、多くの人の耳を惹き付けるのは間違いないと思います。

刺青だらけのクレイジー・ロッカーというイメージを率先して担当しているトミーですが、全く恐ろしい程の才能の持ち主です。

モトリー解散後、この人こそが新たなキャリアを最も成功させていくのではないでしょうか。

2016年3月24日 (木)

DEF LEPPARD SONGS FROM THE SPARKLE LOUNGE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

全曲カヴァー・アルバム「Yeah!~イエーイ!」を挟んで、純粋なオリジナル・アルバムとしては6年ぶりとなったデフ・レパードの通産10作目のアルバム、「ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ デラックス・エディション」、入荷しました。

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ファンとしては彼等に待たされる事にすでに馴れてしまっていますが、02年作の「X」ではかなりポップ寄りの作風がどこか消化不良に感じていた人にとっては、本作でのキラキラしたロック・サウンドは待望と言ってもいいかもしれません。

ただ80年代の彼等のメロディアス・ハード、ハード・ポップ路線とは異なり、これまで隠す事なく随所で披露してきたオールドスクールのロック指向が強化される事になりました。

すなわちQUEENに始まり、THIN LIZZYやUFOといった70年代のブリティッシュ・ハード、あるいはグラム・ロックのエッセンスが、彼等の幅広い音楽性を改めて証明してみせ、これまでの華麗なコーラス・ワークと緻密なアレンジが合体したのでした。

各メンバーの個性も生かされ、リック・サヴェージの多彩なセンス、フィル・コリンのポップな王道デフレパ節、ヴィヴィアン・キャンベルのミステリアスなタッチ、ジョー・エリオットのハード・ロッカー然としたストレートさが、本作をバラエティ豊かなものにしています。

「SLANG」で80年代と決別宣言をし、「EUPHORIA」でファンが望むデフ・レパード像を復活させた彼等が、結成30年を越えたバンドのあるがままの姿を表現したかと思えるサウンドが新鮮に響きます。

アメリカではBON JOVIがHR/HMからポップ・フィールドへと自然にシフトしていった様に、デフ・レパードがかつてのビートルズやQUEENといった国民的ロック・バンドとして完全に認知されたと言う事もできるのですが、このバンドの元々の資質と思われるメタリックな質感がしっかり残っているのが嬉しいところです。

イギリスのバンドであるという特殊性なのか、彼等はけっして太った豚にはならず、どこかギラギラした痩せた狼のままである感があり、コアなメタル・ファンにいくら揶揄されようがキラキラしたHR/HMバンドであり続けるのだと思います。

2016年3月23日 (水)

EUROPE WINGS OF TOMORROW

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ヨーロッパのセカンドとなった84年作、「明日への翼」、入荷しました。

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彼等のキャリアの中では見過ごしがちな1枚ではありますが、必聴となるべき傑作です。

北欧メタルへの奥深い世界の扉を作った前作、「幻想交響詩」ではメタル・ファンの目と耳をスウェーデンへと注ぎ、「ファイナル・カウントダウン」では全世界を壮大なイントロで包み、80’sメタルのポップ化に貢献した彼等ですが、本作はちょうどその2作の狭間で今も燦然と輝く名盤であると思います。

まだどこか垢抜けない部分が独特の新鮮さを保っていた前作から、一気に洗練されたメロディがまず目立ちます。

当時としてはとんでもないスピード・チューンとなった「Scream Of Anger」の華麗な疾走感は、以降のメロスピ勢に与えた影響も計り知れないと思われます。

アルバム・タイトル曲は正統派パワー・メタルとしての風格も漂いますが、彼等特有の透明感とメロディアス・ハードとしての完成度も全体を貫くのが特徴的です。

特にメタリックなナンバーの充実度が素晴らしいのですが、静と動のバランスも実に見事で、「Open Your Heart」におけるパワー・バラードの雛形的なメロディ、そして次作に繋がる「Dreamer」でのソフトなポップ・バラード作りもすでに職人的な巧さ見せています。

今改めて聴いても、文句の付けようが無い位で、全10曲捨て曲無しの1枚としか言いようがありません。

インパクトでは確かにデビュー作には負け、キャッチーさには次作に劣るものの、北欧メタルの世界基準という意味での完成度は、実は本作が一番だった気がしてなりません。

2016年3月22日 (火)

SAGA BEHAVIOUR

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

85年作、サーガの通算6作目となったアルバム、「ビヘイビアー」、入荷しました。

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意味深なジャケットは、これまでの彼等のSF的なイメージから、言ってみれば80年代的センスを強めたものとなっていますが、サウンドもよりエレポップ的なアプローチが目立っています。

これまで同郷のRUSHと共にプログレ、メタルの双方のファンから注目され続けてきた彼等は、徐々に独自の路線展開をしていくわけですが、その詳細を言葉で表現するのはなかなか難しいものがあります。

必要最小限のシンセ、デジタル音により、親しみやすさとミステリアスな要素を同居させ、ポップには違いないメロディは常にクールな佇まいを見せている事により、産業ロック勢とは明らかに異質な質感を保っていました。

ヴォーカリストのマイケル・サドラーの低音ヴォイスが独特の色気を醸し出す事によって、上品で知的な要素も加わっています。

本作での抑制されたメロディの高揚感も、そうしたバンドの個性を良く現していて、派手すぎす軽すぎず、この微妙なバランスを演出する技量は他のバンドには求められないものだと思います。

王道サーガ節と言える「EASY WAY OUT」、「HERE I AM」でのエレ・メタルとでも言えそうな疾走感、一歩間違えれば80'sニュー・ウェイヴのヒット・ナンバーにもなっていそうな「PROMISES」、彼等のメロウな部分を凝縮したかの様なスリリングなプログレ・ハード、「(GOODBYE) ONECE UPON A TIME」等、良曲が目白押しとなっています。

2016年3月21日 (月)

SHY LET THE HAMMER FALL

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

94年作の「Welcome to the Madhouse」を最後に解散状態にあったシャイが復活、それも初代ヴォーカリストのトニー・ミルズが復帰しての再結成となった第1弾アルバム、「レット・ザ・ハマー・フォール」、入荷しました。

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どうもこのアルバムは完全なオリジナル・アルバムとして見なされていない記述がネット上にも多いのですが、このバンドを80年代から知る人が聴けば、復活作として当時彼等が通らなければならなかったサウンドとして素直に聴ける内容だと思います。

トニーを看板として全米進出を賭けた力作、「Misspent Youth」はその素晴らしい内容ながら、89年リリースという遅すぎたアメリカン・メタル化は激変期を目前としたシーンの前では大ブレイクする事なく終わってしまいました。

その結果トニーは脱退、SIAMというSHYへの当て付けの様なバンドを結成、ヘヴィでメタリックな指向を強めたアルバム2枚を残しますが、結果的には彼の美声が天にも昇るようなメロディで生かされたSHY待望論を生む事になってしまったと思います。

コアなメロディアス・ハード・ファンが密かに願ったこのバンドの復活は、以降「Unfinished Business 」、「Sunset and Vine」と、とてつもない名盤に繋がったわけです。

オープニングのアルバム・タイトル曲、そしてラストのバラード、「LOVE I JUST ANOTHER WORD」は、なんと前述の10年前のアルバム、「Misspent Youth」収録曲のリメイクとなっています。

それぞれ「Shake The Nation」、「After The Love Is Gone」のリアレンジ、歌詞改作となっているのですが、ド派手なイメージの強かった原曲とは違ったアダルトさが目立っていると思います。

90年代のSHY、そしてトニーは、図らずもお互いにメロディアス・ハード路線から離れ、より時代性に即したHR/HMの追求をしていたわけですが、ここでは再び合体した事によりバンドの持ち味を再確認する様にメロディへのこだわりを披露してくれています。

リメイク曲が含まれている事もあり、どうもこのアルバムは未発表音源、デモ音源を集めたコンピレーションとされているのですが、おそらく同年にリリースされたレア音源集であるコンピ盤、「Regeneration」と勘違いされている事もあるのではないでしょうか。

あるいは露骨過ぎる程の80年代サウンドが、過去のアウトテイクとして聴こえてしまうのかもしれません。

詳しいクレジット等、アルバム内には情報として公開されていないため、正確な事は不明ではありますが、99年に10年ぶりに再会した両者が目指すべきサウンドはまさにこれだと言わんばかりの新曲ばかりと個人的には信じています。

初期BON JOVIばりの大合唱ソングとなっている「TIME AFTER TIME」、「STANDING IN THE LINE OF FIRE」、バラード・メイカーとしてのプライドが爆発している「MAYBE TONIGHT」、「WHY DOES OUR LOVE HAVE TO END?」等、とてもアウトテイクにはし難い魅力的なメロディ集となっているのが、何よりの証拠でしょう。

2016年3月20日 (日)

PLASMATICS COUP DE GRACE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年作、プラズマティックスのサード・フル・アルバムとなった「COUP D'ETAT クーデター」のデモ音源集、「クー・デ・グラース」、入荷しました。

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今も伝説的に語られる、パンク、メタルを越えたアイコン、ウェンディ・オーリン・ウィリアムズ。

彼女は98年、自ら命を絶った事でも知られていますが、本作は2000年にウエンディの死後にリリースされた音源です。

最後の一撃の意味を持つ本作のアルバム・タイトルも、納得がいくというものです。

「クーデター」は、完全にメタル・バンドとしても認知される事になった大傑作で、プラズマティックスの代表作と言っていいアルバムですが、デモの時点ですでに原型は出来上がっています。

ニューヨークのアンダーグラウンド・シーンで活躍し、元ストリッパーのウェンディ・O・ウィリアムズの過激なパフォーマンスで知られたパンク・バンドというイメージだけが先行し、その音楽性はちゃんと語られてこなかった気がしますが、本作の充実ぶりにはかなり驚かされます。

ニップレス状態の衣装で、ステージ上でオナニー等、猥雑な話題こそがこのバンドの個性でもあったのかもしれませんが、本作がリリースされた82年という事を考えると、もっと再評価がされていいと強く思われます。

ウェンディを含む5人のメンバーのヴィジュアルはかなりパンキッシュですが、メタリックなリフとパワフル、ストロングなヴォーカルは、以降のLAZYメタルやスラッシュにまで通じるものが確立されています。

プロデュースは、エドガー・ウインター・グループ、そしてソロ名義でも数々のヒットを飛ばしたダン・ハートマン。

正式リリース時には、スコーピオンズ、アクセプトとの仕事で有名な、ディーター・ダークスがプロデュースをし直していますが、デモ時には若干のラフさが目立つものの、ウェンディの強力なヴォーカル・スタイルがより浮き彫りになっている感も有ります。

生前レミーとも親交が深かった事でも有名なウェンディですが、MOTORHEADのカヴァー、「NO CLASS」はご本家よりかなりカチッとしたメタル・ソングとしてプレイされ、今頃は最近他界してしまったレミーと久々の再会を果たしてくれている事を願わずにはいられません。

「THE DAMNED」は一聴してプログレッシヴなパワー・バラードと思いきや、一気にパワー・メタル化していく構成も痛快で、パンクとメタルの中道というよりは明らかに80年代メタル黎明期の勢いをそのまま持ち込んだ様なスタイルで統一されています。

3曲目の「ROCK N ROLL」に至っては、どこかで聴いた事あるな、と思っている内にMOTLEY CRUEの「Ten Seconds To Love」のサビを思い出してしまいます。

モトリーの「シャウト・アット・ザ・デヴィル」がリリースされたのが83年、という事を考えれば、プラズマティックスの先行性にまたまた驚かされるわけです。

曲の前半でウェンディが実に可愛い声でドリーミーなメロディを聴かせてくれる「COUNTRY FAIRS」も、後半でいきなりサバス化していく豪快な一本背負いの様な力技も見事です。

キワモノとしてのパブリック・イメージを確信的に作り上げておきながら、サウンドは生真面目とも思えるメタルへのアプローチを貫いた姿勢には頭が下がります。

2016年3月19日 (土)

LYNCH MOB WICKED SENSATION

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ご存知ジョージ・リンチが80年代DOKKENが解散後に結成したバンドで、当然の様に注目を浴びたリンチ・モブのファースト・アルバム、「ウイキッド・センセーション」、入荷しました。

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80’sメタルの終焉、グランジ、オルタナの攻勢という当時、ヴィヴィアン・キャンベルが参加したリヴァードッグス、ジェイク・E・リー率いるバッドランズ、そしてジョン・サイクスのブルー・マーダー等、大物バンドに在籍していたギタリストの新たな活動目立しましたが、リンチ・モブも含め、これらのバンドに共通するキーワードがあったと思います。

つまりそれは原点回帰で、ブルース、70年代アメリカン・ハードと言った古典への傾倒が、ちょっとしたトレンドともなっていた気がする程です。

ドン・ドッケンとは正反対のワイルドなヴォーカリストを得て、DOKKEN以前のバンド、XCITER時代からの盟友、ミック・ブラウンと共に目指した地点は、けっして90年代トレンドへの迎合ではなかったと思います。

鋭くフラッシーなギターは、ここでは速さよりグルーヴ、そしてキャッチーさよりも味わい深さが目立ち、各曲の印象もメロディアスかつソウルフルという、単純なブルース回帰と言い切れないカッコ良さを持っています。

優れたギタリストが自己満足的な内容で、聴き手を置いてきぼりにしてしまう事は良くあると思いますが、ジョージ・リンチはしっかりと聴かせるメロディ・メイカーであった事を再確認させられます。

BADLANDSのデビュー・アルバムもそうでしたが、70年代の香りを充満させ、80年代を全否定するわけではなく、そのキラキラした良さを活かしつつ、90年代において心から好きな音を出そうとしているのが良く伝わってくる好盤です。

2016年3月18日 (金)

MOTLEY CRUE GIRLS, GIRLS, GIRLS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは87年作、モトリー・クルーの通産4作目となったアルバム、「ガールズ・ガールズ・ガールズ」、入荷しました。

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前作でエアロスミス的なグルーヴを導入、グラマラスなヴィジュアルを強化した事により、日本ではLAメタル、本国ではヘア・メタルと呼ばれた80年代メタルの一過性のブームの頂点に立った彼等が、ここでも微妙なシフト・チェンジをしてきます。

「監獄ロック」のカヴァーに見られるロックン・ロール色の強化と、更なるエアロスミスの憧憬がサウンドに如実に反映されています。

更にヴィジュアルはワイルドに変貌、プロデュースはチープ・トリックとの仕事で有名なトム・ワーマンに任せています。

けっしてハード・ポップ化したわけではなく、グラム・メタルからバッド・ボーイズ・ロックへと見事な転身をしますが、多くのフォロワーが彼等に追随する事となります。

その当人達はそんな80年代バンドを尻目に、この路線も本作のみで終了したのでした。

こうした微妙とも思えるサウンドの変遷こそ彼等の魅力の一つとなっており、同時代の80年代メタル・バンドの中でも実に鮮やかな手腕を誇っていたのも事実だと思われます。

デビュー時にはチープ・トリックが失速していたその穴埋めとも言えたハード・ポップ的センスを見せながら、セカンドではダークなメタル路線、そしてキラキラした衣装と、妖しさ満点のルックスに加え、お茶の間で流れても違和感の無いキャッチーなハード・ロックを完成させたかと思った矢先、モトリーはいとも簡単にその到達点から違う山へと目を向け始めたのです。

ここでの達成感がいよいよ稀代の名作、「DR. FEELGOOD」へと繋がっていくわけですが、その徴候とも思えるサウンドは意外にも本作中唯一のパワー・バラードとなった、「You're All I Need」に一番強く現れているかもしれません。

PVも過激なものとなったこの名バラードは、70年代エアロスミス風のハード・ロック色が目立つ中では異色作ではありましたが、後々評価される完成度ではあったと思います。

2016年3月17日 (木)

SONATA ARCTICA SILENCE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

2000年にデビュー作、「ECLIPTICA」で新世代のメロパワ・バンドとして衝撃的なサウンドを聴かせたソナタ・アークティカのセカンド・アルバム、「サイレンス」、入荷しました。

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初期の彼等は疾走系の美麗メロディがとにかく新鮮で、同郷の大先輩格バンド、ストラトヴァリウスの影響下にありながら、明らかにオリジナリティをすでに確立していたと思います。

これまでネオクラシカルの系譜としてイングヴェイ、ハロウィン、そしてストラトヴァリウスで嫌と言う程思い知らされた超絶テクニックとクラシックとメタルの融合は、飽和状態でありながら安定したジャンルとして認知され続けてきましたが、北欧メタルがその可能性を更に広げてきたと思います。

現在ではスウェーデンと共にデスメタルの聖地として知られるフィンランドから、彼等の様な若いバンドが自然発生したのはむしろ当然で、スピードとメロディの合体は目新しい方法論ではありませんでした。

彼等が個性を発揮するのはキーボードとギターの壮絶な絡み、クラシカルな構成も古典として聴かせるのではなく、あくまでも心地良さを求める上でのスパイスとしての役割という観点でのアレンジ、そして流麗なメロディの波といったところでしょうか。

言葉にすれば凡庸な表現しか並びませんが、そもそも音楽とはそういいた性質のものであり、頭で感じ取れる以上のパワーがあるものだと信じます。

メタルが持つ様々な特性の中でも、極寒の地、フィンランドから生まれたソナタ・アークティカの音は全く違うベクトルを持つダイナミズムに溢れ、美しさと激しさは表裏一体のものであるという事を改めて教えてくれた気がします。

2016年3月16日 (水)

SKID ROW SUBHUMAN RACE

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スキッド・ロウのサード・アルバムであり、セバスチャン・バックを擁したバンドの全盛期最後の作品となった1枚、「サブヒューマン・レース」、入荷しました。

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前作の「Slave To The Grind」がHR/HM系バンドとしては初登場で全米チャートNo.1というそれまで誰も成し得なかった快挙を果たしてから4年ぶりとなりました。

シーンは大きく移り変わり、彼等の進化も全体のサウンドを大きく変化させていた事が、当時はかなりファンを戸惑わせたと思います。

プロデュースはボブ・ロック。
モトリー・クルーの「Dr. Feelgood」で80年代の総決算を手伝い、メタリカと共に90年代を彩っていったボブ・ロックの貢献が本作でも期待されました。

スキッズとの相性云々よりも、グランジ、オルタナ以降のメタル・シーンを模索するかの様なサウンド、すなわちダークでへヴィ、これを前提にしたかの様なサウンド・プロダクションは確かに成功していると思います。

加えてバズのヴォーカリストとしての成長が、バンドの音楽性に幅を持たせています。

前作、前々作の彼等を求めるのは仕方ありませんが、ここでもスピード、グルーヴは今聴き返すとかなりカッコいいものがあります。

グランジがメタルにもたらした影響は、良くも悪くもかなり大きかったと思いますが、その如実な具体例を見るには本作は適当かと思われます。

ただその事自体が、このバンドの魅力を低下させているとはけっして思えない力作です。

2016年3月15日 (火)

PANTERA COWBOYS FROM HELL

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オリジナルは90年作、パンテラの記念すべきメジャー・デビュー作となったアルバム、「カウボーイズ・フロム・ヘル」、入荷しました。

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彼等のそれまでのサウンドを大転換の末に独自のグルーヴとメタリックな質感を生み出す事に成功した大傑作です。

元々前任ヴォーカリストの声質にも原因があったのでしょうが、初期デフ・レパード寄りの80年代メタル、NWOBHMの影響が強かった彼等が、ここではザクザクしたギターと、徹底した鋼鉄リフによりスラッシュの進化系として開花しています。

フィリップ・アンセルモが参加した自主制作による前作では、ジューダス・プリーストのあの大傑作、「ペインキラー」をも予感させるパワー・メタルを炸裂させ、一部のファンを熱狂させていましたが、ヴォーカル・スタイル、ギターの音色、メロディ構成をここまで変化させたバンドは、80年代以降では珍しいと思います。

中にはそれまで王道メタルと言えるナンバーも確かにありますが、90年代でいかにメタルが生き残っていくか、多くのバンドにとってのヒントがここに詰まっていた感すらあります。

ドラマチックな泣き節が冴えるパワー・バラード、「セミトリー・ゲイツ」も、この頃の彼等の大きな魅力だったと思います。

2016年3月14日 (月)

ROBERT PLANT FATE OF NATIONS

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オリジナルは93年作、ロバート・プラントの通産6作目となったソロ・アルバム、「フェイト・オブ・ネイションズ」、入荷しました。

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後のペイジ・プラントへ至る音楽性が垣間見れる異色作とも言える1枚です。

純粋なソロ名義としては最後の作品にもなり、ここで以降のワールド・ミュージックへの志向が強まっていったのかもしれません。

ジミー・ペイジがデヴィッド・カヴァーデイルと手を組んで注目を浴びていた中、この人は独自の路線を開花させていたわけです。

前作から続くバック・バンドを引き連れ、意外とも思えるゲストを招いています。

80年代に「愛に抱かれた夜」の大ヒットを飛ばしたカッティング・クルーのギタリストだったケヴィン・スコット・マクマイケル、IT BITESのギタリスト、フランシス・ナタリー、そしてあのエンヤの実姉であり、クラナドのヴォーカル、モイヤが参加しています。

かなりアダルトな雰囲気の中、最早ハード・ロックとは呼べない濃厚な世界が広がっていますが、独特の色気と妖しさはやはりさすがで、時々引っ張り出して聴きたくなるスルメイカ的な1枚です。

2016年3月13日 (日)

SEIKIMA-Ⅱ YOUGUY!

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悪魔教大教典、第七教典として知られる1枚で、聖飢魔IIのオリジナル・アルバムとしては前作から約2年ぶりとなった90年作の通算6作目、「有害」、入荷しました。

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シングルとなった「有害ロック」は、80年代メタルを通過したストレートなHR/HMソングとなり、歌詞も「ROCK」そのもの妖しく危険な香りを直接反映している事もあり、よりメタル・バンドとして素直な表現方法を選択しているのが新鮮味を感じさせます。

ファラオ、シンデレラ、ヒロイン等のキーワードが並ぶ中、悪魔性よりも七つの大罪をテーマにしている様にも思われ、特に色欲、強欲、憤怒が全編に見え隠れしている感があります。

ポップ展開、バラード展開がこれまで目立ったいたのに対し、本作ではかなり王道メタル・サウンドが強調されていますが、あくまで80年代メタルの総決算とでも言うべきスタイルで貫かれているのがユニークです。

サウンド的にはバラエティに富んだナンバーが並ぶのですが、そのどれもが正統派と言えるもののパロディとも取れるのですが、WHITESNAKEの「CRYING IN THE RAIN」まんまの「ROSA」はやり過ぎ感に笑えてしまいます。

その他にも洋楽メタル・ファンなら、NIGHT RANGER、WINGER、Y&T等々を見出す事ができるかもしれません。

見事なメロディアス・ハードとなった「嵐の予感」では、JOURNEYの「ONLY THE YOUNG」、「ASK THE LONELY」を彷彿させながら、怒涛のプログレ・ハード的展開で美しく昇華していくのですが、これがなかなか聴かせてくれる名曲となっています。

日本のバンドに見向きもしようとしなかった人達も少なくないと思いますが、そんな方に偏見抜きで一度聴いて欲しいアルバムです。

2016年3月12日 (土)

ANTHEM ANTHEM

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オリジナルは85年作、ANTHEMの記念すべきデビュー・アルバム、「アンセム」、入荷しました。

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関西メタル勢がジャパメタ・シーンを牽引してきた中、80年代初頭から地道な活動を東京で続けてきた彼等が満を持してデビューを果たす形となりました。

当時のアルバム名にはサブタイトルとして、「パワーメタル戒厳令」と冠せられていましたが、ここで言われるパワーメタルとは、まだまだ音楽的特徴としては完全に確立されていなかったと思います。

彼等の代名詞的ナンバーとなっていく「WILD ANTHEM」にしても、同時代のACCEPTやMANOWARといったPOWER METALというよりも、JUDAS PRIESTやIRON MAIDEN直系の、まだまだN.W.O.B.H.M.からの影響が強かったと思われます。

また「RED LIGHT FEVER」、「WARNING ACTION!」、「STEELER」といったスピード・ナンバーは、当時のポップ・メタル全盛期においては音速とも言える速さを誇っており、スピード・メタルという言葉もまだ定着していなかった時代と思われますので、まさにパワーメタルとしか呼びようがなかったのかもしれません。

いずれにしても同時代の日本のバンドの中では、明らかに男臭くてストイック、最もメタルらしいメタルであったのは間違いないと思います。

2016年3月11日 (金)

STRYPER GREATEST HITS LIVE IN PUERTO RICO

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2003年から始まったストライパーのリユニオン・ツアーの模様を収めたライヴ盤としては第2弾となったもので、果たしてどれだけの価値があるのかかなり疑問ではある1枚、「グレイテスト・ヒッツ ライヴ・イン・プエルトリコ」、入荷しました。

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04年には「7 Weeks: Live in America, 2003」というタイトルで、彼等にとっては初のライヴ盤としてリリースされています。

継いでリリースされた本作は、映像作品としてDVDとして発表されたもので、収録は2004年3月6日、プエルトリコで行われたショーとなっています。

CD版も当日のフルセットを完全収録しているわけですが、前述のライヴ盤第1弾とほぼセットリストは変わっていません。

元々リユニオン・ツアー、グレイテスト・ヒッツ・ライヴとして回っているだけに仕方ない事なのですが、本ライヴでは「The Yellow and Black Attack」に収録されていた「YOU WON'T BE LONELY」が聴ける事のみが、本作の唯一の有り難さとなっています。

不可解なのは、「In God We Trust」からのナンバーが1曲もプレイされていない事で、彼等の最もキラキラしていた頃を象徴する様なこのアルバムをバンド自身がどう捉えているのか興味深いものがあります。

「ALWAYS THERE FOR YOU」や「KEEP THE FIRE BURNING」、あるいは「I BELIEVE IN YOU」といった名曲が聴けないのは寂しい気もしますが、「Against The Law」からのヘヴィなナンバー、「CAUGHT IN THE MIDDLE」を取り上げている点からも、80年代からの脱却を狙っての事なのかもしれません。

ほぼ全てのショーで披露していたクリスマス・ソングの定番、「WINTER WONDERLAND」も彼等ならではのチョイスなのかもしれませんが、日本ではなかなか伝わりづらいジャンル・ミュージックとも言えるクリスチャン・メタルとしての彼等を改めて再確認させられます。

いずれにしても彼等の場合、全盛期のライヴ音源がオフィシャル・リリースされていない事もあり、こうしたライヴ盤は貴重と思われます。

マイケル・スウィートの歌の巧さを始め、バンドのコーラス・ハーモニーの素晴らしさ、スタジオ・アルバム以上にソリッドでタイトなバンド・サウンドは、基本がしっかりしたメタル・バンドである事が良くわかります。

2016年3月10日 (木)

IAN GILLAN BAND SCARABUS

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オリジナルは77年作、イアン・ギラン・バンド名義としては最終作となったスタジオ・アルバム、「魔性の勇者」、入荷しました。

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彼等は77年4月に「Clear Air Turbulence」をリリース、同年9月に初来日を果たし、翌月サード・アルバムとなる本作をリリース、その翌年「Live at the Budokan」をリリース、更に二度目の来日公演を行うという、非常に精力的な活動をしていました。

イアン・ギランのパープルからの脱却を象徴する様なプログレッシヴなサウンドと、技量の高いメンバーによるジャズ指向が、このバンドのユニークさではありましたが、本作ではハード・ロック回帰と言うべき作品となっています。

「COME TOGETHER」を彷彿させるメロディ・ラインと、ギランの抑制されたシャウト唱法、中盤でのポップ展開が期待を持たせるアルバム・タイトル曲に始まり、スリリングな展開と疾走感が心地良い「TWIN EXHAUSTED」、バンドのジャズ的アプローチと甲高いシャウトが交錯する「POOR BOY HERO」等、パープルとは全く違ったハード・ロックをついに完成させた感があります。

とにかく達者なメンバー揃いなため、ハードに攻めても各プレイヤーの個性が異様な程サウンドに反映されているのが興味深いところで、よりタイトに、よりメタリックな指向を強めるヴォーカリストとのせめぎ合いが聴きどころともなっています。

結果的にはイアン・ギランはコリン・タウンズのみを残し、メンバー総入れ替え、N.W.O.B.H.M.に乗っかる様にしてGILLANへとシフトしていくわけですが、本作でのヴォーカル・スタイルを考えると納得できる部分も確かにあります。

どこか上品にも聴こえるバンド・サウンドに、ギラン独特のワイルドさが乗りきれなかったという見方もできると思いますが、各ナンバーの構成やメロディの良さは超一流なのは間違いないと思います。

2016年3月 9日 (水)

BLACKFOOT TOMCATTIN'

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オリジナルは80年作、ブラックフットの通算4作目となったアルバム、「野生の牙」、入荷しました。

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初期レーナード・スキナードのメンバーだったリッキー・メドロック、グレッグ・T・ウオーカーが中心となって結成されただけに、サザン・ロックとして常に語られていますが、実にガッツ溢れるハード・ロック魂を持ったバンドです。

80年と言えばまだまだAOR全盛期、プログレ・ハード勢も新たな時代をどう生き残るか試行錯誤していた頃だった筈です。

その中にあってこれ程ストレート、けれん味の無いハード・ロックを聴かせてくれるバンドはそう多くなかったと思います。

オープニングの「WARPED」からいきなりハイテンション、ハード・ドライヴィン・センスが爆発しています。

「赤い反逆」と邦題が付いたこのナンバー、おそらくモントローズ、VAN HALENに続く正統派アメリカン・ハードとして日本のレコード会社の担当者が期待していたのだと思われます。

「男の影」と妖しげな邦題が冠せられた「EVERY MAN SHOULD KNOW (QUEENIE)」は、キャッチーなメロディがサザン・ロック風味を演出していますが、聴きようによってはCHEAP TRICKが演っていてもおかしくない位です。

ちなみQUEENIEにはホモを意味するスラングでもあると思うのですが、「男の影」とはそういう意図をもって名づけられたのでしょうか。

「IN THE NIGHT」や、「キャベツのブルース」とされてしまった「SPENDIN' CABBAGE」は、枯れた味わいを持つ泣き節となるナンバーですが、けっしてヤワになる事なく、骨っぽい男らしさが漂うものとなっています。

この辺は80年代後半、あるいは90年代以降にBADLANDSやザック・ワイルド、あるいはジョージ・リンチ等がお手本にしたのではと思える土臭さ、汗臭さを感じずにはいられません。

前作ではコブラ、そして次作では鷹をジャケットに配したセンスも抜群で、野性味溢れる彼等の魅力を良く現していると思います。

2016年3月 8日 (火)

PROPHET CYCLE OF THE MOON

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メ筋金入りのメロハー・ファンにとっては名バンドの一つとして名高い、プロフェットのセカンド・アルバム、「サイクル・オブ・ザ・ムーン」、入荷しました。

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85年、ニュージャージー出身の5人組としてデビューし、BON JOVIとも比較される事が多かったプロフェットは、JOE ZUJKOWSKIなるキーボーディストのプログレッシブなプレイを前面に押し出したプログレ・ハード・バンドとしてマニアックな注目を浴びていました。

ヴォーカルのディーン・ファザーノの、BON JOVI参加前のリッチー・サンボラ、アレック:ジョン・サッチと共にMESSAGEで活躍していた人で、メロディアス・ハード・ファンにとっては馴染み深い名前だと思います。
(残念ながら2009年に他界しています。)

そしてドラマーは、本作を最後に脱退し、後にDANGER DANGERのヴォーカリストとして活躍するテッド・ポーリーと、何かと話題の多いバンドでしたが、重厚なキーボードと欧州的な翳りが秀逸なサウンドは確かに忘れ難いものがありました。

88年にリリースされたセカンドとなる本作は、彼等のメジャー・デビュー盤となるもので、新たにラッセル・アルカラをヴォーカリストに迎えています。

プロデューサーはQUIET RIOTのアルバムで80年代メタルを切り開いたスペンサー・プロファーが迎えられ、キラキラしたサウンドどビッグ・ドラムが強調された分厚いものとなっています。

後にARCARAを結成するアルカラのヴォーカルは、華やかさと哀愁感を合わせ持つ個性により、ポップさと流麗なメロディを的確に演出する事に成功しています。

前作よりも陽性の高揚感が目立つ様になっていますが、格調高いメロディ構成は相変わらず個性的と思われ、同時代のボン・ジョヴィよりもかなりアダルトな感じがします。

この品の良さこそが、80年代ポップ・メタルのライトな感覚とは折り合いがつかなかったのか、大成する事はありませんでしたが、本作の完成度の高さは見逃す事はできません。

ハード・ポップ的な要素と、正統派と言うべきプログレ・ハード感覚が、所々で入り混じっていて、バンドのイメージを曖昧にしているのも否めませんが、メロディック・ロック・ファンにとっては必ずや愛聴盤となる美しい1枚だと思います。

2016年3月 7日 (月)

U.K. DANGER MONEY

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オリジナルは79年作、70年代最後のスーパー・グループにしてプログレ・バンドと呼ばれたU.K.のセカンド・アルバム、「デンジャー・マネー」、入荷しました。

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最終作となりましたが、本作で垣間見れるジョン・ウェットンのよりキャッチーな指向はASIAへと持ち込まれる事となったわけです。

アラン・ホールズワース、ビル・ビル・ブルーフォードが脱退し、エディ・ジョブソンとかつてフランク・ザッパの元で同僚であったアメリカ人ドラマー、テリー・ボジオが加わり、バンドはトリオとして新体制となります。

日本では、美形トリオとしての側面も人気の高さに繋がりましたが、本作を語るべき点はもっと他にあると思われます。

ブルーフォードのクリムゾン的リズムのこだわり、ホールズワースのフュージョン的アプローチが排除され、全体的にかなりポップになっていますが、バンドのテンションは凄まじいものがあります。

ヒプノシスのジャケットが意味深でミステリアスな印象を与えますが、サウンドを良く現していると思われます。

ウェットンの歌ものとしての側面が強化されていますが、スタイリッシュな歌詞に加え、トリオの壮絶な絡みとキャッチーな歌メロの絡み合いが見事としか言いようがありません。

プログレ的な広がりを持つ導入部から、NEW WAVE的な軽やかなポップ・センスへと繋がるアルバム・タイトル曲、英国的な翳りとウェットンのメロウなスタイルと映像的なイメージを想起させる歌詞が美しい「ランデブー 6:02」と、オープニングの流れだけで本作がいかに素晴らしいかがわかるというものです。

3曲目で本作のハイライトがいきなりやって来ます。

ボジオの超絶ドラムから始まり、そのまま3人の壮絶なバトルが繰り広げられ、キャッチーな高揚感を持つヴォーカル・ラインへと疾走していく「THE ONLY THING SHE NEEDS 」は、後のRUSHが影響を受けたのではと思われてなりません。

ジョブソンのバイオリンが大活躍する「シーザーズ・パレス・ブルース」、エイジアに通じるハー・ポップ的な佳曲「NOTHING TO LOSE」を挟んで聴き手をリラックスさせた後、アルバムは12分を超える大作となったラスト・ナンバー、「CARRYING NO CROSS」へと受け渡されていきます。

キーボード主体のこの美しいナンバーは、ウェットンの目指したメロディアスなキング・クリムゾン的サウンドという抽象的なアイデアが見事結実し、本作中最もプログレ色が強いのですが、ドラマティックな余韻を残したままアルバムを締めくくっています。

この各曲の完成度の高さ、そして完璧なアルバム構成が、本作をプログレが辿り着いた一つの頂点とさせているのだと思います。

2016年3月 6日 (日)

WINGER IN THE HEART OF THE YOUNG

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ウィンガーの90年作のセカンド、「イン・ザ・ハート・オブ・ザ・ヤング」、入荷しました。

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80年代メタルの総決算をするかの様に登場したウインガーは、遅咲きとも言える成功を収めましたが、メンバー全員が長いキャリアを誇るベテランばかりでした。

「Headed for a Heartbreak」の新鮮なインパクトは、彼等の確かな経験から当然生まれてくるべきものだったのです。

それを改めて証明したかの様な本作は、2年ぶりのセカンド・アルバムとなりましたが、まるでくすぶっていた80年代をここで一気に爆発させたかの様な勢いに溢れています。

スピードよりも、グルーヴとバンド・アンサンブルを大事にし、キャッチーなメロディとコーラス・ハーモニーが全編を覆う高性能ポップ・メタル・アルバムです。

パーティー・ロックを分厚いコーティングで再構築した様な「Easy Come Easy Go」、LAメタルがさんざん鳴らしてきたド派手なサウンドをアダルトにリメイクした様な「Can't Get Enough」、そして優れたメロディ・メイカーぶりを発揮したポール・テイラー作の名パワー・バラード「Miles Away」と、90年代に入ってもキラキラ・サウンドを堂々と聴かせてくれる姿には頭が下がったものです。

プロデュースは前作に引き続き、ボー・ヒル。
ビッグな80'sサウンドを間違い無いものにしています。

彼等のピークは本作となってしまいましたが、今聴いても胸が熱くなる1枚です。

2016年3月 5日 (土)

MANIC EDEN MANIC EDEN

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94年作、スーパー・グループの一つとして注目された、「マニック・エデン」、入荷しました。

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WHITESNAKEの89年作のアルバム、「Slip of the Tongue」の作曲にほぼ関わりながら、レコーディング時には怪我のためその座をスティーヴ・ヴァイに譲り渡したエイドリアン・ヴァンデンバーグは、ある意味悲運なギタリストであったと思います。

自身のバンドであり世にでるきっかけとなったVANDENBERGは、かなり注目されながらもデヴィッド・カヴァーデイルに引き抜かれる形で解散。

更にそのホワイトスネイクではアルバムに正式に参加する事なく、カヴァーデイルはバンドの活動停止を決意する事になり、相当エイドリアンはへこんでいたのではと容易に想像できます。

HR/HMファンからもその動向が注目されていましたが、彼はとうとう動き始めました。

WHITESNAKE組のルディ・サーゾ、トミー・アルドリッヂという強力なリズム隊、そして元LITTLE CAESARのロン・ヤングをヴォーカルに迎えて結成したのが、このマニック・エデンです。

彼のこれまでのキャリアからはなかなか想像できない70年代ハード・ロックを、思いっきり展開しているのにまず驚かされました。

VANDENBERGもWHITESNAKEも、情緒が漂う色気のあるメロディ、そして売れ線と言えるポップさを持ちあわせていたと思います。

エイドリアンは本作でも全ての曲を書いていますが、ヴォーカリストに合わせたというよりは、彼自身の源流とも言うべきクラシック・ロックへの血が騒いだ結果なのでしょう。

ブリティッシュ・ハードのタメ、アメリカン・ハードのカラッとしたダイナミズム、更にラップの導入等の遊び心等、巨大ロック産業から一度離れた場所から素直に掻き鳴らしたサウンドが潔さを感じさせます。

バラード・ナンバーも情緒過多になる事なく、味わい深さを出しているのも見事です。

このエイドリアンのサウンド指向は、現在のVANDENBERG'S MOONKINGSへと直結していると思います。

タイトなリズムが目立つバンド・サウンドと、エイドリアンのワイルドなプレイが心地良いだけに、マニック・エデン名義の唯一のアルバムとなってしまったのは残念です。

2016年3月 4日 (金)

PRIDE & GLORY PRIDE & GLORY

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オジーの現役引退騒動により、その動向が注目されていたザック・ワイルドは初のリーダー・バンドとして結成したプライド・アンド・グローリー名義の唯一のスタジオ・アルバム、「プライド・アンド・グローリー」、入荷しました。

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ご存知の様にザックの確固たるスタイルはここではっきりと明示され、以降Black Label Societyとして受け継がれていきます。

圧倒的な音量と強力なダイナミズムをもって炸裂するのはサザン・ロックへの熱き思い、という事になるのでしょうが、トリオ編成で繰り出されるバンド・サウンドは70年代ハード・ロックの良心とでも言うべきオーセンティックな魅力を誇っています。

ザックと合流したのは元WHITE LIONのリズム隊という意外な組み合わせでしたが、結局ベースのジェイムズ・ロメンゾのみが残り、ドラムにはブライアン・ティッシーが加わっています。

スティーヴィー・サラスやSlash's Snakepit、日本では松本孝弘率いるTMGでの活動で有名なドラマー、ブライアンの参加により骨太かつアグレッシヴなボトムをザックは獲得したと思います。

マンドリン、バンジョー、ハーモニカ、そしてピアノもプレイするザックのマルチ・プレイヤーぶりにも驚かされるのですが、やはりなんと言ってもヴォーカリストとしての男臭いカッコ良さが決定的だったと思います。

シングルとなった「Losin' Your Mind」や「Horce Called War」等はオジーのために書かれた様ですが、当時のオジーはピンとこなかったそうで、なるほどザックの声で歌われてこそ威力を発揮するアメリカン・ハード・ナンバーとなっています。

また意外なのが、エルトン・ジョンの「僕の歌は君の歌」のアレンジで有名なポール・バックマスターが本作で3曲のストリングス・アレンジャーとして参加している事です。

この人が編曲を担当した「The Chosen One」、「Sweet Jesus」、「Fadin' Away」では、ザックのメロディ・メイカーとしての新たな魅力が開花したとも思え、特に後者2曲での泣かせのテクニックは以降の彼の得意技ともなっています。

恐らくこの3曲に関しては、オジーもかなり嫉妬したのではないでしょうか。

尚、日本盤ボーナス・トラックとなっているのは、お約束とも言えるサバスのカヴァー、「The Wizard 魔法使い」で、ほぼ原曲に近い形で再現されています。

2016年3月 3日 (木)

RONNIE JAMES DIO THE ELF ALBUMS

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91年にリリースされた、「ロニー・ジェイムズ・ディオ・ジ・エルフ・アルバムズ」、入荷しました。

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ロニー・ジェイムズ・ディオの輝かしいキャリアを予感させた隠れ名バンド、エルフのセカンド・アルバムとサード・アルバムを完全収録したコンピレーション盤です。

ロニーだけではなく、クレイグ・グルーバー、ミッキー・リー・ソウル、ゲイリー・ドリスコールも、サードをリリース後にそのままRAINBOWへとシフトしていった事でも有名なバンドです。

74年作の2作目、「CAROLINA COUNTY BALL」、75年作のラスト作、「TRYING TO BURN THE SUN」が、本作に収められています。

アメリカン・ハードの伝統的なファンキーなノリと、ソウルフルなヴォーカルが絡む陽性の高揚感は、ロニーの以降の炎のヴォーカリストとしての原型こそ見れるものの、様式美メタルからは程遠いものとなっているのがユニークです。

ファースト・アルバムでは、ロニーは本名のロナルド・パダヴォナ名義でベースも兼任していましたが、この2枚では4人から5人編成となり、ストレートなハード・ロック・バンドとしてサウンドも固まってきています。

プロデュースは両作共にロジャー・グローヴァーが担当し、後期パープルを思わせながらも、作風はかなりメロディアスなものが多くなっています。

後にレインボーの初代メンバーとなっていく他のメンバーの力量も素晴らしく、特にミッキー・リー・ソウルのホンキー・トンク・ピアノは、70年代ロックの味わい深い懐かしさを感じさせてくれます。

ただやはりロニーの若き姿(当時すでに30歳でしたが)が圧倒的な存在感が目立ち、ソウルフルな歌唱と見事な表現力が、どんなメロディでも名曲にしてしまうパワーをすでに持ってます。

へヴィ・メタルとはけっして言えない音楽性ではありますが、70年代ブリティッシュ・ハード、サザン・ロックが好きな方にはたまらないアルバムではないでしょうか。

2016年3月 2日 (水)

RICK SPRINGFIELD WORKING CLASS DOG

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オリジナルは80年作、リック・スプリングフィールドの大ブレイク作となったアルバム、「ジェシーズ・ガール」、入荷しました。

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母国オーストラリアでの長いキャリアを持ちながら、俳優活動を含めながら結構苦労を重ねた人ですが、本作以降80年代初期を代表するソロ・シンガーとなったのは良く知られていると思います。

遅咲きの大型新人というイメージだけでなく、その端正なルックスによりアイドルとして大成功していますが、この人のメロディ・メーカーとしてのセンスは今までちゃんと評価されていない様な気がします。

当時ハード・ロック不毛の時代、甘くかすれた声と疾走するパワー・ポップの嵐は、メタルに出会う寸前の少年少女達にとっては、あまりにもカッコ良く映ったのではないでしょうか。

サミー・ヘイガー作の「I've Done Everything For You エヴリシング・フォー・ユー」の爽快感や、「ジJessie's Girl jジェシーズ・ガール」のコンパクトなキャッチーさ、「Inside Silvia わが心のシルヴィア」でのロマンチックなバラード・センス等、以降の80年代ポップ・メタルへの布石となったと言っても過言ではないと思います。

事実80年代のHR/HM系のバンドが、この人からの影響を公言する事も少なくありませんでした。

余談ですが、ジャケットの犬は、アメリカン・プログレの名バンド、パブロフス・ドッグのサード・アルバムと全く同じと思えるのですが、あまり語られていない気もします。

更にホワイトスネイク、スコーピオンズ等との仕事でも更に有名になるプロデューサー、キース・オルセンの代表作としても本作は有名で、やはりハード・ロック・ファンなら簡単に外せないアルバムでもあると思います。

「ハード・ポップ」という言葉をわかりやすく提示した、普遍的な魅力を持つ超名盤です。

2016年3月 1日 (火)

BUDGIE BANDOLIER

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結成は68年、そして71年にデビューを果たしたブリティッシュ・ハードの最重要バンドの一つ、バッジーの75年作、通算5作目となったアルバム、「バンドリアー」、入荷しました。

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ブルースに頼らない姿勢と、ハイトーン・ヴォーカル、そして自由自在なソング・ライティングは、すでにNWOBHMへの布石とも言えるスタイルを確立しています。

ツェッペリンともサバスともパープルとも違う個性を出していくのは、当時至難の技であったと思いますが、バッジーはプログレ色やポップ・センスに長けていて、リフのオリジナリティがかなり目立っていたため通好みのバンドとして伝説化していったと思います。

実際前作からの「脳手術の失敗」をメタリカがカヴァーした事で再評価がされた事により、このバンドの早すぎた才能に改めて驚かされた人も多いのではないでしょうか。

本作は彼等のメタリックな部分と、メランコリックなソフト・サイドが見事に融合している構成となり、ドラマチックな展開にハッとさせられる事が多い1枚です。

全体的に漂う哀愁感、突き抜ける一歩手前の高揚感は、やはり英国特有のもので、良い意味で超B級感覚も感じられるのも彼等の魅力だと思います。

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