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2016年1月の31件の記事

2016年1月31日 (日)

TYGERS OF PAN TANG THE WILDCAT SESSIONS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

タイガーズ・オブ・パンタンの2010年作のEP、「ザ・ワイルドキャット・セッションズ」、入荷しました。

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N.W.O.B.H.M.の熱心なファンなら飛びつかずにはいられないと思われるこの5曲入りEPは、タイガース・オブ・パンタンの80年作のデビュー作、「WILD CAT」の30周年記念としてリリースされたものです。

カッコ良すぎるジャケットのデザインがそそるのですが、どうもバンドの自主制作と思われる節があり、それがまた応援したくもなる気持ちを呼び覚ましてくれます。

初代ヴォーカリストのジェス・コックスのアイドル的ルックスとクセのあるヘタウマ系ヴォーカル、そして荒々しさの中にもリフのキラメキが目立っていたファースト・アルバムから5曲をリアレンジ、セルフ・カヴァーという形で収めています。

どうせならアルバム全曲再現して欲しい気もしますが、これだけでも震えが走る程カッコいい出来担っています。

オリジナル・メンバーはギタリストのロブ・ウィアーのみとなっていますが、切り裂く様なリフとブルースの影響を全く感じさせない洗練度は、30年を経ても色褪せず、こうしてリメイクする価値も十分と思われます。

「DON'T TOUCH ME THERE」の必殺N.W.O.B.H.M.節や、心地良いツイン・リードとリフのキャッチーさは、好きな人ならたまらないものがあると信じて疑いません。

5代目ヴォーカリストとなるジャコポ・メイレは、渋さを感じさせながらもかなりストロングな声質を持っている人で、彼がグイグイ引っ張る形で曲も蘇っている気がします。

彼等は2011年にも同じパターンで「The Spellbound Sessions」なるEPをリリースしている様で、気になるところではあるのですが、オリジナル・アルバムは2012年作の「AMBUSH」以来音沙汰がありません。

メイデンやサクソン、あるいはデフ・レパードとも違った男の色気とメタルの疾走感が個性だった彼等の今後の活躍を祈らずにはいられない嬉しいEPです。

2016年1月30日 (土)

RATT COLLAGE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

90年作の「DETONATOR」を最後に解散してしまったRATTが、復活作として97年にリリースしたアルバム、「コラージュ」、入荷しました。

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アルバム・タイトル通り、過去のアウトテイクや未発表曲をリアレンジしたものがほとんどなのですが、完全なオリジナルの新作としても聴けてしまう内容です。

スティーヴン・パーシー、ウォーレン・デ・マルティーニ、ボビー・ブロッツァーのオリジナル・メンバーが揃い、ベースには元ヴィンス・ニール・バンドのロビー・クレインを迎えての4人編成となっています。

ソロ活動をすでに始めていたウォーレンのブルース・ギタリストとしての資質が前面に出たナンバーもありますが、80年代前半にすでに作られていた曲では、ラット特有のつんのめる様なリズムを主体とした個性が見られます。

彼等の全盛期に顕著だったフラッシーなツイン・リードがここでは聴けないため、随分渋くなったイメージも強いのですが、LAメタル節とでも言うべきキャッチーなリフ主体の独特の妖しさは健在です。

元々そんなに器用なバンドではなかったと思いますが、ヴォーカルのクセの強さとラットンロールと自ら命名していた疾走感こそがRATTの肝であった筈です。

特に「DIAMOND TIME AGAIN」や「HOLD TIGHT」といったナンバーでは、そうした彼等のカッコ良さを再認識できると思います。

また2002年に他界したKINGことロビン・クロスビーとスティーヴン作による「I WANT IT ALL」もここで初披露されているのですが、ファンにとっては嬉しい1曲であると思われます。

全体的にはアダルトなアプローチが施されているため、ケバさが大分スポイルされてしまっている感は否めませんが、素直に楽しめる1枚ではあると思います。

2016年1月29日 (金)

38 SPECIAL LIVE AT STURGIS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは99年リリース作、38スペシャルのライヴ・アルバム、「ライヴ・アット・スタージス」、入荷しました。

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収録は99年、サウスダコタのスタージス。

世界中のハーレー乗りが集まる事で有名なモーターサイクル・ラリーが行われるこのスタージスで、グレイテスト・ヒッツ・ライヴと言える内容のショーとなっています。

バイカーと38スペシャル、という繋がりは日本人には想像しにくいところもあるのですが、サザン・ロックの伝統を守り、トリプル・ギターと埃臭いアメリカン・ハードのダイナミズム、そして突き抜ける様なポップ・センスは、まさに青空と排気音の融合といったところだと思います。

パーティー・ロック然とした爽快感や、豪快かつ明快なサウンドは、まさにアメリカ人の琴線に触れるのでしょう。

観客の熱狂ぶりと、彼等の代表曲である「BACK WHERE YOU BELONG」、「IF I'D BEEN THE ONE」、「CAUGHT UP IN YOU」でのハード・ポップの清涼感のマッチングがライヴ盤としての醍醐味を演出してくれています。

もちろん古典的なハード・ロックとしてのダイナミズムもこのバンドの魅力の一つで、達者なライヴ・バンドぶりはスタジオ盤では味わえないものになっていると思います。

個人的にはサバイバーを汗臭く、ビール臭くした様なスタジアム・ロック感がこのバンドの個性だと思いますが、ライヴを聴くとよりハード・ロック寄りのセンスを再認識する事ができる気もします。

尚、本CDは2-Sided Discなる珍しいフォーマットが採用されていて、昔のアナログ盤の様に両面に記録がされています。

表面が通常のCDとなり、裏面はDVDとして再生され、サラウンド音源でオーディオが楽しめる様になっています。

またライヴ映像は、「WILD EYED SOUTHERN BOYS」の1曲のみが収録されています。

2016年1月28日 (木)

MOTORHEAD BASTARDS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

モーターヘッドの、「バスターズ」、入荷しました。

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ジャンルを越えて、世代を問わず、ロック・アイコンとして常に強烈な存在感を放っていたレミーが逝ってしまいました。 R.I.P.

当然の事ながらレミーの死によって、モーターヘッドも終焉を迎えたわけですが、その爆音の威力は永遠に薄まる事は無いと思われます。

突然の訃報にかなりショックを覚えましたが、良く考えてみればレミーはキース・リチャーズやオジーよりも生き急いでいた気もして、変な話ですが悲しみよりも安らかに眠って欲しいと思う気持ちの方が大きい気もします。

どの時代のアルバムを聴いてもレミーの変わらぬ勇姿が確認できるのですが、本作は93年リリース作、ミッキー・ディーを正式ドラマーとして加えた4人体制での第二弾アルバムとなり、90年代での旺盛な創作活動ぶりに感心させられる1枚の一つです。

この時期のモーターヘッドは、かなりストロングなメタル色が強いバンド・サウンドが目立つのですが、バラエティに富んだナンバーが多いのも特徴的かもしれません。

オープニングの「On Your Feet Or On Your Knees」ではいきなりフル・スロットル、アクセル全開、変わる事のない爆音、疾走が堪能できます。

意外なのはアコースティック調で始まるバラード・ナンバー、「Don't Let Daddy Kiss Me」で、後半はパワー・バラードっぽくはなりますが、いよいよレミーも枯れてきたのかと思ったりもしましたが、やはり全体的にはパンキッシュなマインドとメタリックなリフは少しも衰えてはいません。

ロックン・ロール調のナンバーや、80'sLAメタル風のリフも飛び出し、器用さも見せる中、多くのモーターヘッド・フリークを十分納得させる力作です。

2016年1月27日 (水)

WILD HORSES MAD AXE ATTACK

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

また一人、僕等を夢中にさせてくれたミュージシャンが逝ってしまいました。

ミスター・ジミー・ベイン、R.I.P.

NWOBHMシーンの中では一際ポップ、アイドル的人気も先行したワイルド・ホーシズのブート音源、「マッド・アックス・アタック」、入荷しました。

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THIN LIZZYを脱退したブライアン、ロバートソン、RAINBOWを脱退したジミー・ベインが結成した事で話題になり、後にゲイリー・ムーアやUFOでの活動で有名になったニール・カーターを輩出した名門バンドでもありました。

79年12月、ロンドンでのライヴ音源なのですが、音質はかなり悪いと思われます。

完全なオーディエンスの隠し撮りと思われますが、本作の貴重さはかなり高いのではないでしょうか。

正式デビューが80年4月となったので、本ライヴはバンドが動き出して間もない頃と思われ、すでにファースト・アルバムのほとんどの曲がここでプレイされています。

スタジオ・アルバムでは、あのYESで有名なギタリスト、トレヴァー・ラヴィンがプロデュースをした事もあり、幾分ポップな印象が強かったのですが、ライヴではNWOBHM勃発時の荒々しさが感じられるのも聴きものです。

注目すべきナンバーがいくつかあり、それらの曲が聴けるだけでも本作の意味が十分にあると思います。

「THE STASH」は80年の来日公演でも披露されたアルバム未収録曲で、シン・リジィのレゲエ・タッチとでも言えるポップなミドル・ナンバーです。

「YOU WERE THE ONE」、「ONE COLOUR WEEK」は、やはりオフィシャル音源としては残ってないものだと思われますが、いずれもブライアンの独特のギターとメロディの映える好ナンバーです。

そして最も本作を重要にしているのはラスト3曲は、フィル・ライノットが飛び入り参加したリジィの「ARE YOU READY」、そしてなんと当時MSGを結成したばかりのはずのマイケル・シェンカーが「A WEE JAM」、ブルース・スタンダードのカヴァー、「ROCK ME BABY」で共演をしています。

フィルと神、マイケルの合体がここで果たされたのは伝説的に語られてもいいと思いますが、良くこの音源を残してくれた、と感謝したくなります。

2016年1月26日 (火)

THE BABYS VALENTINE BABY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ザ・ベイビーズの、「バレンタイン・ベイビー」、入荷しました。

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突如としてリリースされたザ・ベイビーズのライヴ音源で、おそらくラジオ放送用に録音されたものだとは思いますが、こもった音質さえ気にならなければなかなか貴重な記録になると思います。

非常に短命で終わったバンドだけに、こうしてライヴが聴けるのはありがたい事だと思います。

録音は80年、2月14日、バレンタインデー、同年1月にリリースしたばかりのスタジオ作4作目、「UNION JACKS」に伴うツアーからの収録となりました。

彼等は5枚のアルバムを残し、81年にはジョナサン・ケインがJOURNEYに引き抜かれた事により解散してしまうわけですが、その後の流れを考えると非常に重要なバンドの一つであった事がわかります。

上記のジョナサン・ケインはご存知の様に以降大活躍、ジョン・ウェイトも84年に「MISSING YOU」の大ヒットによってトップ・アーティスト入り、ベースのリッキー・フィリップスはBAD ENGLISHにケイン、ウェイトと再合流、現在ではSTYXのメンバーとして活躍、ギターのウォーリー・ストッカー、ドラムのトニー・ブロックは現在はBABYSを再結成させて活動しています。

英国のバンドでありながら、陽性のハード・ポップ感覚、スマートなハード・ロック・サウンドに長けていただけに、80年代以降も活動を続けていれば、おそらくジャーニーやバッド・イングリッシュもなかったどころか、80年代メタル群の中にあっても煌めいていた存在になっていたのかもしれません。

ライヴはモータウンの超定番となった「MONEY」からスタート、以降は過去の代表曲を交えながら、より洗練されたメロディを見せるアルバム、「UNION JACK」からのナンバーを中心に進んでいきます。

ジョン・ウェイトの華やかさと翳りの同居したヴォーカルを軸に、ジョナサン・ケインのキーボードが適度なキラキラ感を演出したものとなっています。

2016年1月25日 (月)

LOUDNESS TERROR

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナル・アルバムとしては18作目、オリジナル・メンバーでの再集結後の4作目となったラウドネスの04年作、「TERROR 剥離」、入荷しました。

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これまでハードコアの追求、21世紀型ラウドネスのサウンドを煮詰めてきた彼等が、いよいよ究極の進化を遂げた作品として認識した上でアルバムを聴く事をおすすめします。

マッドなジャケット・デザイン、アルバム・タイトルが示す通り、本作のテーマとなったのはホラー。

エンターテインメントとしてのホラーではなく、あくまでメタルの方法論としてドゥームを利用し、ブラック・サバスのDNAを継承したかの様なサウンドが目立ちます。

歌詞のテーマも宗教、死生観を中心としたものが多く、これまでのラウドネスと地続きであると同時に、言葉、リフがより最適な表現方法となっている感もあります。

極端なエフェクトにより引っ込められたヴォーカル、ドラムの分厚いサウンド処理も、本作の性格に合わせられたものだと思いますが、違和感を持って響いてくるのは最初だけだと思います。

7分を超える大作となったオープニング、「PHARAOH」が終盤に近づく頃には、本作の毒性にすっかりやられてしまう事請け合いです。

何度も聴気返すと、バラエティに富んだ構成にも気づかされます。

サバスそのものと思われるリフからダークな美しさへと展開していく「LIFE AFTER DEATH」、本作中唯一のスピード・ナンバーと言える「DETONATOR」では、意外にもかなりキャッチーなリフ、コーラスが挿入されています。

9分近い「CROSS」では、プログレッシヴなラウドネスの本領が発揮され、ストレートなメタル・ナンバーとなった、「THE CITY OF VAMPIRE」、「TERROR」では80年代ラウドネスの片鱗も覗う事ができます。

ドゥーム一辺倒にならない器用さと、ラウドネス印の圧倒的メタル感を確実に感じる事のできる力作だと信じますが、好き嫌いがはっきりしてしまうアルバムなのかもしれません。

2016年1月24日 (日)

IAN GILLAN BAND LIVE AT BUDOKAN

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは78年リリース作、イアン・ギラン・バンドの「ライヴ・アット・武道館」、入荷しました。

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当初アナログではVOL.1、VOL.2として2枚別々に発表されたもので、CD化に際し1枚にまとめられています。

イアン・ギラン・バンドとしては初来日となった77年9月、武道館での音源を収録しています。

パープル脱退後のギランが、一時ロック・ビジネスから遠ざかっていたのは有名な話ですが、彼の本格的復活となったこのイアン・ギラン・バンド、そして後のギランの活動を振り返ると実に精力的であった事に改めて驚かされます。

76年にバンド名義でのファースト、「CHILD IN TIME」をリリース、77年にはセカンド、「CLEAR AIR TURBULENCE」、そして同年に来日後にサードにしてラストとなった「SCARABUS」を発表しています。

レイ・フェンウィック、コリン・タウンズ等の実力者達による、ジャズ、プログレをクロスオーヴァーする豊潤なサウンドをバックに、ギランのシャウトが縦横無尽に暴れまわる当時の彼等に、日本の観客も呆気にとられているのが伝わってくる様なライヴとなっています。

喉の調子も絶好調の様で、MCに挟まれるギランの雄叫びからも、パープルの影を残しながらも彼が自分のバンドに大満足している様にも覗えます。

ミステリアスな一大ジャズ・バラードとして生まれ変わった「チャイルド・イン・タイム」、よりファンキーに、そしてポップに聴こえる「ウーマン・フロム・トーキョー」、リッチー・ブラックモアへの返答とも思える「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の劇的なアレンジ等、この時期ならではのパープル解釈も興味深く聴けてしまいます。

またバンドの各パートの音が実に細かく伝わる録音が見事で、本CDではリマスターが施されている様なので更にクリアになったサウンドに感動必至の1枚と思われます。

2016年1月23日 (土)

GARY MOORE BACK TO THE BLUES

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

2001年作、ゲイリー・ムーアの「バック・トゥ・ザ・ブルース」、入荷しました。

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その名の通り、ゲイリーが何度目かのブルース回帰をしたアルバムで、以降の彼の生前のキャリアを象徴する好盤です。

前2作で見せたデジタル・ロック路線、これまでに無い位の時代への迎合は、一体何だったのか、最早追求する必要性も無いストレートなブルース・アルバムで、「STILL GOT THE BLUES」時代よりも更に枯れ具合が進んだヴォーカルも魅力となっています。

カヴァー4曲、オリジナル6曲という構成なのですが、全てがゲイリーの新曲として違和感無く収まっているのがやはりさすがです。

エアロスミスもカヴァーしていたCalvin Carterの「I Ain't Got You」は、ゲイリーの手に掛かるとヘヴィ・ブルース・ヴァージョンとして生まれ変わっています。

T-Bone Walkerの「Stormy Monday」では、ゲイリーのギターとヴォーカルがこの上ない切なさを表現してくれています。

オリジナル・ナンバーの充実度も見逃せないところで、泣き節炸裂のバラード、「Picture of the Moon」では、かつての超名曲、「Spanish Guitar」を彷彿させます。

ラスト・ナンバーの「Drowning in Tears」は10分近い異色のスロー・ナンバーで、抑制されたヴォーカルと、ゲイリーらしからぬエコーの深いギターが印象的なミステリアスな佳曲となっていますが、やはりハイライトはインスト曲、「The Prophet」となるでしょう。

ロイ・ブキャナンに捧げられたこのナンバーは、ゲイリーのキャリア史上ベストと言えるメロディではないでしょうか。

88年に他界したこのアメリカ人ギタリストは、かつてベックが「悲しみの恋人達」を捧げた張本人であり、ゲイリーも89年作の「After the War」でブキャナンのナンバー、「The Messiah Will Come Again メシアが再び」を取り上げています。

狂おしい程に泣きまくり、まるで弦から本当に涙の粒がこぼれ落ちる様な情感豊かなこのインスト1曲のためだけでも、必聴と言える1枚だと信じます。

2016年1月22日 (金)

KEIKO TERADA OUT OF BOUNDS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

94年作、寺田恵子姐さんのソロ作第三弾となったアルバム、「アウト・オブ・バウンズ」、入荷しました。

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三十代の美しさ全開、ジャケットに映る姿にはオーラが充満していると思われます。

これまで自身が単独でプロデュースを担当していましたが、本作では初の共同プロデューサーとして、日本のトップ・レベルに位置する笹路正徳を迎えています。

そのためアレンジの洗練度が強化され、全曲が間違いの無い高性能ポップ・ミュージックとして完成されています。

HR/HM、そしてロックの境界線を取っ払い、ヴォーカリスト、メロディ・メイカーに徹したアルバムとなっており、とにかく曲の良さがまず目立ちます。

シングルとなった「天国の出口」は、HEARTが演っていてもおかしくないナンバーで、陽性の高揚感とメロディック・ロックとしての品位も見事です。

「唾を吐け」、「女は火薬でできている」、「同じ匂いがした」等、タイトル、歌詞もかなり扇情的なのですが、サウンドはあくまでも抑制されたポップ・ロックとして留まっているのがユニークです。

ヴォーカルもかなり聴きやすく処理されているので、多くの人に愛される1枚だと思います。

アルバム・タイトルは、規定外や立入り禁止を意味するものですが、サウンド的にはかなり正攻法、むしろかなりの売れ線、そういう意味では何かいろんな意味で深読みをしたくなってしまいます。

2016年1月21日 (木)

PRAYING MANTIS CAPTURED ALIVE IN TOKYO CITY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

プレイング・マンティスの初の、そして現在のところ唯一と言えるオフィシャル・ライヴ盤、「キャプチャード アライヴ・イン・トーキョー・シティ」、入荷しました。

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95年の来日公演の収録で、当時は限定盤の2枚組、そして映像ソフトまでリリースされ、彼等の日本における人気が想像できるというものです。

この時のバンドのラインナップが実に興味深く、まずすったもんだしたあげく、ミュージシャンから足を洗ったとされたゲイリー・バーデンがヴォーカリストとして迎えれた時期でした。

彼は95年作の4作目、「TO THE POWER OF TEN」のみにしか参加していませんが、こうして来日してくれたのは日本のファンにとっては嬉しい事でした。

そしてAndy Scott's Sweetの名義で何度目かの再結成を果たしたスウィートでの活動を兼任していたドラマー、ブルース・ビスランドの代役として、最近残念ながら亡くなったクライヴ・バーが参加しています。

クライヴと言えばメイデン脱退後、トロイ兄弟とのストレイタスでの活動も有名ですが、こうしてマンティスは、メイデン組であるクライヴとデニス・ストラットン、さらにMSGのヴォーカリストという最強の布陣となったわけです。

このメンバーでの活動は本作限りとなっているだけに、かなり貴重な記録だと思われます。

ゲイリーはMSG時代から歌唱力に疑問を持たれていた事で有名ですが、多少のオーヴァーダビングがあったにせよ、ここでのパフォーマンスも批判的に語られる事も多い様です。

個人的にはかなり彼を擁護したくなるのですが、滑らかな歌い回しができるヴォーカリストは山程いると思いますが、ゲイリーの持ち味はもっと違う部分にあると思います。

元々強烈な個性や、圧倒的な声量で聴かせる人ではなく、憂いを纏った微妙な味わいを的確なメロディで表現するタイプのヴォーカリストだったと思いますが、哀愁メロをこれでもかと連発する当時のマンティスにとっては、ゲイリーとの相性は抜群だったはずです。

マンティス自体が煮えきる寸前の美旋律を得意としていただけに、クサさだけが目立つイメージもありますが、N.W.O.B.H.M.としての切れ味もライヴでは生かされているのも見逃せません。

尚、本ライヴは当時の名称であった川崎クラブチッタで行われ、アルバム・タイトルにはTOKYOとはなっていますが、ゲイリーがしっかりとMCで「カワサキ」とオーディエンスに呼びかけている点も、個人的には強く評価したいところです。

2016年1月20日 (水)

FASTWAY EAT DOG EAT

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

"ファスト"・エディ・クラーク率いるファストウェイが、なんと21年ぶりに新作を発表して驚かせましたが、本作はその最新盤となるアルバムです。

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初期のバンド編成同様、トリオでの復活となり、エディの他には新メンバーが二人加わっています。

ドラムにはMatt Eことマット・エルドリッジ、詳細は不明ですがかなり若くパワフルなプレイをしてくれています。

ヴォーカル、ベースには、LITTLE ANGELSのトミー・ジェプソンという意外な人選がされています。

このリトル・エンジェルスは80年代後半、英国ハードの大型新人として注目され、93年作の4作目である「Jam」がUKチャートNo.1を獲得したバンドでしたが、いつの間にか解散していたようです。

そのトミーとエディのプロデュースによる本作、21世紀にあってはかなり勇気のいる正統派ハード・ロックを聴かせてくれます。

ファストウェイは時代に翻弄されたバンドとも言え、メンバー・チェンジも激しく、かなりサウンドの変遷が目立っていましたが、ここへ来てしっかりと古き良き70年代の香りと、80年代のキャッチーさをまぶした、言わば古臭いHR/HMに徹しています。

ブルージーにも、ポップにも成り過ぎない、この絶妙なバランス感覚とエディの心地良いリフは、さすがベテランならではの味を出しています。

二人の若いメンバーも健闘していて、とくにこれまでのヴォーカリスト達よりはかなりクセの無いストレートな声を持つトビーが耳あたりの良さを演出しています。

現在どうもLITTLE ANGELSが再結成した上に、昨年エディがMOTORHEADのライヴに飛び入り参加というニュースは入り、このファストウェイの動向が気になるのですが、この路線でしぶとく頑張ってほしいと強く思います。

偉大なるメタル・アイコン、レミーに捧げます。R.I.P.

2016年1月19日 (火)

WARRANT BORN AGAIN

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

大いなる期待をもたれたかどうかは疑問ですが、80年代メタル・ファンにとっては嬉しい復活作となったウォレントの2006年作のアルバム、「ボーン・アゲイン」、入荷しました。

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オリジナル・アルバムとしては、96年作の「Belly to Belly」以来となっています。

その後の彼等は2001年にインディ・レーベルからカヴァー・アルバム、「Under The Influence」をリリースしたのみで、フロントマンであるジェイニー・レインが離脱した事でバンドも自然消滅かと思われていました。

本作ではヴォーカルにBLACK 'N BLUEのジェイミー・セント・ジェイムズを迎え、やはり80年代を知る人にとっては嬉しい驚きとなりました。
(結局本作1枚限りの参加となってしまいました。)

更に94年に脱退していたジョーイ・アレンとスティーヴン・スウィートが復帰し、なんとオリジナル・メンバー4人+ジェイミー・セント・ジェイムズという組合せになっています。

サウンドがこれがまた新鮮で、89年のデビュー作、「Dirty Rotten Filthy Stinking Rich マネー・ゲーム」よりも若々しいのではないかと思われる80'sマインドに溢れたものとなっています。

ジェイニー・レインの持っていたあざといとも思える計算しつくされたメロディの輝きこそ無くなりましたが、どのナンバーも適度にキャッチー、適度にメロウというちょうど良さがたまりません。

ジェイミー・セント・ジェイムズも手堅い仕事ぶりを見せていて、この人の強烈な個性よりも雰囲気を大事にする巧さがWARRANTのライト・メタルには適役だったのかもしれません。

決定的なパンチ力よりも、徐々に効いてくる細かいブローが目立つといった感があり、飽きのこないポップ・センスが意外にも気持ち良い1枚となっています。

全盛期を上回るハード・ポップと思える「Down In Diamonds」、代表曲である「Heaven」を彷彿させるパワー・バラード、「Glimmer」等、キラキラ度も十分持っている好盤です。

2016年1月18日 (月)

TYGERS OF PAN TANG SINGLES

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

タイガーズ・オブ・パンタンのレア曲を満載した1枚、「シングルズ」、入荷しました。

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MCAビクター監修の「NWOBHM 貴重盤コレクション」と題されたシリーズはタイガーズ・オブ・パンタンやダイアモンド・ヘッド、ホワイト・スピリット等の世界初CD化を含むありがたいものでした。

本作は日本独自企画によるコンピレーション盤で、タイガーズ・オブ・パンタンのシングルB面曲を中心に編集されたものです。

79年に発表したファースト・シングル、「ドント・タッチ・ミー・ゼア」を始め、かなりレアな音源が詰まっています。

特に初代ヴォーカリストだったジェス・コックスの荒々しい声と、ラフなバンド・サウンドはパンキッシュな香りを多分に含んでいて、当時NWOBHMの息吹を感じさせてくれます。

整ったルックスとスピード感、軽めのポップ・センスが個性で合ったバンドだったと思いますが、何よりも80年代初頭を賑わせた彼等の勢いが各曲に溢れています。

ZZトップの代表曲、「タッシュ」のカヴァーもかなり当時のメタル感覚で覆われているのが興味深いところです。

後半のジョナサン・デヴァリルが参加してからのサウンドは一気に洗練され、まるで別バンドの様に聴こえるのもユニークです。

80'sメタルの成熟化の過程を一望できる感すらある貴重盤です。

2016年1月17日 (日)

ANGEL AN ANTHOLOGY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

エンジェルのベスト盤、「アンソロジー~天使たちの伝説」、入荷しました。

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70年代アメリカン・ハードの徒花的存在として、今も冷ややかな視点で語られる事の多いエンジェルですが、そのヴィジュアル・イメージと音楽性は、80年代メタルを総括してみると、かなり早すぎた才能を持っていたバンドであったと思います。

彼等のキャリアをまとめたベストとなる本作では、アルバム未収録曲であった3曲を含み、プログレ、ブリティッシュ・ハード、ハード・ポップ、メロディアス・ハードへと昇華していった、短くも激しい音楽的変遷を堪能できます。

グラマラスなルックスだけでここ日本では人気先行型で終わってしまった感がありますが、マニアックなロック・ファンを唸らせるサウンド作りは聴いてみなければ本当にわからないと思います。

中途半端とも思えるB級ポップ・センスも漂っているのが、逆にたまらない魅力にもなっていると個人的には感じます。

ブリティッシュ・ハードからの強い影響を感じる初期のサウンドから、後期の80年代メタルへの布石ともなったと言える陽性なサウンドへの変化は、当時のアメリカン・ハードの成長記録として興味深く聴けると思います。

2016年1月16日 (土)

TIN MACHINE TIN MACHINE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

当分この人がいなくなってしまった穴は、埋まりそうにもないと思われます。R.I.P.

オリジナルは89年作、デヴィッド・ボウイがそれまでのソロ・キャリアの封印までをして立ち上げたバンド、ティン・マシーンのファーストとなったアルバム、「ティン・マシーン」、入荷しました。

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80年代にポップ・スターとして栄華を極めたボウイが、前作の「Never Let Me Down」でピーター・フランプトンを招いてロック回帰をしたのは、ヴォーカリスとしてストレートなロック・ナンバーを歌いたいという欲求の現れだったのでしょうか。

そして彼が行き着いたのは完全なるギター・オリエンテッドなロック・バンドの結成、それもかなりハード・ロック・スタイルを強調したものでした。

トッド・ラングレン、イギー・ポップのリズム隊として活躍していたトニー・セールス、ハント・セールスの兄弟、そしてロスのクラブでスカウトしたというギタリストのリーヴス・ガブリエルスをバックに、若々しくパワフルに歌うボウイが目立ちます。

カヴァーとは一聴して気づかないジョン・レノンの「Working Class Hero」を覗いては、ボウイ、そしてバンド・メンバーによるオリジナル曲となり、派手さよりもバンドとしてのダイナミズムが大事にされ、グイグイと迫るタイトなサウンドとメタリックなギターが個性となっています。

これまでのボウイのメロディ・メイカーとしてのセンスも透けて見えますが、むしろ以降彼を支えるガブリエルスのギターのユニークさにまず耳が惹かれます。

古典的なハード・ロックから、ニュー・ウェイヴ的センスまで、器用なプレイヤーだと思いますが、特に妖しい色気を持つ音色がこの人の魅力となっていると思います。

経験豊富な大人達によるハード・ロック、と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、ボウイの声とハッキリしないメロディながらも独特のカッコ良さがあるバンド・サウンドは、ファンならずともその雰囲気に引き込まれてしまうのではないでしょうか。

ボウイのキャリアの中では、、無視されがちなアルバムですが、もっと再評価がされてもいいと思います。

2016年1月15日 (金)

DAVID BOWIE BLACK TIE WHITE NOISE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

その計り知れない喪失感は、今だ多くのロック・ファンの胸に残ったままと思われます。R.I.P.

93年作、ソロ名義としては6年ぶりとなったボウイのアルバム、「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」、入荷しました。

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TIN MACHINEので古典的ハード・ロック・バンドとしての活動に区切りをつけ、再びお洒落でダンディなボウイが帰ってきたと位置付ける事が可能な作品です。

なんとグラム時代のボウイを支えたミック・ロンソンの参加、そしてボウイのポップ展開を決定付けたナイル・ロジャースとのタッグが復活と、嬉しい話題が満載となりました。

70年代、80年代のボウイのキラキラ感が融合したと言うよりは、「LET'S DANCE」、「TONIGHT」、「NEVER LET ME DOWN」のボウイのポップ・スター然とした80年代を象徴する3作品の延長線上にあったと思われます。

よりアダルトなホワイト・ファンクといった感があり、バンド・サウンドもかなりジャズ的アプローチが強くなり、この人にしてはかなりポップなアルバムの一つになったのではないでしょうか。

ティン・マシーンでやり尽くしたのか、ロック離れが進んだとも思えますが、メロディ・メイカーとしてのセンスを自ら確かめようとしている節も見られ、メロウなR&B感覚等はやはり流石と思わせる輝きを感じさせます。

ただCREAMのクラシック・ナンバー、「I FEEL FREE」のCHIC版と言えるカヴァーや、モリッシーの「I KNOW IT'S GONNA HAPPEN SOMEDAY」と言った選曲からは、ロック・スピリットは健在である事が確認できます。

そのクリームのナンバーでは、ミック・ロンソンが参加しているわけですが、結果的には本作リリース後に他界、彼の遺作という形になってしまいました。

今頃天上で、この2人が久々の再会を喜んでいるであろうと思わずにいられません。

全体的にはスマートなポップ・ミュージックといった体裁を保ちながら、ボウイ特有の美意識が所々で確実に見受けられます。

「DON'T LET ME DOWN&DOWN」や「THE WEDDING SONG」といったメロディアスなセンスは、流石にこの人ならではの妖しい美しさを誇っています。

ボウイの以降の作品ではしばらく感じる事のできなかったキラキラ感、跳ね具合を残した傑作と思われます。

2016年1月14日 (木)

DAVID BOWIE STATION TO STATION

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

つい先頃、この人の訃報が届きました。本当に残念でなりません。R.I.P.

オリジナルは76年作、デヴィッド・ボウイの中期を代表する傑作、「ステイション・トゥ・ステイション」、入荷しました。

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前作の「Young Americans」では、大胆なソウル・ミュージックの導入により、ジョン・レノンとの共演となった「Fame」が全米No.1になった事から、グラム・ロックのカルト・ヒーローからイギリスを代表するアーティストとして、大きく変貌していったわけです。

本作は更にその路線を進化させ、ファンクへの歩み寄りが際立っています。

オープニングのアルバム・タイトル曲は10分を超えるものとなり、アール・スリックのギターがハード・ロック的ダイナミズムを支え、ボウイのワイルドなファンクの解釈がスリリングなものにした名曲です。

また歌詞中に登場する「THIN WHITE DUKE」は、彼の新たなキャラクターとなり、ボウイの個性でもある音楽的探検の軌跡を象徴するものとなっています。

長尺の曲が多く、オリジナル盤は全6曲というコンパクトな内容ながら、濃密な1枚となっているのは、黒人音楽への接近と、全体的に漂う欧州的耽美感が見事な融合を果たしているからだと思います。

シングル・ヒットした「Golden Years」や、代表曲の一つにもなっていく「TVC15」は、後の「Let's Dance」に繋がるポップ・フィールドの開拓を、そして「野生の息吹き Wild Is The Wind」の憂いはイーノと作り上げたベルリン三部作への布石にもなったと思われます。

以降のボウイの新たな变化を知るには、避けては通れない重要作ではないでしょうか。

2016年1月13日 (水)

DAVID BOWIE DIAMOND DOGS

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オリジナルは74年作、ボウイの中期の代表作の一つとなったアルバム、「ダイアモンドの犬」、入荷しました。

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つい先頃、この人の訃報が届きました。本当に残念でなりません。R.I.P.1_000000002759


「ジギー・スターダスト」でグラムの頂点を極め、宇宙人としてのイメージを定着させた彼が、前作のカヴァー・アルバムで自分のルーツと向き合った後、ここでは半人半獣のモンスターに扮しています。

ボウイの熱しやすく冷めやすいとも言える好奇心の今回の対象は、SF小説の古典、ジョージ・オーウェルの「1984」というのは有名な話ですが、彼がこの小説のミュージカル化の権利を手に入れようとまでしていたのはあまり知られていないかもしれません。

結局ミュージカルの件は実現しなかったそうですが、ボウイの情熱は本作の制作と、その後の大規模なツアーへと費やされていきます。

音楽的には、盟友ミック・ロンソンとの決別があったため、バラエティに富んだサウンドが目立ちますが、メロディ・メイカーとしての充実度は他の作品と比べても優れていると思われます。

SF小説にインスパイアされた事もあり、相変わらず歌詞世界は難解ですが、メロディは大衆的になっているのが興味深いところです。

ミック・ジャガーとニール・ヤングを意識した様なボウイの声が印象的なハード・ロック、「愛しき反抗 Rebel Rebel」、映画主題歌にもなりそうな大仰なアレンジとキャッチーなコーラスを持つ「1984年」、以降のホワイト・ソウル路線をすでに思わせるバラード、「美しきもの Sweet Thing」等、良曲が揃っています。

結局華美なグラム路線は本作で終焉を迎え、ボウイは新たなサウンドへの挑戦を続けていくわけですが、確かにやり尽くした感は十分感じられる1枚です。

2016年1月12日 (火)

R.I.P. MR. BOWIE

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またロックの巨人が逝ってしまいました。ミスター・ボウイ、本当に今までありがとうございました。

個人的にはこの人に教わった事は計り知れない程のものがありました。

現役での活動がまだまだ続くものと思っていたばかりだったので、残念でなりません。

オリジナルは72年作、デヴィッド・ボウイのグラム・ロック時代のピークを象徴するアルバムで、70年代のロック・スターがまさにキラキラとした別世界の存在である事を堂々と宣言した傑作、「ジギー・スターダスト」、入荷しました。

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原題は、「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」となり、今では当然の様にミック・ロンソンを中心とするスパイダース・フロム・マーズとボウイの関係性を現したタイトルとして知られていますが、当時の邦題は直訳した「屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」となり、本作をますます妖しいものとしていました。

ボウイがすでに追求してきたSF的コンセプトを、ここでは更に突き詰めたものとなり、自身が宇宙人となり、5年後に破滅する地球に舞い降りたジギーがロック・スターとして君臨し、人々を喧騒の中へと巻き込んでいく・・・という大筋ですが、ボウイの歌詞は時に哲学的で、聴き手に様々な解釈をさせる事で有名です。

ロック・スターの栄枯盛衰のドラマを、ボウイが自身をジギーに重ねてみせて、消耗しきった末に自殺する、というストーリーを信じているファンも多いと思いますが、全く違う解釈もできるのがこのアルバムの凄いところだと思います。

アルバムを締めくくる「ロックン・ロールの自殺者」では、「君達は一人じゃない 僕に手を貸して」と大合唱で終わります。

ボウイにどんなたくらみがあったにせよ、ファンは常にロック・スターに夢見て、共に生きていこうとこのアルバムは教えてくれてもいたのです。

サウンドはキャッチーでメロディアス、時に優しく時に攻撃的、ロックの甘さと妖しさでコーティングされたものとなっているだけに、ジギーに今だに特別な思いを抱いている人は多いと思います。

コンセプト・アルバムとしての難解さももちろん魅力的なのですが、インパクトのあるヴィジュアル、誰もが口ずさめるメロディによりロックをもう一度特別なものにしようとしたのが、グラム・ロックではなかったのかと思わずにはいられない1枚です。

2016年1月11日 (月)

PRETTY MAIDS RED, HOT AND HEAVY

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オリジナルは84年作、プリティ・メイズのファースト・フル・アルバムとなった1枚、「レッド・ホット・アンド・ヘヴィ」、入荷しました。

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デンマークから突如として現れた彼等は、ここ日本でもあっという間に一目置かれるバンドとなりました。

荘厳なSEとなったオープニングから、「BACK TO BACK」の燃え上がる様なリフが疾走していく様からは正統派様式美HRとしての後継者ともされましたが、あえて批判を恐れずに言うならば、彼等は本作からすでに器用で達者なメタル・バンドであった、というのが正確なところではなかったかと思います。

LAメタル風のジャケット、色っぽいバンド名からは乖離した音楽性は、一言で言うならばN.W.O.B.H.M.までのメタルのエピゴーネンであり、80年代メタルの旨味やツボを知り尽くした新世代の欧州バンドだったのだと思います。

キラキラしたキーボードが牽引するメロディアス・チューンを挟みながら、RAINBOWやJUDAS PRIEST、SCORPIONS等々、先人達をお手本にしながら、巧みなアレンジと情感溢れるヴォーカルによる表現力はすでに貫禄さえ感じさせます。

THIN LIZZYの「LITTLE DARLING」のカヴァーのセンスも通好みと言え、彼等の幅広い音楽性が透けて見える気もします。

これだけメタルの醍醐味を詰め込んだデビュー作を出されてしまっては、もう浸るしかないというのが多くの人の本音だったと思います。

ある意味優等生的な作りではあるため、嫌味の一つ位言いたくなるのが人情というものですが、まぁとにかく曲の良さが光る傑作です。

2016年1月10日 (日)

DIO MAGICA

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DIOの前作から4年ぶりとなった2000年作のアルバムで、80年代のサウンドをそこかしこに散りばめた力作、「マジカ」、入荷しました。

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トレイシー・Gを迎えモダン・ヘヴィネス路線を続けていたDIOが、80年代の様式美HRへと回帰したと評されていた時代のアルバムだけに、以降ロニーの情熱がHeaven And Hellへと注がれていく寸前の過渡期とも思われる重要期でもあったと思われます。

意外にも思えますがDIO初の本格的コンセプト・アルバムとなり、壮大なストーリーはこれまでのロニーの世界観を凝縮したものとも言えそうです。

聖典MAGIAを中心とした魔術師と死語の世界の邪悪な存在の壮大な英雄伝の様で、ロニーの世界観を改めて具体化した力作です。

ジミー・ベイン、クレイグ・ゴールディー、サイモン・ライトが復帰する形で再編成されたバンドにより、ミドル・テンポのロニー節が炸裂するドラマティックなサウンドが甦っています。

初期の作品と比較するとメロディの弱さを指摘する向きもある様ですが、重厚なコンセプトを表現するのに十分なドラマ性、ロニーの変わらぬパワフルな表現力により聴き応えはかなりあるものとなっています。

アルバム後半では、クレイグ・ゴールディーの泣き節が炸裂するインスト・ナンバー、「ANNICA」を始め、メロディアス・ハード的展開をしているのも興味深いところです。

尚、15曲目となる「MAGICA STORY」は、ロニーによる18分を越す朗読となり、彼自身に肉声によりストーリー解説がされています。

2016年1月 9日 (土)

MARILYN MANSON THE GOLDENAGE OF GROTESQUE

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マリリン・マンソンの通算6作目の2003年作、「ザ・ゴールデン・エイジ・オブ・グロテスク」、入荷しました。

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デジタル・ビートの大胆な導入と同時に、悪夢を描き続けてきた彼等が、現実世界で自らが置かれた立場を再確認するかの様な作風が目立つものとなっています。

数々のスキャンダルを追い風にしながら、「アンチクライスト・スーパースター」、「メカニカル・アニマルズ」、「ホーリー・ウッド」と、恐怖の押し売りもネタが尽きたとも思えましたが、メンバー・チェンジ、そしてマンソン自ら積極的に作曲に関わる等、バンドの危機を骨太なビートで吹き飛ばすかの様な勢いを見せています。

現実逃避としてのロックを過激に追求してきたマンソンが、いよいよリアルなロック・スターとしての自覚を持ったとでも言うべき決意がサウンドに現れていて、ポップな歌メロと扇情的なバンド・サウンドとエレクトロ・ビートが自信に満ちている感も有ります。

カルト・ヒーローからポップ・スターへの転身ではないにせよ、恐怖そのものであったパブリック・イメージからの脱却も図っていたのではないでしょうか。

彼が俳優業や水彩画アーティストとしての活動に熱心になっていったのも、そうした事と無縁ではないと思われます。

過激さ故のインパクトの鮮度の儚さ、それを自覚していたからこその次なる展望は、本作での懐かしさ漂うメロディと強靭なデジタル・ロックの融合だったのかもしれません。

相変わらずダークで不穏な空気はもちろん漂っているわけですが、妙に体が動かされる人懐っこさが逆に不気味で、メロディ的にはマンソンの好んできた70年代、80年代ロックへ回帰しているのかもしれません。

2016年1月 8日 (金)

THE CARS MOVE LIKE THIS

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ザ・カーズの2011年作、「ムーヴ・ライク・ディス」、入荷しました。

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おそらくジャンルを越えて多くのロック・ファンに愛され続けてきたであろう、あのカーズが復活してくれました。

2005年にはNEW CARSとして、なんとあのトッド・ラングレン、そしてユートピアのメンバーを加えて活動した事で話題になりましたが、今回はオリジナル・メンバーでの復活となっています。

最も有名である大ヒット曲、「DRIVE」のヴォーカルを担当していたベーシスト、ベンジャミン・オールがすでに他界していますので、リーダーのリック・オケイセック、エリオット・イーストン、グレッグ・ホークス、デヴィッド・ロビンソンの4人編成での再集結となっています。

結論から言うと、何一つ変わっていないカーズ・サウンドが展開され、80年代後半に本作がリリースされていても全く違和感の無いものとなっています。

最もこれは皮肉ではなく、彼等が一貫して普遍性のあるポップ・バンドであった事の証明という意味でも、最大の賛辞になると信じています。

70年代後半にブロンディやナック、あるいはチープ・トリック等と、一括りでニュー・ウェイヴと呼ばれ続けて来ましたが、元々彼等は60年代ポップスからの影響も強いパワー・ポップ・バンドであったと思います。

先鋭的なキーボードの使い方や、リック・オケイセックのエキセントリックなヴォーカルが確かに新しい何かを演出していましたが、メロディのウキウキ度はいつの時代にも通用するものでした。

前作の「DOOR TO DOOR」からなんと約四半世紀、メンバーの平均年齢もほぼ還暦。

それにしてもこの瑞々しさは一体何処からくるのでしょうか。

ピコピコ・シンセも、シャープなギターも、心地良いビートも、全て健在、加えてリックの声もまるで衰えを見せないどころか、むしろ若返っている印象もあります。

これぞカーズと言える軽快なロック・ソングから、ヒネクレ・ポップやドリーミーなバラードまで、このバンドの魅力をそのままパッケージした様な傑作となっています。

2016年1月 7日 (木)

PINK FLOYD P・U・L・S・E

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ピンク・フロイドの94年作のアルバム、「The Division Bell 対」に伴うワールド・ツアーの模様を収めた2枚組ライヴ盤、「P・U・L・S・E」、入荷しました。

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オフィシャル・リリースのライヴ盤としては、69年作の「Ummagumma」をライヴ・アルバムとして解釈するならば3作目となり、前作の「Delicate Sound of Thunder 光〜PERFECT LIVE!」から7年ぶりのリリースとなりました。

ロジャー・ウォーターズ抜きの新生ピンク・フロイドは、すでに極上AORバンド、あるいは超高級ディナー・ショー向けバンドといった立ち位置を確立していましたが、なんと当時アメリカでは本公演のチケットが、僅か40分程で10万枚が完売されるという驚異的な人気を見せつけました。

大衆ロック・バンドとしての人気も変わらないのはやはりさすがで、ピンク・フロイドのエンターテイナーぶりもピークに達していた時期と思われます。

ショーの構成にもそれが如実に現れていて、DISC 1は「対」、そして「鬱」からの最新型フロイドのナンバーがほとんどなのですが、「クレイジー・ダイアモンド」、「天の支配」、「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パート2) 」を混ぜているのが嬉しいところです。

そしてDISC 2では冒頭からなんと、「狂気」からの全曲をまるまる再現というサービス精神ぶり。

観客の喜びようも尋常ではありません。

しかも超巨大バリライト・システムを導入、ブタが中を舞う仕掛け等、大掛かりな視覚的効果も話題となりました。

一大ロック・ショーとしてはこれ以上はないと思われるライヴであり、同内容の映像作品として楽しむのが理想的とは思われますが、良質BGMとしても、バンドのベスト盤としても機能する作品だと思います。

2016年1月 6日 (水)

SAXON LIONHEART

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サクソンの前作から3年ぶり、通産16作目となった2004年作のアルバム、「ライオンハート」、入荷しました。

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ここ数年の彼等には、本当に迷いというものが感じられません。

メタル道を堂々と突き進む姿には、彼等のキャリアを追ったドキュメンタリー映画でも明らかになりましたが、その生真面目とも思えるバンド像には感動すら覚えます。

オープニングからメタリックでスピーディーなリフがこれでもかと繰り出され、とてもデビューから四半世紀を越えたバンドとは思えない若々しさにまず驚かされます。

彼等の個性でもある哀愁メロディの側面よりも、本作では徹底したリフの積み重ねの工夫に力が入れられたと思います。

ただ緩急の使い分け、構成力はやはりさすがで、アルバム・タイトル曲では疾走する泣きのメロディが伝統の重さを感じさせます。

また80年代に一時期得意としていたドラマティックな構成も見事で、「BEYOND THE GRAVE」では気品すら漂うメロディアスな響きを聴かせてくれ、途中挟まれるアコースティック小曲、「JACK TARS」でも美しい一面を披露してくれています。

現役で活躍する同期のバンドが最早メイデンやデフ・レパード等となった中、変わらぬ男臭さと色気を貫いている渾身の力作です。

2016年1月 5日 (火)

TOTO ⅩⅣ

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オリジナル・アルバムとしては9年ぶりとなったTOTOの最新作、通算12作目、「TOTO ⅩⅣ~聖剣の絆」、入荷しました。

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未発表曲集、そしてカヴァー・アルバムを数に含めた上で、「14」と題された本作、古くからのファンにとっては嬉い驚きが詰まった1枚となっています。

ジャケットには88年作の「ザ・セブンス・ワン 第7の剣」以来となる、彼等のトレードマークと言える剣が復活、邦題にも82年の代表作「Ⅳ」の邦題となった「聖なる剣」が流用される事となりました。

更にオリジナル・メンバーのスティーヴ・ポーカロ、デヴィッド・ハンゲイト、3代目ヴォーカリストのジョセフ・ウィリアムズの復帰も嬉しいニュースとなっています。

マイク・ポーカロの他界という悲劇、そして10年以上も在籍していたサイモン・フィリップスの脱退というマイナス要素も確かにありましたが、サウンドの方はまさにTOTOの集大成と言うのが相応しい内容となっています。

かつての「TURN BACK」時代のハード・ロックから、「HYDRA」時代のプログレ・ハード、「Ⅳ」からの地続きとなった濃厚AORまで、TOTOを知る人なら久々のメロディの輝きに感動を覚えると思われます。

ドラマーとして迎えられたキース・カーロックは、ジャズ畑出身でスティーリー・ダンのツアー・メンバーとして活動してきた人で、TOTOのメンバーとしてはかなり若いプレイヤーであるだけに、バンドを若返らす事に貢献しています。

この人の器用かつ的確なプレイが幅広いTOTOサウンドを支えているのも目立つのですが、スティーヴ・ポーカロの華やかなキーボードもやはり見逃せません。

ジョゼフ・ウィリアムズの滑らかに伸びる声も健在で、80年代のTOTOの艶っぽさに近い陽性の高揚感を演出しています。

ポップでメロウなTOTOの帰還と言える快作で、同時にハード・ロック・バンドとしてのカッコ良さも改めて思い知らされるアルバムだと思います。

2016年1月 4日 (月)

STONE FURY BURNS LIKE A STAR

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オリジナルは84年作、当時日本ではLAメタル一派として紹介されたストーン・フューリーのデビュー・アルバム、「バーンズ・ライク・ア・スター」、入荷しました。

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80年代メタル・ファンにとってはご存知、後にKINGDOM COMEでセンセーショナルな話題を振りまいたレニー・ウルフの本格的デビューとなったバンドです。

全曲がをレニー、そして後にWORLD TRADE、UNRULY CHILD(あるいは一時期矢沢永吉のバックで来日もした事もあります)での活動で名を上げるギタリスト、ブルース・ゴウディとの共作となり、当時はまだ呼び名として根付いていなかったであろうメロディアス・ハードの快作として今も新鮮な感動を約束してくれる1枚となっています。

ドイツから渡米し、持ち前のハイトーン・ヴォーカルと精悍なルックスを武器に、レニーの欧州的陰りとブルースの的確なギターと天才的メロディ・センスが生んだ奇跡的なアルバムと言っても過言ではないと思われます。

奇しくもリリース時期がほぼ同じであった、やはりドイツから渡米してきたドン・ドッケン率いるDOKKENの「TOOTH AND NAIL」がシーンを席捲する事になりますが、個人的にはメロディの洗練度は、このストーン・フューリーの方が高かったと思われます。

良く言われる様にロバート・プラント似の声はここでは大きな邪魔をしているわけではなく、本作では唯一ブルージーな味わいを残す「MAMA'S LOVE」でもツェッペリン風のリフを絡めたナンバーにはなっているのですが、むしろ他の曲の完成度の高さが凄すぎる点を特筆すべきでしょう。

彼等の名前を一気に高めた「BREAK DOWN THE WALLS」は、その後DEF LEPPARDやSCORPIONS、その他多くの80年代組のHR/HM系バンドが泣いて悔しがったのではと思われる程のフックがあり、哀愁メロと必殺リフが疾走するチューンとして、今も輝きを失っていません。

FOREIGNERやJOURNEYを鋭角的にしたようなメロウ・チューン、「LIFE IS TOO LONELY」、後のキングダム・カムを予想させるミドル・テンポのアンセム型メタル、「TEASE」等は、以降の多くのバンドが踏襲してきた80年代の王道であったと思います。

またBON JOVIが登場する以前に成立させていた哀愁ハード・ポップ、「HOLD IT」、そしてセクシーに歌い上げるバラード、「SHANNON YOU LOSE」のせつなさ等もまた、ポップ・メタル勢には欠かせない要素となっていったわけです。

どういうわけかこのアルバムは前述のドッケン、あるいはボン・ジョヴィの様なビッグ・セールスには恵まれませんでした。

それにより隠れ名盤としてずっと伝説的名盤として語り継がれてきたわけですが、あのキングダム・カムの「GET IT ON」が全てを壊してしまったという見方も出来るでしょう。

あるいはストーン・フューリーのセカンド・アルバム、「LET THEM TALK」の大きな路線変更が仇になったのかもしれません。

いずれにしても今改めて聴いても続々する色気と、胸ときめくメロディの鮮度は、色褪せる事なく保たれていると思います。

2016年1月 3日 (日)

SAGA SILENT KNIGHT

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オリジナルは80年作、サーガのサード・アルバムとなった1枚、「サイレント・ナイト」、入荷しました。

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翌年リリースの「WORLDS APART」は、全米デビュー作となり、彼等の出世作ともなったアルバムですが、本作までが初期3部作と言えるもので、欧州的な陰りとカナダの透明感が融合したプログレ・ハード色の強い個性が目立ちます。

移行の作品にも登場する昆虫型のアンドロイドは、本作では宇宙都市の空を飛んでいる姿が無数見られます。

SF的なイメージと共に、サウンドの方もきらびやかなシンセとメタリックなギターの絡みが派手になり、よりスペーシーなアレンジが加わりながらもメロディはあくまでもキャッチーという路線が守られています。

新たに加わった3代目キーボーディスト、ジム・ギルモアの貢献度が高く、時にはトリプル・キーボード編成となるサーガの個性も確立されています。

また彼等のライフワークともなっている壮大な連作、「CHAPTER」の2章、7章となる「Don't Br Late」、「Too Much To Lose」もここで披露されています。

これは彼等が25年を掛けて発表し続けてきた全16章による一大コンセプトで、ストーリーはどうもアインシュタインの検死後に保存された脳に関わるものの様で、興味ある方は2006年に「The Chapters Live」として全曲がプレイされたライヴ盤がリリースされていますので、そちらをお聴きになる事をオススメします。

本作の全体的な印象としては、陽性のメロディが導入され、エレ・ポップ的なイメージが強くなる以降の彼等とは違い、緻密なプログレ・ハードといった感があり、クールな佇まいの中に躍動感溢れるビートが美しいメロディと絡む様が堪能できます。

2016年1月 2日 (土)

LOUDNESS THE SUN WILL RISE AGAIN

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ラウドネスの最新作、「ザ・サン・ウィル・ライズ・アゲイン ~撃魂霊刀」、入荷しました。

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「撃魂霊刀」は84年作の「DISILLUSION 撃剣霊化」、アルバム・ジャケットは85年作の「THUNDER IN THE EAST」を思い出さずにいられない、ラウドネスの最新作です。

もちろん安易な80年代回帰がされているわけではないのですが、メタルが確実に時代を切り開こうとするパワーを持っていた空気が本作には漂っていると思われます。

第6期ラウドネスとしては5作目、すでにデビューから30年を越えたベテラン・バンドが、樋口宗孝を失いながらも、再び陽が昇ると宣言したからには、やはりそれなりの圧倒的な説得力があったわけです。

ミステリアスなインスト・ナンバーから幕を開けるのですが、これがまたライヴのオープニングSEとして効果的に機能しそうなドラマ性を持っていまス。

続く「Got to be storng」での怒涛の勢いで最新型ラウドネスが駆け抜けて行くのですが、一定のイメージに捕らわれないメタル・ナンバーが続きます。

彼等にしかできないメタル史一望絵巻とでも表現できそうなスタイルが目立ち、アイアン・メイデンにも通じるキャッチーなアンセム型ナンバー、「Never Ending Fire」、ストレートなリフが疾走する3分弱の80年代型メタル、「The Metal Man」、スラッシュ全開の「Motality」と続くアルバム前半に、メタル歴の長い人程熱くなれると思います。

中盤にどっしりと構える様に据えられた8分を超える大作、「The Best」では初期のプログレッシヴなサウンドと、安定したエクストリーム・メタルとしての現在形を無理なく同居させた手腕を見せてくれます。

アルバム・タイトル曲のドラマティックな展開と、目の覚める様なギター・ソロやキャッチーなリフで再び高揚感を加速化し、「Rock You Wild」、「Greatest Ever Heavy Metal」という二大メタル讃歌でいよいよクライマックスに達する様は、言葉では現せない感動を伴う程です。

興奮冷めやらぬ中、ミドル・テンポのメロディアスなナンバー2曲でアルバムを終える演出も見事で、新機軸とも言えるドラマティック・ヘヴィネスとでも言えそうなメロディの充実度に感激させられる事請け合いです。

キャリアの長さだけではなく、日本、そして世界のトップ・レベルで活動してきたバンドだけが出せるメタルの理想形と言い切ってもいいと思われますが、オールド・ファンから最近の新しいファンまで、無理なく取り込んでしまいそうなアルバムであるのは間違い無いでしょう。

2016年1月 1日 (金)

2016年 明けましておめでとうございます

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昨年は多くの方にお世話になりました。本当にありがとうございます。

今年もよろしくお願い致します。

 

皆様にとって良い年になりますように。

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