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2015年11月の30件の記事

2015年11月30日 (月)

DRIVE SHE SAID EXCELRATOR

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ドライヴ・シー・セッドの93年作、「エクセルレイター」、入荷しました。

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産業ロック、プログレ・ハード、メロディアス・ハードと、いくら形容句を変えてみても、70年代から一貫して高性能メロディを紡ぎ続ける職人、マーク・マンゴールドの前では何の意味もないかもしれません。

彼が書くメロディは、多くのハード・ロック・バンド、あるいはAOR系アーティストが羨むであろう完成度と普遍性を持っているからです。

TOUCHの「愛は謎のストーリー (Don't You Know What Love Is)」の作者として特に有名かもしれませんが、多くの楽曲提供をしてきた事でも知られ、サバイバーのジム・ピートリックと並んで、ハード・ロック界では名裏方として活躍してきました。

マンゴールドとアル・フリッチのプロジェクト、ドライヴ・シー・セッドのサード・アルバムとなった本作でも、間違いの無いメロディを提供してくれています。

二人のマルチ・プレイヤーによる完全密室作業といった感のあったバンドですが、ベースのデイヴ・サントス、ドラムのチャック・ボンファンテを加えて、初めてバンド体制によるレコーディングとなり、特にマンゴールドの華麗なピアノが生き生きとした響きを見せています。

二曲のインスト・ナンバーが収録されているのですが、どちらもピアノが牽引するプログレッシヴかつ美しい旋律が目立つ曲となり、これまで以上にプログレ・ハード色が強くなっていると思われます。

その一方、アル・フリッチのセクシーな声が生かされたフォリナー・タイプのミドル・ハードも冴えを見せ、しっかりとハード・ロックとしてのダイナミズムも維持しています。

全体的にはバラード・ソングが多くなった感もあり、ドライヴィング感覚を求めるには少しソフト過ぎるきらいもありますが、そのどれもがフォリナー、ジャーニー、TOTO等のメジャーを凌駕する勢いがあると思われます。

とにもかくにも良くできたアルバムで、簡単に作れそうでなかなかできないのがこの手のメロディック・ロックの難しいところだと思いますが、職人仕事の美しさを見事に披露してくれている1枚です。

2015年11月29日 (日)

CRISS CAT #1

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ピーター・クリスのKISS脱退後としては、ソロ作第3弾となったアルバム、「キャット 1」、入荷しました。

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CRISS名義での4人編成のバンドでのアルバムで、前年には本作収録曲を含む5曲入りEPを発表していますが、フル・アルバムとしては本作限りのプロジェクトとなった様です。

ジャケットに映る彼は、顔半分にCATMANのメイクを施し、彼のソロ作としては最もハード・ロック色が強い、それもかなりKISSに近いサウンドとなっています。

ピーターはもちろんドラム、ヴォーカルを担当し、残る3人はほぼ無名の若手プレイヤーとなり、パワフルなバンド・サウンドの中でピーターが若々しくシャウトしているのが目立ちます。

そしてファンにとって嬉しい事に、あのエース・フレーリーのゲスト参加があった事で、しばらく一線から身を引いていたエースが、おそらくピーターとはKISS離脱後の初の共演となったはずです。

そのエースのプレイが聴けるのは、ピーターのヴォーカルがまるでジーンの様に聴こえるヘヴィ・ナンバー、「Bad Attitude」、エースらしいタッチが目立つ「Walk On The Line」、そして渋いバラード・ナンバーで泣きのソロが絶妙な「Blue Moon Over Brooklyn」です。

全体的には王道ハード・ロックとスロー・ナンバーの配置が実にバランス良く整理されていて、70年代KISSを彷彿させるキャッチーなセンスも見られます。

ラストではピーターのテーマ曲とも言える名曲、「Beth」がアコギをバックにしたヴァージョンで再録されていて、昔からのファンにとってはたまらない内容となっています。

2015年11月28日 (土)

DENNIS DeYOUNG DESERT MOON

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

デニス・デヤングの初ソロ作にしてヒット・アルバムとなった、「デザート・ムーン」、入荷しました。

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STYXの両頭、デニス・デヤングとトミー・ショウが84年にそれぞれ初ソロ・アルバムをリリースする事で、すでに生じていた亀裂は大きなものとなり、バンドはいよいよ崩壊していくわけですが、二人のソロ作の完成度の高さだけは否定する事ができないものであったと思います。

スティクスの大半のソング・ライティング、リード・ヴォーカルを担当してきただけに、この人の声が流れだした瞬間、「ベイブ」や「ザ・ベスト・オブ・タイムズ」を彷彿させるのですが、全体的な印象はよりAOR色の強いポップ・ロック作となっています。

キーボーディストであるだけに、メロウなアレンジが目立つ中、「Kilroy Was Here」に入っていてもおかしくないシンセ・ポップ、ハード・ロック・ナンバー、更にスティーリー・ダンを思わせるアダルトなテイスト等、どれもが80年代の香りをプンプンさせるものとなっています。

その中でもやはりシングル・ヒットしたアルバム・タイトル曲で、この人の本領が発揮されていると思います。

6分を超えるバラード・ナンバーですが、懐かしさを感じさせながらドリーミーなメロディと綺麗な高音ヴォイスが何度聴いても時間を忘れさせてくれます。

スティクス+ホール&オーツといった感のラスト・ナンバー、「Dear Darling」もハイライトとなっており、コンパクトながらも濃密な本作を締めくくっています。

ウキウキする跳ねたサウンドと、せつないメロディが目一杯詰まった作品ですが、どこか80's産業ロックの終焉とも言える儚さも漂い、なんとも言えない感慨深さが残るのも一種の味わいにはなっている気もします。

2015年11月27日 (金)

HEARTLAND MOVE ON

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

英国産メロディアス・ハードの砦を先頭に立って死守し続けているハートランドの05年作、通算9枚目のアルバム、「ムーヴ・オン」、入荷しました。

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前作から3年ぶりとなっていますが、基本は変わらずクリス・ウィーズィーとスティーヴ・モリスの黄金コンビのプロジェクト・バンドとして機能しています。

本作ではスウェーデンの優良メロディアス・ハード・バンドとして名高いGRAND ILLUSIONのメンバーを招き、北欧系のハード・ポップが個性であるこのバンドのメンバーが曲作りにも加わっているため、これまでのHEARTLANDにはやや少なめと思われていたキラキラした陽性のサウンドが目立つようになりました。

耳を惹くフックのあるメロディと、クリスの歌心溢れるヴォーカルによる高性能メロハー、とこの形容だけで十分なのですが、どうしても語りたくなってしまう感動を覚えさせてくれるアルバムです。

アメリカの多くのバンドから得られる突き抜ける様な高揚感と共に、英国ならではの独特の哀愁感、そして本作では北欧メタル特有の透き通ったポップ・センスも加わる事により、その完成度を更に高めています。

需要がどれだけあるかはっきりとしないポップでキャッチーとされるHR/HMではありますが、安定したサウンドを作り続けるのは並大抵の事ではないと思います。

シーンに関係なく、例え僅かな人でも80年代に止まったままのプログレ・ハード系の音を望むとするなら、信念を持ってこの音を貫き通す、といった生真面目さまでもが伺えます。

個人的には細く長く、ずっと続けて欲しいバンドの一つです。

2015年11月26日 (木)

KINGDOM COME TWILIGHT CRUISER

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

レニー・ウルフのライフワークと言えるキングダム・カムの95年作、「トワイライト・クルーザー」、入荷しました。

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80年代メタル最大の汚点とも言えたキングダム・カムのビッグ・ヒットは、結局は本家ツェッペリン待望論を強める事に貢献し、そしてその伝説は様々な形(カヴァーデイル・ペイジ、ペイジ&プラントをも含め)で継続、進行していく事になりました。

そして当のキングダム・カムは解散、そのまま消滅と思われましたが、なんとレニー・ウルフのライフワークとでも言うべきソロ・プロジェクトとして現在まで続いています。

95年にリリースされたこの5作目も、当初はあまり話題にもなっていなかったと思いますが、実際のところ欧州を中心に活動していた様で、アメリカ、日本では忘れられた存在になっていた感があります。

オープニング・ナンバーでいきなりフックのあるメロディが飛び出します。

グランジ、オルタナには目もくれず、メロディアス・ハード路線を突き進む事を決意した様です。

メロディアスな旋律とヘヴィに転調するコーラス、これが1曲目に配置されているのなら、アルバム全体にかなり期待が持てます。

かつてのSTONE FURYでのレニーの勇姿を知る身なら、このメロディ重視型HRは大歓迎です。

頑張れレニー、汚名を晴らすんだ!と応援したくなる気持ちを抑え、アルバムの展開をじっくり聴いて行くと、おやっ、あのツェッペリン・クローンの悪夢が再び?と思わせるリフも飛び出してきますが、どうかご安心下さい。

全体的にはハードなナンバーの比率がかなり少なく、ミドル・テンポでしっとり聴かせる事に徹しています。

冒頭で抱いた期待を良くも悪くも大きく裏切る事が無い、と言ってしまえば身も蓋もありませんが、個人的にはかなり良くできたメロディ集だと思います。

派手な事をするのに疲れたわけではないのでしょうが、こうした手堅いサウンドを丁寧に紡ぐ事がレニーの当時のスタイルだったのでは、と勘ぐってしまいます。

アダルト向けメロディアス・ハードとも言えそうで、昨今のWINGERのサウンドにも通じていると思われる好盤です。

2015年11月25日 (水)

TWISTED SISTER STILL HUNGRY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

トゥイステッド・シスターの大出世作にして、LAメタル・シーンを代表するアルバム、「ステイ・ハングリー」のリリースから20年、彼等が新たにレコーディングをし直した1枚、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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バンド自体が87年作の「Love Is for Suckers」を最後に解散状態、その後再結成を果たしながらライヴ活動のみとなっていたものが、本作でいきなりの復活というのも彼等らしいと思われますが、リアルタイムで「WE'RE NOT GONNA TAKE IT」を聴いてきたメタル・ファンにとっては嬉しいものとなったと思われます。

RATTやMOTLEY CRUELTYと並べて彼等を聴いていた当時のファンは少なくない筈で、そうした懐メロ大会として楽しむのも一興かと思われます。

70年代から活動史、ケバさとお下劣さでグラム・メタルという一過性のブームの先導者として名を馳せたわけですが、元々オーソドックスなアメリカン・ハード・バンドであり、誰もが口ずさめるポップ・センスも持ちあわせている、基本古風なバンドであったと思います。

むしろ前述のRATT等と比べられるよりも、実はKISSやCHEAP TRICK寄りの存在であったのだと改めて気づかされます。

新録と言っても、大幅なリアレンジがされたわけでなく、ほぼ原曲通り、多少ヘヴィな質感が増えたのみとなっており、過去の栄光にすがっていると言われても仕方ないのかもしれませんが、器用さや実験性とは全く無縁のバンドである事を忘れてはいけません。

むしろ84年にはアウトテイクとなっていた「Never Say Never」、「Blastin' Fast & Loud」、98年のサントラ提供曲となった「Heroes Are Hard to Find」の曲の良さが目立ちます。

また本作のために用意された新曲、「Come Back」、「Plastic Money」、「You Know I Cry」の3曲も興味深イところです。

より80年代的なアプローチがされているこれらの新曲の路線で、是非新作を出して欲しいところなのですが、その後彼等は企画盤と言えるクリスマス・アルバムしか発表していません。

本作にも参加している全盛期を支えたドラマー、A.J.ペロが最近他界してしまった為、あのマーク・ポートノイをゲストに迎えながらフェアウェル・ツアーを現在敢行中の様で、是非日本にも来日してほしいものです。

2015年11月24日 (火)

NIGHT RANGER SOMEWHERE IN CALIFORNIA

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ナイト・レンジャーの通算9作目となったアルバム、2011年作の「サムホエア・イン・カリフォルニア」、入荷しました。

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久々に明快で陽性な高揚感に溢れる彼等のキラキラ節が蘇ったとも言える1枚です。

オリジナル・メンバーのジェフ・ワトソンの脱退に伴い、本作から現在はWHITESNAKEで活躍するジョエル・ホークストラが参加しています。

またキーボードには、前作で一時的に参加していたマイケル・ローディーが古巣であるGREAT WHITEに戻ったため、ここではエリック・レヴィーなる人が迎えられています。

オープニングの「GROWIN' UP IN CALIFORNIA」から80年代の彼等を思わせる元気一杯のポップ・メタルが炸裂、本作への期待を一気に高めてくれます。

全盛期の彼等を知る人は、捨て曲無しの充実度、ハード・ドライヴィング・ナンバーと、センチメンタルなバラード、更に華麗なギターとキーボードの絡み、華やかなコーラス・ワークを求めると思います。

このバンドが現役で存続する以上、要求されるのは並大抵のメロディアス・ハードではなく、平均点が90点以上の高性能メロディである事はバンド自身が百も承知であるはずです。

2曲目のヘヴィなリフとキャッチーなコーラスもお見事、3曲目ではこれぞナイト・レンジャーと言えるハード・ポップ型の輝きを見せ、続くプログレ・ハード的な展開もスマートで、どうかこのままこの興奮を持続させて下さいと願うこちらの必死の願いは、やがて全く無用のものであった事に気づかされる始末です。

お得意のバラード、「TIME OF OUR LIVES」は全ての80年代メタル・ファンを釘付けにし、「IT'S NOT OVER」では完全に「MIDNIGHT MADNESS」時代へとタイム・スリップさせられるはずです。

ほとんどの曲をジャック・ブレイズ、ブラッド・ギルス、ケリー・ケイギーという強固なトリオが共作している事もあり、本作の充実ぶりは予想を超えるものがあったと思います。

ジョエル・ホークストラのプレイも控え目ながら、完全にバンドにフィットしています。

どことなくジューダス・プリーストの「黄金のスペクトル」を思わせるジャケットのイメージがダーク、ヘヴィな気もしますが、サウンドはカリフォルニアの青空を明確に想起させるものとなっていて、NIGHT RANGER完全復活に相応しい1枚でしょう。

2015年11月23日 (月)

聖飢魔II 悪魔が来たりてヘヴィメタる

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

大教典第1弾として衝撃的なデビューを果たした、聖飢魔Ⅱの85年作の1st、「悪魔が来たりてヘヴィメタる」、入荷しました。

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イロモノとして見られ、パロディなのか大真面目なのか、良くわからないままインパクトだけは大きかった記憶がありますが、テクニック、リフ・メイカーとしてのセンスは正当評価をされる事が少なかったため本作を敬遠していた人も多かったのではないでしょうか。

思い起こしてみれば、ブラック・サバスに始まり、オジーを代表としたヘヴィ・メタルの最も極端な側面、そしてKISSに始まったロックのコミック的要素を、日本人的解釈で具現化したアイデアと実力はやはり見事だったと思います。

ヘヴィ・メタルのギャグ化を加速化させた面も確かにありますが、楽曲自体はかなりしっかりしたものは多くの人が認めるところでしょう。

「ROCK IN THE KINGDOM」等は、それまでの多くのメタル・アイコンを導入しながら、二番煎じに終わらずにかなり正統派HMとして機能しているのは、バンド・サウンドの充実とヴォーカルの上手さ無しでは実現不可能だったはずです。

誤解を恐れず言ってしまえば、メタルに対する愛情がメタル布教という最大のモチベーションへと繋がったピュアな人達であったのだと個人的には思えます。

2015年11月22日 (日)

ENUFF Z'NUFF FAVORITES

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

03年リリース、根強い人気を誇るイナフ・ズナフの初のベスト盤となった1枚、「フェイヴァリッツ」、入荷しました。

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内容は89年リリースのデビュー作から、当時の最新作であった「Welcome To Blue Island」までの8枚のオリジナル・アルバムからベスト・トラックがセレクトされています。

日本盤には未発表であったカヴァー曲、THE CULTの「聖域を売ったやつ She Sells Sanctuari」、デイヴ・リー・ロスの「Yankee Rose」が収録されています。

イナフ・ズナフというバンドは、ド派手な大型新人としてデビューしながら、大きく誤解が続いた人達であったと思います。

ケバケバの化粧とグラマラスなファッションから、完全なるグラム・メタル一派として見られていましたが、彼等の最大の個性はそのソング・ライティングの素晴らしさであったわけで、以降彼等をずっと愛聴し続けてきた人は、BEATLES、CHEAP TRICKもきっと好きだったに違いないと思います。

チップ・ズナフとドニー・ヴィーという天才的メロディ・メイカー・コンビによるウキウキ・ポップ、ドリーミーなバラードの甘みは、同郷の大先輩であるチープ・トリックにも勝っていたのでは、とも思えます。

ファーストでの80年代型ポップ・メタル路線の強調されたサウンドと、キラキラしたルックスは、遅れてきたヘア・メタル・バンドのイメージを決定付け、聴かず嫌いにされた感はどうしてもあったと思います。

その後もメンバーの不安定な状態、ドラッグ問題等、バンドを取り巻く状態はけっして良好とは言えず、レコード会社からの十分なプッシュも受けず、ただただ良質なメロディを量産をし続けてきた彼等は、マニアックなファンの熱心な支持だけは失っていなかったと思われます。

パワー・ポップとしての確かなメロディ、ハード・ロックとしてのドライヴ感、そしてバラードのせつなさだけを追求してきただけに、正直一本調子の側面もあった気もするのですが、ベスト盤として並べて聴くと実に名曲が多い事に改めて気づかされます。

2015年11月21日 (土)

AC/DC FLY ON THE WALL

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

AC/DCの80年代の異色作とも言えるかもしれない、「フライ・オン・ザ・ウォール」、入荷しました。

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80年代後半のAC/DCは、低迷期とも言われる事もありますが、多くの70年代バンドが派手なヴィジュアルを持ったバンドを相手に苦戦していた時代だったわけで、本作はAC/DCの無意識の内に80年代メタルと真っ向勝負を仕掛けたかの様な異色作になっています。

85年作、キラキラした時代に呼応したかの様なサウンドは、マルコムとアンガスのヤング兄弟のみでプロデュースが行われた初のアルバムとなり、かなりの意気込みもあったのだろうと思います。

コミック調のジャケットがライトな印象を与えますが、あのカル・スワンが在籍したTYTANのドラマーであり、後にDIOで活躍するサイモン・ライトを加えての新編成でのサウンドは、まさに分厚いコーラス、シンバルを多用した派手なビッグ・ドラムの目立つ80'sメタル式のものとなっています。

「悪魔の招待状」時代の乾いたメタリックな質感は失われ、リヴァーブの強いベタッとした音質は一連のLAメタルと張り合った結果なのでしょうか。

そんな意気込みが最も象徴的なのが、「Playing With Girls」、「Back In Business」等の派手なナンバーでしょう。

ただなかなか優れたメロディを持つ曲が多く含まれているのも事実で、ついつい聴きたくなってしまう1枚であるの間違いありません。

86年に「WHO MADE WHO」で再収録もされたラジオ向きのインパクトを持った「Sink The Pink」、「BACK IN BLACK」時代のキャッチーさが思い出される「Shake Your Foundation」、「Hell Or High Water」等々。

こうして改めて聴き直してみると、AC/DC流の超ポップ展開とも言える内容で、ヴォーカルが極端に引っ込んだミックスが気にはなりますが、元気いっぱいのブライアン・ジョンソンが実に良く頑張っているなぁという感慨深い思いがこみ上げてきます。

2015年11月20日 (金)

LOUDNESS LIVE-LOUD-ALIVE LOUDNESS IN TOKYO

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

今年急逝したケヴィン・エアーズの72年作、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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オリジナルは83年リリース作、ラウドネスの初のライヴ盤となった2枚組です。

アルバム・タイトルが象徴する様に、当時の彼等はアメリカ、ヨーロッパにおけるツアーを終了したばかりで、帰国して間もなく行われた凱旋ライヴと言うべき記録が本作で残されました。

デビューから2年、初期のアルバム3部作を引っさげて、海外での経験が更にバンドの自信を強めたのがプレイからもわかります。

また彼等の海外進出が、ジャパメタと呼ばれたシーンの活性化が一気に進んだ事にも貢献したのではないでしょうか。

83年11月2日に渋谷公会堂での公演が翌月にはLP、また映像ソフトとしてもリリースされるという異例のスピード作品化が、当時の彼等の勢い、そして期待の高さがうかがえます。

注目すべきは当時のセットリストなのですが、「I Was The Sun」、「Fly Away」はオリジナル・アルバム未収録曲となるもので、それぞれ当時のヘヴィ&プログレッシヴ路線を象徴するナンバーとなっています。

また高崎晃の「ジャガーの牙 Tusk Of Jaguar」、そして樋口宗孝のドラム・ソロへとなだれ込む様も圧巻で、改めて優れたミュージシャン集団であった事を認識させられます。

シングル・リリースのみとなっていた「Road Racer」、「Burning Love」も、今では貴重なライヴ・テイクだと思われます。

ハイライトとなったのは、DISC-Ⅱの冒頭2曲でしょう。

「DISILLUSION ~撃剣霊化~」からのインスト曲、「Exploder」から、これもまたアルバム未収録曲となった美しすぎる旋律の「天に向かって Heavenward」へのメドレー、そして「Loudness」への流れは、今聴いても震えが走ります。

80年代初期のメタルの妖しさに溢れ、そして世界に誇るプレイヤーのライヴ・バンドとしての実力が遺憾なく発揮された記録としてありがたく聴けてしまいます。

当然の事ながら、樋口氏のプレイも生で聴けなくなった今、必聴盤と言えるのではないでしょうか。

また本作は長らくCD化がされず、2005年にリマスター化、紙ジャケ化、オープニングSEの追加収録でやっと陽の目を見たアルバムですが、86年にオリジナルの形で2枚組CDとして残っている廃盤となっている事もあり、貴重な作品ではあると思います。

2015年11月19日 (木)

MSG THE MAD AXEMAN LIVE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

4枚組ボックス・セットとなったMSGのライヴ音源、「ザ・マッド・アックスマン・ライヴ」、入荷しました。

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MSGの80年代のライヴ音源が発掘され、様々な形でリリースされていますが、これもその内の一つですでにリリースされている二つの4枚組BOXセットから、2枚ずつが抜き出されて編集されているものです。

2002年リリースの「Reactivate: Live」からセレクトされたCD1とCD2は、それぞれ80年のUSAツアーからの音源で、ペンシルバニアとLAでのライヴとなっています。

ファースト・アルバムをリリース直後、もちろんコージー・パウエルを抱えての黄金期と言える時代で、特にレアと言える音源でしょう。

コージーがプレイする「DOCTOR DOCTOR」、「LIGHTS OUT」、「ROCK BOTTOM」は、ファンにとっては必聴ものとなっています。

2003年リリースの「Back to Attack: Live」からセレクトされたCD3とCD4は、84年1月18日の来日公演、札幌でのライヴを収録しています。

「限りなき戦い BUILT TO DESTROY」リリースに伴うツアーですが、この時期のライヴは「ROCK WILL NEVER DIE」という優れたオフィシャル・ライヴ盤が存在しますが、そこでは聴けなかった曲もプレイされており、日本人にとっては嬉しい音源となっています。

2枚に分けて、アンコールまで含めてフル収録となっているのも見逃せません。

全てサウンドボード録音となっていますが、おそらくオーヴァーダビングはされておらず、かなり荒い音質となっています。

特にゲイリー・バーデンの苦しいヴォーカルは、この時期のMSGの個性にもなっていた気がしますが、こうして改めて聴くとやはり相当酷かったんだという事に気づかされます・・・

シンプルな外装ながら、なかなか洒落たパッケージになっていて、ほぼCDジャケット・サイズのボックスも好感が持てます。

熱心なファン向けのものとはなってしまいますが、前述の4枚組BOXセット2種はかなり高額なものだっただけに、こうした変則的コンピレーションはありがたいものと思えます。

2015年11月18日 (水)

VANDENBERG'S MOONKINGS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

エイドリアン・ヴァンデンバーグの本格的復帰作となった、「ヴァンデンバーグズ・ムーンキングス」、入荷しました。

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けれん味の無いハード・ロックが実にカッコいいアルバムです。

WHITESNAKEでの「Restless Heart」がなんと97年、それ以来目立った活動が無かったものの、この人の名前は常にどこかで聞いていた気もするのですが、それ程印象的なギタリストであったという事なのでしょう。

オランダの若手ミュージシャン3人を引き連れ、ムーンキングスと命名されたこのバンド、オープニングからツェッペリン・マインド全開、AC/DC的なリフも飛び出し、そしてヴォーカルは完全にカヴァーデイル節と、エイドリアンの昔からのファンなら気に入る事請け合いです。

ホワイトスネイクの様な重厚なギター・サウンドは無いものの、ナチュラルなトーンでのエイドリアンのギターは、弾きまくりなのにクドさが無いという実にツボを押さえたものとなっています。

クラシック・ロック調から80年代的パワー・バラードまで、おそらくカヴァーデイルが泣いて悔しんだのではと思われる良質のメロディが満載です。

そのデヴィッド・カヴァーデイルが客演した「Sailing Ships」は、2人の蜜月時代を象徴する名曲ですが、アコースティック・ギターとストリングス、そして濃厚なヴォーカルよりオリジナルより味わい深いものとなっていると思います。

エイドリアンを支えるバック陣も手堅い仕事をしていて、派手すぎず、重すぎず、適度なモダンなセンスも感じさせるバンド・サウンドが、やはりちょうど良いカッコ良さを演出しています。

「SLIP OF THE TONGUE」の後にリリースされていてもおかしくないホワイトスネイクっぷりは、けっしてエイドリアンの未練からくるものではないと思いますが、カヴァーデイルとの最高の相性を改めて証明してしまった気もします。

デビュー作としてはかなりの完成度だと思えるだけに、次作に対する期待が大きくなります。

「BREATHING」や「LINE OF FIRE」といった、ブルース回帰だけでは終わらないエイドリアンの多彩なセンスが今後爆発してくれないかな、と個人的には思います。

2015年11月17日 (火)

KIX MIDNIGHT DYNAMITE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは85年作、KIXのサード・アルバムとなった1枚、「ミッドナイト・ダイナマイト」、入荷しました。

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前作では80'sニュー・ウェイヴのポップ色を前面に押し出した作風がバンドのカラーを曖昧なものにしていましたが、ここではいよいよグラマラスかつキャッチーなハード・ロック路線へとシフトしています。

プロデュースはLAメタルの立役者の重要人物、ボー・ヒル。作曲陣にキップ・ウインガー、そしてジューダス・プリーストへの曲提供でも有名なボブ・ハリガン・ジュニアを迎え、ポップなAC/DCとでも言うべきサウンドが展開されています。

ブライアン・ジョンソンの様な声を持つスティーヴ・ホワイトマンは、意外にも器用なヴォーカリストであるため、時にはチープ・トリックのロビン・ザンダー、時にはRATTのスティーヴン・パーシー、あるいはモトリーのヴィンス・ニールをも思わせ、それだけ幅広い曲調を歌いこなせるのが個性でもあると思います。

反面焦点がぼけてしまうような雑食性が弱点にもなっていた気もしますが、それだけバラエティに富んだ楽しい展開が本作をやはりユニークな1枚にしていると思います。

キラキラした派手さには今一つ欠けますが、かなり味わい深い80年代メタルの名盤です。

2015年11月16日 (月)

EUROPE SECRET SOCIETY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

再結成ヨーロッパ第二弾となった通産7作目のアルバム、「シークレット・ソサエティ」、入荷しました。

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先頃亡くなったヒプノシスのストーム・ソーガソンが手掛けたジャケットが印象的で、サウンドの方もこれまでのヨーロッパのイメージを大きく変えています。

前作ではへヴィ、ダークといったキーワードで語られ、21世紀型メタルへの積極的な接近が目立っていましたが、ここでは開き直ったとでもいうべきバンドの元々の持ち味であったメロディへのこだわりが復活しています。

ジョーイ・テンペストのヴォーカルもナチュラルになり、ギターの質感も時代に迎合するのではなく、あくまでも曲に最適な方法論を用いている様に聴こえます。

アダルト、モダンになったと言ってしまえば身も蓋もないのですが、メロディアス・ハード・バンドの理想的な歳の取り方と思われるバランス感覚が見事です。

整理されたサウンド・プロダクションでありながら、メタルとしてのエッジも損なわず、聴き流すにはあまりにもキャッチーな歌メロが目立つ、といった具合です。

2015年11月15日 (日)

DEF LEPPARD DEF LEPARD

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

7年ぶりとなったデフ・レパードの最新作、「デフ・レパード」、入荷しました。

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デビュー35年目にして初のセルフ・タイトルとなり、多くのファンの期待を煽りまくったと思います。

毎度の事ながら今回も随分待たされましたが、久々に待った甲斐があったと言い切れる傑作となっています。

実際先行公開されたオープニング・ナンバー、「LET'S GO」を聴いた瞬間、すでに大合唱できるレップス節に狂喜した人も多かったのではないでしょうか。

バンドのセルフ・プロデュース、そしてDEF LEPPARDらしいサウンドと当初から宣言していた通り、まさに黄金期の彼等を彷彿させるナンバーが目立ちます。

すなわち誰もがイメージするのは、「PYROMANIA」、「HYSTERIA」、「ADRENALIZE」だと思いますが、前作の「SONGS FROM THE SPARKLE LOUNGE」にも通じる70年代的アプローチを交えた現在進行形のデフ・レパード、と捉える事もできるかもしれません。

メンバー全員がソロでヴォーカルを披露する「WE BELONG」、「HYSTERIA」に収録されていてもおかしくない「DANGEROUS」、「ALL TIME HIGH」等は、80年代の彼等の続編とでも言うべきナンバーとなっていますが、単なる過去の焼き直しになっていないのがまた見事です。

これまでの彼等には想像できない程ツェッペリンに露骨に接近した「BATTLE OF MY OWN」、デフ・レパード版「地獄へ道づれ」にも聴こえる「MAN ENOUGH」、ビートルズへのオマージュとも取れる「BLIND FAITH」、これまで以上に露骨にグラム・ロックに徹した「SEA OF LOVE」等、新機軸と言えるものが全てクラシックと言えるロックへの揺り戻しになっているのが興味深いところです。

誰もが願う王道デフ・レパード・ナンバーと、生粋のロック・マニアとしてのバンドの趣向が、かなりとっ散らかった印象もあるのは確かですが、トータルとして見れば40年近いキャリアを総括したとも言えるのかもしれません。

個人的には「SLANG」や「X」での試行錯誤を忘れさせる強烈なインパクトを持っていて、「EUPHORIA」を軽く凌駕する完成度を誇っているアルバムだと思います。

往年のキラキラした彼等を強く求める人にとっては物足りないのかもしれませんが、良く聴き込んで行くと、彼等が王道ロックをいかに愛してきたかが見えてくる気がします。

2015年11月14日 (土)

ACE FREHLEY ANOMALY

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KISSのリユニオンでの活動を経て、エースがソロ名義としては前作の「Trouble Walkin'」からなんど20年ぶりにリリースしたアルバム、「アノマリー」、入荷しました。

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自身のレーベル、Bronx Born Recordsは本作のために設立された様な形となったものの、全米ではビルボード初登場27位という快挙を成し遂げ、この人の伝説的人気の凄さを証明しています。

エース自らのプロデュースとなり、かなり元気いっぱいのハード・ロックを展開してくれています。

SWEETの超有名曲、「FOX ON THE RUN」のカヴァーも、以前もELOの「DO YA」を取り上げた彼らしいセンスと言え、まさにピッタリと言えるものとなっています。

この曲のみ売れっ子外部ライター、マーティー・フレデリクセンが参加、プロデュースをしており、モダンなアプローチへの意欲も見せています。

「アルコールが自分を駄目にした」と懺悔するアコースティック調のバラード、「A LITTLE BELOW THE ANGELS」では、愛娘モニークが天使の歌声として参加していたり、「家族、親友、ファンへ捧げる」とクレジット明記、更にアルバムをエリック・カーとダイムバッグ・ダレルへの追悼としているのが印象的です。

ジャケット・デザインもエースが手掛けており、かなりプライベートな私情の強いアルバムなのかもしれませんが、サウンドのパワフルさは昨今のKISSにも匹敵するもので、メロディ・センスもこの人独特のヨレたヴォーカルを生かすものとなっています。

盟友アントン・フィグに加え、ニッキー・シックスのBRIDES OF DESTRUCTIONにも参加していたスコット・クーガン、WHITESNAKEでの活動が有名なブライアン・ティッチーの参加が、エースを盛り立てています。

ギンギンのエースのプレイとゴリゴリのハード・ロックに加え、何とも言えないポップな個性、年齢相応の穏やかなスロー・ナンバーも魅力的で、まだまだこの人の才能は尽きていないと言える力作だと思います。

ちなみに特殊な形状となったデジパックは、組み立てるとピラミッドとなるようです。

2015年11月13日 (金)

POISON CRACK A SMILE...AND MORE!

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ポイズンの通算5作目のスタジオ・アルバムとなった、「クラック・ア・スマイル・・・アンド・モア」、入荷しました。

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長らくリリースが見送られていたものです。

93年作の「Native Tongue」では、リッチー・コッツェンを迎え、ブルージーなハード・ロック路線でグランジ、オルタナの波を乗りきろうと頑張っていましたが、リッチーはすぐに離脱します。

迎えられた新ギタリストは、ソロ活動や数々のセッション、KINGDOM COMEの参加等で知られる技巧派、ブルース・サラセノ。

ソング・ライティングにも大きな貢献を果たしたブルースの加入により、骨太で土臭いサウンドをより強化しています。

ブレット・マイケルズの交通事故でレコーディングが中断し、更にレコード会社からベスト盤のリリースを強要され、結局本作はお蔵入りのまま、シーンが激変した後に突如として発表されました。

結果的には化粧やバブルガム的なポップ・センスに頼らない、かなり力強い1枚となっています。

KISSやCHEAP TRICKの影響の強かった80年代に比べると、ストーンズやエアロスミスっぽくなったとでも表現すべきでしょうか。

ブレットの華やかな声がかつてのポイズンのキラキラ度を残してはいますが、ストロングなギターが目立ち、メロディにもアーシーなものが増えています。

グランジ旋風の後に本作の様な本格的アメリカン・ハードが新鮮に聴こえてしまうのは、ある意味皮肉にも思えますが、ポイズンが生粋のロッカーである事を自ら証明したのには好感が持てます。

尚、「初めての***AHH!」からのアウトテイク、「FACE THE HANGMAN」を含むボーナス・トラックもなかなか興味深いものとなっていて、C・C・デヴィル在籍時のMTVアンプラグドのライヴ・ヴァージョンも4曲収録されています。

2015年11月12日 (木)

LOUDNESS HEAVY METAL HIPPIES

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ラウドネスの94年作、「ヘヴィ・メタル・ヒッピーズ」、入荷しました。

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とうとうオリジナル・メンバーが高崎晃のみとなってしまった当時のラウドネスが、加速するメタル・シーンの変化の中で独自の道を歩んだ94年作のアルバムです。

ドラムには山田雅樹の盟友である本間大嗣が迎えられ、これで元EZOのメンバーが二人揃った事になります。

ベースシストは不在のまま、高崎晃がベースを兼任し、バンド史上初、唯一のトリオ編成での作品となりました。

オープニングの「Howling Rain」、続く「Freedom」の両曲は、7分という長尺のナンバーとなり、ドゥーム型ラウドネスとでも言うべき新たなヘヴィネスを提示しています。

彼等にスピードとテクニカルなリフを望むファンは、ここで困惑せざるを得なかったと思いますが、ミドル・テンポでのダークな世界観は、当時のバンドのありのままの姿だったのかもしれません。

ハイ・スピードのベースがグイグイ引っ張る「Eyes Of A Child」ではやっとラウドネスらしさが垣間見れた瞬間、シングルとなった「Electric Kisses」での70年代ブリティッシュ・ハード感覚に意表を突かれます。

ヘヴィだけではないミステリアスなスロー・ナンバーでのメロディアスな展開もあり、アルバム全体を覆うムードはツェッペリン、サバスを彷彿させる、かなりオーセンティックなサウンドだと思います。

ルーツ回帰というよりは、バンドの劇的な状況変化を一端リセットするかの様な力の抜け具合が感じられる一方、ヘヴィなグルーヴ感だけは確かなものが息づいている傑作です。

2015年11月11日 (水)

IAN GILLAN BAND CHILD IN TIME

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オリジナルは76年作、デイープ・パープルを脱退したイアン・ギランが本格的に復帰し、第1弾アルバムとしてリリースした1枚、「チャイルド・イン・タイム」、入荷しました。

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73年に解雇状態でパープルから離脱、その後はなんと実業家へ転身しますが見事に失敗し、同時期にやはり解雇されているロジャー・グローヴァーと接近し、彼が関わっていたアルバム、「Wizard's Convention」に参加していたメンバーと合体し、イアン・ギラン・バンドが誕生します。

元スペンサー・デイヴィス・グループのレイ・フェンウィック、元クォーターマスのジョン・ガスタフスン、元ELFのマーク・ナウシーフ、現在ではプロデューサーとしても活躍するマイク・モランと、ベテラン勢の中でギランの伸び伸びとしたヴォーカルが印象的なデビュー作となりました。

本作のハイライトと言える、プログレッシブかつフュージョン・タッチで蘇ったアルバム・タイトル曲がこのバンドの自由な音楽性を象徴していますが、根っからのハード・ロッカーでありロックン・ローラーのギランが柔軟に対応しているのも見事です。

技巧派揃いのバンド・メンバーが好ヴォーカリストを得て、ジャズ、ファンク、ハード・ロックを思いっきりプレイしてみました的なサウンドとも言えるのでしょうが、やはり強烈な個性を発揮しているギランの存在が大きいアルバムだと思います。

2015年11月10日 (火)

TOTO THROUGH THE LOOKING GLASS

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TOTOの結成25周年記念としてリリースされた、02年作の通産11作目となったスタジオ・アルバム、「スルー・ザ・ルッキング・グラス」、入荷しました。

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全曲カヴァーとなった本作、20年以上所属していたCOLUMBIAから移籍、制作費もなんと自費という驚くべきものとなりました。

TOTOのカヴァー、というイメージは確かに今まであまりなかったと思いますが、いかにもという選曲から意外なセンス、そして原曲の素晴らしさを聴かせるテクニックとTOTO流アレンジの見事さが、本作を飽きさせないものとしています。

前作の「MindFields」で復帰した初代ヴォーカリストにして、真のヴォイス・オブ・TOTOと言えるボビー・キンボールも相変わらず艶っぽい声を聴かせてくれます。

STEELY DAN、BEATLES,CREAM等のチョイスは、あって当然と思われるのですが、ボブ・マーリー、エルヴィス・コステロ、ボブ・ディラン等のナンバーは、彼等のルーツがごく一般のロック・ファンとそう変わらなかったのだなという、変な親近感が沸いてきてしまいます。

レゲエやR&B指向、という音楽性の幅の広さ、アレンジの妙もあり、TOTOの器用さばかりが目立ちがちですが、クラシック・ロックと言えるオムニバスとしても魅力も捨て難い1枚です。

2015年11月 9日 (月)

SHARK ISLAND LAW OF THE ORDER

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メロディアス・ハード・ファンの間では、今だに隠れ名盤として名高いと思われる、シャーク・アイランドの89年のメジャー・デビュー作、「ロウ・オブ・ジ・オーダー」、入荷しました。

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91年にマイケル・シェンカーを中心に、L.A.ガンズのトレイシー・ガンズ、RATTのボビー・ブロッツァー、VIXENのシェア・ペダーソンと共にCONTRABANDに参加したリチャード・ブラックの在籍していたバンドとしても有名だと思います。

彼等の結成はかなり早く、80年代初期にはLAメタル勃発前からSHARKSとして活動、86年にSHARK ISLANDと改名後、その個性的なサウンドを武器にして、デビュー前から名の知れたバンドでした。

遅咲きと言えるバンドですが、音楽性がけっして時代に沿わなかったわけではないと思います。

基本はキャッチーなリフと、明快な歌メロを持った80年代メタルだと思います。

ただハスキーでソウルフルなリチャード・ブラックの声がもたらす渋いメタリックな質感は、同時代のキラキラ・メタルとは異質の個性を放っています。

彼の持ち味により、情緒過多にならないメロディのコントロールがされていて、バンド・サウンドもヴォーカリストを立てるクールさを常に保っているため、アダルトでミステリアスな雰囲気を纏っている感があります。

鈍く光るダークな魅力と、計算されたメロディ作り、これらが80年代的アプローチにより、彼等の個性が際立っているのだと思います。

その最たる例が、オープニングとなる「PARIS CALLING」でしょう。

メタリックなエッジを持ちながら、憂いと謎めいたイメージを想起させるこの曲は、80年代の喧騒を冷静にやり過ごしてきたからこそ鳴らせる音だと思います。

ドン・ドッケンあたりが歌えば全く違うイメージになるのでしょうが、歌メロ自体はかなりキャッチーなのも魅力的です。

この1曲を聴くためだけでも、必聴と言える1枚ではないでしょうか。

2015年11月 8日 (日)

STYX BIG BANG THEORY

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スティクスのスタジオ・アルバムとしては現在のところ最新作、「ビッグ・バン・セオリー」、入荷しました。

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全曲カヴァー集となった本作、彼等のルーツを辿ると同時にロック・バンドとしての骨太さを改めて証明したものとなりました。

前作の「CYCLORAMA」からデニス・デ・ヤングが離脱し、トミー・ショウ主導の元、バンドは若返りましたが、本作ではクラシック・ロックを中心に手堅いハード・ロックから見事なコーラス・ハーモニーまで、ベテランらしいサウンドを聴かせてくれます。

オリジナル・メンバーであるジェイムズ・ヤング、チャック・パノッゾ、前作から加わったローレンス・ゴーワン、トッド・スチャーマン、そしてグレン・バートニックの後任として元THE BABYS、BAD ENGLISHのリッキー・フィリップスが参加し、新生STYXのお披露目大会という意味もあるのでしょうが、定番とも言える選曲が楽しませてくれます。

BEATLESの「I AM THE WALRUS」を取り上げるところなどは、ポップ・バンドでは終わらない奥の深さをもった個性を感じられます。

他にもジェスロ・タルやプロコル・ハルムといったカヴァーは、彼等らしいとも思えますが、意外にも土臭いナンバーにも正攻法で取り組んでいて、ウィリー・ディクスンやジミ・ヘンドリックスの曲ではジェイムズ・ヤングのハード・ロッカーぶりがギンギンに生かされています。

CSN&Yのナンバー、「FIND THE COST OF FREEDOM」では、バンドの武器でもある見事なコーラスが堪能できますが、是非ともこのメンバーでの新作をリリースしてほしいものです。

スロー・ヴァージョンとして生まれ変わった「BLUE COLOR MAN」のみセルフ・カヴァーとなっていますが、その他にもTHE WHO、FREE、BRIND FAITH、ALLMAN BROTHERS BAND等の曲が並んでいます。

2015年11月 7日 (土)

SURVIVOR CAUGHT IN THE GAME

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オリジナルは83年作、サバイバーの通算4作目となったアルバム、「制覇への野望」、入荷しました。

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初代ヴォーカリスト、デイヴ・ビックラーが在籍した最後のアルバムとなりましたが、彼等の作品の中では最もプログレ・ハード色の強かった1枚と思われます。

「EYE OF THE TIGER」の大ヒットにより、彼等は国民的愛唱歌を歌うロック・バンドとしてのイメージが固定化され、その強烈なインパクトにより本作が正当評価されなかった気がしてなりません。

彼等の魅力はアメリカン・プログレ・ハードの一連の流れの最終形とも言えるサウンドにあり、80年代HR/HMシーンの中で語られてもおかしくなかったと思います。

実際アルバム・タイトル曲に代表されるキラキラしたメタリック・サウンドは、同時代のNIGHT RANGERと比べても遜色の無いものだと思われます。

JOURNEYの「ESCAPE」やFOREIGNERの「4」といった、本作リリースの数年前に発表された大名盤達が70年代から続いたメロディアスなハード・ロックの頂点を見せてしまった後では、サバイバーは確かに印象が薄いと言えるのかもしれません。

レコード会社のより強力なプッシュ、そして前作同様タイアップ曲の存在があれば、もっとヒットしていたのでは、と悔やまれてなりません。

ただ最近訃報が伝えられたジミ・ジェイミソンを迎え、よりポップな方法論を選択した彼等が、以降ヒット・チャート常連バンドになっていったのは、本作があったからこそなのかもしれません。

いずれにしても収録曲全てがシングル・カット可能であったろう完成度は奇跡的で、本作こそがサバイバーの最高傑作と思う方も多いのではないでしょうか。

2015年11月 6日 (金)

MOTLEY CRUE WILD IN THE NIGHT

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モトリー・クルーの初期のライヴ音源、「ワイルド・イン・ザ・ナイト」、入荷しました。

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「TOO FAST FOR LOVE 華麗なる激情」でデビューしてから間もなく、モトリー・クルーはカルフォルニア、パサデナのパーキンス・パレスでライヴを行います。

82年11月19日、昼と夜の2セット行われたショーは、FMで放送もされ、その時の模様は海賊盤でも幾つか出回っていたとも思われます。

まさにLAメタル夜明け前と言える当時の空気と、モトリーの初期の荒々しさと妖艶さは、一気にシーンに風穴を開けたと言えるでしょう。

本作はアンオフィシャルながら、ファンならどうしても手が伸びてしまうものと思われ、貴重な彼等の初期の生々しい姿を捕らえた記録となっています。

すでにセカンドに収録されるナンバーもここでは披露されており、こうして聴くと1stと2ndの間にあった劇的なサウンドの変化は戦略的なものであった事に気づかされます。

ヴィンスのMCによると、新曲として当日初披露となった「SHOUT AT THE DEVIL」、これが若き彼等の毒々しさをプンプン放っており、モトリーの最もメタル色の濃いレパートリーとして実にカッコ良く響いてきます。

続く「MERRY-GO-ROUND」でのメロウなセンスも、違和感なくバンドの魅力となっているのが、いかにも80年代的と言えるところでしょうか。

ケバさの裏に隠れたこうした器用さも彼等の個性であり、デビュー当時からキャッチーなメロディとメタリックなスピード・ナンバーの使い分けというスタイルが、すでに完成されたものであった事が良くわかります。

9曲目の「RUNNIN' WILD IN THE NIGHT」は、オリジナル・アルバムに未収録のレア曲ですが、まだまだ粗さは目立ちますが、モトリーのポップな面を良く象徴する佳曲と思われます。

10曲目の「HOTTER THAN HELL」はKISSのカヴァーと思いきや、サード・アルバムの「THEATER OF PAIN」に収録された「Louder Than Hell」の原型です。

音質は最良とは言えませんが、ざらついた感触が余計当時の彼等の危険度を現しているようでもあり、観客の熱狂ぶりもこれから始まる80年代メタルの激動期を予感させます。

思い返してみれば、モトリーはつい最近まで本作で感じられるきな臭さをずっと持っていたわけで、切に復活を願わずにはいられなくなります。

2015年11月 5日 (木)

DANGER DANGER DAWN

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オリジナルは95年作、デンジャー・デンジャーのサード・アルバムとなった1枚、「ドーン」、入荷しました。

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優れたミュージシャン集団であり、優れたメロディ・メイカーであった彼等はアイドル的人気と本格的メロディアス・ハード・ファンの支持を獲得していましたが、そんなバンドでも時代の流れにはさすがに勝てないのが世の常というものです。

本来サードとしてリリースされる筈だったアルバム、「COCKROACH」はお蔵入り、それが元でヴォーカリストのテッド・ポーリー、ギタリストのアンディ・ティモンズが相次いで脱退。

テッド・ポーリーとバンドの間で、「COCKROACHI」リリースに関する訴訟問題まで巻き起こる始末で、DANGER DANGERは自然消滅かとも思われました。

突如5年ぶりに発表された本作は、カナダの名ヴォーカリスト、ポール・レインを迎え、オリジナル・メンバーのブルーノ・ラヴェル、スティーヴ・ウェストのトリオ編成で制作されました。

ブルース・フェアバーンのプロデュースによるポールのアルバム、「STICK IT IN YOUR EAR」に惚れ込んだブルーノが彼を引き込んだそうですが、確かにこの両者に通じるBON JOVI的アプローチ、あるいは後に開花するCHEAP TRICK的センスは相性ピッタリのものだったと思います。

彼等の特色であったキーボードによるキラキラしたアレンジはここでは皆無、ギター・オリエンテッドの硬質な質感は当時のグランジ、オルタナの洗礼によるものだと言える事もできます。

ただ生粋のメロディ・メイカーとしてのプライドとセンスは、やはりそこかしこに現れている気がします。

大手レーベルを離れ、80年代の喧騒を捨て、渋さと鋭さを強調したサウンドは、その他大勢の「オルタナ始めました」組とは明らかに違う地平に立ったものだと思われます。

3人の完全共同作業により生まれた新生デンジャー・デンジャーの魅力は、ポップである事に開き直ったかの様な次作以降で確認できる事になるのですが、ここでの頑張りも無視する事はできません。

「NOBODY CARES」や「HEAVEN'S FALLING」といった曲に、彼等の天性のメロディ気質を感じずにはいられません。

2015年11月 4日 (水)

ZEPHYR ZEPHYR

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オリジナルは69年作、トミー・ボーリンのプロ・デビューとなったバンド、ゼファーのファースト・アルバム、「驚異のゼファー登場」、入荷しました。

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この人のパープル参加前のキャリアとしては、ジェイムス・ギャングでの活動の方が有名かもしれませんが、ゼファーが伝説的ハード・ロック・バンドと呼ばれるのはボーリンが在籍していたという理由だけではありません。

女性ヴォーカリスト、キャンディ・ギヴィンズを擁したこの5人組、アメリカのバンドでありながらブリティッシュ・ハード真っ青のゴリゴリのハード・ロックを展開してくれています。

もちろん当時20歳前の若き天才ギタリスト、ボーリンのテクニックが驚異的だったのも事実で、すでに独特のねちっこいギター音の個性も確立しています。

以降のファンキーなプレイヤーの面影はここではなく、ブルージーかつプログレッシヴなサウンドで統一されています。

37歳という若さで他界してしまったヴォーカリスト、キャンディは、ブルースハープの名手であり、ジャニス・ジョプリンをハイトーンにしたようなパワフルな唱法を個性とし、まず彼女の声に圧倒されてしまいます。

彼女の夫であるベーシスト、デヴィッド・ギヴィンズのブンブン唸るベースとソング・ライティング・センスや、フルート、オルガン奏者であるジョン・ファリスがバンドを更にユニークにしています。

曲によっては当時のツェッペリンよりもカッコ良く聴こえてしまう程、このバンドはかなり時代の先を行っていたのだと思います。

バンドはボーリン脱退に伴い、僅か3年程で解散してしまい、再結成も果たしますが、前述の様にキャンディがいなくなった事により、まさに伝説的バンドとなったわけですが、実に残念でなりません。

可愛らしいジャケットに騙されてはいけません。

パープルの印象も霞む程、かなりズブズブのヘヴィ・ブルース・アルバムです。

2015年11月 3日 (火)

FASTER PUSSYCAT FASTER PUSSYCAT

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花の87年デビュー組、ガンズの同期生となるファスター・プッシーキャットのファースト・アルバム、「ファスター・プッシーキャット生誕!」、入荷しました。

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金髪のヴォーカリストがフロントマンの5人組、良く見ればイジー・ストラドリンにソックリなヴィジュアルのメンバーもいるため、どうしてもガンズが引き合いに出されたのは仕方ないところでしょう。

ただサウンドはPOISON寄り、ヴォーカルはまるでヴィンス・ニールがスティーヴン・タイラーのモノマネをしている様にも聴こえ、いかがわしさがプンプンしていたのでした。

街のワルガキがバンド組もうぜ、とノリで登場したきた感がタップリなのは、当時のヘア・メタル・ブームの中では必然であったのだと思います。

独特のウネリのあるビート、ネチッとした歌い回しが個性となり、曲作りも間違いの無いセンスがあったのですが、B級バンドとされ続けたのはそうしたLAメタルの上っ面ばかりが凝縮されたイメージがあったからでしょう。

ヒップホップにも色目を使う「BABYLON」や、POISONとDOGS D'AMOURをミックスした様な「SHOOTING YOU DOWN」、AEROSMITH大好き症候群の典型と言える「BOTTLE IN FRONT OF ME」等、愛すべきナンバーが実に多いのですが、GUNSの持つ先天性の破壊衝動と比べると薄っぺらく聴こえてしまうのです。

ただそれこそがLAメタルでありヘア・メタルであったわけで、彼等を責めるどころか、80年代後半をおもいっきり楽しませてくれた事に感謝したいくらいです。

大きなブレイクをしたとはけっして言えませんが、快楽追求型のロック・バンドとしては忘れ難い存在でもあると思います。

2015年11月 2日 (月)

BLACKJACK BLACKJACK

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ブラックジャックのファーストとセカンドを一枚に収めた、「ブラックジャック」、入荷しました。

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ソロ・シンガーとして大成功するマイケル・ボルトン、そしてKISSの4代目ギタリストとして有名なブルース・キューリックが在籍していた事で有名なブラック・ジャック、けっして大成したバンドではありませんでしたが、アメリカン・ハード・ファンにとってはなかなか捨て難い存在だったと思います。

彼等は79年、80年とそれぞれアルバムを発表しますが、かなりの短命で解散してしまいます。

同時代のJOURNEYやFOREIGNERにも近い親しみやすさと、ボルトンのソウルフルなヴォーカルをメインにしたガッツのあるハード・ロックは、ポップ・メタル隆盛期を予感させるものでもありましたが、当時としては中途半端なイメージだったのかもしれません。

1stの「BLACKJACK」は、なんと名匠トム・ダウドがプロデュース。

けっして土臭いアメリカン・ロックではなく、シングルとなった「LOVE ME TONIGHT」は軽やかなハード・ポップ・センスが炸裂、BAD COMPANYを彷彿させる「WITHOUT YOUR LOVE」や、ライト・メタルとしてのメロディアスなセンスが秀逸な「HEART OF STONE」等、佳曲が並びます。

2ndアルバムとなった「WORLD'S APART」では、今度はなんとYESやEL&Pの名作を手掛けたエディ・オフォードがプロデュース。

けっしてプログレ化したわけではなく、シュープリームスのカヴァー、「MY WORLD IS EMPTY WITHOUT YOU」を始め、更にポップに洗練されていきます。

すでに名ヴォーカリストとしてしみじみと聴かせてくれる名バラード「STAY」や、プログレ・ハード色の強い「SOONER OR LATER」等、こちらも優れたメロディ集となっています。

メロディ・メイカーとしても天才的なセンスを開花させているボルトンとブルースのコンビは最強と思われ、メタリックなギターと味わい深いヴォーカルの絡みはなかなかユニークな個性だったと思います。

本作は2枚のアルバムをカップリング、全曲収録し、彼等の魅力を一辺に堪能する事ができるありがたいものとなっています。

2015年11月 1日 (日)

EVANESCENCE EVANESCENCE

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前作から5年、堂々のセルフタイトルとなったエヴァネッセンスのメジャー第三弾となったアルバム、「エヴァネッセンス」、入荷しました。

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「FALLEN」は全世界で1700万枚を売り上げるモンスター・アルバムとなり、そのプレッシャーたるや想像もつかないのですが、当時まだ20代前半のエイミー・リーは押し潰される事なく「THE OPEN DOOR」で見事全米No.1を再び獲得し、その存在感をシーンに植え付けました。

完璧主義故なのか、あるいは徹底した独裁主義故なのか、メンバー・チェンジを繰り返し、最早エイミーのソロ・プロジェクトと化した感もありますが、本作も新メンバーを加えながら、圧倒的な音圧とメロディの説得力を獲得しています。

宇多田ヒカルがメタルを演ったら、という表現は確かに言い得て妙と、ますます思えてくるのですが、練りこまれたメロディと無駄の無いアレンジながらメタリックなエッジが強調されたサウンドは職人技の域に達しています。

ゴシック調と美麗ヴォーカル、ピアノと21世紀型メタル・サウンドという図式が、今やメインストリームとなった中、いかにメロディにインパクトを持たせるか、それだけに焦点が当てられた様にも思え、さすがに時間が掛けられた成果は間違いなくあったのではないでしょうか。

本作での確かなサウンドがいかに次へと繋がっていくのか、そこの気になるところですが、エイミーさえいればエヴァネッセンスは安泰と思える力強さと美しさにまずひれ伏すしかないと思います。

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