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2015年9月の30件の記事

2015年9月30日 (水)

GIRL WASTED YOUTH

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年作、グラム・メタルの元祖と言える伝説的バンド、ガールのセカンド・アルバムにして最終作、「ウェイステッド・ユース」、入荷しました。

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前作の「SHEER GREED」は、男臭いN.W.O.B.H.M.シーンに女性ファンを取り込むヴィジュアルと妖しいポップ・センスで大ブレイクしましたが、手がつけられない程大きく様変わりしていったメタル・ブームの中で、ガールは悪戦苦闘する事となります。

元々グラム、パンクからの影響が強い音楽性がバンドの大きな強みの一つでもありましたが、当時彼等が所属していたレーベル、JETは弱小ながらもゲイリー・ムーア、オジー・オズボーン、マグナム等を抱え大躍進中でした。

この期に更にマーケットの制覇を狙ったJETはガールにメタル・アルバムを要求していた様ですが、バンド側は自らの個性を生かす選択をします。

プロデューサーのナイジェル・トーマスはジョー・コッカーからSAXONまで手掛けるベテランですが、どうも職業プロデューサーとして優れている様で、おそらくレーベル側から押し付けられたのかもしれませんが、GIRLの魅力を無難なサウンド・プロダクションでスポイルしてしまった感もあります。

結果的には時流に乗った疾走感溢れるメタルと、ファンクからニューウェイヴ感覚まで取り込んだガールの実験的要素が混在したユニークなアルバムに仕上がりました。

FOREIGNERのミック・ジョーンズと共にSPOOKY TOOTHで活躍したドラマー、ブライソン・グラハムが本作で新加入し、彼が持ち込んだ「Ice In The Blood」では、初期のJAPANの様なファンクとハード・ロックが融合した様なグルーヴを見せています。

また「Old Dogs」では当時のNEW  WAVE BANDを彷彿させる洒落っ気を展開していたり、スリージーな「Nice 'N' Nasty」、強烈なブギをかます「Overnight Angels」等、バラエティに富んだ内容が、当時としては革新的だと思われます。

「Hollywood Tease」の様な強烈なフックはもう見当たりませんが、毒々しい美しさという意味では、本作の方がギラギラしているのかもしれません。

ただ今にして思えば彼等の妖しさが巧みに演出されたとも言う事ができると思いますが、メイデン、デフ・レパードがモンスター化しようとしていた時代の中では、メタル・ファンは離れていったのは仕方の無い事だったのでしょう。

結局はフィル・コリンがDEF LEPPARDに引き抜かれた事により解散を余儀なくされ消滅してしまいましたが、時代に散った徒花としての独特の儚さは、今聴いても胸がトキメクものがあります。

2015年9月29日 (火)

CRIMSON GLORY CRIMSON GLORY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは86年作、ポップ・メタル全盛期に突如として現れた仮面バンド、クリムゾン・グローリーのデビュー・アルバム、「クリムゾン・グローリー」、入荷しました。

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正統派HMの名盤として、今だ名高い1枚で、同時代のQUEENSRYCHと共に、アメリカン・メタルの新しい潮流を切り開く存在として期待されていましたが、ライヴ・バンドとしての実力不足、また特異なヴィジュアルがキワモノ的扱いされたのかサウンドの正当評価がなかなかされなかった事もあり、大ブレイクは逃してしまいました。

今は亡き驚異のハイトーン・ヴォイスを持つヴォーカルのミッドナイトの歌唱力と、アイアン・メイデン、ジューダス・プリースト直系の必殺のツイン・リードが、今聴いてもゾクゾクするドラマティックなメタルとして聴けてしまいます。

北欧神話ベースの世界観もピッタリとハマり、エピックメタルとしての硬質さも備えていますが、デビュー作にしてこの曲の完成度にまず驚かされます。

オープニングの「VALHALLA」でバンドの個性が全て詰まった様式美メタルを展開し、N.W.O.B.H.M.からの影響をパワー・メタルとして昇華させた「DRAGON LADY」、そして美しいバラードから一転、強力なメロディック・ヘヴィ・チューンへとシフトしていく「HEART OF STEEL」。

この冒頭の3曲の流れだけで、多くのブリティッシュ・メタル・ファンをKOし、ヘア・メタルに辟易していたコアなメタル少年少女を虜にしたと思います。

アルバムは少しもブレる事なく、メタルの激しさと美しさをバランス良く混在させながら進んでいきます。

本作がメインストリームとして認知されなかったのは、ミステリアスなキャラと相俟った本格的すぎるメタル・スタイルが邪魔した事に加えて、BON JOVIが大ブレイクし、METALLICAが「MASTER OF PUPETTS」でメタルの新たな可能性を切り開いていた時代だったからだと思います。

そんな時代の転換期の隙間に産み落とされた稀代の名盤として、本作はいつまでも伝説的に語られていくのではないでしょうか。

2015年9月28日 (月)

URIAH HEEP LIVE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは73年リリース、ユーライア・ヒープの初のライヴ盤となったアルバムで、彼等の絶頂期を象徴する名盤、「ライヴ」、入荷しました。

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収録は73年1月、イングランド、バーミンガムの公演で、アナログ・リリース時で2枚組、前年に発表された「THE MAGICIAN'S BIRTHDAY 魔の饗宴」に伴うツアーからとなっています。

当時の彼等は悪魔的なイメージをコンセプトにしながら、アルバム・ジャケットのアートワークはロジャー・ディーンが担当という、同時代のサバスとは一線を画した路線を確立し、プログレとハード・ロックの境界を越えた音楽性が人気を博していました。

特筆すべきは彼等のライヴ・バンドとしての実力の高さで、彼等特有のコーラス・ワークを始め、各メンバーの完璧なテクニック、そして音響にこだわった音の良さも手伝い、スタジオ盤と変わらない再現がされているのが見事です。

ケン・ヘンズレーのブリティッシュ・ハード界が誇るアグレッシブかつメロディアスなオルガン、初代ヴォーカリストのデヴィッド・バイロンのメランコリックかつミステリアスなヴィブラート唱法、ワウ・ペダルの名手、ミック・ボックスのとろけるギターの絡みは、まさにこの時期ならではのヒープ・サウンドです。

加えて後にオジー・オズボーンとの仕事でも有名なリー・カースレイクのドラムもかなり聴きどころで、このバンドのドラマティックな側面をパワフルに演出していると思います。

観客との掛け合いもライヴの醍醐味、臨場感を生々しく伝えてくれて、当時の盛り上がりぶりも興奮させてくれます。

スタジオ・テイクのプログレッシヴな魅力も捨て難いのですが、ハイライトとも言える彼等の代表曲、「Look At Yourself 対自核」での凄まじいハード・ロッカーぶりには本当に驚かされます。

2015年9月27日 (日)

GENESIS THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは74年作、ジェネシスの初の2枚組となった大作、「眩惑のブロードウェイ」、入荷しました。

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ピーター・ガブリエルが在籍した最後のアルバムとなりました。

良く言われる様に難解、摩訶不思議なコンセプト作ですが、ガブリエルがジェネシスで可能な事を全てやり尽くしたと言える力作で、本作のストーリーを理解する前に、まず圧倒的な音世界に感動必至と思われます。

主人公レエルが兄を探す壮大な冒険物語、という事なのでしょうが、世界中をワープしながら様々な未知の登場人物と出会うというストーリーは、現代でもゲーム感覚で楽しめるストーリーとなっています。

ジャケットはヒプノシスが担当し、これまでの寓話的ファンタジーの世界観は無くなり、一気にSF的、シュールなイメージを打ち出しています。

ガブリエルのイマジネーション豊かな創造性に、各メンバーが呼応するかの様に壮絶なテクニックで応酬し、バンド・サウンドの見事さもドラマ性に溢れています。

結果的には以降のジェネシスのサウンドの指針ともなった感があり、ガブリエルの影響がいかに大きかったかが良くわかるというものです。

90分を超える長編映画を観ている気にさせられ、冗長になる事無く、少しも飽きさせないメロディの構成も魅力的です。

これまでのジェネシスの個性がスポイルされたため、本作以前のアルバムが傑作とされていますが、明らかに異質でありユニークであるこのアルバムこそが、以降のガブリエルのソロ活動の基本路線でもあったと思われ、ジェネシス作品としても絶対に無視できないものだと思われます。

後半に用意された大オチも見事なのですが(主人公が探し求めていた兄の顔は、自分自身だった)、歌詞を理解しなくても十分過ぎる程楽しめる大名盤です。

2015年9月26日 (土)

ANDREW W.K. I GET WET

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

聴かずに死ねない、「アイ・ゲット・ウェット~パーティー・一直線!」、入荷しました。

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オリジナルは2001年作、近年稀に見る強烈なインパクトを持ったジャケットと共に、21世紀型パーティー・ロックとでも言うべきイキきったド派手なサウンドでシーンを賑わせたアンドリューW.K.兄貴のデビュー作です。

近年では邦楽カヴァーを積極的に行い、特に日本での市民権を確実なものとしていますが、本来はお茶の間には呼べない人ではあったと思います。

キャッチーなメタルと言ってしまえば身も蓋もありませんが、この単純明快な手法がすごく新鮮だったのは昨今のラウド・ロックが形骸化していた事と無縁ではないと思われます。

見かけによらない確かな音楽キャリアと、意外にも思えるロックに対する真摯な姿勢も、この人の強烈な個性にも繋がっているのでは無いでしょうか。

誰もが大合唱したくなる超ポップな歌メロと、理屈抜きで肉体に響くハード・ロック・サウンド、そしてお下劣、お馬鹿を極めた歌詞の合体は、メインストリームのロックが知性と理性で塗り固められた現状を軽く爆破するだけの威力を持っている事を良く知っていた人だけがやれる事だと思います。

全曲にドギツイ邦題が冠せられたのは、AC/DCに対する日本のレコード会社の愛にも近いものを感じますが、両者に共通するシンプルかつ強固なロック魂は、確かに聴き手にも確実に伝わってきます。

「吐くまでパーティー」、「汗にまみれたパーティー三昧」などと言われようものなら、もう乗っかるしかありません。

KISSやCHEAP TRICKの鼻歌可能の高性能ポップ・メロを凌駕し、ポップ・パンク、ニューメタルのカタルシスに通じる爆音サウンドで、本当に死ぬまでパーティーを開催してくれる頼れる兄貴でいて下さい。

2015年9月25日 (金)

HONEYDRIPPERS VOLUME ONE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ツェッペリン解散後、新鮮な衝撃により歴史に残った、ハニードリッパーズの「ヴォリューム・ワン」、入荷しました。

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オリジナルは84年作、シングル・カットされた「シー・オブ・ラヴ」が大ヒットした事で、このプロジェクト・バンド的なハニードリッパーズを予備知識無しで記憶している方も多いのではないでしょうか。

今まで数々のアーティストによってカヴァーされてきたフィル・フィリップスのこの甘くせつないバラードは、ハニードリッパーズのヴァージョンによって更に輝きを増す事となりました。

ロバート・プラントのソロ・プロジェクの発展型として、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、そしてナイル・ロジャースというスーパー・ドリーム・バンドとして、本作のみで終わった忘れ難いミニ・アルバムです。

誰もがツェッペリンの復活を予想したわけですが、50年代、60年代のR&Bカヴァー集という実態も当時では大人のお遊びでは終わらない説得力と貫禄を持っていました。

ロカビリーやブギも重要なツェッペリンの要素であっただけに、ロバート・プラントに歌われると期待せざるを得なかったのが実情だと思います。

普遍的な魅力を持ったロック・アルバムとして大事にしたい1枚です。

2015年9月24日 (木)

BLACK SABBATH SEVENTH STAR

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ブラック・サバス名義、ほぼトニー・アイオミのソロ・プロジェクトして名高い、「セヴンス・スター」、入荷しました。

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オリジナルは86年作、元々はトニー・アイオミのソロ作として制作されながら、サバスの名前を消滅させる事が多くの事情からできなかったために、突如としてブラック・サバスの新譜としてリリースされた1枚です。

前作ではロニー・ジェイムズ・ディオ脱退後に、イアン・ギランをヴォーカリストに迎え全ロック・ファンを驚かせましたが、案の定バンドは安定せずに事実上解散状態となってしまいます。

ここではなんと、やはり元パープルのグレン・ヒューズを迎え、本作では以降のトニー・マーティン時代に繋がる様式美ハード・ロック路線で固められています。

トニー・アイオミと仲間達といった側面が強い1枚ですが、けっしてイロモノ的扱いされるべきアルバムではありません。

ドラマティックなこの路線は、ロニー時代よりも輝いていて、サバスとは別バンドとして聴くべきなのかもしれませんが、ブリティッシュ・ハード復権の確信がここで見られたと言っても過言ではないと思います。

2015年9月23日 (水)

NIGHT RANGER HIGH ROAD

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ナイト・レンジャーの前作から3年ぶりとなった、通算10作目の最新アルバム、「ハイ・ロード」、入荷しました。

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正確には11枚目のスタジオ・アルバムなのですが、95年作のゲイリー・ムーンをメインに据えた3人体制での「Feeding Off The Mojo」は、どうもナイト・レンジャーとしての作品としては自他共に認められていない様なので数に入っていません。

前作の「Somewhere in California」、ギターにジョエル・ホークストラ、キーボードのエリック・レヴィーを迎えての新体制でのレコーディングとなり、作曲もジャック・ブレイズ、ブラッド・ギルス、ケリー・ケイギーとの連名で5人の名前が仲良く並んでいるものが目立ちます。

オープニングのアルバム・タイトル曲から、80年代マインドたっぷりのいかにも彼等らしい陽性の高揚感に満ちたキャッチーなハード・ポップを聴かせてくれ、続く「Knock Knock Never Stop」では、このバンドのもう一つの魅力である豪快かつ華麗に疾走していくハード・チューンへとシフトしていきます。

得意のバラード・ソングも、甘さベッタリのパワー・バラードではなく、年齢相応のしっとりしたものや、枯れにも近い渋さが多少見られるようにはなりましたが、さすがにメロディの素晴らしさは衰えていません。

どの曲も歌メロに輝きがあり、全体的にはむしろ若返っている様な感もあり、貫禄と同時にまだまだ魅力的なアメリカン・ハード・バンドとして期待を持たせてくれる内容となっています。

ミドル・ハードとして全盛期のキラキラ感が甦っている「I'm Coming Home」、「Sister Christian」を彷彿させるピアノが印象的なバラード、「Only For You Only」等、現役感バリバリのメロディ・メイカーぶりには胸ときめく人も多いと思われます。

尚、本作でも流麗なタッピングを聴かせてくれるジョエル・ホークストラは、去年8月にダグ・アルドリッチの後任としてWHITESNAKEに引き抜かれています。

当初デヴィッド・カヴァーデイルがツイートで、ファンに気を持たせての発表となりましたが、その後ナイト・レンジャーはアリス・クーパーやSLASHの元で活躍していたケリ・ケリー (Keri Kelli)を迎えています。

ケリー・ケイギー(Kelly Keagy) と区別をするために、どうもKK1、KK2と呼んでいるようで、今後この新体制での活動も気になるところです。

2015年9月22日 (火)

QUEEN THE GAME

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは80年作、クイーンの通産8作目となったアルバムで、彼等の以降のサウンドを決定付けた重要作、「ザ・ゲーム」、入荷しました。

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彼等のキャリアを無理やり三期に分けるとすると、デビューから5作目の「華麗なるレース」までの大作主義が初期、「世界に捧ぐ」と「ジャズ」の世界的スタジアム・バンドとしての王道ハード・ロック路線を突き進めた中期、そして本作以降ダンス・ミュージックにも目を向けた事により、幅広いポップ・フィールドでの圧倒的支持を得た後期と言えると思います。

コンパクトなポップ・シングルを寄せ集めた様なアルバム構成は、彼等の4人の強力な個性が見事なバランスで保たれ、不思議な統一感でまとめられているのがまず奇跡的です。

初のシンセ導入も、彼等のドラマティックな面を違和感無く彩っています。

ジョン・レノンにシーン復帰を奮い立たせたと言われる「愛という名の欲望」、元々はマイケル・ジャクソンに用意されていたという「地獄の道づれ」は、それぞれロカビリー、ディスコと、クイーンの新機軸となりましたが、やはりフレディの表現力の凄さによりクイーン・サウンドとしか言いようの無いのが本作の凄かった点だと思います。

結果全米で初のNo.1となったのも頷けるところで、80年代のキラキラした時代の到来の幕開けとなったかの様なカラフルな構成が、今聴いても十分胸がときめく1枚です。

2015年9月21日 (月)

DORO CALLING THE WILD

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ドロ姐さんの、ソロ名義通算7作目となったアルバム、「コーリング・ザ・ワイルド」、入荷しました。

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ますます妖艶になった気がするルックスと共に、ドスの張り具合と艶っぽさも増しています。

「KISS ME LIKE A COBRA」と堂々と歌えるのは、この人ならではだと思います。

バラエティに富んだナンバーを、曲調に合わせカラフルに声を使い分けているために、一本調子にならない存在感を確立しているのが目立ちます。

レーベル移籍により心機一転という事もあったのでしょうか、かなり豪華なゲスト陣を迎え、ユニークなカヴァーにも挑戦しています。

ビリー・アイドルのヒット・ナンバー、「WHITE WEDDING」は意外にもピッタリとハマっています。

MOTORHEADの異色パワー・バラード、「LOVE ME FOREVER」では、なんとレミーがプロデュースのみならず、ヴォーカル、ベースで参加しています。

他にも元RACER Xのブルース・ブイエがプロデューサーとして参加、バックにはエリック・シンガー、アル・ピトレリ、スラッシュ、ボブ・キューブリック等、興味深い名前が並んでいます。

全体的にはメロディアス・ハードとしての色気、パワー・メタルとしての重厚さ、さらにバラード・シンガーとしての巧さを生かした実に手堅い作りとなっています。

2015年9月20日 (日)

DREAM THEATER BLACK CLOUDS & SILVER LININGS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

2009年作、ドリーム・シアターのスタジオ・フル・アルバムとしては通算10作目となったアルバム、「ブラック・クラウズ・アンド・シルヴァー・ライニングズ」、入荷しました。

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全6曲中4曲が10分を越える長尺曲という大作となりました。

雷鳴のSEで幕を開けるミステリアスなオープニング・ナンバー、「A NIGHTMARE TO REMENBER」から一気にドリムシ・ワールドへと誘い込まれます。

メタル・バンドとしてのヘヴィネスをこれまでになく強調しながラ、RUSHを彷彿させる展開を見せ、効果的なSEの使用、目まぐるしく展開するドラマティックな構成は、まさに集大成と言える完成度を誇っています。

変拍子の嵐、ペトルーシの超絶テクをタップリ詰め込んだ2曲目、「A RIGHT OF PASSAGE」で、すでに聴き手であるこちら側は身動きもできない程引き込まれてしまいます。

本作中最もコンパクトな5分半の美しいバラード、「Wither」でやっと緊張感から開放される安心感を得ますが、以降本作は怒涛の如き進撃と美メロの洪水と化していくだけに、後半も気を抜く事が不可能となります。

「THE SHATTERED FORTRESS」は、02年からマイク・ポートノイが手掛けてきた「アルコール依存症を克服する12のステップ」の最終章となっています。

5枚のアルバムを使っての連作となったこのコンセプトも、結局本作リリース後に脱退したポートノイの最後の仕事となってしまいました。

そのポートノイが亡き父への思いを綴った「THE BEST OF TIMES」は、本作中最も陽性のポップなメロディ、そして感動的な一大バラードへと転化していく構成を持つ大作で、彼等のキャリアの中でも特筆すべき名曲となっています。

ラスト・ナンバー、「THE COUNT OF TUSCANY」もメタリックなパートとメロディアスなパートが交互に連打される力作なのですが、約20分近いこの曲の大盛り上がりの感動的なエンディングで突如として鳥の鳴き声、川のせせらぎがフェードイン、フェードアウトしていきます。

これはプログレ・ファンなら誰もが知る、YESの「危機」を思わせるのですが、おそらくドリーム・シアターもかなり意識的だったのだと思います。

こうしたプログレへの強いオマージュも、マイクが残した置き土産だったのかもしれません。

2015年9月19日 (土)

MICHAEL BOLTON EVERYBODY'S CRAZY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

マイケル・ボルトンの85年作、ハード・ロック、ライト・メタル第2弾、「エヴリバディズ・クレイジー」、入荷しました。

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83年作となる前作の「マイケル・ボルトン」、そして本作は、メロディアス・ハード・ファンにとっては見逃せない隠れ名盤としてもっと再評価されるべきだと思います。

アダルト・ポップ・シンガーとして大成していくこの人の以降のキャリアこそ一般的なものだと思いますが、キラキラしたアレンジとハスキーな声でこれ程のキャッチーなポップ・メタルを残している事が黒歴史として埋もれるのはあまりにももったいないと思います。

BLACKJACKとして共に活動してきたブルース・キューブリックが、当時すでにKISSに参加していながら前作同様ここでもギターを担当、メタリックなエッジを演出しています。

プロデュースはDOKKEN、QUEENSRYCH、SHY、AUTOGRAPH等を手掛けてきたニール・カーノン。

そしてキーボード、作曲でも大きな貢献をしている、元AMERICAN TEARS、TOUCH、DRIVE SHE SAIDのマーク・マンゴールド。

この2人の名前を聞いて、間違いの無いメロディアス度、ハード・ポップ度を想像できる方は、筋金入りの80年代メタル・ファンだと思えます。

天才的メロディ・メーカーであるマンゴールドがボルトンと共作した、「SAVE OUR LOVE」、「CAN'T TURN IT OFF」、「EVERYTIME」はやはり聴きもので、一気に80'sの甘くせつない香りに包まれたグラマラス・メタルの世界へ引き込まれる事請け合いです。

大きなセールスには恵まれなかった本作ではありますが、時々引っ張りだして愛聴したくなる1枚としてかなりオススメです。

2015年9月18日 (金)

TYTAN ROUGH JUSTICE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは85年作、N.W.O.B.H.M.シーンの幻の名盤として名高いタイタンのアルバム、「ラフ・ジャスティス」、入荷しました。

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後にLION、BAD MOON RISINGで大成するカル・スワンが在籍していた事でも有名ですが、早くから疾走する哀愁メタルとして注目されていたバンドです。

元ANGEL WITCHのリズム隊、デイヴ・デュフォート、ケヴィン・リドルズを中心に結成され、82年にシングル、「BLIND MEN & FOOLS」でデビュー。

この1曲だけで凄まじいインパクトを残すのですが、その後メンバーが安定せず、デビュー・アルバムのリリースがなんと85年まで延びてしまいます。

結局本作1枚だけでバンドは解散してしまうのですが、最近カル・スワンが再結成を果たしたというニュースも飛び込んで来ています。

JUDAS PRIESTのレス・ビンクス、AC/DCやDIOでの活動が有名なサイモン・ライト、LIONHEART、MSGのスティーヴ・マン等、名手達が入れ替わる様にして本作のレコーディングに参加しているのですが、結局トリオ編成として最終的には落ち着いた様です。

カル・スワンの燃え上がる様なヴォーカル・スタイルは、すでにここで確立されていて、ソング・ライティング・センスも非凡なものを見せています。

実にバラエティに富んだ作風が目立ち、N.W.O.B.H.M.の総ざらいと言える美味しいとこ取りとも思えます。

プレイング・マンティス風にドラマティックに展開していく前述のシングル、TYGERS OF PANG TANばりのスピーディーなメロディック・チューン、「Cold Bitch」、メイデン他にもSAXONを彷彿させるリフや初期DEF LEPPARD風の構成も聴かれます。

ジャケット・アートが内容とそぐわず、どうも頂けないのですが、捨て曲一切無し、これだけの良曲を揃えながら、このバンドが大成しなかったのは悲劇としか言いようがありません。

思えばカル・スワンという人は、圧倒的な支持を得ながらも、その後も悲運と思える運命を辿っている気がしますが、本作は聴かずにおくには本当にもったいない名盤の一つです。

2015年9月17日 (木)

STEEL PANTHER BALLS OUT

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

スティール・パンサーのメジャー第2弾となったアルバムで、彼等のメロディ・メイカーとしての資質が更に露わになった傑作、「鋼鉄の玉!」、入荷しました。

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ヘア・メタル愛に溢れたパロディ・センス、特にライヴで発揮されるエンターテイナーぶりは、日本ではなかなか伝わりにくいところなのでしょうが、それ以上にデビュー作では曲の良さが抜群に良かったという強烈な印象を残しました。

本作でもまるで80年代メタル・トリビュート大会とでも言うべきキラキラ感が満載され、当時の喧騒をそのまま歌詞にした様なドギツイ表現、お笑いセンスが強化されています。

AEROSIMITH、VAN HALEN、POISON、MOTOLEY CRUE、DOKKEN、WARRANT、BON JOVI、DEF LEPPARD等々、挙げればキリが無い程の元ネタが浮かびますが、彼等の叩き上げのスキル、加えて生粋のパーティー・ロッカーとしての血が21世紀のグラム・メタルとして成立させています。

タイガー・ウッズ、キーファー・サザーランド、ブリトニー、チャーリー・シーンといったセレブ達も恰好の的となり、ドラッグとファックが垂れ流される中、もうノルしかないお下劣さは爽快ですらあります。

ギャグなのか本気なのか、バカにしてるのか敬意なのか、そんな事は最早関係ないと思われ、笑えてアゲアゲになれるポップ・メタル、更にはエッチでアブナイパワー・バラードでちょっぴり泣けるという、近年稀に見る優れたバンドだと思います。

2015年9月16日 (水)

OZZY OSBOURNE SPEAK OF THE DEVIL

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年リリース作、オジーのソロ名義では初のライヴ盤となったアルバム、「悪魔の囁き」、入荷しました。

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当初は2枚組として発表され、原題は「Speak Of The Devil」から現在では「Talk Of The Devil」に改題され統一されている様です。

ランディ・ローズの悲劇後、彼をフィーチャーしたライヴ盤リリースが予定されていたところ、音質の悪さ、そしてオジー本人のランディの名前を商売に利用したくないという思いから、わざわざライヴ・レコーディングをし直したという作品です。

迎えられたギタリストはナイト・レンジャーで大ブレイク寸前のブラッド・ギルス。

印象的なギター・プレイはやはり印象的なものとして聴けますが、ここでのセットリストは全てサバス時代のものとなっています。


キーボードのドン・エイリーがその時点では脱退していて、オジー、ブラッド、ルディ・サーゾ、トミー・アルドリッジという強力布陣ながら、このメンバーで再現できたのはサバス・ナンバーのみだった様です。

ランディへの追悼盤という形にはなりましたが、多少奇妙なライヴ・アルバムという性格は確かに否定できません。

ただやはりこの幻とも言えるメンバー構成、オジーのキャリア上最も過酷であったと言えるランディの死、そして栄光のサバスの再現と、ここでしか聴けないライブは貴重と言えるでしょう。

悲壮感こそ漂っていませんが、常にヨレヨレのイメージがあったオジーの声に張りと艶っぽさを感じてしまえるのですが、気のせいでしょうか。

2015年9月15日 (火)

QUEEN NEWS OF THE WORLD

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは77年作、クイーンの6作目となったアルバム、「世界に捧ぐ」、入荷しました。

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彼等の音楽変遷については様々な解釈がされてきたと思いますが、本作こそがイギリスの国民的バンドから世界のロック・バンドへと大きく変貌していったアルバムであったのは恐らく多くの人の共通認識だと思います。

時代はパンク旋風が吹き荒れる中、クイーンは真っ先に唾棄すべきロック・ビジネスの象徴として槍玉に挙げられていた筈です。

事実英国では前2作がチャートNo.1を誇っていたのにも関わらず、本作は4位止まりとなり、最終的にはアメリカでの高評価が目立つアルバムとなりました。

先行シングルとなった彼等の永遠のアンセム、「We Will Rock You」、「We Are The Champions」の二大名曲を含んでいたにも関わらず意外な結果とも思えますが、重要な点は彼等が大作主義を捨てポップでバラエティに富んだ捨て曲無しのアルバム作りを完成させた事です。

元々はサード・アルバムのアウトテイクだったロジャー作の「Sheer Heart Attack」は当時のパンクを意識したとも思えますし、やはりロジャー作の「Fight From The Inside」は以降のクイーン・サウンドを予見しているアメリカン・ハードへの歩み寄りが見られます。

ジョンは80年代のパワー・バラードの雛形とも言えるメロディを生み出し、もちろんブライアンも「It' s Late」や「All Dead, All Dead」といった魅力的なメロディアス・ナンバーを生んでいます。

そしてラスト・ナンバーとなるフレディ作の曲、「My Melancholy Blues」こそがブリティッシュ・ポップの天才的バンドであるQUEENの本領発揮となった名曲となっています。

フレディのメランコリックな資質と、ジャズやゴスペル等の幅広いセンスの結晶となったのではないでしょうか。

全体的にはクイーンのハード・サイドとソフト・サイドの両面のバランスの良さ、そして4人のメンバーの作曲能力がいよいよ順位を付け難い拮抗状態に入っているのが印象的です。

パンク勢の総攻撃に全く動じなかった彼等が、力強く世界へ飛び立った、とも言える大傑作ではないでしょうか。

2015年9月14日 (月)

QUEEN A NIGHT AT THE OPERA

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全ロック・ファン必聴の1枚、クイーンの「オペラ座の夜」、入荷しました。

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果たしてクイーンをハード・ロック、メタルのくくりで語っていいものなのか、かなり意見の分かれるところではあると思います。

ただ本作に限って言えば、クイーンがハード・ロックをも含めた新たなロックの可能性、そしてパンク勃発前の華麗なロックの美しさを示した大名盤としてジャンルを超えて語られるべきだと思います。

オリジナルは75年作、説明不要のクイーンの4作目にして最高傑作として挙げられる1枚です。

それまで批評家達からはソッポを向かれていた彼等が、ビートルズに並ぶ国民的バンドとして認知された瞬間、と言ってもいいかもしれません。

日本ではアイドル的人気はピークを迎えようとしていた中だったので、その熱のギャップに驚くばかりですが、彼等の音楽性の進化に必死についていこうとしていた人達も当時はいたのではないでしょうか。

革新的な部分はむしろ録音技術にあったと思いますが、バラエティに富んだナンバーの全てが、それまでのブリティッシュ・ロックの総決算といった感があります。

ハード・ロックからジャズ、ヴォードヴィル、フォークに至るまで、クイーン流美学とポップ・センスで彩られ、まさしくビートルズ同様、時代を超えて愛されるロック・アルバムだと思います。

2015年9月13日 (日)

RUBICON RUBICON/ AMERICA DREAMS

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ルビコンが残した2枚のアルバム、「シスコの熱風/夢のアメリカ」、入荷しました。

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NIGHT RANGERのジャック・ブレイズとブラッド・ギルスが在籍していた事でも有名な、ルビコンが残した2枚のアルバムをカップリングしたものです。

シーザーの「賽は投げられた」という有名なセリフが生まれたローマ(弦イタリア)のルビコン川が冠せられたこのバンド、いわゆるオークランド・ファンクと呼ばれるサンフランシスコ発生のブラスを中心としたファンク・グループです。

元スライ&ザ・ファミリー・ストーンのホーン・プレイヤー、ジェリー・マルティーニを中心に結成され、若きジャックはすでにシングル、「I Want To Love You」ですでにポップ・フィーリング溢れるメロディ・メイカーぶりを発揮しています。

ちなみにデビュー作からのシングル、「I’M Gonna Take Care Of Everything 」(完全なるポップ・バラードです)は、当時は「炎の誘惑」なる邦題となっており、後にナイト・レンジャーの衝撃的なデビュー・シングル、「Don't Tell Me You Love Me」が「炎の彼方」となったのも、当初は良くわからなかったのですがおそらくは担当ディレクターの粋なセンスが元となっていたのではと思われ、感慨深いものがあります。

ブラッドのプレイはアーミングこそまだ聴かれないものの、味のあるファンキーなノリが新鮮に聴こえます。

78年作のデビュー作、「Rubicon シスコの熱風」が好評を受け、彼等は伝説的フェス、「California Jam Ⅱ」に出演。

エアロスミス、テッド・ニュージェント、ハート、フォリナー、サンタナ、フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュ等と有名バンドが参加する中、なんとトリを務めたそうです。

79年作のセカンド、「America Dreams 夢のアメリカ」ではロック色を強め、ブラス・ロックによるアメリカン・プログレ・ハードと形容された「Love On The Run」の様な名曲が生まれています。

全体的には大陸的なメロディを中心としたブラスとキーボードが牽引するファンキーなサウンドですが、シカゴ、ジャーニー等が新しいロックの波を作り出していた当時のシーンを代表する音楽性が見事で、このバンドに期待されていた部分も大きかったのでしょうが、残念ながらアルバム2枚のみで解散しています。

結果的にはNIGHT RANGERが誕生した事により結果オーライではあるのですが、なかなか忘れ難い名バンドではあったと思います。

 

 

2015年9月12日 (土)

PAUL DIANNO & KILLERS LIVE

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ご存知初代メイデンのヴォーカリスト、ポール・ディアノが率いたキラーズのライヴ盤、「ライヴ (サウス・アメリカン・アソート・ライヴ)」、入荷しました。

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これがどうも出どころ不明で、海賊盤ではないようですが、おそらく元々はインディーズのみリリースされたものだと思います。

ディアノの英語綴りは、Di'Annoが正しいものと思われますが、本作ではDiAnnoとなっているのも怪しい感じはするのですが、内容はなかなか無視できないものとなっています。

「South American Assault Live」のタイトルでも出回っている様ですが、音質はかなり良く、一部で擬似ライヴでは?との指摘もあるみたいなのですが、MCやカヴァー曲もやっているため、彼等の南米ツアーをしっかり収録したものと思われます。

ブラジル、アルゼンチン、ベネスエラでの93年夏に行われたライヴ収録というクレジット以外、詳細は良くわかりませんが、おそらくKILLERSのセカンド・アルバム、「Menace to Society」リリース前のツアーと思われ、そのためセットリストも非常に興味深いものとなっています。

KILLERS結成前に継続していたBATTLEZONEのナンバー、そして半数以上を占めるメイデン・ナンバーがやはり耳を惹きます。

もちろん「鋼鉄の処女」、「キラーズ」と彼が在籍していた時代の代表曲となり、「オペラの怪人」、「モルグ街の殺人」、「ラス・チャイルド」等がここで聴けるのはファンとしては嬉しいところです。

当時のバンドのメンバーだった元TANK組のクリフ・エヴァンス、スティーヴ・ホップグッド、そしてRAVENのジョン・ギャラガーと思われるブンブンしたベースによるバンド・サウンドも絶好調と思われます。

ラストではQUEENの「WE WILL ROCK YOU」、パープルの「SMOKE ON THE WATER」の
メドレーを披露してくれていて、ディアノの意外な一面を見る事も出きます。

尚、裏ジャケ表記にある11曲目、「The Promise」はIron Maidenの曲とされていますが、これは誤りで、BATTLEZONEの87年作の「Children of Madness」の収録曲となります。

この辺が制作者の愛情が感じられないところですが、しつこいようですがライヴ盤としての内容はなかなか素晴らしいものがあると思います。

2015年9月11日 (金)

ROBIN ZANDER ROBIN ZANDER

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CHEAP TRICKの看板ヴォーカリスト、ロビン・ザンダーの初ソロ作となったアルバム、「ロビン・ザンダー」、入荷しました。

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日本では今も元祖王子様的な熱狂的なファンを持つ人だと思いますが、アメリカではHR/HM界でもリスペクトされ続けている声の持ち主です。

七色の声を使い分けるとまで評されたくらい、これまでロバート・プラントやミック・ジャガー、ニール・ヤングを彷彿させる歌い回しをチープ・トリック作品で披露してきました。

BEATLESやTHE WHOといったブリティッシュの影響が色濃いリック・ニールセン主導のチープ・トリックでは、これまでなかなか出せなかった自分のルーツを思いっきり楽しんでるといった内容となった本作、なかなか豪華なゲスト陣と制作陣を迎え、素朴な味わいながらゴージャスなポップ・ロック作品となりました。

プロデュースはロビンとジミー・アイオヴィンとなり、ルーツとなる王道アメリカン・ロック、カントリーのテイストをベースにしながら、バラエティに富んだナンバーを揃えています。

ニルソン、ニール・ヤング、マリア・マッキーのカヴァーに加え、J.D.サウザー、マイク・キャンベル、デイヴ・スチュワート、そしてリック・ニールセンとの共作曲が占め、ハード・ロックからは完全に離れたポップ・ワールドが展開されます。

ゲストにはスティーヴィー・ニックス、ミック・フリートウッド、ドン・フェルダー、カルロス・ヴェガ、ドクター・ジョン、グレッグ・ビソネット、クリスティーナ・アンフレット(ディヴァイナルズ)、スコット・ハンフリー(後にMOTLEY CRUEとの仕事で大活躍)、そして同僚のトム・ピータソン等、ロック・ファンを喜ばせる面子が揃っています。

スマッシュ・ヒットとなったシングル、「I'VE ALWAYS GOT YOU」は、ちょっと前のテイラー・スウィフトあたりが歌っていてもおかしくないカントリー・ポップの名曲となり、ロビンのナチュラルで甘い声に癒やされます。

他にも完全なELO風、ニュー・ウェイヴ調、パープルやフリーやYES、そしてPILまでもサンプリングする遊び心、ドリーミーなバラードまで、CHEAP TRICKとはかなり違うポップ・センスが生かされています。

本作でのソフト路線に満足しきったのか、本家のチープ・トリックは以降よりハードなアルバムへと回帰していくのですが、その後ロビンはカントリー・アルバムを制作するも2011年にインディーズからリリースされたのみで、どうも現在では入手困難な様です。

そして最近では本作の遺伝子を引き継ぐサウンドを持つ、ROBIN ZANDER BANDを立ち上げてライヴ活動をしているのも興味深いところです。

2015年9月10日 (木)

本城未沙子 SHALL WE DANCE? VISUALIZE Ⅲ

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ジャパメタ隆盛期の元祖メタル・クイーンと言える本城未沙子の90年作、「シャル・ウィ・ダンス?」、入荷しました。

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彼女が果敢に挑戦した「VISUZLIZE」シリーズは、メタルからダンス・ミュージックへの華麗な転身を図ったものでした。

本作はその三弾目となったアルバムで、彼女の音楽活動がここで一段落を迎える事となります。

レコード会社移籍第1弾、セルフ・プロデュースとなり、意欲作となったアルバムですが、残念ながらシーンから遠ざかる事となるきっかけともなってしまいました。

基本はエレ・ポップ的な路線を強めたもので、この人の個性的な声の新たな可能性を模索し続けた最終地点とも言えるサウンドが展開されています。

かつてのメタル路線は完全に封印されてはいますが、所々にアレンジ、曲調にメタル・ヴォーカリストとしての意地が感じられるのが個人的には嬉しい内容となっています。

野村義男が楽曲提供、そしてギタリストとして参加している「Break Up」では、その本領発揮とも言えるHR/HM色が残っていて、往年のジャパメタ・ファンは溜飲を下げるのではないでしょうか。

全体的にはTMネットワークとB'zをミックスした様なナンバーが占め、クセがありながらもなかなかいないと思われる独特の声質が生かされていると思われます。

片や浜田麻里がバラード、ポップ・シンガーとしての揺るぎない地位を確立していた中、この人の実験的な方法論もなかなかユニークではあったと考えられます。

2015年9月 9日 (水)

PRISM YOUNG AND RESTLESS

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オリジナルは80年作、カナダの名門バンド、プリズムの通算4作目となったアルバム、「ヤング・アンド・レストレス」、入荷しました。

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ブルース・フェアバーン、ジム・ヴァランスが立ち上げたバンドであり、デビュー前のブライアン・アダムスに楽曲提供のチャンスを与えていたバンドで、プログレ・ハード、AORの中道を行くポップ・センスを個性としていました。

本作もフェアバーンのプロデュースによるもので、彼が80年代メタルの大物仕掛け人として大成する以前のキャリアとなっているだけに、実に興味深く聴けるアルバムです。

爽やかなヴォーカル、心地良いコーラス・ハーモニー、キーボードがメインのキラキラしたバンド・サウンド、そしていかにもカナダといった感の透明感溢れるメロディ、言葉にすると陳腐にも思えますが、その清涼感は聴いて体感するしかないと思われます。

時代は80年代幕開けのまさにその瞬間、以降のシーンがこうした陽性ポップ・サウンドを基盤としていっただけに、彼等の先見性はもっと再評価がされるべきだと思います。

本作をギター・メインのハードなものにしたのがラヴァーボーイであり、そのサウンド・プロダクションを継承していったのがBON JOVIだったわけです。

毒気や妖しさとは一切無縁、混じりっけ無しのピュア・ポップと言える好盤です。

2015年9月 8日 (火)

GILLAN DOUBLE TROUBLE

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オリジナルは81年作、ギラン名義では通算5作目、「ダブル・トラブル」、入荷しました。

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アナログでのリリースでは当時は2枚組、スタジオ・テイクとライヴ音源という変則的アルバムです。

ジャケットのセンスがたまらなくいいのですが、内容の方もかなりイケてます。

看板ギタリストのバーニー・トーメが脱退、新たにGILLANの前座を務め、当時DEEP PURPLEのN.W.O.B.H.M.版と評されたWHITE SPRITのヤニック・ガーズが本作から参加しています。

ヴィジュアル的にも人気があり、味のある音色をオールドスクールとして聴かせてくれたトーメは、どうも81年6月にはクビになっていた様で、(TV番組のあてぶりを拒否した事が原因と言われていますが、真相はわかりません。)、当時の「TOP OF THE POPS」出演時の模様がYouTubeでも見れますが、なんとジョン・マッコイがエアギターを弾いているバンドのレアな姿が確認できます。

急遽ヤニックを迎え入れ、2ヶ月後にはレディング・フェスのヘッドライナーを務め、そしてその1ヶ月後には本作をリリースという、かなり急ごしらえの新生ギランでしたが、曲の充実度はかなり高いと思われます。

リッチー・ブラックモアからの影響が強いヤニックのギターは、ギランにとってはかなり相性が良かったと見え、現在のDEEP PURPLEにも近いモダンはハード・ロックを展開しています。

キラキラ・シンセが牽引する「RESTLESS」でのポップ展開、WHITESNAKEの「FOOL FOR YOUR LOVING」を相当意識したのではと思える「NIGHTMARE」等、シングル・ヒットも手伝い、ギランは確実にN.W.O.B.H.M.シーンでの再評価が高まります。

ヤニックが唯一ソング・ライティングに参加した「SUNBEAM」ではRAINBOWばりなドラマティックなメロディが展開されているのですが、現在のメイデンでの彼とは違った魅力を堪能できます。

ライヴ音源は新生ギランのお披露目となってレディングの模様が収録されていますが、「IF YOU BELIEVE ME」のみトーメ在籍時のライヴとなっています。

トーメ特有の粘り気のあるブルージーなスタイルが、スタジオ・テイクとは違った味わいがあるので必聴です。

2015年9月 7日 (月)

CHEAP TRICK ALL SHOOK UP

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オリジナルは80年作、チープ・トリックの通産5作目となったアルバムで、彼等にとっては大きな転機作ともなった1枚、「オール・シュック・アップ」、入荷しました。

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プロデュースは御大ジョージ・マーティン、ジャケット写真はモシャ・ブラカ、というそれまでのアイドル路線からは考えられない制作陣を起用しています。

サウンドも甘いパワー・ポップから、ハード・ロック、メタリックなエッジの強い、まるでファースト・アルバムを更にハイパーにしたかの様な作風となっています。

本作のハードさをきっかけにトム・ピーターソンが脱退、とも言われていますが、バラエティに富んだ実験作となった時点で、バンドはかなり消耗していた事もあったのではないでしょうか。
(トムの当時の奥方とのバンド活動も原因ではあった様です。)

AC/DCばりのロック・ソングから、インダストリアル・メタル風味わい、アフリカン・ビートの導入等、彼等のキャリアの中でも、かなり実験的となっていますが、あくまでキャッチー、痛快なハード・ロック・アルバムであるのは間違いありません。

現在では「Just Got Back」や「Stop This Game」のみがライヴでプレイされていますが、かなり名曲揃いの1枚で、もっと再評価がされていいと強く思います。

尚、06年のりマスター化に際し、ボーナス・トラックとして80年にリリースされた5曲入りEP、「FOUND ALL THE PARTS」が全曲収録されています。

2015年9月 6日 (日)

HEART FANATIC

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ハートの最新作にして、通算15作目となったアルバム、「ファナティック」、入荷しました。

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前作の「RED VELVET CAR」は、なんと20年ぶりに全米TOP10入りを果たす大ヒットとなり、アンとナンシーの完全復活の狼煙となりましたが、勢いづいた様に本作は僅か2年を空けてのリリースとなりました。

前作同様プロデュースはベン・ミンク。

HEARTのメンバーとして迎えられた彼は、プロデューサー、コンポーザー、プレイヤーとしてこれまでRUSH、ストーンズ等に重宝されてきた才人で、クラシック・ロックとモダンなアレンジを見事に融合させるのを得意としていると思われます。

アコースティック色と、アンのいい具合に枯れた味わいが目立っていた前作に比べると、本作はオープニングからハード・ロッカーとしてのハート節が全開となっています。

迫力と逞しさ、更に熟女ロッカーとしてのカッコ良さが押し出されたジャケット同様、インパクトとヘヴィなエッジがサウンドとして具現化されている気がします。

90年代のグランジ、オルタナを通過したようなサウンド・プロダクションが意外ですが、あくまでも70年代ハード・ロックのテイストを基盤にしているため、懐かしくもあり新鮮でもあるというアレンジが冴えています。

デジタル・サウンドの味付けも適度にされているのですが、全体的な印象はアダルトなハード・ロックをミステリアスかつセクシーに聴かせてくれるという、まさに今のHEARTならではといったところでしょうか。

80年代のキラキラ感よりも、70年代、それもツェッペリン・フリークとしてのHEARTを復活させてくれたのは、アンとナンシーの生粋のロッカーとしての資質からでしょうか。

日本盤ボーナス・トラックとして収録されているのは、国内未発売となっているボックス・セットからツェッペリンのカヴァーのライヴ音源2曲というのも、実に嬉しいところです。

2015年9月 5日 (土)

NOVELA IN THE NIGHT

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オリジナルは80年作、ノヴェラのセカンド・アルバムであり、彼等の個性が完全に確立された傑作、「イン・ザ・ナイト 星降る夜のおとぎ話」、入荷しました。

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元祖ヴィジュアル系とされるグラマラスな出で立ちと、ハイトーン・ヴォーカルと目まぐるしい展開は、初期QUEENとも比較されると思いますが、むしろその世界観はバンド名の由来にもなっているRENAISSANCE、あるいは初期GENESISといった英国プログレの世界観に近く、プログレ・ハードと純粋に呼べるサウンドの合体が画期的だったと思います。

独特の声質を持つ五十嵐久勝の発声方法と、ニュー・ウェイヴの影響も伺えるメロディ展開が、時折変態ポップ性をも感じられ、SPARKSを彷彿させるのもユニークな点でした。

加えて本作中の「ヒドラ伯爵の館」で作曲、ヴォーカルを務める高橋ヨシロウのHR/HMセンスもすでに光っていて、バンドの大きな魅力にも繋がっていたと思います。

彼が本作を最後にストレートなハード・ロックの追求をするために、山根基嗣、秋田鋭次郎と共にACTIONを結成するのは、この曲を聴くと自明の理だった気がします。

この時期のノヴェラの凄みを感じさせるのは、やはり17分近い大作、「回想のかけら REMINISCENCE」でしょう。

永川敏郎の流麗なキーボードに牽引され、バンド・サウンドは完全にGENESIS、歌メロは実にキャッチーでスウィートという、ノヴェラ・サウンドの典型となっています。

幻想的な歌詞、構成を各パートがイマジネーション豊かに広がっていくのですが、制御された展開が聴き手を飽きさせる事なく惹きつけてくれます。

尚、本作では彼等の初のシングルとなった「ジェラシー」も追加収録されています。

本作の中では多少浮いて聴こえるポップ作品で、ノヴェラというバンドのイメージを適格にまとめた妖しいキラキラ・ナンバーです。

2015年9月 4日 (金)

CRIMSON GLORY TRANSCENDENCE

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今は亡き驚異的ハイトーン・ヴォーカリスト、ミッドナイトを擁した仮面バンド、クリムゾン・グローリーのセカンド・アルバム、「トランセンデンス」、入荷しました。

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彼等がデビューしたのは86年、まだまだグラマラスなポップ・メタルがシーンを牽引していたキラキラした時代でした。

このバンドの登場は、そんな甘く華やか舞台ではあまりにもミステリアスに映ったのかもしれません。

メンバー全員がマスクをしたヴィジュアルだけでなく、ロブ・ハルフォード、ジェフ・テイトと同列に語られるべきヴォーカル、エピック・メタルの先駆けとも言える勇壮、ヒロイックな神話的世界観、そして正統派メタルとしての華麗なツイン・リードとドラマティックな構成は、当時としては本格的過ぎてトレンド・メタル・ファンからは引かれてしまう部分もあったのではないでしょうか。

2年ぶりとなった本作では、宇宙的なイメージが先行しながら基本路線は変わらず、但し恐ろしく完成されたバンド・サウンドが進化を感じさせます。

音の抜けが圧倒的に良くなった事もあり、(悪く言えばスカスカ感があるのですが・・・)ツイン・リードの流麗さが際立ち、バンドのスケールの大きさを強調しています。

80年代前半のJUDAS PRIEST作品と比べても遜色ない完成度に加え、「Red Sharks」ではメイデン顔負けのスピーディーに疾走するメロディアスなツイン・リードを聴かせてくれます。

ミッドナイトのヴォーカルの表現力も幅が広がり、バラエティに富んだ曲調も飽きさせません。

静と動のコントラスト、緩急の使い分けも見事で、単純にメタル・ナンバーとしての曲の良さという観点から言えば、捨て曲無し、文句の付けようの無い充実ぶりです。

ジャケット・アートにもう少し重厚感があれば、パワフルなツーバスがどうも軽く聴こえてしまうサウンド・プロダクションのみが気になりますが、美しくも力強い80年代メタル・アルバムの奇跡の一つだと思います。

2015年9月 3日 (木)

STARZ COLISEUM ROCK

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オリジナルは79年作、スターズの4作目にして、スタジオ・アルバムとしては最終作となり、80年代を目前にして巨星は消える事となった1枚、「コラシアム・ロック」、入荷しました。

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前作での超ポップ展開により、KISSやAEROSMITHとは大きく差が開く事となり、垢抜ける一歩手前のポップ・センスをハード・ロックとしての聴かせる荒々しさが個性だった彼等ですが、凡庸なポップ・バンドへと評されてしまいます。

また同時代のANGELやPIPERといったバンドにも通じる事なのですが、当時シーンはハード・ロック不毛時代へと突入し、パンク以降のニュー・ウェイヴ旋風が吹き荒れたいたため、優れたHR/HMエッセンスを持ったバンドはレコード会社のプッシュを得られなかった事もあり、このスターズも邪険な扱いをされていたと思われます。

そうした不遇の中、オリジナル・メンバーのギタリスト、ベーシストが脱退、危機的状況を迎えながら新メンバーを加え、本来のアメリカン・ハードの魅力に立ち返ったのが本作です。

オープニングの「SO YOUNG, SO BAD」からシンプルかつキャッチーなリフが炸裂、まさにこれから巻き起こるであろう80年代メタルの雛形とも思える歌メロ、中盤でのトーキング・モジュレーターもAEROSMITHというよりは後のBON JOVIを思わせるものとなっています。

そして2曲目の「TAKE ME」の疾走するメタリック・チューンへの流れに至っては、鳥肌もののカッコ良さを今でも満喫できます。

パワフルなドライヴィング・センス溢れるハードなナンバーと、「OUTFIT」等のハード・ポップ寄りのキャッチーさのバランスも程良く、もう少し時を経てリリースされていれば、VAN HALENやLOVERBOY等と並べて評価されてもおかしくなかったとつくづく思えます。

時折垣間見える、どこかで聴いた事あるな的なリフやメロディも愛嬌となっていて、BOSTONやKISSを思わせながらも、良い意味でのB級センスも間違いなくバンドの持ち味になっていたのではないでしょうか。

甘さとガッツが同居したマイケル・リー・スミスのヴォーカルも魅力的で、きっとLAメタル全盛期でも色褪せない艶っぽさを持っていたと思うのですが、バンドは残念ながら本作リリース後に消滅してしまうわけです。

この儚さこそが70年代ハード・ロックの魅力でもあると思いますが、いくばくかのせつなさが残る好盤と言えるでしょう。

2015年9月 2日 (水)

DESTRUCTION LIVE WITHOUT SENSE

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ジャーマン・スラッシュを世界的に認知させながら、更なる進化を遂げようとしていたデストラクションの言わば過渡期的な時代のライヴ盤、「ライヴ・ウィズアウト・センス」、入荷しました。

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バンドはツイン・リード体制となり、直線的なスラッシュに華麗かつテクニカルな構成を加えていた時期で、初期のストレートなリフを主体とする個性が徐々に失われつつあった事から、リーダー兼ヴォーカリスト、ベーシストのマルセル・シュミーア が一時的に脱退をする以前のライヴとなっています。

セットリストは初期3部作からのナンバーにより、彼等の80年代のベストとも言える内容となり、4人体制となってから初の曲となった「MAD BUTCHER」のハイ・スピード、テクニカルな展開では、観客と一体となった盛り上がりを見せ、これぞスラッシュと言うべきヒートぶりを極めています。

ザクザクしたリフとメロディアスなソロが、この時期のデストラクションの個性かつ強みになっていますが、ドラムのバタバタ感と軽さが気になりますが、これはミックスのせいなのかもしれません。

重量感よりも鋭さと疾走感を強調し、デスヴォイスとハイトーン・シャウトの中間とでも言えそうなヴォーカルのカッコ良さを押し出した故のミックスだと思いますが、これがスラッシュ特有のヒリヒリした痛みをパッケージする事に成功していると思います。

この中毒性を持った痛みを求めるなら、本作は最適の80年代スラッシュの好盤ではないでしょうか。

2015年9月 1日 (火)

JOE LYNN TURNER RESCUE YOU

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オリジナルは85年作、レインボー解散後、その動向が注目されていたスーパー・ヴォーカリスト、ジョー・リン・ターナーがリリースした初ソロ・アルバム、「レスキュー・ユー」、入荷しました。

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当初あまり評価がされていなかった感もありますが、これが実に素晴らしいハード・ポップ作としてキラキラ輝いています。

後期レインボーよりも更にポップ化したサウンドが、メタル・ファンからは失望されたのかもしれません。

ここでジョーの名パートナーとなったのは元フォリナー、SPYSのアル・グリーンウッドことALAN GREENOOD。

この人の見事なソング・ライティングと、やはりフォリナーを手掛けた事のある名プロデューサー、ロイ・トーマス・ベイカーの手腕により、80年代プログレ・ハードの派手なキーボードを主体に、華やかなヴォーカルが絡むものとなっています。

レインボー卒業生のドラマー、チャック・バーギのタイトなリズムもアクセントとなっていて、高性能産業ロックとしての佇まいもある本作、正当評価が実に望まれる大傑作だと思います。

オープニングの「Losing You」では、レインボーの「Stone Cold」を彷彿させる哀愁ミドル・ハードが炸裂、続く「Young Hearts」ではJOURNEYタイプの陽性ポップ・バラードを展開、以降どのナンバーもシングル・カット可能であったろうメロディの完成度を誇っています。

ますますルー・グラム寄りになった、ジョーのハスキーな声もレインボー時代に比べると顕著になり、この路線でのアルバムをもう数枚作って欲しかった気がします。

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