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2015年8月の31件の記事

2015年8月31日 (月)

SAXON CALL TO ARMS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

サクソンの2011年作、通算19作目となったアルバム、「コール・トゥ・アームズ」、入荷しました。

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彼等の勇壮なメタルに最早ブレはなく、ベテランの貫禄と安定感には本当に頭が下がる思いでアルバム全編を一気に拝聴してしまう傑作です。

80年代後半から見せたN.W.O.B.H.M.出身ならではの迷走も一時ありましたが、なにしろ30年以上のキャリアを誇る彼等ですから、一貫した男臭いイメージの衰えが無い事にまず驚かされます。

近作ではエピック・メタルとしてのサクソン節も目立っていましたが、むしろ本作では初期のバイカーズ・メタル的な疾走感とシンプルかつキャッチーなリフが目立ちます。

「Back In 79」で見られる自身のキャリアを振り返る様な歌詞や、ファンと共に拳を振り上げるアンセム・ソングとして、バンドのもう一つの個性であるメロディアスなミドル・テンポで押し切る曲作り等、全盛期の彼等を彷彿させるものがあります。

「Ballad Of The Working Man」でも、ストリートに戻ってきた様なオーディエンス側に立った視点、そしてやはり初期を思わせるブギを主体としたキャッチーなリフ等、壮大な叙事詩を歌ってきたここ数年の彼等が再びバイクに跨がりだしたかの様な勢いを感じます。

ドラマティックなサウンドも見逃せないところで、ドン・エイリーがゲスト参加した「Mists Of Avalon」のパワー・メタルからメロディアス・ハードへと流れていく展開、アルバム・タイトル曲での力強い泣き節等、メロディ・メイカーとしても変わらぬ魅力を放っています。

ジューダス、メイデンが作り上げてきた王道メタル街道、サクソンは一本裏道をずっと走り続けてきたとでも表現できるのでしょうが、本作の様な美しくも力強いアルバムをポンと出せてしまう底力には本当に驚かされると同時に、最大の敬意を払うばかりです。

2015年8月30日 (日)

DANGER DANGER FOUR THE HARD WAY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

デンジャー・デンジャーの通算4作目となったアルバム、「フォー・ザ・ハード・ウェイ」、入荷しました。

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前作の「DAWN」で離れかけたファンを一気に引き戻す勢いが見られた傑作です。

本来ならサード・アルバムとしてリリースされる筈だったアルバム、「COCKROACH」を巡りトラブルが生じたために、彼等を取り巻く状況は最悪と言え、「DAWN」にはそうした空気を色濃く反映したダークなものとなりました。

「COCKROACHI」は当時EPICから発売延期を迫られており、その間に初代ヴォーカリストのテッド・ポーリーが脱退、新たに迎えたポール・レインをヴォーカルに据え再録音する事になりますが、それに反対したテッド・ポーリーが訴訟を起こす事態にまで発展、とうとうアルバムはお蔵入り、バンドもレーベルを離れ活動の縮小を余儀なくされました。

そんな中、ポール・レインのBON JOVI真っ青の音楽性と、ブルーノ・ラヴェル、スティーヴ・ウェストのメロディ・メイカーぶりに火が付き、彼等本来の個性を生かした極上のハード・ロックをここで展開してくれています。

オリジナル・メンバーの技巧派ギタリスト、アンディ・ティモンズの参加もあり、メタリックなバンド・サウンドと、コーラスを多用したキャッチーなメロディの融合により、ハードさと甘さが同居したカラフルなデンジャー・デンジャーに戻っています。

DEF LEPPARDとCHEAP TRICKが融合した様なサウンドは、かつてあるようで無かった魅力となり、90年代後半というまさにポップ・メタルが全滅したと言える極寒の時代にメロディアス・ハードの一筋の光をもたらしたかの様な衝撃は確かにあったと思われます。

彼等の通例ともなった繰り返しタイトル・ソングは、ここでは「GOIN' GOIN' GONE」と変化球気味とはなっていますが、BON JOVIタイプのミドル・ハードとして収められています。

特にポール・レインの作曲センスの素晴らしさが目立ち、「Captain Bring Me Down」、「Heartbreak Suicide」では、ロビン・ザンダーの声がそのまま聞こえてきそうなチープ・トリックへのオマージュたっぷりのハード・ポップ感覚が、新たなバンドの魅力として光っています。

2015年8月29日 (土)

BEATALLICA SGT. HETFIELD'S MOTORBREATH PUB BAND

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ビートルズとメタリカの合体、そんなウキウキする思いつきをそのまま音にしたトリビュート・バンド、ビータリカのメジャー第1弾となったフル・アルバム、「サージェント・ヘットフィールズ・モーターブレス・パブ・バンド」、入荷しました。

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ネット上で2001年から活動し、話題が話題を呼び、とうとう本格的にデビューを果たしてしまいました。

単なる企画物に終わらず、メタリカ本人達がお気に入りと公言し、現在も活動を続けているという珍しいケースだと思われます。

ビートルズ側からは訴えられた経緯があり、なんとメタリカが仲裁に入る事で、丸く収まった事でも話題となりました。

メタリカの大きさにも感動しますが、やはりビータリカの完成度が異様に高いというのも見逃せません。

ビートルズのナンバーを元に、歌詞やタイトルをメタリカ風に変え、ヴォーカルもサウンドは完全なるメタリカ、更にメタリカ・ナンバーからリフやメロディの流用という内容が基本となっています。

ジェームズ・レンフィールド(vo,g)、ジョージ・ハメットソン(g)、クリフ・マックバートニー(b)、リンゴ・ラーズ(dr)と、各メンバーの演奏能力が高いため、メタル・ファンも安心して聴けてしまえるのです。

元ネタが壊れすぎとか、メタルをなめてるとか、いろいろな批判があるのでしょうが、ロック史に残る偉大な2バンドの合体にもし興味がわかないとしたら、ロックそのものを否定してしまう恐れもあるとさえ思えるのは言い過ぎでしょうか。

もちろんパロディ・バンドとして聞き流せるのですが、時々メタリカが本当にビートルズをカヴァーしているアルバムとして違和感なく聴ける様になってしまいます。

元ネタは当然ビートルズ、曲タイトル、歌詞、そしてバンド・サウンドは完全にメタリカ・マインド、特にヴォーカルはジェームズ本人ではと思える程のなりきりぶりです。

2015年8月28日 (金)

BLACK LABEL SOCIETY 1919★ETERNAL

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ブラック・レーベル・ソサイアティの2002年作のサードとなったアルバム、「1919★エターナル」、入荷しました。

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ザックが前年にオジーの元に復帰してリリースされた「Down To Earth」用に書かれたナンバーを軸に、超弩級のヘヴィ作となった1枚です。

前2作の泥臭さはここでは見られず、徹底したメタリックなリフが全編を貫き、彼の個性である南部臭漂うバラード・ナンバーもダークなものへと変質しています。

「Bleed for Me」、「Demise of Sanity」「Life, Birth, Blood, Doom」、「Bridge to Cross」は、元々オジーのために書かれたナンバーだった様で、オジーのヴォーカルがそのまま乗っかっていても全くおかしくないものとなっています。

ザックの声がますますオジー寄りになっていて、サバスへの愛情をストレートに表現したかの様なリフも特徴的です。

血生臭い歌詞世界もより際立っているのですが、9・11以降の影響を指摘せずにはいられない一貫した屈強な精神性で統一され、パワフルかつダークなリフがブレを見せないのはそうしたアメリカへの思いもあったからに違いないと思われます。

いずれにしてもこれまで非常にエモーショナルなミュージシャンと思われてきたザックのイメージが、更に強固なものとして定着したのは間違いないと思われ、彼自身もオジーの元ではスポイルされがちな野生をここで解放していていたのでしょう。

理屈抜き、妥協無しによる徹底したリフの構築は、ロック、メタルとしてのダイナミズムだけでなく、表現者の人間的資質まで露わにしてしまうという事に改めて気づかされます。

余談にはなりますが、強烈なタイトルが冠せられた「Genocide Junkies」が、レッチリによるスティーヴィー・ワンダーの「Higher Ground」に聴こえてしまうのはご愛嬌でしょうか。

2015年8月27日 (木)

BLUE MURDER BLUE MURDER

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

WHITESNAKE脱退後、その動向が注目されていたジョン・サイクスが初のリーダー・バンドを結成し話題となったブルー・マーダーのファースト、「BLUE MURDER」、入荷しました。

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元々コージー・パウエルと活動を共にしていたジョンでしたが、すったもんだしたあげく、結局大ベテランのカーマイン・アピス、THE FIRMでの活動が有名なトニー・フランクリンとのトリオ編成となりました。

この強力なリズム隊をバックに、ジョンはヴォーカリストも兼任し、彼の意外にもセクシーで渋い声が初披露されました。

当時ジェイク・E・リーのBADLANDS、ヴィヴィアン・キャンベルのRIVERDOGS、あるいはジョージ・リンチのLYNCH MOB等の、80年代ギター・ヒーローの新たなバンドが続々と登場した事もあって、それぞれ比較される事もあった感がありましたが、ブルー・マーダーは他のバンドと違いブルース回帰では終わってないのが特徴的でした。

正統派様式美ハード・ロックとも言える情緒過多にはならないドラマ性、また「サーペンス・アルバス」で見せたジョンのメロディ・メイカーとしての持ち味が、上品な味わいを見せているのが目立ちます。

時代はまだ80年代的な軽さを引きずっていた中、本作でのシリアスでストイックな姿勢は意外な程でしたが、しっかりとしたメロディと手堅いバンド・サウンドは一際異彩を放っていた印象があります。

メロディアス・ハードと呼ぶには剛健なサウンドで、正統派ブリティッシュ・ハードと呼ぶには叙情的すぎるといったところでしょうか。

徹底したブリティッシュの重厚さと、華麗なギターの音色が、圧倒的な個性を確立しているのですが、どうもジョンという人はその職人気質の強いところがある様で、統率力を発揮する事よりも自己の音楽追求欲が強かったのでしょう。

結局この最強のラインナップは、本作限りとなってしまったのが残念です。

2015年8月26日 (水)

X-RAY SHOUT!

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは84年作、X-RAYのサード・アルバムとなった、「シャウト!」、入荷しました。

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ベースの臼井孝文と共にRAJASのメンバーだった藤井良明が、これまでキーボードのサポート・メンバーとして参加していましたが、正式に藤山高浩をメンバーに加えて5人編成となっての初のフル・アルバムとなりました。

キラキラしたキーボードが加わった事により、一気にアレンジ、メロディが洗練され、ハード・ポップ的展開が目立つ陽性の高揚感が見事な1枚となっています。

サウンド・プロダクションの弱さが本当に唯一の弱点とも言え、妙に薄っぺらく聴こえてしまうのが残念ですが、曲の充実度は半端ではありません。

同時代のジャパメタ勢の中でも、最もフラッシーなプレイを魅せていた湯浅普の華麗なギターと共に、洋楽レベルで勝負できる楽曲が並んだため、彼等のキャリアの中でも最高傑作として挙げる人も少なくないかもしれません。

オープニングの欧州の翳りを纏った哀愁メロディアス・チューンの名曲、「STARDUST WAY」で一気に惹きつけられ、続くアメリカン・タイプのミドル・ハード、「WAIT FOR TOMMOROW」でガラリと雰囲気を変えるあたりは、かなり鳥肌ものとなっていると思われます。

湯浅普のブリティッシュからの影響、臼井孝文のアメリカン指向と、二人の個性がハッキリと現れているのですが、無理なく共存しているのも見事です。

「TELL ME ABOUT YOURSELF」も日本のバンドのパワー・バラードとしては一級品と思われ、「REFLECTION HIDE AWAY」でのJOURNEY型メロディアス・ハードの作りも完璧です。

くどいようですが、ショボイとも思える音の厚みさえシッカリしていれば、こんな名盤はそうそう日本になかったのではと悔やまれます。

2015年8月25日 (火)

MARI HAMADA elan

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

我らが歌姫、浜田麻里さんの2005年作、「エラン」、入荷しました。

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ロック路線回帰と言われる2000年以降のこの人の輝きぶりには本当に驚かされるばかりで、本作も変わらぬ美貌以上に声の艶っぽさの奇跡を思い知らされる1枚となっています。

先行シングルとなった「Fly High」のモダンなハード・サウンドと伸びやかな高揚感は、ハード・ポップ、メロディアス・ハードといった既存の形容では終わらせたくない新鮮さが目立ちます。

これはアルバム全曲に言える事なのですが、大槻啓之との完全タッグによる自ら編曲を行うというアレンジャーとしての資質が優れているからに他ならないと思われます。

これまでヴォーカリストとしてすでに日本最高峰の存在として認知されてきている人ですが、アレンジのセンスに関してはもっと評価がされていいのではないでしょうか。

ジャパメタ、80年代ポップ・メタル、J-POP歌姫の先駆者と、時代の変遷と共に活躍してきた人だからこそ成し得るサウンドとはこういうものを言うのでしょう。

デビュー20数年を経ても少しも枯れないどころか進化し続けるには、ヴィジュアル、表現力、作曲力が絶対必要条件であるという証明になっている気もしますが、加えてもう一つ挙げるとしたなら、それはやっぱり音楽の持つ魔力なのだと思います。

人の手ではどうしようもできないこの魔力に、愛されたヴォーカリストこそ、浜田麻里という人なのかもしれません。

すでに本作以前のアルバムから再確立されたこの人の基本路線が更に強化され、美麗メタルからバラードまで完璧な完成度を誇っています。

特に自作曲である「Ilinx」、「Mayoi-boshi」等の哀愁型ハード路線がやはり秀逸で、メロディ・メイカーとして惚れ直す人も多いのではないでしょうか。

2015年8月24日 (月)

BOSTON BOSTON

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは76年作、全世界で2000万枚以上のセールスを誇り、アメリカン・プログレ・ハードの礎となったボストンのデビュー・アルバム、「幻想飛行」、入荷しました。

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マサチューセッツ工科大学出身のトム・ショルツが、ほぼ一人で自宅スタジオで幾重にも重ねたギターとコーラス・ハーモニーにより、ジャケットさながらのスペーシーなサウンドを作るのに成功しています。

「宇宙の彼方に」はクラシック・ロックという呼称のきっかけとも言われており、本作が80年代ロックへの布石ともなったと思われます。

キャッチーなメロディは一度聴いたら忘れられないのですが、本作での多くのナンバーは、それまでのアメリカン・ハードの流れに沿ったもので、革新的だったのはむしろ技術的な面の方であったのも興味深いところです。

英国プログレがトラッド色や、クラシックと融合していったのに対し、アメリカではあくまで大衆的なロックをいかにポップに聴かせるかというベクトルを持っていた事が、本作が良く現していると思います。

シンセを一切使用しないというこだわりもハード・ロック色を強めていた理由でもあったと思われます。

全ロック・ファン必聴という意味では、まさに一家に1枚の大名盤です。

改めて言及する事でもない事なのでしょうが、ジャケットで描かれているUFOが、完全にギターの形をしているという事に気づいた時の感動はなかなか得難いものと思われます。

2015年8月23日 (日)

FOGHAT NIGHT SHIFT

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは76年作、フォガットの通算6作目となったアルバム、「ナイト・シフト」、入荷しました。

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70年代ブリティッシュ・ハードを代表する名バンドでありながら、トッド・ラングレンで有名なレーベル、ベアズヴィル・レコードからデビューという変わり種という事もあり、前作の「Fool For The City」はアメリカで大ヒットしています。

その勢いに乗り、本作ではよりアメリカ寄りのストレートなハード・ロック色が強くなり、スライド・ギターが絡むツイン・リードもかなりキャッチーに爆発しています。

プロデュースはエドガー・ウインター・グループでの活動や、ソロでのポップ・ヒットを多く持つダン・ハートマン。

この人の手腕も大きいのでしょうが、湿り気は翳りはかなり押さえられ、ハード・ブギの印象の強いバンドの個性を残しながら、豪快なハード・ロック作にしてくれています。

まさにアクセルベタ踏み状態の「Drivin' Wheel」、爽快な高揚感がたまらない「Burnin' The Midnight Oil」等は、アメリカン・ハードにも通じる汗臭さが癖になります。

「Take Me To The River」は、後にトーキング・ヘッズもカヴァーして有名になったアル・グリーンのナンバーで、フォガットは痛快なブギとして披露しています。

本作中唯一ブルージーと言えるラスト曲、「I'll Be Standing By」はゲイリー・ムーアばりの泣きのギターと、ストリングスを交えながらドラマティックに盛り上がっていく哀愁バラードで、メロディ・センスの素晴らしさも魅力的です。

2015年8月22日 (土)

KROKUS HELLRAISER

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

デビュー30周年記念となったクロークスの2006年作、通算15作目のアルバム、「ヘルレイザー」、入荷しました。

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スイスでは絶大な支持を誇り、前作は1位、本作は2位という国民的バンドですが、世界的にも得難い良質HR/HMを変わらず聴かせてくれる名バンドだと思います。

本作から療養のためバンドを一時離脱したフェルナンド・フォン・アーブの代わりに、ASIA、GOTTHARDで活躍してきたマンディ・メイヤーが正式参加しています。

彼の堅実なプレイ、そしてよりオーセンティックなメタル色を打ち出したソング・ライティングの貢献により、バンドが若返っている気もします。

他のメンバーよりも彼が少し若いせいもあるのでしょうが、プロデューサーがPINK CREAM 69のデニス・ワードである事も大きいと思われます。

変わらぬAC/DC路線を基盤に、スピーディーなメタル・チューン有り、メロディアス・ハード、パワー・バラード、80年代的アプローチと、バラエティに富んだナンバーをどれもキャッチーにまとめているのは、まさにPINK CREAM 69と共通している気もします。

まぁ、とにかく曲が良く出来ているのに感心させられます。

目新しい事は何一つありませんが、これぞベテランの味と言える質の高さ、そして王道を外さないメロディは、安心感はもちろん普遍的なハード・ロックの気持ち良さに溢れています。

2015年8月21日 (金)

DAKOTA THE LAST STANDING MAN

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

アメリカの80年代の隠れ名バンドの一つ、ダコタの97年作、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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80年代にデビューし、CHEAP TRICK、QUEEN等とのツアーで注目され、プログレ・ハード、ハード・ポップ系のバンドとしてその将来を期待されたダコタは、大きな成功をする事なく解散しますが、96年に「MR. LUCKY」で突如として復活します。

メロディアス・ハードの専門レーベルとしてすでに名高いESCAPEよりリリースされた事もあり、メロディック・ロック・ファンから再注目される事になります。

その彼等が精力的に活動を続け、本作は復活第2弾となるアルバムとなりました。

前作ではAOR系のハード・ポップといった感も強かったのですが、本作ではプログレ・ハード色を強め、初期TOTOとフォリナーの中間といった印象を強く思わせます。

ジャケットの雰囲気もなかなかで、サウンドのイメージを忠実に伝えるものとなり、80年代産業ロックという言葉に素直に反応できる方にとっては愛すべき1枚になると思います。

サウンド・プロダクションも見事で、タイトかつパワフルなドラムと華やかなキーボードがTOTOサウンドを彷彿させながらバランスのとれたバンド・サウンドを先導していき、ミドル・トーンのクリアなヴォーカルがメロディに幅広い表情を与えています。


呆れる程のメロディの充実度が耳を惹くために、単なるBGMとして聞き流す事を許しません。

バカ売れしてもおかしくなかったと思うのですが、こうしたバンドは一部のマニアックなメロディ愛好家には絶大な支持を受ける事はあっても、メインストリームには成り得ないという事実が本当に苦々しく思えます。

2015年8月20日 (木)

VAN HALEN TOKYO DOME IN CONCERT

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

2013年6月21日、東京ドームで行われたヴァン・ヘイレンの来日公演を、ほぼフルで収めた2枚組ライヴ・アルバム、「ライヴ・イン・ジャパン」、入荷しました。

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本来は2012年11月に来日が決定していましたが、エディの大腸憩室炎という聞きなれない病気の為延期がされ、彼の体調が心配される中、15年ぶりという来日がとうとう実現しました。

デイヴのいるVAN HALENとしては、79年以来という事になったわけですから、初期からのファンにとっては感慨深いものとなりました。

またライヴ盤としてもヴァン・ヘイガー時代の「Live: Right Here, Right Now」に次ぐ2枚目となり、彼等の長いキャリアからすると意外な事に2作目となっています。

当日は撮影OKというバンドの太っ腹な計らいが話題になり、ライヴの模様がYoutubeでも多くアップされていた記憶がありますが、こうしてオフィシャル音源としてリリースされるのに時間が開いたにも関わらず、今聴いてもショーの興奮が甦るものとなっています。

ドームの臨場感こそスポイルされていますが、会場の音の悪さが一気にクリアされ、こうしてソフト化されたのは実にありがたい事です。

ミックス担当はボブ・クリアマウンテンで、この両者の組合せも意外な気もしますが、手堅い仕事をしてくれています。

当然の事ながらデイヴ時代のナンバーで埋め尽くされ、最新作である「A Different Kind of Truth」からは3曲のみ、後は初期6作品からのベスト・ヒット集的となるセットリストも心憎いばかりです。

エディも絶好調と言え、ギンギンに弾きまくる初期のスタイルに徹し、ウルフギャングとの親子コーラスもバッチリです。

アレックスに関しては、個人的にはかなり崇拝しているので、相変わらずの手数の多さ、そして年齢を感じさせないパワフルさに圧倒されっぱなしです。

デイヴの声の劣化が随分言われた気もしますが、元々歌の上手さや声量の大きさで評価されてきた人ではないと思われますし、この人の独特の声色は変わらない個性として残っていると思われます。

また派手なパフォーミング、「日本語が下手ですみません」をすぐに「ニホンゴガヘタクソ!デスミマセン」と言い直すデイヴのMCは、やはりこの人ならでは。

来日直前まで日本に在住していた、という信じられない様な話もどうやら事実のようで、「ナニヲカンゲーテイタンダ?」等の怪しげな日本語もショーを盛り上げるのに貢献しています。

衰えているどころか、ゴリゴリのアメリカン・ハードを70年代後半から牽引してきた第一人者としての貫禄だけではない現役感を見せつけてくれています。

ギター奏法の革命、80年代メタルへの大いなる布石といったイメージも確かに強いバンドですが、それ以上にライヴ・バンドとしての力量、楽しさが目立ちます。

この辺はサミー・ヘイガー時代、あるいはゲイリー・シェローン時代には求められなかった強力な個性であったのだと思います。

「Diver Down」や「1984」までは、KISSやAEROSMITHよりも泥臭く、汗臭い猥雑なハード・ロックを、あくまでもパーティー・ロックとして追求したきたVAN HALENというバンドは、やはりデイヴが形作ってきたというのが改めて良くわかるライヴだと思います。

2015年8月19日 (水)

THE BABYS I'LL HAVE SOME OF THAT!

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

なんと突如として復活したベイビーズ、80年作の最終作にして通算5作目の「ON THE EDGE」から34年ぶりという、帯の叩き文句にある通り「正に衝撃の再結成!」となったアルバム、「アイル・ハヴ・サム・オブ・ザット!」、入荷しました。

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ただソロとして地道な活動を続けているジョン・ウェイト、JOURNEYで今も尚現役で活躍しているジョナサン・ケイン、現STYXのメンバーとして活動しているリッキー・フィリップスといった主要メンバーは、この再結成に乗り気ではなかった様で不参加です。

オリジナル・メンバーのウォリー・ストッカー、トニー・ブロックの二人が、新たにメンバーを加えた4人編成での復活という事もあり、あまり注目されなかったのは仕方ないのかもしれません。

ジョン・ビサハなる新ヴォーカリストは、ジョン・ウェイトに似ている声質と歌い回しのため、全盛期のイメージを大きく変える事無く、サウンドもライトなポップ感覚が全体を占め、メロディック・ロックとしての完成度も悪くありません。

ジョン・ウェイト程クセのあるヴォーカルではないため、バンドの個性が多少ボヤケているのですが、驚いてしまうのは国内盤用のボーナス・トラックとして収録された「Not Ready To Say Goodbye」でしょう。

これは彼等の代表曲でもあった「愛の出発 Isn't It Time」、「ときめきの彼方へ Every Time I Think of You」、そのまんまの音となり、メロディにしてもアレンジにしてもセルフ・パロディとしか思えないものとなっています。

両曲ともレイ・ケネディ作曲、ロン・ネヴィソンのプロデュースで、ストリングスと女性コーラスで盛り上がるパワー・バラード・タイプの曲ですが、2014年に他界したレイ・ケネディへの追悼の意もあったのでしょうか?(だとしたら、セルフ・カヴァーで良かったわけですが・・・)

この1曲だけを除けば、全体的にはかなり好感が持てる素直なアメリカン・ロックで貫かれ、アダルトなパワー・ポップ、ハード・ポップとして十分楽しめてしまえるだけに、昔の名前で出る必要がどれだけあったのか、正直疑問の残るところではあります。

昨今のBON JOVIに見られる大陸的なロック、AOR寄りのメロディにも共通する部分もあり、個人的にはなかなか無視しにくい1枚ではあります。

2015年8月18日 (火)

KEIKO TERADA Wonderground

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ソロ名義としては実に7年ぶりとなった寺田恵子姐さんのアルバム、「ワンダーグラウンド」、入荷しました。

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SHOW-YA復活の狼煙ともなるべくロック回帰が果たされた力作です。

ハスキーな声が新たな魅力となり、その声を最大限に生かすアーシーなサウンドが目立ち、派手さよりも重厚さとアダルトなロック感覚が新鮮に響きます。

各曲毎にプロデューサーが数名で担当され、聖飢魔IIの大橋隆志、全日本女子プロバンドの盟友であった力石理恵、鎌田雅人、高橋研等が参加しています。

自作曲が半数を越え、アルバムのプロローグとエピローグとなる「Together」ではブリティッシュの香りがする濃厚なメロディがこの人のロッカーとしての資質を再確認させてくれます。

ポップで妖艶なイメージが強い人でしたが、ここでは枯れにも近い渋さが意外な程似合っているのに驚かされます。

メタル色も封印されていますが、声のパワーとメロディの吸引力に物を言わせたかの様な説得力が圧巻で、バラード・ナンバーにさえロックが本来持っている衝動力を感じさせています。

裏ジャケに映る姐さんの姿は、相変わらず派手でセクシーなのですが、いぶし銀の様なサウンドに二度惚れしてしまいそうになります。

2015年8月17日 (月)

SILVER MOUNTAIN UNIVERSE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは85年作、スウェーデンから突如として現れた様式美HR/HMバンド、シルヴァー・マウンテンのセカンド・アルバム、「ユニヴァース」、入荷しました。

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流麗さとプンプンと匂ってくる哀愁メロディのクサさを個性とするギタリスト、ヨナス・ハンセンと、華麗なキーボーディスト、イェンス・ヨハンソンの絡みは、これぞ北欧メタルとしてここ日本でも注目されましたが、84年のデビュー後、イェンスとドラマーのアンダースのヨハンソン兄弟は、ライジング・フォースを結成するイングヴェィさんに引き抜かれてしまいます。

新たにメンバーを加え、新編成となったシルヴァー・マウンテンは、ファーストで指摘されていたヴォーカルの弱さを克服するために専属ヴォーカリスト、クリスター・メンツァーのスモーキーな哀愁ヴォイスを武器に更なる楽曲強化をしています。

ギターとキーボードのスリリングな絡みこそ聴けなくなりましたが、各ナンバーの充実度は半端ではありません。

まるでグラハム・ボネットが力を抜いて、ロニー時代のRAINBOWのナンバーを歌っている様な感じもする中、これでもかという勢いで泣きのギターが疾走していきます。

北欧メタル特有のくぐもった音質がここではかなりプラスに働き、深い霧の中から閃光が突如として放たれる様なメロディの煌きが神がかっています。

クラシカルなプレイに先導され、怒涛の勢いで哀愁バラードへと突入していく「Handled Roughly」の美しさには、身を焦がされる様な思いをする人もいるかもしれません。

歌詞に至っては悪魔に慈悲を乞う内容なのですが、北欧メタルという言葉が特別な魔力を持っていた時代の象徴となるべき名曲だと思われます。

2015年8月16日 (日)

QUIET RIOT GUILTY PLEASURES

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

全盛期でのメンバー4人が揃っての第2弾となったクワイエット・ライオットの2001年作、通算10作目となったアルバム、「ギルティ・プレジャーズ」、入荷しました。

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前作の「Alive and Well」は、AC/DCのカヴァー、そして過去の代表曲をリテイクしたナンバーを含む変則的内容でしたが、本作では全てオリジナルの新曲となっています。

すっかり過去の人となってしまった感もある中、ここでは開き直ったかの様に80年代の単純明快な彼等のポップ・メタル回帰が見てとれます。

「Feel The Pain」は、あの「Metal Health」や「Condition Critical」を彷彿させる、彼等特有のメロディアスなミドル・テンポが心地良いアンセム型ナンバーとなり、「Rock The House」ではまたSLADEのカヴァー?と一瞬思わせるバブルガム・ポップ風の好ナンバーとなっています。

「Cum on Feel the Noize」のコーラスもちゃっかり入れながら、本家スレイド以上にポップ、CHEAP TRICKが演っていてもおかしくないものとなっています。

時すでに遅し感も漂うのは事実ですが、ここまでやってくれると、むしろ清々しい気もします。

アダムとイヴにイチジクの葉の代わりに、お馴染みのシンボル・マスクを被せるあたりの悪ふざけはアメリカではどう映ったかはわかりませんが、本作があまり話題にならなかった理由になっているとしたら残念です。

ポップ・メタル隆盛期の象徴から見事に滑り落ちて以降、楽曲の弱さが目立っていたと思いますが、ここではかなり頑張ったと感じられる勢いの良さがあり、なかなか無視できない完成度を誇っています。

アルバム中3曲配置されたバラード率も高いのですが、これがどれも良い感じに仕上がっていて、これまた彼等特有の哀愁感、そしてケヴィン・ダブロウのお下劣一歩手前の声も泣かせてくれる魅力も見せています。

このアルバムが仮に85年、86年あたりにリリースされていれば、そこそこの評価を受けていたのではないでしょうか。

偉大なるワンパターンを持続できなかった彼等だっただけに、ここでの原点回帰は歓迎すべきものだったのですが、日本では未発売、アメリカ本国でもインディーズからのリリースとなり、ほとんど聴かれていないのが現状の様で、故、ケヴィン・ダブロウと共に再評価をして欲しい1枚です。

2015年8月15日 (土)

ACE FREHLEY TROUBLE WALKIN'

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エース・フレーリーの89年作、「トラブル・ウォーキン」、入荷しました。

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フレーリーズ・コメット名義で2枚の優れた80年代メタル・アルバムを発表し、大きな成功こそ獲得しなかったものの一定のリスペクトを受け続けていたエースが、心機一転エース・フレーリーの名でリリースしたアルバムです。

オープニングからハード・ロッカー全開の気合も感じられますが、実際には付き合いの長いベーシスト、ジョン・レーガン、そしてエディ・クレイマーがプロデュースを手掛け、気心の知れた関係の中で楽しんでレコーディングした雰囲気が伝わってきます。

続くELOのカヴァー、「Do Ya」のポップな響きが実にこの人の声に合っていて、KISS時代をも彷彿させます。

特筆すべき点がいくつかあるアルバムで、まず一つはピーター・クリスがゲスト参加している点が挙げられます。

この二人が一緒になるのは、なんと79年作の「地獄からの脱出」以来というのも驚きです。

またポール・スタンレー、デズモンド・チャイルド、ホリー・ナイトという強力トリオによって書かれた「Hide Your Heart」を収録しているのも必聴です。

この曲は元々ボニー・タイラーのために書かれた曲らしいのですが、本作とほぼ同時期にリリースされたKISSの「Hot In The Shade」にも収録され、両者が競合した形となりました。

全体的には元気のいいエースが戻ってきてくれた感があり、シンプルでキャッチーなHRの好盤となっています。

失礼な言い方かもしれませんが、バカ売れこそしないだろうけど、長く愛される1枚のはず、と思ってたんじゃないでしょうか?
当時のエース本人は。

2015年8月14日 (金)

THE SCREAM LET IT SCREAM

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ポール・ギルバートがMR. BIG参加のために抜けてしまったため、解散を余儀なくされたRACER Xのメンバーが結成したバンドとして話題を呼んだTHE SCREAMの唯一のオリジナル・アルバム、「レット・イット・スクリーム」、入荷しました。

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結局スコット・トラヴィスもJUDAS PRIESTに引き抜かれたため(本作では作曲クレジットに名前が残っています)、残されたブルース・ブイエとジョン・アルデレッティは、元SHARK ISLANDのドラマー、ウォルト・ウッドワード Ⅲを招き入れ、ヴォーカルにはジョン・コラビを据え、91年にデビューします。

プロデュースは大御所エディ・クレイマー、同僚であったRACER Xのジェフ・マーティン、更に当時のジェフが参加していたBADLANDSのヴォーカリストである故、レイ・ギラン、元ALCATRAZZのジミー・ウォルドをゲストに迎え、かなり聴き応えのある正統派ハード・ロックを聴かせてくれます。

テクニシャン揃いであったレーサーXのイメージはなく、ツェッペリン色の強いサウンドから、モトリー、ガンズに近いLAメタル色まで、同時代のブルース回帰を強調したバンド勢よりはキャッチーなメロディが個性であったと思います。

結局ヴィンス・ニールの後釜としてMOTLEY CRUEに参加したジョン・コラビが在籍していたバンドとしての知名度が高くなってしまった気もしますが、彼のヴォーカルがあってこその味わい、渋さが確かに売りになっていると思われます。

奇しくもモトリーのナンバーと同名異曲となった「You Are All I Need」(モトリーは「You're All I Need」でした)等のパワー・バラードの良さ、「Outlaw」や「Love's Got A Hold On Me」等の80年代的アプローチはまさにヴィンスが歌ってもピッタリのセンスの良さがあり、ソング・ライティングに長けていたバンドだと思います。

ご存知の様に、その後ジョン・コラビは渡り鳥的な職人気質のヴォーカリストとして多方面で重宝される存在となるわけですが、なるほどその器用さはすでに本作で立証済みです。

モトリーが潰してきたバンドは、実は意外に多い気もするのですが、このスクリームも優れたバンドだっただけに、その犠牲者であったのかもしれません。

2015年8月13日 (木)

BRIDES OF DESTRUCTION RUNAWAY BRIDES

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ニッキー・シックスとトレイシー・ガンズが組んだ事で話題となったブライズ・オブ・ディストラクションのセカンドで、最終作ともなったアルバム、「ラナウェイ・ブライズ」、入荷しました。

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ご存知の様にニッキーはモトリー再結成、そしてSixx:A.M.での活動に専念する事になり、残されたトレイシー、ロンドン・レグランド、スコット・クーガンは、一時的にあのジンジャーを招きいれたそうですが、結局はツアーを共にしたAMENのスコット・ソーリーを正式参加させています。

メンバー全員で曲作りをするのがこのバンドのやり方だそうで、ニッキーやジンジャーの名前もクレジットされているナンバーもありますが、前作以上にバラエティに富んだ内容は、これで終わってしまうのが本当にもったいないと思えるものとなっています。

プロデューサーにアンディ・ジョンズを迎え、まさに60年代から始まるロック史を紐解く様な壮大なサウンドの変遷をキャッチーに聴かせてくれます。

ツェッペリン的なアプローチからパンキッシュなナンバー、80年代メタル路線からグランジ、そしてメロウなセンスもまぶしながら、どれもが彼等特有の妖しさと伴うものとなっています。

モトリーへの挑発とも思えなくもないメタル・ナンバーを繰り出したかと思えば、アクセル・ローズの様な歌い回しも見せるロンドンのヴォーカルも魅力的で、これで終わってしまったのが実に残念と思われる傑作です。

2015年8月12日 (水)

BLACK LABEL SOCIETY THE BLESSED HELLRIDE

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ブラック・レーベル・ソサイアティの、2003年作、通算4作目となったアルバム、「ブレスド・ヘルライド」、入荷しました。

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ザックが最も精力的にアルバム・リリースをしていた時期の作品で、前作の「1919 ETERNAL」から年に1枚のハイペースで、以降も新作が届く事になります。

その間にもオジーのバンドに参加ししていたわけですから、彼のパワフルな創作意欲と枯れない着想能力には頭が下がります。

そのオジーが、本作では「Stillborn」にゲスト参加していて、「移民の歌」を思わせる出だしからその存在感をアピールしています。

ザックとの掛け合いとなったこの曲は、2人の絆を思わせるだけでなく、似てるとされてきたヴォーカリストとしての資質を効率よく比較できるナンバーとなっています。

また本作でもザックは優れたマルチ・プレイヤーとして、ドラム以外のパートを全て担当していますが、重量感と音圧は相変わらずこの人ならではのものとなっています。

激情型のミュージシャンのイメージもありますが、ご存知の様に繊細なテクニックを身の上としている人でもあり、豪快さと流麗さが同居しながらもその対比を売りにしているわけではなく、静と動、明と暗が渾然一体となった表現方法を取るプレイヤーだと思います。

そうした個性がメロディアスなスロー・ナンバー、「Blackened Waters」で最も良く現れていると思われ、一連のパワー・バラードとは違った見えない底の深さといったものを感じさせます。

他にもサザン・ロッカーとしてのセンスと、細かいプレイが網羅された佳曲であるアルバム・タイトル曲、オジーが泣いて欲しがったのではないかと思われるキャッチーなリフが先導するヘヴィ・ナンバー、「Funeral Bell」、「Destruction Overdrive」、ザック流メロディアス・ハードと言えそうな「We Live No More」等、良曲が揃った傑作です。

2015年8月11日 (火)

MONTROSE WARNER BROS. PRESENTS

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オリジナルは75年作、モントローズのサード・アルバムとなった1枚、「ワーナー・ブラザーズ・プレゼンツ」、入荷しました。

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サミー・ヘイガーを擁してのファースト、セカンドでは、アメリカン・ハードの爆発力、そしてハード・ポップ的な陽性のメロディ・センスにより重要バンドの一つとされる様になりましたが、本作ではそのサミーが脱退した事により新編成でレコーディングされました。

ヴォーカリストにはボブ・ジェイムス、そして新たにキーボードのジム・アルシヴァーを加えての5人編成となっています。

このアルシヴァーと、当時はベーシストであった現NIGHT RANGERで有名なアラン・フィッツジェラルとロニーは、後にGAMMAでも活動を共にしています。

KISSやAEROSMITHが大ブレイクする前に、モントローズはアメリカン・ハードの星として持ち上げられていたわけですが、本作ではブリティッシュ・ハード寄りのサウンドへとシフトしています。

人を喰ったようなアルバム・タイトル、B級SF感覚満載のジャケット等、なかなかロック・マニアを惹きつけるセンスをしているのですが、サウンドの方もなかなかの通好みのものと言えるでしょう。

ジミー・ペイジばりの小インスト曲を披露したり、パープルを彷彿させるナンバー、BAD COMPANYの様なタメと隙間を生かしたナンバー等、セルフ・プロデュースを初めて行ったロニーの好みがハッキリと出されています。

サミー・ヘイガーの突き抜けるインパクトを持ったヴォーカルは確かにアメリカの至宝ではありますが、ボブ・ジェイムスの声は時にはカヴァーデイル、時にはポール・ロジャース、そしてロニー・ジェイムズ・ディオもチラリと彷彿させる器用なもので、本作のサウンドには適任者であったと思われます。

ツェッペリンがプログレ展開したような「Whaler」、美しい旋律が印象的な「All I Need」等、バラードのセンスも優れていて、メロディの充実度はモントローズ作品の中では最高と言えるものだと思います。

2015年8月10日 (月)

TESLA FOREVER MORE

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2004年に「フォーエヴァー・モア」で再結成を果たしたテスラが、4年ぶりにリリースした復活第2弾、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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オールド・スクールと言われようが、彼等の個性は変わらず王道アメリカン・ハードの域を出ていませんが、これが得難い魅力に繋がっています。

エアロスミスやヴァン・ヘイレンがかつて持っていたギラギラ感が、これでもかと繰り出される爽快感は、曲の良さも手伝って一気に70年代、80年代の古き良き時代へ引きずり込んでくれます。

プロデュースは、BAD COMPANYやFOREIGNERを手掛けてきたテリー・トーマスで、この人の手堅いサウンド・プロダクションも期待通りのゴツゴツしたハード・ロックのダイナミズムをわかりやすくパッケージする事に成功していると思われます。

20年以上のキャリアを誇るバンドですが、やけに若々しくなった気がするのは、ギタリストのメンバー・チェンジがあったからでしょうか。

オリジナル・メンバーのトミー・スキーオが脱退し、新たにデイヴ・ルードなるギタリストが加入しています。

このシンギタリストが他のメンバーと比べると一回り以上若い世代の様で、彼が作曲にも加わる事により、曲の元気の良さが目立っているのかもしれません。

適度な土の香りと、汗臭さを感じさせながら、泣かせ節も相変わらず充実していて、ジェフ・キースの独特のヴォーカルの色気も健在です。

「Fallin' Apart」や「The First Time」といったメロディアスなナンバーを聴くと特に感じるのですが、昨今のBUCKCHERRYがすっかりTESLAのお株を奪い取ってしまった気もします。

ただより正統派ハード・ロック・センスを下地に持ったテスラの方が、ベタな80年代メタルとして響くのではないでしょうか。

2015年8月 9日 (日)

Y&T FACEMELTER

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Y&Tの通算10作目となったアルバムで、(Yesterday&Today時代を含めると、通算12作目となります。)現在のところ彼等の最新スタジオ・アルバムとなる1枚、「彼女のすべてを歌に」、入荷しました。

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前作の「Endangered Species」から、なんと13年ぶりの新作となり、彼等の長いキャリアの中では二度目の復活とも言えるものとなりましたが、本作のメロディの充実ぶりを考えると80年代初期の哀愁メタル回帰と言えるのかもしれません。

残念ながらオリジナル・メンバーでありベーシストのフィル・ケネモアの遺作となってしまい、作曲面でもヴィジュアル面でも大きな貢献をしてきた彼のご冥福を祈らずにはいられません。

その悲しい事実を忘れてしまいそうになるのが不本意な程、本作の完成度は見事なものとなっています。

それだけに彼の急逝が惜しまれるのですが、次作への大きな期待を抱く事しかファンにはできないと思います。

オープニングがドラマティックな泣きのギターが炸裂し、あの燃え上がる様なエモーショナルなY&Tが帰ってきた事に狂喜する人も多いと思います。

前作、そして前々作と、90年代の再結成Y&Tは、多くの復活メタル組に見られたヘヴィ&アグレッシヴ路線が強化されていただけに、彼等の持ち味が大きくスポイルされていたのは残念であったとはっきり言えると思います。

そしてここでは静と動の見事な調和と、泣きのメロディ、激しいドライヴ感により全編が支えられています。

一時期彼等が追求していたハード・ポップ路線の陽性の展開も抑えられ、あくまで翳りのある湿っぽい欧州感で統一されています。

「I'm Coming Home」という印象的なタイトルが嬉しいこのナンバーに、かつての超名曲、「Foever」を思い出す人は少なくないと思います。

ただけっして過去の焼き直しではなく、この泣けるハード・ロックの熱い魅力こそがY&Tの最大の個性である事を強く再認識させられます。

2015年8月 8日 (土)

ZZ TOP EL LOCO

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オリジナルは81年作、ZZトップの通算7作目となったアルバム、「エル・ロコ」、入荷しました。

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次作の「Eliminator」へ繋がるシンセ導入のポップ展開がここですでに披露され、彼等の80年代の全盛期への過渡期的作品となりました。

これまでのブルース、ブギを主体としたナンバーも残ってはいますが、全体的にはライトなサウンド・プロダクションが目立ち、まるで海辺にピッタリといった感のクリアーなギターとスッキリとしたアレンジが強調されています。

その分彼等の豪快さがスポイルされてしまったのは事実ですが、スマッシュ・ヒットした「Leila」のAOR風ポップ・バラード、「It's So Hard」での味のあるゆったり感等は、新たなファン層の開拓に成功したと思われます。

その他にもどことなくPOLICEを思わせるニュー・ウェイヴ風ナンバー、「真珠の首飾り Pearl Necklace」、完全なるシンセ武装によるエレ・ポップ的展開の「Groovy Little Hippie Pad」、パワー・バラード風のメロディアスなギターに先導され、ミステリアスな展開をしていくインスト的ナンバー、「Heaven, Hell Or Houston」等、かなり実験的な要素が本作をユニークなものにしています。

汗臭さが全くしなくなった点と、ギターがかなりおとなしくなった事を考えると、彼等のキャリア中では最もポップな作品かもしれません。

2015年8月 7日 (金)

JUDAS PRIEST JUGULATOR

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ジューダス・プリーストの97年作、「ジャギュレイター」、入荷しました。

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メタル・ゴッドの黒歴史として本作を一蹴するには、あまりにも凄烈なリフによって埋め尽くされたメタル作品だと思います。

本作がロブ・ハルフォード脱退後、ヴォーカリスト不在のまま作曲が開始されたいた事実を考えると、ジューダスが必死にバンド史上最大の危機に考えあぐむ姿よりも、「PAINKILLER」での到達したメタル道の頂点を更に押し上げようとしていた現役感を見てとれる気がします。

「STAINED CLASS」で80年代のN.W.O.B.H.M.の礎を築いて以来、彼等は「黄金のスペクトル」でアメリカン・マーケットの制覇を開始、そして「復讐の叫び」、「背徳の掟」で80年代メタルを牽引し、「ターボ」で迷走しながらもメタルの可能性を追求し、その結果永遠の名盤、「ペインキラー」へと行き着いたわけです。

7年間の沈黙を破り、メタル・ファンを騒然とさせた脱退劇を経たジューダスは、90年代メタル・シーンを敏感に感知しながら、鋼鉄装備の悪魔の化身、ジャギュレイターというモンスターと共に喰い尽くし吐き出しました。

ティム・リッパー・オーウェンズの力量は、好き嫌いはあったとしても否定する事など不可能なものとして堂々としていて、確かにジューダスの新たな方向性を最適に表現できるヴォーカリストだったと思います。

ブルータル、アグレッシヴ、ダウン・チューニング等、この時期ですでにお馴染みになった単語を並べて本作を評するのは簡単ですが、唯一不変の屈強な信念を基にした歌詞を見ると、このバンドが多くのリスペクトを受けてきた本当の意味を再確認できる気がします。

ブレーキ音とサイレンが鳴り響く中、本作中でも最もヘヴィなリフが続くドゥーム寄りのナンバー、「Brain Dead」の中では「俺はもう以前の自分じゃない、同情なんかいらない」と歌われています。

偉大なカリスマ、ロブの影を一つも感じさせないどころか、より強度なメタルを提示してやるとも思える彼等の意志を見てとれるとしたなら、本作はやっぱり彼等の黒歴史ではないのだと思えます。

2015年8月 6日 (木)

GOTTHARD G.

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スイスの至宝、ゴットハードのサードとなったアルバム、「G.」、入荷しました。

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基本路線は変わらず、KROKUSのクリス・フォン・ロアがプロデュース、LAのA&Mスタジオでのレコーディング、古き良きブリティッシュ・ハードの香りとアメリカンな陽性の高揚感を、これでもかと詰め込んだ内容となっています。

一聴しただけではオリジナルがなかなか浮かばないボブ・ディランの「Mighty Quinn」、ツェッペリンの「移民の歌」、クロークスの「Sweet Little Rock N' Roller」等のカヴァーが代表する様に、けっして目新しい事をしているバンドではありません。

ただこうした良いメロディと良いヴォーカリスト、そして手堅いバンド・サウンドによるHR/HMがすっかり時代遅れになっていた時代には、ゴットハードの様なバンドを求めていた人は少なく無いと思います。

BON JOVIとWHITESNAKEを足して2で割ると、もしかしたらこうなるのかもしれません。

それのどこがいけないのと真剣に思える人には、本作はたまらなく魅力的な1枚になるはずです。

パーティー・ロックからメロディアス・ハード、70年代的ハード・ロック、R&Rスタイル、そしてバラードと、何でも器用にこなすソング・ライティングと表現力豊かなヴォーカリストにより、本来はジャンルを越えて愛されるべきバンドなのに、オールド・スタイルの一ロック・バンドとしか見られないのが残念です。

ロック離れが進むシーンの中では、最早古臭いとしか聴こえない状況を恨むしかありません。

すでに故人となってしまったスティーヴ・リーの真骨頂と言える「One Life, One Soul」は、以降のバンドの代名詞ともなった名バラードですが、80年代に飽きるほど垂れ流されたパワー・バラード達よりも染み入る加減が全く上である事に気づかされます。

日本盤ではその後にボーナス・トラックの「移民の歌」が続く事になるのですが、まるで別人の様に聴こえるスティーヴの力量に驚かされます。

2015年8月 5日 (水)

FREE FREE

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オリジナルは69年作、鮮烈なデビュー作から僅か7ヶ月程でリリースされたフリーのセカンド・アルバム、「フリー」、入荷しました。

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実際にはファーストは68年の内にレコーディングは終わってはいた様ですが、著しい成長が見られる内容となっています。

まず全曲オリジナル・ナンバーで埋められ、60年代英国ブルースの流れを汲みながら、よりハード・ロック的なタイトさが強調されています。

そして当時メンバーの平均年齢が20歳前後という恐ろしさ。

一体何を見て、何を聴いて、何を食べてきたら、こんなにも成熟したロックを奏でる事ができるのか、本当に不思議です。

特にポール・ロジャース歌心、そしてアンディ・フレイザーの余裕をぶちかましながらフワフワ飛び回るベースは、若気の至りで突っ走る多くのロック・バンドとは明らかに異質のものとなっています。

隙間だらけのバンド・サウンド、その中で各メンバーの役割がしっかりしていて、泣きのフレーズ、ファンキーなリズム、そして酸いも甘いも知っているソウルフルなヴォーカルが、実に見事なアンサンブルを成立させています。

それはまるで一見完成された美しい方程式の様にも思えますが、誰もが出せる音ではない様な気もします。

ツェッペリンが爆音級の音圧でブルースをハード・ロック化していったのに比べると、このアルバムのゆったりとしたスピードと空間の使い方はまるで対照的なのですが、ブリティッシュ・ハードの重要なピースであったのは間違いないと思います。

2015年8月 4日 (火)

DANGER DANGER REVOLVE

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デンジャー・デンジャーの現時点での最新作、「リヴォルヴ」、入荷しました。

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1曲の無駄も見つからない完璧なメロディアス・ハード作品となっています。

完全なオリジナル・アルバムとしては、前作の「The Return of the Great Gildersleeves」から9年ぶりとなり、初代ヴォーカリストのテッド・ポーリーの復帰、そしてアンディ・ティモンズの後任としてロブ・マルセロが加入しています。

まずこのスウェーデン出身のギタリストのキラキラ度に耳を思いっきり惹かれてしまうのですが、EUROPEのキー・マルセロとはどうも血縁関係が無いようですが、その北欧的哀愁感と80年代メタルのフラッシーなプレイが、実に新鮮に響きます。

そしてテッド・ポーリーの華やかな声が、一層このバンドの美メロを強調する事になりました。

前任者のヴォーカリスト、ポール・レインも素晴らしかったのですが、資質的にはハード・ポップ的センス、そしてBON JOVI寄りの語り口が得意だったため、メタルとしてのエッジがまろやかになっていた気がします。
(そのポールは、今回シンセのみで1曲参加しています)

本作ではBON JOVIからDEF LEPPARDへと一気にシフトし、分厚いコーラスと細かいギターの積み重ね、そして何より聴いた事ある様でけっしてそうではない完成されたメロディが、何度聴いても胸ときめくサウンドへ昇華しています。

全曲がシングル・カット可能、全曲がコーラス大合唱可能、そして全曲が80年代マインドたっぷりという、言葉にしたら実に陳腐ですが、むしろ余計な形容は最早不要です。

毎度お馴染みとなっているバンド名にちなんだ繰り返しタイトルは、今回はちょっと変化球と言える「KEEP ON KEEPIN' ON」で、CHEAP TRICK風にも聴こえる正統派パワー・ポップ、「FUCK YOU MONEY」と思いっきり歌われる「F.U.$」はジョー・エリオットが歌ってもおかしくないレパード節、トニー・ハーネルのバック・コーラスが映える「GHOST OF LOVE」はTNTばりの哀愁メロハー・ソング・・・

等々言い出したらキリが無い程、メロハー・ファンにとっては語りたくなってしまうメロディ満載です。

最近アンディ・ティモンズを迎えて再結成されましたが、是非この路線でもう1枚作って欲しいものです。

2015年8月 3日 (月)

FIONA UNBROKEN

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80年代にメタル・クイーンの一角として、アイドル然とした美貌とパワフルなハスキー・ヴォィスで人気を博したフィオナの2011年作にして最新作、「アンブロークン」、入荷しました。

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前作からなんと19年ぶりとなった復活で、ポップ・メタル、メロディアス・ハード・ファンにとっては嬉しい1枚となったのでしゃないでしょうか。

RATTやWINGERと共にキラキラした80’sメタルを作り上げてきたプロデューサー、ボー・ヒルの元奥方としても有名で、当時はWINGERのメンバーをバックにスマッシュ・ヒットを飛ばしていました。

本作のプロデューサーはHOUSE OF LORDSの看板ヴォーカリスト、ジェイムズ・クリスチャンが担当し、メロディ・メイカーとしても優れている彼が作曲にも加わっています。

一時期はボブ・ディランと共に、映画「HARD TO HANDLE」に出演して再評価もされていましたが、ここで完全にはHR/HMの世界へ帰ってきてくれています。

それもしっかりとメタリックなエッジを残してくれているのが、実に嬉しいと思われます。

ユニークなカヴァー2曲が聴きもので、パット・ベネター82年のヒット曲、「Shadows Of The Night」、そして知る人ぞ知るプログレ・ハード・バンド、プロフェットの「Everything You Are」が選ばれています。

(このPROPHETは、DANGER DANGERにヴォーカリストとして加入前のテッド・ポーリーがドラマーとして在籍していたバンドと言った方が有名かもしれません。)

オリジナル・ナンバーの充実ぶりも見事で、艶っぽさとアダルトなハスキー・ヴォイスが、極上のメロディアス・ハードを奏でる高性能アルバムとなっています。

一気に80年代へタイムスリップさせてくれる感覚を今だに愛している方なら、一発でお気に入りの1枚となる事請け合いです。

2015年8月 2日 (日)

MOUNTAIN NANTUCKET SLEIGHRIDE

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オリジナルは71年作、マウンテンのサードにして最高傑作として挙げられる大名盤、「ナンタケット・スレイライド」、入荷しました。

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レスリー・ウエストの超弩級ハード・ロック・センスと、フェリックス・パッパラルディのプログレ的センスが理想的に融合された過渡期の作品で、文学的な歌詞も手伝い上品でありながらダイナミズムは半端ではないといった完成度を誇っています。

オープニングの「Don't Look Around」からいきなりクライマックスと言える爆発力が圧倒的で、後のTED NUGENT、あるいはVAN HALEN等がポップに聴こえてしまう程です。

キーボードの儚げな美しさが漂うインストを挟み、叙情的なドラマを盛り上げるアルバム・タイトル曲への流れも絶品で、静と動のコントラストは見事としか言いようがありません。

典型的なアメリカン・ハードの醍醐味を持つナンバーや、ポップなメロディも見せながら、プログレ的な展開と印象的なメロディを持つ「暗黒への旅路」では、以降のアメリカン・プログレ・ハード勢、特にKANSASへの影響も大きかったのではないでしょうか。

マイケル・シェンカーが愛した独特のギターの音色と、リフの強烈さ、加えて知的にも思える構成力が、このバンドを特別な存在にしていたと思われます。

残念ながらバンドもピークを迎えた様で、マウンテンは以降解散へと向かっていくわけですが、これだけの名盤を産み落とした後だけに、仕方のない事とも思えてしまいます。

「ミシシッピ・クイーン」ばかりが目立ってしまう彼等ですが、本作の前ではその豪快な迫力も色褪せてしまう程で、全ロック・ファン必聴の1枚と言えるでしょう。

ちなみにユニークなアルバム・タイトルは、メルヴィルの「白鯨」でも有名なナンタケット島の捕鯨において、鯨に刺さった銛に引っ張られるスレイライド(ソリ)状態を言う事の様です。

2015年8月 1日 (土)

AC/DC LIVE COLLECTOR'S EDITION

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AC/DCのライヴ盤としては2作目となったもので、それまでの彼等のキャリアの集大成と言える内容になった、「ライヴ (コレクターズ・エディション)」、入荷しました。

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90年、91年のツアーの中から、複数の収録地の音源を採用し、ライヴを丸ごと完全再現した様な編集がされ、2枚組、約133分という超ヴォリューム感にまず圧倒されます。
(普及版として、当時は通常盤の1枚ものもリリースされ、現在ではこの2枚組使用は廃盤状態のようです。)

80年代後半の彼等は、低迷期ともされていましたが、変わらぬ地道なアルバム・リリース、ツアーを重ねていたわけで、派手なポップ・メタル勢の攻勢には確かに押され気味だったものの、彼等に対するリスペクトの熱さは上昇する一方だったと思います。

90年にリリースされた「レイザーズ・エッジ」のヒットは、古くからのファン、そして新たなファン層をも巻き込む逆襲であったと思いますが、そのプロデュースを手掛けたブルース・フェアバーンが本作を見事にまとめ上げ、バンドの最大の魅力であるライヴ感を殺さずに80年代メタル的な艶っぽさまで演出しています。

現在でもライヴの定番曲である代表曲が並んでいる事もありますが、ライヴ・バンドとして最も脂の乗った時代だっただけに、聴き手に全く休みを与えてくれません。

この時期ならではと言えるナンバーも収録され、金太郎飴的とされてきたバンドの個性に加え、フェアバーンによりポップ展開したAC/DCのキラキラ・ヴァージョンとでも言うべき「MONEYTALKS」、あるいは86年の「WHO MADE WHO」等が異色曲として目立っています。

各曲毎に切れ目が入ってしまう編集は多少気にはなってしまうのですが、AC/DCは現在に至るまで正式なベスト盤が今までリリースされていないため(サントラ盤扱いの作品を除き)、このライヴ盤がそれにあたるものと考えてもいいかもしれません。

尚、コレクターズ・エディションとなった本作は、アンガスがデザインとなった1ドル紙幣のレプリカが封入されています。

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