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2015年6月の30件の記事

2015年6月30日 (火)

UFO FRIENDS & FAMILY ALIEN RELATIONS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

UFOに在籍していたメンバーのキャリアをまとめたコンピレーションで、UFOファンならずともかなり興味深い内容となっている優れもの、「エイリアン・リレーションズ」、入荷しました。

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全ての曲が既発表のナンバーだと思いますが、入手困難なものも多いため、レア音源集としても価値があると思います。

最近癌を患っている事が発表されたピート・ウェイは、残念ながら現役から引退状態ですが、ここではソロ名義、そしてWASTEDでのナンバーが収録されています。

特に彼のヨレヨレ・ヴォーカルが楽しめるUFOナンバー、「Too Hot To Hamdle」、「The Wild, The Willing & The Innocent」は聴きものです。

ピートとマイケル・シェンカーがThe Plot名義でリリースした唯一のアルバムからの曲も収録されています。

現在もUFOの現役メンバーとして活躍しているポール・レイモンド関係は、Paul Raymond Project名義で2000年発表した、フィル・モグをフィーチャーした「Lights Out」がセレクトされています。

そしてそのポール・レイモンド・プロジェクトに参加していたギタリスト、アンディ・シモンズのバンド、Snowblindの曲も紹介されています。

こちらは85年発表の曲ですが、キラキラしたキーボードが時代を感じさせるヘタウマ的ハード・ポップとなっています。

ジョン・スローマンは、かつてポール・チャップマンが在籍したLONE STARのヴォーカリスト、あるいはURIAH HEEP、ゲイリー・ムーアとの活動で有名ですが、クレジットこそないもののUFOの81年の傑作、「The Wild, The Willing & The Innocent」にキーボーディストとして参加していたのはあまり知られていないかもしれません。

そのスローマンのソロ名義でのナンバー、「Joe Public」が収録されているのですが、これが実に味わい深いアコースティック・バラードなので必聴と思われます。

マイケル・シェンカーが加入する寸前、UFOは2人のギタリストを一時的に迎えます。

一人は後にピンク・フェアリーズを結成し、初期MOTORHEADにも参加していたラリー・ウォリス、そして彼の後にバンドが試したのは後にWHITESNAKEで名を上げるバーニー・マースデンでした。

そのマースデンが80年代に結成したバンド、ALASKAのナンバー、「SOS」が紹介されています。

このバンドにはドン・エイリーも参加していた事もあり、良質のメロディアス・ハード的側面の強いバンドでしたが、残念ながら大きな成功には繋がらなかっただけに、本作でピックアップされたのは実にありがたい事だと思われます。

やはり70年代のシェンカー時代ばかりが語られるのは仕方ありませんが、UFOというかなり長いキャリアを誇るバンドを、他のメンバーに焦点を当てて歴史を紐解くという作業が本作に集約されている様で、聴き応え十分の1枚ではないでしょうか。

ジャケットのセンスもいかしてます。

2015年6月29日 (月)

SAGA HOUSE OF CARDS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

すでに30年以上のキャリアを誇り、常に高性能プログレ・ハードの安定供給をしてくれるサーガの通算14作目となったオリジナル・スタジオ・アルバム、「ハウス・オブ・カーズ」、入荷しました。

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ジャケットには前作から復活した、ファンにはお馴染みの昆虫型エイリアンが登場し、このバンドの個を強く感じさせます。

また81年作の傑作、「Worlds Apart」以来止まっていた「The Chapters」構想も久々に復活し、デビューからずっと継続される事となる壮大な彼等のトータル・コンセプト色がここでも繰り広げられています。

本作ではChapter 11とChapter 15が収録されましたが、全16章から成るこの一大叙事詩は不定期に各アルバムで順不同として発表されてきましたが、2003年には「The Chapter Live」と銘打ってツアーも敢行されています。

こうした一貫したストーリー性と、彼等特有の美学が欧州では安定した人気に繋がっていると思われるのですが、サウンドの方は極めてキャッチー、メロディアスであるのも実に魅力的です。

日本ではおろか、本国カナダ、あるいはアメリカではかなりマニアックに映って見える彼等ですが、モダンでメタリックな要素の強いプログレ・ハード・サウンドの完成度は、同郷のRUSHとはまた違った職人性を感じるのですが、今一つ盛り上がらないのが本当に不思議です。

エレ・ポップ的な質感も強かったのですが、本作では全体的にスポイルされ、ヒューマンな温もりが強調された「Always There」の様なハード・ポップが新鮮さを感じさせます。

聴き手に相応の前情報、心構えを要求するバンドであるのは違いないとは思いますが、聴きやすさがアップした本作は入門編としても最適ではないでしょうか。

 

2015年6月28日 (日)

TALAS TALAS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ご存知、ビリー・シーンが在籍していたバンドとして知られるタラスの79年作のデビュー・アルバム、「タラス」、入荷しました。

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ビリーの名は82年作のセカンド・アルバム、「Sink Your Teeth Into That」で一気に知れ渡ります。

デイヴ・リー・ロスが後に取り上げた「SHY BOY」等を含むこのアルバムは、ポール・ギルバートよりも一足早く次世代の超絶プレイヤーとしてのビリーのイメージを決定付けます。

本作ではトリオ編成のパワー・ポップ、あるいは70年代プログレ・ハードといったサウンドの印象が強く、MR. BIGファンにさえピンとこない陽性のポップさが漂うのですが、これはこれでかなり聴き応えのあるものとなっています。

ソフトなヴォーカルも手伝い、オープニングの「SEE SAW」に至っては、「ESCAPE」の第ブレイク前のJOURNEYと見紛うばかりのメロディに驚きますが、ビリーのベースはすでに圧倒的な存在感を放っています。

ギターよりも時には目立っているのですが、シュープリームスの名曲、「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」をカヴァーするセンスにも驚いてしまいます。

ビリー単独作の「Most People」もかなりポップで、BOSTONを彷彿させるアメリカン・ハード色が新鮮です。

ポール・ギルバートよりもビリーの方が、実はかなりのハード・ポッパーであったのではないかと思われます。

サウンド・プロダクションの弱さこそ気になりますが、かなり好メロディ揃いで、ビリー目当てではなく、70年代アメリカン・プログレ・ハードの傑作として聴く事を是非おすすめします。

2015年6月27日 (土)

GIRLSCHOOL BELIEVE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

N.W.O.B.H.M.の紅一点、ガールズ・メタルの元祖であり、史上最長寿の女性ロック・バンド、ガールスクールの04作のアルバム、「ビリーヴ」、入荷しました。

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90年代にはShe-Devils、Strange Girlsと改名、メンバー・チェンジを変えながら活動していましたが、GIRLSCHOOLとして復活しますが、ご存知の様に看板ヴォーカリストであり、最も華のあったケリー・ジョンソンが病魔に冒され、バンド自体も下降気味でした。
(2007年にケリーは亡くなっています。R.I.P.)

新たに加入したジャッキー・チェンバース、そしてオリジナル・ベーシスト、エニッド・ウィリアムズが復帰し、リード・ヴォーカルを兼任する事になったキム・マコーリフ、相変わらずパワフルなデニス・デュフォードの4人として新編成でのレコーディング第1弾となったのが本作です。

まず金髪のジャッキーの妖艶ぶり、そして80年代にはふっくらとして地味な印象があったエニッドのセクシーに変貌したヴィジュアルが、彼女達をちょっとした美熟女バンドとして際立たせている気がします。

サウンドもさすがに気負う事もなく、シーンへ色目を使う事もなく、等身大そのもののハード・ロックとなっています。

初期のパンキッシュなセンスはスポイルされたものの、キャッチーなメロディには磨きが掛かり、それが逆に80年代的アプローチを感じさせます。

ヴォーカルもメタルにとらわれないアダルトな魅力が生かされ、色気に走ったり、変に若ぶらないナチュラルな唱法に好感を持ててしまいます。

昨今のDONNASの気合バリバリのハードさに比べると、随分ポップに聴こえる部分もあるのですが、この辺は貫禄とも言えるもので、力の抜けた凄みとでも言うべき味は若い娘にはまだまだ負けないといったところでしょうか。

リフと歌メロのフックがなかなかインパクトがあり、そのゴージャスになった見栄えと共に、個人的にはかなり気になった仕方ない1枚です。

2015年6月26日 (金)

TYGERS OF PAN TANG NOISES FROM THE CATHOUSE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

タイガース・オブ・パンタンの、「ノイジズ・フロムザ・キャットハウス」、入荷しました。

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IRON MAIDENやSAXON、DEF LEPPARD、PLAYING MANTIS等と共にN.W.O.B.H.M.シーンを牽引し、特に女性達からの人気も担当していた感も強かったタイガース・オブ・パンタンは、メンバー・チェンジ、迷走を繰り返しながら、とうとうオリジナル・メンバーはギタリストのロブ・ウィアーのみになってしまいましたが、活動を続けています。

本作は4代目となるヴォーカリスト、リッチー・ウィックスを迎えた04年作のアルバムとなり、クリス・タンガリーディスのクリアかつメタリックなミックスにより、モダンに生まれ変わったサウンドが目立つアルバムとなっています。

太くパワフルな声質のヴォーカルを生かした事もあるのでしょうが、ボトムの効いた重厚なバンド・サウンドと、昨今のニューメタルへの接近も少し感じられます。

これまでになくアブストラクトなイメージの強いジャケット・アートが象徴している通り、どうもかなり当時のシーンを意識したと思われ、独自の美学と疾走感を持っていた男っぽいイメージこそ残っていますが、別バンドの様に聴こえます。

どうも前作が不振でレーベルから切られた事が影響している様で、本作から同期と言えるGIRLSCHOOLのアルバムをリリースしている英国のインディーズと新たに契約を結んでいます。

80年代の彼等を知る人にとっては、グランジ、オルタナを通過した凡百のバンドの様に聴こえるナンバーが多いのが気になると思いますが、朗報です。

アルバム後半、このバンド本来の個性がようやく見えてきます。

「Deja Vu」ではミステリアスなパワー・バラード・タイプで80's的アプローチがされていて、「Bad Bad Kity」、「Running Man」でいよいよN.W.O.B.H.M.の芳しい香りを振りまいてくれています。

ラストの「Three In A Bed」では跳ねる様なビートと、キャッチーなリフが絡み、ストレートなメタル・ソングらしい高揚感も生まれています。

癖のある歴代ヴォーカリストも、このバンドの個性であったと思いますが、少し生真面目さも伺えるリッチー・ウィックスは相性があまり良くなかったのかもしれません。

本作のみの参加となってしまいましたが、なかなか良い仕事をしてくれたと思います。

2015年6月25日 (木)

JOHN SYKES PLEASE DON'T LEAVE ME

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ジョン・サイクスの、「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー with singles from TYGERS OF PAN TANG」、入荷しました。

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MCA企画となったNWOBHM貴重盤コレクションの一つで、日本独自企画となったこの1枚、ジョン・サイクスとフィル・ライノットの初共演となった名バラード、「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」が3ヴァージョン収録された事で、ファンにとってはありがたいものとなりました。

タイガーズ・オブ・パンタンのシングル・コレクションが加えられていますが、他にも似た様なコンピレーション盤が存在するため、本作はアルバム表題曲のショート・ヴァージョン、インスト・ヴァージョンが聴けるというだけでも貴重と言えるのではないでしょうか。

元々タイガーズ・オブ・パンタンを脱退したジョンは、ソロ活動をする上で敬愛するフィル・ライノットに協力を求めます。

この話をまとめたのは、パンタン、シン・リジィの両者をプロデュースしたクリス・タンガリーデスだった様で、その結果ハード・ロック史上忘れ難い名曲が生まれる事となります。

ジョン自身がアルバム、「ラヴランド」で再録した他、プリティ・メイズがカヴァーした事でも有名なこの曲は、THIN LIZZYが「THUNDER AND LIGHTING」リリース時の83年当時、熱心なメタル・ファンの間では有名になっていました。

ただそのせつなすぎる歌詞とメロディばかりが先行して、一体何故このコラボが生まれ、何故リジィの曲として残らなかったのかはずっと不明だった気がします。

ジョンとフィルのこのコラボは、その後シン・リジィのを有終の美を飾る重要なきっかけとなりました。

その隙間を縫う様に、オジー・オズボーン・バンドへ誘われていた様で、ジョンのソロ・アルバム制作も宙に浮いたままだった様です。

結果的に美しすぎるこの1曲と、リジィ最後の作品を残す事になるわけですが、ジョン・サイクスという類まれなるギタリストが歩んだ運命のいたずらとも思えるエアポケットの中で生まれた奇跡的なメロディに、我々ロック・ファンはただただ感謝するばかりです。

2015年6月24日 (水)

SLAYER SHOW NO MERCY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは83年作、記念すべきスレイヤーのデビュー・アルバム、「ショウ・ノー・マーシー」、入荷しました。

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アンヴィルの「 夢を諦めきれない男たち」で改めて公になったメタル・バンドの実情が思い出されるのですが、、当時はMETAL BLADEからスカウトされたものの、本作のレコーディングは自費でしなければならなかったというのも、実に感慨深いものがあります。

そんなバンドの苦労話とは裏腹に、スラッシュ黎明期の象徴的な作品として、ジャケットやEVIL、ANTICHRIST、BLACK MAGICといったキーワードが、すでに彼等のサタニックなイメージを極めているのは驚きです。

ただベイエリア・シーンと大きく違っていたのは、彼等がLA出身という事もあったのでしょうが、当時のメタルの主流となっていったヴィジュアル面の奇抜さであったと思います。

本作でも使用されているメンバーの姿は、ブラックメタル直系の隈取りメイク、すでに故人となってしまったジェフ・ハンネマンや、ロン毛のケリー・キングはJUDAS PRIESTのファッションをそのまま受け継いでいる様にも見えます。

トム・アラヤのハイトーン・シャウトを始め、「METAL STORM/FACE THE SLAYER」でのドラマティックな展開はIRON MAIDENのナンバーかと思える程のN.W.O.B.H.M.の影響を露わにしていたのも、四天王の中では特に際立っていたのも特徴的です。

直線的なリフと流麗なツイン・リードの中にも、すでに彼等らしさは十分に見えていて、スラッシュ夜明け前の確かなインパクトは残していると思います。

当時のメタルの最も過激な部分を吸収しながら、主流になりつつあったポップ・メタルへの敵対心を剥き出しにした様な荒々しさとスピードは、やはり今聴いても異端ではあったと思われ、この初期衝動こそが彼等の原動力であったとするなら、後の「REIGN IN BLOOD」へと繋がっていくのも極めて自然であったと考えられます。

2015年6月23日 (火)

McAULEY SCHENKER GROUP MSG

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

マッコーリー・シェンカー・グループとしてのM.S.G.作品としては、3作目であり最後のオリジナル・スタジオ・アルバム、「MSG」、入荷しました。

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ドッケン、そして現フォリナーのジェフ・ピルソン、元モントローズ、キングダム・カムのジェイムス・コタックがリズム隊として参加し、バンドとしてはマイケルとロビンのプロジェクト的様相を見せていますが、
曲の充実度はなかなかのものがあります。

マイケルが参加したコントラバンドも手掛けたケヴィン・バーミッシュのプロデュースにより、かなり洗練されたサウンド・プロダクションがアメリカナイズされたM.S.G.作品の終着点ともなったと思います。

ロビンの哀愁味のある声と、マイケルの陰りのあるプレイが往年の輝きを見せつつ、アプローチはメロディアス・ハードと言えるタッチになるかもしれません。

本作以降UFOやソロ名義での活動も精力的になっていく一方、神と呼ばれる所以である予想不能の動向が目立っていきますが、マイケルが商業的ベースで大衆路線のサウンドを追求していたのは、ここが最後だったのではないでしょうか。

ある意味彼が関わったアルバムの中では最もポップに聴こえる一面もありながら、時々引っ張り出して聴きたくなるするめイカ的な魅力のあるメロディ集ではあると思います。

2015年6月22日 (月)

ANVIL JUGGERNAUT OF JUSTICE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

アンヴィルの2011年作、「ジャガーノート・オブ・ジャスティス」、入荷しました。

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映画「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」で盛り上がったアンヴィルが、前作の「This Is Thirteen 」から約4年、更にパワー・アップして戻ってきました。

NYのインディー・レーベルへ移籍し、心機一転、プロデューサーにサバスやロブ・ハルフォードとの仕事で有名なボブ・マーレットを迎え、録音はデイヴ・グロールがロスに所有する606スタジオで行われ、彼等らしさをしっかり残しながら、かなり洗練されたメタル・サウンドとなって甦った気がします。

バンドはセカンド・ギタリストが脱退した様で、三人編成となってはいますが、パワー・メタルとしての厚みはむしろ重厚になっています。

リップスのヴォーカルも力みが抜けたのか、随分とクリアに聴こえるナンバーもあるのですが、キャッチーな歌メロが増えたせいもあるのだと思います。

今や人情派メタル・バンドとしてのイメージが定着しているのかもしれませんが、音の方は若返ったとも言えるバリバリ感が目立ち、フックのあるリフを中心に一気に聴かせてくれます。

「正義の鉄槌」とでも訳せそうなオープニングのアルバム・タイトル曲が流れた瞬間、拳を振り上げたくなる爽快感に襲われる事必至です。

器用さよりも猪突猛進型のバンドであったと思いますが、7分に及ぶ大作、「Paranormal」ではオジーも真っ青のドゥームを展開、更にラスト曲のインストではブラス・セクションを導入し、スカ・メタルとでも言うべき挑戦をしています。

「On Fire」や「Turn It Up」といったストレートなメタル・ナンバーも、メロディの充実により80年代的なアプローチもスンナリと聴けてしまいます。

初期のキャッチーなパワー・メタル路線が復活しているのも特筆すべき点で、時代に応じてそれなりに対応してきたアンヴィルが、やっと自分達の持ち味を堂々と奏でているといったところでしょうか。

2015年6月21日 (日)

URIAH HEEP SONIC ORIGAMI

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

英国ハードの超ベテラン、ユーライア・ヒープの通算20作目となったスタジオ・アルバムで、収録時間が70分を超えるヴォリュームとなった力作、「ソニック・オリガミ」、入荷しました。

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プロデューサーには、ステイタス・クォーやムーディー・ブルースとの仕事で有名なピップ・ウィリアムスを迎え、手堅さとモダンさが目立つ好盤となっています。

全盛期のメンバーであり、故人となってしまったヴォーカリスト、デヴィッド・バイロン、そしてベーシストのゲイリー・セインに捧げられたというオープニング・ナンバーでは、「対自核」を現代的に甦らせた様なスピード感とドラマ性を思わせますが、全体的にはかなりメロディアスな作風が目立ちます。

つい最近やはり故人となってしまったトレヴァー・ボルダー作の「I HEAR VOICES」では、プログレ・ハード風の側面も見せ、彼等が現役バリバリのハード・ロック・バンドである事を見せつけてくれています。

唯一の外部ライターによるナンバー、「ACROSS THE MILES」はサバイバーのジム・ピートリック、フランク・サリバンというヒット・メイカーの手によるものなのですが、これがどうもマイク&ザ・メカニックスの90年の大ヒット曲、「LIVING YEARS」にソックリな気がしてなりません。

正直、この1曲だけが本作では蛇足となった感は否めませんが、隠れパクリ・ソングとしては楽しめるかもしれません。

バーニー・ショウのスティーヴ・ペリー・タイプのヴォーカルが生かされたミドル・ナンバーが多いのも特徴的で、各曲のメロディの完成度が非常に高い事もあり、けっして冗長になる事なく最後まで聴かせてくれます。

デビューから40年をすでに越え、今もまだ現役で活動を続けているバンドですが、こうした傑作を定期的にリリースしている事に、ただただ敬意を表するしかありません。

2015年6月20日 (土)

TOTO TOTO XX

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

TOTOの98年作、「TOTO XX」、入荷しました。

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TOTOの結成20周年記念としてリリースされたコンピレーション盤で、ファンとしては聴き逃せない1枚となっています。

彼等が20年間で残したアウトテイク、未発表曲、ライヴ音源で構成されたものとなっており、その各曲の完成度はさすがにTOTOと思わせるものばかりです。

77年のデビュー前となる音源、「Miss Sun」、「Love Is A Man's World」は、彼等のレコード・ディール獲得のきっかけとなったものらしく、本作の目玉にもなっていると思われます。

ボズ・スキャッグスの80年のヒット曲としても有名な「ミス・サン」は、ここではデヴィッド・ペイチが歌っているのですが、声もなんとなくボズに聴こえてしまうのが実に興味深いところです。

故、ジェフ・ポーカロのプレイが聴けるナンバーももちろん含まれていて、プログレ・ハード色が強かった79年の「Tale Of A Man」や、ポップに跳ねる「Mrs. Johnson」では、彼特有のドラムが堪能できます。

また本作はジェフ、そして98年に亡くなったオランダのDJにして、TOTOの最大の理解者でありオランダ・ツアーの功労者でもあったALFRED LAGARDE氏に捧げられています。

2015年6月19日 (金)

DREAM THEATER SYSTEMATIC CHAOS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ドリーム・シアターの通産9作目となったアルバムで、ロードランナー移籍第1弾としてリリースされた力作、「システマティック・ケイオス」、入荷しました。

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これまで見せてきた前作のアルバムのラスト曲を受け継ぐ形でオープニングが始まる、という方法論はここでは取られておらず、バンドが更なるプログレ的なアプローチを強めたと思われる新機軸が展開されています。

まずは20分を超える大作、「イン・ザ・プレゼンス・オブ・エネミーズ」を二部構成に分け、アルバムの冒頭と最終曲として収め、間そバラエティ豊かな曲調で埋める、という手法はピンク・フロイドの「炎~あなたがここにいてほしい」を参考ししていると思われます。

すでに70年代プログレが形骸化した様に、ドリーム・シアター自体も過去の焼き直しと受け取られかねないという危惧も、圧倒的なテクニック、ドラマティックなメロディによって払拭されたのではないでしょうか。

その証拠に全米では過去最高の売り上げとなるトップ20入りを果たしたわけで、プログレッシヴ・メタルという一つのジャンルの先駆者として常に進化を求められるプレッシャーからも解放されている気がします。

コンセプト色、プログレ的アプローチを強めながら、アグレッシヴなメタル度もますます魅力的になっているのが、このバンドの凄みでもあると思われます。

尚、「Repentance リペンタンス」は、マーク・ポートノイがこれまで不定期に発表してきた壮大な組曲、アルコホーリクス・アノニマス・スイートの一環となった曲で、声のみでジョン・アンダーソン、スティーヴ・ヴァイ、ジョー・サトリアーニ、コリィ・テイラー等が参加しています。

2015年6月18日 (木)

QUEEN SHEER HEART ATTACK

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは74年作、クイーンの通産3作目となったアルバム、「シアー・ハート・アタック」、入荷しました。

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日本では早くからアイドル視され、絶大な人気を誇るバンドとなっていましたが、本国イギリスでは正当評価がされていませんでした。

そんな彼等への見方を一気に変えたのが本作であり、アメリカでも「キラー・クイーン」の大ヒットにより知名度を上げる事になります。

それまでどこかマニアックに響いていた彼等の幅広い音楽性が、ここでは大衆的なポップ・センスで昇華され、ハード・ロックからヴォードヴイル、フォーキッシュな魅力まで、どれも彼等の個性として受け入れられたのでした。

特に前述の「キラー・クイーン」はグラム・ロックの体裁を取りながら、一過性で終わらないポップ・ソングとしての完成度を誇っていました。

後にメタリカがカヴァーする「ストーン・コールド・クレイジー」は完全なメタル・ナンバーであり、「ブライトン・ロック」は三味線型ハード・ロック、「ナウ・アイム・ヒア」は早くもハード・ポップ・スタイルを確立しています。

これらのナンバーが、70年代のブリティッシュ・ハードの新型としてインパクトを持っていたのに対し、前作で展開された様式美がコンパクトな形でバラード・ナンバーに反映されています。

またジョン・ディーコンがソング・ライターとして天才的なセンスを発揮しだしたのも本作からで、いよいよ4人の個性がはっきりと確立されていきます。

バラエティに富んでいながら、けっしてとっちらかっていないのは、プロデューサーのロイ・トーマス・ベイカーの手腕もあるのでしょう。

次作の「オペラ座の夜」に繋がる大いなる序章という意味でも、本作は彼等のキャリアの中で重要作と言える1枚だったと思います。

2015年6月17日 (水)

TAI PHONG SUN

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

75年作の「恐るべき静寂」、そして76年作の「ウィンドウズ」で、プログレ・ファン、そして美メロを愛するHR/HMファンの間でも伝説的に語られ続けてきたバンド、タイ・ファンが復活、21年ぶりのリリースとなった通算4作目のアルバム、「旭日の戦士 サン」、入荷しました。

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ベトナム人兄弟とフランス人の混成バンドでしたが、本作ではオリジナル・メンバーのカーン・マイとステファン・コーサリューが中心となり、新メンバー2人を迎える編成となっています。

前作にあたる79年作の「ラスト・フライト」では全く別バンドとも思えるポップ・サウンドを展開していましたが、本作は初期の名盤のジャケットにも登場していた謎の鎧武者が復活し、聴く前から期待を煽ります。

新ヴォーカリストの声質は、プログレ・ハード向きの実に爽やかなハイトーン・ヴォイスのため、曲調もかなり洗練されたものとなっていますが、これぞタイ・フォンといったドラマ性を甦らせています。

これでもかという程の美旋律の波は、過剰とも受け取られがちですが、ここまで徹底する事により、アートの域にまで達するのだと思います。

甘くせつない響きは、坂本龍一のプログレ・ハード版とも表現できそうで、これがけっして大袈裟ではない事が聴いて頂ければわかってもらえるのではないでしょうか。

美しいメロディを最適に表現するアレンジも見事で、ギターの泣き具合も素晴らしい限りです。

彼等のファーストに収められた衝撃的な名曲、「Sister Jane」のセルフ・リメイクもあり、モダンに生まれ変わった美の極致を見せてくれています。

2015年6月16日 (火)

KISS ALIVEⅢ

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

キッスが96年にリリースしたライヴ第三弾、「アライヴⅢ」、入荷しました。

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KISSのライヴ盤としては「ALIVE Ⅱ」以来なんと16年ぶりとなった第三弾です。

プロデュースも前作同様、長い付き合いのエディ・クレイマーが担当しています。

重複する代表曲もあるのですが、ブルース・キューリック、エリック・シンガー在籍時のツアー(92年)からの収録となっています。

「暗黒の神話」以来、ベテラン・バンドとしてはかなり精力的にスタジオ・アルバムをリリースしてきた人達ですが、結構名盤であった「アサイラム」からのレパートリーが無いのが気にはなります。

キャリアの長いバンドだけに、新旧のファンを満足させるのは確かに難しい事だとは思いますが、古くからのファンを大事にしてきている証拠かもしれません。

いずれにしてもロック・ショーとしての完成度は相変わらず高く、誰もが聴いて納得のいく1枚だと思います。

本作では、再リリースされた際に追加収録された「テイク・イット・オフ」も含まれています。

2015年6月15日 (月)

ZZ TOP LA FUTURA

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

前作から9年ぶりとなったZZトップの最新作で、通算15作目となったアルバム、「ラ・フーチュラ」、入荷しました。

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アルバム・タイトルは、カタカナ表記でフーツラ、フトゥーラともされる欧文書体のフォント名なのですが、ラテン語でFUTURE(未来)の意味もある様です。

FUTURAと呼ばれるフォントは、丸っこい洗練された書体なのですが、どうも彼等のイメージや本作のジャケットを見る限り、未来を意味しているのではないかと思われます。

さて久々の新作は、なんと共同プロデュースにあのリック・ルービンを迎えています。

今までこのタッグがあってもおかしくなかっただけに、これが実にピッタリの相性を見せています。

1曲目からAC/DCのゴリゴリ感を彷彿させる、ヨコノリの魅力が爆発しています。

スローなスタートからアルバムは彼等特有のタテノリのハード・ブギへとなだれ込み、変わらぬドライヴィング・センスにニンマリする人も多いと思います。

中盤では、これでもかと泣かせてくれる哀愁バラード、「OVER YOU」で一息入れてくれて、アルバム後半では「FLYIN' HIGH」なる、これまた80年代のAC/DCを思わせるポップなミドル・ナンバーを聴かせてくれます。

ブルージーでヘヴィな曲もありますが、基本は跳ねる事を要求される軽いフットワークが目立ち、少しも衰えを見せていないのが奇跡です。

結成から40年以上、一度もメンバー・チェンジもなく、ここまで変わらぬ、いやむしろ若返っているバンドは彼等をおいては最早いないでしょう。

全10曲、約40分のコンパクトな構成もお見事で、一切駄曲の無い濃密なハード・ロックを堪能できる好盤です。

2015年6月14日 (日)

TWISTED SISTER UNDER THE BLADE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年作、トゥイステッド・シスターのデビュー・アルバムとなった1枚、「アンダー・ザ・ブレイド」、入荷しました。

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LAメタルの徒花的存在として語られている彼等ですが、活動期間は意外に長く、遅咲きのデビューとなった様です。

すでにそのケバさとポップなメロディは健在で、ブレイク寸前の匂いがプンプンしています。

メロディ作りはかなり王道ハード・ロック路線が守られていて、キッスやチープ・トリックを彷彿させる部分もあり、けっしてキワモノ的なバンドではなかった事が良くわかります。

アルバム・タイトル曲は、かつて悪名高い(?)PMRCが凶弾したナンバーで、女性を切り刻む歌とされましたが、実際は友人の手術のエピソードを歌ったものだ、と言い切ったディー・スナイダーが痛快でした。

とにかく聴いていて楽しくなるアルバムです。

2015年6月13日 (土)

BLACK SABBATH BORN AGAIN

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オリジナルは83年作、ブラック・サバス史上最も無視されているであろうアルバム、「悪魔の落とし子」、入荷しました。

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ロニー・ジェイムズ・ディオとヴィニー・アピスがバンドを離脱後、サバスは崩壊の危機を真剣に迎えていた様です。

大人の事情もいろいろあった様ですが、なんとイアン・ギランとの合体が実現し、全ハード・ロック・ファンを驚愕させます。

当初はサバス名義ではない予定だったらしいですが、やはり大人の事情で通産11作目のアルバムとしてリリースされます。

サバス+パープル、ある意味誰もが予想できた音でしたが、改めて聴き直してみるとこれが実に凄い内容だった事に気づかされます。

まずギラン唱法の充実ぶりに驚かされます。

パープル復帰後もこれ程ハイトーンが鋭かったとは思えない位です。

この人のロックン・ロール感覚、ややもすれば軽薄になりがちなノリとトニー・アイオミのリフが絡む様は、まさに必聴ではないでしょうか。

2015年6月12日 (金)

TREAT TREAT

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スウェーデンのBON JOVIとまで呼ばれ、EUROPEのジョーイ・テンペストが最も意識していたバンドとされるトリートの通算5作目のアルバム、「トリート」、入荷しました。

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彼等の過去の作品を聴く限り、EUROPEと同等の、あるいはそれ以上の成功があってもおかしくなかったと思えてならないのですが、残念ながら埋もれてしまった名バンドの一つです。

北欧メロディアス・ハードの個性と、優れたハード・ポップ的センスとバラードの湿り具合が悩ましい程魅力的なバンドだったのですが、特に前作にあたる89年作の「Organized Crime」は伝説的なメロディアス・ハード名盤の一つだと思います。

本作ではヴォーカリストの交代という大きな変化を迎えたアルバムとなり、サウンドもガラリと変わってしまっています。

グランジ、オルタナ症候群とでも言うべき90年代HR/HMへのすり寄りとも言われる作品ですが、個人的にはむしろ80年代アメリカン・メタルへ近づいたと思えます。

元SWEDISH EROTICA のヴォーカリスト、マット・レヴィンの加入により、ワイルドでスリージーな魅力を新たに加え、ほぼ同時期のWARRANTやFIREHOUSEといったパーティー・ロック・タイプのナンバーが増えています。

なかにはホーン・セクションを導入したいかにも80'sといったポップ・ナンバーも含まれているのですが、これは作曲にも関わっているマットの影響が強いのだと思われます。

北欧グラム・メタルの代表格とも言えたスウェディッシュ・エロティカのスリージーな部分を担っていたマットのざらついたアクの強いヴォーカルにバンドが合わせた事もあり、遅れてきた80年代メタル・バンド的なイメージが強くなっているのです。

それでも以前のトリートらしい印象的なメロディ、キャッチーなフレーズは残されていて、なかなかユニークなアルバムだと思うのですが、バンドのイメージが中途半端なものとなってしまったのは否めません。

事実彼等は本作を最後に一度解散をしてしまうのですが、時代的にも致し方なかったのかもしれません。

ヴォーカリストが変わる事でサウンドの変化が見られる事は良くありますが、本作にもそれが確かに当てはまると思います。

ただ元々メロディ作りの優れたバンドだけに、別バンドとしての魅力というより、器用さが目立つ気もします。

そしてやっぱりこのバンドの本質は、「JUSTICE」や「LEARN TO FLY」といったメロディアスなセンスの見事さであったのだとも思います。

2015年6月11日 (木)

D.A.D. RISKIN' IT ALL

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89年に日本でも鳴り物入りで紹介されたデンマーク発の4人組、D.A.D.の通算4作目となったアルバム、「リスキン・イット・オール」、入荷しました。

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デンマークと言えば、後に登場するDizzy Mizz Lizzyが印象に強く残りますが、当時はこのD.A.D.以外のロック・バンドが世界的に知られる事もなかったので、好奇の目で関心を集める事にもなりました。

前作となる世界デビューとなった彼等のサード・アルバム、「NO FUEL LEFT FOR THE PILGRIMS」のインパクトは確かに大きなものがあり、形骸化した80年代メタルとグランジの攻勢の隙間の中で、見事咲き誇る事に成功しました。

シングルとなった「Sleeping My Day Away」は、まるでADAM AND THE ANTSがポップ・メタルに挑戦した様なナンバーで、古くて新しい衝撃を日本にももたらしたと思います。

かなり多様な音楽性を持っているバンドらしいのですが、お国柄入ってくるロックの旨味を全て取り込んだ部分もあるのでしょうか、基本は古典的なハード・ロックではあると思います。

バンド名は元々、ディズニーランド・アフター・ダークという思わせぶりなもので、案の定あの夢の国から訴えられている様で、本作でもその恨み節と思える「D-LAW」でかなり悪辣なアティテュードを見せるパンキッシュなスタイルも魅力となっています。

田舎育ちのセバスチャン・バック、といった感のヴォーカリストを始め、メンバーの見栄えも良く、本作もそれなりに話題となったと思いますが、その後忘れ去られてしまっています。

本国では現在も活動を続けている様ですが、ユニークな存在感は忘れ難いものがあります。

パブ・ロック+AC/DC、ヨレヨレのPOISONと、言葉で説明するのがもどかしくなる独特のスタイルに加え、本作ではよりオーソドックスなハード・ロック色が強調され、今聴いてもなかなか楽しめる1枚だと思います。

 

2015年6月10日 (水)

ALIAS ALIAS

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メロディック・ロック、メロディアス・ハードの名盤の一つ、「エリアス」、入荷しました。

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90年にデビュー、シングルとなったバラード、「MORE THAN WORDS CAN SAY」を全米2位と大ヒットさせたこのエリアス(エイリアスではなく、エリアスという表記が一般的なようです)なるバンドの正体は、なかなか驚きの構成でした。
(蛇足ですが、この翌年にはエクストリームの「MORE THAN WORDS」が全米No.1ヒットとなっています。)

カナディアン・ハードの一発屋的名バンド、シェリフのメンバーであったフレディ・カーシとスティーヴ・デマーチが、彼等の83年発表の唯一のアルバムからシングル・カットされた「When I'm With You」が、なんと89年にラジオを中心に大ヒットし、とうとう全米No.1を記録するという奇跡的な偉業に奮起し、バンドの再結成を試みる事からALIASは誕生します。

このパワー・バラードは、なんとBON JOVI、DEF LEPPARD、WHITE LION等を押さえての1位となった事からも、実に凄い記録だった事がわかります。

結局シェリフは他のメンバーの反対に合い、バンド名義使用禁止となるまでこじれたようで、新たに再編成される事になりました。

シェリフ組2人に加わったのは、なんとHEARTのオリジナル・メンバーであったロジャー・フィッシャー、スティーヴ・フォッセン、そして70年代後半のハートを支えたマイケル・デロージャーの3人でした。

かなり意外にも思える組み合わせは、産業ロック、メロディアス・ハードの流れを汲む優良メロディック・ロックとして機能する事に成功します。

オープニング・ナンバーの「Say What I Wanna Say」は、YESの「ロンリー・ハート」を思い出さずにはいられませんが、手際よくメタリックに仕上げ、いきなり聴き手を引き込む魅力を持っています。

ジャーニー、ナイト・レンジャー等を彷彿させながら、ハード・ロックとしてのエッジも極めて優秀、AOR寄りのバラードも完璧と、遅れてきた大物感がプンプン匂ってきます。

本作リリース後、その消息が不明となりますが、約20年後となる2009年にはどうやらセカンド・アルバムを発表している様です。

全曲シングル・カット可能、ジャケットもいかにも80年代的センスといったところも魅力となり、無視できない隠れ名盤の一つだと思います。

2015年6月 9日 (火)

HANOI ROCKS BACK TO MISTERY CITY

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オリジナルは83年作、ハノイ・ロックスのオリジナル・アルバムとしては3作目となった、「ミステリー・シティ」、入荷しました。

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ドラムにはラズルが本作から正式参加し、バンドの人気もいよいよピークを迎えようとするきっかけともなったアルバムです。

プロデュースには元モット・ザ・フープルのデイル・グリフィンとピート・オヴァレンド・ワッツが担当、更にやはり元モットのモーガン・フィッシャーがコーラス参加しています。

70年代グラムの伝説的バンドのメンバーとして名高いこの2人のプロデューサー業というのは他にあまり聞いた事がないのですが、どうもオヴァレンド・ワッツはDEF LEPPARDのフィル・コリンがGIRLに参加する前に在籍していたグラム・メタル・バンド、Dumb Blondesにも関わっていた様で、かなり興味深いところです。

本作ではグラム・メタルというよりも、ハノイ本来の魅力であるパンキッシュなハード・ロック感覚がますます冴え渡るものとなっています。

シングルとなった「マリブ・ビーチの誘惑」では、3分にも満たないラモーンズ譲りのポップ・センスが爆発、パンクとメタルの架け橋とも言える当時ではシーンには少なかった個性をすでに開花させています。

また「アイス・クリーム・サマー」では、彼等のもう一つの魅力と言える甘酸っぱいセンスに彩られたミドル・ポップ・ナンバーとなり、本作のベスト・トラックともなっています。

ここで極めたグラム・パンク・メタルとでも言うべきスタイルに確信を持って、いよいよ次作の「Two Steps from the Move」で、本格的に全米進出を計るわけですが、ご存知の様に悲劇がバンドを襲ってしまいました。

アクセル・ローズが愛してやまなかった妖しさ、モトリー・クルーには持ち得なかったしなやかさが同居したこのバンドの魅力を考えると、本当に悲劇的な運命を恨めしく思えてしまいます。

2015年6月 8日 (月)

TERRA NOVA BEST OF + 5

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メロディアス・ハード・ファンにとっては、忘れ難い名バンドの一つ、テラ・ノヴァのベスト盤、「ベスト・オブ・プラス・ファイヴ」、入荷しました。

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彼等が彗星のごとく現れたのは90年代後半、オランダというHR/HM未開の地と言える国から新鮮なメロディと共に日本でも紹介されました。

オランダと言うと、古くはFOCUSといったユニークなプログレ・バンド、そして80年代にはあのVANDENBERG、90年代に入るとヴァレンシア、ロビー・ヴァレンタインといったQUEENの申し子が現れましたが、TERRA NOVAの様に透明感とキラキラした質感を持った音楽性はかなり意外にも思えます。

美しいアート感覚が目立つアルバム・ジャケット同様、ハード・ポップと簡単に言い切るにはあありにも気品が漂う嫌いもある程、その優れたメロディ、アレンジは80年代型ハード・ロックが止めてしまった進化の理想型でもあったと思われます。

音楽的リーダーでもあるヴォーカリストのフレッド・ヘンドリックスのセクシーで太い声質も個性的で、これまでのメロディアス・ハードのイメージを一新するものが確かにあったと思います。

本作は彼等の3部作と言える、「Livin' It Up」、「Break Away」、「Make My Day」の初期のアルバムからセレクトされ、更に未発表となる5曲が収録されています。

この新曲と言える5曲がまた実に彼等らしく、力強いメタリック・ナンバー、BON JOVIを彷彿させるホーンがバリバリに盛り上げる爽快ナンバー、そして彼等の真骨頂と言える美しいバラードが並んでいます。

アメリカンなカラッとした晴天を思わせる輝き、欧州の湿り気、そしてソウルフルな情感溢れるヴォーカル、これらがキャッチー極まりないメロディによって表現されているだけに、文句の付けようはありません。

あまりにも優等生すぎるサウンドに、毒気を求める方には甘すぎるのかもしれませんが、彼等の美メロを否定するのはかなり困難な作業になるはずです。 

2015年6月 7日 (日)

ROBERT PLANT MANIC NIRVANA

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オリジナルは90年作、ロバート・プラントのソロ作第5弾となったアルバム、「マニック・ネヴァーナ」、入荷しました。

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前作ではジミー-・ペイジがゲスト参加、更にツェッペリン・ナンバーがサンプリングされる等、かなり吹っ切れた感のあるハード・ロックぶりが目立ちました。

時代への擦り寄りと同時に、新たな自分らしさに果敢に挑んでいた80年代前半と比べると、かなりツェッペリンの栄光を無理なく生かす事に躊躇しなくなったのだと思います。

そうしたスタイルが本作でも踏襲され、バンドも引き続き同メンバーにより構成されています。

オープニングの「Hurting Kind」でいきなり弾けるハード・ロックぶりは、本作への期待を高め、実際シングルとしてもスマッシュ・ヒットを記録しました。

全体的にはかなりモダンなアレンジが目立つものとなり、ファンキーかつソリッドなサウンド・プロダクションは82年作の「11時の肖像 Pictures At Eleven」を彷彿させますが、より洗練されたメロディが進化を感じさせます。

とりわけWINGER版カシミールとでも言えそうな「Anniversary」での開き直っぷりは見事で、この辺は当時のプラントの右腕となっていたフィル・ジョンストンの貢献が大きいのでしょうが、それにしても意外な程のポップ展開をしています。

他にもバンド名義のナンバーが多く、プラントの年齢相応の個性を生かし、ツェッペリン・ブランドと80年代型ハード・ロックの理想的な融合に成功していると思います。

1曲のみカヴァーとなり、60年代のヒット曲である「Your Ma Said You Cried in Your Sleep Last Night」を、これまたモダンに蘇らせています。

結果的にはソロでのハード・ロック作としては最終作となった気もしますが、乱発したツェッペリン・クローンを軽くいなすかの様な余裕と貫禄は十分で、重厚さよりもキラキラ感を選んだ方法論もこの人に合っていたのでは、と思える快作です。

2015年6月 6日 (土)

EVANESCENCE FALLEN

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オリジナルは03年作、エヴァネッセンスのメジャー・デビュー盤にして、全世界で1500万枚以上のセールスを記録したモンスター・アルバム、「フォールン」、入荷しました。

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形骸化した90年代以降のメタル・シーン、とりわけオルタナティブ・メタル、ラップ・メタルといったサブジャンルが行き着いた先にこのバンドがあったのだとしたなら、時代は再びメロディ指向へと戻されたのだと思います。

その揺り戻しを先導したのが、当時20代前半の女性であったのは、今考えると実に劇的な事だったのではないでしょうか。

日本でゴスロリがメインストリームへ浸透したのとほぼ同時進行であったと思いますが、エイミー・リー嬢の可憐かつダークなヴィジュアルが、シーンを席捲したのは必然であったのかもしれません。

加えて美声と、極めてキャッチーな歌メロ、更にゴシックメタル調のオーケストレーションやコーラス、ラップの効果的導入とアグレッシヴなアレンジは、それまでのメタルの総決算的な完成度を誇っていたと思います。

メロディにはむしろ古典的な旋律が多く目立つのですが、メタルとして一本化された時に生まれる破壊力と美しさは、以降のガールズ・メタルのモデル・ケースにもなっていると思われ、現在の日本でもその方法論は変わらず引き継がれている気もします。

映画「デアデビル」で使用されたナンバーが含まれている事でも有名ですが、アルバム全曲が昨今のアクション映画、SF映画で使用されても全く違和感の無いドラマ性を持っているが見事です。

DVDには「BRING ME TO LIFE」、「GOING UNDER」、「MY IMMORTAL」の3曲のPV、そしてメイキング映像が2曲分収録されています。

この時に素のエイミーの映像に個人的にはかなり釘付けになったのですが、華と闇を抱えた実に稀有な魅力を持った女性だと思います。

2015年6月 5日 (金)

HAREM SCAREM BELIEVE

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ハーレム・スキャーレムの通算4作目となったアルバム、彼等の過渡期を象徴する1枚にもなった、「ビリーヴ」、入荷しました。

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前作の「Voice Of Reason」は、HR/HMバンドとして彼等が時代と向き合った結果生まれた意欲作とも言え、元々器用なバンドであるだけに成し得たダーク&ヘヴィ作だったと思います。

結果的にはレコード会社からポップ化を迫られ、本作では彼等の代名詞でもある重厚なコーラス、ドラマティックなメロディへと回帰しています。

本国カナダでは「KARA CLEANSING」のタイトルでリリースされ、以降のハード・ポップ的展開も見せている陽性のキャッチーさは、強いられたものかもしれませんが確かにバンドの新たな魅力とはなりました。

ちなみにその「カーマ・クレンジング」は、日本ではラスト曲として収められいて、前作のグランジ寄りのヘヴィさを引きずった曲となっているのですが、日本盤では収録曲、曲順を変更したためキラキラしたサウンドの印象が強調されている気がします。

日本では最も従来の彼等のイメージが強いオープニング曲、「ビリーヴ」のタイトル、ミステリアスで幾分ジミなアートワークでリリースされたために、(しかも後にスペシャル・エディションとして再リリースされています)混乱した印象が強いアルバムなのですが、かなり完成度は高く、本作を最高傑作と呼んでしまってもいい勢いはあると思えます。

シングルとなった「Die Off Hard」は、まさにハーレム・スキャーレム節を集約したものとなり、その燃え上がる様な高揚感とメタリックな質感は他のバンドにはなかなか求められないものではないでしょうか。

すでに「HAIL HAIL」、「Mornig Grey」といった曲で、ブリティッシュ・ポップ的なエッセンスを取り入れてはいますが、本作の主役はやはり高性能メロディアス・ハードだったと思います。

どうもバンド側はあえて自分達のパブリック・イメージを前面に出した作風にしたという話なのですが、やろうと思ってできてしまうのはさすがとしか言いようがなく、このバンドの底力を感じずにはいられません。

タイプの違うナンバーが並ぶ事により、バラついたイメージが若干残るのが残念なのですが、各曲のレベルは彼等のキャリアの中でも特筆すべきものだと言い切れます。

2015年6月 4日 (木)

DREAM THEATER LIVE AT THE MARQUEE

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ドリーム・シアターにとって、初のライヴ・アルバムとなった1枚、「ライヴ・アット・ザ・マーキー」、入荷しました。

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EP的な要素も多いコンパクトな構成ですが、彼等の演奏力の高さを再確認できる実に興味深い内容となっています。

収録は93年のヨーロッパ・ツアーからで、今は閉店してしまったロンドンの伝説的クラブ、マーキーでのライヴ音源です。

80年代にはメタル、そしてネオ・プログレの聖地ともされていたマーキーでのショーは、バンドにとっても感慨深いものだったと思われます。

セカンド・アルバムの「IMAGES AND WORDS」のリリースに伴い、彼等の評判は日本先行よりも本国アメリカで高くなり、そして当時YESのメンバーも彼等に注目する程になっていた様です。

そうした盛り上がりの中、「メトロポリス」のライヴ完全再現は圧倒的な説得力を持って響いています。

ジェイムズ・ラヴリエを得たバンドは、むしろライヴ・バンドとしてパワー・アップした様で、正確無比なバンド・サウンドに加え、ヴォーカリストの表現力の高さにまず驚かされます。

アルバム未収録曲の「ボンベイ・ヴィンダルー」は、ミステリアスなインスト・ナンバーで、ドリーム・シアターのカラフルな音楽性の幅をより広げています。

当然ながらスタジオ・アルバムよりもアグレッシブなメタル色が強調されたサウンドは、このバンドの骨格はやはり鉄で構成されているという事を思い知らされます。

これもまた改めた言う事ではないのでしょうが、軽く聞き流す事を許さないメロディの吸引力も見事で、ファンにとっては必聴の1枚でとなっています。

2015年6月 3日 (水)

JOE PERRY JOE PERRY

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JOE PERRY PROJECTでの「いつまでも熱く Once A Rocker, Always A Rocker」以来、なんと22年ぶりとなったジョー・ペリーのソロ作、「ジョー・ペリー」、入荷しました。

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もちろんその間エアロスミスでの精力的な活動をしていたわけですが、ここに収められたのはバンドとして不向きな曲やパーソナルなナンバーといったものではなく、生涯ロッカーとして溢れ出てくる音を全部自分でやりました的なものとなっています。

ドラムの他は全て自身で担当というマルチ・プレイヤーぶり、そしてこれまでJPPでは専任ヴォーカリストを抱えていましたが、ヴォーカルも頑張ってくれています。

ヘタウマ的な魅力があったジョーのヴォーカルも、ここではキース・リチャーズにも近い枯れ具合が更なる渋みを見せています。

ギタリストとしては、元々派手な人ではなく、堅実にリフを積み重ねていくタイプだと思いますが、それこそが最大の個性となっているのも事実で、オープニングの「Shakin' My Cage」からこれぞジョー・ペリー節と言うべきリックが炸裂しています。

スティーヴンが歌ったらもっとカッコいいのに、なんて言ってはいけません。

疾走するギターと、ヨレ気味のヴォーカルの絡み具合がたまらないのです。

70年代エアロを彷彿させるナンバーが目立つ中、ドアーズ、ウッディ・ガスリーのカヴァー、そしてどこかアブストラクトな面も感じられるインスト・ナンバー等を含み、バンドから離れたバラエティさもユニークです。

奇しくもジョー離脱後のエアロが「美獣乱舞」で収録していた曲と同名異曲となった「Push Comes To Shove」では、モダン・ブルースとでも表現すべき境地に達していてるのも興味深いところです。

スタイル、ヴィジュアルも含めてカッコ良い人ですが、やはり鳴らす音もこうあるべきだ、というのもしっかり押さえているのはさすがで、けれん味や意外性とは無縁のところでいぶし銀の魅力を放っていると改めて再確認させられる1枚です。

2015年6月 2日 (火)

STATUS QUO ON THE LEVEL

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オリジナルは75年作、ステイタス・クォーの通産8作目のアルバムとなった、「オン・ザ・レベル」、入荷しました。

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すでに本国イギリスでは絶大な支持を得ている人気バンドとして確固たる地位を確立、本作もチャート1位となったヒット作となりました。

親しみやすいメロディ、心地良いブギは、ハード・ロックの楽しさのみを抽出した様なサウンドが、移り変わりの激しいロック・シーンで常に愛されていたのは、イギリス人の気質の現れの一つなのでしょうか。

シングルとなった「Down Down」は、彼等の長いキャリアの中では唯一のNo.1となっています。
(94年にはマンチェスター・ユナイテッドF.C.との共演となった「Come On You Reds」が1位となっています。)

この曲にしても、取り立てて素晴らしいメロディと印象的なリフやアレンジが目立つわけではありません。

ただすんなり体に入ってきて、飽きがこないロック・ナンバーなわけです。

この飽きがこない、というのがやはり重要だと思われ、なかなか出来そうで出来ない部分だと思えます。

AC/DCやZZ TOPが愛されるのも、そうした理由が大きいと思うのですが、ステイタス・クォーはどこか牧歌的とも言える人懐っこさが手伝い、英国国民的バンドとして今も君臨しているのだと思います。

日本人にとっては、なかなかわかりづらい魅力なのですが、本作の出せそうで出せない音を聴くと、そのほんの一端でも感じ取る事ができるかもしれません。

2015年6月 1日 (月)

LIONSHEART LIONSHEART

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大英帝国、栄光のブリティッシュ・ハード復権への救世主とまで言われたライオンズハートのデビュー・アルバム、「獅子の咆哮」、入荷しました。

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元GREAM REAPER、ONSLAUGHTのヴォーカリスト、スティーヴ・グリメットの強烈なキャラ、熱いヴォーカルを看板に、WHITESNAKE最盛期を思わせる極上のHR/HMを聴かせてくれます。

特に日本ではグリメットの容姿が某人気漫画のキャラクターと比較される程注目を浴び、その情感溢れるヴォーカルと共に愛される事となりました。

音楽的な要となっているのは、双子のマイクとスティーヴのオワーズ兄弟で、いくつかのバンドを経て、ここで大ブレイクを果たしています。

特にマイクの書くメロディは、伝統的なブリティッシュ・ハードというよりは、N.W.O.B.H.M.前後の黄金期を通過したと思われるキャッチーなものとなっていて、90年代に突如として現れたライオンズハートを懐かしさと同時に新鮮な魅力を備えるの事に成功しています。

その優れたメロディを効果的に表現しているのがグリメットで、デヴィッド・カヴァーデイル色に始まり、時にRAINBOWを思わせるナンバーではロニー・ジェイムズ・ディオを彷彿させる等、ヴォーカルの巧さがバンドの個性を際立たせています。

緩急の使い分けも絶妙で、「Living In A Fantasy」の様なスピード・ナンバーでの萌え上がる様なドラマ性、そしてゲイリー・ムーアやホワイトスネイクも真っ青な哀愁バラード、「All I Need」での泣かせっぷりも半端ではありません。

残念ながらオワーズ兄弟とグリメットの蜜月時代は本作限りとなり、セカンド以降では大幅なメンバー・チェンジがあったため、ここでの見事な完成度は実質的に彼等のピークとなってはしまいましたが、90年代に産み落とされた奇跡的なアルバムとして今も輝いていると思います。

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