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2015年5月の31件の記事

2015年5月31日 (日)

SCORPIONS EYE Ⅱ EYE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

スコーピオンズの通産14作目のアルバムにして、彼等の最大の問題作と言うべきアルバム、「アイ・トゥ・アイ」、入荷しました。

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「CRAZY WORLD」、「FACE THE HEAT」と続いた彼等なりの90年代メタルの消化、そして前作に当たる「PURE INSTINCT~蠍の本能」では80年代回帰とも思えるキャッチーなメタルがスコーピオンズの存在感を強めていただけに、本作での迷走ぶりには誰もが驚いた思います。

east west移籍第2弾、また20世紀最後のアルバムという事で、バンドがかなり気負いすぎたのか、レコード会社の思惑が働いたのか、それはわかりませんが、メンバー自身は後に失敗作だったと公言しているようです。

エレポップさながらの軽いアレンジ、ギターよりもエレクトロニクスが目立つサウンドは、彼等がここまで時代に迎合する必要性が本当にあったのか疑問です。

時折挟まれるヘヴィなリフに、やっとスコーピオンズ節が聞けると思った瞬間、メロディ本体はポップスへと変化していってしまいます。

確かにミステリアスで良く練られたナンバーが多いのですが、ボン・ジョヴィが自身のルーツと王道ロックを臆面も無く晒していく方法論とはまた違い、無理して着飾った印象が強いものとなっています。

「Obsession」、「What You Give You Get Back」、「A Moment In A Million Yeas」といった曲では、メロディアス・ハード派にとっては否定できない魅力を持っている筈です。

ただそれがユニークな1枚としてクセになる味わいも持っているのも事実で、特にバラードにおける彼等のメロディ作りはやはり超一流と言わざるを得ません。

2015年5月30日 (土)

WHITESNAKE SLIP OF THE TONGUE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

空前の大ヒット作となった「白蛇の紋章 サーペンス・アルバス」から2年、80年代ホワイトスネイクの最終作となった1枚、「スリップ・オブ・ザ・タング」、入荷しました。

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一時はマイケル・ジャクソンの「BAD」と並ぶ全米2位というチャートを記録した事を考えると、前作の爆発ぶりに改めて驚かされます。

デヴィッド・カヴァーデイルとジョン・サイクスの絶妙にも思えたマッチングも、やはり才能ある両者のぶつかり合いは避けられなかったのは仕方ないとしても、ジョンのソング・ライティング・センスを失ったのはかなり大きかったはずです。

新たな右腕となったのはすでにアナウンスされていたエイドリアン・ヴァンデンバーグで、本作ではほとんどの曲の作曲に関わっています。

ところがエイドリアンは怪我のためレコーディングには参加せず、しかもヴィヴィアン・キャンベルはすでにクビにされているという悪状況の中、白羽の矢が立ったのはあのスティーヴ・ヴァイでした。

これにはかなりのファンが驚いたと思いますが、いざ蓋を開けるとかなり抑え気味のヴァイが健闘してくれています。

かつてデイヴ・リー・ロス、アルカトラスで自由奔放に暴れまわっていたザッパ門下生は、ここでは個性を完全に殺さずに80年代ホワイトスネイクの完成形を提示してくれています。

エイドリアンのメロディ・センスも、もっと再評価がされていい程優れていると思います。

好みが分かれるところでしょうが、ジョン・サイクスのTHIN LIZZY節やゲイリー・ムーアからの影響の強いメロディ指向よりもアグレッシヴなハード・ロックへの傾向と、より欧州的湿り気の強い資質が明らかに差となって現れています。

恒例となったセルフ・カヴァー大会は、「FOOL FOR YOUR LOVING」で、ツェッペリン大会は「JUDGEMENT DAY」で、また大人のエロエロ・モードを全開にした歌詞等、前作を踏襲した作風とはなっていますが、セールス的には落ち着いてしまったのは仕方ないと思われます。

ガンズやメタリカにHR/HMファンが一斉に大移動していった時代であり、金髪を振り回すデヴィッドのインパクトも薄れた事もあると思います。

ただブリティッシュ・ハードの古株であり、パープル遺伝子を持ったバンドが、こうして90年代目前に活躍していたのは奇跡的であったのは間違いありません。

そして本作では、そのパープル時代のデヴィッドの盟友であるグレン・ヒューズが「CHEAP AN' NASTY」でゲスト参加をしています。

ブラック・サバスへの参加以来、ドラッグ問題を抱えていたためリハビリをしていたグレンが、本作への参加をきっかけにシーンへ復帰した事を考えると、これもまた感慨深い事実であると思われます。

2015年5月29日 (金)

HAREM SCAREM MOOD SWINGS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは93年作、ハーレム・スキャーレムのセカンド・アルバムして、彼等の代名詞的作品となった傑作、「ムード・スウィングズ」、入荷しました。

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特に日本では本作がデビュー盤として紹介され、90年代ヘヴィ・ロック・シーンの中で、枯渇していたメロディアス・ハードが突然湧いて出た様なインパクトをもたらしました。

以降の新世代メロディ主義バンドの代表格となったハーレム・スキャーレム自身が、本作の完成度を越える事が最大の課題となっていったのも事実だと思います。

カナダのバンドらしく、コーラス・ワークや叙情的な部分も目立つのですが、ハイトーンではないパワフルなヴォーカル、欧州的翳りを分厚く聴かせる構成力等、これまでのカナディアン・ハードとは違う個性も珍しかったと思います。

AOR的なライトなパワー・バラードではなく、あくまでもHR/HMとしてのダイナミズムを大事にしたアレンジ能力が優れていたのも、彼等の強みであったと思います。

これまでジャーニーやフォリナーといったバンド名を引き合いに出して語られてきたメロディアス・ハードが、彼等の登場によりハーレム・スキャーレム的な、というボキャブラリーが増えたのも大きかったと思います。

確かにデフ・レパードと比較されてもおかしくないサウンド・プロダクションではありますが、彼等の方がより80年代的なメロディ・センスを骨格としながら、グランジ以降のアグレッシヴな体質も自然と吸収しているのが何より新鮮だったのだと思います。

それが結果的に彼等の特徴的な燃え上がるような高揚感、そして感動的なコーラスとなっているのでしょう。

本作リリースから20年後、「MOOD SWINGS Ⅱ」としてバンドはアルバムを再録していますが、それだけ彼等自身にとっても大切な作品だったと考えられます。

セカンドにして最高傑作を生み出してしまった悲劇、という側面も否定できませんが、2000年代の復活後の彼等は、本作をベースにした良質のメロディアス・ハードを作り続けている事も追記しておきます。

2015年5月28日 (木)

COZY POWELL ESPECIALLY FOR YOU

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

コージーの他界後にリリースされた、ソロ名義第5弾となったアルバムで、結局オリジナル・スタジオ・アルバムとしては遺作となってしまった1枚、「エスペシャリー・フォー・ユー」、入荷しました。

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元々は「Twin Oaks」というタイトルで、ブラック・サバス在籍時の95年頃から制作されていた様ですが、ご存知の様にブライアン・メイやグレン・ティプトン、ピーター・グリーン、更にイングヴェイとの仕事に追われていた彼の多忙なスケジュールな中で完成まで時間が掛かったそうです。

結局プロ・デビュー30周年となった98年に陽の目を浴びる事となりましたが、同年4月に悲劇的な事故が起こり、その約半年後に本作がリリースされています。

今回はヴォーカリストを据えた、完全なバンド編成で、ほぼ全曲がヴォーカル曲となる構成となっています。

ベースにニール・マーレイという盟友を迎えていますが、ギタリストにはブライアン・メイ・バンドで知り合ったほぼ無名のプレイヤー、マイク・カズウェル、ヴォーカルにはROYAL HUNT、ARTENSIONでの活動で知られるジョン・ウェストと、この3人を中心に、数名のキーボーディストが迎えられています。

ネオクラ、パワー・メタルの印象が強いウェストのヴォーカルは、ここではコージーが指摘する通り、デヴィッド・カヴァーデイル、ルー・グラムといった情感溢れる声を聴かせてくれて、曲の方もそれに合わせたメロディが揃っています。

コージーは曲作りには参加せず、ドラマーとして徹しているため、カズウェルの作るかなりオーセンティックなハード・ロックを伸び伸びと聴かせてくれています。

コージー作品としては最もポップ、メロディアスという印象が強く、晩年の彼がこうしたストレートなロック作品を自ら作り上げていたのは、かなり感慨深いものがありますが、唯一のインスト・ナンバーとなった「HAUNTED BY THE DEVIL」では、あの大出世作である「悪魔とダンス Dance with The Devil 」を改作、カヴァーしてくれています。

ラスト・ナンバー、「YOU'RE ALL I BELIEVE IN」はフォリナー・タイプのバラードとなっているのですが、どこかコージーの運命を予見したような歌詞も加わり、ファンにとっては涙を誘うナンバーではと思われます。

2015年5月27日 (水)

Y&T YESTERDAY AND TODAY LIVE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

Y&Tのオフィシャル・ライヴ盤としては2枚目となった、「イエスタデイ・アンド・トゥデイ・ライヴ」、入荷しました。

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彼等の歴史の中でも忘れ難い記録となっています。

収録されたのは90年12月、29日と31日のカリフォルニア、すなわち彼等の解散コンサートとなった公演です。

日本のHR/HMの熱心なファンなら、彼等が印象的なナンバーを多く残してきた事は当然の様に知っていると同時に、彼等が一度解散に追い込まれるのは納得がいかないのではと思います。

結成から17年、彼等は言わば激動の80年メタル・シーンの中でいいように弄ばれた感のある悲劇的なバンドでもあったと思います。

Yesterday&Todayとして70年代後半にデビューし、本格的な次世代アメリカン・ハード・バンドとして期待されながらも、彼等が脚光を浴びたのは80年代のN.W.O.B.H.M.の流れの中でした。

Y&Tと改名し、静と動のコントラスト、湿り気タップリの哀愁感、ソウルフルなヴォーカルとエモーショナルなギターは、本国アメリカよりも欧州や日本での人気を高めていきました。

やがてポップ・メタル勢の隆盛期が訪れると、元々その要素もあった彼等にもその需要は高まりますが、彼等の熱すぎるメロディとスタイルは重すぎたのでしょうか、日本での熱い支持に反してアメリカでは早い段階からイメージ・チェンジを強いられたのでした。

GEFFEN移籍後のスタジオ・アルバム2枚では、そうしたライトな感覚を新たな魅力を打ち出しますが、どうもあっけなく切られてしまったようです。

Yesterday&Today時代のナンバーも2曲含む本ライヴを聴いていると、職人気質と世渡り下手という性格を持ったこのバンドが愛おしくてなりません。

「MIDNIGHT TOKYO」を日本語を交えて紹介するデイヴ・メニケッティに、肩入れの強い日本のファンも多い事でしょう。

「FOREVER」で涙混じりに拳を振り上げる人もいるでしょう。

一時代の終わりを感じさせる事なく、パワフルかつ流麗に進んでいくライヴには未練の一欠片も感じられません。

曲の良さもさることながら、こうしたバンドの人間的な側面がY&Tをより魅力的にしてきたのは確かだと思えます。

2015年5月26日 (火)

SIXX: A.M. MODERN VINTAGE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ニッキー・シックス率いるSIXX:A.M.の、前作から3年ぶりとなったサード・アルバム、「モダン・ヴィンテージ」、入荷しました。

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もちろんモトリーの終焉へ向かっての活動もその間あったわけですが、ニッキーがこのバンドに本格的に専念してくれるなら、個人的にはMOTLEY CRUEへの未練も一度忘れてもいいと思っています。

果たしてニッキーが本当にパーマネントなバンドとして考えているのか、ファンとしては大いに気になるところだと思います。

これまでBrides of Destructionや58といった前科もありましたが、それは帰るべき場所モトリーがあったからこそ容認されていた節もあったと思います。

更にこのSIXX;A.M.に関して言えば、「The Heroin Diaries Soundtrack」はニッキーのパーソナルな側面を音で具現化したサイド・プロジェクト的なアルバムで、「This Is Gonna Hurt」はポップ・フィールドへの挑戦状であり、どちらかと言うとジェイムズ・マイケルのカラーが強かった内容だったために、本気度も見えにくかったのです。

考えてみればBEAUTIFUL CREATURES、そしてGUNSでギタリストとして活躍してきたDJアシュバ、そしてSCORPIONSやサミー・ヘイガー、その他多くのプロデューサーとして名を売ってきたジェイムズを相手に、お遊び感覚で済まされるわけはありません。

前作の弾けっぷりは気まぐれではなく、よりポップ展開をしているところからも、ニッキーの本気っぷりが見てとれる気がします。

驚かされたのはカーズの「DRIVE」のカヴァーで、原曲の持つドリーミーな雰囲気を壊さずに、かなり大胆なアレンジをしているのですが、基本はモダン・ロック・スタイルを貫いています。

またニュー・ウェイヴ調、ブリティッシュ・ポップ風、あるいはファンキーなアレンジも飛び出し、パワー・ポップ・バンドとも思えるサウンドも新鮮です。

ジェイムズのヴォーカルが一貫して21世紀型アメリカン・ロックの王道スタイルを保っているため、ロック・フィールドからの逸脱を免れてはいますが、歌メロだけ聴いたら完全なポップ・バンドと間違われても仕方ないかもしれません。

ここまで開き直ったかの様な弾けっぷりは、中途半端な気持ちでは逆にできないでしょう。

今はモトリー待望論もまだまだ残っているとも思われ、本作に対する評価も賛否両論あるでしょう。

しっかりと時代感覚を生かしながら、かなり古典的なポップ・センスでまとめられた本作は、これはこれで大成功だと思います。
(まさにアルバム・タイトル通りなのでしょう。)

このバンドの行き着く先、すなわち次作をこの耳で聴くまでは死ねません。

新たな「DR. FEELGOOD」を期待する事はしませんが、このバンドならニッキーは永遠にカッコ良くいられる気がしてなりません。

2015年5月25日 (月)

FOGHAT LIVE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは77年リリース、フォガットのライヴ盤にして彼等のキャリア史上最も有名で、最大のセールスを上げた1枚、「ライヴ」、入荷しました。

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フリートウッド・マック、チキン・シャックと共に、60年代英国三大ブルース・バンドと称されたサヴォイ・ブラウンのメンバーにより結成され、トッド・ラングレンのプロデュースによりデビューした彼等は、最初からアメリカで大歓迎されていました。

ブギをベースに疾走していくハード・ロック・スタイルは、ここ日本ではAC/DCやZZ TOPと比べると、ほとんど無名にも近い扱い方ですが、このライヴ・アルバムを聴くと彼等の人気の秘密がわかろうというものです。

情緒には欠けるものの、グイグイと引っ張っていくパワフルなバンド・サウンド、マディ・ウォーターズ等のカヴァーもブルース寄りではなく、あくまでもハード・ロックとして聴かせてしまう豪快さは、単純明快、爽快感しか残らないダイナミズムに溢れています。

この辺のストレートさ、ポップな歌メロがアメリカ人に受けたのは良くわかります。

対して侘び寂びを求める日本人にとっては、あまりにも肉食的に映ってしまったのでしょうか。

哀愁味のあるブリティッシュ・ハードというよりは、明るく楽しいハード・ロック・パーティーといった感じが強く、70年代においては稀有な英国バンドだったのかもしれません。

フォガット入門編としてはもちろん、ドカドカうるさいロック・アルバムを聴きたい時にオススメの1枚です。

2015年5月24日 (日)

APRIL WINE FIRST GLANCE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは78年作、エイプリル・ワインの通算7作目となったオリジナル・スタジオ・アルバム、「閃光」、入荷しました。

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カナダでは中堅の人気ロック・バンドとしての地位を確固たるものにしていましたが、本作で本格的にアメリカに進出し、米キャピトルからの第1弾リリースとなりました。

更にギタリストが新たに加わり、長年4人編成だったバンドも5人となり、トリプル・ギターとしての個性を打ち出します。

それに伴い、それまで割りと幅広い音楽性により、いかにもカナダらしい大らかなロック・バンドから、ハード・ロック・バンドとしてのカラーを強めます。

その象徴となったのが、スマッシュ・ヒットを記録した「ROLLER」で、ハード・ブギをベースにライトなドライヴィング感覚を取り入れ、ポップなAC/DC、洗練されたZZ TOPを思わせるサウンドを生み出しています。

時代はパンク旋風が吹き荒れる混乱期でしたが、そんな現状はどこ吹く風と、陽性のメロディと軽いフットワークで疾走していきます。

バラード・バンドとしての魅力もすでに光っていて、80年代メタルへと繋がるセンスも見逃せません。

2015年5月23日 (土)

WENDY O. WILLIAMS WOW

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは84年作、PLASMATICSの看板ヴォーカリストであり、過激なパフォーマンスが伝説となっている、今は亡きウェンディ・O・ウィリアムズのソロ名義第1弾となったアルバム、「WOW」、入荷しました。

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プロデュースはジーン・シモンズ、そしてポール・スタンレー、エース・フレーリー、エリック・カーと、当時のKISSのメンバーが全員ゲスト参加したという豪華な内容となっています。

プラズマティックスがKISSの前座として参加した事から、ジーンが本作を手掛けるきっかけになっているのですが、何故かバンドは崩壊し、ウェンディの「WOW」という名前がプロジェクト名になった様です。(当時のPLASMATICSのメンバーもレコーディングに参加しています。)

パンクとメタルの架け橋として重要な存在であったプラズマティックスは、ウェンディの過激性だけが先行し、音楽性は正当評価されてこなかった気がしますが、本作では完全にメタル寄りのアルバムとなっています。

オープニングはまるでジョーン・ジェットへのアンサー・ソングとも言える、そのものズバリの「I LOVE SEX  (AND ROCK AND ROLL)」。

ジーンの的確なソング・ライティングにより、ウェンディのキャラを最大限に生かしたナンバーとなっています。

シングルとなった「IT'S MY LIFE」はジーンとポールの共作曲で、KISSヴァージョンとしては「THE BOX SET 地獄のギター・ケース」で披露されています。

「THIEF IN THE NIGHT」はKISSの87年作、「CRAZY NIGHTS」にも収録され、いかにもジーンらしいメタル・チューンです。

「Opus In Cm7」、「Legends Never Die」とパワー・バラード・タイプのナンバーにも果敢に挑戦していて、ドスの利いた声を封印し、ジョーン・ジェットとリタ・フォードの中間を行く様な魅力も開花しています。

80年代メタル路線の徹底で、この人の個性がよりハッキリしたという意味では大成功だったと思います。

ちなみにラスト・ナンバーの「Ain't None Of Your Business」は、ジーン、エリック・カー、そしてヴィニー・ヴィンセント作の曲なのですが、KISSが「DESTROYER」時代にピーター・クリスのヴォーカルによりデモ音源を残しているナンバーと同名なのですが、どうも違う曲、あるいは改作されたものの様です。
(ピーターが歌ったのはDETECTIVEの77年のオリジナル曲のカヴァーだったと思われます。)

2015年5月22日 (金)

SCORPIONS HOT & SLOW THE BEST OF THE BALLADS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

スコーピオンズの変則的ベスト盤の一つで、バラード・ソング集となったコンピレーション、「ホット&スロー ザ・ベスト・オブ・ザ・バラッズ」、入荷しました。

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彼等のRCA時代、すなわち74年から78年に掛けての4枚のスタジオ・アルバム、1枚のライヴ盤からセレクトされています。

ベストとは言え、モノクロによる彼等らしい色っぽいジャケットにも手抜きがありません。

ご存知の様にこの時代のスコーピオンズは発禁ジャケット続発期、過激、猥褻な事で有名ですが、ウリ・ジョン・ロートが在籍した哀愁メロディ満載の音楽的魅力も最大の魅力となっていました。

ギンギンにメタリックなナンバーの方がもちろん多かったのですが、その美しさ故、哀愁ハード・ロックとしてのイメージが特化されたのだと思います。

現在の彼等ももちろんパワー・バラード、泣き節は欠かせない持ち味となってはいますが、特に日本人の琴線に触れるジトジト、ヌレヌレに湿ったメロディはこの時期、ウリのギター特有のものでした。

かつてカルロス・サンタナのギターは「弦から精液」とまで形容されましたが、ウリに至っては弦からガマン汁たれっぱなし、とでも表現すべきでしょうか・・・

クラウス・マイネの演歌型歌唱も唯一無比の個性となっており、この時代のスコーピオンズを未だに愛し続ける人も少なくないと思います。

日本人にとっては嬉しい編集となっており、「TOKYO TAPES」で有名となった「荒城の月」、そして「暴虐の蠍団 Taken By Force」収録の「愛のために生きて Born To Touch Your Feelings」が含まれています。

後者の後半、泣きまくるウリのソロに絡むようにして英語、ドイツ語、そして日本語による女性の詩の朗読が個人的には大好きです。

アナログ時ではかなり控え目だったのですが、いつからか日本語部分がかなり大音量で聴こえるミックスとなり、はっきり詩が聞き取れる様になりました。

これが曲をぶち壊す酷い棒読みだ、という意見も多いようですが、青臭さ満載、一周した素敵な朗読なので掲載しておきます。

「僕は全てを みんなに与え 君の心の 詩になるために 音の精から 生まれた

目を閉じてごらん そしたら僕は 君の心に入り

春のように 君を目覚めさてみよう

だって僕は 君の心に 触れるために 生まれたんだから 」

2015年5月21日 (木)

DIRTY WHITE BOY BAD RAPUTATION

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ダーティー・ホワイト・ボーイの90年作、「バッド・レピュテーション」、入荷しました。

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2枚のアルバムを残し、メロディアス・ハード・ファンに強烈な印象を植えつけたGIUFFRIAは、KISSのジーン・シモンズの手により再生を図られました。

70年代にKISSの弟分的なバンドとしてカサブランカ・レーベルから売りだされたANGELのグレッグ・ジェフリアは、おそらく大先輩に逆らう事は出来なかったのでしょう。

ジーンはバンドの名をHOUSE OF LORDSに変更させ、ヴォーカリストの交代を命じたのです。

一体ジーンの真意はどこにあったのかわかりませんが、デヴィッド・グレン・アイズレーはジェフリアをクビになったわけです。

スティーヴ・ペリーをワイルドにした様な声の持ち主で、元プロ野球選手、そして大女優オリビア・ハッセーの旦那さんでもあるアイズレーは、ジョン・レノンやデヴィッド・ボウイとの活動で有名なギタリスト、アール・スリック、そして元オートグラフのケニー・リチャーズ等と結成したのが、このダーティー・ホワイト・ボーイです。

残念ながら本作1枚限りで消滅してしまいましたが、力強くワイルドなハード・ロック・アルバムとして忘れ難いものがあります。

現在のソロ活動でもメロディアス・ハードとしての側面を見せてくれているアイズレーですが、ここではかなり70年代ハード・ロックと思えるオーセンティックなサウンドに徹しています。

ジェフリアへの未練などまるでないかの様に、荒々しくドライヴするアメリカン・ハードは、90年という時代の転換期の中ではその有効性は薄かったのかもしれませんが、ハスキーなハイトーン・ヴォイスは魅力的な個性を放っていたと思います。

2015年5月20日 (水)

AC/DC IRON MAN 2

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ご存知、大ヒット映画、「アイアンマン2」のサウンドトラック、入荷しました。

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全編AC/DCのオリジナル・テイクが使用された、言わば初のオフィシャル・ベストともされアルバムです。

映画の内容に関しては説明不要だと思いますが、本編でも効果的に使用されるAC/DCナンバーは、このスーパー・ヒーローとの相性バツグンであったのは誰もが認めるところではないでしょうか。

これまでにもAC/DCは、サントラとして86年に「Who Made Who」をリリースしていますが、(スティーヴン・キング作、監督のホラー映画、「地獄のデビル・トラック Maximum Overdrive」用でした)インスト曲2曲を含む新曲3曲と過去のナンバーの組み合わせという変則的な内容だったため、本作の様な分厚い内容はやはり画期的だったと思います。

ボン・スコット時代と、ブライアン・ジョンソン時代のナンバーが約半分ずつという選曲も見事で、当時の最新作、「悪魔の氷 Black Ice」まで幅広いセレクトがされています。

「悪事と地獄」、「Fly On The Wall」、「Blow Up your Video」の3作品のみ、収録曲が含まれていませんが、ほぼ彼等のキャリアを網羅するナンバーが揃っているのも嬉しいところです。

ライヴでも定番の代表曲の他に、「Powerage」の欧州版LPにしか収録されていなかった「Cold Heatrd Man 」(後にボックス・セットで陽の目を見ています)や、「征服者 Flick Of The Switch」からの「殺しの報酬 Guns for Hire」、「Back In Black」からの「死ぬまで飲もうぜ Have a Drink on Me」等、なかなか渋いナンバーのチョイスも光っています。

言うまでもない事だと思いますが、曲順は時系列はバラバラとなってはいますが、全く違和感を感じさせないのはAC/DCならではの魅力であり、けっして一本調子にならないバラエティに富んだリフ、歌メロにも改めて聴きいってしまいます。

2015年5月19日 (火)

DETECTIVE DETECTIVE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは77年作、ブリティッシュ・ハード史に残る名バンドの一つ、ディテクティヴのデビュー・アルバム、「直撃波」、入荷しました。

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元イエスのトニー・ケイ、元シルヴァーヘッドのマイケル・デ・バレスが中心となったこの5人組は、ジミー・ペイジが自ら気に入り、スワンソング・レーベルに引き入れた事でも話題になりました。

まさにツェッペリンとバッド・カンパニーの両者の魅力を足して割った様なサウンドは、英国の香りとヴィジュアルを含めたロックの妖しさを体現していました。

後にロバート・パーマーの後任としてパワー・ステーションへの参加で名声を高めたデ・バレスのねちっこくも渋い声と、タメの効いたバンド・サウンド、キャッチーなリフは、日本でも多くのハード・ロック・ファンを虜にしたと思います。

オリジナル・アルバム2枚を残して消滅してしまいましたが、良質なツェッペリン・クローンとして今も愛すべきバンドではないでしょうか。

2015年5月18日 (月)

JAPAN ADOLESCENT SEX

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは78年作、デヴィッド・シルヴィアンが率いたジャパンの衝撃的デビュー・アルバム、「果てしなき反抗」、入荷しました。

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パンク旋風が吹き荒れる中、突然変異かの様に現れた彼等は、その話題性とは裏腹に商業的にはけっして成功したとは言えませんでした。

我が日本女性達の優れた感受性はすぐさま反応し、彼等を次世代のアイドル的存在として選択しましたが、そのアンテナの鋭さには未だに感服します。

元祖ヴィジュアル系と言うべきグラマラスなルックスと、ファンク・ビート、メタリックなギター、ヌメヌメしたエフェクト処理過剰のヴォーカル。

文字にするとかなり混乱したイメージにもなりがちですが、本作での音楽性は実は統一された整合感があったと思います。

原題は「思春期の未熟なセックス」、それが邦題では「果てしなき反抗」と冠せられましたが、それが本当に良くはまっていると思います。

ロックの初期衝動と、ハッキリとはしない新しさへの欲求が、ファンクとハード・ロックの融合に行き着いたとでも言うべきサウンドは、確かに青すぎたと言えるのかもしれません。

ただこれまでのロックの脈絡とはまるで縁の無かったかの様に思える本作のイメージは、間違いなく新鮮であったのだと思います。

バーブラ・ストライサンドが歌った事で有名な「パレードにアメを降らせないで Don't Rain On My Parade」のカヴァーや、アルバム・タイトル曲のねじれたポップ・センスも個性的なのですが、9分を超えるラスト曲、「誘惑スクリーン Television」にこそ、この時期のJAPANのアヴァンギャルドな魅力が詰まっています。

プログレ的香りで統一されながら、徹底したハードなギター、まるでツェッペリン的手法とも思える反復されるうねるビート。

ちょっと言葉にするのが陳腐になりすぎて嫌なのですが、とにかくまぁカッコいいの一言です。

一見グチャグチャした印象があるアルバムですが、彼等の悩ましい姿を実に理想的に反映していた傑作だったと思います。

2015年5月17日 (日)

LOVERBOY UNFINISHED BUSINESS

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ラヴァーボーイの、「アンフィニッシュド・ビジネス」、入荷しました。

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ラヴァーボーイの最新作となったこのアルバムは、74年に作られた曲を始め、過去のお蔵入りのナンバーをリテイクしたものとなっています。

この質素なジャケットと、企画盤としての側面に騙されてはいけません。

1曲目の「Fire Me Up」から、最も元気だった頃のBON JOVIを思わせる跳ねっぷり。

それもそのはずで、ラヴァーボーイこそ、今は亡き名プロデューサー、ブルース・フェアバーンと共に、BON JOVI登場以前にハード・ポップ、ポップ・メタルの雛形を完成させた張本人だったからです。

全体的には80年代サウンドど真ん中のアレンジが目立ち、このアルバムが「Get Lucky」、「Keep It Up」に次ぐ作品として発表されていても、何の違和感も無かったと思われます。

詳細は良くわかりませんが、すでに他界してしまったベーシスト、スコット・スミスのプレイも採用されている様で、新録だけではなく過去の音源も生かした編集となっているのだと思われます。

細かいクレジットも無いのですが、「74-14」とジャケットに明記されている通り、74年から40年間のストックからのセレクトのはずなのですが、信じ難い程の瑞々しさをメロディは維持しています。

若干のサウンド・プロダクションの粗さも気にはなるのですが、メロディの素晴らしさの前では大きな問題とは言えないでしょう。

キーボード中心のキラキラ・ハード・ロックから、ポール・ディーンのメタリックなギターが牽引する疾走系ナンバー、そしてロマンティックなバラードまで、彼等を知る人なら大満足の内容となっています。

前作の「Rock 'n' Roll Revival」も、過去のヒット曲の焼き直しが中心となった内容だったために、純粋なオリジナル・アルバムと言えるのは2007年の「Just Getting Started」が最後とはなっていますが、この勢いで是非新曲をもっと作り続けて欲しい気がします。

彼等は本作から自身が立ち上げたレーベル、Loverboy Musicからのリリースをしていますが、これがきっかけで次なるアルバムをリリースしてくれる気がします。

2015年5月16日 (土)

STONE FURY THE BEST OF STONE FURY

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ストーン・フューリーのベスト盤、「ザ・ベスト・オブ・ストーン・フューリー」、入荷しました。

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ストーン・フューリーの名は、レニー・ウルフのKINGDOM COMEでの大罪があまりにもインパクトが大きかったために、半ば埋もれてしまった感もありますが、「BREAK DOWN THE WALLS」という不変の輝きを持ったナンバーを知ってる人にとっては、80年代メタルの忘れ難い存在であろうと思います。

ドイツ出身のレニー・ウルフが、アメリカン人ギタリストのブルース・ゴーディーと組んだプロジェクト的バンドですが、その出自や音楽性の共通点から同時代のDOKKENと比較する事もできるかもしれません。

当時はまだロバート・プラントからの影響はそれ程指摘されず、むしろ彼等のメロディの素晴らしさに注目が集まりました。

欧州の翳りと80’sメタルのキラキラ感を理想的に具現化し、前述の「BREAK DOWN THE WALLS」で見られる心地良い疾走感は、メロディアス・ハードという言葉が定着する以前の時代においてはかなり衝撃的であったと思われます。

84年作の1st、「BURNS LIKE A STAR」ではDOKKENよりも吸引力を持ったメロディがかなり目立っているのが印象的です。

すでにツェッペリン的アプローチもなくはないのですが、言葉にすると「キャッチーかつメロディアス」と、定番の表現しかできないのが悔しい程です。

86年作のセカンド、「LET THEM TALK」では一気に路線を変更し、ハード・ポップ基調のモダンなサウンドとなっています。

前作でシーンの波に乗り切れなかった理由が不明なのですが、聴きようによっては80’sニューウェイヴ的なナンバーも含むこのアルバムでブレイクスルーを目指したのでしょうが、完全に道を誤った気もします。

それでも今聴き直すと、実に良くできたアルバムであったのは間違いなく、このバンドのユニークさを際立たせるものとなっています。

後にWORLD TRADE、UNRULY CHILDとこれまた通好みのバンドで活躍するブルースの手堅いギター、そして金属的なハイトーンでまさに時代を駆け抜けようとしていたレニーのヴォーカルは、刹那的な美しさを誇っていると個人的には感じられます。

本作は彼等が残した2枚のアルバムから5曲ずつセレクトしたベストとなっているのですが、何回聴いてもこのバンドが売れなかった理由を探すのが困難と思える美メロ集です。

2015年5月15日 (金)

UFO FLYING  UFO2 ONE HOUR SPACE ROCK

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オリジナルは72年作、UFOのセカンド・アルバムとなった1枚、「UFO2 フライング ワン・アワー・スペース・ロック」、入荷しました。

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初代ギタリスト、ミック・ボルトンが在籍した最後の作品で、マイケル・シェンカー加入前のサイケ、スペーシーな感覚に溢れた、ユニークなサウンドに果敢に挑むUFOの姿が堪能できます。

彼等が試みていたのは、それまでのブリティッシュ・ハードの流れを汲みながらも、ツェッペリン、サバス、パープルといった王道路線からいかに離れるかであったと思われます。

ブルース、ジャム・セッションという基本は確かに残っているものの、彼等が活動の拠点としていたジャーマンの香り、プログレッシヴな佇まいを見せているのが興味深いところです。

サブタイトルには「One Hour Space Rock」と冠せられているのですが、オリジナル盤収録は全5曲、約20分もの大作ナンバーを2曲含む構成となり、まさに60分間のスペース・ロックが展開されています。

「STAR STORM」では、同時代のHALKWINDにも通じる不思議な浮遊感と、ボルトンのイマジネーション豊かなプレイが一気に70年代の妖しい空気を醸し出し、当時のアート・ロックの影響を強くかんじさせます。

ハイライトとなるラスト・ナンバーのアルバム・タイトル曲は、フィル・モグ節全開のスロー・ナンバーなのですが、以降のUFOに通じる翳りと哀愁感はすでにここで完成されている気がします。

ブルージーなバンド・サウンドが冗長になることなく淡々と続いていくのですが、フィルが歌い出すと紛れもないUFOのバラードとなってしまうのが見事です。

バンドが個性確立のために躍起になっている様も見受けられるのも確かです。

ただこの1曲こそが彼等の真の姿である事にどれ程自覚的だったのかわかりませんが、マイケル・シェンカーという天才を迎える事によって彼等が一気に開花したのは自明の理だった気がします。

2015年5月14日 (木)

STYX THE COMPLETE WOODEN NICKEL RECORDINGS

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スティクスの初期4枚のアルバムを完全収録した、ありがたい2枚組コンピレーション、「ザ・コンプリート・ウッデン・ニッケル・レコーディングス」、入荷しました。

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スティクスの初期4枚のアルバムを完全収録した、ありがたい2枚組コンピレーションです。

72年のデビュー作、「Styx」、73年作の「Styx Ⅱ レディ」、「The Serpent Is Rising」、74年作の「Man Of Miracles ミラクルズ」の4枚は、アルバム・タイトル通りWOODEN NICKELというレーベルからリリースされたもので、彼等がアメリカで最も愛されるバンドとして大ブレイクする前の実験性に溢れたプログレ・ハード色の濃かった時代の作品となります。

トミー・ショウが参加前の、初代ギタリストであるジョン・クルリュースキーが在籍していた頃で、この人の個性もサウンドに反映されていたため、以降のポップ展開していくスティクスとはかなりイメージが違うかもしれません。

結成は70年だった様で、早くからブリティッシュの影響下にあり、その英国的指向を隠そうとしなかった彼等は、良く比較され続けているKANSASやBOSTON、あるいはJOURNEY等とは違ったスタートをしていたわけです。

プログレ的な長尺な大作から、土臭いアメリカン・ハード、更にはYESやZEPPELIN等の英国ロックへのオマージュ等、ファースト・アルバムからバラエティに富んだ音楽性を見せています。

70年代から顕著になったアメリカン・プログレ・ハードと呼ばれた多くのバンドが、カラッとした陽性の高揚感を売りにしていたのに対し、初期STYXはかなりブリティッシュ臭の強いサウンドを堂々と奏でています。

前述のギタリスト、クルリュースキーのセンスが反映されていたのもありますが、デニス・デ・ヤング、ジェイムス・ヤングという個性の違うメロディ・メイカーが揃っていたのも、彼等の音楽性の幅を広げていたものと思われます。

発表してから2年後に大ヒットするシングル、「憧れのレディ」にしても、メロディアスなミドル・バラードとなってはいますが、以降のキラキラしたポップ・センスより英国プログレとブリティッシュ・ハードとの共通点はかなり多かった様に思えます。

3作目、4作目で徐々にバンドの音楽性が統一されていったのは、ジェイムス・ヤングとデニス・デ・ヤングによる主導権が確立し、陽性のハード・ロックとメロディアスなセンスが見事に融合されていったからだと思います。

「Man Of  Miracles」で聴かれる弾けきったダイナミズムと、プログレッシヴな美しさは、本作以降にデビューしたカンサスやボストン等に、少なくない刺激を与えたに違いありません。

今回特別にDISC ONEに収録されたボーナス・トラック、「Unfinished Song」は、デ・ヤング作のポップ・バラードで、80年代の全盛期の彼等のイメージに最も近い良曲と思われ、これも聴き逃せないものとなっています。

2015年5月13日 (水)

RAGE AGAINST THE MACHINE THE BATTLE OF LOS ANGELS

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99年作、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのサード・アルバムにして、オリジナル作としては最後の作品となった1枚、「バトル・オブ・ロサンゼルス」、入荷しました。

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前作の「Evil Empire」で全米制覇を果たしてから3年ぶりとなり、その間も悪名高きウッドストック 1999で星条旗を燃やすという過激なパフォーマンスで、ロック・シーンのみならず問題が山積みのままとなっていたアメリカへのアジテーターとして確固たる地位を築き上げていました。

本作のタイトルでも92年に起こったロス暴動を引き合いに出し、事件を風化させない事で彼等の政治的スタンスをはっきりとさせています。

サウンドやよりファンク、ヒップホップ寄りにはなっていますが、怒りだけでなく、弱者や受難者を鼓舞するアンセムとも響き、そのポジティブなパワーと恐れを知らない発言力は、明らかにロックの初期衝動を取り戻していると思われます。

9.11以前のロックとしては最も過激な表現方法ではありましたが、80年代メタルへの反発、グランジ世代の次なる戦略として聴き手を挑発しているとも思われ、グラマラスなメタル隆盛期に取り残されたままのファンにとっては耳の痛い1枚にもなったのではないでしょうか。

本国アメリカでの受け入れられ方とは熱量の差があったのは仕方ない事ですが、ここ日本ではrockin' onを中心にコアなロック・ファンを巻き込んでいったのは、期せずして90年代ヘヴィ・ロック・シーンを盛り上げた結果となったと思います。

2015年5月12日 (火)

SUPER ROCK SUMMIT COZY POWELL FOREVER TOUR LIVE IN TOKYO

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「スーパー・ロック・サミット コージー・パウエル・フォーエヴァー・ツアー ライヴ・イン・東京」、入荷しました。

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故、樋口宗孝氏がコージー・パウエルが他界した98年にプロデュースした「COZY POWELL FOREVER」なるスタジオ盤をプロデュースしています。

LOUDNESSのメンバー全員の他、多くのゲストを迎えた追悼トリビュート盤となり、樋口氏のコージーに対する思い入れを強く現したものとなりました。

同年、同じコンセプトの元ツアーを行い、本作はその模様を収めたものとなっています。

収録は98年11月16日、ON AIR WEST(現在のShibuya O-WEST)。

当日の録音状況、会場の環境もあったのか、音圧のダイナ1_000000002764_2


ミズムに欠ける気もしますが、それでも貴重な記録として十分に楽しめます。

ラウドネスのメンバー全員はもちろん、スタジオ盤にも参加した寺田恵子、鮫島秀樹、はたけ等のゲストもあり、コージーのRAINBOW在籍時のナンバーを中心にライヴが展開されています。

オープニングは、コージーが「OVER THE TOP」で使用したチャイコフスキーの「OVERTURE 1812」のSEを使用し、観客の期待を煽っています。

その一方、BLACK SABBATHの「WAR PIG」、第3期パープルの「BURN」を取り上げているのが不可解です。

もしかしたらコージーがサバス在籍時、そしてWHITESNAKE、あるいはブライアン・メイ・バンドで活動していた頃に、これらのナンバーをプレイしていたのかもしれません。

この辺はコージーの恐ろしく幅広いキャリアを改めて痛感させられるところですが、いずれにしても日本屈指のプレイヤーによる大トリビュート大会という意味でも、必聴と言える内容となっています。

2015年5月11日 (月)

707 THE FIRST ALBUM AND BEYOND

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本作は2008年にリイシューされたもので、79年に制作された幻のデビュー音源と思われるアルバム、「MAGIC」からのナンバーと、キーボードのデューク・マクファーデンの81年作のソロ・アルバム、「HOME AGAIN」の収録曲をプラスした不思議な編集がされています。

この707というバンドは80年代に3枚のアルバムを残し解散していますが、サード・アルバムである「Mega Force」では、後にTHE STORM、TWO FIRES等で活躍するメロディアス・ハード界の名ヴォーカリスト、ケヴィン・ファルチャント、そしてエース・フレーリーのFrehley's Cometや、CHEAP TRICKのツアー・メンバーとして知られるトッド・ハワードが参加している事で知られています。

JOURNEY、SURVIVORに通じる耳馴染みの良いメロディと、キーボードを中心としたキラキラしたバンド・サウンド、適度なハード・ロック感覚に長けたバンドで、本作収録の「I Could Be Good For You」がシングルとしてスマッシュ・ヒットしています。

AOR的センスが強いため、HR/HMの括りではあまり語られてこなかった気もしますが、時代はNIGHT RANGERやBON JOVIが登場する前の話です。

早すぎたデビューと言ってしまってもいいと思いますが、TOTOのサウンドに更にハード・ドライヴィング・センスを加えたと形容もできそうなサウンドは、なかなかの爽快感を持っています。

サウンド・プロダクションの弱さが目立つのも事実ですが、この手の音が好きな方にはたまらない内容だと思います。

2015年5月10日 (日)

MOTORHEAD WE ARE MOTORHEAD

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モーターヘッドの2000年代の第1弾、通算15作目となったアルバム、「ウィー・アー・モーターヘッド」、入荷しました。

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区切りをここで付けたかったのでしょうか、今更ながらのアルバム・タイトルには自信と貫禄に満ちたものとなっています。

裏ジャケには、「We are the flame at night, the fire in the trash. We are Motorhead, born to kick your ass...」と宣言されていますが、まさに納得するしかないお言葉です。

全体的な印象はかなり整理整頓されたメタルとして聴こえてしまうのですが、ちょっとお洒落をしたとでも言えばいいのでしょうか。

これも今更というか、やっとというか、ピストルズの「God Save The Queen」をカヴァーしてくれているのですが、オリジナルに忠実なアレンジ、スピードながら、サウンド・プロダクションのせいか、見事なハード・ロック・ヴァージョンとなっています。

プロデュースはバンド自身の名前がクレジットされ、更に以前も組んだ事のあるデュアン・バロン、HR/HM界の重鎮としての地位を確立しているボブ・キューブリック、そして元RACER X、SCREAMのギタリスト、ブルース・ブイエという布陣になっています。

レミーの荒れっぷりや爆音サウンドを残しつつ、カチッとした作りに徹した上で、まだまだ現役でいる事を宣言しているかの様です。

「Wake The Sand」の中盤で見せるメロウな展開、「One More Fucking Time」でのメロディアスな語り口は、彼等らしからぬ老成ぶりを感じさせてくれますが、本作ラスト曲となるアルバム・タイトル曲では、最速スピードへと加速した疾走系ナンバーとなり、変わらぬバンドのパワーを見せつけてくれています。

THE KNACK ZOOM

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「マイ・シャローナ」の強烈なインパクトで未だ伝説的に語られるパワー・ポップ・バンド、ナックの通算5作目となったアルバム、「ズーム」、入荷しました。

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79年に鮮烈なデビューを果たした後、立て続けにアルバムを3枚リリースしましたが、シーンから遠ざかり、91年には4枚目となった「Serious Fun」を発表するも、あまり大きな話題にもなりませんでした。

ただ変わらぬポップ・センスはどの作品にも溢れていて、チープ・トリックやカーズ等、一時代を築いたバンドに劣らぬメロディとビートを残しています。

そして7年ぶりに復活したナックがリリースした本作、なんとあの超絶ドラマー、テリー・ボジオが参加という衝撃的な内容となりました。

ナックのファンであったというボジオは、ミッシング・パーソンズでのポップ・フィールドでの経験を生かし、バンドと実に理想的な融合を果たしています。

ますますビートルズ・ライクなメロディが目立つ極上のポップ・ソングに、跳ねまくりの技巧派ビートが絡む様は、ウキウキしないわけがありません。

前述のチープ・トリックがハード・ロック寄りの資質を持っているとすれば、ナックはニュー・ウェイヴ、パブ・ロック的なセンスが強かったのかもしれません。

シンプルかつタイト、疾走する泣きメロ、矢継ぎ早に繰り出され甘酸っぱいパワー・ポップの数々は、彼等の最高傑作と言えるレベルに達していると思います。

埋もれるにはあまりにももったいない1枚で、パワー・ポップ・ファンには必聴と思える快作です。

2015年5月 9日 (土)

WINGER KARMA

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前作から3年ぶり、通算5作目となったウィンガーのアルバム、「カーマ」、入荷しました。

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13年ぶりの再結成作となった「Ⅳ」では、モダンなアプローチが目立ち、グランジ、オルタナを通過した彼等なりの2000年代のメタルが展開されていたと思いますが、WINGERとしてのアイデンティティはぼやけたものにも映りました。

本作では、キップ・ウィンガー、レブ・ビーチ自ら明言している様に、80年代回帰が前提とされ、その目論見は見事に達成されていると思われます。

過剰な程のドラマ性は意識的にスポイルされた結果、バンドのアグレッシヴな側面が強化されていますが、歌メロのキャッチーさは損なわれていません。

年齢相応のアダルトな雰囲気とロックのダイナミズムが理想的な結合をしているかの様で、今までの彼等では見られなかったブルージーなバラードも違和感なくハマっている気がします。

80年代メタルのケバさを取り除いたとも言えると思いますが、元々テクニシャン揃いのバンドだけに、残ったのは高品質ハード・ロックのエッセンスだけとなったのではないでしょうか。

キップの声もいい具合に枯れを見せていますが、これもまた功を奏してサウンドをメタリックに聴かせていると思います。

派手にも地味にもならず、メロディアス・ハードという形容の一歩手前で踏みとどまっているバランス感覚は、本当に見事と言える快作です。

2015年5月 8日 (金)

WINGER PULL

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ウインガーのサード・アルバムにして、彼等の全盛期の終焉となった1枚、「プル」、入荷しました。

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本作を彼等の最高傑作と推す人は、そう少なくないのではないでしょうか。

80年代メタルの喧騒と、90年代のグランジ、オルタナ旋風の狭間で取り残されたままのHR/HMファンにこそ、その支持者は多い気がしてなりません。

前作から3年ぶり、キーボードのポール・テイラーが脱退後、3人体制となりながらも、93年という厳しい時代の中で独自の路線を極める事に成功したと確信できます。

多くの80年代組があからさまな路線変更を強いられ、見事に廃れていく様子を、ウインガーはクールな視線で見守りながら、自分達の進むべき道を真剣に考え抜いたに違いありません。

それまで組んでいたボー・ヒルと決別、新たにプロデューサーとして迎えたのは、WHITESNAKEやDEF LEPPARDとの仕事で有名なマイク・シップリーでした。

圧倒的な音圧をスタジオ技術によって紡ぎ上げているボー・ヒルのスタイルから、プレイヤー本来のエモーションと各楽器のダイナミズムを強調したサウンド・プロダクションが目立つ本作での方法論は、繊細であり骨太という新たなバンドの魅力を引き出しています。

オープニングの「BLIND REVOLUTION MAD」では、まさにその新機軸が顕著に現れ、グランジとメロディアス・ハードの理想的な融合とも言えるサウンドとなっている気がします。

ダークな質感、フラッシーなプレイよりもアグレッシヴなサウンド、といった具合に時代へのすり寄りは見られるものの、むしろこれまでのWINGERは無理やり80年代的アプローチに徹してきたとも思える程、バンドのカラーにしっくり来ています。

アコースティックのさり気ない導入や、ミドル・テンポの強化とボトムのしっかりしたアレンジは、彼等の重厚なバンド・サウンドのイメージをしっかりと固持しながら、かつてのキラキラ感よりもシルバー・メタリックの様な輝きが増したメロディがうねる様は、今聴いてもジワジワ胸を熱くさせてくれます。

「IN FOR THE KILL」や「NO MAN’S LAND」といったナンバーには、90年代型メロディアス・ハードとしての雛形とも言えそうな完成度を誇っているのですが、残念ながら過去2作程のセールスは上げられませんでした。

まるで静かに燃え上がる炎を思わせるここでのスタイルは、あえてメロディアス・ヘヴィとでもついつい言ってしまいたくなります。

現在の彼等が、ここでの方法論を維持している気がしてならないのですが、それ程自信作であったのだと思います。

2015年5月 7日 (木)

BON JOVI NEW JERSEY

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オリジナルは88年作、最早説明不要のみんな大好き、ボン・ジョヴィの通産4作目のアルバム、「NEW JERSEY ボン・ジョヴィ 4」、入荷しました。

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数有る80年代メタル系バンドの中で、このバンドが特殊だったのは、本作があったからこそだと信じて疑いません。

日本先行でのアイドル人気を得て、前作で世界的に人気を博し、そして続く本作で微妙なサウンドのシフト・チェンジをしながらファンを引き離す事なく、新たなバンドの魅力を生み出していくパワーは、本当に頭が下がります。

「Slippery When Wet Part 2」でも、おそらくビッグ・ヒットを記録していたと思います。

ただ彼等はここで土臭い男っぽさと、70年代回帰とも思えるルーツ指向を強めてきました。

キラキラして眩かった前作に対し、ここではいぶし銀の様な魅力を打ち出したわけです。

本作以降、BON JOVIはHR/HMとは呼ばれなくなり、アメリカでは国民的人気を誇り、世界でもぢ標的なロック・バンドとして君臨していく事を考えると、この選択がいかに正しかったのか、本当に納得がいってしまうのです。

果たしてそれが戦略的なものだったのか、という点はもうどうでもいい事だと思います。

ただ同時代のバンドが過去のイメージに縛られ続けてきた結果、つぶれていくケースはロック・ファンなら多く見てきたはずです。

このバンドが数々の賞賛と批判の中で、それこそ数え切れない名曲を生んできたのは、常に前向きな姿勢と強固な意志があったからこそだと思いますが、本作はそうした骨っぽさを見事証明した1枚でもあったのでしょう。

ボーナス・トラックは、「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」のライヴ・ヴァージョンとなっています。

2015年5月 6日 (水)

BRAND X UNORTHODOX BEHAVIOR

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オリジナルは76年作、数々の凄腕プレイヤーが出入りしていたジャズ・ロック・バンド、ブランドXのデビュー・アルバム、「異常行為」、入荷しました。

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75年に結成されたこのバンドは、ジョン・グッドソール(G)、パーシー・ジョーンズ(B)、ロビン・ラムリー(K)が中心となり、ドラマーには当初ビル・ブラッフォード(ブルフォード)が参加予定だったらしいのですが、結局はジェネシスからフィル・コリンズが加わっています。

フィルのソロ・プロジェクトとして見られる事も多いのですが、フュージョン系のインスト・アルバムとなった本作は、各メンバー間の異様な緊張感の中でのセッションが繰り広げられるものとなっています。

印象的なジャケットは、ご存知ヒプノシスの担当で、アルバムのイメージにピッタリのミステリアスな雰囲気を作り上げています。

当時のフィルはピーター・ガブリエル脱退後の新生ジェネシスの第1弾、「A TRICK OF THE TAIL」のレコーディング寸前に本作に参加した様です。

またジェネシスでヴォーカリストとして自信を持ったのか、ブランドXではセカンド以降はヴォーカルも披露していますが、ここでは完全なるテクニカル・ドラマーとして、ジェネシスとは全く違うタイプのプレイに徹しているのが目立ちます。

スリリングに展開する曲の構成、時折流れるハッとさせられる美しい旋律等、簡単にBGMとして聞き流せる事ができないサウンドが見事です。

2015年5月 5日 (火)

RORY GALLAGHER TATTOO

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オリジナルは73年作、ロリー・ギャラガーのソロ名義第4弾となったアルバム、「タトゥー」、入荷しました。

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「第2のクリーム」と形容されたTASTE時代からギタリストとしての名声は得ていましたが、ソロ活動開始後の72年リリースのライヴ盤、「Live In Europe」の大ヒットにより更にその地位を確固たるものとしています。

事実当時の英国メロディ・メイカーのギタリスト部門での人気投票では、クラプトンから1位の座を奪い取っています。

ここでの圧倒的な支持が自信に繋がったのでしょう、73年には「Blueprint」、そして本作と立て続けにアルバムをリリースしています。

ロリーの盟友であるベーシスト、ジェリー・マカボイ、新たに加わったロッド・ディアス、そして前作からトリオ編成に加えキーボーディストとして迎えられてルー・マーティンをを従え、バンド・サウンドも絶妙なものとなっています。

この布陣で翌74年には、ロリーは初来日を果たしています。

当時彼はまだ25歳。

一体この味わい深さはどこで手に入れたのでしょうか。

次世代の若手ギタリストとして注目されるに値するエモーショナルなプレイに加え、ソウルフルなヴォーカルも魅力となっています。

ブルース・ギタリストとして語られる人ですが、オーソドックスなハード・ロッカーとしてのセンスが目立ち、バラエティに富んだナンバーが多いのも事実だと思います。

この人独特のギター音が爆発する「Livin' Like A Trucker」のメロディアスな語り口は、同郷、同世代のフィル・ライノットと通じるものがあるかもしれません。

2015年5月 4日 (月)

IRON MAIDEN FLIGHT 666 THE ORIGINAL SOUNDTRACK

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アイアン・メイデンのサントラ盤としてリリースされた、「フライト666 ジ・オリジナル・サウンドトラック」、入荷しました。

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09年に公開された映画、「フライト666」は、アイアン・メイデンのツアー・ドキュメント映像としてファンにとってはかなり興味深いものとなりました。

映画を制作したのはカナダのBanger Filmsで、メタル・ファンにとっては必見となった「メタル・ヘッドバンガーズ・ジャーニー」、「グローバル・メタル」を撮ったサム・ダンとスコット・マクファージェンが本作に関わっています。

それだけにライヴ映像だけでなく、貴重なオフショットがふんだんに盛り込まれ、バンドの生々しい姿を知るには最適のものとなりました。

肝心のライヴは、08年から行われた「Somewhere Back in Time World Tour」を追いかけたもので、2月16日の幕張メッセで行われた来日公演を含む、インド、オーストラリア、メキシコ、アメリカ、コスタリカ、ブラジル、コロンビア、アルゼンチン、チリ、プエルトリコ、カナダでの収録をまとめたものとなっています。

世界を股に掛けるバンドというよりは、各国のオーディエンスの熱狂ぶりからも世界から愛されるメタル・バンドという印象が強くうかがえます。

当時のセットリストがフルで再現されていて、オープニングSEとなった「チャーチルズ・スピーチ」も完全収録となっています。

映画本編では、各曲が完全な形で聴けなかった事もあり、こうしてまとめて聴けるのは実にありがたいと思われます。
(但し、DVDのボーナス・ディスクと同じ内容となっています)

収録地が異なる音源のため、曲の終わり方がフェードアウトとなるのは仕方ないところですが、バンドの初期から中期のベスト・ライヴとなった本ツアーの全貌を知るには必聴であろうと思います。

ちなみに幕張メッセ公演のナンバーは、ブルースが「TOKYO」と連発する事から一聴してわかる、「THE TROOPER 明日なき戦い」となっています。

2015年5月 2日 (土)

FASTWAY TRICK OR TREAT

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ファストウェイの通算4作目としてリリースされたアルバム、「トリック・オア・トリート」、入荷しました。

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同タイトルのホラー映画のサントラ盤としての位置付けがされています。

既発表の曲が2曲含まれている事もあり、純粋なオリジナル・アルバムと言えない部分もあるのですが、その完成度の高さがあまりも目立つため、このバンドの重要作として聴かずにおくにはできない1枚です。

映画の方は「ハロウィン1988 地獄のロック&ローラー」という凄まじい邦題で日本でも公開された様で、KISSのジーン・シモンズ、オジー・オズボーンの出演もあった事で話題になりました。

内容の方は良く知らないのですが、どうもジーンとオジーは特別出演だった様で、重要な役どころではなく、B級映画として知られているようです。

本作のジャケットもどうやら映画のイメージとして使用されていたデザインで、どうもチープな感じが漂うのは仕方ない事かもしれません。

肝心のファストウェイの曲は、サントラとしての色合いは全く感じさせず、インスト、SE等の無駄は一切無し、完全なる新作として成立はしています。
(2分ちょっとの曲、「TEAR DOWN THE WALLS」のみ、サントラっぽい展開と言えるかもしれません。)

前作からメロディアス・ハードとしての側面も見せ始めたポップ化を抑え、いかにも80’sメタルとでも言うべきナスティでワイルドなポップ・メタルと化しています。

初代ヴォーカリストのデイヴ・キングが参加した最後のアルバムとなりましたが、スティーヴン・パーシーや、ヴィンス・ニール、ディー・スナイダー等のLAメタル勢のヴォーカリストを思わせる歌い回しも堂に入るものとなり、エディ・クラークのリフもそれに合わせたキャッチーさが目立ちます。

8曲目の「HEFT」は彼等のファースト、9曲目の名パワー・バラード「IF YOU COULD SEE」はセカンドからのナンバーとなっていますが、本作のアメリカン・メタル調の雰囲気を壊す事なく収まっています。

知らずに聴けば、紛うことなきLAメタル名盤として流せてしまえる1枚ですが、このバンドのある意味得体の知れない個性を的確に表現したものと言えそうです。

2015年5月 1日 (金)

BLUE MURDER NOTHIN' BUT TROUBLE

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オリジナルは93年作、ジョン・サイクスが立ち上げたブルー・マーダーのセカンドにして、最終スタジオ・アルバムとなった1枚、「ナッシング・バット・トラブル」、入荷しました。

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89年の衝撃的なファーストは、トリオ編成でありながら強力な布陣による伝統的なハード・ロック・アルバムだっただけに、その後の動向が注目されていましたが、結局4年ものブランクが空いてしまいました。

カーマイン・アピス、トニー・フランクリンはレコーディングには参加した様ですが、ジョンの完璧主義ぶりに付いていけなかった様で、そのまま脱退、メンバーを総入替しています。

後にMSGに参加するケリー・キーリング、ホワイトスネイクで活躍するマルコ・メンドーサ等を加え、音楽性もバラエティに富んだハイパー・ハード・ロックが展開されています。

ジョンのソング・ライター、ヴォーカリスト、そしてギタリストとして非凡な才能は相変わらずで、日本では変わらぬ人気振りを示した傑作となりました。

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