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2015年1月の31件の記事

2015年1月31日 (土)

浜田 麻里 marigold

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

浜田麻里さんのMidget House移籍第1弾となったアルバムで、本作リリースに伴い約10年近く封印してたライヴ活動を再開し、新たなキャリアとも言える一歩を踏み出すきっかけになった1枚、「マリーゴールド」、入荷しました。

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これまで休む事なくアルバム・リリースは続けてくれていましたが、アダルトなポップ・シンガーというイメージが定着するのを手伝うソフト路線が数枚に渡り敷かれていたため、本作のオープニングのデジタル・ロックぶりに期待を高めたファンも多かったのではないでしょうか。

HR/HMシーンへ見事復帰というよりは、軽く流す様なフットワークの良さをここで再確認している気もします。

ロック・シンガーとしてのセンスは錆びるはずもなく、あえてモダンなサウンドで勝負しても浮く事なく声のパワーを生かしきれています。

「Love Renaissance」で見られるエスニックかつミステリアスなサウンドが新鮮で、ロバート・プラントが一時強調していた方向性に近いとも思われ、バラエティに富んだ本作を引き締める効果にもなっています。

全体的には抑制されたメロディが目立ち、派手さよりも多様な音楽性と美声を前面に押し出した形となり、この人独特の突き抜ける様な高揚感を求めるには次作以降を待たなければいけない事にはなりましたが、ストイックなロッカーぶりが心地良いアルバムだと思います。

2015年1月30日 (金)

RAY KENNEDY RAY KENNEDY

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは80年作、AORブームの中でデヴィッド・フォスターのプロデュース、スティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロとTOTOのメンバーがサポートをしたレイ・ケネディの出世作、「ロンリー・ガイ」、入荷しました。

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残念ながら2014年2月、彼の訃報が伝えられ、驚いた方も多いと思います。

日本では特に彼の名は音楽ファンの間では伝説的にもなっている部分があり、本作と同時期に大ヒットした八神純子の「パープルタウン」が彼の「ロンリー・ガイ You Oughta Know By Now」の盗作とされ話題になったり、84年に行われたメタルの一大フェス、「SUPER ROCK '84」にマイケル・シェンカー・グループのヴォーカリストとして来日した事でその名が再び広まりました。

かなりキャリアの長い人で、70年代にはソングライターとしての知名度も高く、ブライアン・ウィルソンと共作したBEACH BOYSの「Sail On Sailor」、ジョン・ウェイト率いたBABYSの「Isn't It Time」の作者でもあります。(この2曲は本作でセルフ・カヴァーされています)

またベック・ボガード&アピスへの曲提供、更にはカーマイン・アピス等とK.G.B.なるバンドでの活動もしていた様です。

一気に洗練されたアレンジとハード・ポップとメロディアス・ハードのセンスも優れたメロディ・メイカーぶりで、本作は見事なデヴィッド・フォスター作品となっています。

ハスキーな声とTOTOサウンドは実に相性が良く、AORファンだけでなく、ロック・ファンにもアピール力が強かったと思います。

実際パクリ元とされた「ロンリー・ガイ」もかなりカッコ良いナンバーで、やがて訪れるポップ・メタル時代でも十分に通用するものだったのではないでしょうか。

HR/HMファンの間では、MSGの悪夢とまで揶揄され続けている人ですが、当時の映像を見る限りけっして人選ミスだったわけではなく、ゲイリー・バーデンを思わせる声質と器用な歌い回しはかなり頑張っていたと思えます。

ただそのファッション・センスには疑問が残るところですが、当時のMSGはほとんど解散状態の中で急遽集められたメンバーだったという事もあり、現在もネットで彼への不当な評価を見ると個人的には賛成できかねるものがあります。

いずれにしてもこのアルバムは実に良くできていて、80年代メタルの夜明け前の中ではキラリと光るものが確かにあったと思います。

 

2015年1月29日 (木)

MEGADETH TH1RT3EN

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

前作の「ENDGAME」で全米Top 10入りのヒットで存在感をアピールしたメガデスが、2年ぶりに発表した2011年作の通産13枚目のオリジナル・アルバム、「サーティーン」、入荷しました。

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バンドは今までに無く精力的に活動していた時期で、これはオリジナル・メンバーであり、デイヴ・ムステインの片腕的存在だったベーシスト、デイヴィッド・エルフソンの復帰が大きかったのだと思います。

「Rust In Peace」発売20周年ツアー、そして欧州で行われたスラッシュ四天王が勢揃いしたBIG 4でのツアー、更にはSLAYER,ANTHRAXと共に全米ツアーを回っています。

この怒涛の様な勢いをそのままスタジオ・アルバムに詰め込んだと思える本作は、スラッシュ、インテレクチュアル・メタル、そしてムステインのパーソナルな魅力を個性としてしてきた彼等が、また一皮剥けた様な新鮮さに溢れています。

クリアかつバンド・サウンドが一体化したサウンド・プロダクション、充実したメロディ、凄みを増したヴォーカルは、結成から25年を超えるバンドが新たなるメタル宣言をしたかの如く、かなり力の入った完成度ではないでしょうか。

彼等に何を求めるかによって、本作の印象も大分変わってくるとは思いますが、「メタル」という言葉自体が自由な解釈の中で使い回されてきた今、圧倒的なダイナミズムとメロディの高揚感、ハッとさせる美しさ、リフがもたらす刺激、といったツボを知り尽くした人達にしか出せない音がここで鳴っているのは確かだと思います。

好む好まないに関わらず、常にメタルがシーンの中央に居座り続けられる事を考えるならば、やはりこういうバンドが頑張ってくれなきゃならない、と強く思える傑作です。

2015年1月28日 (水)

R.E.O. SPEEDWAGON LOST IN A DREAM

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは74年作、REOスピードワゴンの通算4作目のアルバムで、彼等にとっては初の全米TOP100入りをした1枚、「ロスト・イン・ア・ドリーム」、入荷しました。

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この頃の彼等は、バンド名もまだ「R.E.O. SPEEDWAGON」の表記がされ、現在も看板ヴォーカリストとして活躍するケヴィン・クローニンは脱退をしていて、マイク・マーフィー参加後の第2弾作となっています。

このマーフィーさんは、皆様御存知とでも言うべきREOのイメージとはかけ離れた、かなり泥臭く乾いた声の持ち主で、ソング・ライティング・センスも渋い一面を見せてくれています。

その彼と、後にバンドのベーシストとして参加するブルース・ホールの共作によるアルバム・タイトル曲は、70年代アメリカン・ハードの名曲と言えるもので、哀愁感漂うメロディを華やかに聴かせてくれます。

アレンジを変えてメタリックなバンド・サウンドにしたら、立派なメロディアス・ハードになる気がします。

バンドを長年支えてきたギタリスト、ゲイリー・リッチラスのナンバーが半数以下となっているため、彼の得意としていたストレートなハード・ロック・センスよりも、マーフィーのサザン・ロック色が強調された感もありますが、全体的にはアメリカ人が大好きそうな大らかなロック・アルバムと言えると思います。

ビールとエンジン音、そして土埃が舞う青空の下、高らかに流れていそうな1枚です。

2015年1月27日 (火)

ANTHRAX WORSHIP MUSIC

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

前作からなんと8年ぶりとなったアンスラックスの最新作で、通算10作目となったオリジナル・スタジオ・アルバム、「ワーシップ・ミュージック 」、入荷しました。

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ジョン・ブッシュの脱退により、バンドは不安定な状態を続け、ファンをやきもきさせる事になりましたが、一時はSLIPKNOTのコリィ・テイラーの参加も噂されたのも記憶に新しいところかと思います。

結局ダン・ネルソンの加入、そして脱退、そしてジョン・ブッシュの復帰と再離脱が繰り返され、本作の制作も遅れる事となりました。

とうとうジョーイ・ベラドナの復帰が果たされ、The Big 4でのメタリカ、メガデス、スレイヤーとのジョイント・ツアーでファンを熱狂させ、根強い人気を証明したわけです。

ジョーイの復帰がもたらした本作での正当派メタル色も色濃く、80年代のアンスラックスを彷彿させる部分もかなり目立っている気がします。

ただスピードよりも骨太なリズムと彼等特有のリフのアンサンブル、高音シャウトよりもメロディを歌い上げるスタイルに変化したとも言えますが、昔からのファンにとっては90年作の「Persistence of Time」の次作としても違和感なく聴けるかもしれません。

更に古巣と言えるメガフォース・レーベルに復帰した事もあり、モダンさを脱ぎ捨て、彼等が先導していたグルーヴ・メタル色も無くなり、80年代的なメロディが次々に飛び出てくるのも嬉しいところです。

オープニングの弦楽器による重厚なインスト、更にクレジットこそされていないのですが、合間に「Hymn (賛美歌)」と称したインスト2曲を挟む構成(1曲はチェロによる小曲、もう1曲はドラム・ソロ)、更に「JUDAS PRIEST」なるナンバーも含まれる等、かなりメタルらしいメタルに徹しているのも見逃せません。

一時期アンスラックスから離れてしまったスラッシュ・ファンにもアピール力があり、オーセンティックなヘヴィ・メタルを好む方にも、かなりオススメできる力作です。

2015年1月26日 (月)

浜田麻里 LUNATIC DOLL

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは83年作、ジャパメタ黎明期の中で華麗にデビューを果たした記念すべきデビュー作、「ルナティック・ドール 暗殺警告」、入荷しました。

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当時の日本のHR/HMファンはとうとうこの時が来たと言わんばかりの歓喜の声を上げた瞬間でもありました。

すでに高崎晃氏のプロデュースにより、本城未沙子がヘヴィ・メタル・クイーンとしてデビューを果たしていましたが、「麻里ちゃんはヘビーメタル」という糸井重里のキャッチコピーと、メディアへの露出度の高さにによりこの人の方が目立っていた気がします。

実際その歌唱力の高さ、そして故、樋口宗孝氏の全面バックアップによる曲のレベルの高さは、アイドル然としたルックスが邪魔になる位のインパクトを持っていたと思います。

オープニングの「NOAH」からして、ここまで本格的にメタルに徹していてくれていたのは今改めて聴いても感激ものです。

LOUDNESSで果たせなかったポップ指向が、高崎、樋口両氏共に、フィメール・シンガーへとその欲求を託したという見方もできますが、恐らく彼等の予想以上のハマり具合だったに違いありません。

その後HR/HMの枠を超えて大ブレイクしていく事を、この時点で一体どれ程の人が予想していたのか不明ですが、ここからな新しい時代が始まったという根拠のない確信を持った人はかなり多かったのではないでしょうか。

「Runaway From Yesterday」や「All Night Party」といったナンバーには、少なくとそうした甘いながらも鉄の硬さを持った期待感を抱かせるには十分な威力があったんだと思います。

2015年1月25日 (日)

PINK FLOYD THE ENDLESS RIVER

全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

20年ぶりとなったピンク・フロイドの最新作で、最終作と明言されたアルバム、「永遠 TOWA」、入荷しました。

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前作の「The Division Bell 対」が2枚組構想の元に制作されていたそうで、本作はその当時収録しきれなかった音源を元に、4部構成からなるインスト・ナンバーを中心としたものとなっています。

08年に他界したリック・ライトへの追悼という意味を持つこのアルバムは、恐らく長年のファンにとってはかなり微妙な思いをさせる内容ではなかったでしょうか。

「美しい」というその一言だけで十分説明できる内容なのですが、このバンドはどうしても口を開きたくなる魔力をずっと持っているだけに、ファンならずとも多くの事がこれからも語られていく事でしょう。

以下は、「原子心母」、そして「ザ・ウォール」を最も愛する者としての、個人的な見解です。

リリース前から、それもかなり早い段階から新作発表のニュースが流れ、曲の一部やジャケット・アートのリークがありましたが、それらの得も言われぬ美しさに多くの人の期待が高まったと思われます。

そして届けられたこの壮大なインスト集は、ギルモア主導のフロイド作品と理解した上でも正当な評価を下すには少し時間が必要になるのではという漠然な思いだけを残した気がします。

官能的なギター、叙情性に溢れた構成は、インストの小曲の中にでも見てとれます。

ただかつてのフロイドとは程遠い位置にあったと思われたアンビエント的な佇まいには、違和感を覚える人もいたのではないでしょうか。

これまで人間の業と言うべき世界を言葉と音で紡いできたバンドとしては、ここで見られるサウンドのみで自由なイメージを想起させる手法Simg997


は似合わないのかもしれません。

ホーキング博士のボイスサンプラーが使用されたナンバーも、このバンドには不釣り合いなギミックにも思えてしまいます。

唯一のヴォーカル・ナンバーであり、最終曲でもある「Louder than Words」が最も彼等らしく響き、長い瞑想の後にやっと解放されるような安らぎを与えてくれる様な効果をもたらし、ここで聴き手はバンドの終焉を確信させられる事になります。

美しく幻想的であり、文学的にも優れている事と、ロック・バンドのダイナミズムを維持する事は全く違う作業なのだと言う事を、ロジャー・ウォーターズが離脱した事で悟った人達は本作をBGMとして聴き流し、フロイドに特別な感情を今だに持ち続ける人にとっては名残惜しさを覚える事となる本作は、このバンドの神秘性がそれこそ永遠に語られ続ける事を決定付けたのは間違いないと思います。

2015年1月24日 (土)

浜田麻里 RETURN TO MYSELF

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

浜田麻里ファンにとっては全盛期を象徴する1枚であり、シングル、アルバム共に1位を記録した最も有名な1枚、「リターン・トゥ・マイセルフ」、入荷しました。

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本作が中古商品として、今も市場に出回っている現実が悔しくてたまりません。

時代はバブル景気真っ只中、この人の華麗、ゴージャスなヴィジュアルと、華やかな声が、とうとうポップ・フィールドを制圧したのは、必然であったと思われます。

LA録音、一流セッション・ミュージシャンの起用、そして強力なタイアップと、当時の売れる手法を最大限に生かし、ハード・ポップやメロディアス・ハードにこだわらずAORよりの洗練されたメロディ、そして天性のルックスとセンスが加われば、それはもう完璧なものになるはずなのです。

メタル・クイーンからお茶の間の歌姫と転身、という見方もあったのでしょうが、歌唱力があってこその振り幅の大きさだったのだと考えます。

懐メロと言われても仕方の無い凄まじい浸透力を持ったキャッチーなアルバム・タイトル曲や、メロウなバラード、ダンサンブルなアレンジ等、確かに80年代ポップスのキラキラしたエッジが目立つのですが、本作の魅力はそこだけには留まりません。

プログレ・ハード的な展開を見せる「Separate Lives」、派手なホーン・セクションが時代を感じさせますがハード・ポップとしての完成度を誇る「Emotion In Motion」、同時代のアメリカン・メタル勢が競って鳴らしていたキャッチーなHR/HM路線の「Only In My Dreams」、「We Should Be So Lucky」等、この人ならではのナンバーも光っています。

豪華なデジパックの作りも凝っているのですが、とにかくフォトジェニックな彼女の魅力に参ってしまいます。

圧倒的なヴォーカルと優れた楽曲こそが敬意を以って語られてきた人ですが、アイドルとして崇められてきた事実は何故かおおっぴらにはされてこなかった気がするのですが、こうして写真を眺めていると当時を知る人にとっては甘酸っぱいものが全身を駆け巡る事必至、と思ってしまうのですが。

2015年1月23日 (金)

JOE PERRY PROJECT HAVE GUITAR, WILL TRAVEL

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ジョー・ペリーの2009年作、「ハヴ・ギター, ウィル・トラヴェル」、入荷しました。

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突如としてリリースされた感のある本作は、ジョー・ペリーの約4年ぶりのソロ・アルバムとなり、エアロスミスの最新作、「Music from Another Dimension!」のレコーディングが中断した最中になんと約1ヶ月半で制作されたそうです。

スティーヴン・タイラーの体調不良、そして脱退騒動等、かなりゴタゴタしていた時期のエアロスミスが沈黙を守る中、この人の生涯ギタリストとしてのスタイルは全くぶれていませんでした。

かつてのジョー・ペリー・プロジェクトの盟友であったデヴィッド・ハルが参加しているのが、昔からのファンには嬉しいニュースでもありました。

ジョーの奥方がYouTubeで発見したというドイツ人ヴォーカリスト、ハーゲンが数曲で歌っているのですが、これが若きスティーヴンを思わせる声、歌い回しをしてくれていて、ジョーのエアロ愛を感じずにはいられません。

大胆なシンセの導入や、信仰心をストレートに表現する等、これまでの彼からは想像できない様なナンバーを交えながら、フリートウッド・マックのカヴァーや、JPPでも顕著だった独特のリフ・メイカーとしてのセンスは相変わらずです。

「Just Push Play」の制作時に用意されていたという「Do You Wonder」は、是非スティーヴンに歌って欲しかった気もしますが、前述のハーゲンがかなり頑張ってくれています。

ギタリストとしては派手なプレイよりも、細かいリックを紡ぎ合わせる妙技に長けた人だと思いますが、そのルックス、声、立ち姿にロックのエッセンスが滲み出ている人だけに、もうそこにいるだけで全てがカッコ良く見えてしまうという、そんなマジックが本作でも機能していると思います。

ボーナス・トラックはビートルズの「レヴォリューション」、そしてなんとあの「DREAM ON」をレゲエ・ヴァージョンでセルフ・カヴァーしてしまっているのですが、これがなかなか聴き物となっています。

2015年1月22日 (木)

BLACK 'N BLUE IN HEAT

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは88年作、LAメタル・シーンから登場し、派手なブレイクこそしなかったものの、忘れ難い名バンドの一つ、ブラック・アンド・ブルーの4作目となった1枚、「イン・ヒート」、入荷しました。

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ご存知の様に、ギタリストのトミー・セイヤーは後にKISSのコピー・バンド、COLD GINで名を馳せ、とうとう本家のキッスに迎えられる事となります。

本作は前作に引き続き、そのキッスのジーン・シモンズがプロデュースを担当。

さすがに手堅い作りとなっています。80年代キッスを彷彿させる様な典型的なパーティー・ロックから、モダンなハード・ロック、キャッチーさを伴いながらいかにも80's的な香りをプンプンさせています。

何故売れなかったのか不思議な程完璧なアルバムだったと思います。

ちなみにヴォーカリストのジェイミー・セント・ジェイムスは、一時期WARRANTに参加、そしてトミー・セイヤーと共にCOLD GINでドラマーとして活動していた様ですが、最近彼を中心にこのブラック・アンド・ブルーも復活を果たした様です。

2015年1月21日 (水)

HARD ROCK SUMMIT IN CITTA'

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ジャパメタ・ファンには嬉しい1枚、「ハード・ロック・イン・サミット・イン・チッタ」、入荷しました。

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84年、大阪城野外音楽堂で行われた伝説的ジャパメタ・フェス、「GRAND METAL」から18年、BOW WOWの山本恭司、ACTIONの高橋ヨシロウ等のプロデュースの元、「HARD ROCK SUMMIT」として甦った一大メタル・フェスを記録したライヴ盤です。

定期的に開催された様ですが、本作はその第1回となった2002年、場所は今や関東のメタルの聖地とも言える大型ライヴ・ホール、CLUB CITTA'。

84年時にも出演したMAKE UP、RAJAS、本城未沙子、MARINOの他、小野正利(あの「I SURRENDER」をジョーばりに熱唱してくれています!)、X-RAYの藤本朗、そしてもちろん山本恭司、高橋ヨシロウも参加しています。

当時のジャパメタ隆盛期を知る人にとっては、まさに夢の様なラインナップだったと思います。

日本のHEAVY METAL QUEENの元祖、本城未沙子の変わらぬ美声、山田信夫率いるMAKE UPの復活、そして何と言ってもMARINOをバックに高橋ヨシロウが「ACTION!100,000 VOLT」を披露してくれているのが嬉しい限りです。

一過性のブームとして終わらせるにはあまりにもったいない位、実に名曲が多かった80年代の日本のメタル・シーン。

LOUDNESSやEARTHSHEAKER、X-JAPANだけではなかった事を、改めて思い知らされます。

ジャパメタ、という言葉を聞いただけで熱くなれる方にとっては、本作は間違い無く必聴盤になるはずです。

2015年1月20日 (火)

SAMMY HAGAR STREET MACHINE

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは79年作、サミー・ヘイガーのソロ・キャリア第4作目となったスタジオ・アルバム、「ストリート・マシーン」、入荷しました。

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VAN HALEN加入前の彼のキャリアは、GEFFEN時代の洗練されたポップなハード・ロック時代が有名ですが、モントローズ脱退後にキャピトルで残したアルバム群も駄作がありません。

本作では初の単独でのセルフ・プロデュース作となり、いよいよ80年代に繋がる彼のスタイルが確立したとも言える好盤となっています。

ハード・ブギ・ナンバーで幕を開け、ミドル・ナンバーでのメロディアスな展開、スピーディーなハード・ドライヴィン・ナンバー、軽めのハード・ポップ調等、バラエティに富んだ作風が飽きさせません。

ヴォーカリストとしてはもちろん、メロディ・メイカーとしての資質が優れているのがこの人の最大の個性だと思いますが、すでに70年代にそのセンスを開花させていた事を思い知らされます。

ソフトなスロー・ナンバー、「Falling In Love」では、当時BOSTONのメンバーだったブラッド・デルプ、バリー・グドロー、シブ・ハシアンの3人がバック・コーラスで参加しているのも注目すべき点だと思われます。

ラスト・ナンバーの「Straight To The Top」では、まるでロバート・プラントが好みそうなロカビリー調のナンバーを披露していて、ヴァン・ヘイレンでのイメージが強く残っているだけにかなりサミーのヴォーカルが新鮮に響きます。

2015年1月19日 (月)

MR. BIG ...THE STORIES WE COULD TELL

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ミスター・ビッグの最新作、「・・・ザ・ストーリーズ・ウイ・クッド・テル」、入荷しました。

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前作の「What If...」から4年、MR. BIGが抱えた問題はファンにとっては絶望的にも思えましたが、奇跡的と言ってもいい新作が発表されました。

HR/HMのギタリストとして致命的とも思われるポールの難聴、そしてパットの難病、更にエリックに続きビリーのThe Winery Dogsでの商業的成功も含め、MR. BIGの存続意義さえ不確かな中、なんとほとんどが全員バラバラのレコーディングを敢行、パーツ毎の音をまとめあげられたのが本作という事になった様です。

恐らくこれで最後になるのでは、と誰もが思いながらも口にせずに聴いた事だと思います。

前作でも目立っていたミドル・テンポ中心の骨太ハード・ロック・サウンドが全編を覆い、エリックのヴォーカルも低音の渋みを見せ始め、初期の光速ナンバーを期待している人がどれだけいるかは疑問ですが、優れたミュージシャン集団しか出せない1枚にはなっていると思います。

思い返してみれば、MR. BIGはかなり特殊なバンドだったと思います。

テクニックだけでなく、アイドル性、そして音楽ファンを問答無用で黙らせてしまうメロディ・センスを兼ね備え、しかもその根幹はブリティッシュ・ハードの正統後継者たるオーセンティックなスタイルであったという点は、他に比類すべき存在が見当たりません。

特に日本では、BON JOVI以降の洋楽の入り口としての役割も担い、ファンを二分化しかねない不思議な現象の中でポップ・ファンをロック・ファンを牽引し続けてきたわけです。

そして現時点でこのバンドがオリジナル・メンバーで出すべき音が本作であるのならば、ファンは大きな選択を迫られる気がします。

アルバム・タイトルが示す通り、バンドが提示するストーリーはこれまで聴き手が持ってきた過剰な期待や希望とは別物であるはずで、90年代のMR. BIGを求める人にとっては物足りないのかもしれません。

本作を原点回帰と考えて感慨深く楽しむのか、バンドがボロボロになりながらも難産の末に劇的に復活した力作と拝聴するのか、あるいはやっつけ仕事で完成された平均点以上の快作として受け流すのか、それは受け手の自由だと思います。

ただ個人的には、ロックがこれまで教えてくれた説明のできない高揚感、せつなさが詰まったアルバムと言え、途中で流すの止める事は到底できない1枚だとは思います。

2015年1月18日 (日)

LED ZEPPELIN CELEBRATION  

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

レッド・ツェッペリンの『セレブレイション・デイ 祭典の日 (奇跡のライヴ)』、入荷しました。

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2007年、12月10日、一夜限りで再結成が果たされたツェッペリンのライヴは、まさに全世界の話題の的となりました。

ここ二本でもロック・ファンのみならず、沢尻エリカ嬢をも巻き込み、一大センセーションを巻き起こしたのも記憶に新しい事だと思われます。

前年に亡くなったアトランティック・レコードの創設者アーメット・アーティガンのトリビュート・コンサートのヘッド・ライナーとしての登場だったわけですが、その大前提すらどこかへすっ飛んでしまい、伝説のバンドが甦る事の大きさに世界が震撼したわけです。

語り尽くされたこのバンドの伝説、凄さはすでに色褪せる程のバンドの充実感は言葉にする事ができず、オークションで1900万円まで高騰したというチケットを手にしたファンも、当日は人生最良の日となったのではないでしょうか。

リハーサル風景がまるまる収録された映像からして、鳥肌ものとなっています。

貫禄とか熟練、そうした形容句も失礼な程、バリバリの現役感覚と見事なまでの曲の新鮮さはまさに奇跡的で、ファンならおそらく数えきれない程聴いてきたナンバーが新曲の様に響いてきます。

ジェイソン・ボーナム以外最早考えられないラインナップの結束感、そして彼等が残してきた作品の普遍性が、最も適していると思われるサウンドで再現、再構築がされたわけです。

特にロバート・プラントの声の張り、艶っぽさに驚かされましたが、当時のライヴでのパフォーマンスも70年代のライヴかと思わせる程だったのではないでしょうか。

そもそもロックは刹那的な快楽追求、あるいは青すぎる若さによる得体のしれない表現欲求という側面の強いものだと思いますが、そのダイナミズムを保ったままナチュラルに爆発しているのは一体どういうわけなんでしょうか。

ミック・ジャガーがシェイプアップされた体で跳ね回り、キース・リチャーズに刻まれたシワがそのままロック・ミュージシャンの壮絶な人生を現している一方、ツェッペリンは冷凍保存されたまま、そしていつでも解凍可能の状態にあった気がします。

ファンが守り続けてきた彼等の伝説を、当の本人達が気負いの無いまま軽く乗り越えてしまう瞬間でもあったと思われ、完全記録として残された本作の意味はかなり大きかったのではないでしょうか。

2015年1月17日 (土)

ANGEL SINFUL

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは79年作、永遠の超B級バンド、エンジェルのラスト作となったアルバム、「甦った天使たち」、入荷しました。

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通産5作目となり、彼等の最もポップな側面が強調されたサウンドでしたが、残念ながら正当評価がずっとされてこなかったと思われます。

初期のブリティッシュ・ハード直系のリフ作りと、グレッグ・ジェフリアの大仰なキーボードによるプログレ・ハード色を好む方には、本作は80年代ハード・ポップに聴こえるかもしれません。

キャッチーなメロディとキラキラしたバンド・サウンドは、やがて訪れる80年代には多く見られたのでしょうが、ある意味早すぎたのかもしれません。

後のヘア・メタル勢が本作にかなり近い事を考えると、エンジェルの悲運を嘆かずにはいられません。

ジャケットに映る彼等はモノクロですが、それでも輝いて見えるのが不思議です。

2015年1月16日 (金)

KEEL THE RIGHT TO ROCK

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは85年作、キールのメジャー第1弾となったアルバムで、前作から一気に垢抜けたサウンド・プロダクションが別バンドとしての輝きをもたらした傑作、「誇り高き挑戦」、入荷しました。

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プロデュースはご存知、KISSのジーン・シモンズ。

ジーンのプロデューサー業としても、本作がベストと思われ、おそらくバンドとの相性もかなり良かったのではないでしょうか。

MTVでヘビロテ状態となり、今でも聴く度に拳を振り上げたくなるアルバム・タイトル曲は、80年代メタルを象徴するアンセムとなり、この単純ながら熱いリフとコーラスを持つナンバーを生んだというだけでもKEELというバンドは伝説になったと思います。

ジーンが作曲に加わった「EASIER SAID THAN DONE」や「GET DOWN」は、まさに80年代KISSを彷彿させますが、このバンドがもっと猥雑なイメージがあるのは、やっぱりロン・キールのヴォーカルのクセの強さがあるからでしょう。

胴間声と言ったら正確なのかどうかわかりませんが、濁った濁声で、時に低く、時に高くシャウトするスタイルは、LAメタルという華美なファッションとはまた別の下卑たイメージを代表していた気がします。

ヴィンス・ニールやスティーヴン・パーシーとは違った個性ではあったと思いますが、歌いこなせる曲調がかなり限られていたのが弱みだったとも言えるかもしれません。

ストーンズのカヴァーはずっぱまりで、STEELER時代にはまだ少し感じられた様式美的なものには一切無縁、パーティーを盛り上げるための疾走ナンバーに徹する姿には、今聴いても頭がさがります。

優れたツイン・リードを擁していたせいもあり、一連のヘア・メタル・バンド群よりはストロングなバンド・サウンドであったのも個性だったと思います。

実際本作を聴き直すと、意外にもかなり正当派メタルとしての曲作りが成されているのに驚かされています。

「SPEED DEMON」に至ってはジューダス・プリーストがやっていてもおかしくなかっただろうし、「YOU'RE THE VICTIM」の速さも当時としてはなかなかだったと思います。

ただただロンの声が強烈過ぎるのがこのバンドの良し悪しを決定づけているわけで、好みが分かれるところなのかもしれません。

2015年1月15日 (木)

THE KNACK GET THE KNACK

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全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは79年作、究極の一発屋として今も名高いのが実に悔しい気もするナックのデビュー・アルバム、「ゲット・ザ・ナック」、入荷しました。

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パワー・ポップをこよなく愛する当店としては、やはり無視できない1枚です。

「マイ・シャローナ」のビッグ・ヒットにより、アメリカン・ニュー・ウェイヴの急先鋒としてブロンディやザ・カーズ等と比較もされていましたが、彼等の評価は次世代のビートルズと形容された通り、コンパクトなポップ感覚に集まったと思います。

プロデューサーのマイク・チャップマンのまとめ方が実に巧みな事もあると思うのですが、矢継ぎ早に繰り出されるパワー・ポップの嵐は、同時代のチープ・トリックと共にビートルズのDNAを確実に受け継いでいたと思います。

彼等の悲劇は「マイ・シャローナ」の様な突出したインパクトを持ったビート・ナンバーを生み出せる天才的メロディ・メイカーとしての資質があった事によるものではないでしょうか。

確かに同調の性急なビートにつんのめる様なメロディを乗せたナンバーが他にも存在するだけに、彼等の得意パターンだったと思うのですが、本来の魅力はシンプルなバンド・サウンドによる甘いメロディにあったと思います。

実際シングル・カットされていない曲には実に名曲が多く、低迷していったセカンド、サードといったアルバムは、今聴いても何故ビッグ・ヒットしなかったのか不思議なくらいです。

残念ながらリーダーであるダグ・ファイがーを含むメンバー二人が、若くしてすでに他界してしまったため復活はもう望めませんが、80年代のキラキラした時代を迎える寸前のロックが、得体の知れないパワーとスピードで完全武装していこうとする過渡期に生まれた大名盤の一つとして、永遠に語り継がれるべきだと思います。

2015年1月14日 (水)

SLASH APOCALYPTIC LOVE

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スラッシュのソロ名義としては第2弾となった、2012年作のアルバム、「アポカリプティック・ラヴ」、入荷しました。

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実際には、FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORSと連立名義となっており、この体制は次作の「WORLD ON FIRE」にも繋がっていきます。

前作にも参加していたAlter Bridgeのヴォーカリスト、マイルズ・ケネディ、ツア・メンバーとしてすでにスラッシュと活動を共にしていたリズム隊、トッド・カーンズとブレント・フィッツを従え、スラッシュにとっては初の4人組となるバンド・スタイルを確立しています。

前作では実に豪華なゲスト陣が参加していたため、各曲で入れ替わる派手なヴォーカリスト達の中では際立った個性が目立たなかった気がしますが、このマイルズ・ケネディという人は当世のモダン・ロックのヴォーカル・スタイルのお手本的な声をしていると思います。

BUCKCHERRYのジョシュを思わせながら、どんなタイプのナンバーでも歌いこなす上手さがあり、スラッシュのプレイも実にノビノビとしたものが感じられます。

リード・シングルとなった「YOU'RE A LIE」は、ガンズ風のリフにスコット・ウェイランド風の歌い回しが絡むという、実にキャッチーなナンバーとなっています。

思えばスラッシュという人は、これまでカリスマ性を持つヴォーカリストに散々振り回されてきたというイメージもあるだけに、強烈な個性よりも的確に歌を表現できる声の持ち主をここで選んだのかもしれません。

それに伴い歌メロのストレートなものが増え、スラッシュ作品としては、ギミックよりもメロディのカッコ良さが戻ってきた感があります。

スラッシュ特有のギター音も、本作ではカラフルな側面を見せているのも興味深いところです。

すでにメロディ・メイカーとしての多才さは前作でも見せつけてくれましたが、本作では更にバラエティに富んだ曲調に合わせて、様々な音色を楽しませてくれます。

グルーヴ最優先の王道スラッシュ節から、スロー・ナンバーでの器用な表現力も巧いギタリストである事に改めて思い知らされます。

手堅いハード・ロック・アルバムとして、常に持ち歩いて聴きたくなる1枚だと思います。

2015年1月13日 (火)

DEEP PURPLE BANANAS

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前作から5年ぶりとなったディープ・パープルの、通算17作目となるスタジオ・アルバム、「バナナズ」、入荷しました。

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2000年代のパープルの幕開けは、オーケストラとの共演によるツアーとなりましたが、これに伴い体調の思わしくない御大、ジョン・ロードがなんど脱退を表明しました。

本作から正式参加したドン・エイリーを加えた新生パープルには、とうとうブラックモア、ロード不在、オリジナル・メンバーはイアン・ペイスのみ、という状況になりました。

人を喰った様なタイトル、ジャケットに騙されてはいけません。

そのサウンドは新しくもあり、古典的でもある、紛れも無くパープル作品です。

1曲目からこれまで幾度も流用されてきたリッチー風リフと、イラン・ギランのハイトーン・シャウトが炸裂しています。

「SUN GOES DOWN」、「I GOT YOUR NUMBER」、「SILVER TONGUE」(この曲だけはどちらかというとRAINBOWに近いかもしれません)と、ドン・エイリーがロードの重厚さを埋めるべく健闘していて、過去のパープルのアルバムに収録されていても、間違いなくベスト・トラックとして残ったであろうハード・ロックぶりには頭が下がります。

スティーヴ・モーズが加入してから3作目となりますが、本作でようやくリッチー抜きのハード・ロック方法論が確立されたのではないでしょうか。

新機軸としての側面も目立ち、「DOING IT TONIGHT」ではレゲエ・ビート導入、更になんとギランのラップまでも登場しています。

昨今のシンフォニック・メタル、プログレ・メタル勢をいなすかの様な美しさを誇る「NEVER A WORD」、そしてBON JOVIともAEROSMITHとも思えるバラード、「HAUNTED」ではロック界でも大物とされるストリングス・アレンジャー、ポール・バックマスターが弦楽器で盛り上げてくれています。

2015年1月12日 (月)

MONTROSE JUMP ON IT

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オリジナルは76年作、モントローズの通算4作目となったアルバム、「反逆のジャンプ」、入荷しました。

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ロニー・モントローズは後のバンドとなるGAMMAのメンバーであったグレン・レッチを引き連れ、FOREIGNER、KING KOBRAに参加した事で有名なジョニー・エドワーズをヴォーカリストに迎え、87年にモントローズを復活させていますが、オリジナルのモントローズとしてはこのアルバムが最終作となっています。

プロデュースはジャック・ダグラス、そしてジャケット担当はヒプノシスという、ロック・ファンにとってはたまらない組み合わせとなっているのですが、やはり話題となるのはこの扇情的すぎるアルバム・アートでしょう。

おそらくロック史においてはスコーピオンズのアルバムと共に永遠に語られるエッチ・ジャケットとなると思いますが、両者共に内容に自信が無ければ刺激的なデザインは絶対に使用しないはずです。

そして本作もやはり素晴らしい内容で、全8曲というコンパクトなアルバムながら、70年代アメリカン・ハードが英国のハード・ロックとは明らかに違う事をまざまざと見せつけるかの様な陽性の勢いを爆発させています。

サミー・ヘイガー脱退後にヴォーカリストとして頑張るボブ・ジェイムスは、声がソフトながらも超弩級のハード・ナンバーではパワフルに、そして泣きのバラードではせつなく歌いあげてくれています。

全体的にはかなりメロディアスな作風に変化していて、はっきりとしたメタリックなナンバーは「LET'S GO」、「WHAT ARE YOU WAITIN' FOR」、「JUMP ON IT」だけかもしれません。

ハード・ポップの初期型とも言えるナンバーや、キーボード主導のプログレッシヴなインスト・ナンバーを挟んではいますが、このアルバムの本当の魅力はバラード・ナンバーにあると言えるかもしれません。

ピアノとストリングスが叙情的な盛り上げを見せ、後半にはロニーの燃える様なソロがドラマティックに映える「MUSIC MAN」、そして当時はエドガー・ウインター・グループのメンバーであった名ソング・ライター、ダン・ハートマン作のポップ・バラード、「RICH MAN」のなんとせつない事か。(惨めな人生を嘆く歌詞には、本当に泣けてしまいます)

ラスト2曲の明るさとキャッチーなメロディが爽快感を残したまま、このアルバムの名残惜しさを感じさせるのですが、「もう一回聴いちゃおう」と多くの人が思うはずです。

ジャケットのイメージとはまた種類の違うインパクトのあるサウンドが、本作をより特別なものにしているのでしょう。

2015年1月11日 (日)

BOSTON LIFE, LOVE & HOPE

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ボストンのバンド史上最も長いインターバルとなった11年ぶりの最新作、通算6作目のアルバム、「ライフ、ラヴ&ホープ」、入荷しました。

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ご存知の様に、VOICE OF BOSTON、ブラッド・デルプが07年に他界し、多くのロック・ファンに衝撃が走ったと思います。

本作は彼の追悼盤という側面も持っている様で、遺作ともなった「Sail Away」を中心に、前作の「Corpolate America」収録曲からデルプ参加作品のリマスターが1曲、リレコーディングとなった再編集ヴァージョンが2曲含まれています。

特に前作から参加している女性ヴォーカリスト、キンバリー・ダームのコーラス参加も華を添える「Sail Away」はドラマティックなバラードとして涙無しでは聴けない人もいるかもしれません。

本作から参加しているデヴィッド・ビクター、そしてJOURNEYのアーネル・ピネダのボストン版とも言えるシンデレラ・ボーイ、トミー・デカーロもデルプばりの声を聴かせてくれます。

純粋な新曲の完成度はどれも高く、これぞBOSTONと言えるものばかりで、特に前作から別バンドだ、という声も少なくない風潮が個人的には信じられません。

またツアー・メンバーとして参加していたSTRYPERのマイケル・スウィートが本作に参加していないのは致し方ない事なのかもしれませんが、彼の声もBOSTONの新曲として聴きたかった気もします。

新機軸としてはJude Nejmanowskiなる女性ヴォーカリストをゲストに迎え、これでもかというコーラス・ハーモニーで盛り上がるハード・ポップ・ナンバー、「Someday」の高揚感が目立ち、更にトム・ショルツ自身がリード・ヴォーカルをとるナンバー、「Love Got Away」がフレッシュな魅力となっています。

トムの声は渋さに溢れて、アコースティック調のスロー・ナンバー風に始まりアダルトな雰囲気で終始するかと思いきや、曲は見事BOSTONサウンド一色といいたコーラスとアレンジで盛り上がっていきます。

なんにしても次作はあるのか、本当に気になるところですが、当分の間は本作の時代を超えたメロディの艶っぽさ、ギター・サウンドの見事さにウットリできそうです。

美しさと激しさ、そしてアルバム・タイトルが象徴する様な、どこか希望に満ち溢れている様な素晴らしい1枚です。

FRONTIERS RECORDSからリリースされたのも当然と思われ、メロディアス・ハードの真打ち登場、といったところでしょうか。

2015年1月10日 (土)

BILLY SQUIER THE TALE OF THE TAPE

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オリジナルは80年作、ビリー・スクワイアのソロ・デビュー作となった1枚、「ザ・テイル・オブ・ザ・テープ」、入荷しました。

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彼が率いたPIPER(パイパー)は、76年と78年に計2枚のアルバムをリリースしますが、大成する事はできませんでした。

トリプル・ギターが強みの5人編成で、日本では同時期のチープ・トリック等と比較され、ポップなアメリカン・ハードの新しい流れの中で注目されていたのですが、彼が成功するのはご存知の様に81年作のセカンド・アルバム、「Don't Say No ハード・ライダーの美学」のヒットからでした。

本作ではそのパイパー時代のナンバー、「WHO’S YOUR BOYFRIEND」のセルフ・カヴァーを始め、ハード・ポップを主体としたクールなメロディ・センスがすでに光っています。

ギターには後にKISSに参加するブルース・キューブリックが迎えられ、メタリックな質感も目立っています。

注目すべき点は他にも見られ、「You Should Be High, Love」ではデズモンド・チャイルドが共作者として並んでいます。

恐らくPIPER時代にKISSの前座を務めた事もあり、彼等に習い「ラヴィング・ユー・ベイビー」の作者の一人であったチャイルドを起用したのでしょうが、BON JOVIやAEROSMITHに先駆けての大抜擢とも言えると思います。

この曲自体はファンキーはハード・ロック調ですが、アルバム全体を占める静かな高揚感を持ったキャッチーさは、80年代メタルへの予感を十分感じさせるものとなっています。

派手なシングル・ヒットこそありませんでしたが、HR/HMがまだ大衆性を帯びていなかった当時を考えると、かなり先進的なハード・ロックを奏でていたと思われます。

2015年1月 9日 (金)

SHADOW KING SHADOW KING

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フォリナーのルー・グラムがなんとヴィヴィアン・キャンベルと合体し、91年にシャドウ・キング名義でリリースした唯一のアルバム、「シャドウ・キング」、入荷しました。

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89年作のルーのセカンド・ソロ作、「Long Hard Look」にヴィヴィアンがゲスト参加した経緯こそありましたが、この二人の組み合わせは意外だったと思います。

ベースにはBLACK SHEEP以来ルーと活動を共にし、後にFOREIGNERにも参加するブルース・ターゴン、ドラムにはKISSの「サイコ・サーカス」、「リヴェンジ」に1曲ずつ参加し、本作以降は一時的にシンデレラにも参加していたケヴィン・ヴァレンタインが迎えられています。

ほとんどの曲がルーとブルースのタッグにより書かれていて、基本はフォリナー路線、そしてルーのソロ・キャリアの延長線上にあるメロディアス・ハード路線が敷かれています。

フォリナーを離れた理由とされているハード・ロック指向が強調され、ルーの声にもメタリックな質感が目立つのもこのバンドの魅力かもしれません。

唯一ヴィヴィアンが作曲に関わった「RUSSIA」は、ミステリアスな雰囲気が漂う静かなバラードとなっており、ギタリストとしてもDIOやRIVERDOGSの様な弾きまくっているイメージはありません。

ただ曲調に合わせて堅実なプレイに徹する姿勢はプロフェッショナルなギターを聴かせてくれ、デフ・レパードでの立ち位置をここで覚えたのでは、とも思えてしまいます。

特に「Once Upon A Time」でのソロは、もっと弾いて!と思わせる程のヴィヴィアン節が飛び出し、おそらく本人もちょっとはストレスが溜まっていたのではないでしょうか。

キース・オルセンの手堅いプロデュース、そしてキーボード、サウンド・メイカーとしてミック・ジョーンズばりのセンスを見せるブルース・ターゴンの貢献も大きく、かなり高性能なアルバムに仕上がっています。

アダルトな側面と、フォリナーよりもハードなバンド・サウンドが一体化し、メロディアス・ハード・ファンならまず納得させられる貫禄の1枚です。

2015年1月 8日 (木)

WARRANT ROCKAHOLIC

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LAメタル後期の徒花として散る寸前で、しぶとくサバイブしているウォレントの最新作、「ロッカホリック」、入荷しました。

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オープニングの「Sex Ain't Love」のイントロを聴いた瞬間、その元気の良さと変わらぬ80'sマインドに小躍りしてしまいます。

BLACK ’N BLUEのジェイミー・セント・ジェイムスが前作で参加していましたが、本作でも元LYNCH MOBのロバート・メイソンを迎えています。

そして本作リリース約3ヶ月後に、バンドを解雇された初代ヴォーカリスト、ジェイニー・レインが47歳という若さでこの世を去っています。

そんなニュースが本作に翳りを落としましたが、埋もれるに惜しい力作だと思います。

FRONTIERSからのリリースにも納得の、LAメタル讃歌の様な内容なのですが、新ヴォーカリストのロバート・メイソンが実に良く頑張っている気がします。

この人、実にいろんなバンド、プロジェクトで重宝されてきた様で、スティーヴン・パーシーが一時脱退したRATTからも声が掛かっていたそうです。

華やかで、時にダーティーに、バラードでは情感タップリな声は、この手のサウンドにピッタリでしょう。

初期ウォレントのメロディアス・ハード、ハード・ポップというイメージよりも、バラエティに富んだカラフルなサウンドが目立ち、それこそモトリーからラット、ドッケンにシンデレラと、あの頃のキラキラしてたバンドを全てぶっこんでみました、とでも言えそうな節操の無さが逆に好感が持ててしまいます。

どんなに年をとってもナスティでキャッチー、そしてちょっぴりセンチメンタルなポップ・メタルが大好きなオジサン達って、本当に素敵だと思います。

2015年1月 7日 (水)

BON JOVI WHAT ABOUT NOW

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ボン・ジョヴィの2013年の最新作、「ホワット・アバウト・ナウ」、入荷しました。

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誤解を恐れずに言えば、ボン・ジョヴィ作品はここ数年リリースされる度に評価をするのが困難になってきていると思います。

デビュー当時から愛し続けてきた人ならその傾向は尚更だと思うのですが、年齢相応の理想的なサウンド、とお茶を濁すパターンが多いのではないでしょうか。

オープニングにキャッチーなリード・シングルを据え、カントリー・テイスト、広い意味でのパワー・ポップ、大らかなバラード、そしてポジティブなメッセージと社会に目を向けたストーリー仕立て、とここ数作続くボン・ジョヴィ作品は、本当に語るのが難しいのです。

HR/HMでの切り口で彼等を語れなくなってから随分経っていると思いますが、問題はそこではありません。

理由は二点、一つは圧倒的なセールスを今だに誇り、これは数字の論理の最たるもので、セールスこそがやはり正しい評価なわけです。
(本作はもちろん全米No.1アルバムとなりましたが、日本ではここ数作続いていたオリコン1位を逃し、2位止まりとなったのも象徴的かもしれません。)

そして日本人の自分にとってはもう1点、それは彼等がやっぱりアメリカ人であり、アメリカの最もビッグなロック・バンドに他ならないからです。

かつて「SLIPPERY~」があれよあれよという間にチャートを駆け上った時、「夜明けのランナウェイ」で衝撃を受けた日本の少年少女は「それ見たことか」と大手を振って喜んだものです。

それが今や日本人の手の届かない高みへ行ってしまった気がしてなりません。

報われないトミーとジーナをストリートから見つめ、必死にいきるしかないと歌っていた彼等が、傍観者を止めて「自分が自分である事」の確信を力強く宣言した後、あの9.11を境にジョンは逞しい二の腕でアメリカを背負う覚悟したんだと思います。

悩める人、傷ついている人への応援歌、そして尽きる事のない人生賛歌、それを誰もが口ずさめるメロディで歌ってきたわけです。

文句の付けようがあるわけなく、ひたすら彼等の曲に魅了され、鼓舞されてきた自分にとっては、ただただありがたく拝聴するしかないのです。

揶揄する事も簡単でしょう。

アメフト・チームを買収しようとしていたBON JOVIは最早ロック・バンドというより、巨大産業として認知されていたわけですから、そこにはルサンチマン的な批判があっても当然だと思います。

ただ音楽そのものが持つ力を、ジョンは誰よりも信じ、それを的確な方法で提示してきたのは間違いないと思います。

曲の良さをメロディで歌詞で決定するとするならば、BON JOVIは常に平均点を軽くクリアしてきたのは誰もか認めるところだと思います。

更に彼等は現実として数字を残してきたのです。

どんな批判も、どんな賛辞も、それはこの圧倒的な数字の前では跳ね返されるどころか、届きもしないでしょう。

リッチー脱退が正式にジョンの口から語られた様ですが、それでもこの先自分が生きている限り、このバンドの行く末をずっと見ていたい、と言う他ありません。

2015年1月 6日 (火)

SHAW BLADES INFLUENCE

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トミー・ショウとジャック・ブレイズの名コンビが、95年の「ハルシネイション」以来なんと12年ぶりにリリースしてくれたアルバム、「インフルエンス」、入荷しました。

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本作は前作カヴァー曲となり、アルバム・タイトル通り二人に影響を与えたナンバーが詰まっています。

バックを務めるのはNIGHT RANGER組のケリー・ケイギー、マイケル・ローディー、FOREIGNERやWHITESNAKEで活躍していたブライアン・ティッチー、ジャックのご子息であるコリン・ブレイズ等々、リラックスした中で制作された様です。

並べられた曲を見ると、この手のカヴァー集にありがちなアコースティック集かなと思いきや、しっかりとロックしてくれているのが嬉しくなります。

今更なのですが、息の合ったコーラス・ハーモニーが素晴らしく、二人がそれぞれ綺麗な声を持つヴォーカリストである事を改めて思い知らされます。

「カリフォルニア・ドリーミン」や「サウンド・オブ・サイレンス」等は、超定番曲でありながら余程ハーモニーに自信が無ければ取り上げられないと思います。

アメリカ人らしい選曲も目立つ中、スティーリー・ダン、ホリーズ、ゾンビーズ、そしてトミー・ショウの好みなのか、EL&PやYESのカヴァーが意外なセンスかもしれません。

爽やかなソフト・ロック集、といったイメージもあるかもしれませんが、侮ってはいけません。

声という最大の武器を使って、しかも好みの良い過去のヒット曲がハード・ロッカー達により至福のサウンドで届けられるわけですから、それはもう間違いのないものに決まっています。

BGMで聞き流したいところですが、ついつい聴き入ってしまう魅力を持っています。

個人的には、オーリアンズの「ダンス・ウィズ・ミー」がベスト・トラックとしてオススメです。

2015年1月 5日 (月)

SCORPIONS MOMENT OF GLORY

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前作の「EYE Ⅱ EYE」で、完全に迷走状態に陥ったとしか見えなかったスコーピオンズが、次なる挑戦とでも言うべき大胆な路線変更をした1枚で、ベルリン・フィルハーモニー・オーケストラとの共演を果たした意欲作、「栄光の蠍団~モーメント・オブ・グローリー」、入荷しました。

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過去のナンバーをオーケストラ・アレンジでという方法論は、けっして目新しい発想ではありませんが、1曲目の「HURRICANE 2000」と題された「Rock You Like a Hurricane」を聴いた瞬間、正直打ちのめされた気がしました。

これまで数多くのHR/HMと交響楽団の融合があったと思いますが、壮大なアレンジによりドラマティックに甦ったのは当然なのですが、あくまでもメタル・ソングとしてオーケストラが機能しているのはあまりなかったと思います。

メタルとクラシックの共通項は、これまでテクニック、ダイナミズム、構成といった理論上で語られてきたと思いますが、スコーピオンズは過去のナンバーのりアレンジに「オーケストラをちょっと入れてみよっか。でもプログレや単なる企画モノにするつもりないからね。」とでも思っていたのでしょうか、メタリックなエッジと歌メロは少しも変えずに成立させてしまっています。

そのためオーケストラが本当に必要だったのか、とさえ疑問を持ってしまう程のミスマッチも数曲あるのですが、逆にそれがスコーピオンズの方法論を新鮮なものにしているのかもしれません。

ポップ・アイドルとして有名だったティファニーのナンバーで、ダイアン・ウォーレン作の「Here In My Heart」という意外なカヴァーでは、クラウス・マイネと女性ヴォーカルのデュエットとなり、まるで映画のサントラ曲の様に聴こえますが、これはご愛嬌でしょう。

他にもイタリアのトップ・シンガー、ズッケロ、フィル・コリンズ脱退後のジェネシスに一時的に参加していたレイ・ウィルソンを迎えて、思いっきり歌わせている太っ腹なところを見せているのですが、この二人がかなりクラウスに声を寄せてきている気がしてなりません。

邪推かもしれませんが、その結果クラウスの圧倒的な歌の上手さ、更にはスコーピオンズ・ナンバーのメロディの良さをより強調させたかったのではないでしょうか。

唯一の新曲となったアルバム・タイトル曲は、少年少女合唱団と共にオーケストラが大活躍し、あの夢の国のDLで流れていてもおかしくないドリーミーなものとなっています。

2015年1月 4日 (日)

ICON NIGHT OF THE CRIME

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華麗なツイン・リードと欧州型の湿った翳りを持ったメロディが、当時のアメリカで珍しいとも思えた正統派メタル・バンド、アイコンが大化けしたセカンド・アルバム、「ナイト・オブ・ザ・クライム」、入荷しました。

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前作ではインギーを発掘したマイク・ヴァーニーがプロデュースを務めていましたが、本作では大御所エディ・クレイマーを迎え、更にミックスはロン・ネヴィソンと、サウンド・プロダクションにお金も力も入っているのがわかります。

更にソング・ライターにボブ・ハリガン・JR.が加わる事により、本作の美麗メロディアス・ハード路線を決定付けています。

この人はJUDAS PRIESTの「叛旗の下に Some Heads Are Gonna Roll 」、「運命の鎖 (Take These) Chains 」の作者として有名ですが、実にツボを押さえたメロディ作りが巧い人で、一時期はメタル・ソングを一切書かなくなったそうですが、そのセンスは天才的だと思います。

当時伊藤政則氏がラジオで絶賛していたシングル、「DANGER CALLING」はBON JOVIの登場時位のインパクトがあり、間違いなく大ブレイクすると信じて疑わなかった人も多いと思います。

本作を最後に脱退してしまうヴォーカリスト、スティーヴン・クリフォードのせつないハスキー声が生かされたメロディと、キャッチーなバンド・サウンドが一体となり、時代がポップ・メタル一色になる寸前に咲き誇った毒花の様な妖しさが魅力的でした。

持ち前の欧州感は、本作リリース前にデビューを果たしたボン・ジョヴィより濃厚で、当時はまだメロディアス・ハードという言葉が浸透化していなかったと思われますが、まぁとにかく「DANGER CALLING」を聴いてみな、としか表現できなかったのではないでしょうか。

バンドののみで書かれたナンバーも秀逸で、前作に引き続きストロングなメタル・バンドとしての魅力を保持しています。

B級映画の様なジャケット・デザインもここでは理想的なものとなっていて、期待感を煽るのを手伝っていると言えるでしょう。

一体何故このアルバムが大成功しなかったのか、いろんな分析はできるかもしれません。

ただ残されたこのたまらなく濃厚な美麗メタルの芳醇な香りだけは、未だ間違いの無いものとして漂っていると思います。

次作でタイプの異なるヴォーカリストが変わった事により、サウンドはより大仰なものへとなるため、本作こそが彼等の最高傑作と言い切ります。

2015年1月 3日 (土)

浜田麻里 LEGENDA

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永遠の歌姫、浜田麻里の最新作、「レジェンダ」、入荷しました。

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本当にこの人のファンを続けてきた良かったと、ほとんどの人がそう思ったのではないでしょうか。

前作「Aestetica」とほぼ同じ体制で作られ、高崎晃、宮脇“JOE”知史、寺沢功一等の日本勢、マイケル・ランドゥー、グレッグ・ビソネット等の海外組によるバック・サウンドの豪華さを上回る艶やかなヴォーカルが圧倒的な美しさを誇っています。

昨今の嬢メタル・ブームをいなすかの様な余裕と貫禄の中、ゴシック・メタルと比較される事も相手にする事なく美声に物言わす、といった感すらします。

現在の日本のロック・シーンでは、最早前人未到と言える地平に辿り着いていると言っても過言ではないと思います。

声の艶っぽさだけでなく、この人の作曲センスの見事さも目立つアルバムで、自作曲の割合が増えていると同時にモダンなメタル事情を全て知り尽くしたかの様な最新スタイルが導入されている事にまず驚かされます。

もちろんバンド・サウンドとアレンジの巧さに頼る部分も大きいのでしょうが、全てを引っ張っているのは歌うべきメロディを歌うべき声で最適の表現をしているこの人のパワーなのだと思います。

中盤で7分を超えるナンバーが2曲続くのも新しい試みになっていて、ドラマティックな構成と美声は泣く事を完全に許してくれる母性に溢れている様です。

デビューから30年、これ程瑞々しい刺激と感動を保ち続けていられるアーティストは、世界レベルでもそういない気がします。

ヴィジュアルの美しさも奇跡的で、元祖美魔女、としか言いようがありません。

ひれ伏していい、日本HR/HM界にはめったに出てこないアルバムの一つだと思います

2015年1月 2日 (金)

DEF LEPPARD YEAH!

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デフ・レパードの2006年作、「イエーイ!」、入荷しました。

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これまでにも様々なカヴァー曲により、そのセンスの良さが目立っていたデフ・レパードが、出るべくして出たと言える全曲カヴァー・アルバムです。

02年のオリジナル・アルバムである「X」ではポップ・フィールドへの超接近により、いよいよレップスが途方も無い迷走を本格的なものにしたのか、と思ったファンもいたのではないでしょうか。

彼等のポップ・センスは、あくまでHR/HMとしてキラキラと響かせるために用いられていたためで、けっしてポップ・ロック・バンドとして進化するためのものではないと、我々は信じているからだと思います。

このファンの特別な思い入れは、おそらく多くの層が支持率を重複していると思われるBON JOVIにも同じ傾向が見られると思います。

80年代のメタル隆盛期に登場した彼等は、バンドの進化と共にファンも進化してきたのでした。

ジョン・ボン・ジョヴィがスプリングスティーンやトム・ペティ、ジョン・クーガー等を敬愛してきた様に、ジョー・エリオットはKINKSやTHIN LIZZYやボウイへのリスペクトを隠そうとしませんでした。

両者は自分達のルーツを正しく認識、解釈してきた事で、優れたナンバーを現在も大量生産できているのだと思います。

ボン・ジョヴィがアメリカン・ロックのおおらかさを堅実に死守しているのに対し、レップスは英国ロックが70年代からドラスティックな変化を遂げてきた様をダイレクトに受け止めてきた気がします。

その差が両者の音楽性の違いを微妙に反映しているのも興味深いところですが、本作でデフ・レパードが軌道修正に間違いなく成功した事の方が意味深いのだと思います。

奇しくもトム・ペティのカヴァーも含まれていますが、このフットワークの軽さと間口の広さこそが彼等の魅力であるという事も再認識できます

2015年1月 1日 (木)

AC/DC ROCK OR BUST

81dlsh8jial_sl1500__2 全国のロック・ファンのみなさん、明けましておめでとうございます。

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今年もよろしくおねがいします。

2015年、1発目のご紹介は、AC/DCの「ロック・オア・バスト」の入荷情報です。

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全ロック・ファンを狂喜させたと思える「悪魔の氷 BLACK ICE」から6年、AC/DCがまだまだ現役でいる事を圧倒的な説得力で見せつけてくれた最新作です。

本作リリースに伴い、バンドには大きな転機が訪れます。

ボン・スコットの件以来、悲劇的なイメージを全く漂わせずに音で物を言わせてきた彼等ですが、オリジナル・メンバーのマルコム・ヤングの体調悪化による離脱のニュースは、メンバー達の深い悲しみを感じずにはいられませんでした。

更に本作では名前こそクレジットされているものの、メンバーショットにはその姿が見られないフィル・ラッドの逮捕のニュースにもかなり驚かされました。

BUSTには逮捕の意味もあるのですが、皮肉な結果になってしまったと思います。

マルコムの復帰はおそらくかなり難しく、バンドはスティーヴィー・ヤングを迎えています。

この人、なんとアンガスより一つ年下なのですが、アンガス、そしてマルコムの甥っ子さんになるそうです。

見た目もアンガスより老けて見えたりするのですが、タイトなバンド・サウンドの要としてすでに大きな貢献をしています。

ほとんどの曲が3分台、コンパクトなナンバーがあっという間に疾走していく構成は、バンド史上最も収録時間が短いと思われる全34分間。

ギミック無し、前作の様なポップな色気も見せず、ひたすら純度の高いAC/DC節が繰り広げられています。

彼等にキャッチーなメロディや、シングル向けのアンセム・ソングを求めるとしたら、アルバム・タイトル曲や「PLAY BALL」、あるいは80年代の彼等を思わせる「ROCK THE BLUES AWAY」になるのでしょうが、まさに質実剛健という表現しか出てこない従来通りのハード・ブギ、ブルージーなスタイルが矢継ぎ早に繰り出される快感が全体を占めています。

悲壮感も老いも一切感じられず、最早永遠に続くかと思われる彼等のロックンロールサーカス、楽しむしか手はないと強く思える傑作です。

ちなみにレンチキュラーと呼ばれる特殊レンズ加工のジャケットは、ホログラムの進化系とも言えるアニメーションを誇っていて、画像では伝えにくいのですが、バンド・ロゴが爆発する様が楽しめます。

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