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2014年10月の31件の記事

2014年10月31日 (金)

ICON アイコン

1_000000002245_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは84年作、80年代メタルの隠れ名バンドとしても名高いアイコンのデビュー・アルバム、「聖なる咆哮」、入荷しました。

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アリゾナ出身の5人組で、結成は81年と早く、一連のヘア・メタル勢とは違ったかなりカチッとした正統派メタル指向が目立っていました。

欧州的な翳りのあるメロディと、強力なツイン・リード、そしてストロング・スタイルのワイルドなヴォーカルが個性でした。

プロデュースはイングヴェイを発掘したシュラプネル・レコーズのマイク・ヴァーニーという事もあり、かなりメタリックなサウンド・プロダクションが見事で、ルックスも全員整っています。

大きな成功を手にする事ができなかったのが不思議な位なのですが、同時期のBON JOVI程ポップではなく、QUEENSRYCHE程には欧州路線を徹底していなかったという事でしょうか。

メロディアス・ハードという言葉も当時はなかったはずで、彼等のサウンドを様式美HMと言う他無かったのだと思いますが、JUDAS PRIESTの影響下にありながら、SCORPIONSやDEF LEPPARDのメロディアスな側面を吸収していたバンドは、アメリカの新人バンドとしては珍しかったのでしはないでしょうか。

以降のLAメタルを思わせるキャッチーなリフが印象的な「ON YOUR FEET」がヘヴィ・ローテーションとなった様ですが、個人的には熱すぎる程の大仰さがせつないパワー・バラード、「IT'S UP TO YOU」の破壊力がたまりません。

2014年10月30日 (木)

DIO ANGRY MACHINES

1_000000002235_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは96年作、ディオの通算7作目となったアルバムで、前作から引き続き90年代モダン・ヘヴィネス路線を展開している、「アングリー・マシーンズ」、入荷しました。

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これまで中世ロマン、いにしえの時を紡いできたロニーが、相変わらずと言ってはなんですが、B級デザインのロボットをジャケットに据えています。

BLACK SABBATHの92年作、「Dehumanizer」以来続くロニーのヘヴィ指向は、本作を以って終結したわけですが、コンセプトを含めた本作での展開はけっして迷走ではなく、90年代メタルに真っ向勝負を挑んだ姿であったと思います。

前作からのラインナップ、トレイシー・G、ジェフ・ピルソン、ヴィニー・アピス、そしてキーボードのスコット・ウォーレンを正式メンバーとして迎え、バンド・サウンドは鉄壁なものとなっています。

残念ながら長年ロニーに連れ添ったヴィニー・アピスはこの路線に満足がいかなかったのか、本作を最後に脱退をしています。

トレイシー・Gはロニーに求められた仕事を十分すぎるほど果たし、ベテラン・シンガーの魅力をスポイルする事なくピッタリとはまってはいますが、その分DIO特有のドラマティックな側面は減少し、抑揚の無いメロディが全体を覆っています。

恐らくロニーはこうした時代への迎合によるメリット、デメリットを、当然理解した上での事がだったと思いますが、どうにか自分の声を生かす事には成功していると思います。

特に彼の意地とプライドが爆発したと思われるラスト・ナンバー、「THIS IS YOUR LIFE」は秀逸で、この曲を聴き終わるまでは本作の正しい評価はできないのではないでしょうか。

地味ながらピアノとオーケストレーションをバックに、静かに歌い上げるロニーの低音の魅力と、涙を誘うサビの盛り上がりは必聴です。

けっして大仰なアレンジにするのではなく、静かなまま終わっていくバラードですが、彼のキャリアの中でも異色と言える名曲になっているのではないでしょうか。

2014年10月29日 (水)

44 MAGNUM THE LIVE・FOUR FIGURES

1_000000002233_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

44マグナムの12インチ・シングル2枚をカップリング、初CD化されたありがたい1枚、「ザ・ライヴ/フォー・フィギュアーズ」、入荷しました。

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84年リリースの「THE LIVE」は、彼等初のライヴ盤となったもので、4曲入りミニ・アルバムとなり、人気絶頂期の大阪での公演からの音源が収録されました。

「I GIVE YOU MY LOVE」は、当時オリジナル・アルバム未収録曲だったもので、ミドル・テンポのヘヴィ・チューンの好トラックです。

85年リリース作の「FOUR FIGURES」は、4人のメンバーがそれぞれプロデュースしたナンバーを1曲ずつ披露したもので、企画盤的要素が強いものでした。

それでもかなり興味深い内容として聴け、各メンバーが44マグナムを離れて、それぞれの個性を見せています。

梅原“PAUL”達也作の「25 MILES」では、当時まだBOOWY在籍中の布袋寅泰、爆風スランプのファンキー末吉、ホッピー神山等を迎え、かなりダンサンブルなポップ・ナンバーに仕上げています。

宮脇“JOE”知史作の「PARALLEL ZONE」は、プログレッシヴ・メタルとでも言えそうな、スリリングなインスト・ナンバーです。

吉川“BAN”裕規作の「JEALOUS NIGHT」では、ライトなハード・ポップ色が強いキャッチーなセンスが爆発しています。

広瀬“JIMMY”さとし作の「THIS ONE'S FOR YOU」では、ACTIONの高橋ヨシロウを迎え、後期44マグナムに繋がるニュー・ウェイヴ風ポップ・ナンバーを展開しています。

2014年10月28日 (火)

STYX STYX Ⅱ

1_000000002223_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは73年作、スティクスのセカンド・アルバムとなった1枚、「レディ」、入荷しました。

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前作ではまだバンドの方向性も定かではなく、オリジナル曲も少なかったのですが、本作ではバッハの「リトル・フーガ」を除き、全てがメンバーの自作曲となり、個性を確立する事となりました。

当時のギタリストであったジョン・クルリュウスキーのブリティッシュなセンスと、デニス・デ・ヤングの大らかなポップ・センスが混在し、かなりユニークなプログレ・ハード・サウンドが展開されています。

面白い事に弱小レーベルであったウッデン・ニッケルからA&Mへ移籍した75年、本作収録の「Lady (憧れのレイディ)」がジワジワとヒットし、最終的には全米トップ10入りとなる彼等の初期の代表曲となりました。

本作でもこの曲が最もキャッチーなナンバーとなっていますが、本来の魅力は他のナンバーでも十分感じ取れます。

ブリティッシュ・ハードからの強い影響を隠そうともせず、そこにキーボードと派手なコーラスを加える事により、彼等なりの新しいハード・ロックを生み出そうとしていたのが興味深く聴けてしまいます。

「Earl Of Roseland」の冒頭では、ほとんど同期とも言えるQUEENを彷彿させるコーラス・ワークも見られ、おそらく他の多くのアメリカン・ハード勢と同様、英国のロック・シーンを意識していたのではないでしょうか。

以降のスティクスを象徴するポップ・センスもそこはかとなく見え隠れしてはいますが、彼等を始めとするアメリカのプログレ・ハードが活性化しようとする勢いの方が目立ち、それが逆に本作を今だに新鮮な響きを持たせている気がします。

2014年10月27日 (月)

VAIN NO RESPECT

Simg907 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは89年作、遅れてきたグラム・メタル・バンドとして半ば伝説的に語られるヴェインのデビュー作、「ノー・リスペクト」、入荷しました。

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不敵な目つきでこちらを睨むジャケットに映るデイヴィー・ヴェイン率いる5人組で、作曲からプロデュースのアシストまでこなす才能を持つワンマン・リーダーぶりを発揮しています。

その個性的な声は、ファスター・プッシー・キャットのテイミー・ダウンをも思わせる粘着質のもので、ヴィンス・ニールを甘くした様な感じも伺えます。

サウンドもモトリー、RATTを彷彿させるLAメタル初期型スタイルで、この手の音が好きな人にはたまらない完成度を誇っています。

独特のヴォーカルのせいか、キラキラしたメタリックな質感よりも、ヌメッとした感触とダークなポップ感がこのバンドの最大の個性となっていると思われます。

LAメタルというよりは、かつての英国ニュー・ウェイヴ、ゴシック・バンドの佇まいも感じられ、なかなかユニークな存在であったと思います。

1曲のみプロデュースにポール・テイラーの名前がクレジットされていますが、おそらくWINGERのあの人だと思われます。

パワー・バラード・ナンバーも他のバンドには無い湿り気があり、隠れ名盤としての味わい、貫禄が十分な1枚です。

2014年10月26日 (日)

VANDENBERG ALIBI

1_000000001732_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは85年リリース作、ヴァンデンバーグのサード・アルバムにして、バンドのラスト作となった1枚、「アリバイ」、入荷しました。

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エイドリアン・ヴァンデンバーグの堅実で華麗なプレイを中心に、メロディを重視した正統派ハード・ロック・スタイルは、当時のシーンでは地味に移った嫌いも確かにあったと思います。

楽曲至上主義よりもヴィジュアル先行型のバンドが持て囃された時代には、少し分が悪いアルバムでもありましたが、本作でのメロディの充実ぶりはもっと再評価がされて然るべきだと思います。

元々欧州の哀愁路線と、アメリカンなポップ・スタイルを器用に使い分けていたバンドですが、ここでは徹底した翳りのあるメロディアス・ハード路線が展開されています。

唯一「Once In A Lifetime」で、ライト・ポップなミドル・ナンバーが存在していますが、全体像は翳りを強調したサウンドとなっています。

「カミカゼ」なるマイケル・シェンカーも羨むであろう美麗なラスト曲を含め、インスト・ナンバーが2曲含まれ、エイドリアンの自己主張も適度に強くなっているのも特徴的です。

彼自身の手によるジャケット・アートも秀逸で、この路線でもう1枚作って欲しかった気もしますが、ご存知の様に彼は以降WHITESNAKEでそのキャリアを大きくステップアップする事になります。

フォリナーを思わせるバラード、「HOW LONG」が特に名曲で、本作のハイライトにもなっていると思われます。

2014年10月25日 (土)

樋口宗孝 破壊凱旋録 DESTRUCTION

1_000000002215_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは83年作、今は亡き日本が誇るスーパー・ドラマー、樋口宗孝の初ソロ・アルバム、「破壊凱旋録」、入荷しました。

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当時LOUDNESSはもの凄いペースでアルバムをリリース、しかもアメリカ遠征を目の前にしていたまさに繁忙期、しかも氏は浜田麻里のデビュー作のプロデュースもしていたというハイペースの中、本作がレコーディングされています。

集められたメンバーも、ラウドネス以外の人脈となり、当時の日本のトップ・レベルのミュージシャンが揃っています。

山本恭司、CHAR、北島健二、松澤浩明、中島優貴、渡辺建、鳴瀬喜博、山田信夫、片山圭司等々。

インスト曲とヴォーカル曲が約半分ずつになり、けっしてやっつけ仕事では無い充実したメロディ集となっているのがたまりません。

コージー・パウエルの様に、HR/HM以外でミュージシャンとしてのエゴを追求する事もなく、テクニック披露に終始する事もなく、あくまでも楽曲重視を一番としているのが、本作をジャパメタ史における名盤の一つとしている最大の理由だと思います。

恐らく参加メンバーもその意志を良く汲んだ上で、それぞれの役割を果たしていると思われ、各曲が独立した完成度を誇っています。

浜田麻里の「Lunatic Doll~暗殺警告」用に作られた「RUNAWAY FROM YESTERDAY」の見事さは圧巻で、山田信夫のヴォーカル、そして山本恭司の壮絶なプレイ、更に中島優貴が作り出スペイシーな演出が聴きどころとなっています。

ヴォーカル・ナンバーは他に、BOW WOW色の強い「TIGER」、哀愁HRナンバーの「IN THE DARK」、正統派パワー・メタル・ソングの「DEATH」と佳曲が揃っています。

ただやはりハイライトとなるのはラスト・ナンバーとなる7分を超えるインスト・ナンバー、「DESTRUCTION」でしょう。

中盤の約4分に及ぶ樋口氏の壮絶なドラム・ソロが、当時のLOUDNESSの勢い、日本のメタルの隆盛期をまさに体で支えていた事に改めて気づかされます。

2014年10月24日 (金)

BLACK 'N BLUE ブラック・アンド・ブルー

1_000000002213_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは84年作、LAメタル一派として華々しくGEFFENからデビューしたブラック・アンド・ブルーのファースト・アルバム、「BLACK 'N BLUE」、入荷しました。

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若くルックスも揃った5人組、そしてキャッチーなセンスも十分だったため、日本ではアイドル然とした紹介のされ方が多かった気がしますが、同期と言えるBON JOVIよりもメタリックなサウンドは多くのHR/HM少年の心を捕らえたと思います。

現在ではKISSのギタリストとして活躍しているトミー・セイヤーが在籍していたバンド、という知名度の方が高いと思われますが、80年代メタルを象徴するバンドの一つとして忘れ難い1枚です。

デフ・レパードよりも早くSWEETの「ACTION」のカヴァーをしているセンスにも驚かされますが、当時のLAメタル勢と大きく違っていたのは派手なルックスとは裏腹に、ストイックなメタル・ソング作りに徹していた事だと思います。

プロデューサーにスコーピオンズとの仕事で有名なディーター・ダークスを迎えている事からも、アメリカのバンドとしては当時は珍しかったと思います。

けっしてゴリゴリになるわけでなく、メロディ・センスはしっかりキャッチーな部分を核にしています。

軽めのポップ・メタルで終わっていないのは、欧州的な哀愁感を大事にしていたからでしょう。

メロディアス・ハードという言葉もなかった時代だとは思いますが、いわゆるヘア・メタルとして終わるには本格的すぎるソング・ライティングをしすぎていた嫌いはあったかもしれません。

いかにも80’sメタルといったシングル、「HOLD ON TO 18」こ、永遠のティーンのアンセムとなるべきポップさを兼ね備えてはいますが、デビュー作としてはかなり完成度の高い全体像が目立ちます。

パワー・バラードに安易に走らない姿勢にも、好感が持ててしまいます。

彼等は以降、ブルース・フェアバーンと手を組みポップ展開、更にジーン・シモンズによる王道メタル路線をしていく事になりますが、本作の硬派な路線をもう少し我慢して続けて欲しかった気もします。

2014年10月23日 (木)

BLACK SABBATH VOL. 4

1_000000002204_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは72年作、ブラック・サバスの通算4作目となったアルバムで、デビューから2年、怒涛の勢いでリリースされた過去3作から大きなサウンドの進化が見られた1枚、「ブラック・サバス 4」、入荷しました。

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それまでのプロデューサー、ロジャー・ベインの手を離れ、初のセルフ・プロデュースとなった事が大きかった様で、トニー・アイオミの主導権によるバンドの新たな方向性が目立ちます。

オープニング・ナンバー、「WHEELS OF CONFUSION」のいきなりの官能的なギターが全体を象徴する響きを持ち、彼等がメロディアスなサウンドを以降展開していく事になりました。

後のオジーのソロ・キャリアにも通じる美しいピアノ・バラード、「Changes」や、アコースティック・ギター・インストの「Laguna Sunrise」等は、ドゥームの元祖、またはヘヴィ・ブルースやホラーといった彼等の初期のイメージを覆すものだったと思います。

その他にもシンセの導入を試みた「SE」での実験性も異色作となっていますが、その他での従来のサバス・サウンドが実に充実していて、派手なシングル・ヒットよりもアルバム全体の構成を考えた曲の並びも効果的になっています。

結果的には本作があったからこそ、サバスがワン・パターンに終わらず奥の深いキャリアを築く事になったと思うのですが、恐らくはツェッペリンの進化を彼等なりに意識していたのではないかと思います。

一介のブルース・バンドで留まらない音楽的センスと、やっぱり「Tomorrow's Dream」等で見られる半端ではないヘヴィネスに、改めて驚かされる1枚です。

2014年10月22日 (水)

THIN LIZZY BLACK ROSE (A ROCK LEGEND)

1_010001000011_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは79年作、シン・リジィの通産9作目となったアルバム、「ブラック・ローズ」、入荷しました。

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紆余曲折を経て、ゲイリー・ムーアが正式参加、唯一彼がフルで参加したアルバムでもあります。

その結果シン・リジィのアルバムの中でも、特別な輝きを得たものとなっています。

アイリッシュの伝統と、哀愁感と疾走感が同居したツイン・リードの素晴らしさが見事です。

各曲のメロディの充実度も優れていて、70年代ブリティッシュ・ハード史においてユニークな立ち位置を獲得する事にも成功しています。。

フィル・ライノットの唯一無比の個性と、ゲイリー・ムーアのギタリスト、コンポーザーとしての魅力の融合こそが本作の最大の聴き所となり、彼等が作り上げたブルースだけに頼らない新しいハード・ロックは、以降のシーンに大きな影響を与えたのでした。

ポップかつメロディアス、さらに美しいギターが炸裂してるロック・ファンなら必聴と言える1枚です

2014年10月21日 (火)

NEW YORK DOLLS ニューヨーク・ドールズ

1_000000001381_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは73年作、ニューヨーク・ドールズのデビュー・アルバムにして、ロック史が大きく動く事となった衝撃的な1枚、「ニューヨーク・ドールズ」、入荷しました。

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彼等の登場はニューヨーク・パンク勃発の火種となり、グラム・ロックへの架け橋、そして80年代メタルに繋がるバッドボーイズ・ロックへの系譜となりました。

当時としては過激なヴィジュアルは、ロックが本来もつ叛骨精神だけでなく、徐々に忘れかけられていた猥雑さ、暴力性、つまり生粋のワルを思い出させてくれたのでした。

サウンドは濃密なロックン・ロールの塊で、パンキッシュかつスリージー、そして鬼才トッド・ラングレンの手腕によりポップにまとめられています。

このセックス・ドラッグ・ロックンロールの象徴である彼等が、ロンドン・パンクへの大きな影響を与えた事や、エアロスミスやハノイ・ロックス、更には日本のZIGGYにまで遺伝子を残していったのは、ジャケットを見ただけでも容易に想像できます。

以降のパンク・シーンが社会との関わりとの中で、語るべき事がどうしても多くなってしまうのに比べ、ドールズのサウンドは単純に体に訴えかけてくるのは一体何故なのでしょうか。

彼等のグラマラスな容姿が、妖しくチープなものとされてきながら、どこか闇夜に咲き誇る毒花の様に美しく見えるのは何故なのでしょうか。

おそらく彼等はヴェルヴェット・アンダーグラウンドの直に見てきた正統後継者だったはずで、破壊的な衝動と、それに相反する美の追求、そしてロックの説明のつかないパワーと真剣に向き合っていたからでは、と勝手に想像させてくれるありがたい1枚です。

2014年10月20日 (月)

KISS CRAZY NIGHTS

1_000000002195_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは87年作、ノー・メイクのKISSとしては4作目となったアルバムで、彼等の長いキャリアの中でも最もポップなサウンド・プロダクションとなった1枚、「クレイジー・ナイト」、入荷しました。

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プロデュースには初顔合わせとなったヒット・メイカー、ロン・ネヴィソンが迎えられています。

ライヴでは変わらぬ狂獣としてのロック・スターぶりと、80年代に入ってからのメタリックな側面を強化していましたが、ここではクリアで洗練されたメロディを中心としたスタジオ作となっています。

オープニングはKISSらしいアンセム・ソングとなった「CRAZY CRAZY NIGHTS」で、そのままの勢いでポール色の強いナンバーが続いていきます。

ダイアン・ウォーレン、アダム・ミッチェル、フォリナーにも在籍したブルース・ターゴン、そして盟友とも言えるデズモンド・チャイルドを共作陣として揃え、シンセの大幅導入による80年代型ポップ・メタルという手法は、KISSのイメージを損なう事なく新鮮に聴かせてくれます。

JOURNEYにも聴こえてしまう「My Way」や「Turn On The Night」、BON JOVI顔負けのパワー・バラード、「Reason To Live」は、確かにやり過ぎの感も否めませんが、今までKISSがこういう路線を通ってこなかった方がむしろ意外にも思えました。

元々時代感覚の優れていた人達ですから、80年代後半にこういったキラキラ・ハード・ロックを無視する事はできなかった、という言い方が正確なのかもしれません。

いずれにしてもかなり優れたメロディ揃いの1枚となり、KISS作品の中では異色ながらも聴き逃せないものになったと思います。

2014年10月19日 (日)

FREDDIE MERCURY MR. BAD GUY

1_000000002194_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは85年作、フレディの初のソロ・アルバムとなった1枚、「ミスター・バッド・ガイ」、入荷しました。

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ご存知の様に、クイーン名義として95年にリリースされた「MADE IN HEAVEN」には、本作から2曲、フレディのヴォーカルのみがそのまま流用される事になりました。

当時このアルバムがリリースされた時は、フレディの突き抜けたエンターテイナーぶりが目立ち、それまでクイーンで保っていたミステリアスなカリスマ性、グラマラスな美学から遠く離れた弾けっぷりに驚いたファンもいたと思います。

すでに84年作の「THE WORKS」収録の「ブレイク・フリー (自由への旅立ち)」のPVにおいて、メンバー全員が女装、TVドラマのパロディという茶目っ気を見せていましたが、ここでの開き直りとでも言うべきポップ展開は、フレディのスター性を更に華やかなものにしたと思います。

それまで誰もが感じていながら、暗黙の了解の元口を閉ざしていたフレディの下世話な部分をあえて披露したとでも言えばいいのでしょうか。

エレ・ポップ的なキラキラ・サウンド、ダンサンブルなポップ・ナンバーは、以降のクイーンにも見られた傾向ですが、明らかに歌詞世界やメロディの軽さに違いがあるのも事実だと思います。

こうしたカラフルな面をソロとして提示した事により、クイーンが構築してきたブランド・イメージを貶める事がなかったのは、やはりフレディのキャラクターと幅広い音楽性、そしてヴォーカリストとしての類まれなる資質があったからだと思います。

もっと言えばクイーンが強力な母船であったが故に、フレディが自由に飛び回ったとしても少しも揺るがないどころか、本作以降ますます世界的人気バンドへと昇華していったわけです。

バラエティに富んだ内容がいかにも80'sという空気を感じさせる事もあり、この人がロック・スターからポップ・スターへと転身していったのが読み取れるという意味でも、今も興味深く聴ける1枚です。

2014年10月18日 (土)

MEGADETH THE WORLD NEEDS A HERO

1_000000001841_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

メガデスの通算9作目となったアルバムで、サンクチュアリー移籍第1弾となった、「ワールド・ニーズ・ア・ヒーロー」、入荷しました。

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バンドはマーティ・フリードマンの脱退という大きな転換期を迎え、アル・ピトレリという渡り鳥的職人ギタリストを迎えます。

結局デイヴ・ムステインにとってはマーティを失うという事はかなり大きかった様で、ピトレリの確かな仕事の影に、マーティ在籍時のリフの幻影を見てとれる1枚となっています。

ジャケットには久々のメガデスのロゴ、そしてヴィック・ラトルヘッドが復活、レコード会社も「ラスト・イン・ピース」時代への回帰を願っていた様です。

あの「Hanger 18」の続編となった「Return To Hanger」も収録されていますが、ここではシステム・ダウンし廃墟となった戴格納庫に、新たに地球外生命体が蘇る、という意味深なストーリーが描かれていますが、残念ながらバンドのその後を盛り上げる事の手助けとはならなかった様です。

メガデスは本作リリース後、ツアーを経て解散宣言をしてしまいます。

80年代の黄金リフ、ドラマティックな展開を想起させながら、かつての輝きを取り戻せなかったのは時代のせいにもできるのだと思います。

ただやはりデイヴ・ムステインという非常に興味深い人間性による、感情の起伏、不安定とも言えるし精神状態が如実に現れてしまった事もあるのだと思います。

各曲のメロディは素晴らしく、けっして駄作ではないのですが、どこか醒めた冷気の様なものが漂うのはそのせいなのかもしれません。

2014年10月17日 (金)

LOVERBOY KEEP IT UP

1_000000002182 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは83年作、ラヴァーボーイのサード・アルバムとなった、「キープ・イット・アップ」、入荷しました。

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前作からの「それ行け!ウィークエンド」の大ヒットにより、一躍ハード・ポップの旗手となった彼等は、本作ではよりメタリックなサウンドを強化しています。

故、ブルース・フェアバーンとの3度目のタッグも絶好調で、キラキラしたキーボードとハードなエッジが目立つギターの絡みは以降の80年代メタルの雛形となったと言っても過言では無いと思われます。

事実BON JOVIは彼等をお手本にし、「SLIPPERY WHEN WET」でフェアバーンをプロデューサーに起用し大ブレイクしたわけです。

83年という実に微妙な時代は、ジャーニー、フォリナー等が沈静化し、チープ・トリックも停滞中、そしてHR/HMの新しい流れとしてはNIGHT RANGERがやっとデビューを果たしていた頃でした。

その中にあって本作の持つ意味は大きいと思われ、ハード・ポップからポップ・メタルという変遷をわかりやすく提示してくれています。

前作からの流れにある「Queen Of The Broken Hearts」の疾走するポップ・チューンから、「Hot Girls In Love」でのワイルドな展開、「One-Sided Love Affair」のメロディアス・ハード的哀愁感、そして彼等の初のバラード・ナンバーとなった「It's Never Easy」でのドリーミーなメロディ・センス等、捨て曲無しの充実度を誇っています。

透明感と硬質な感触、更に多彩なメロディを持ち得たラヴァーボーイの個性が、いよいよここで固まったとも言えると思います。

2014年10月16日 (木)

BAD COMPANY バッド・カンパニー

1_000000002181_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは74年作、記念すべきバッド・カンパニーのデビュー・アルバムにして、ロック史に残る大名盤、「BAD COMPANY」、入荷しました。

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そのシンプルなジャケットのデザインと同様、無駄な飾りは一切無い、純度100%のブリティッシュ・ハードとなっています。

フリーのポール・ロジャースとサイモン・カーク、モット・ザ・フープルのミック・ラルフス、そしてキング・クリムゾンのボズ・バレルと、文字通りスーパー・グループとして誕生したわけですが、サウンドはシンプルかつタイトだったが故に、40年も経った今でも誰もが愛するハード・ロックとして機能しました。

FREEの様にブルースを直接的に取り入れるのではなく、あくまでもブルージーでありながらメロディはキャッチー、聴きようによってはかなりポップであったのが新鮮だったのだと思います。

本国イギリスよりアメリカで大きな支持を受けたのは、この口ずさめる大衆性があったからでしょう。

バンドの基本もしっかりとしたリズム隊に色気のあるギターが絡み、巧いヴォーカルが乗っかるという極めてオーソドックスなものながら、この味こそがロックの不変の黄金比であった気がします。

ソウルフルでありながら、けっして感情過多にならない、良く言われる煮えきらないヴォーカルも、何度聴いても飽きないものになっています。

小粒ながら収録曲全てが、シングル・カット可能だった完成度の高さも見逃せません。

ハード・ロックという言葉がこれ程似合うアルバムも無いと思いますが、週に1回は絶対聴きたくなる大衆性が本当に見事な1枚です。

2014年10月15日 (水)

ANGEL WHITE HOT

Simg800_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは78年作、日本ではそのアイドル的人気が加速化していたエンジェルの通算4作目となったアルバム、「天使の反逆」、入荷しました。

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彼等のアルバム・ジャケットとしては唯一メンバーがイラストで書かれたものとなり、デザインも以降の80年代メタルに先駆けるホラー、SFチックなイメージが印象的です。

前作を最後に脱退したオリジナル・メンバーのベーシスト、ミッキー・ジョーンズの後任として、フェリックス・ロビンソンが新たに加入、プロデューサーもエディ・クレイマーからシェリル・ラッド等のポップスを手掛けてきたエディ・レオネッティに変わっています。

サウンドにも大きな変化が見られ、前作より進めてきたハード・ポップ的要素がより強化されています。

オープニングからグレッグ・ジェフリアのカラフルなモーグ・シンセサイザーが先導するメロウなセンスが爆発し、彼等がブリティッシュ・ハードからの影響、そしてプログレ・ハード色から一歩突き抜けた感があります。

ヴォーカリストのフランク・ディミノの声質もあるのでしょうが、全体的にモサッとしたバンド・サウンドが妙な個性となり、スペイシーなアレンジが甘すぎる程のポップなメロディを独特なものとしているのがユニークです。

この辺が彼等が超B級と言われる所以だと思いますが、80年代メタルが拡散させたキラキラ・サウンドに通じる共通項はあまりにも多く、その先進性はもっと評価がされるべきではないでしょうか。

彼等の代表曲ともなったドリーミーなバラード、「THE WINTER SONG」では、後のGIUFFRIAの大ヒット曲「Call To The Heart」を思い起こさせ、確実に時代を先取りしていた部分もあったのですが、当時の彼等がヴィジュアル先行型のお化粧バンドという位置に甘んじていたのが不思議でなりません。

2014年10月14日 (火)

MANOWAR BATTLE HYMNS

1_009003000050_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは82年作、マノウォーのデビュー・アルバム、「地獄の鎮魂歌(レクイエム)」、入荷しました。

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彼等が以降一貫して守り続けるパワー・メタル、そして中世の騎士のイメージはここでは確立していませんが、すでに時代に先駆けた正統派メタルを生真面目にやってくれています。

彼等の様な男臭さとマッチョなイメージをストレートに押し出したバンドはそういなかっただけに、ポップ・メタルの隆盛期の中、彼等の登場は必然だったのかもしれません。

ブリティッシュの影響が強い、というイメージが強いバンドですが、ここでは伝統的なアメリカン・ハード、テッド・ニュージェントやKISSの香りが伺えるのも興味深いところです。

いずれにしても80年代初期、本作が生まれたのはメタルにとっては大正解だったと思います。

2014年10月13日 (月)

WIG WAM HARD TO BE A ROCK 'N ROLLER

1_000000002118_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

ノルウェーの国民的バンドとして、世界デビュー作となったウィグ・ワムのアルバム、「ハード・トゥ・ビー・ア・ロックンローラー」、入荷しました。

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欧州最大の音楽コンテスト、ユーロヴィジョンの05年大会にノルウェー代表として出場し、HR/HM系バンドとして強烈なインパクトを残した事で注目され、ここ日本でも話題となりました。

ティーニー、スポーティー、グラム、フラッシュと各メンバーがそれぞれ芸名を使い、イロモノ寸前のヴィジュアルと80’sメタルを徹底的に再現した音楽性は、どこまで本気なのか、なかなか伝わりにくいバンドではありました。

ただしかし、彼等のメロディを否定する事はBON JOVI、DOKKEN、TWISTED SISTER等といった一連のキラキラした時代を否定する事に繋がります。

もし上記のバンド群が嫌いな人は、このウィグ・ワムはきっとギャグかパロディにしか聴こえないでしょう。

実はそれぞれのメンバーがテクニックとセンスを持ち合わせたベテランの実力者であり、ノスタルジーでもギャグでもなく、高度なエンターテイメントとして良質のメロディとパフォーマンスを展開しているのでしょうが、そんな実情や裏話は全く不要だと思います。

次から次へと繰り出さる大合唱必至のアンセム型ナンバーは、まるでMTVのヘア・メタル特集を見ている様で、特に80年代を生きてきた人達には歓迎されたと思います。

新しい世代がこのバンドをどう見ているのか気になるところでもありますが、ロックの楽しさと装飾過多と言えるケバケバしさ、そして甘くせつなく響くメロディの心地良さに、何の違和感も無く吸い込まれていったのは少しも不思議では無いはずです。

ヴィジュアルも含め彼等の音が世代を越えて支持されたのはKISSにも似た現象だと思いますが、実際北欧メタルの新しい流れを彼等が生み出した結果だと思います。

後にキワモノ中のキワモノとして、フィンランドからLORDIが登場したのも、このバンドが存在したからだと思います。

いずれにしてもポップ・メタル・ファンにとっては、永遠の愛聴盤となるべき完成度を誇った1枚です。

ボーナス・トラックとして、ディスコ・ソングのクラシック、「ジンギスカン」のライヴ・ヴァージョン、更にビデオ・クリップ2曲が追加収録されています。

2014年10月12日 (日)

DRIVE SHE SAID REAL LIFE

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ドライヴ・シー・セッドの2003年作、「リアル・ライフ」、入荷しました。

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AMERICAN TEARS、そしてTOUCHで活躍し、数々の楽曲提供、プロジェクトをこなしてマーク・マンゴールドの名を知る人は、生粋のメロディアス・ハード・ファンと言えるのではないでしょうか。

89年にヴォーカリスト兼ギタリストのアル・フリッチと立ち上げたこのドライヴ・シー・セッドは、TOUCHの「DON'T YOU KNOW WHAT LOVE IS 愛は謎のストーリー」の遺伝子を受け継ぐメロディアス・ロックを奏でる名バンドとして知られてきました。

本作は約11年ぶりとなる通算4作目で、マンゴールドの最も長く続いているバンドとして久々に復活してくれました。

約束されたメロディ、約束されたバンド・サウンド、ここには期待した以上のものも以下のものもありません。

けっしてそれがロックとして思考停止したとか、化石化したという言うつもりはありません。

21世紀において変わらぬ至高の音を鳴らしてくれる人達が、どれだけいると言えるでしょうか。

ジャーニーやフォリナー、スティクスやカンサス、ボストンやTOTO、今やそれぞれのバンドが微妙なサウンドのシフトをしていると感じる人は少なくないと思います。

そういった純粋な80年代懐古に対して、真っ向から回答を出してくれる1枚だと思います。

2014年10月11日 (土)

HEAVY METAL KIDS KITSCH

1_000000002140_2 全国のロック・ファンのみなさん、こんにちは。メタル、プログレ、ハード・ロック、クラシック・ロック専門中古CDオンライン・ショップ、Ken's Attic ケンズ・アティックです。

オリジナルは77年作、ブリティッシュ・ハード界では超B級バンドと言えたヘヴィ・メタル・キッズのサード・アルバムにしてラスト作となった1枚、「ヘヴィ・メタルへの誘惑」、入荷しました。

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バンド名からは想像できないハード・ポップ感覚、グラマラスでまさにアルバム・タイトルのケバケバしたチープさがユニークな魅力であったと思います。

前作まで音楽面での重要な役割を果たしていたダニー・ペイロネルが、UFOの初のキーボーディストとして迎えられた為脱退しています。

ご存知の様に彼は「No Heavy Petting」に参加したのみで、マイケル・シェンカーにほとんど追い出される形でUFOを脱退しています。

ヘヴィ・メタル・キッズは本作制作にあたり、新たにジョン・シンクレアを招集し、キーボードを中心としたポップ・ワールドを強調しています。

後にユーライア・ヒープ、オジー・オズボーン等で活躍したシンクレアが持ち込んだ大仰でユニークなサウンドは、お下劣なクイーン、あるいはメタリックなモット・ザ・フープルとでも表現できそうないかにも英国的なヒネクレ感覚を生んでいます。

加えてヴォーカルのゲイリー・ホルトンの強烈な個性も相俟って、かなり独特のサウンドが展開されています。

若くして亡くなったこのヴォーカリストは、舞台俳優出身というユニークなキャリア、そしてナザレスのダン・マカファティにも通じるダミ声で芝居がかったパファーマンスを見せる人でした。

本作からヒットした「She's No Angel’ 悪魔の天使」は、後にマイケル・モンローがかなりパンキッシュにカヴァーしましたが、ここではポップなコーラスが映える名曲として響いています。

70年代英国ロックの妖しさを湛えながら、グラムやブリティッシュ・ポップの間をすり抜ける様なセンスをハード・ロックとして聴かせていたユニークなバンドだったと思います。

2014年10月10日 (金)

JOURNEY DEPARTURE

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オリジナルは80年リリース作、ジャーニーの輝かしい80年代の幕開けとなった通産6作目のアルバム、「ディパーチャー」、入荷しました。

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スティーブ・ペリー加入後、そしてジョナサン・ケインが加わる以前の3部作の第三弾として知られ、彼等がいよいよ全米制覇目前の大ブレイクをしようとしていた時期の傑作です。

オープニングは以降の彼等のクラシックとなる、必殺のキラー・チューンである「お気に召すまま Any Way You Want It」。

この突き抜ける様な爽快感を伴った1曲で、新たなアメリカン・ハード史の輝ける80年代の扉を開けた感があります。

グレッグ・ローリーとのダブル・ヴォーカルとなった「いつの日か」、モンスター・アルバムである「エスケイプ」を予感させる燃え上がる様なハード・ロック「消えたあの娘」、パワー・バラードの原点とも言える「泣きぬれて」等、実に優れたメロディが多いアルバムとなっています。

2014年10月 9日 (木)

TIGERTAILZ YOUNG AND CRAZY DELUXE EDITION

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オリジナルは87年作、タイガーテイルズのデビュー・アルバム、「ヤング・アンド・クレイジー」、入荷しました。

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本作はデラックス・エディションとして、2008年に1_000000002160 2枚組で再発されたものです。

英国ウェールズ出身のグラム・メタル・バンドとして注目されますが、POISONの亜流とも見られ、なかなか真剣に取り上げられる事が少なかったアルバムです。

彼等の結成は意外に早く、84年にはメンバー募集広告を中心にバンドが固まっていた様です。

ポイズンとほぼ同時期に生まれた事になり、デビューにはやや時間が掛かっているものの、80年代ヘア・メタルの申し子としてイギリスから飛び出たバンドとしては第1人者ではなかったでしょうか。

シンデレラ+モトリー+ポイズンといったヴィジュアルながら、割りと幅広い音楽性を持っていて、バブルガム・ポップ調のグラム・ナンバーから、NWOBHM直結のリフ、更にはメロディアス・ハード系まで、器用なソング・ライティング・センスが目立ちます。

本作のみの参加となったヴォーカリスト、スティーヴィ・ジェイムズの独特のダミ声がユニークで、ポップなメロディも渋く聴こえてしまうのも個性であったと思います。

シングルとなった「LIVIN' WIYHOUT YOU」でのせつな系疾走ハード・ポップがかなり印象的で、大ブレイクしなかったのが不思議なのですが、彼等は次作の「Bezerk」においてヴォーカリストが交代し、大化けする事となります。

インスト・ナンバーの「BALLERINA」、ラスト・ナンバーの「FALL IN LOVE AGAIN」での美麗メロディ・メイカーとしてのセンスも抜群です。

ボーナスCDとなっているのは、2003年に「ORIGINAL SIN」としてリリースされたもので、本作収録曲のデモ集的な内容で曲がかぶってはいますが、CHEAP TRICKの「甘い罠」のカヴァーを含むものとなっており、この1曲のためだけでもパワー・ポップ、ポップ・メタル・ファンにとっては必聴と言えると思います。

2014年10月 8日 (水)

HEAVY METAL GREATEST EVER! 3CD BOX SET

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英国のUnion Square Musicなるレーベルから組まれた「GREATEST EVER!」シリーズの一環でリリースされた、「HEAVY METAL」と題されたコンピレーション盤、入荷しました。

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このシリーズは幅広いジャンルから、各テーマ毎に3枚組BOXセットとして数多くのシリーズを出しているのですが、興味がある方はここをご覧になって下さい。
http://www.unionsquaremusic.co.uk/

3枚組、全49曲、200分を超えるヴォリュームも嬉しいのですが、かなり考え抜かれた選曲がされているのにまず感心させられます。

基本は時代も国もバラバラで、各バンドの代表曲とは言い難いナンバーも含まれていますが、彼等の考えるHEAVY METALの枠は実に公平な基準によるものと思われます。

URIAH HEEP、THIN LIZZY、RAINBOW、KISSといったクラシック・ロックから、JUDAS PRIEST、GIRLSCHOOL等から始まるNWOBHM、W.A.S.P.、TWISTED SISITER等のLAメタルを筆頭とし、90年代メタル、スラッシュ、パワー・メタル、ジャーマン・メタル、デス系等々、レーベルを越えて良くも集めてくれたというべき内容になっています。

確かに誰もが思いつく超メジャー・バンドや、各時代を象徴するヒット曲等は少ないかもしれません。

恐らくそうした曲やバンドを除く事で、HEAVY METALの概念を狭める事を嫌ったのかもしれません。

またレア曲等の旨味もなく、恐らく全てがオリジナル・ヴァージョンでの収録となっていると思いますが、それでもこの贅沢な内容の価値を下げる事は無いと思います。

作業用として楽しむのはもちろん、メタル史解読の為、あるいはメタル入門編としても十分通用するコンピレーションだと思います。

2014年10月 7日 (火)

BLUE OYSTER CULT HEAVEN FORBID

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ブルー・オイスター・カルトの通算13作目となったアルバム、「ヘヴン・フォービッド」、入荷しました。

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メジャー契約を失いながらもかなり充実した内容が見逃せない1枚です。

サントラ盤、ベスト盤のリリースはありますが、オリジナル・アルバムとしては88年作の「IMAGINOS」からは10年ぶりとなっています。

アメリカではライヴ・バンドとして根強い人気を誇る彼等ですが、日本ではB級バンドとしてずっと見られているのが残念でなります。

本作ではリズム隊に新メンバーを加えての復活となりましたが、ドラマーとしてなんとRAINBOWの卒業生となる2人、ボブ・ロンディネリ、チャック・バーギが参加しています。

肝心の内容ですが、これがなかなか力が入っていて、70年代の彼等のゴリゴリしたハード・ロック感が蘇り、お家芸であるトリプル・ギターが炸裂する痛快な出来となっています。

80年代の彼等の作品はハード・ポップ的なアプローチも強かったのですが、ここではそれが控え目になっていて、代わりに渋目のメロディアス・ナンバーが増えている感があります。

彼等の特筆すべき個性は、ブラック・サバスへのアメリカからの回答とも言われたオカルト指向でしたが、特に本作ではモダンなスタイルでその彼等らしさが表現されています。

SF作家のジョン・シャーリーを作詞家に迎え、BOCらしいホラー、スリラー、そしてサイバーパンク的な世界観が描かれ、まるで短編小説を読み解いていく様な楽しみもあります。

また彼等にしては随分綺麗なジャケット・デザインにも思えますが、本来は裏ジャケットであるドロドロ・ホラーチックなイラストがアメリカでは使用されていて、日本ではあえて差し替えられてしまったのだと思われます。

派手ではありませんが、ベテランの成せる業、そして手堅いメロディが、古くからのファン満足させた力作でした。

ちなみにアルバム・タイトルが意味するのは、「そんな事あるわけない!」という口語で、このアルバムの内容を実に良く表していると思います。

2014年10月 6日 (月)

'80S METAL SOUND & VISION

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80年代ヘア・メタル・ファンにとっては、垂涎ものとなったボックス・セットのコンピレーション盤、「'80Sメタル サウンド&ヴィジョン」、入荷しました。

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CD2枚、全30曲、そしてDVDには90分ドキュメンタリー映像が収録されています。

CDのは全曲80年代メタルのカヴァー集となっていて、これは今まで多くのバンドのトリビュート盤ですでに発表されているものからセレクトされていると思われますが、こうしてまとめて聴けるのは実にありがたい企画だと思います。

参加しているのはLAメタル残党組と言える数々おヴォーカリストを中心に、プレイヤーのほとんども有名バンドのメンバーとなっています。

名前を挙げるときりがなく、震えるほど豪華な人達ばかりですが、ガンズ、デフ・レパード、クワイエット・ライオット、ポイズン、ドッケン等々。

彼等がカヴァーするのはAC/DCやAEROSMITH、SCORPIONS、VAN HALEN、BLACK SABBATH等のクラシック・ナンバーの数々となっています。

これだけでもお腹いっぱいになるのですが、DVD映像がこれまた凄い事になっています。

当然字幕は無いのですが、80年代ヘア・メタル、グラム・メタルとは一体何だったのか、当事者達のインタビューと貴重なレア写真を織り交ぜて描かれているドキュメンリーとなっています。

ケヴィン・ダブロウやジェイニー・レイン等のすでに故人となっている人達のインタビューや、アクセル・ローズ、ジャック・ラッセル、スティーヴン・パーシー、スティーヴン・アドラー等の映像も興味深く楽しめます。

ランディ・ローズのパフォーマンス映像も貴重だと思われます。

特に「セックス・ドラッグ・ロックンロール」という視点で追いかけられている編集もユニークで、英語がわかる方であれば、当時の喧騒ぶりが生々しく蘇るのを感じるのではないでしょうか。

日本では「LAメタル」として重要なロック史の一最盛期として記憶されていますが、アメリカで沸き起こった一大ムーヴメントの実態を、このコンピレーションでkなり把握できると思います。

2014年10月 5日 (日)

JOAN JETT&THE BLACKHEARTS UNVARNISHED

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ジョーン・ジェットの最新アルバムで、なんと前作から7年ぶり、ブラックハーツとの共同名義では通算10作目となった、「アンヴァーニッシュド」、入荷しました。

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御年56歳!、まったく変わらぬどころか、ますます若返った気がする痛快なアルバムです。

その象徴となるのがオープニング・ナンバーの「Any Weather」で、だいぶ年下のデイヴ・グロールと共作、しかもデイヴがほとんどの楽器を担当し、二人きりのレコーディングとなっています。

しょっぱなから甘くせつないメロディ、ポップ・パンクとハード・ロックの間をすり抜ける様なドライヴ感、そして貫禄の増した声が炸裂します。

後半までこの爽快感は持続されていき、ラスト・ナンバーでようやくメロウなバラード・ナンバー、「Everybody Needs A Hero」で締めくくられます。

取り立てて新しい事もやっていないし、女性らしい側面を出しているわけでもありません。

ただただ疾走する甘酸っぱいメロディと、ギター・サウンドにひれ伏すしかないのです。

結果40分にも満たないコンパクトな作りが恨めしい程の快作で、とてもオバサン呼ばわりできないカッコ良さに溢れています。

AC/DCやチープ・トリックだって現役で頑張っていますが、この人程のフレッシュ感を保てるでしょうか。

性別を越えた魅力ももちろんですが、生粋のハード・ロッカー、パワー・ポッパーとしてのセンスにまず驚かされます。

一体何を見て、何を食べてきたら、こんな見事なROCKを奏でる事ができるのでしょうか。

2014年10月 4日 (土)

本城未沙子 13TH

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オリジナルは83年作、本城未沙子のセカンド・アルバムとなった、「サーティーンス」、入荷しました。

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前作から半年と間を空けず、引き続き高崎晃プロデュース、LOUDNESSのメンバーが全面バックアップをしています。

本作とほぼ同時期に樋口宗孝プロデュースの元、浜田麻里がデビューを果たし、いよいよジャパメタ界も華やかな装いを纏う事になります。

また当時彼女のバックバンドを務めていたX-RAYの湯浅晋による作曲提供、ヴォーカルの藤本朗がコーラス参加、そして当時カルメン・マキと5Xを率いていたジョージ吾妻も曲提供をしています。

当時はまだ彼女も、そして湯浅晋も17歳という若さに驚かされます。

高崎晃氏が解説で自ら述べている通り、キュートな魅力全開だった前作より格段の上達ぶりが目立ちます。

ラウドネスで試せないポップ展開を、メタル少女に歌わせる事で欲求解消するという面は全く無く、むしろジャパメタ界のトップ・バンドと堂々と渡り合う女性ヴォーカリストとしての力量が伺えます。

甘くソフトな声も立派な個性で、メタリックなリフ全開の中で聴くとクセになる魅力があるのが不思議です。

女の子っぽいポップ・ソングや、安っぽいバラードに逃げる事なく、正統派メタルとして真っ向勝負しているのも好感が持てます。

ジャパメタ黄金時代を予見させる妖しい毒花の香りと、10代の女の子の甘酸っぱい魅力が融合したという点では、浜田麻里とは全く違う個性により一時代を築いたヴォーカリストだと思います。

2014年10月 3日 (金)

GRAHAM BONNET グラハム・ボネット

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オリジナルは77年作、グラハム・ボネットが初ソロ名義としてリリースしたアルバム、「スーパー・ニヒリズム」、入荷しました。

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68年にマーブルスとしてデビューするも、その後はなかなか陽の目を浴びる事が無かった彼が、ソロ・シンガーとしてその才能を知らしめる事となった記念すべき1枚だと思います。

ご存知の様にレインボーのスーパー・ヴォーカリストとして活躍する前は、完全なるポップ・シンガーとして活動していたわけですが、本作ではすでにHR/HM界をやがて驚かすパワフル唱法の片鱗がうかがえます。

WHITESNAKEのミッキー・ムーディーが参加していますが、基本はグラハムのソウルフルなヴォーカルを盛り立てる堅実なポップ・アルバム然としたバック・サウンドとなっています。

ホール&オーツ、アル・グリーン、ボブ・ディラン、そして彼の代表曲ともなったキャロル・キングの「Will You Love Me Tomorrow」 のカヴァーが中心の構成なのですが、唯一のグラハム自身の作となった「Wino Song」が聴きものと言えると思います。

パワー・ポップ・ナンバーとなったこの曲は、後に「Since You Been Gone」を歌う彼の姿を容易に想像させます。

RAINBOW加入前に、なんとあのSWEETのヴォーカリトして誘われていたという話も納得がいくような気もします。

2014年10月 2日 (木)

BILLY SQUIER ENOUGH IS ENOUGH

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ビリー・スクワイアの86年作、通算5作目となったアルバム、「イナフ・イズ・イナフ」、入荷しました。

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80年代も半ばになると、BON JOVI等のハード・ロック勢、ヘア・メタル・バンドのMTVでの隆盛期ともなり、彼の出番もなくなりかけていましたが、生粋のハード・ロッカーとしてのセンスは健在です。

RUSHやQUEENSRYCHとの仕事で有名なピーター・コリンズをプロデュースに迎え、モダンでキャッチーなサウンドに磨きが掛かっています。

かねてから親交のあったQUEENとの繋がりも見られ、前作ではブライアン・メイがゲスト参加していましたが、本作ではフレディ・マーキュリーと「LADY WITH A TENOR SAX」を共作しています。

この曲はQUEENが「THE WORKS」や、あるいは「A KIND OF MAGIC」でやっていてもおかしくない様なナンバーで、まさにフレディが歌う姿が想像できてしまいます。

そのフレディは「LOVE IS THE HERO」でコーラス参加をしていて、シングル・カットもされスマッシュ・ヒットを記録しています。

元々ビリー・スクワイアという人は、洒落たセンスとワイルドな魅力が混合しながら、けっして装飾過多にならないメロディの作り方をしてきた人だと思いますが、本作ではシンセの味付けが多少多めになった感があります。

ただケバケバしいポップ・メタルが群雄割拠していた中では、少し地味なアルバムだったのかもしれません。

それでもハスキーな声と、ツボを押さえたアレンジ、そして適度なメタリック感覚が下敷きとなったメロディ・メイカーぶりは、同時代のソロ・シンガーの中ではピカイチの存在だったと思います。

この人やラヴァーボーイ、古くはフォリナーやチープ・トリック等のベテラン勢がいたからこそ、80年代メタルがお茶の間に浸透していったんだ、と思わせてくれる好盤です。

2014年10月 1日 (水)

ANGEL ON EARTH AS IT IS IN HEAVEN

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オリジナルは77年作、日本では特にその華麗なヴィジュアルと、新世代感覚のハード・ロックが人気だったエンジェルのサード・アルバム、「舞踏への誘い」、入荷しました。

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白装束のグラマラスなルックスからは想像しにくいのですが、彼等のサウンドは元々ツェッペリンや英国プログレの影響が強いブリティッシュ・ハード寄りのものでした。

本作でも一部ツェッペリンばりのリフとパワフルなドラムを軸にして、更にスペイシーなキーボードを絡めた「WHITE LIGHTNING」や「CAN YOU FEEL IT」が、そんな彼等のメタリック気質を感じさせます。

ただこのアルバムから強まったポップ色がやはり目立ち、アメリカン・プログレ・ハードにも繋がる新たな個性が生まれ、ようやく容姿に合った音となった気がします。

ただどこかでドラマチックなハード・ロック、グラマラスなヴィジュアル、そしてプログレッシヴなアレンジ等、メンバー間でサウンド指向がかなりバラけていた気もします。

そんな中で生まれたチープ・トリックの様な親しみやすいメロディも、良い意味で垢抜けないセンスが漂い、それが彼等の人気の限界を象徴していたのかもしれません。

ただ80年代メタルへの布石とも言えるその明快なコンセプトは、もっと評価されるべきだと思います。

一発屋、B級バンドとして揶揄されがちですが、甘く妖しい側面と徹底的にハードな面がミックスされた愛すべきハード・ロック・アルバムだと思います。

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